JP2000188757A - デジタルtv放送送信装置及びその受信装置 - Google Patents
デジタルtv放送送信装置及びその受信装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 デジタルTV放送での画像圧縮に伴う弊害で
あるブロック歪みによる画質劣化の軽減を図る。 【解決手段】 画像信号を少なくとも離散コサイン変換
(DCT)してDCT係数を量子化して圧縮するエンコ
ーダ11より得られるブロック歪みの発生情報を、多重
回路12で多重しデジタルTV放送信号として送信する
ことで、受信側でのブロック歪みの低減に寄与する。
あるブロック歪みによる画質劣化の軽減を図る。 【解決手段】 画像信号を少なくとも離散コサイン変換
(DCT)してDCT係数を量子化して圧縮するエンコ
ーダ11より得られるブロック歪みの発生情報を、多重
回路12で多重しデジタルTV放送信号として送信する
ことで、受信側でのブロック歪みの低減に寄与する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像圧縮の弊害
であるブロック歪みの軽減を図った、デジタルTV(テ
レビジョン)放送送信装置およびその受信装置に関す
る。
であるブロック歪みの軽減を図った、デジタルTV(テ
レビジョン)放送送信装置およびその受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】有料TV放送としてデジタルテレビ放送
が開始されている。また、米国では1998年秋にデジタル
テレビ放送が開始され、日本でも2000年に衛星によるデ
ジタルテレビ放送の開始が予定されている。
が開始されている。また、米国では1998年秋にデジタル
テレビ放送が開始され、日本でも2000年に衛星によるデ
ジタルテレビ放送の開始が予定されている。
【0003】デジタル放送では送信情報量の削減のため
に、画像圧縮が必須である。画像圧縮は、図12に示す
ように画面121を複数のブロック分割121a,12
1b…に分けて画像をDCT(離散コサイン変換)し、
DCT係数を量子化することで画像を圧縮する。DCT
処理する際に画像を8画素×8画素の2次元ブロックに
分割して、ブロック毎にDCT処理する。
に、画像圧縮が必須である。画像圧縮は、図12に示す
ように画面121を複数のブロック分割121a,12
1b…に分けて画像をDCT(離散コサイン変換)し、
DCT係数を量子化することで画像を圧縮する。DCT
処理する際に画像を8画素×8画素の2次元ブロックに
分割して、ブロック毎にDCT処理する。
【0004】一般に、画像信号は相関が高くDCT係数
の高域成分は元々小さいので、画質を劣化させずに画像
情報を圧縮できる。次に、画像信号の時間方向の相関を
利用して前もしくは前後の画像信号からの予測値との差
分を取ることで、さらに圧縮を行う。さらに、その後ハ
フマン符号化処理を行うことでさらなる圧縮を行う。
の高域成分は元々小さいので、画質を劣化させずに画像
情報を圧縮できる。次に、画像信号の時間方向の相関を
利用して前もしくは前後の画像信号からの予測値との差
分を取ることで、さらに圧縮を行う。さらに、その後ハ
フマン符号化処理を行うことでさらなる圧縮を行う。
【0005】図13(a)は原画像を示す。DCT係数
を量子化する際に低域の係数のみしか残らずに高域成分
が伝送されないと、受信側では高域成分が復元されな
い。その結果、図13(b)に示すようなブロック歪み
が発生し、ブロック境界のDCレベル差が画質劣化とし
て目立つようになる。
を量子化する際に低域の係数のみしか残らずに高域成分
が伝送されないと、受信側では高域成分が復元されな
い。その結果、図13(b)に示すようなブロック歪み
が発生し、ブロック境界のDCレベル差が画質劣化とし
て目立つようになる。
【0006】このように、相関の低い画像信号である高
域成分が多く、動きの激しい画像信号が連続すると、圧
縮により高域成分が送信されずに低域成分のみが送信さ
れることになる。その結果、受信側ではブロックの画像
情報の低域成分しか復元されず、そのブロックが一色で
塗り潰された状態のブロック歪みが生じる。
域成分が多く、動きの激しい画像信号が連続すると、圧
縮により高域成分が送信されずに低域成分のみが送信さ
れることになる。その結果、受信側ではブロックの画像
情報の低域成分しか復元されず、そのブロックが一色で
