JP2000194325A - 液晶表示装置及びその信号処理方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその信号処理方法

Info

Publication number
JP2000194325A
JP2000194325A JP37189098A JP37189098A JP2000194325A JP 2000194325 A JP2000194325 A JP 2000194325A JP 37189098 A JP37189098 A JP 37189098A JP 37189098 A JP37189098 A JP 37189098A JP 2000194325 A JP2000194325 A JP 2000194325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal panel
signal
gradation
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37189098A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Iwasaki
信 岩崎
Tatsuhiko Yonekawa
達彦 米川
Takahiro Harada
貴浩 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP37189098A priority Critical patent/JP2000194325A/ja
Publication of JP2000194325A publication Critical patent/JP2000194325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶パネルの使用環境における温度条件に関わ
らず、忠実な階調表現を再現でき、適正な画像表示を実
現することができる液晶表示装置及びその信号処理方法
提供する。 【解決手段】データ線と走査線の各交点に、マトリクス
状に設けられた液晶画素から構成される液晶パネルと、
データ線を介して液晶画素単位の表示データを供給する
データドライバ及び走査線を介して液晶素子単位の動作
電圧を供給する走査ドライバと、アナログ画像信号を入
力とし、アナログ−デジタル変換により所定のビット数
のデジタル信号に変換する入力インターフェース部と、
液晶パネルの表示動作時における温度を検出する温度検
出部30と、検出された温度に基づいて、液晶パネルの
γ特性を線形化するγ補正を行い、デジタル信号を駆動
用信号に変換する駆動制御部40と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置及び
その信号処理方法に関し、特に、階調表示を行う際の画
像の再現性を改善した液晶表示装置及びその信号処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータや携帯情
報機器(以下、情報機器と総称する)の普及が著しい。
このような情報機器には、主に使用者に種々の画像情報
として伝達するための表示手段として、液晶表示装置
(LCD:Liquid Crystal Display)が搭載されてい
る。液晶表示装置は、従来利用されてきたブラウン管
(CRT:Cathode Ray Tube)に比較して、省電力、省
スペース、軽量化が可能という特徴を有しているのに加
え、近年においては画面のちらつきや視野角が大幅に改
善された高画質、大画面のものが開発され、今後の一層
の普及が期待されている。
【0003】液晶表示装置は、以下の構成と機能を有し
ている。従来の液晶表示装置は、図13に示すように、
大別して入力インターフェース部101、駆動制御部1
02、データドライバ103、走査ドライバ104、液
晶パネル105を有して構成されている。入力インター
フェース部101は、R(赤)、G(緑)、B(青)の
各画像信号のアナログ−デジタル(以下、A/Dと記
す)変換や、同期信号の調整、クロック信号の生成等の
処理を行う。なお、A/D変換は、例えばアナログ画像
信号(R、G、B)を各々6ビットデータとすることに
より、中間階調表示が可能となる。また、入力された画
像信号に基づいて、水平及び垂直同期信号や、クロック
信号(CLK)が生成される。駆動制御部102は、入
力インターフェース部101において生成された水平及
び垂直同期信号、クロック信号に基づいて、表示データ
や走査制御信号等のLCD駆動用信号を生成し、データ
ドライバ103及び走査ドライバ104に供給する。な
お、図示を省略したが、駆動制御部102に設けられた
周知の高速化回路、高コントラスト化回路、クロストー
ク軽減回路等により、液晶パネル105における表示画
質の向上を図ることができる。
【0004】ここで、高速化回路は、1画面前の階調デ
ータと、現在の階調データを液晶パネルのそれぞれ同一
の画素において比較し、データに変化があった場合に
は、適当な期間その変化量以上にデータを変換するもの
である。また、高コントラスト化回路は、1画面分のデ
ータを記憶し、走査速度を上げて、そのデータを1垂直
期間に何度も出力することにより、液晶のフレーム応答
特性により、コントラストを向上させるものである。ク
ロストーク回路は、クロストークの原因であるコモン反
転の際に生じるセグメント波形の切り替わりによるスパ
イク波形を、複数の交流化信号により、そのタイミング
の前後に分けて部分的にスパイクが相殺されるようにす
るものである。
【0005】ところで、一般に、アナログ放送等に使用
される映像信号(画像信号)は、CRT等の受像管で忠
実な階調表現を行うために、送信側で画像信号に補正を
施す手法が採用されている。すなわち、CRT等の受像
管の入力信号(印加電圧レベル)に対する輝度(階調レ
ベル)の関係(以下、CRTγ特性という)は、図14
に示すように、非線形特性を有しているため、図15に
示すような補正曲線に基づく非線形信号処理(いわゆ
る、ガンマ補正)を施して、CRT受像管の発光特性を
線形化することにより、CRTで階調表示がリニアに再
生され、階調表現を忠実に行えるようにしている。
