JP2000193678A - 衝撃圧力センサ及び衝撃センサ - Google Patents

衝撃圧力センサ及び衝撃センサ

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JP2000193678A
JP2000193678A JP37200198A JP37200198A JP2000193678A JP 2000193678 A JP2000193678 A JP 2000193678A JP 37200198 A JP37200198 A JP 37200198A JP 37200198 A JP37200198 A JP 37200198A JP 2000193678 A JP2000193678 A JP 2000193678A
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sensor body
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JP37200198A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Obayashi
義昭 大林
Naoya Takehara
直也 竹原
Keiji Mine
啓治 峯
Seisaku Hirai
誠作 平井
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Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充電型電池の内部に納めることができる程度
の大きさで、組立容易な衝撃圧力センサと衝撃センサと
する。 【構成】 凹部11が形成されたセンサ本体10と、導
体部12を備え前記センサ本体の凹部11内に支持され
た破砕板20と、前記センサ本体10に設けられ、前記
破砕板20の導体部21と電気的に接続された一対の電
極部30と、当該破砕板20との間に所定の空間を有し
て前記センサ本体10に取り付けられ、前記凹部11を
密閉するフィルム40と、このフィルム40と前記破砕
板20との間の空間にセットされたおもり50とを備え
ており、所定値以上の衝撃や圧力が加わると前記おもり
50が破砕板20を破砕するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、リチウム
イオン電池やコンデンサー等の内部圧力の加わる電子部
品に設定値以上の圧力や衝撃が加わった場合に電流を遮
断する衝撃圧力センサと、自動車のエアバッグ等に用い
れられ、設定値以上の衝撃が加わった場合に電流を遮断
する衝撃圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、携帯電話やビデオカメラ等の
電子機器には、鉛蓄電池やニッケルカドミウム電池など
の充電型電池が数多く用いられている。これら各種の充
電型電池は、例えば、電子機器の故障や誤使用によって
過充電状態や短絡状態になると、電池内部が加熱され、
電解液が分解されてガスが発生し、電池内圧が上昇し、
爆発してしまう場合があった。このため、これらの充電
型電池には、各種の保護デバイスが備えられている。
【0003】例えば、実開昭64−38764号公報に
は、負極あるいは正極の金属集電体と出力端子とを電気
的に接続する平板状をした金属製の集電リードに、円状
や楕円状の穿孔を設け、当該穿孔箇所近傍をフッ素系樹
脂で被覆した保護デバイスが開示されている。
【0004】当該保護デバイスにあっては、集電リード
は前記穿孔箇所においてリード幅が狭くなっており、高
まった電池内圧により切断され易くなっている。と共に
当該穿孔箇所近傍はフッ素系樹脂で被覆されているた
め、電解液による腐食を防ぐことができ、保護デバイス
の誤動作を防止している。
【0005】また、特開平6−36752号公報には、
電池上部を塞ぐ封口体を放圧用の孔を設け、封口体の外
側に、当該孔に対応して弁膜が形成された薄膜を設けた
保護デバイスが開示されている。当該保護デバイスにあ
っては、一定厚さの弁膜や薄膜を得ることができるの
で、安定した動作圧を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
64−38764号公報に開示された保護デバイスにあ
っては、切断される穿孔箇所近傍がフッ素系樹脂で被覆
されているため、所定の動作圧に調整するのが困難であ
り、充電型電池が小型化するにつれ、狭幅のリード幅に
所定の大きさの穿孔を開設することが困難になるという
問題点があった。さらに、この保護デバイスは、集電リ
ードが機械的に破断されることにより動作するものであ
り、動作圧が比較的大きなものにならざるを得ず、安全
に動作させることも困難であった。
【0007】また、特開平6−36752号公報に開示
された保護デバイスにあっては、封口体に開口された孔
に弁膜と薄膜の2枚の膜を設ける必要があり、複雑な構
造となっている。このため、充電型電池が小型化するに
つれ、保護デバイスの作製が著しく困難なものとなって
いた。さらに、弁膜が外部に露出された状態であるた
め、外部からの要因によって誤動作を生じることがあ
り、作動時には内部の電解液が放出されるおそれがあっ
た。
【0008】また、これらの保護デバイスは、上述した
ように圧力の上昇には対処することができるが、ある一
定以上の衝撃を受けた場合に、電流を遮断するようには
構成されていない。このためには、別種のセンサを用い
ていたのである。
【0009】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、充電型電池の内部に納めることができる程度の大き