塗り潰された状態のブロック歪みが生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のデジタルテレビ
放送での画像信号圧縮の弊害として、相関の低い画像信
号である、高域成分が多く動きの激しい画像信号が連続
すると、圧縮により高域成分が送信されずに低域成分の
みが送信され、その結果、受信側ではブロックの画像情
報の低域成分しか復元されず、そのブロックが一色で塗
り潰された状態のブロック歪みが生じる問題があった。
放送での画像信号圧縮の弊害として、相関の低い画像信
号である、高域成分が多く動きの激しい画像信号が連続
すると、圧縮により高域成分が送信されずに低域成分の
みが送信され、その結果、受信側ではブロックの画像情
報の低域成分しか復元されず、そのブロックが一色で塗
り潰された状態のブロック歪みが生じる問題があった。
【0008】そこでこの発明は、ブロック歪みの弊害を
軽減できるデジタルTV放送送信装置及び受信装置を提
供することを目的とする。
軽減できるデジタルTV放送送信装置及び受信装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明のデジタルTV放送送信装置では、画
像信号を少なくとも離散コサイン変換(DCT)し、D
CT係数を量子化して圧縮するエンコーダより得られる
ブロック歪みの発生情報を、圧縮された前記画像信号内
に多重して送信することを特徴とする。
ために、この発明のデジタルTV放送送信装置では、画
像信号を少なくとも離散コサイン変換(DCT)し、D
CT係数を量子化して圧縮するエンコーダより得られる
ブロック歪みの発生情報を、圧縮された前記画像信号内
に多重して送信することを特徴とする。
【0010】これにより、被圧縮画像信号を送信すると
きに、これにブロック歪みの発生情報を多重すること
で、受信側で適切な処理を施すことによりブロック歪み
の軽減を図ることが可能となる。
きに、これにブロック歪みの発生情報を多重すること
で、受信側で適切な処理を施すことによりブロック歪み
の軽減を図ることが可能となる。
【0011】この発明の圧縮されたデジタル画像信号と
該画像信号のブロック歪みの発生情報が多重されたデジ
タルTV放送信号を受信するデジタルTV放送受信装置
では、受信した前記TV放送信号から前記ブロック歪み
の発生情報を分離し、そのブロック歪み情報に基づきブ
ロック歪みの発生したブロックと隣接ブロック間の領域
に円滑フィルタをかけて前記ブロック歪みを低減したこ
とを特徴とする。
該画像信号のブロック歪みの発生情報が多重されたデジ
タルTV放送信号を受信するデジタルTV放送受信装置
では、受信した前記TV放送信号から前記ブロック歪み
の発生情報を分離し、そのブロック歪み情報に基づきブ
ロック歪みの発生したブロックと隣接ブロック間の領域
に円滑フィルタをかけて前記ブロック歪みを低減したこ
とを特徴とする。
【0012】これにより、送信されて来る被圧縮画像信
号とブロック歪みの発生情報を受信し、ブロック間の領
域に円滑フィルタ処理を施してブロック間を滑らかにつ
なぐことにより、ブロック歪みによるブロック間のレベ
ル段差を滑らかにして、視覚上のブロック歪みの影響を
軽減できる。
号とブロック歪みの発生情報を受信し、ブロック間の領
域に円滑フィルタ処理を施してブロック間を滑らかにつ
なぐことにより、ブロック歪みによるブロック間のレベ
ル段差を滑らかにして、視覚上のブロック歪みの影響を
軽減できる。
【0013】また、この発明の圧縮されたデジタル画像
信号と該画像信号のブロック歪みの発生情報が多重され
たデジタルTV放送信号を受信するデジタルTV放送受
信装置では、受信した前記TV放送信号から前記ブロッ
ク歪みの発生情報を分離して、そのブロック歪み情報に
基づきブロック歪みの発生したブロックの画像信号を、
前後のフレームまたはフィールドの補間画像情報で置換
することを特徴とする。
信号と該画像信号のブロック歪みの発生情報が多重され
たデジタルTV放送信号を受信するデジタルTV放送受
信装置では、受信した前記TV放送信号から前記ブロッ
ク歪みの発生情報を分離して、そのブロック歪み情報に
基づきブロック歪みの発生したブロックの画像信号を、
前後のフレームまたはフィールドの補間画像情報で置換
することを特徴とする。
【0014】これにより、前後の画像にブロック歪みの
影響のない場合、もしくはあっても影響の小さい場合、