【0006】一方、CRTに代わる画像表示手段とし
て、近年急激に普及してきているLCDにおいては、通
常のアナログ映像信号を表示する場合、上述したように
映像信号にCRT用のガンマ補正が施されているため、
液晶パネルのデバイス特性(V−T曲線:以下、LCD
γ特性という)に対応した補正が施されておらず、階調
表現が忠実ではないという問題を有していた。そこで、
従来においては、次のような信号処理方法により、液晶
パネルに表示される画質の劣化を抑制していた。 映像信号に施されたCRT用のγ補正をキャンセル
(逆γ補正という)し、LCD駆動用信号を生成する。 映像信号に施されたCRT用のγ補正をキャンセルし
た後、LCD用のγ補正を施して、LCD駆動用信号を
生成する。 (CRT用のγ補正が施された)映像信号に、さらに
LCD用のγ補正を施して、LCD駆動用信号を生成す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような信号処理方法においては、映像信号に対して予
め設定された補正を施しているにすぎず、液晶パネルの
LCDγ特性に厳密に対応した補正が施されていなかっ
た。すなわち、液晶パネルの使用環境における温度条件
によって、階調表示画質に影響が生じるというLCDγ
特性の温度依存性については何ら考慮されていない。具
体的には、図16に示すように、例えば使用時の温度条
件が25℃の場合と、45℃の場合では、高温になるほ
どLCDγ特性の階調レベル(透過率あるいは輝度レベ
ル)の立ち上がりが鈍くなる傾向を示す。なお、図16
に示したLCDγ特性の温度依存性は、STN(Super
Twisted Nematic)型の液晶表示装置の例である。
【0008】特に、液晶表示装置は、小型、軽量、省電
力という特徴を有しているため、携帯情報機器には必須
の部品となっていることから、屋外で使用される頻度が
高く、据え置き型のCRT型のモニタやテレビジョンに
比較して、経時的に温度差の激しい環境での使用や温度
差のある複数の環境でのそれぞれの使用では、同じ印加
電圧レベルであっても視認される輝度が著しく異なると
いう独自の問題点を有している。なお、従来、液晶表示
装置においては、液晶パネルのしきい値電圧Vthについ
て、温度補償を施す技術を採用したものは知られている
が、LCDγ特性そのものの温度依存に対する補償を施
したものは未だ生産されていない。そこで、本発明は、
液晶パネルの使用環境における温度条件に関わらず、忠
実な階調表現を再現でき、適正な画像表示を実現するこ
とができる液晶表示装置及びその信号処理方法提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液晶表示
装置は、複数のデータ線と走査線の各交点に設けられた
複数の画素から構成される液晶パネルと、アナログ画像
信号を入力とし、アナログ−デジタル変換により所定の
ビット数のデジタル信号に変換する入力インターフェー
ス部と、少なくとも前記液晶パネルの表示動作時におけ
る温度を検出する温度検出部と、前記デジタル信号を、
前記検出された温度に基づく前記液晶パネルの特性に応
じた階調データに変換する駆動制御部と、を備えること
を特徴とする。
【0010】請求項6記載の液晶表示装置の信号処理方
法は、アナログ画像信号をアナログ−デジタル変換によ
り所定のビット数のデジタル信号に変換する処理と、少
なくとも液晶パネルの表示動作時における温度を検出す
る処理と、前記検出された温度に基づいて、前記液晶パ
ネルのγ特性を線形化する補正を施し、該補正されたγ
特性に基づいて、前記デジタル信号を所定の駆動用信号
に変換する処理と、前記駆動用信号に基づいて、前記液
晶パネルに所定の画像を表示する処理と、を含むことを
特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実
施形態の基本構成を示すブロック図である。図1に示す
ように、本実施形態に係る液晶表示装置は、入力インタ
ーフェース部を構成するA/D変換部10及びCRT用
γ補正除去部20と、温度検出部30と、駆動制御部4
0と、液晶表示パネル(図示せず)を備え、駆動制御部
40は、LCD用γ補正部50を有している。液晶表示
パネルは、外面側に偏光板がそれぞれ備え付けられた一
対の基板間に、電界無印加時の配向方向が基板の厚さ方
向に180゜以上にツイストされているSTN液晶が封
入された構造を有している。以下に、各構成について、
図面を参照して順次説明する。なお、本実施形態におい
て、受信される映像信号は、液晶表示装置の図示しない
アンテナから、又は、図示しない入力端子から入力され
たCRT用のγ補正が施されたR、G、Bの各アナログ
画像信号であるものとして説明する。
【0012】(1)A/D変換部10 A/D変換部10は、従来技術において説明したものと
同様に、アナログ画像信号(R、G、B)を周知のA/
D変換回路により、所定ビットのデジタル信号に変換す
る機能を有している。具体的には、アナログ画像信号に
は、図15に示したように、CRT用のγ補正が予め施
されており、これによって、CRTによる画像再生の際
に階調表示が線形性を示すように設定されている。そこ
で、例えば、液晶パネルにより16階調表示を行う場合
には、A/D変換を行う場合、図15に示すように、液
晶パネルへの最小から最大の印加電圧レベルデータを0
〜15に規格化し、1階調に相当する約4.7の印加電
圧レベルデータを階調(輝度)レベル1とし、約7.2
の印加電圧レベルデータを階調レベル2、…というよう
に割り当てる。このような観点から、4ビット16階調
表示を良好に実現するためには、アナログ画像信号を概
ね6ビット以上のデジタル信号に変換することが望まし
い。
【0013】(2)温度検出部30 温度検出部30は、液晶パネルの使用環境における温度
条件を、電気信号として検出するための温度測定手段で
あって、検出された温度情報を駆動制御部に出力する機
能を有している。ここで、温度情報はアナログ信号であ
っても、デジタル信号であってもよい。
【0014】(3)CRT用γ補正除去部20 次に、CRT用γ補正除去部20について、図2及び図
3を参照して説明する。図2は、CRT用γ補正除去部