さで、組立容易な衝撃圧力センサと衝撃センサとを提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る衝撃圧力セ
ンサには、凹部が形成されたセンサ本体と、導体部を備
え前記センサ本体の凹部内に支持された破砕板と、前記
センサ本体に設けられ、前記破砕板の導体部と電気的に
接続された一対の電極部と、当該破砕板との間に所定の
空間を有して前記センサ本体に取り付けられ、前記凹部
を密閉するフィルムと、このフィルムと前記破砕板との
間の空間にセットされたおもりとを備えており、所定値
以上の衝撃や圧力が加わると前記おもりが破砕板を破砕
するものがある。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る衝撃圧力センサの概略的断面図、図2は本発明の
第1の実施の形態に係る衝撃圧力センサの概略的分解斜
視図、図3は本発明の第1の実施の形態に係る衝撃圧力
センサに用いられる破砕板の概略的底面図、図4は本発
明の第1の実施の形態に係る衝撃圧力センサを用いた充
電型電池の概略的部分断面図である。
【0012】また、図5は本発明の第2の実施の形態に
係る衝撃圧力センサの概略的断面図、図6は本発明の第
3の実施の形態に係る衝撃圧力センサの概略的断面図、
図7は本発明の第4の実施の形態に係る衝撃圧力センサ
の概略的断面図、図8は本発明の第5の実施の形態に係
る衝撃圧力センサの概略的断面図、図9は本発明の第6
の実施の形態に係る衝撃圧力センサの概略的断面図、図
10は本発明の第7の実施の形態に係る衝撃圧力センサ
の概略的断面図である。
【0013】さらに、図11は本発明の第8の実施の形
態に係る衝撃圧力センサの概略的断面図、図12は本発
明の第9の実施の形態に係る衝撃圧力センサの概略的断
面図、図13は本発明の第10の実施の形態に係る衝撃
圧力センサの概略的断面図、図14は本発明の第11の
実施の形態に係る衝撃圧力センサの概略的断面図、図1
5は本発明の第12の実施の形態に係る衝撃圧力センサ
の概略的断面図である。
【0014】また、図16は本発明の第13の実施の形
態に係る衝撃センサの概略的断面図、図17は本発明の
第14の実施の形態に係る衝撃センサの概略的断面図で
ある。
【0015】図1に示す衝撃圧力センサAは、センサ本
体10と、導体部21を備えた破砕板20と、前記導体
部21と接触する一対の電極部30と、センサ本体10
の凹部11を密閉するためのフィルム40とを具備して
いる。
【0016】前記センサ本体10は、内側に凹部11が
形成された略ます状をしている。凹部11の対向する側
面には、破砕板20を両持ち状に支持する支持部12が
形成されている。従って、センサ本体10は、支持部1
2に支持された破砕板20によって凹部11をほぼ蓋が
される構造となっている。しかも、この支持部12は、
支持部12に支持された破砕板20の上面が、圧力調整
容器10の上面より低い位置にあるように設定される。
【0017】当該センサ本体10は、例えばセラミック
スやガラス、プラスチックなどから、使用目的に応じた
大きさ、例えば長さ10mm、幅及び高さがそれぞれ数
mm程度の大きさに作製される。特に、このセンサ本体
10と破砕板20とを共にセラミックスから作製するこ
とにより、精度の高いセンサ本体10及び破砕板20を
得ることができ、小型で信頼性の高い衝撃圧力センサA
を得ることができる。
【0018】また、センサ本体10には、破砕板20に
設けられた接続部22と各々電気的に接続される一対の
電極部30が設けられている。当該電極部30は、端部
31が、図2に示すように、一方の支持部12の上面に
露出している。なお、図2では、図示の都合上、支持部
12に露出する一対の電極部30のうち、一方の電極部
30の端部31のみを示している。
【0019】前記破砕板20は、前記センサ本体10の
蓋を構成するものであって、センサ本体10の開口部1
3とほぼ同じ大きさ或いは若干小さめであって、凹部1
1内に嵌め込み可能な程度に作製される。この破砕板2
0は、当該衝撃圧力センサAに加えられた外圧によって
破損されるものである。このため、セラミックスやガラ
ス、プラスチックなど、比較的強度が弱い材質から作製
され、所定の動作圧で破損される程度の板厚、例えば
0.1〜0.3mm程度に設計される。
【0020】前記破砕板20を小さくしすぎれば、フィ
ルム40の強度の設定が困難になる。このため、破砕板
20は凹部11に適度に嵌め込み可能な程度に作製する
のが好ましい。
【0021】破砕板20の下面には、前記一対の電極部
30と電気的に接続する導体部21が形成されている。
この導体部21は、銅やアルミニウムなどの導電性を有
する金属薄膜から形成されており、金属薄膜を破砕板2
0に貼り合わせたり、金属蒸着やスパッタリング、印刷
等によって形成される。また、この導体部21は、破砕
板20の破損によって切断される程度の膜厚に形成され
る。かかる導体部21は、図3に示すように、略U字形
状に形成され、その端部22は電極部30と接続するた
めにやや幅広となっている。
【0022】かかる衝撃圧力センサAは、破砕板20の
一方、すなわち前記導体部21が幅広に形成された端部
22が一方の支持部12に載置された状態で両持ち状に
支持されて、凹部11をほぼ蓋するようにして凹部11
内に嵌め込まれる。また、導体部21と、電極部30と
の間は、導電性接着剤24を用いたり、クリーム半田を
用いることによって電気的に接続される。これによっ
て、破砕板20は支持部12に片持ち状に支持されたこ
とになる。
【0023】この破砕板20の上面には、略ボール状の
鉛等からなるおもり50がセットされる。このおもり5
0は、予め設定された所定値以上の衝撃が衝撃圧力セン
サAに加わった場合に破砕板20を破損させるものであ
る。