前の画像と円滑フィルタ処理するよりも前後の画像の補
間画像にした方が、ブロック歪みの影響を軽減する。
影響のない場合、もしくはあっても影響の小さい場合、
前の画像と円滑フィルタ処理するよりも前後の画像の補
間画像にした方が、ブロック歪みの影響を軽減する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、こ
の発明のデジタルTV放送送信装置の一の実施の形態に
ついて説明するための回路構成図である。図1におい
て、送信すべき原画像をエンコーダ11に供給し、ここ
で圧縮処理を行う。圧縮された画像信号は多重回路12
に供給するとともに、デコーダ13に供給する。デコー
ダ13では圧縮された画像信号を伸長処理する。デコー
ダ13で伸長された画像と原画像は、比較回路14で比
較してブロック歪みの発生を検出する。比較回路14の
出力より得られるブロック歪みの発生情報を、多重回路
12で圧縮された画像情報と時分割多重する。この圧縮
されたデジタル画像信号は、変調/増幅回路15で変調
および増幅を行って送信する。
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、こ
の発明のデジタルTV放送送信装置の一の実施の形態に
ついて説明するための回路構成図である。図1におい
て、送信すべき原画像をエンコーダ11に供給し、ここ
で圧縮処理を行う。圧縮された画像信号は多重回路12
に供給するとともに、デコーダ13に供給する。デコー
ダ13では圧縮された画像信号を伸長処理する。デコー
ダ13で伸長された画像と原画像は、比較回路14で比
較してブロック歪みの発生を検出する。比較回路14の
出力より得られるブロック歪みの発生情報を、多重回路
12で圧縮された画像情報と時分割多重する。この圧縮
されたデジタル画像信号は、変調/増幅回路15で変調
および増幅を行って送信する。
【0016】この実施の形態では、受信側でブロック歪
みの情報を検出して適切な処理を施し、受信側でブロッ
ク歪みによる画質劣化を軽減できるように、送信側がブ
ロック歪みの発生情報を、デジタル放送信号に多重して
送信することで、受信側でのブロック歪みの低減に寄与
できる。
みの情報を検出して適切な処理を施し、受信側でブロッ
ク歪みによる画質劣化を軽減できるように、送信側がブ
ロック歪みの発生情報を、デジタル放送信号に多重して
送信することで、受信側でのブロック歪みの低減に寄与
できる。
【0017】以下、図1に示すデジタルTV放送送信装
置からのブロック歪みの発生情報が多重された被圧縮画
像信号を受信する、この発明のデジタルTV放送受信装
置の実施の形態について説明する。
置からのブロック歪みの発生情報が多重された被圧縮画
像信号を受信する、この発明のデジタルTV放送受信装
置の実施の形態について説明する。
【0018】図2は、この発明のデジタルTV放送受信
装置の第1の実施の形態について説明するための回路構
成図である。受信側では、図1のデジタルTV放送送信
装置より送信された被圧縮画像信号を受信し、デコーダ
21で伸長する。被圧縮画像信号に多重されたブロック
歪み情報検出回路22は、タイミング発生回路23から
のタイミング信号に基づき、画像信号から分離する。分
離されたブロック歪みの発生情報は、タイミング発生回
路23に送る。
装置の第1の実施の形態について説明するための回路構
成図である。受信側では、図1のデジタルTV放送送信
装置より送信された被圧縮画像信号を受信し、デコーダ
21で伸長する。被圧縮画像信号に多重されたブロック
歪み情報検出回路22は、タイミング発生回路23から
のタイミング信号に基づき、画像信号から分離する。分
離されたブロック歪みの発生情報は、タイミング発生回
路23に送る。
【0019】タイミング発生回路23ではブロック歪み
情報に基づき、ブロック歪みの発生したブロックの位置
を示す信号を円滑フィルタ24とセレクタ25の制御信
号として送る。円滑フィルタ24では、タイミング発生
回路23からの位置情報に基づき、ブロック歪みの発生
したブロックと隣接ブロックの境界に円滑フィルタ処理
を行う。セレクタ25はタイミング発生回路23からの
位置情報をもとに、デコーダ21で伸長された画像か円
滑フィルタ処理された画像かを切り換えて出力する。
情報に基づき、ブロック歪みの発生したブロックの位置
を示す信号を円滑フィルタ24とセレクタ25の制御信
