JP2000190995A - 包装袋 - Google Patents
包装袋Info
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- JP2000190995A JP2000190995A JP10371242A JP37124298A JP2000190995A JP 2000190995 A JP2000190995 A JP 2000190995A JP 10371242 A JP10371242 A JP 10371242A JP 37124298 A JP37124298 A JP 37124298A JP 2000190995 A JP2000190995 A JP 2000190995A
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Abstract
あって、突起状注出部にフィルムの切れなど損傷がない
包装袋を提供する。 【解決手段】表裏2枚の合成樹脂フィルムの周辺をシー
ル1してなり、その周辺に突起状注出部2を設けた包装
袋であって、該突起状注出部2は表裏2枚の合成樹脂フ
ィルムの間に半硬質ないし硬質の線条の螺旋状捲回物1
1が埋設されていることを特徴とする包装袋である。
Description
用の液体を収納する包装袋に関する。
食器用洗剤などの液体を、使用時にポンプで適量づつ排
出するポンプ式容器が多用されている。そして、近年、
資源の節約から、ポンプ式容器の中味がなくなっても、
該容器を破棄することなく、新たに液体を充填し、すな
わち中味を詰替えて何回も再使用することが行なわれて
いる。この詰替用の液体を収納する包装袋は種々のタイ
プが知られており、その一つに、液体を注出する注出口
をパイプで構成したものが知られている。すなわち、表
裏2枚の合成樹脂フィルムの周辺をシールし、その周辺
の一部に突起状注出部を設け、この表裏2枚の合成樹脂
フィルム間に硬質ないし半硬質パイプを埋設した詰替用
液体を収納する包装袋が実用化されている。
の一例を示したもので、液体を充填封入する前の状態を
示す正面図である。1は詰替用液体収納容器の周辺をシ
ールしたシール部で、斜線で示してある。2は注出部を
形成する突起部で、この突起状注出部2は、表側フィル
ムと裏側フィルムの間に合成樹脂製の半硬質ないし硬質
のパイプ3を挿入し、突起状注出部全体を接着しパイプ
3を埋設した構造になっている。内容物の液体は未シー
ルの上辺1’から入れ、充填後にはこの上辺1’を熱シ
ールする。この詰替用液体収納包装袋から、中身の液体
をポンプ式容器に移し替えるには、該詰替用液体収納包
装袋の突起状注出部2のA−A線の個所をハサミなどで
切断してシール部先端部9を切離し、パイプ3の注出口
4を露出させ、次いで突起状注出部2をポンプ式容器の
口に挿入し、該詰替用液体収納包装袋を傾けてパイプ3
の注出口から中身の液体をポンプ式容器に排出させてい
る。
注出部2をA−A線で切断してシール部先端部9を切離
したときの突起状注出部2の斜視図である。パイプ3は
表側フィルム5と裏側フィルム6との接着により固定さ
れ、パイプ3の両側にシール部7、8がヒレ状に存在す
る。この接着は表側フィルム5と裏側フィルム6のそれ
ぞれの裏面に設けたシーラント層を利用して熱シールに
よって行なう。この接着操作は、表側フィルム5と裏側
フィルム6とを押し型を用いて加圧加熱することによっ
て行なうが、表側フィルム5と裏側フィルム6との熱シ
ールによってパイプ3を固定するには、表側フィルム5
及び裏側フィルム6が折れ曲がるシール際10の箇所に
おいて、それぞれのフィルムをなるべくパイプ3に密着
するように押圧する。このようにして製造された包装袋
には、パイプのシール際10のフィルムに切れ目が入る
などの損傷が生じやすい。このようにシール際10の箇
所のフィルムが損傷したものは、そこから中身の液体が
漏れるので、商品価値が失われる。本発明は、かかる損
傷が生じ難い包装袋を提供することを目的とする。
の切れなどの損傷の有無、或はシール瑕疵の有無を空気
を入れて検査するが、その際、突起状注出部2に筒状の
パイプ3を用いたものは、パイプ周辺のフィルム部分ま
で空気が達せず、殊にシール際の検査を確実にするのは
困難であった。本発明はこの検査が確実に行なえる包装
袋を提供することを目的とする。
裏2枚の合成樹脂フィルムの周辺をシールしてなり、そ
の周辺に突起状注出部を設けた包装袋であって、該突起
状注出部は表裏2枚の合成樹脂フィルムの間に半硬質な
いし硬質の線条の螺旋状捲回物が埋設されていることを
特徴とする包装袋である。
成樹脂フィルムの周辺がシールされており、その周辺に
は突起状注出部が設けられている。この注出部は表裏2
枚の合成樹脂フィルムの間に半硬質ないし硬質の線条螺
旋状捲回物が埋設されている。図1はこの包装袋の一例
を示した正面図である。図1において、1は本発明の包
装袋一例を示したもので、液体を充填封入する前の状態
を示す正面図である。図1において1は包装袋の周辺を
シールしたシール部で、斜線で示してある。2は注出部
を形成する突起部で、この突起状注出部2は、表側フィ
ルムと裏側フィルムの間に半硬質ないし硬質の線条の螺
旋状捲回物11を挿入し、その周囲をシール7、8、9
し、突起状注出部2全体を接着し線条螺旋状捲回物11
を埋設した構造になっている。中身の液体は、上辺の
1’から入れ、充填後この上辺を熱シールする。中身の
液体を注出するときは、包装袋の突起状注出部2のA−
A線の個所をハサミなどで切断してシール部先端部9を
切離し、線条螺旋状捲回物11の注出口4を露出させ
る。
は、半硬質ないし硬質の線条の螺旋状捲回物で、いわゆ
るコイルばねと同様の構造である。図2はこの線条螺旋
状捲回物の一例を示した斜視図である。12は線条であ
る。図2は線条を螺旋状に巻いたときの線条間隔が密の
場合であるが、図3に示すようにこの線条間隔を粗にし
てもよく、線条間隔は任意である。この線条は軟質ない
し硬質で、例えば中密度又は高密度のポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニルなどである。線条の直径
は0.5〜1.5mmが好ましい。また、線条螺旋状捲
回物の長さは、10〜30mmである。この線条螺旋状
捲回物の外径及び内径は、中身を移し替える相手の容器
のの口の内径の大きさによる。例えば相手の容器の口の
内径が約20mmの一般のポンプ式容器に詰替ることを
目的とする詰替用液体収納包装袋の場合は、外径6〜2
0mm、内径3〜15mmが好ましい。
ルムには、従来常用されている素材、例えば二軸延伸ポ