【0024】また、センサ本体10の上面にはフィルム
40が被せられ、センサ本体10の凹部11を密閉する
ように、フィルム40の周縁部がセンサ本体10の開口
部13周囲の上端面に接着剤や熱接着等によって密着さ
れる。この際、支持部12は、支持部12に支持された
破砕板20の上面が、センサ本体10の上面より低い位
置にあるように設定されているので、フィルム40が破
砕板20には接することはない。
【0025】また、このとき、減圧下においてフィルム
40を密着させるのが好ましい。この結果、センサ本体
10の内の圧力が減圧状態となって、小さな外圧によっ
ても破砕板20が容易に破損される。この結果、衝撃圧
力センサAの動作厚を小さな値に設定でき、衝撃圧力セ
ンサAの感度を向上することができる。この圧力は所望
する動作圧に応じて設定するのがよく、破砕板20の構
造によっても異なるが、安定した動作圧がえられる観点
から特に0.5気圧以下とするのが好ましい実施の形態
である。
【0026】このフィルム40はセンサ本体10を密閉
できる材質であれば特に限定されるものではなく、例え
ば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリ塩化ビニルな
どの各種プラスチック材料から作製される。また、フィ
ルム40は、フィルム40を介して破砕板20に外圧が
印加できなければならず、ある程度の柔軟性を有するも
のが好ましい。
【0027】このようにして得られた衝撃圧力センサA
は、例えば、図4に示すように、充電型電池100の電
解液150中に浸漬された状態で設置される。この充電
型電池100は、負極(若しくは正極)を兼ねた外装缶
110と、多数の正極(若しくは負極)を接続した集電
体120と、当該集電体120と電気的に接続される出
力電極130とを備えている。外装缶110の開口11
1には、封口体140がレーザー溶接などによって機密
に取り付けられ、内部には電解液150が充填されてい
る。また、封口体140の中央には、出力電極130の
周囲にガラスなどの絶縁性物質がハーメチックシールさ
れて密閉されるとともに、前記電極130と外装缶11
0との絶縁が図られている。衝撃圧力センサAは、前記
集電体120にいずれか一方の電極部30が電気的に接
続され、また、前記出力電極130に残る一方の電極部
30が電気的に接続される。すなわち、衝撃圧力センサ
Aを介した状態で、集電体120と出力電極130とが
電気的に接続される。
【0028】この充電型電池100において、例えば、
過充電等によって電解液150が分解され、ガスが発生
して電池100の内圧が上昇すると、衝撃圧力センサA
の外圧と圧力調整容器10内の圧力との差が大きくな
り、フィルム40が内側に向かって撓み、撓んだフィル
ム40によって破砕板20が破損される。これにより、
破砕板20の導体部21が破壊され、集電体120と出
力電極130との間の電気的導通が遮断される。この結
果、充電が停止されてガスの発生が抑えられ、充電型電
池100の発熱や変形を抑えることができる。また、充
電型電池100の内部に設置可能であり、電解液150
の漏出を避けられる。
【0029】ところで、上述した第1実施の形態に係る
衝撃圧力センサAに用いた破砕板20には凹部も貫通孔
も形成していなかった。例えば、図5に示す本発明の第
2の実施の形態に係る衝撃圧力センサBのように、中央
部に貫通孔23を開設した破砕板20を用いることも可
能である。この貫通孔23は、略ボール状に形成された
おもり50より小さく設定されている。従って、破砕板
20の上におもり50をセットしても貫通孔23から抜
け落ちることはない。
【0030】この破砕板20に設けられた貫通孔23
は、おもり50の位置の変動を防ぐ。すなわち、おもり
50が貫通孔23に嵌まり込んだ状態でフィルム40に
よって押さえ込まれれば、おもり50はその位置から移
動しない。このおもり50が移動しないことのメリット
は次の通りである。
【0031】おもり50が破砕板20の上を自由に移動
すると、おもり50が破砕板20の中央部に位置する場
合と、端部に位置する場合とでは、破砕板20の破壊に
必要な力が変化するため、予め設定された所定の衝撃や
圧力で破壊することができないことがある。しかし、お
もり50の位置が動かなければ予め設定された所定の衝
撃や圧力で破壊することができるようになる。
【0032】また、貫通孔23を設けることにより、破
砕板20の厚さや材質を同じままで、破壊される力を変
化させることができるという効果もある。
【0033】なお、貫通孔23でなく凹部を破砕板20
に形成することによっても同様の効果を発揮することが
可能となる。
【0034】次に、図6を参照しつつ本発明の第3の実
施の形態に係る衝撃圧力センサCについて説明する。こ
の第3の実施の形態に係る衝撃圧力センサCでは、前記
おもり50は、フィルム40と破砕板20との間の間隔
より大きなものとなっている。このようにすると、上述
したように破砕板20に貫通孔23や凹部を設けること
なく、おもり50の破砕板20に対する位置を固定する
ことが可能となる。また、フィルム40の材質や張力等
を調整することによって、おもり50が破砕板20に与
える力を変化させることができる。すなわち、破砕板2
0の厚さや材質等を変更することなく、破砕板20が破
壊される際の力を調整することが可能となるのである。
【0035】次に、図7を参照しつつ本発明の第4の実
施の形態に係る衝撃圧力センサDについて説明する。こ
の第4の実施の形態に係る衝撃圧力センサDは、凹部1
1が形成されたセンサ本体10と、導体部21を備え前
記センサ本体10の凹部11内に支持された破砕板20
と、前記センサ本体10に設けられ、前記破砕板20の
導体部21と電気的に接続された一対の電極部30と、
