JP2000192309A - ゴルフ用グローブ - Google Patents
ゴルフ用グローブInfo
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Abstract
り摩擦に対して強い抵抗力を示現する特殊素材を用いて
グローブ全体の耐久性を向上させると共に、ゴルフクラ
ブを握ったとき、中指ないし小指の下端付近の掌部片に
不要な弛みが生じないようにする。 【解決手段】 縫製前のグローブパーツが、掌部片1、
掌部側指片2、親指片3、指部を含む手の甲部側全体を
覆う甲部片4、各指の間に位置させるマチ片5に分かれ
ている。掌部片1には他のパーツより大きな摩擦抵抗を
示現する特殊素材を用いてグローブ全体の耐久性を向上
させる。掌部片1の上端縁を人指し指側から小指側に向
け徐々に広幅となるようにして切り欠く。完成されたゴ
ルフ用グローブを手に嵌めゴルフクラブを握ったとき掌
部側に生ずる弛みを少なくする。
Description
改良に係り、さらに詳しくは手のひら部を覆う掌部片の
素材を他の部分より摩擦に対して強い抵抗力を示現する
特殊素材を用いてグローブ全体の耐久性を向上させると
共に、ゴルフクラブを握ったとき、中指ないし小指の下
端付近の掌部片に不要な弛みが生じないようにしてグリ
ップを確実なものとすることができるようになしたゴル
フ用グローブに関する。
失うことのないよう薄手の人工皮革や、合成皮革、羊革
などの天然素材を用いて製造されており、縫製前のパー
ツは主に、各指部を含めた手のひら側全体を覆う掌部片
と、各指部を含めた手の甲側全体を覆う甲部片と、親指
の全体を覆う親指片と、各指の間に位置させるマチ片と
に分離されていて、各パーツをそれぞれの縫着ラインに
沿って縫着することによりゴルフグローブが形成される
ようになっている。そして、各パーツは全て同一の素材
を用いて縫製されるものであった。
のひら側は、プレーの際にゴルフクラブに強く圧着され
るものであるため、他の部分より傷みが早く、ゴルフク
ラブに当接する手のひら側の特定部分に亀裂が生じた
り、穴が開いたりした場合には、他の部分は使用に耐え
得るとしても、新しいグローブと交換しなければならな
いという問題点があった。
よった場合、縫製前のパーツである手のひら側を覆う掌
部片が、各指部を含めて一体的に裁断されていたため、
ゴルフクラブに圧着される手のひら部のみを耐久性を有
する他の素材によって製することができなかった。
ルフクラブを握ったとき、手のひら側が内側に折り込ま
れるため、中指、薬指及び小指の付け根部付近に掌部片
の余剰部が弛みとなって現れ、これが原因となってグリ
ップに違和感を生じ、正確なスイングの妨げになるとい
う問題点があった。
ブの問題点を解消した新規なゴルフ用グローブを提供し
ようとするものであり、ゴルファーの手のひら部を覆う
掌部片の素材を他の部分より摩擦に対して強い抵抗力を
示現する特殊素材を用いることができるようにして耐久
性を向上させると共に、弛みの原因となる掌部片の上端
縁付近の余剰部分を縫製前の段階であらかじめ取り除い
ておいて確実なグリップを形成できるようになしたゴル
フ用グローブを提供することを目的とするものである。
の本発明の構成を詳述すれば、請求項1に係る発明は、
手袋本体をなす縫製前のパーツが、ゴルファーの手のひ
ら部を覆う掌部片と、中指、薬指及び小指の手のひら側
を覆う掌部側指片と、親指の全体を覆う親指片と、人指
し指の掌部側及び甲部側を含むと共に、中指、薬指及び
小指を含む手の甲部側全体を覆う甲部片と、前記各指の
間に位置させるマチ片とに分離されていて、各パーツを
それぞれの縫着ラインに沿って縫着することによりゴル
フ用グローブが完成されるようになっており、そのうち
前記手のひら部を覆う掌部片は、他のパーツより大きな
摩擦抵抗を示現する素材を用いてグローブ全体の耐久性
を向上させるようにすると共に、当該掌部片の上端縁を
人指し指側から小指側に向け徐々に広幅となるようにし
て切り欠き、完成されたゴルフ用グローブを手にはめ、
ゴルフクラブを握ったとき掌部側に生ずる弛みが減少す
るように構成したことを特徴とするゴルフ用グローブで
ある。
製前のパーツが、ゴルファーの手のひら部を覆う掌部片
と、中指、薬指及び小指の手のひら側を覆う掌部側指片
と、親指の全体を覆う親指片と、人指し指の掌部側及び
甲部側を含むと共に、中指、薬指及び小指を含む手の甲
部側全体を覆う甲部片と、前記各指の間に位置させるマ
チ片とに分離されていて、各パーツをそれぞれの縫着ラ
インに沿って縫着することによりゴルフ用グローブが完
成されるようになっており、そのうち前記手のひら部を
覆う掌部片は、ポリスチレンブロックとエラストマーブ
ロックの共重合体からなる熱可塑性エラストマーを、人
工皮革の表面にコーティングして他のパーツより厚手と
なした素材を用いていることを特徴とするゴルフ用グロ
ーブである。
製前のパーツが、ゴルファーの手のひら部を覆う掌部片
と、中指、薬指及び小指の手のひら側を覆う掌部側指片
と、親指の全体を覆う親指片と、人指し指の掌部側及び
甲部側を含むと共に、中指、薬指及び小指を含む手の甲