20の概略構成図であり、図3は、A/D変換後の階調
割り当てテーブルである。CRT用γ補正除去部20
は、図2に示すように、A/D変換部10を構成する各
A/Dコンバータ10a、10b、10cにより6ビッ
トデジタル信号に変換されたR、G、Bの各画像信号に
ついて、予め付加されたCRT用γ補正をキャンセルし
て、4ビットデジタル信号に変換する機能を有してい
る。具体的には、図3に示すように、6ビットデジタル
信号(A/D変換値)を4ビット16階調の各レベルに
対応させるように階調割り当てを行い、図15に示した
CRT用γ補正成分がキャンセルされた4ビットのデジ
タル信号に変換するものである。例えば、6ビット64
レベルのA/D変換値を4ビット16階調レベルに対応
させるように、概ねA/D変換値0〜19を階調レベル
0に割り当て、A/D変換値20〜30を階調レベル1
に割り当て、A/D変換値31〜37を階調レベル2に
割り当てる、…というように割り当て設定を行う。
【0015】(4)LCD用γ補正部50 次に、LCD用γ補正部50について、図4及び図5を
参照して説明する。図4は、温度条件が25℃及び45
℃の場合における、各階調レベル毎の印加電圧レベルデ
ータを示す対応テーブルであり、図5は、温度条件が2
5℃近傍及び45℃近傍の場合における、各階調レベル
毎のCKC比を示す対応テーブルである。LCD用γ補
正部50は、予め異なる温度条件における液晶パネルの
LCDγ特性に基づいて、各温度条件毎にγ補正テーブ
ルを用意しておき、温度検出部30により検出された温
度に対応する補正テーブルに基づいて、LCDγ特性を
補正し、4ビットデジタル信号を駆動用信号に変換する
機能を有している。
【0016】具体的には、STN型の液晶パネルのLC
Dγ特性(V−T曲線)は、図16に示したように、例
えば、階調レベル1に対応する印加電圧レベルは、25
℃では約3.7、45℃では約6.1であり、階調レベ
ル2に対応する印加電圧レベルデータは、25℃では約
4.9、45℃では約7.5、…というように温度に依
存して変化傾向が異なる。このような変化傾向に基づい
て、各階調レベル毎に印加電圧レベルデータを抽出する
と、図4に示すように、温度条件が25℃及び45℃の
場合における、各階調レベル毎の印加電圧レベルデータ
を示す対応テーブルが得られる。
【0017】ところで、STN型液晶表示装置は、液晶
画素への印加電圧によって色調、輝度(反射型の場合は
出射率)が変化する特徴を有しているため、同じ色調で
輝度階調表示を実現する場合には、パルス幅の制御によ
り輝度を制御する手法の方が好ましい。すなわち、液晶
パネルに供給される駆動用信号の電圧により色調が制御
され、パルス幅により輝度階調が制御されるパルス幅階
調制御方式を採用し、図4で対応付けられた印加電圧レ
ベルデータを、次式を用いて256段階の相対的な比に
することにより、図5に示すように、温度条件が25℃
及び45℃の場合における、各階調レベル毎の信号波形
(パルス幅)を規定するCKC比の対応テーブルが得ら
れる。
【0018】
【数1】
【0019】ここで、階調レベルは0〜15の16階調
であり、また、駆動信号は振幅が一定であり、駆動用信
号の1サイクル分のパルス数は255パルスとし、最低
輝度階調レベル0のパルス数を0とし、最高輝度階調レ
ベル15のパルス数を255と設定して計算した。次
に、LCD用γ補正部50の具体的な回路構成につい
て、図6を参照して説明する。図6は、上述したLCD
用γ補正部50の機能を実現するための回路構成例であ
る。LCD用γ補正部50は、図6に示すように、クロ
ック信号を計数するカウンタ51と、温度検出部30に
より検出された温度条件に対応して生成される選択信号
SELにより選択され、カウンタ出力の所定のタイミン
グで各階調レベルに対応する印加電圧レベルデータを示
す論理値を出力する25℃用デコーダ52及び45℃用
デコーダ53と、各デコーダからの出力に基づいて駆動
用信号のパルス幅を設定制御するパルス幅制御信号(C
KC)を出力する論理回路部とを備え、論理回路部は、
インバータ54、NORゲート55及びフリップフロッ
プ56とを有している。ここで、25℃用デコーダ52
及び45℃用デコーダ53は、図4に示した各階調レベ
ルに対応する印加電圧レベルデータが参照される対応テ
ーブルに相当する演算処理を行い、論理回路部は、図5
に示した各階調レベルに対応するCKC比が参照される
対応テーブルに相当する演算処理を行う。選択信号SE
Lは、温度検出部30で検出された温度データに基づき
25℃用デコーダ52及び45℃用デコーダ53のう
ち、より良好な階調表示ができる方を選択するために駆
動制御部40が生成する2値パルスである。
【0020】次に、上述した液晶表示装置の動作につい
て説明する。まず、アナログ画像信号(R、G、B)が
入力されると、A/D変換部10により、例えば6ビッ
トのデジタル信号に変換される。次いで、CRT用γ補
正除去部20により、予めアナログ画像信号に施されて
いるCRT用のγ補正をキャンセルする。このとき、液
晶パネルにおいて実行する輝度階調表示の階調数に対応
するビット数に変換する。すなわち、16階調表示を実
行する場合には、4ビットデジタル信号に変換され、駆
動制御部40に供給される。一方、温度検出部30によ
り、液晶パネルの表示動作時における温度を検出して、
温度情報を駆動制御部40に供給する。次いで、駆動制
御部40内に設けられたLCD用γ補正部50により、
4ビットのデジタル信号を階調表示に用いられる階調レ
ベルに対応して割り当てるとともに、異なる温度条件毎
に予め用意した液晶パネルのLCDγ特性から温度情報
に対応するLCDγ特性を選択して補正を施し、さら
に、割り当てられた階調レベルに対応するパルス幅制御
信号(CKC)を抽出して駆動用信号を生成し、データ
ドライバ及び走査ドライバに供給する。
【0021】このように、本実施形態によれば、アナロ
グ画像信号に施されたCRT用γ補正をキャンセルし、
さらに、LCDγ特性に対応するγ補正に施し、その補
正値に対して温度補償を施すことにより、温度依存性を
考慮した適正なCKC比を得ることができるため、階調
レベルに対応した所定のパルス幅(波形)を有する駆動
用信号を生成することができ、階調表示における画質の