前記センサ本体10に前記破砕板20をカバーするよう
に取り付けられる上スペーサ60と、この上スペーサ6
0に開設された貫通孔61に嵌まり込んだ状態で、前記
破砕板20に接触するおもり50と、前記上スペーサ6
0に取り付けられておもり50をカバーするとともに、
前記凹部11を密閉するフィルム40とを備えている。
【0036】この第4の実施の形態に係る衝撃圧力セン
サDを特徴付ける部品である上スペーサ60は、センサ
本体10に取り付けられるものである。この上スペーサ
06は、上面に凹部62が形成され、この凹部62の底
部から裏面に向かって貫通孔61が開設されている。こ
の貫通孔61はおもり50が嵌まり込むが抜け落ちるこ
とがない程度の大きさで、かつセンサ本体10に取り付
けられた上スペーサ60におもり50を嵌まり込むと、
おもり50が破砕板20の上面に接触する程度の大きさ
に設定されている。また、前記凹部62は、貫通孔61
におもり50を嵌め込むと、おもり50の上部が凹部6
2から突出しない程度の深さに設定されている。
【0037】また、この上スペーサ60の凹部62は、
フィルム40によって密閉される。すなわち、上スペー
サ60はセンサ本体10に対して熱溶着、超音波溶着、
接着剤、粘着剤付きテープ等の適宜な手段によって気密
に取り付けられるため、フィルム40がセンサ本体10
の凹部11を密閉していることになる。また、上スペー
サ60のセンサ本体10への取り付けはビス止めでもよ
い。
【0038】その他の構成は、上述した第1の実施の形
態に係る衝撃圧力センサAと同様であるので、その詳細
な説明は省略する。
【0039】このように構成した衝撃圧力センサDに
は、次のような効果がある。まず、大きなおもり50を
設置することが可能となり、小さな衝撃力で回路を遮断
することができる。上スペーサ60のおもり50が入る
径とおもり50自身の径の設定により、破砕板20にお
もり50が接触しない状態にしてもよい。破砕板20の
近くにおもり50を設置することで、衝撃に対して精度
のよいセンサとなる。
【0040】次に、図8を参照しつつ本発明の第5の実
施の形態に係る衝撃圧力センサEについて説明する。第
5の実施の形態に係る衝撃圧力センサEは、凹部11が
形成されたセンサ本体10と、導体部21を備え前記セ
ンサ本体10の凹部11内に支持された破砕板20と、
前記センサ本体10に設けられ、前記破砕板20の導体
部21と電気的に接続された一対の電極部30と、前記
凹部11を密閉するフィルム40と、このフィルム40
を覆うように前記センサ本体10に取り付けられる上ス
ペーサ70と、この上スペーサ70に形成された凹部7
1に嵌まり込み、前記フィルム40に接触するおもり5
0とを備えている。
【0041】この第5の実施の形態に係る衝撃圧力セン
サEを特徴付ける上スペーサ70は、前記上スペーサ6
0とは違って貫通孔61がない。その代わりに、下向き
の凹部71が形成されている。この上スペーサ70の下
面には下側凹部72が形成されており、前記凹部71
は、この下側凹部72に開口しているのである。
【0042】前記凹部71と下側凹部72とを合わせた
深さは、おもり50がフィルム40に接触する程度に設
定されている。
【0043】また、この衝撃圧力センサEでは、センサ
本体10の支持部12で破砕板20を両持ち支持し、フ
ィルム40が破砕板20との間に所定の間隔を空けて前
記凹部11を密閉するようにセンサ本体10に取り付け
られている。従って、前記おもり50は、フィルム40
に対して力を与えているのである。
【0044】このように構成された衝撃圧力センサEに
は、次のような効果がある。まず、衝撃圧力センサDと
同様の効果を持つとともに、衝撃圧力センサEはおもり
50をフィルム40の外側に配置することで圧力の感知
に対して圧力センサのみの製品と同様の性能を維持しな
がら、衝撃を感知するセンサとなる。
【0045】次に、図9を参照しつつ本発明の第6の実
施の形態に係る衝撃圧力センサFについて説明する。第
6の実施の形態に係る衝撃圧力センサFが、前記前記1
の実施の形態に係る衝撃圧力センサAと相違する点は、
破砕板20がフィルム40に対して斜めになっている点
である。このようにするには、破砕板20を支持する一
対の支持部12のうち一方の高さを異なるようにすれば
よいのである。
【0046】また、この場合に用いられるおもり50
は、破砕板20とフィルム40との間が最も狭い部分よ
り大きく、最も広い部分より小さく設定されている。こ
の衝撃圧力センサFに衝撃が加わると、おもり50は広
い部分から狭い部分へと図9に示す矢印a方向に移動す
る。このおもり50の移動によって破砕板20が破壊さ
れる。
【0047】かかる衝撃圧力センサFには、次のような
効果がある。すなわち、衝撃のうち、おもり50が広い
側から狭い側へと移動する方向の衝撃により鋭敏に反応
するようにすることが可能となる。
【0048】次に、本発明の第7の実施の形態に係る衝
撃圧力センサGについて図10を参照しつつ説明する。
この衝撃圧力センサGが上述した衝撃圧力センサA〜F
と相違する点は、衝撃圧力センサA〜Fでは破砕板20
が両持ち支持であったのに対し、片持ち支持である点で
ある。すなわち、センサ本体10における支持部12は
1つのみで、この1つの支持部12で破砕板20を支持
するのである。このようにすることで、破砕板20は両
持ち支持の場合より破壊され易くなる。従って、破砕板
20の厚さや材質を変更することなしに破砕板20が破
壊される力を小さくすることができる。これは、衝撃圧
力センサの鋭敏化に資するものである。
【0049】この衝撃圧力センサGを組み立てる場合、
破砕板20の基端部、すなわち支持部12に取り付けら
れる部分に、図10に示す矢印bの力を加えておく必要
がある。