号として送る。円滑フィルタ24では、タイミング発生
回路23からの位置情報に基づき、ブロック歪みの発生
したブロックと隣接ブロックの境界に円滑フィルタ処理
を行う。セレクタ25はタイミング発生回路23からの
位置情報をもとに、デコーダ21で伸長された画像か円
滑フィルタ処理された画像かを切り換えて出力する。
【0020】ここで、図3(a)は図13(a)と同じ
く原画像を示し、図3(b)は図13(a)と同じく受
信側でのブロック歪みの発生状況を示している。そこ
で、放送信号に多重されたブロック歪み情報に基づきブ
ロック歪みの発生したブロックと隣接ブロックの境界に
円滑フィルタ処理を行うと、図3(c)に示すように、
ブロック境界の画像成分にフィルタ処理を行ってブロッ
ク間を滑らかにつなぎ、ブロック間の急峻なDCレベル
差を少なくする。これにより、視覚上の画質劣化を軽減
できる。
く原画像を示し、図3(b)は図13(a)と同じく受
信側でのブロック歪みの発生状況を示している。そこ
で、放送信号に多重されたブロック歪み情報に基づきブ
ロック歪みの発生したブロックと隣接ブロックの境界に
円滑フィルタ処理を行うと、図3(c)に示すように、
ブロック境界の画像成分にフィルタ処理を行ってブロッ
ク間を滑らかにつなぎ、ブロック間の急峻なDCレベル
差を少なくする。これにより、視覚上の画質劣化を軽減
できる。
【0021】円滑フィルタ24は、一方のブロックの境
界の画素値と他方のブロックの境界の画素値の直線補間
を行えばよく、ブロックの境界にLPF(低域通過フィ
ルタ)をかけてもよい。LPFをかける場合、ブロック
歪みの発生したブロック中央とブロック境界の双方にL
PFをかけ、ブロック中央とブロック境界とでLPF特
性を換えてもよい。その場合、ブロック境界部でのLP
Fのカットオフ周波数の方を低くする。
界の画素値と他方のブロックの境界の画素値の直線補間
を行えばよく、ブロックの境界にLPF(低域通過フィ
ルタ)をかけてもよい。LPFをかける場合、ブロック
歪みの発生したブロック中央とブロック境界の双方にL
PFをかけ、ブロック中央とブロック境界とでLPF特
性を換えてもよい。その場合、ブロック境界部でのLP
Fのカットオフ周波数の方を低くする。
【0022】このように、ブロック歪みの発生情報を検
出して歪みの発生したブロックと隣接ブロック間を円滑
フィルタ処理して滑らかにつなぐことにより、ブロック
歪みによる画質劣化の影響を軽減できる。
出して歪みの発生したブロックと隣接ブロック間を円滑
フィルタ処理して滑らかにつなぐことにより、ブロック
歪みによる画質劣化の影響を軽減できる。
【0023】図4は、この発明の受信装置の第2の実施
の形態について説明するための回路構成図であり、図3
と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。こ
の実施の形態は、デコーダ21と円滑フィルタ24との
間にフレームメモリ41を設置した部分の構成が図3と
異なる。
の形態について説明するための回路構成図であり、図3
と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。こ
の実施の形態は、デコーダ21と円滑フィルタ24との
間にフレームメモリ41を設置した部分の構成が図3と
異なる。
【0024】すなわち、フレームメモリ41はデコーダ
21で伸長した画像を1フレーム期間遅延する。円滑フ
ィルタ24ではタイミング発生回路23からの位置情報
をもとにブロック歪みの発生したブロックの画像とフレ
ームメモリ41から得られる前フレームの画像を円滑フ
ィルタ処理を行う。セレクタ25はタイミング発生回路
23からの位置情報をもとに、デコーダ21で伸長され
た画像と円滑フィルタ処理された画像を切り換えて出力
する。
21で伸長した画像を1フレーム期間遅延する。円滑フ
ィルタ24ではタイミング発生回路23からの位置情報
をもとにブロック歪みの発生したブロックの画像とフレ
ームメモリ41から得られる前フレームの画像を円滑フ
ィルタ処理を行う。セレクタ25はタイミング発生回路
23からの位置情報をもとに、デコーダ21で伸長され
た画像と円滑フィルタ処理された画像を切り換えて出力
する。
【0025】このように、ブロック歪みの発生情報を分
離してそれに基づいて、ブロック歪みの発生したブロッ
クの画像をブロック歪みのない、前フレームの画像と円
