JP2000192496A - スケルトンバケット - Google Patents
スケルトンバケットInfo
- Publication number
- JP2000192496A JP2000192496A JP10367451A JP36745198A JP2000192496A JP 2000192496 A JP2000192496 A JP 2000192496A JP 10367451 A JP10367451 A JP 10367451A JP 36745198 A JP36745198 A JP 36745198A JP 2000192496 A JP2000192496 A JP 2000192496A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 物品を分別し易く、絡まった物を解きほぐす
ことができ、しかも、バケットの反転で簡単に排出する
ことができるスケルトンバケットを提供する。 【解決手段】 バケット本体の底部材を構成する格子フ
レームに、バケット内側に向けて突出する複数の棒材を
適宜の配列で固設する。好ましくは、格子フレームの
縦、横交叉部に棒材を固設する。さらに好ましくは、突
出高さの異なる長短棒材を縦、横方向に交互に配設す
る。
ことができ、しかも、バケットの反転で簡単に排出する
ことができるスケルトンバケットを提供する。 【解決手段】 バケット本体の底部材を構成する格子フ
レームに、バケット内側に向けて突出する複数の棒材を
適宜の配列で固設する。好ましくは、格子フレームの
縦、横交叉部に棒材を固設する。さらに好ましくは、突
出高さの異なる長短棒材を縦、横方向に交互に配設す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバケット底部材を構
成する格子フレームによって物を分別してすくうスケル
トンバケットの改良に関する。
成する格子フレームによって物を分別してすくうスケル
トンバケットの改良に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】草刈作業から出る草木
には土石が混在していることが多く、撤去の際は草木と
土石を分離しなければならない。同様に建造物の解体作
業などでも金属片とコンクリート屑を分離する必要が生
ずる。さらには、河川の川底清掃などでも特定の物を分
別してすくい上げることが行われる。
には土石が混在していることが多く、撤去の際は草木と
土石を分離しなければならない。同様に建造物の解体作
業などでも金属片とコンクリート屑を分離する必要が生
ずる。さらには、河川の川底清掃などでも特定の物を分
別してすくい上げることが行われる。
【0003】このように、いろいろなものが混在する中
から比較的長いものを分別してすくうアタッチメントの
ひとつにスケルトンバケットがある。一般にスケルトン
バケットは、バケット本体の底部材を、縦・横の桟木を
交叉させた格子フレームで構成し、格子フレームの篩い
作用で分別するものである。従来のスケルトンバケット
は格子フレームの面が平坦で、ひっかかりがないため、
分別の為にバケットを振るとバケット内に残したいもの
まで振り出されてしまう。したがって、バケットを大き
く振ることができないという不都合があり、また、バケ
ット内にすくい上げた物が様々な方向に向いて格子を塞
いでしまうといった問題で、分別がしにくかった。さら
には、バケット底面が平であるため、からまりあったバ
ケット内の異物を解きほぐすことはできなかった。
から比較的長いものを分別してすくうアタッチメントの
ひとつにスケルトンバケットがある。一般にスケルトン
バケットは、バケット本体の底部材を、縦・横の桟木を
交叉させた格子フレームで構成し、格子フレームの篩い
作用で分別するものである。従来のスケルトンバケット
は格子フレームの面が平坦で、ひっかかりがないため、
分別の為にバケットを振るとバケット内に残したいもの
まで振り出されてしまう。したがって、バケットを大き
く振ることができないという不都合があり、また、バケ
ット内にすくい上げた物が様々な方向に向いて格子を塞
いでしまうといった問題で、分別がしにくかった。さら
には、バケット底面が平であるため、からまりあったバ
ケット内の異物を解きほぐすことはできなかった。
【0004】従って、本発明の目的は、長物と、土石な
どの分別が容易で、絡まった作業対象物を解きほぐすこ
とができ、しかも、すくい入れたものをバケットの反転
で簡単に排出することができるスケルトンバケットを提
供することにある。
どの分別が容易で、絡まった作業対象物を解きほぐすこ
とができ、しかも、すくい入れたものをバケットの反転
で簡単に排出することができるスケルトンバケットを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスケルトンバケットは、バケット本体の底
部材を構成する格子フレームにバケット内側に向けて突
出する複数の棒材を適宜の配列で固設したことを特徴と
する。
に、本発明のスケルトンバケットは、バケット本体の底
部材を構成する格子フレームにバケット内側に向けて突
出する複数の棒材を適宜の配列で固設したことを特徴と
する。
【0006】格子フレームの上記棒材は、縦フレームと
横フレームが交叉する位置に固設するのが望ましい。
横フレームが交叉する位置に固設するのが望ましい。
【0007】また、多数の棒材を縦、横に各々複数列に
設置する場合は、好ましくは、突出高さの異なる長短二
種の棒材を、縦・横方向に交互に配設する。
設置する場合は、好ましくは、突出高さの異なる長短二
種の棒材を、縦・横方向に交互に配設する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
