JP2000193102A - 定量給液装置における開放機能付流量調整弁 - Google Patents
定量給液装置における開放機能付流量調整弁Info
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- JP2000193102A JP2000193102A JP10371603A JP37160398A JP2000193102A JP 2000193102 A JP2000193102 A JP 2000193102A JP 10371603 A JP10371603 A JP 10371603A JP 37160398 A JP37160398 A JP 37160398A JP 2000193102 A JP2000193102 A JP 2000193102A
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- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
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Abstract
内の洗浄作業の簡略化にも有効な流量調整弁を提供し、
これにより下流側の開閉制御との協働による定量供給に
おける定量性の向上とともに、洗浄作業の作業性の改善
を図る。 【解決手段】下流側の開閉弁と協働する流量調整弁とし
て、先端部ほど縮径された弁軸部20を有し、該弁軸部
20を流出口15に形成した筒状部21に挿入して流路
を絞る弁体18と、該弁体18と連係して弁軸部20を
筒状部21内において進退させることにより流量を調整
するマイクロヘッド30等からなる調整手段と、該調整
手段を移動して弁軸部20を筒状部21から抜出すスプ
リング25、ピストン27等からなる開放手段を備え
る。
Description
量の液体を充填する充填装置等に好適な定量給液装置の
流量調整弁に関する。特に、正確な供給量を確保するた
めの前提となる高精度の流量調整が可能であるととも
に、流路内の洗浄作業の簡略化にも有効な開放機能付流
量調整弁に関する。
技術においては、正確な供給量を得るためには、流路の
開閉制御を正確に行うだけでは足りず、高精度の流量調
整が前提となることはいうまでもない。その流量に関す
る従来の調整手段としては、ヘッドタンクや加圧タンク
などの給液タンクと下流側の開閉弁との間に固定オリフ
ィスや絞り弁を配設することが知られている。しかしな
がら、固定オリフィスや一般の絞り弁を配設しただけで
は、正確な流量を安定的に確保することは必ずしも容易
ではない。また、装置の本来の機能の維持や衛生上の観
点から必要な流路内の洗浄作業においては、それらの固
定オリフィスや絞り弁に基づく流路抵抗により洗浄液の
流速が不足になりやすく、洗浄作用の低下を招く主な原
因となっている。したがって、これを補うために、従来
技術においては、供給路系全体の圧力を上げたり、バイ
パスを設けるなどの対応策が必要とされている。
な従来の技術的事情に鑑みて、高精度の流量調整が可能
であるとともに、流路内の洗浄作業の簡略化にも有効な
流量調整弁を提供し、これにより下流側の開閉制御との
協働による正確な定量供給及び洗浄作業の改善を図るこ
とを目的とするものである。
決するため、下流側の開閉弁に液体を送る流路の途中に
配設され、該流路を絞って流量を調整する流量調整弁、
すなわち開閉弁との組合せによる協働により正確な供給
量を給液するための流量調整弁において、液体の流入口
及び流出口を有する弁室と、前記流出口に形成された筒
状部と、先端部ほど縮径された弁軸部を有し、該弁軸部
を前記筒状部に挿入して流路を絞る弁体と、該弁体と連
係して前記弁軸部を前記筒状部内において進退させるこ
とにより流量を調整する調整手段と、該調整手段を移動
して前記弁軸部を前記筒状部から抜出す開放手段を備え
るという技術手段を採用した。これにより、先端部ほど
縮径された弁軸部を前記筒状部内において進退させるこ
とによって高精度の微調整が可能になり正確な流量調整
が容易に得られる。また、洗浄作業時には、前記開放手
段により弁軸部を筒状部から抜出すことにより流路抵抗
を解消できるので、従来のように供給管路系全体の圧力
を上げたりバイパスを設けることなく、良好な洗浄作用
が得られる。
液体を充填する充填装置に好適であるが、充填装置に限
らず調合設備等の正確な液体の定量供給及び流路の洗浄
を必要とする給液管路系に適用することができる。ま
た、具体的な供給量に関しても、小容量のものに好適で
あるが、容量の大きいものにも有効に適用できる。ま
た、供給対象である液体の種類に関しても特に限定され
ない。なお、本流量調整弁の設置部位は、前記開閉弁を
通過する流量を規制し得る上流側の流路中であれば、そ
の開閉弁に近接する部位でも離れた部位でもよい。ま
た、開閉弁に関しては、その具体的な構成に限定される
ことなく、適用場面に応じて適宜の形式のものが採用可
能である。
説明する。図1は本発明を充填装置に適用した場合の一
実施例の要部を示した概略構成図である。図中、1は本
発明に係る流量調整弁で、上流側は流入側の接続用クラ
ンプ2を介して図示しない給液タンクに接続された給液
ヘッダ3に連なる流路4に接続されている。また、下流
側は、流出側の接続用クランプ5を介して開閉弁6に連
なる流路7に接続されている。そして、それらの流路
4、流量調整弁1、流路7、開閉弁6等からなる給液管
路系は装置の規模に応じて所要数設けられる。開閉弁6
としては電磁駆動形等の適宜の開閉弁が使用され、下方
の回転テーブル8と同期して回転する回転支持部9上に
設置される。それぞれの開閉弁6の流出側には充填ノズ
ル10が設置されており、充填運転時には回転テーブル