劣化を抑制して良好な画像表示を再生することができ
る。
【0022】ところで、上述した実施形態においては、
入力信号としてCRT用にγ補正されたアナログ画像信
号としたが、CRT用のγ補正が施されていない画像信
号を入力とする場合には、A/D変換後のCRT用γ補
正除去処理、すなわち階調割り当てが省略される。した
がって、A/D変換時に液晶パネルにおいて実行される
階調数(階調レベル)に対応したビット数(例えば、1
6階調の場合には4ビット)を有するデジタル信号に変
換し、図16に示したLCDγ特性曲線、及び、図4に
示した対応テーブルに基づいて抽出される印加電圧レベ
ルデータ(駆動用信号の電圧レベルデータ)をパルス幅
データに変換して、データドライバ及び走査ドライバに
供給することにより、使用環境の温度条件に応じて、階
調レベルに対応したパルス幅の印加電圧を有する駆動用
信号を生成することができるため、階調表示における画
質の劣化を抑制して良好な画像表示を再生することがで
きる。
【0023】なお、本実施形態においては、STN型液
晶表示装置を採用した場合の2種類(25℃、45℃)
の温度条件における印加電圧特性(図16)に基づいて
CKC比を算出する例を示したが、さらに多種類の温度
条件における特性を予めテーブル化するとともに、温度
検出部30からの温度情報を細分化して判別することに
より幅広い使用条件において、一層適正な階調表示を実
現することができる。また、本実施形態における階調割
り当てや、CKC比に適用した数値は一例であって、再
生画像の用途や目的、液晶パネルのLCDγ特性や駆動
duty比等に基づいて適宜変更してもよいことは言うまで
もない。さらに、本実施形態に示したSTN型液晶表示
装置に限定されるものではなく、TN型や垂直配向型等
の他の液晶表示装置であってもよく、要するに、LCD
γ特性の温度依存性が大きい表示素子であれば、上記と
同等の駆動制御方法により同様の効果を得ることができ
る。またCKC比によるパルス幅で階調を制御したが、
液晶によってはパルス高で階調制御することもでき、各
画素にスイッチング素子としてTFTを設けてアクティ
ブ駆動を行ってもよい。
【0024】次に、本発明の第2の実施形態について、
図面を参照して説明する。図7は、本発明に係る液晶表
示装置の第2の実施形態を示すブロック図である。上述
した第1の実施形態においては、異なる温度条件におけ
るCKC比を有する対応テーブルを用意し、A/D変換
後のデジタル信号を階調割り当てし、さらに、検出され
た温度に応じて対応テーブルを選択する手法を示した
が、本実施形態においては、検出された温度に応じてA
/D変換後の階調割り当てのみを変更し、CKC比を等
間隔のままLCDγ特性の補正を行うことを特徴とす
る。図7に示すように、本実施形態に係る液晶表示装置
は、入力インターフェース部を構成するA/D変換部1
0及びCRT用γ補正除去部20と、温度検出部30
と、駆動制御部40とを有して構成されている。各構成
について順次説明する。
【0025】(1)A/D変換部10 A/D変換部10は、R、G、Bの各アナログ画像信号
を所定ビットのデジタル信号に変換する機能を有してい
るが、特に、液晶パネルにより実現される階調表示数に
対応したビット数のデジタル信号に変換する。したがっ
て、16階調表示を行う場合には、4ビットのデジタル
信号に変換される。 (2)温度検出部30 温度検出部30は、上述した実施形態と同等の機能を有
しているため、説明を省略する。
【0026】(3)CRT用γ補正除去部20 次に、CRT用γ補正除去部20について、図8及び図
9を参照して説明する。図8は、CRT用γ補正除去部
20の概略構成図であり、図9は、A/D変換後の階調
割り当てテーブルであり、図10は、放送信号の階調レ
ベルに対する透過率(輝度)/出力階調の関係を示す特
性図である。CRT用γ補正除去部20は、図8に示す
ように、A/D変換部10を構成する各A/Dコンバー
タ10a、10b、10cにより4ビットデジタル信号
に変換されたR、G、Bの各画像信号について、予め付
加されたCRT用γ補正をキャンセルするとともに、温
度検出部30により検出された温度に基づいて、デジタ
ル信号の階調割り当てを変更設定する機能を有してい
る。具体的には、図9に示すように、A/D変換された
4ビットデジタル信号を16階調の各レベルに対応させ
るように階調割り当てを行うが、ここで、検出された温
度に対応してLCDγ特性を補正するような階調割り当
てを設定する。すなわち、CRT用γ補正が付加された
4ビットデジタル信号の最低輝度信号を0、最高輝度信
号を15として、その中間階調を単純に等間隔で、2、
3、4、…と割り当て設定し、これを単純にパルス幅に
変換すると、無補正時の回路出力階調が求まり、輝度に
変換すると、無補正時のLCDのの輝度が求まる。
【0027】一方、図10に示すように、予め異なる温
度条件(25℃、45℃)における、階調レベルに対す
る透過率(輝度)/出力階調の関係を把握して、この関
係に基づいて、図9に示すように、各階調レベルと各温
度条件における階調及び輝度を対応付け、階調割り当て
における温度補償を規定する。そして、温度検出回路3
0において、予め用意された対応テーブル(図9)の温
度条件25℃と45℃との中間である35℃をしきい値
温度に設定して、このしきい値よりも検出温度が高い場
合には"High"の温度情報を、また、しきい値よりも検出
温度が低い場合には"Low"の温度情報を、CRT用γ補
正除去部に出力して25℃あるいは45℃の対応テーブ
ルを選択することにより、無修正時の回路出力階調の数
値を25℃の回路出力階調又は45℃の回路出力階調に
代えて駆動制御部に出力する。例えば、検出された温度
が30℃の場合、温度検出部30からは“Low”の温度
情報が出力され、図9に示した対応テーブルにおける2
5℃の回路出力階調が参照され、階調レベル0では出力
階調0、階調レベル1では出力階調4、階調レベル2で
は出力階調5、…が駆動制御部40に出力される。
【0028】(4)駆動制御部40 駆動制御部40は、等間隔のCKC比を有し、上述した
CRT用γ補正除去部から出力される、温度条件に対応
した回路出力階調の数値の比に応じて、CKC比を変換