部側全体を覆う甲部片と、前記各指の間に位置させるマ
チ片とに分離されていて、各パーツをそれぞれの縫着ラ
インに沿って縫着することによりゴルフ用グローブが完
成されるようになっており、そのうち前記手のひら部を
覆う掌部片は、チタンに代表される金属微粒子を、人工
皮革の表面に定着させた素材を用いていることを特徴と
するゴルフ用グローブである。
ーブの具体的構成を図示の実施例に基づき詳細に説明す
る。図1は手袋本体をなす各パーツのうち、掌部片、掌
部側指片及び甲部片の一例を示す平面図、図2は手袋本
体をなす各パーツのうち、親指片及びマチ片の一例を示
す平面図、図3は図1及び図2に示す各パーツを縫着ラ
インに沿って縫着し完成させた本考案に係るゴルフ用グ
ローブの一例を示す斜視図である。
図2につき説明すれば、図中1はゴルファーの手のひら
部のみを覆う掌部片であり、当該掌部片1は他のパーツ
より大きな摩擦抵抗を示現する素材を用いて形成されて
いる。
ポリウレタンを含浸させた他のパーツより比較的厚手の
人工皮革をベースとして成り立っており、摩擦強度を向
上させるためポリスチレンブロックとエラストマーブロ
ックの共重合体からなる熱可塑性エラストマーを、ベー
ス生地である人工皮革の表面にコーティングして他のパ
ーツより厚手となした素材を用いるようにする。
塑性エラストマーは、加硫加工なしに加硫ゴムの如き高
い弾性と高強度を示現すると共に、耐候性に優れた特性
を有しているので掌部片1に応用することにより耐久性
に優れ、且つクラブのグリップに密着することのできる
ゴルフ用グローブとすることができる。
て、掌部片1をなす人工皮革の表面にチタンに代表され
る金属微粒子を合成樹脂バインダーを介して定着させる
ことによって、耐磨耗性等を向上させるようにすること
もできる。人工皮革の表面に定着させる金属微粒子とし
てはチタン酸カリウムウィスカが最適であるが、これ以
外にもセラミック微粉末を使用することも可能である。
なった素材を用いることができるのは、前記したように
掌部片1が手のひら側の各指片を含んでおらず、グリッ
プの際にクラブに当接し、一番磨耗され易い部分に限定
してあるからである。
から小指側に向け徐々に広幅となるようにして裁断して
ある。これは、掌部片1の上端縁1a付近の余剰部分を
予じめ切除しておくことを意味し、後述するようにゴル
フクラブを握ったときに生ずる弛みを抑えるのに役立つ
ものである。また、掌部片1の人指し指側端縁1bは斜
め状に裁断してある。
のひら側を覆う掌部側指片である。この掌部側指片2は
天然皮革に近い風合いを有すると共に、ゴルフクラブに
密着し得る人工皮革、すなわち、前記掌部片1よりは薄
手の不織布にポリウレタンを含浸させストレッチ性を高
めた素材の表面に、ポリスチレンブロックとエラストマ
ーブロックの共重合体からなる熱可塑性エラストマーを
コーティングしたものを用いており、人指し指の掌部側
を覆うパーツは含まれておらず、中指、薬指及び小指の
手のひら側のみを覆う独立したパーツとなっている。な
お、図中2aは中指片、2bは薬指片、2cは小指片を
それぞれ示している。
親指片であり、前記掌部側指片2を構成する素材と同じ
人工皮革を用いて製せられているが、前記した熱可塑性
エラストマーはコーティングしていない。なお、ゴルフ
ァーの親指に対する密着性を高め、グリップを確実なも
のとすることができるものであれば、人工皮革以外にも
羊革のような柔軟性をもった天然皮革によって製しても
よいのは勿論であり、このような変更も本発明の範囲に
含まれるのは云うまでもない。なお、この親指片3には
スリット3aを形成してあるが、このスリット3aは他
のパーツ、すなわち前記した掌部片1に対して縫合し易
くするためのものである。
部側を含むと共に、中指、薬指及び小指を含む手の甲部
側全体を覆う甲部片であり、前記親指片3と同様、天然
皮革に近い風合いを有する人工皮革によって製せられて
いる。甲部片4はこのようにゴルファーの手の甲部側全
体を覆うものであるため、全体の面積は他のパーツと較
べて最も大きくなっている。
は人指し指の甲部側、4cは中指の甲部側、4dは薬指
の甲部側、4eは小指の甲部側をそれぞれ示している。
人指し指の掌部側4aの下端縁4fは斜め状に裁断され
ており、当該下端縁4fに、掌部片1の前記斜め状に裁
断された人指し指側端縁1bが縫合されるようになって
いる。
側端縁1bと、斜め状に裁断された人指し指の掌部側4
aの下端縁4fとを縫合するようにしたのは、このよう
な斜め縫合方法を採用することによって、完成品として
のゴルフ用グローブにおける掌部片1が繰り返し使用に
よって伸ばされるのをある程度防止できることを新たに
発見したからである。その他、図中の4gはゴルフグロ
ーブを手にはめるとき入り口部を拡げるためのスリット
であり、このスリット4gの一側縁部には特に図示しな
いが面ファスナーなどを取付けた止め部材が縫着され
る。
部分に縫合されるマチ片、5bは小指片2cと小指の甲
部側4eの間で、且つ薬指側に縫合されるマチ片であ
る。5cは薬指、中指及び人指し指の間にそれぞれ縫合