【0050】しかし、図11に示す第8の実施の形態に
係る衝撃圧力センサHであると、前記力を組立時に加え
ておく必要はない。すなわち、仮保持部材121を支持
部12のない側に設けておき、この仮保持部材121と
支持部12とによって破砕板20を支持するのである。
前記仮保持部材121としては、スポンジやフェルト等
のある程度柔軟性を有することが重要である。すなわ
ち、具体的には、破砕板20の取付時には破砕板20を
支持することができ、所定以上の圧力が加わった場合に
は、破砕板20を支持することがないように腰折れする
程度の柔軟性が必要となる。
【0051】破砕板20の片持ち支持の考えかたは、図
10に示す衝撃圧力センサGのみならず、衝撃圧力セン
サB〜衝撃圧力センサFにも同様に適応することができ
る。また、破砕板20を仮保持部材121で支持する考
えかたも、図11に示す衝撃圧力センサHのみならず、
衝撃圧力センサB〜衝撃圧力センサFにも同様に適応す
ることができる。
【0052】また、図7において示した衝撃圧力センサ
Dの上スペーサ60は、センサ本体10に対して接着剤
等によって気密に取り付けられるとしたが、図12に示
す衝撃圧力センサIのような考えかたも可能である。す
なわち、衝撃圧力センサIにおける上スペーサ65は、
両側に係止爪66が形成されている。また、この上スペ
ーサ65が取り付けられるセンサ本体15にも両側面に
前記係止爪66に対応した係止部16が形成されてい
る。
【0053】このようにした衝撃圧力センサIの方が、
衝撃圧力センサDより製造工程を簡略化することができ
る。なお、かかる係止爪と係止部との考えかたは、図8
において示した衝撃圧力センサEにも適用可能である。
【0054】次に、本発明の第10の実施の形態に係る
衝撃圧力センサJについて図13を参照しつつ説明す
る。この衝撃圧力センサJが前記衝撃圧力センサA〜I
と相違する点は、おもり50が破砕板20の下方、すな
わちセンサ本体10の凹部11の内部にある点である。
この衝撃圧力センサJは、凹部11が形成されたセンサ
本体10と、導体部21を備え前記センサ本体10の凹
部11を蓋するように支持された破砕板20と、前記セ
ンサ本体10に設けられ、前記破砕板20の導体部21
と電気的に接続された一対の電極部30と、前記破砕板
20で蓋された凹部11の内部にセットされたおもり5
0と、前記凹部11を密閉するフィルム40とを備えて
いる。
【0055】おもり50は、凹部11の内部にセットさ
れるため、センサ本体10に設けられた支持部12の高
さより若干低くなるように設定されている。なお、その
他の点は、衝撃圧力センサA等と同様であるので詳細な
説明は省略する。
【0056】かかる衝撃圧力センサJは、衝撃を受けた
場合、内側に位置するおもり50が破砕板20を破壊す
ることで電流を遮断する。
【0057】次に、本発明の第11の実施の形態に係る
衝撃圧力センサKについて図14を参照しつつ説明す
る。この本発明の第11の実施の形態に係る衝撃圧力セ
ンサKは、凹部11が形成されたセンサ本体10と、導
体部21備え前記センサ本体10の凹部11を密閉する
破砕板20と、前記センサ本体10を収納するスペーサ
側凹部81を有し、前記導体部21に電気的に接続され
た一対の電極部82を有するスペーサ80と、前記凹部
11にセットされたおもり50とを有している。
【0058】この衝撃圧力センサKが上述した衝撃圧力
センサA〜Jと相違する点は、凹部11の密閉をフィル
ム40ではなく、破砕板20で行う点である。この場
合、破砕板20が外部に向かって露出していると、他の
部材等によって破砕板20が破損させられるそれがある
ので、センサ本体10はスペーサ80のスペーサ側凹部
81に下向きに収納される。このスペーサ80は、スペ
ーサ側凹部81が形成されており、このスペーサ側凹部
81に露出した電極部30が設けられている。、所定値
以上の衝撃が加わると前記おもり50が破砕板20を破
砕するようになっている。
【0059】また、この衝撃圧力センサKでは、破砕板
20の破砕のためにスペーサ側凹部81と破砕板20と
の間に空間90が形成されている。この空間90は、ス
ペーサ側凹部81の底部に形成された一対の支持部83
によって形成される。なお、前記電極部30は、支持部
83の上に露出する。
【0060】また、この衝撃圧力センサKでは、スペー
サ80のスペーサ側凹部81がセンサ本体10で密閉さ
れると、圧力によって破砕板20の破損が生じないの
で、両者の間には隙間が設けられている。
【0061】なお、衝撃が加えられるとおもり50によ
って破砕板20が破損される点は上述したものと同様で
ある。
【0062】次に、本発明の第12の実施の形態に係る
衝撃圧力センサLについて図15を参照しつつ説明す
る。この衝撃圧力センサLは、前記衝撃圧力センサKの
変形型である。かかる衝撃圧力センサLが衝撃圧力セン
サKと相違する点は、おもり50がセットされる位置で
ある。すなわち、この衝撃圧力センサLでは、おもり5
0はセンサ本体10の凹部11の内部ではなく、スペー
サ側凹部81と破砕板20との間の空間90にセットさ
れるのである。
【0063】この衝撃圧力センサLは、凹部11が形成
されたセンサ本体10と、導体部21を備え前記センサ
本体の凹部11を密閉する破砕板20と、前記センサ本
体10を収納するスペーサ側凹部81を有し、前記導体
部21に電気的に接続された一対の電極部82を有する
スペーサ80と、このスペーサ80と前記破砕板20と
の間の空間90にセットされたおもり50とを有してい
る。
【0064】空間90にセットされるおもり50がセン
サ本体10の凹部11に正対するように、スペーサ80
のスペーサ側凹部81の底部には、支持部83の他に凹
み84が形成されている。