8上の図示しない容器に対して順次充填作業が行われる
ように構成されている。なお、図1は洗浄状態を示した
ものであり、図示のように回転テーブル8上に各充填ノ
ズル10に対応させてホルダ11を設置し、それらの充
填ノズル10とホルダ11の間に洗浄用接続部材12を
支持して、その洗浄液排出用ホース13を介して洗浄液
を図示しない回収部へ排出することにより洗浄作業を実
施し得るように構成されている。
関して説明する。図2は前記流量調整弁1を示した縦断
面図である。また、図3は充填運転時の要部を拡大して
示した部分拡大縦断面図、図4は洗浄作業時の要部を拡
大して示した部分拡大縦断面図である。図示のように、
本実施例における流量調整弁1は、流入口14及び流出
口15を有する弁室16を形成する第1ブロック17
と、後述のように弁体18の調整手段と開放手段を組込
んだ第2ブロック19から構成されている。弁体18の
端部には先端部ほど縮径された弁軸部20が形成されて
おり、図3に示したように流出口15に形成された筒状
部21内に進退可能に挿入され、それらの弁軸部20と
筒状部21との間に形成される流出間隙Sを介して流量
を調整し得るように構成されている。なお、弁体18の
周囲には可撓性を有する仕切部材22が付設されてお
り、この仕切部材22により前記弁室16を画成してい
る。
ブロック19との接合部に設置された支持部材23に付
設された軸受部24によって上下摺動可能に案内される
とともに、スプリング25により上方に付勢された状態
に組込まれている。また、第2ブロック19の内方には
シリンダ室26が形成され、その内面に摺接して上下動
可能に開放作動用のピストン27が配設されており、供
給孔28からの圧力エアの供給如何によりピストン27
を上下動可能に構成している。ピストン27の中央部に
形成された凸部29にはマイクロヘッド30が設置され
ており、そのマイクロヘッド30の出力軸31を前記弁
体18に結合することにより、マイクロヘッド30のつ
まみを回転することにより内部のネジ機構を介して弁体
18を微調整可能に構成している。すなわち、マイクロ
ヘッド30により前記弁軸部20を筒状部21内におい
て進退させることにより流量を調整する調整手段を構成
している。また、スプリング25、シリンダ室26、ピ
ストン27、圧力エアの供給手段等により、前記調整手
段を移動して弁軸部20を筒状部21から抜出す開放手
段を構成している。なお、図中、32,33はシール部
材、34は通気孔を示す。
供給孔28を介して圧力エアを供給すれば、その圧力エ
アによってピストン27が前記スプリング25に抗して
下降し、図2及び図3に示した充填運転状態が維持され
る。この充填運転状態においては、前述のように流量調
整弁1と開閉弁6との協働により正確な供給量が得られ
るように構成されている。すなわち、開閉弁6に連なる
流路7の流量は、図3に示したように、前記マイクロヘ
ッド30を介して弁軸部20を筒状部21内において進
退させ、それらの弁軸部20と筒状部21との間に形成
される流出間隙Sを調整することにより、容易かつ正確
に微調整することができる。したがって、開閉弁6を通
過する流量が正確に調整されるので、開閉弁6において
は開弁時間のみを正確に制御することにより正確な供給
量が得られる。
孔28からの圧力エアの供給を停止すれば、前記スプリ
ング25により弁体18及び出力軸31を介してマイク
ロヘッド30が上動し、これに伴ってピストン27が上
動することにより洗浄作業状態に移行する。その結果、
図4に示したように、弁体18の弁軸部20が筒状部2
1から抜出して、弁軸部20による絞り作用から筒状部
21を開放する。したがって、弁軸部20に基づく流路
抵抗は殆ど解消されるので、洗浄液の流速は低下するこ
となく、本来の洗浄作用を奏することができる。
孔28からの圧力エアの供給あるいは停止によって、弁
体18の弁軸部20を前記筒状部21内に挿入した充填
運転状態あるいはその弁軸部20を筒状部21から抜出
した洗浄作業状態を選択的に設定するという開放手段を
採用しているが、前記スプリング25に代えて例えばピ
ストン27の上方のシリンダ室26内に同ピストン27
を下方に押圧するスプリングを設け、前記通気孔34を
介して圧力エアを供給するように構成し、充填運転時に
は前記スプリングによりピストン27が下動した状態に
あり、洗浄作業時には通気孔34を介して圧力エアを供
給してピストン27を上動させるように構成することも
可能である。また、ピストン27の両側に選択的に圧力
エアを供給してピストン27を上下動させることにより
充填運転あるいは洗浄作業を設定し得るように構成する
ことも可能である。また、前記マイクロヘッド30を手
動に代えて電気的駆動方式に構成してもよいし、そのマ
イクロヘッド30自体に代えて電磁的アクチュエータ等
の駆動手段を用いて調整手段を構成することも可能であ
る。
れば次の効果を得ることができる。 (1)通常の給液運転時においては、先端部ほど縮径さ
れた弁軸部を流出口に形成した筒状部内において進退さ
せることによって、高精度の微調整が可能になり正確な
流量調整を容易に得られる。したがって、下流側の開閉
弁の開閉制御と協働して正確な定量供給を容易かつ確実
に実現できる。 (2)また、洗浄作業時には、前記開放手段により弁軸
部を筒状部から抜出すことにより流路抵抗を解消して洗
浄液の流速の低下を回避できるので、従来のように供給
管路系全体の圧力を上げたりバイパスを設けることな
く、良好な洗浄作用が簡便に得られる。
示した概略構成図である。
断面図である。
して示した部分拡大縦断面図である。
して示した部分拡大縦断面図である。
ダ、4…流路、5…接続用クランプ、6…開閉弁、7…
流路、8…回転テーブル、9…回転支持部、10…充填
ノズル、11…ホルダ、12…洗浄用接続部材、13…