されるマチ片であり、ともに同一形状に裁断されてい
る。
されるマチ片5cは、縫製前のパーツ段階では同一形状
であったとしても、それぞれを所定の箇所に縫着した後
には、余剰部分がカットされるものであるため、完成品
としてのゴルフグローブにあらわれるマチ片にはその大
きさに当然違いが生ずるものである。前記したいずれの
マチ片も、前記甲部片4と同じ薄い人工皮革素材によっ
て製せられる。
ように、掌部片1が縫製前において他のパーツより分離
独立して裁断されており、これにより掌部片1について
他のパーツと異なった素材を用いることが可能となる。
したがって、本発明によって始めて掌部片1のみを摩擦
に対して強い抵抗力を示現する素材を用いることが可能
となった。また、主要なパーツはそれぞれ独立している
ので、各パーツ毎に最適な素材を選択することが可能で
ある。
って、たとえば工業用特殊ミシンにより縫合され、本発
明に係るゴルフ用グローブが完成する。
3につき説明する。不織布にポリウレタンを含浸させた
他のパーツよりは厚手となる人工皮革の表面に、ポリス
チレンブロックとエラストマーブロックの共重合体から
なる熱可塑性エラストマーをコーティングするか、ある
いはチタンに代表される金属微粒子を合成樹脂バインダ
ーを介して定着させてなる掌部片1は、ゴルフクラブを
握る際の手のひら部分にあらわれてくる。
われる掌部片1を他のパーツより分離独立させてあると
共に、他のパーツより高い弾性ならびに耐磨耗性や耐候
性等に優れた素材を用いているのでグローブ全体の耐久
性を飛躍的に向上させることができるものである。
側から小指側に向け徐々に広幅となるように切り欠いて
あるので、グリップのときに掌部片1が内側に折り込ま
れても弛みが生ずるのを抑えることができ、ゴルファー
の手に良好な状態でフィットすることができる。
の際に、弛みの原因となる余剰部分を予じめ取り除いて
あるので、手に嵌めたとき手のひら側に少し反った状態
となるが、ゴルフクラブを握ったときに掌部片1の上端
縁1aにもともと余剰部分が存在しないので、弛みの発
生を有効に抑えることができる。
5b,5cはいずれも天然皮革に近い風合いを有すると
共に、ストレッチ性に優れた人工皮革によって構成され
ているので、ゴルファーの各指部等に密着することがで
き、ゴルフクラブに対するグリップを一層確実なものと
することができる。
指し指側端縁1bと、斜め状に裁断された人指し指の掌
部側4aの下端縁4fとを縫合することによってあらわ
れる斜めの縫着ライン6は、図3に示すように人指し指
の掌部側下端付近にあらわれてくるが、当該斜めの縫着
ライン6によって、異なる素材を用いることによる掌部
片1の伸びを極力抑えることができ耐久性の向上にも資
するものである。
ことができる。すなわち、従来のゴルフ用グローブは同
一素材を用いて掌部側及び甲部側の全体が一体的に製造
されていたため、最も傷み易い掌部片に亀裂等が生ずる
と、グローブとして使用に適さなくなるため新しいグロ
ーブと交換せざるを得ず、経済的にも不利であった。し
かしながら、本発明によれば掌部片は他のパーツより分
離独立しているので、他のパーツより摩擦に対して強い
抵抗力を示現する特殊素材を用いることが可能となり、
当該掌部片にポリスチレンブロックとエラストマーブロ
ックの共重合体からなる熱可塑性エラストマーをコーテ
ィングするか、あるいはチタンに代表される金属微粒子
を合成樹脂バインダーを介して定着させた人工皮革を用
いることによってグローブ全体の耐久性を飛躍的に向上
させることが可能となった。
部片の上端縁付近の余剰部分を縫製前の段階で予じめ取
り除いてあるので、ゴルフクラブを握る際に不要な弛み
の発生を極力防ぐことができ、その結果確実なグリップ
を形成できるようになる。
側指片及び甲部片の一例を示す平面図である。
チ片の一例を示す平面図である。
って縫着し完成させた本発明に係るゴルフ用グローブの
一例を示す斜視図である。
6)
改良に係り、さらに詳しくは縫製前の手袋本体をなすパ
ーツがゴルファーの手のひら部を覆う掌部片と、中指、
薬指及び小指の手のひら側を覆う掌部側指片と、親指の
全体を覆う親指片と、人指し指の掌部側及び甲部側を含
むと共に、中指、薬指及び小指を含む手の甲部側全体を
覆う甲部片と、前記各指の間に位置させるマチ片とに分
離されていて、各パーツをそれぞれの縫着ラインに沿っ
て縫着することにより完成されるようになっているゴル
フ用グローブに関する。
失うことのないよう薄手の人工皮革や、合成皮革、羊革
などの天然素材を用いて製造されており、縫製前のパー
ツは主に、各指部を含めた手のひら側全体を覆う掌部片
と、各指部を含めた手の甲側全体を覆う甲部片と、親指
の全体を覆う親指片と、各指の間に位置させるマチ片と
に分離されていて、各パーツをそれぞれの縫着ラインに
沿って縫着することによりゴルフグローブが形成される
ようになっている。そして、各パーツは全て同一の素材
を用いて縫製されるものが殆どであった。なお、実用新
案登録第3044522号公報に手のひら部を覆う掌部
片のみが他から分離された縫製前のボディーが示されて
おり、実開平2−29414号公報に掌部側の指片が他