【0065】なお、この衝撃圧力センサLでは、破砕板
20の破砕のためにスペーサ側凹部81と破砕板20と
の間に空間90が形成されている。この空間90は、ス
ペーサ側凹部81の底部に形成された一対の支持部83
によって形成される。なお、前記電極部30は、支持部
83の上に露出する。この点は、衝撃圧力センサKと同
様である。ところで、上述した衝撃圧力センサA〜K
は、凹部11がフィルム40或いは破砕板20で密閉さ
れたものであった。すなわち、凹部11の内部の圧力よ
り外部の圧力が高くなった場合には圧力で破砕板20が
破壊されるようになり、衝撃が加わった場合にはおもり
50によって破砕板20が破壊されるようになっている
のである。
【0066】ここで、圧力による破砕板20の破壊では
なく、衝撃による破砕板20の破壊のみに注目した場合
には、フィルム40は不要となってくる。例えば、図1
6に示すような衝撃センサMであれば、フィルム40等
で凹部11を密閉しなくともよい。かかる衝撃センサM
は、充電型電池等ではなく、自動車のエアバッグの作動
センサとして使用することが可能である。
【0067】かかる衝撃センサMは、凹部11が形成さ
れたセンサ本体10と、導体部21を備え前記センサ本
体10の凹部11内に支持された破砕板20と、前記セ
ンサ本体10に設けられ、前記破砕板20の導体部21
と電気的に接続された一対の電極部30と、前記凹部1
1内にセットされたおもり50とを備えている。すなわ
ち、この衝撃センサMは、フィルム40がない点を除い
て上述した衝撃圧力センサAと同一であるので、その他
の点については詳細な説明を省略する。
【0068】さらに、図17に示す衝撃センサNにあっ
ては、凹部11が形成されたセンサ本体10と、導体部
21を備え前記センサ本体10の凹部11内に支持され
た破砕板20と、前記センサ本体10に設けられ、前記
破砕板20の導体部21と電気的に接続された一対の電
極部30と、前記破砕板20を覆うように前記センサ本
体10に取り付けられる上スペーサ70と、この上スペ
ーサ70に形成された凹部71に嵌まり込み、前記破砕
板20に接触するおもり50とを備えている。
【0069】この衝撃センサNは、上述した衝撃圧力セ
ンサEからフィルム40を除き、おもり50が破砕板2
0に直接接触するようにしたものである。従って、破砕
板20は圧力の変動によって破損されることはないが、
衝撃が加わることで破損されるようになる。
【0070】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る衝撃圧力センサ
は、凹部が形成されたセンサ本体と、導体部を備え前記
センサ本体の凹部内に支持された破砕板と、前記センサ
本体に設けられ、前記破砕板の導体部と電気的に接続さ
れた一対の電極部と、当該破砕板との間に所定の空間を
有して前記センサ本体に取り付けられ、前記凹部を密閉
するフィルムと、このフィルムと前記破砕板との間の空
間にセットされたおもりとを備えており、所定値以上の
衝撃や圧力が加わると前記おもりが破砕板を破砕するよ
うになっている。従って、この衝撃圧力センサでは、小
型に構成することができるとともに、衝撃に対しても反
応することができるようになった。
【0071】また、前記破砕板には、おもりより小さな
凹部又は貫通孔を形成しておくと、おもりは位置を変え
ないようになる。このため、破砕板の破壊に必要な力が
一定となり、設計値での電流の遮断が可能となる。ま
た、貫通孔を設けることにより、破砕板の厚さや材質を
同じままで、破壊される力を変化させることができると
いう効果もある。
【0072】さらに、前記破砕板は、フィルムに対して
斜めになっているならば、おもりが広い側から狭い側へ
と移動する方向の衝撃により鋭敏に反応するようにする
ことができる。
【0073】また、前記おもりは、フィルムと破砕板と
の間の間隔より大きなものとすると、破砕板に貫通孔や
凹部を設けることなく、フィルムによっておもりの位置
を固定することができる。また、フィルムの材質や張力
等を調整することによって、おもりが破砕板に与える力
を変化させることができ、破砕板の厚さや材質等を変更
することなく、破砕板が破壊される際の力を調整するこ
とが可能となる。
【0074】他の衝撃圧力センサとしては、凹部が形成
されたセンサ本体と、導体部を備え前記センサ本体の凹
部内に支持された破砕板と、前記センサ本体に設けら
れ、前記破砕板の導体部と電気的に接続された一対の電
極部と、前記センサ本体に前記破砕板をカバーするよう
に取り付けられる上スペーサと、この上スペーサに開設
された貫通孔に嵌まり込んだ状態で、前記破砕板に接触
するおもりと、前記上スペーサに取り付けられておもり
をカバーするとともに、前記凹部を密閉するフィルムと
を備えており、所定値以上の衝撃や圧力が加わると前記
おもりが破砕板を破砕するようにしたものもある。
【0075】この衝撃圧力センサであると、組立が容易
となり、また大きなおもりを設置することが可能とな
り、小さな衝撃に対して破砕することができるという効
果がある。
【0076】また、他の衝撃圧力センサとしては、凹部
が形成されたセンサ本体と、導体部を備え前記センサ本
体の凹部内に支持された破砕板と、前記センサ本体に設
けられ、前記破砕板の導体部と電気的に接続された一対
の電極部と、前記凹部を密閉するフィルムと、このフィ
ルムを覆うように前記センサ本体に取り付けられる上ス
ペーサと、この上スペーサに形成された凹部に嵌まり込
み、前記フィルムに接触するおもりとを備えており、所
定値以上の衝撃や圧力が加わると前記おもりが破砕板を
破砕するようにしたものがある。
【0077】この衝撃圧力センサの場合には、下スペー
サを直接密閉するため、凹部の密閉を確実に行うことが
できるという効果がある。