によるスケルトンバケットの実施例を説明する。本発明
のスケルトンバケット1は、図1に示すように概略半楕
円形をした左右側板2a、2bを上部横枠3aと下部横
枠3bで一体に結合するとともに、左右側板2a、2b
と上下横枠3a、3bに囲まれた湾曲背部に格子状の底
部材4が一体結合されている。また、上部横枠3aに
は、パワーショベルなどの土工機械の作動リンクを連結
するピン孔5を設けたステイ6が固設されているととも
に、下部横枠3bの先端縁辺に沿って爪7が取付けられ
ており、底部材4の構造を除けば、掘削バケットと同様
の構成になっている。なお、スケルトンバケット1を構
成するこれらの各部材には、一般に、鋼材などの強靱な
材質が使用される。
によるスケルトンバケットの実施例を説明する。本発明
のスケルトンバケット1は、図1に示すように概略半楕
円形をした左右側板2a、2bを上部横枠3aと下部横
枠3bで一体に結合するとともに、左右側板2a、2b
と上下横枠3a、3bに囲まれた湾曲背部に格子状の底
部材4が一体結合されている。また、上部横枠3aに
は、パワーショベルなどの土工機械の作動リンクを連結
するピン孔5を設けたステイ6が固設されているととも
に、下部横枠3bの先端縁辺に沿って爪7が取付けられ
ており、底部材4の構造を除けば、掘削バケットと同様
の構成になっている。なお、スケルトンバケット1を構
成するこれらの各部材には、一般に、鋼材などの強靱な
材質が使用される。
【0009】スケルトンバケット1の底部材4は、複数
本の縦桟8aと、横桟8bを交叉させて一体に組付けた
格子フレーム9で構成され、格子フレーム9の縦、横の
桟8a、8bに囲まれた複数の開口10によって篩い作
用がなされるようになっているが、本発明のスケルトン
バケット1は、図に示すように、上記格子フレーム9の
内面に、バケット内側に突出する複数の棒材11を適宜
の配列で一体に結合したことを特徴としている。
本の縦桟8aと、横桟8bを交叉させて一体に組付けた
格子フレーム9で構成され、格子フレーム9の縦、横の
桟8a、8bに囲まれた複数の開口10によって篩い作
用がなされるようになっているが、本発明のスケルトン
バケット1は、図に示すように、上記格子フレーム9の
内面に、バケット内側に突出する複数の棒材11を適宜
の配列で一体に結合したことを特徴としている。
【0010】棒材11の形状は円柱でも、三角形、四角
形、六角形その他の多角形の角柱でもよく、また、これ
らの棒材11は直状でも逆U字状に湾曲していてもよ
い。棒材11の太さは、格子フレームの桟上に固設でき
るものであればどのような径でもよい。
形、六角形その他の多角形の角柱でもよく、また、これ
らの棒材11は直状でも逆U字状に湾曲していてもよ
い。棒材11の太さは、格子フレームの桟上に固設でき
るものであればどのような径でもよい。
【0011】棒材11の突出高さは、通常、3〜10c
m、好ましくは、6cmが適切であるが、分別処理の対
象物によってはこの寸法に限らず、任意の高さ寸法に設
定してもよい。複数の棒材11は、一般的には図1に示
すように、同じ長さ(突出高さ)にするのが分別効果、
製作面から有利であるが、後述するように、必要に応じ
て長短高さの異なるものを混在させてもよい。
m、好ましくは、6cmが適切であるが、分別処理の対
象物によってはこの寸法に限らず、任意の高さ寸法に設
定してもよい。複数の棒材11は、一般的には図1に示
すように、同じ長さ(突出高さ)にするのが分別効果、
製作面から有利であるが、後述するように、必要に応じ
て長短高さの異なるものを混在させてもよい。
【0012】さらに、棒材11の配列も、たて、横に複
数の棒材11が配設されていればよく、一般的にはその
配列の仕方は任意である。
数の棒材11が配設されていればよく、一般的にはその
配列の仕方は任意である。
【0013】かくして、本発明のスケルトンバケット1
は土石、砂、コンクリート屑などの小径物は底部材4を
構成する格子フレーム9の開口10を通して篩い落とさ
れ、草木、金属片などの長ものは格子フレーム9の棒材
11にひっかかった状態でバケット1内に残る構造にな
っている。
は土石、砂、コンクリート屑などの小径物は底部材4を
構成する格子フレーム9の開口10を通して篩い落とさ
れ、草木、金属片などの長ものは格子フレーム9の棒材
11にひっかかった状態でバケット1内に残る構造にな
っている。
【0014】上記のように、棒材11の形状、突出高さ
寸法及び配列は自由に設定することができるが、分別処
理対象物に応じて、バケット1内に残ったものをひっか
けて解きほぐし、あるいは、絡まったものを効率良く篩
い落とすことができる形状、突出高さ寸法及び配列にす
るが望ましい。図の実施例では、格子フレームの縦桟8
aと横桟8bの交叉部に棒材11を固設しているが、こ
の構造は、棒材11の溶接がし易く、また、棒材11に
長ものがひっかかっても開口10が塞がれにくく、篩い
作用が保持されるので、分別に支障を来さないという点
で有利である。
寸法及び配列は自由に設定することができるが、分別処
理対象物に応じて、バケット1内に残ったものをひっか
けて解きほぐし、あるいは、絡まったものを効率良く篩
い落とすことができる形状、突出高さ寸法及び配列にす
るが望ましい。図の実施例では、格子フレームの縦桟8
aと横桟8bの交叉部に棒材11を固設しているが、こ
の構造は、棒材11の溶接がし易く、また、棒材11に
長ものがひっかかっても開口10が塞がれにくく、篩い
作用が保持されるので、分別に支障を来さないという点
で有利である。
【0015】また、草刈作業から出る土石の混じり込ん