のボディーから分離された形態が示されている。
のひら側は、プレーの際にゴルフクラブに強く圧着され
るものであるため、他の部分より傷みが早く、ゴルフク
ラブに当接する手のひら側の特定部分に亀裂が生じた
り、穴が開いたりした場合には、他の部分は使用に耐え
得るとしても、新しいグローブと交換しなければならな
いという問題点があった。
久性を有する他の素材によって製する試みがなされてい
るが、甲部片を構成する素材より強靱な素材を用いて掌
部片を構成した場合、素材の違いから経時的に掌部片が
引き伸ばされて使用に耐えなくなるという新たな問題点
が指摘された。
ブの問題点を解消した新規なゴルフ用グローブを提供し
ようとするものであり、ゴルファーの手のひら部を覆う
掌部片の素材を他の部分より摩擦に対して強い抵抗力を
示現する別素材を用いることを可能にすると共に、経時
的にも掌部片が引き伸ばされないように縫着ラインを設
定したゴルフ用グローブを提供することを目的とするも
のである。
の本発明の構成を詳述すれば、請求項1に係る発明は手
袋本体をなす縫製前のパーツが、ゴルファーの手のひら
部を覆う掌部片と、中指、薬指及び小指の手のひら側を
覆う掌部側指片と、親指の全体を覆う親指片と、人指し
指の掌部側及び甲部側を含むと共に、中指、薬指及び小
指を含む手の甲部側全体を覆う甲部片と、前記各指の間
に位置させるマチ片とに分離されていて、各パーツに異
なった素材を用いることを可能となし、各パーツをそれ
ぞれの縫着ラインに沿って縫着することによりゴルフ用
グローブが完成されるようになっており、そのうち前記
手のひら部を覆う掌部片の人指し指側端縁を斜め状に裁
断すると共に、当該掌部片の人指し指側端縁に対応する
甲部片における人指し指の掌部側の下端縁も斜め状に裁
断し、掌部片の斜め状に裁断された人指し指側端縁と、
甲部片における斜め状に裁断された人指し指の掌部側の
下端縁とを斜め状に縫着することにより、掌部片と甲部
片に異なる素材を用いたとしても掌部片が経時的に引き
伸ばされるのを抑えることができるようになしたことを
特徴とするゴルフ用グローブである。
指側端縁と、斜め状に裁断された人指し指の掌部側の下
端縁とを縫合糸により縫着することによってあらわれる
斜めの縫着ラインは、人指し指の掌部側下端付近に現出
してくるが、当該斜めの縫着ラインによって、異なる素
材を用いることによる掌部片の伸びを有効に抑えること
ができ、グローブ全体の耐久性の向上に資することがで
きる。
ーブの具体的構成を図示の実施例に基づき詳細に説明す
る。図1は手袋本体をなす各パーツのうち、掌部片、掌
部側指片及び甲部片の一例を示す平面図、図2は手袋本
体をなす各パーツのうち、親指片及びマチ片の一例を示
す平面図、図3は図1及び図2に示す各パーツを縫着ラ
インに沿って縫着し完成させた本考案に係るゴルフ用グ
ローブの一例を示す斜視図である。
図2につき説明すれば、図中1はゴルファーの手のひら
部のみを覆う掌部片であり、当該掌部片1は他のパーツ
より大きな摩擦抵抗を示現する素材を用いて形成されて
いる。
ポリウレタンを含浸させた他のパーツより比較的厚手の
人工皮革をベースとして成り立っており、摩擦強度を向
上させるためポリスチレンブロックとエラストマーブロ
ックの共重合体からなる熱可塑性エラストマーを、ベー
ス生地である人工皮革の表面にコーティングして他のパ
ーツより厚手となした素材を用いるようにする。
塑性エラストマーは、加硫加工なしに加硫ゴムの如き高
い弾性と高強度を示現すると共に、耐候性に優れた特性
を有しているので掌部片1に応用することにより耐久性
に優れ、且つクラブのグリップに密着することのできる
ゴルフ用グローブとすることができる。
て、掌部片1をなす人工皮革の表面にチタンに代表され
る金属微粒子を合成樹脂バインダーを介して定着させる
ことによって、耐磨耗性等を向上させるようにすること
もできる。人工皮革の表面に定着させる金属微粒子とし
てはチタン酸カリウムウィスカが最適であるが、これ以
外にもセラミック微粉末を使用することも可能である。
なった素材を用いることができるのは、前記したように
掌部片1が手のひら側の各指片を含んでおらず、グリッ
プの際にクラブに当接し一番磨耗され易い手のひら部分
に限定してあるからである。
から小指側に向け徐々に広幅となるようにして裁断して
ある。これは、掌部片1の上端縁1a付近の余剰部分を
予じめ切除しておくことを意味し、後述するようにゴル
フクラブを握ったときに生ずる弛みを抑えるのに役立つ
ものである。また、掌部片1の人指し指側端縁1bは斜
め状に裁断してある。
のひら側を覆う掌部側指片である。この掌部側指片2は
天然皮革に近い風合いを有すると共に、ゴルフクラブに
密着し得る人工皮革、すなわち、前記掌部片1よりは薄
手の不織布にポリウレタンを含浸させストレッチ性を高
めた素材の表面に、ポリスチレンブロックとエラストマ
ーブロックの共重合体からなる熱可塑性エラストマーを
コーティングしたものを用いており、人指し指の掌部側
を覆うパーツは含まれておらず、中指、薬指及び小指の
手のひら側のみを覆う独立したパーツとなっている。な