【0078】さらに、他の衝撃圧力センサとしては、凹
部が形成されたセンサ本体と、導体部を備え前記センサ
本体の凹部を蓋するように支持された破砕板と、前記セ
ンサ本体に設けられ、前記破砕板の導体部と電気的に接
続された一対の電極部と、前記破砕板で蓋された凹部の
内部にセットされたおもりと、前記凹部を密閉するフィ
ルムとを備えており、所定値以上の衝撃や圧力が加わる
と前記おもりが破砕板を破砕するようにしたものがあ
る。
【0079】おもりを凹部の内部にセットすると、より
大きなおもりを用いることができるので、破砕板をより
確実に弱い衝撃でも破損させることが可能となる。
【0080】また、凹部が形成されたセンサ本体と、導
体部を備え前記センサ本体の凹部を密閉する破砕板と、
前記センサ本体を収納するスペーサ側凹部を有し、前記
導体部に電気的に接続された一対の電極部を有するスペ
ーサと、前記凹部にセットされたおもりとを備えてお
り、所定値以上の衝撃や圧力が加わると前記おもりが破
砕板を破砕するようにした衝撃圧力センサもある。
【0081】この衝撃圧力センサであれば、フィルムを
用いることなく、すなわち部品点数を減少させて、他の
衝撃圧力センサと同様の効果を有する衝撃圧力センサと
することができる。
【0082】また、凹部が形成されたセンサ本体と、導
体部を備え前記センサ本体の凹部を密閉する破砕板と、
前記センサ本体を収納するスペーサ側凹部を有し、前記
導体部に電気的に接続された一対の電極部を有するスペ
ーサと、このスペーサと前記破砕板との間の空間にセッ
トされたおもりとを備えており、所定値以上の衝撃や圧
力が加わると前記おもりが破砕板を破砕するようにした
衝撃圧力センサもある。
【0083】この衝撃圧力センサの場合には、フィルム
を用いることなく、破砕板とスペーサとの間におもりを
配置することで、組立が容易となる。また、他の衝撃圧
力センサと同様の効果を有する衝撃圧力センサとするこ
とができる。
【0084】一方、衝撃で電流を遮断するような衝撃セ
ンサとしては、凹部が形成されたセンサ本体と、導体部
を備え前記センサ本体の凹部内に支持された破砕板と、
前記センサ本体に設けられ、前記破砕板の導体部と電気
的に接続された一対の電極部と、前記破砕板にセットさ
れたおもりとを備えており、所定値以上の衝撃が加われ
られると破砕板を破砕するようにしたものがある。
【0085】また、衝撃で電流を遮断するような衝撃セ
ンサとしては、凹部が形成されたセンサ本体と、導体部
を備え前記センサ本体の凹部内に支持された破砕板と、
前記センサ本体に設けられ、前記破砕板の導体部と電気
的に接続された一対の電極部と、前記破砕板を覆うよう
に前記センサ本体に取り付けられる上スペーサと、この
上スペーサに形成された凹部に嵌まり込み、前記破砕板
に接触するおもりとを備えており、所定値以上の衝撃が
加わると前記おもりが破砕板を破砕するようにしたもの
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る衝撃圧力セン
サの概略的断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る衝撃圧力セン
サの概略的分解斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る衝撃圧力セン
サに用いられる破砕板の概略的底面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る衝撃圧力セン
サを用いた充電型電池の概略的部分断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る衝撃圧力セン
サの概略的断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る衝撃圧力セン
サの概略的断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る衝撃圧力セン
サの概略的断面図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係る衝撃圧力セン
サの概略的断面図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係る衝撃圧力セン
サの概略的断面図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態に係る衝撃圧力セ
ンサの概略的断面図である。
【図11】本発明の第8の実施の形態に係る衝撃圧力セ
ンサの概略的断面図である。
【図12】本発明の第9の実施の形態に係る衝撃圧力セ
ンサの概略的断面図である。
【図13】本発明の第10の実施の形態に係る衝撃圧力
センサの概略的断面図である。
【図14】本発明の第11の実施の形態に係る衝撃圧力
センサの概略的断面図である。
【図15】本発明の第12の実施の形態に係る衝撃圧力
センサの概略的断面図である。
【図16】本発明の第13の実施の形態に係る衝撃セン
サの概略的断面図である。
【図17】本発明の第14の実施の形態に係る衝撃セン
サの概略的断面図である。
【符号の説明】
A〜L 衝撃圧力センサ M〜N 衝撃センサ 10 センサ本体 11 凹部 20 破砕板 21 導体部 30 電極部 40 フィルム 50 おもり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峯 啓治 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 ホ シデン株式会社内 (72)発明者 平井 誠作 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 ホ シデン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部が形成されたセンサ本体と、導体部