だ刈草から草木を分別してすくう場合は、交叉部に配置
した棒材11の径を格子フレーム9の桟の巾と同程度の
太さの円柱にするとともに、図2に示すように、長短二
種の棒材を用い、長軸棒材11aと短軸棒材11bを縦
横共交互に千鳥状に配列すると、草木と土石が効率良く
分別され、また、ひっかかった草木をバケットから排出
し易いことが、実験から明らかになっている。
だ刈草から草木を分別してすくう場合は、交叉部に配置
した棒材11の径を格子フレーム9の桟の巾と同程度の
太さの円柱にするとともに、図2に示すように、長短二
種の棒材を用い、長軸棒材11aと短軸棒材11bを縦
横共交互に千鳥状に配列すると、草木と土石が効率良く
分別され、また、ひっかかった草木をバケットから排出
し易いことが、実験から明らかになっている。
【0016】
【効果】本発明のスケルトンバケットは、バケット底の
格子フレームから棒材が突出しているので、すくい上げ
た草木や金属片などのながものはこの棒材にひっかか
り、バケット内に残る。したがって、分別のためにバケ
ットを大きく揺らすことができるので分別作業効率が向
上する。
格子フレームから棒材が突出しているので、すくい上げ
た草木や金属片などのながものはこの棒材にひっかか
り、バケット内に残る。したがって、分別のためにバケ
ットを大きく揺らすことができるので分別作業効率が向
上する。
【0017】長ものを棒材に引っ掻けて揺らすので絡み
合った状態を解きほぐす事ができる。
合った状態を解きほぐす事ができる。
【0018】さらに、棒材にひっかかった草木などはバ
ケットを反転して逆さにすることにより容易に落下する
のでバケットからの排出には何ら支障が無い。
ケットを反転して逆さにすることにより容易に落下する
のでバケットからの排出には何ら支障が無い。
【図1】本発明の実施例によるスケルトンバケットの透
視図
視図
【図2】図1の要部拡大斜視図
1…スケルトンバケット 2a、2b…左右の側板 3a…上部横枠 3b…下部横枠 4…底部材 5…ピン孔 6…ステイ 7…爪 8a…縦桟 8b…横桟 9…格子フレーム 10…開口 11…棒材 11a…長軸棒材 11b…短軸棒材
Claims (3)
- 【請求項1】 バケット本体の底部材を構成する格子フ
レームにバケット内側に向けて突出する複数の棒材を適
宜の配列で固設したことを特徴とするスケルトンバケッ
ト - 【請求項2】 棒材が格子フレームの縦、横交叉部に固
設されていることをさらに特徴とする請求項1記載のス
ケルトンバケット - 【請求項3】 棒材が縦、横に配列されており、突出高
さの異なる長短棒材が縦、横方向に交互に配設されてい
ることをさらに特徴とする請求項1又は2記載のスケル
トンバケット
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10367451A JP2000192496A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | スケルトンバケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10367451A JP2000192496A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | スケルトンバケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000192496A true JP2000192496A (ja) | 2000-07-11 |
Family
ID=18489338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10367451A Pending JP2000192496A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | スケルトンバケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000192496A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150110592A1 (en) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | Harnischfeger Technologies, Inc. | Liner system for a dipper |
-
1998
- 1998-12-24 JP JP10367451A patent/JP2000192496A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150110592A1 (en) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | Harnischfeger Technologies, Inc. | Liner system for a dipper |
US10815638B2 (en) * | 2013-10-17 | 2020-10-27 | Joy Global Surface Mining Inc | Liner system for a dipper |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050905 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070614 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071011 |