お、図中2aは中指片、2bは薬指片、2cは小指片を
それぞれ示している。
親指片であり、前記掌部側指片2を構成する素材と同じ
人工皮革を用いて製せられているが、前記した熱可塑性
エラストマーはコーティングしていない。なお、ゴルフ
ァーの親指に対する密着性を高め、グリップを確実なも
のとすることができるものであれば、人工皮革以外にも
羊革のような柔軟性をもった天然皮革によって製しても
よいのは勿論である。この親指片3にはスリット3aを
形成してあるが、このスリット3aは他のパーツ、すな
わち前記した掌部片1に対して縫合し易くするためのも
のである。
部側を含むと共に、中指、薬指及び小指を含む手の甲部
側全体を覆う甲部片であり、前記親指片3と同様、天然
皮革に近い風合いを有する人工皮革によって製せられて
いる。甲部片4はこのようにゴルファーの手の甲部側全
体を覆うものであるため、全体の面積は他のパーツと較
べて最も大きくなっている。
は人指し指の甲部側、4cは中指の甲部側、4dは薬指
の甲部側、4eは小指の甲部側をそれぞれ示している。
人指し指の掌部側4aの下端縁4fは斜め状に裁断され
ており、当該下端縁4fに、掌部片1の前記斜め状に裁
断された人指し指側端縁1bが縫合されるようになって
いる。
側端縁1bと、斜め状に裁断された人指し指の掌部側4
aの下端縁4fとを縫合するようにしたのは、このよう
な斜め縫合方法を採用することによって、完成品として
のゴルフ用グローブにおける掌部片1が繰り返し使用に
よって伸ばされるのを防止できることを新たに発見した
からである。その他、図中の4gはゴルフグローブを手
にはめるとき入り口部を拡げるためのスリットであり、
このスリット4gの一側縁部には特に図示しないが面フ
ァスナーなどを取付けた止め部材が縫着される。
部分に縫合されるマチ片、5bは小指片2cと小指の甲
部側4eの間で、且つ薬指側に縫合されるマチ片であ
る。5cは薬指、中指及び人指し指の間にそれぞれ縫合
されるマチ片であり、ともに同一形状に裁断されてい
る。
されるマチ片5cは、縫製前のパーツ段階では同一形状
であったとしても、それぞれを所定の箇所に縫着した後
には、余剰部分がカットされるものであるため、完成品
としてのゴルフグローブにあらわれるマチ片にはその大
きさに当然違いが生ずるものである。前記したいずれの
マチ片も、前記甲部片4と同じ薄い人工皮革素材によっ
て製せられる。
ように、掌部片1が縫製前において他のパーツより分離
独立して裁断されており、これにより掌部片1について
他のパーツと異なった素材を用いることが可能となる。
したがって、本発明によれば掌部片1を摩擦に対して強
い抵抗力を示現する素材を用いることが可能となる。ま
た、主要なパーツはそれぞれ独立しているので、各パー
ツ毎に最適な素材を選択することが可能である。前記し
た各パーツは所定の縫着ラインに沿って、たとえば工業
用特殊ミシンにより縫合され、本発明に係るゴルフ用グ
ローブが完成する。
3につき説明する。不織布にポリウレタンを含浸させた
他のパーツよりは厚手となる人工皮革の表面に、ポリス
チレンブロックとエラストマーブロックの共重合体から
なる熱可塑性エラストマーをコーティングするか、ある
いはチタンに代表される金属微粒子を合成樹脂バインダ
ーを介して定着させてなる掌部片1は、ゴルフクラブを
握る際の手のひら部分にあらわれてくる。
われる掌部片1を他のパーツより分離独立させてあると
共に、他のパーツより高い弾性ならびに耐磨耗性や耐候
性等に優れた素材を用いることができるのでグローブ全
体の耐久性を向上させることができる。
5b,5cはいずれも天然皮革に近い風合いを有すると
共に、ストレッチ性に優れた人工皮革によって構成され
ているので、ゴルファーの各指部等に密着することがで
き、ゴルフクラブに対するグリップを一層確実なものと
することができる。
指し指側端縁1bと、斜め状に裁断された人指し指の掌
部側4aの下端縁4fとを縫合することによってあらわ
れる斜めの縫着ライン6は、図3に示すように人指し指
の掌部側下端付近にあらわれてくるが、当該斜めの縫着
ライン6によって、異なる素材を用いることによる掌部
片1の伸びを抑えることができ耐久性の向上に資するこ
とができる。
分離独立しているので、他のパーツに較べて摩擦に対し
て強い抵抗力を示現する別素材を用いることが可能にな
ると共に、斜め状に裁断された掌部片の人指し指側端縁
と、斜め状に裁断された人指し指の掌部側の下端縁とを
縫合糸により縫着することによってあらわれる斜めの縫
着ラインは、人指し指の掌部側下端付近に現出してき
て、当該斜めの縫着ラインによって、異なる素材を用い
ることによる掌部片の伸びを有効に抑えることができ、
グローブ全体の耐久性を一層向上させることができるも
のである。
側指片及び甲部片の一例を示す平面図である。
チ片の一例を示す平面図である。
って縫着し完成させた本発明に係るゴルフ用グローブの
一例を示す斜視図である。
1)
改良に係り、さらに詳しくは縫製前の手袋本体をなすパ
ーツがゴルファーの手のひら部を覆う掌部片と、中指、
薬指及び小指の手のひら側を覆う掌部側指片と、親指の