して所定のパルス幅を有する駆動用信号を生成する機能
を有している。具体的には、検出された温度に応じて、
対応テーブルから参照、抽出された出力階調の数値を一
定のCKC比に乗じることにより、各階調レベルにおけ
るパルス幅を決定し、駆動用信号を生成、出力する。し
たがって、このような構成を有する本実施形態によれ
ば、A/D変換部10及びCRT用γ補正除去部20に
おいて、デジタル信号の階調割り当て、及び、温度補償
を実現することができるため、駆動制御部40におい
て、CKC比を調整、変更する処理を必要とせず、信号
処理及び回路構成を簡略化することができる。
【0029】次に、本発明の第3の実施形態について、
図面を参照して説明する。図11は、本発明に係る液晶
表示装置の第3の実施形態を示すブロック図である。上
述した第1及び第2の実施形態においては、A/D変換
後のCRT用γ補正除去処理の際に、階調割り当てを行
う手法を示したが、本実施形態においては、A/D変換
時には補正(階調割り当て)を施さず、LCDγ特性曲
線に基づいて設定されるCKC比のみを用いて、LCD
用のγ補正を温度補償することを特徴とする。図11に
示すように、本実施形態に係る液晶表示装置は、入力イ
ンターフェース部を構成するA/D変換部10と、温度
検出部30と、LCD用γ補正部50を備えた駆動制御
部40とを有して構成されている。各構成について順次
説明する。
【0030】(1)A/D変換部10 A/D変換部10は、第2の実施形態に示した構成と同
様に、R、G、Bの各アナログ画像信号を所定ビットの
デジタル信号に変換する機能を有しているが、特に、液
晶パネルにより実現される階調表示数に対応したビット
数のデジタル信号に変換する。したがって、16階調表
示を行う場合には、4ビットのデジタル信号に変換され
る。 (2)温度検出部30 温度検出部30は、上述した実施形態と同等の機能を有
しているため、説明を省略する。
【0031】(3)LCD用γ補正部50 LCD用γ補正部50は、第1の実施形態に示した構成
と同様に、予め異なる温度条件における液晶パネルのL
CDγ特性に基づいて、各温度条件毎に階調レベルとC
KC比との対応テーブルを用意しておき、温度検出部3
0により検出された温度に対応する補正テーブルに基づ
いて、A/D変換部10から出力される4ビットデジタ
ル信号を駆動用信号に変換する機能を有している。具体
的には、16階調に対応する4ビットのデジタル信号が
入力されると、図5に示したような、各温度条件におけ
る液晶パネルのLCDγ特性に最適となるCKC比を算
出した対応テーブルを予め用意しておき、温度検出部3
0により検出された温度に対応するテーブルを選択、参
照して、CKC比に応じたパルス幅を有する駆動用信号
に変換する。したがって、このような構成を有する本実
施形態によれば、駆動制御部40のLCD用γ補正部5
0において、デジタル信号の階調レベルとCKC比の関
係のみに基づいて、デジタル信号のLCD用γ補正、及
び、温度補償を実現することができるため、階調割り当
て処理を必要とせず、信号処理及び回路構成を簡略化す
ることができる。
【0032】なお、上述した各実施形態においては、上
述した回路構成に加え、図示を省略した高速化回路や高
コントラスト化回路、クロストーク軽減回路を備えるこ
とにより、表示画像の一層の高画質化を実現することが
できる。この場合、各回路を有効に機能させるために
は、より早いクロック信号を必要とするうえ、これらの
回路に付随するデータバスの本数増加、高速化用及び高
コントラスト化用メモリの増設を必要とし、部品類の実
装面積が増大し、回路規模の大型化を招く。そこで、図
12に示すように、上述した各実施形態の回路構成とと
もに、高速化回路、高コントラスト化回路及びクロスト
ーク軽減回路を駆動制御部102に組み込み、メモリ1
07等の周辺回路を単一のチップ110上に搭載するこ
とにより、液晶表示装置の小型化を図ることができると
ともに、データバスや制御信号の引き回しを抑制し、電
源へのノイズ混入や、信号波形のなまり、輻射ノイズの
影響を減らすことができる。なお、1チップ化する構成
において、アナログ系回路とデジタル系回路では、電源
は別個に設けられることが一般的であるため、例えばA
/D変換部をチップ外に設ける構成としてもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1又は6記載の発明によれば、イ
ンターフェース部によりアナログ画像信号をA/D変換
して所定のビット数のデジタル信号に変換するととも
に、温度検出部により液晶パネルの表示動作時における
温度を検出し、駆動制御部によりデジタル信号を、検出
された温度に基づく前記液晶パネルの特性に応じた階調
データに変換することができるため、LCDパネルの温
度依存性に対応した補正を施すことができ、液晶パネル
において階調表示を行う場合に、温度条件に関わらず忠
実な階調表現を行なうことができる。請求項2又は7記
載の発明によれば、デジタル信号を駆動用信号に変換す
る処理は、入力インターフェース部により異なる温度条
件における液晶パネルのγ特性と液晶パネルの階調表示
に用いられる階調レベルとを対応付けたテーブルを参照
して、階調レベルに対応してデジタル信号を割り当て、
駆動制御部により検出された温度に基づいて液晶パネル
のγ特性を線形化する補正を施し、階調レベルに対応す
るパルス幅を有する駆動用信号を生成することができる
ため、予め用意された複数の温度条件における対応テー
ブルを選択、参照する簡易な処理でγ補正の温度補償を
行うことができ、階調分解能を損なうことなく、表示動
作時の温度条件に関わらず、適正な画像表示を再生する
ことができる。
【0034】請求項3又は8記載の発明によれば、デジ
タル信号を駆動用信号に変換する処理は、入力インター
フェース部により異なる温度条件における液晶パネルの
γ特性と液晶パネルの階調表示に用いられる階調レベル
とを対応付けたテーブルを参照して、階調レベルに対応
して設定されるデジタル信号の割り当てを、検出された
温度に基づいて液晶パネルのγ特性を線形化するように
変更することができるため、入力インターフェース部に
おいてデジタル信号の階調割り当て、及び、温度補償を