滑フィルタ演算することによりブロック歪みの影響を軽
減できる。
離してそれに基づいて、ブロック歪みの発生したブロッ
クの画像をブロック歪みのない、前フレームの画像と円
滑フィルタ演算することによりブロック歪みの影響を軽
減できる。
【0026】ここで、セレクタ25の切り換えをあるフ
レーム内でブロック歪みが発生した場合に、そのフレー
ム全体を円滑フィルタ24の出力に切り換えるようにし
てもよい。このとき、画面全体を前の画像と円滑フィル
タ処理するので、シーンチェンジ時に特定のブロックだ
けが置換されて、画面全体がややボケた感じにはなる
が、周りの画像との動きに生じる不自然さを軽減でき
る。
レーム内でブロック歪みが発生した場合に、そのフレー
ム全体を円滑フィルタ24の出力に切り換えるようにし
てもよい。このとき、画面全体を前の画像と円滑フィル
タ処理するので、シーンチェンジ時に特定のブロックだ
けが置換されて、画面全体がややボケた感じにはなる
が、周りの画像との動きに生じる不自然さを軽減でき
る。
【0027】図5は、この発明の受信装置の第3の実施
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、円滑フィルタ24の出力とセレクタ25
との間に、もう一段の円滑フィルタ51を設置した部分
の構成が図4と異なるだけである。
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、円滑フィルタ24の出力とセレクタ25
との間に、もう一段の円滑フィルタ51を設置した部分
の構成が図4と異なるだけである。
【0028】タイミング発生回路23より得られるブロ
ック歪み情報とブロック歪みの発生したブロックの位置
を示す信号は、円滑フィルタ24,51それにセレクタ
25にそれぞれ送る。フレームメモリ41はデコーダ2
1で伸長した画像を1フレーム期間遅延する。円滑フィ
ルタ24はタイミング発生回路23からの位置情報をも
とに、ブロック歪みの発生したブロックの画像とフレー
ムメモリ41から得られる前フレームの画像を円滑フィ
ルタ処理を行う。
ック歪み情報とブロック歪みの発生したブロックの位置
を示す信号は、円滑フィルタ24,51それにセレクタ
25にそれぞれ送る。フレームメモリ41はデコーダ2
1で伸長した画像を1フレーム期間遅延する。円滑フィ
ルタ24はタイミング発生回路23からの位置情報をも
とに、ブロック歪みの発生したブロックの画像とフレー
ムメモリ41から得られる前フレームの画像を円滑フィ
ルタ処理を行う。
【0029】円滑フィルタ51はタイミング発生回路2
3からの位置情報をもとに、円滑フィルタ24の出力画
像に対してさらにブロック歪みの発生したブロックと隣
接ブロックの境界に円滑フィルタ処理を行う。これは、
図3(c)に示すように、一方のブロックの境界の画素
値と他方のブロックの境界の画素値を直線補間すればよ
い。また、ブロックの境界にLPF(低域通過フィル
タ)をかけてもよい。
3からの位置情報をもとに、円滑フィルタ24の出力画
像に対してさらにブロック歪みの発生したブロックと隣
接ブロックの境界に円滑フィルタ処理を行う。これは、
図3(c)に示すように、一方のブロックの境界の画素
値と他方のブロックの境界の画素値を直線補間すればよ
い。また、ブロックの境界にLPF(低域通過フィル
タ)をかけてもよい。
【0030】セレクタ25では、タイミング発生回路2
3からの位置情報に基づいて、デコーダ21で伸長され
た画像と円滑フィルタ処理された画像とを切り換えて出
力する。
3からの位置情報に基づいて、デコーダ21で伸長され
た画像と円滑フィルタ処理された画像とを切り換えて出
力する。
【0031】この実施の形態では、ブロック歪みの発生
情報を分離し、それに基づいてブロック歪みの発生した
ブロックの画像を、ブロック歪みのない前フレームの画
像と円滑フィルタ演算することによりブロック歪みの影
響が軽減できる。さらに隣接ブロックとの境界を円滑フ
ィルタ処理して滑らかに接続して、より一層ブロック歪
みの影響が軽減できる。
情報を分離し、それに基づいてブロック歪みの発生した
ブロックの画像を、ブロック歪みのない前フレームの画
像と円滑フィルタ演算することによりブロック歪みの影
響が軽減できる。さらに隣接ブロックとの境界を円滑フ
ィルタ処理して滑らかに接続して、より一層ブロック歪
みの影響が軽減できる。
【0032】なお、セレクタ25はデコーダ21出力と