全体を覆う親指片と、人指し指の掌部側及び甲部側を含
むと共に、中指、薬指及び小指を含む手の甲部側全体を
覆う甲部片と、前記各指の間に位置させるマチ片とに分
離されていて、各パーツをそれぞれの縫着ラインに沿っ
て縫着することにより完成されるようになっているゴル
フ用グローブに関する。
失うことのないよう薄手の人工皮革や、合成皮革、羊革
などの天然素材を用いて製造されており、縫製前のパー
ツは主に、各指部を含めた手のひら側全体を覆う掌部片
と、各指部を含めた手の甲側全体を覆う甲部片と、親指
の全体を覆う親指片と、各指の間に位置させるマチ片と
に分離されていて、各パーツをそれぞれの縫着ラインに
沿って縫着することによりゴルフグローブが形成される
ようになっている。そして、各パーツは全て同一の素材
を用いて縫製されるものが殆どであった。なお、実用新
案登録第3044522号公報に手のひら部を覆う掌部
片のみが他から分離された縫製前のボディーが示されて
おり、実開平2−29414号公報に掌部側の指片が他
のボディーから分離された形態が示されている。
のひら側は、プレーの際にゴルフクラブに強く圧着され
るものであるため、他の部分より傷みが早く、ゴルフク
ラブに当接する手のひら側の特定部分に亀裂が生じた
り、穴が開いたりした場合には、他の部分は使用に耐え
得るとしても、新しいグローブと交換しなければならな
いという問題点があった。
久性を有する他の素材によって製する試みがなされてい
るが、甲部片を構成する素材より強靱な素材を用いて掌
部片を構成した場合、素材の違いから経時的に掌部片が
引き伸ばされて使用に耐えなくなるという新たな問題点
が指摘された。
ブの問題点を解消した新規なゴルフ用グローブを提供し
ようとするものであり、ゴルファーの手のひら部を覆う
掌部片の素材を他の部分より摩擦に対して強い抵抗力を
示現する別素材を用いることを可能にすると共に、経時
的にも掌部片が引き伸ばされないように新たな縫着ライ
ンを設定したゴルフ用グローブを提供することを目的と
するものである。
の本発明の構成を詳述すれば、請求項1に係る発明は手
袋本体をなす縫製前のパーツが、ゴルファーの手のひら
部を覆う掌部片と、中指、薬指及び小指の手のひら側を
覆う掌部側指片と、親指の全体を覆う親指片と、人指し
指の掌部側及び甲部側を含むと共に、中指、薬指及び小
指を含む手の甲部側全体を覆う甲部片と、前記各指の間
に位置させるマチ片とに分離されていて、各パーツをそ
れぞれの縫着ラインに沿って縫着することによりゴルフ
用グローブが完成されるようになっており、そのうち前
記手のひら部を覆う掌部片の人指し指側端縁を斜め状に
裁断すると共に、当該掌部片の人指し指側端縁に対応す
る甲部片における人指し指の掌部側の下端縁も斜め状に
裁断し、掌部片の斜め状に裁断された人指し指側端縁
と、甲部片における斜め状に裁断された人指し指の掌部
側の下端縁とを斜め状に縫着することにより、掌部片が
経時的に引き伸ばされるのを抑えることができるように
なしたことを特徴とするゴルフ用グローブである。
指側端縁と、斜め状に裁断された人指し指の掌部側の下
端縁とを縫合糸により縫着することによってあらわれる
斜めの縫着ラインは、人指し指の掌部側下端付近に現出
してくるが、当該斜めの縫着ラインによって、異なる素
材を用いることによる掌部片の伸びを有効に抑えること
ができ、グローブ全体の耐久性の向上に資することがで
きる。
ーブの具体的構成を図示の実施例に基づき詳細に説明す
る。図1は手袋本体をなす各パーツのうち、掌部片、掌
部側指片及び甲部片の一例を示す平面図、図2は手袋本
体をなす各パーツのうち、親指片及びマチ片の一例を示
す平面図、図3は図1及び図2に示す各パーツを縫着ラ
インに沿って縫着し完成させた本考案に係るゴルフ用グ
ローブの一例を示す斜視図である。
図2につき説明すれば、図中1はゴルファーの手のひら
部のみを覆う掌部片であり、当該掌部片1は他のパーツ
より大きな摩擦抵抗を示現する素材を用いて形成されて
いる。
ポリウレタンを含浸させた他のパーツより比較的厚手の
人工皮革をベースとして成り立っており、摩擦強度を向
上させるためポリスチレンブロックとエラストマーブロ
ックの共重合体からなる熱可塑性エラストマーを、ベー
ス生地である人工皮革の表面にコーティングして他のパ
ーツより厚手となした素材を用いるようにする。
塑性エラストマーは、加硫加工なしに加硫ゴムの如き高
い弾性と高強度を示現すると共に、耐候性に優れた特性
を有しているので掌部片1に応用することにより耐久性
に優れ、且つクラブのグリップに密着することのできる
ゴルフ用グローブとすることができる。
て、掌部片1をなす人工皮革の表面にチタンに代表され
る金属微粒子を合成樹脂バインダーを介して定着させる
ことによって、耐磨耗性等を向上させるようにすること
もできる。人工皮革の表面に定着させる金属微粒子とし
てはチタン酸カリウムウィスカが最適であるが、これ以
外にもセラミック微粉末を使用することも可能である。
なった素材を用いることができるのは、前記したように
掌部片1が手のひら側の各指片を含んでおらず、グリッ