リプロピレンフィルム、二軸延伸ポリアミドフィルム、
二軸延伸ポリエステルフィルム、エチレン−ビニルアル
コール共重合体フィルムなどの各種フィルムを基材と
し、これらの基材フィルムに、低密度ポリエチレン、直
鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリプロピレンなどのオレフィン系の熱接着樹脂を
シーラント層として積層した複合フィルムが用いられ
る。この場合、基材には上記した各種フィルムを、内容
物の保護性を高めるために複数積層してもよく、更には
アルミニウム箔などの金属薄膜層を使用してもよい。ま
た、包装袋の構造は特に制限がないが、内容物を充填後
は自立可能な包装袋が好ましい。
にパイプを埋設する場合は、パイプを表側フィルム5と
裏側フィルム6との熱接着(シール部7、8、9)によ
り固定する。この熱接着操作は、表側フィルム5と裏側
フィルム6とを押し型を用いて加熱加圧することによっ
て行なうが、この熱接着操作時にパイプの存在する部
分、特にシール際10(図5参照)の表裏2枚のフィル
ム5、6には引き伸ばし応力がかかり、材質によっては
その許容範囲を超えてしまい、特にシール際10のフィ
ルムには切れが生じ易かった。しかして、本発明では従
来のパイプ3に変えて線条螺旋状捲回物11を用いたも
のである。この線条螺旋状捲回物11は変形可能である
ので、埋設加工の接着操作時に表裏2枚のフィルム5、
6に引き伸ばし応力がかかると、該線条螺旋状捲回物1
1が変形して、この応力を緩和する。そのため、シール
際10においてもフィルムの切断が生じなくなる。
発生するのを防ぐため、出荷にあたり、包装袋に熱シー
ル瑕疵や包装袋を構成するフィルムに切れなどの損傷が
ないかを検査する。この検査は空気の漏れの有無によっ
て行なうが、従来のパイプを用いた包装袋では、突起状
注出部のフィルム部分に空気が侵入しないため、突起状
注出部のパイプ埋設部分のフィルム、特にパイプのシー
ル際のフィルムに切れなどの損傷がないか検査するのが
困難であった。本発明では、線条螺旋状捲回物を埋設し
たので、検査のため入れた空気が線条螺旋状捲回物の線
条間の間隙を通過して確実に突起状注出部のパイプ埋設
部分のフィルム部分全体に達するので、この部分のフィ
ルムの切れなどの損傷を容易且つ確実に発見できる。
部に埋設するパイプに変えて、半硬質〜硬質の線条の螺
旋状捲回物を用いたので、突起状注出部分のフィルム、
特に線条螺旋状捲回物のシール際のフィルムに切れなど
の損傷の発生を防ぐことができる。また、包装袋の検査
を確実に行なうことができ、瑕疵のある包装袋の発見が
容易になる。
イプの注出口、5 表側フィルム、6 裏側フィルム、
7、8 パイプ側部のシール部、9 シール部先端部、
10 シール際、11 線条螺旋状捲回物、12 線条
Claims (1)
- 【請求項1】表裏2枚の合成樹脂フィルムの周辺をシー
ルしてなり、その周辺に突起状注出部を設けた包装袋で
あって、該突起状注出部は表裏2枚の合成樹脂フィルム
の間に半硬質ないし硬質の線条の螺旋状捲回物が埋設さ
れていることを特徴とする包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37124298A JP4057177B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37124298A JP4057177B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 包装袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000190995A true JP2000190995A (ja) | 2000-07-11 |
JP4057177B2 JP4057177B2 (ja) | 2008-03-05 |
Family
ID=18498378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37124298A Expired - Fee Related JP4057177B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4057177B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005289468A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 肉薄容器 |
JP2013230869A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-11-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 注出口付き包装袋 |
JP2015105139A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | 凸版印刷株式会社 | パウチおよび注液補助パーツ |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP37124298A patent/JP4057177B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005289468A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 肉薄容器 |
JP4514026B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2010-07-28 | 株式会社吉野工業所 | 肉薄容器 |
JP2013230869A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-11-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 注出口付き包装袋 |
JP2015105139A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | 凸版印刷株式会社 | パウチおよび注液補助パーツ |
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---|---|
JP4057177B2 (ja) | 2008-03-05 |
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