円滑フィルタ51の出力を、単に切り換えるのではなく
て、発生したブロック歪みの度合いに応じてデコーダ2
1の出力と円滑フィルタ51の出力と円滑フィルタ24
の出力を切り換えるようにしてもよい。
円滑フィルタ51の出力を、単に切り換えるのではなく
て、発生したブロック歪みの度合いに応じてデコーダ2
1の出力と円滑フィルタ51の出力と円滑フィルタ24
の出力を切り換えるようにしてもよい。
【0033】図6は、この発明の受信装置の第4の実施
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、ブロック歪み情報検出回路22から個数
判定回路61を介してタイミング発生回路23に供給す
る経路を追加した部分の構成が図4と異なる。
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、ブロック歪み情報検出回路22から個数
判定回路61を介してタイミング発生回路23に供給す
る経路を追加した部分の構成が図4と異なる。
【0034】ブロック歪み情報検出回路22で分離した
ブロック歪み発生情報を、個数判定回路61に送り、こ
こであるフレーム内でブロック歪みの発生したブロック
の個数を判定して、ブロック歪みの発生したブロック数
に応じてセレクタ25の切り換えの制御を行う。つま
り、ブロック歪みの発生したブロック数が少ない場合、
セレクタ25はブロック歪みの発生したブロックの画像
のみを円滑フィルタ24出力に切り換える。ブロック歪
みの発生したブロック数が多い場合、セレクタ25はそ
のフレーム全体を円滑フィルタ24の出力に切り換え
る。
ブロック歪み発生情報を、個数判定回路61に送り、こ
こであるフレーム内でブロック歪みの発生したブロック
の個数を判定して、ブロック歪みの発生したブロック数
に応じてセレクタ25の切り換えの制御を行う。つま
り、ブロック歪みの発生したブロック数が少ない場合、
セレクタ25はブロック歪みの発生したブロックの画像
のみを円滑フィルタ24出力に切り換える。ブロック歪
みの発生したブロック数が多い場合、セレクタ25はそ
のフレーム全体を円滑フィルタ24の出力に切り換え
る。
【0035】これにより、ブロック歪みの発生したブロ
ック数に応じて画面全体を前の画像と円滑フィルタ処理
するのか、ブロック歪みの発生したブロックのみを前の
画像と円滑フィルタ処理するのかを切り換えるので、円
滑フィルタ処理による動画像のボケの弊害を軽減でき
る。
ック数に応じて画面全体を前の画像と円滑フィルタ処理
するのか、ブロック歪みの発生したブロックのみを前の
画像と円滑フィルタ処理するのかを切り換えるので、円
滑フィルタ処理による動画像のボケの弊害を軽減でき
る。
【0036】図7は、この発明の受信装置の第5の実施
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、受信した被圧縮画像信号から動きベクト
ル情報検出回路71を介してフレームメモリ41に供給
する経路を追加した部分の構成が図4と異なる。
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、受信した被圧縮画像信号から動きベクト
ル情報検出回路71を介してフレームメモリ41に供給
する経路を追加した部分の構成が図4と異なる。
【0037】動きベクトル情報検出回路71は、受信し
た放送信号内に多重された動きベクトル情報を検出して
フレームメモリ41に送る。フレームメモリ41は動き
ベクトル情報に応じて読み出しアドレスにオフセットを
加えて動きベクトル分だけ読み出し、画像の位置を補正
して円滑フィルタ24に出力する。
た放送信号内に多重された動きベクトル情報を検出して
フレームメモリ41に送る。フレームメモリ41は動き
ベクトル情報に応じて読み出しアドレスにオフセットを
加えて動きベクトル分だけ読み出し、画像の位置を補正
して円滑フィルタ24に出力する。
【0038】この場合、動きベクトル情報を用いて現画
像に対して位置を補正した前画像と円滑フィルタ処理す
るので、より精度良くブロック歪みの影響を軽減でき、
動画像に対する残像等の弊害の発生も抑えることが可能
となる。
像に対して位置を補正した前画像と円滑フィルタ処理す
るので、より精度良くブロック歪みの影響を軽減でき、
動画像に対する残像等の弊害の発生も抑えることが可能
となる。
【0039】図8は、この発明の受信装置の第6の実施