プの際にクラブに当接し一番磨耗され易い手のひら部分
に限定してあるからである。
から小指側に向け徐々に広幅となるようにして裁断して
ある。これは、掌部片1の上端縁1a付近の余剰部分を
予じめ切除しておくことを意味し、後述するようにゴル
フクラブを握ったときに生ずる弛みを抑えるのに役立つ
ものである。また、掌部片1の人指し指側端縁1bは斜
め状に裁断してある。
のひら側を覆う掌部側指片である。この掌部側指片2は
天然皮革に近い風合いを有すると共に、ゴルフクラブに
密着し得る人工皮革、すなわち、前記掌部片1よりは薄
手の不織布にポリウレタンを含浸させストレッチ性を高
めた素材の表面に、ポリスチレンブロックとエラストマ
ーブロックの共重合体からなる熱可塑性エラストマーを
コーティングしたものを用いており、人指し指の掌部側
を覆うパーツは含まれておらず、中指、薬指及び小指の
手のひら側のみを覆う独立したパーツとなっている。な
お、図中2aは中指片、2bは薬指片、2cは小指片を
それぞれ示している。
親指片であり、前記掌部側指片2を構成する素材と同じ
人工皮革を用いて製せられているが、前記した熱可塑性
エラストマーはコーティングしていない。なお、ゴルフ
ァーの親指に対する密着性を高め、グリップを確実なも
のとすることができるものであれば、人工皮革以外にも
羊革のような柔軟性をもった天然皮革によって製しても
よいのは勿論である。この親指片3にはスリット3aを
形成してあるが、このスリット3aは他のパーツ、すな
わち前記した掌部片1に対して縫合し易くするためのも
のである。
部側を含むと共に、中指、薬指及び小指を含む手の甲部
側全体を覆う甲部片であり、前記親指片3と同様、天然
皮革に近い風合いを有する人工皮革によって製せられて
いる。甲部片4はこのようにゴルファーの手の甲部側全
体を覆うものであるため、全体の面積は他のパーツと較
べて最も大きくなっている。
は人指し指の甲部側、4cは中指の甲部側、4dは薬指
の甲部側、4eは小指の甲部側をそれぞれ示している。
人指し指の掌部側4aの下端縁4fは斜め状に裁断され
ており、当該下端縁4fに、掌部片1の前記斜め状に裁
断された人指し指側端縁1bが縫合されるようになって
いる。
側端縁1bと、斜め状に裁断された人指し指の掌部側4
aの下端縁4fとを縫合するようにしたのは、このよう
な斜め縫合方法を採用することによって、完成品として
のゴルフ用グローブにおける掌部片1が繰り返し使用に
よって伸ばされるのを防止できることを新たに発見した
からである。その他、図中の4gはゴルフグローブを手
にはめるとき入り口部を拡げるためのスリットであり、
このスリット4gの一側縁部には特に図示しないが面フ
ァスナーなどを取付けた止め部材が縫着される。
部分に縫合されるマチ片、5bは小指片2cと小指の甲
部側4eの間で、且つ薬指側に縫合されるマチ片であ
る。5cは薬指、中指及び人指し指の間にそれぞれ縫合
されるマチ片であり、ともに同一形状に裁断されてい
る。
されるマチ片5cは、縫製前のパーツ段階では同一形状
であったとしても、それぞれを所定の箇所に縫着した後
には、余剰部分がカットされるものであるため、完成品
としてのゴルフグローブにあらわれるマチ片にはその大
きさに当然違いが生ずるものである。前記したいずれの
マチ片も、前記甲部片4と同じ薄い人工皮革素材によっ
て製せられる。
ように、掌部片1が縫製前において他のパーツより分離
独立して裁断されており、これにより掌部片1について
他のパーツと異なった素材を用いることが可能となる。
したがって、本発明によれば掌部片1を摩擦に対して強
い抵抗力を示現する素材を用いることが可能となる。ま
た、主要なパーツはそれぞれ独立しているので、各パー
ツ毎に最適な素材を選択することが可能である。前記し
た各パーツは所定の縫着ラインに沿って、たとえば工業
用特殊ミシンにより縫合され、本発明に係るゴルフ用グ
ローブが完成する。
3につき説明する。不織布にポリウレタンを含浸させた
他のパーツよりは厚手となる人工皮革の表面に、ポリス
チレンブロックとエラストマーブロックの共重合体から
なる熱可塑性エラストマーをコーティングするか、ある
いはチタンに代表される金属微粒子を合成樹脂バインダ
ーを介して定着させてなる掌部片1は、ゴルフクラブを
握る際の手のひら部分にあらわれてくる。
われる掌部片1を他のパーツより分離独立させてあると
共に、他のパーツより高い弾性ならびに耐磨耗性や耐候
性等に優れた素材を用いることができるのでグローブ全
体の耐久性を向上させることができる。
5b,5cはいずれも天然皮革に近い風合いを有すると
共に、ストレッチ性に優れた人工皮革によって構成され
ているので、ゴルファーの各指部等に密着することがで
き、ゴルフクラブに対するグリップを一層確実なものと
することができる。
指し指側端縁1bと、斜め状に裁断された人指し指の掌
部側4aの下端縁4fとを縫合することによってあらわ
れる斜めの縫着ライン6は、図3に示すように人指し指
の掌部側下端付近にあらわれてくるが、当該斜めの縫着
ライン6によって、異なる素材を用いることによる掌部