実現することができ、駆動制御部において温度補償のた
めの処理を必要とせず、信号処理及び回路構成を簡略化
することができる。請求項4又は9記載の発明によれ
ば、デジタル信号を駆動用信号に変換する処理は、駆動
制御部により異なる温度条件における液晶パネルのγ特
性と液晶パネルの階調表示に用いられる階調レベルとを
対応付けたテーブルを参照して、検出された温度に基づ
いて液晶パネルのγ特性を線形化する補正を施し、階調
レベルに対応するパルス幅を有する駆動用信号を生成す
ることができるため、駆動制御部においてデジタル信号
のLCD用γ補正、及び、温度補償を実現することがで
きるため、入力インターフェース部において階調割り当
て処理を必要とせず、信号処理及び回路構成を簡略化す
ることができる。請求項5又は10記載の発明によれ
ば、入力されるアナログ画像信号は、予めブラウン管用
のγ補正が施された映像信号であって、A/D変換によ
りデジタル信号に変換した後、アナログ画像信号に施さ
れたブラウン管用のγ補正を除去することができるた
め、通常のCRT用γ補正が施された放送信号を受信し
て液晶パネルにおいて階調表示を行う場合であっても、
温度条件に関わらず忠実な階調表現を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の基本構成を示すブロック図で
ある。
【図2】CRT用γ補正除去部20の概略構成図であ
る。
【図3】A/D変換後の階調割り当てテーブルである。
【図4】階調レベル毎の印加電圧レベルを示す対応テー
ブルである。
【図5】階調レベル毎のCKC比を示す対応テーブルで
ある。
【図6】LCD用γ補正部50の回路構成例である。
【図7】第2の実施形態を示すブロック図である。
【図8】CRT用γ補正除去部20の概略構成図であ
る。
【図9】A/D変換後の階調割り当てテーブルである。
【図10】放送信号の階調レベルに対する透過率(輝
度)/出力階調の関係を示す特性図である。
【図11】第3の実施形態を示すブロック図である。
【図12】本発明の構成を1チップ化した構成例であ
る。
【図13】従来の液晶表示装置の回路構成例である。
【図14】CRT等の受像管の入力信号に対する輝度の
特性図である。
【図15】CRT用のγ補正曲線である。
【図16】液晶パネルのLCDγ特性曲線である。
【符号の説明】
10 A/D変換部 20 CRT用γ補正除去部 30 温度検出部 40 駆動制御部 50 LCD用γ補正部 51 カウンタ 52 25℃用デコーダ 53 45℃用デコーダ 54 インバータ 55 NORゲート 56 フリップフロップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 670 G09G 3/20 670L H04N 9/69 H04N 9/69 // H04N 5/202 5/202 (72)発明者 原田 貴浩 東京都八王子市石川町2951番地の5 カシ オ計算機株式会社八王子研究所内 Fターム(参考) 2H093 NA07 NA51 NA62 NC21 NC24 NC49 NC57 ND02 ND06 NF13 5C006 AA01 AA15 AA22 AF46 AF52 AF81 BB11 BC03 BC12 BF02 BF06 BF22 BF24 BF26 BF27 BF38 BF43 FA19 FA56 5C021 PA80 PA85 RB00 XA34 5C066 AA03 BA20 CA08 EC05 GA01 KA12 KE09 KE19 KM13 KP02 5C080 AA10 BB05 CC03 DD03 DD20 EE29 EE30 FF09 GG08 JJ02 JJ05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ線と走査線の各交点に設け
    られた複数の画素から構成される液晶パネルと、 アナログ画像信号を入力とし、アナログ−デジタル変換
    により所定のビット数のデジタル信号に変換する入力イ
    ンターフェース部と、 少なくとも前記液晶パネルの表示動作時における温度を
    検出する温度検出部と、 前記デジタル信号を、前記検出された温度に基づく前記
    液晶パネルの特性に応じた階調データに変換する駆動制
    御部と、を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記入力インターフェース部は、予め異
    なる温度条件における前記液晶パネルのγ特性と前記液
    晶パネルの階調表示に用いられる階調レベルとを対応付
    けたテーブルを有し、前記階調レベルに対応して前記デ
    ジタル信号を割り当て、 前記駆動制御部は、前記温度検出手段により検出された
    温度に基づいて前記液晶パネルのγ特性を線形化する補
    正を施し、前記階調レベルに対応するパルス数を抽出す
    ることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記入力インターフェース部は、予め異
    なる温度条件における前記液晶パネルのγ特性と前記液
    晶パネルの階調表示に用いられる階調レベルとを対応付
    けたテーブルを有し、前記階調レベルに対応して設定さ
    れる前記デジタル信号の割り当てを、前記温度検出手段
    により検出された温度に基づいて、前記液晶パネルのγ
    特性を線形化するように変更し、 前記駆動制御部は、前記液晶パネルのγ特性に基づい
    て、前記デジタル信号を変換することを特徴とする請求
    項1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動制御部は、予め異なる温度条件
    における前記液晶パネルのγ特性と前記液晶パネルの階
    調表示に用いられる階調レベルとを対応付けたテーブル
    を有し、前記温度検出手段により検出された温度に基づ
    いて、前記液晶パネルのγ特性を線形化する補正を施
    し、前記階調レベルに対応するパルス数を抽出すること
    を特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記アナログ画像信号は、予めブラウン