洗浄液排出用ホース、14…流入口、15…流出口、1
6…弁室、17…第1ブロック、18…弁体、19…第
2ブロック、20…弁軸部、21…筒状部、22…仕切
部材、23…支持部材、24…軸受部、25…スプリン
グ、26…シリンダ室、27…ピストン、28…供給
孔、29…凸部、30…マイクロヘッド、31…出力
軸、32,33…シール部材、34…通気孔
Claims (1)
- 【請求項1】 下流側の開閉弁に液体を送る流路の途中
に配設され、該流路を絞って流量を調整する流量調整弁
であって、液体の流入口及び流出口を有する弁室と、前
記流出口に形成された筒状部と、先端部ほど縮径された
弁軸部を有し、該弁軸部を前記筒状部に挿入して流路を
絞る弁体と、該弁体と連係して前記弁軸部を前記筒状部
内において進退させることにより流量を調整する調整手
段と、該調整手段を移動して前記弁軸部を前記筒状部か
ら抜出す開放手段を備えたことを特徴とする定量給液装
置における開放機能付流量調整弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10371603A JP2000193102A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 定量給液装置における開放機能付流量調整弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10371603A JP2000193102A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 定量給液装置における開放機能付流量調整弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000193102A true JP2000193102A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=18498991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10371603A Pending JP2000193102A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 定量給液装置における開放機能付流量調整弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000193102A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006057109A1 (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-01 | Surpass Industry Co., Ltd. | 流量調節弁 |
JPWO2005051550A1 (ja) * | 2003-11-26 | 2007-06-14 | トリニティ工業株式会社 | 噴射分散器 |
JP2012051103A (ja) * | 2011-10-06 | 2012-03-15 | Pascal Engineering Corp | クランプ装置 |
CN103948989A (zh) * | 2014-05-15 | 2014-07-30 | 山东建筑大学 | 一种节流式静脉输液流量调节装置 |
CN108799520A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-11-13 | 邢箫 | 一种提高工业锅炉燃烧效率的方法 |
CN113636518A (zh) * | 2021-07-15 | 2021-11-12 | 青岛花帝食品配料有限公司 | 香精定量灌装装置 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP10371603A patent/JP2000193102A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2005051550A1 (ja) * | 2003-11-26 | 2007-06-14 | トリニティ工業株式会社 | 噴射分散器 |
WO2006057109A1 (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-01 | Surpass Industry Co., Ltd. | 流量調節弁 |
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CN108799520A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-11-13 | 邢箫 | 一种提高工业锅炉燃烧效率的方法 |
CN113636518A (zh) * | 2021-07-15 | 2021-11-12 | 青岛花帝食品配料有限公司 | 香精定量灌装装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20051107 |
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A621 | Written request for application examination |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20051108 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070622 |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080122 |