片1の伸びを抑えることができ耐久性の向上に資するこ
とができる。
分離独立しているので、他のパーツに較べて摩擦に対し
て強い抵抗力を示現する別素材を用いることが可能にな
ると共に、斜め状に裁断された掌部片の人指し指側端縁
と、斜め状に裁断された人指し指の掌部側の下端縁とを
縫合糸により縫着することによってあらわれる斜めの縫
着ラインは、人指し指の掌部側下端付近に現出してき
て、当該斜めの縫着ラインによって、異なる素材を用い
ることによる掌部片の伸びを有効に抑えることができ、
グローブ全体の耐久性を一層向上させることができるも
のである。
側指片及び甲部片の一例を示す平面図である。
チ片の一例を示す平面図である。
って縫着し完成させた本発明に係るゴルフ用グローブの
一例を示す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 手袋本体をなす縫製前のパーツが、ゴル
ファーの手のひら部を覆う掌部片と、中指、薬指及び小
指の手のひら側を覆う掌部側指片と、親指の全体を覆う
親指片と、人指し指の掌部側及び甲部側を含むと共に、
中指、薬指及び小指を含む手の甲部側全体を覆う甲部片
と、前記各指の間に位置させるマチ片とに分離されてい
て、各パーツをそれぞれの縫着ラインに沿って縫着する
ことによりゴルフ用グローブが完成されるようになって
おり、そのうち前記手のひら部を覆う掌部片は、他のパ
ーツより大きな摩擦抵抗を示現する素材を用いてグロー
ブ全体の耐久性を向上させるようにすると共に、当該掌
部片の上端縁を人指し指側から小指側に向け徐々に広幅
となるようにして切り欠き、完成されたゴルフ用グロー
ブを手にはめ、ゴルフクラブを握ったとき掌部側に生ず
る弛みが減少するように構成したことを特徴とするゴル
フ用グローブ。 - 【請求項2】 手袋本体をなす縫製前のパーツが、ゴル
ファーの手のひら部を覆う掌部片と、中指、薬指及び小
指の手のひら側を覆う掌部側指片と、親指の全体を覆う
親指片と、人指し指の掌部側及び甲部側を含むと共に、
中指、薬指及び小指を含む手の甲部側全体を覆う甲部片
と、前記各指の間に位置させるマチ片とに分離されてい
て、各パーツをそれぞれの縫着ラインに沿って縫着する
ことによりゴルフ用グローブが完成されるようになって
おり、そのうち前記手のひら部を覆う掌部片は、ポリス
チレンブロックとエラストマーブロックの共重合体から
なる熱可塑性エラストマーを、人工皮革の表面にコーテ
ィングして他のパーツより厚手となした素材を用いてい
ることを特徴とするゴルフ用グローブ。 - 【請求項3】 手袋本体をなす縫製前のパーツが、ゴル
ファーの手のひら部を覆う掌部片と、中指、薬指及び小
指の手のひら側を覆う掌部側指片と、親指の全体を覆う
親指片と、人指し指の掌部側及び甲部側を含むと共に、
中指、薬指及び小指を含む手の甲部側全体を覆う甲部片
と、前記各指の間に位置させるマチ片とに分離されてい
て、各パーツをそれぞれの縫着ラインに沿って縫着する
ことによりゴルフ用グローブが完成されるようになって
おり、そのうち前記手のひら部を覆う掌部片は、チタン
に代表される金属微粒子を、人工皮革の表面に定着させ
た素材を用いていることを特徴とするゴルフ用グロー
ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36923798A JP3075714B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | ゴルフ用グローブ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP36923798A JP3075714B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | ゴルフ用グローブ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000192309A true JP2000192309A (ja) | 2000-07-11 |
JP3075714B2 JP3075714B2 (ja) | 2000-08-14 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002143364A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-05-21 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフ用手袋 |
KR20160142146A (ko) * | 2015-06-02 | 2016-12-12 | 정인호 | 골프장갑 제조방법 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP36923798A patent/JP3075714B2/ja not_active Expired - Fee Related
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