    管用のγ補正が施された映像信号であって、 前記入力インターフェース部は、前記デジタル変換され
    た前記アナログ画像信号に施された前記ブラウン管用の
    γ補正を除去して、前記駆動制御部に出力することを特
    徴とする請求項1、2、3又は4記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 アナログ画像信号をアナログ−デジタル
    変換により所定のビット数のデジタル信号に変換する処
    理と、 少なくとも液晶パネルの表示動作時における温度を検出
    する処理と、 前記検出された温度に基づいて、前記液晶パネルのγ特
    性を線形化する補正を施し、該補正されたγ特性に基づ
    いて、前記デジタル信号を所定の駆動用信号に変換する
    処理と、 前記駆動用信号に基づいて、前記液晶パネルに所定の画
    像を表示する処理と、を含むことを特徴とする液晶表示
    装置の信号処理方法。
  7. 【請求項7】 前記デジタル信号を駆動用信号に変換す
    る処理は、異なる温度条件における前記液晶パネルのγ
    特性と前記液晶パネルの階調表示に用いられる階調レベ
    ルとを対応付けたテーブルを参照することにより、前記
    階調レベルに対応して前記デジタル信号を割り当てると
    ともに、前記検出された温度に基づいて前記液晶パネル
    のγ特性を線形化する補正を施し、該補正されたγ特性
    に基づいて前記階調レベルに対応するパルス数を算出
    し、所定のパルス幅の前記駆動用信号を生成することを
    特徴とする請求項6記載の液晶表示装置の信号処理方
    法。
  8. 【請求項8】 前記デジタル信号を駆動用信号に変換す
    る処理は、異なる温度条件における前記液晶パネルのγ
    特性と前記液晶パネルの階調表示に用いられる階調レベ
    ルとを対応付けたテーブルを参照することにより、前記
    階調レベルに対応して設定される前記デジタル信号の割
    り当てを、前記検出された温度に基づいて前記液晶パネ
    ルのγ特性を線形化するように変更し、該変更された割
    り当てに基づいて前記デジタル信号を前記駆動用信号に
    変換することを特徴とする請求項6記載の液晶表示装置
    の信号処理方法。
  9. 【請求項9】 前記デジタル信号を駆動用信号に変換す
    る処理は、異なる温度条件における前記液晶パネルのγ
    特性と前記液晶パネルの階調表示に用いられる階調レベ
    ルとを対応付けたテーブルを参照することにより、前記
    検出された温度に基づいて前記液晶パネルのγ特性を線
    形化する補正を施し、該補正されたγ特性に基づいて前
    記階調レベルに対応するパルス数を算出し、所定のパル
    ス幅の前記駆動用信号を生成することを特徴とする請求
    項6記載の液晶表示装置の信号処理方法。
  10. 【請求項10】 前記アナログ画像信号は、予めブラウ
    ン管用のγ補正が施された映像信号であって、 前記アナログ−デジタル変換によりデジタル信号に変換
    した後、前記アナログ画像信号に施された前記ブラウン
    管用のγ補正を除去する処理を含むことを特徴とする請
    求項6、7、8又は9記載の液晶表示装置の信号処理方
    法。
JP37189098A 1998-12-28 1998-12-28 液晶表示装置及びその信号処理方法 Pending JP2000194325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37189098A JP2000194325A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 液晶表示装置及びその信号処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37189098A JP2000194325A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 液晶表示装置及びその信号処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000194325A true JP2000194325A (ja) 2000-07-14

Family

ID=18499481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37189098A Pending JP2000194325A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 液晶表示装置及びその信号処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000194325A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003015612A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Nec Corp 液晶ディスプレイの駆動方法、液晶表示装置及びモニタ
KR100802541B1 (ko) 2006-05-17 2008-02-13 주식회사 대우일렉트로닉스 영상표시장치의 영상처리방법
US7345668B2 (en) 2003-07-31 2008-03-18 Seiko Epson Corporation Method of driving liquid crystal panel, liquid crystal device, and electronic apparatus
JP2008532084A (ja) * 2005-03-02 2008-08-14 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ アクティブマトリックスディスプレイ装置及びその駆動方法
WO2009057399A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Kyocera Corporation 画像表示装置、画像表示装置の駆動方法