    を備え前記センサ本体の凹部内に支持された破砕板と、
    前記センサ本体に設けられ、前記破砕板の導体部と電気
    的に接続された一対の電極部と、当該破砕板との間に所
    定の空間を有して前記センサ本体に取り付けられ、前記
    凹部を密閉するフィルムと、このフィルムと前記破砕板
    との間の空間にセットされたおもりとを具備しており、
    所定値以上の衝撃や圧力が加わると前記おもりが破砕板
    を破砕することを特徴とする衝撃圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記破砕板には、おもりより小さな凹部
    又は貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の衝撃圧力センサ。
  3. 【請求項3】 前記破砕板は、フィルムに対して斜めに
    なっていることを特徴とする請求項1記載の衝撃圧力セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 前記おもりは、フィルムと破砕板との間
    の間隔より大きなものであることを特徴とする請求項1
    又は2記載の衝撃圧力センサ。
  5. 【請求項5】 凹部が形成されたセンサ本体と、導体部
    を備え前記センサ本体の凹部内に支持された破砕板と、
    前記センサ本体に設けられ、前記破砕板の導体部と電気
    的に接続された一対の電極部と、前記センサ本体に前記
    破砕板をカバーするように取り付けられる上スペーサ
    と、この上スペーサに開設された貫通孔に嵌まり込んだ
    状態で、前記破砕板に接触するおもりと、前記上スペー
    サに取り付けられておもりをカバーするとともに、前記
    凹部を密閉するフィルムとを具備しており、所定値以上
    の衝撃や圧力が加わると前記おもりが破砕板を破砕する
    ことを特徴とする衝撃圧力センサ。
  6. 【請求項6】 凹部が形成されたセンサ本体と、導体部
    を備え前記センサ本体の凹部内に支持された破砕板と、
    前記センサ本体に設けられ、前記破砕板の導体部と電気
    的に接続された一対の電極部と、前記凹部を密閉するフ
    ィルムと、このフィルムを覆うように前記センサ本体に
    取り付けられる上スペーサと、この上スペーサに形成さ
    れた凹部に嵌まり込み、前記フィルムに接触するおもり
    とを具備しており、所定値以上の衝撃や圧力が加わると
    前記おもりが破砕板を破砕することを特徴とする衝撃圧
    力センサ。
  7. 【請求項7】 凹部が形成されたセンサ本体と、導体部
    を備え前記センサ本体の凹部を蓋するように支持された
    破砕板と、前記センサ本体に設けられ、前記破砕板の導
    体部と電気的に接続された一対の電極部と、前記破砕板
    で蓋された凹部の内部にセットされたおもりと、前記凹
    部を密閉するフィルムとを具備しており、所定値以上の
    衝撃や圧力が加わると前記おもりが破砕板を破砕するこ
    とを特徴とする衝撃圧力センサ。
  8. 【請求項8】 凹部が形成されたセンサ本体と、導体部
    を備え前記センサ本体の凹部を密閉する破砕板と、前記
    センサ本体を収納するスペーサ側凹部を有し、前記導体
    部に電気的に接続された一対の電極部を有するスペーサ
    と、前記凹部にセットされたおもりとを具備しており、
    所定値以上の衝撃や圧力が加わると前記おもりが破砕板
    を破砕することを特徴とする衝撃圧力センサ。
  9. 【請求項9】 凹部が形成されたセンサ本体と、導体部
    を備え前記センサ本体の凹部を密閉する破砕板と、前記
    センサ本体を収納するスペーサ側凹部を有し、前記導体
    部に電気的に接続された一対の電極部を有するスペーサ
    と、このスペーサと前記破砕板との間の空間にセットさ
    れたおもりとを具備しており、所定値以上の衝撃や圧力
    が加わると前記おもりが破砕板を破砕することを特徴と
    する衝撃圧力センサ。
  10. 【請求項10】 凹部が形成されたセンサ本体と、導体
    部を備え前記センサ本体の凹部内に支持された破砕板
    と、前記センサ本体に設けられ、前記破砕板の導体部と
    電気的に接続された一対の電極部と、前記破砕板にセッ
    トされたおもりとを具備しており、所定値以上の衝撃が
    加わると前記おもりが破砕板を破砕することを特徴とす
    る衝撃センサ。
  11. 【請求項11】 凹部が形成されたセンサ本体と、導体
    部を備え前記センサ本体の凹部内に支持された破砕板
    と、前記センサ本体に設けられ、前記破砕板の導体部と
    電気的に接続された一対の電極部と、前記破砕板を覆う
    ように前記センサ本体に取り付けられる上スペーサと、
    この上スペーサに形成された凹部に嵌まり込み、前記破
    砕板に接触するおもりとを具備しており、所定値以上の
    衝撃が加わると前記おもりが破砕板を破砕することを特
    徴とする衝撃センサ。
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US6393892B1 (en) * 1999-11-09 2002-05-28 Hosiden Corporation Impact sensor and impact-pressure sensor

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