JP4846786B2 (ja) * 2006-03-29 2011-12-28 富士通株式会社 液晶表示素子及びそれを備えた電子ペーパー並びに画像処理方法
CN104597645A (zh) * 2014-10-29 2015-05-06 上海天马微电子有限公司 阵列基板、显示面板及显示装置
JP2017032677A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 シャープ株式会社 液晶表示装置およびテレビジョン装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003015612A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Nec Corp 液晶ディスプレイの駆動方法、液晶表示装置及びモニタ
US7345668B2 (en) 2003-07-31 2008-03-18 Seiko Epson Corporation Method of driving liquid crystal panel, liquid crystal device, and electronic apparatus
JP2008532084A (ja) * 2005-03-02 2008-08-14 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ アクティブマトリックスディスプレイ装置及びその駆動方法
US8780142B2 (en) 2005-03-02 2014-07-15 Innolux Corporation Active matrix display devices and methods of driving the same
JP4846786B2 (ja) * 2006-03-29 2011-12-28 富士通株式会社 液晶表示素子及びそれを備えた電子ペーパー並びに画像処理方法
KR100802541B1 (ko) 2006-05-17 2008-02-13 주식회사 대우일렉트로닉스 영상표시장치의 영상처리방법
WO2009057399A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Kyocera Corporation 画像表示装置、画像表示装置の駆動方法
CN104597645A (zh) * 2014-10-29 2015-05-06 上海天马微电子有限公司 阵列基板、显示面板及显示装置
JP2017032677A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 シャープ株式会社 液晶表示装置およびテレビジョン装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7176867B2 (en) Liquid crystal display and driving method thereof
KR100397915B1 (ko) 화상처리장치 및 그것을 이용한 화상표시장치
US7148869B2 (en) Driving circuit of a liquid crystal display and relating driving method
JPWO2006098148A1 (ja) 表示装置,液晶モニター,液晶テレビジョン受像機および表示方法
JP2002333863A (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
US20090096819A1 (en) Driving circuit apparatus
KR100457281B1 (ko) 플라즈마 디스플레이장치 및 표시방법
JP4824206B2 (ja) 表示データ処理回路及び液晶表示装置
JP4588754B2 (ja) 表示装置およびテレビジョン受像機
US20080079674A1 (en) Display device and method for driving the same
KR100235591B1 (ko) 다계조 처리장치
KR19980082888A (ko) 다계조처리장치
JP2000194325A (ja) 液晶表示装置及びその信号処理方法
CN113808550B (zh) 可应用于在显示模块中进行亮度增强的设备
JP2004020657A (ja) 液晶表示装置、及び該液晶表示装置における液晶パネルの駆動方法
JP2009058684A (ja) 液晶表示装置
US6801179B2 (en) Liquid crystal display device having inversion flicker compensation
JPH06350943A (ja) 画像処理回路
EP1538595B1 (en) Driving circuit of a liquid crystal display and driving method thereof
JPH05216430A (ja) データドライバ
JP2001282190A (ja) 液晶表示装置、媒体および情報集合体
KR101263510B1 (ko) 감마 보정 가능한 액정 표시 장치
US20040227712A1 (en) Image processing method, image processing apparatus, and liquid crystal display using same
JP2004045702A (ja) 液晶表示装置
JP2004120366A (ja) 画像処理装置、および画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050809

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050905

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20051104

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051222