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、円滑フィルタを他の手段に代替してブロ
ック歪みを低減したものである。なお、これまでの実施
の形態と同一の構成部分には同一の符号を付して説明す
る。
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、円滑フィルタを他の手段に代替してブロ
ック歪みを低減したものである。なお、これまでの実施
の形態と同一の構成部分には同一の符号を付して説明す
る。
【0040】すなわち、フレームメモリ41はデコーダ
21で伸長した画像を、1フレーム期間遅延する。フレ
ームメモリ81はさらに1フレーム期間遅延する。補間
フィルタ82はデコーダ21で伸長した画像とフレーム
メモリ41で1フレーム期間遅延した画像とフレームメ
モリ81でさらに1フレーム期間遅延した画像を加算し
て補間画像を形成する。この場合、デコーダ21で伸長
した画像とフレームメモリ81でさらに1フレーム期間
遅延した画像のみを加算して補間画像を形成してもよ
い。
21で伸長した画像を、1フレーム期間遅延する。フレ
ームメモリ81はさらに1フレーム期間遅延する。補間
フィルタ82はデコーダ21で伸長した画像とフレーム
メモリ41で1フレーム期間遅延した画像とフレームメ
モリ81でさらに1フレーム期間遅延した画像を加算し
て補間画像を形成する。この場合、デコーダ21で伸長
した画像とフレームメモリ81でさらに1フレーム期間
遅延した画像のみを加算して補間画像を形成してもよ
い。
【0041】セレクタ25はブロック歪みの発生したブ
ロックの画像を補間フィルタ82の出力の補間画像に切
り換える。ブロック歪みの発生していない部分はフレー
ムメモリ41の出力に切り換える。
ロックの画像を補間フィルタ82の出力の補間画像に切
り換える。ブロック歪みの発生していない部分はフレー
ムメモリ41の出力に切り換える。
【0042】このようにして、前のフレームの画像だけ
でなく、前後のフレームの画像から補間画像を作成して
ブロック歪みの部分と置換する。前の画像にもブロック
歪みのある場合、ブロック歪みの影響は軽減されない。
しかし、前後のフレームがともにブロック歪みの生じて
いる可能性は少ないので、前後の画像の補間画像にした
方がブロック歪みの影響を軽減できる。
でなく、前後のフレームの画像から補間画像を作成して
ブロック歪みの部分と置換する。前の画像にもブロック
歪みのある場合、ブロック歪みの影響は軽減されない。
しかし、前後のフレームがともにブロック歪みの生じて
いる可能性は少ないので、前後の画像の補間画像にした
方がブロック歪みの影響を軽減できる。
【0043】ここで、セレクタ25は、あるフレーム内
でブロック歪みが発生した場合に、そのフレーム全体を
補間フィルタ82の出力に切り換えてもよい。このと
き、画面全体を前後の画像と補間フィルタ処理するの
で、シーンチェンジ時に特定のブロックだけが置換され
て、画面全体がややボケた感じにはなるが、周りの画像
との動きに生じる不自然さを軽減できる。
でブロック歪みが発生した場合に、そのフレーム全体を
補間フィルタ82の出力に切り換えてもよい。このと
き、画面全体を前後の画像と補間フィルタ処理するの
で、シーンチェンジ時に特定のブロックだけが置換され
て、画面全体がややボケた感じにはなるが、周りの画像
との動きに生じる不自然さを軽減できる。
【0044】図9は、この発明の受信装置の第7の実施
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、図8の構成に円滑フィルタ24を加えた
ものである。円滑フィルタ24はタイミング発生回路2
3からの位置情報に基づき補間フィルタ82の出力画像
に対してさらにブロック歪みの発生したブロックと隣接
ブロックの境界に円滑フィルタ処理を行う。これは、図
3(c)に示すように、一方のブロックの境界の画素値
と他方のブロックの境界の画素値を直線補間すればよ
い。また、ブロックの境界にLPF(低域通過フィル
タ)をかけてもよい。
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、図8の構成に円滑フィルタ24を加えた
ものである。円滑フィルタ24はタイミング発生回路2
3からの位置情報に基づき補間フィルタ82の出力画像
に対してさらにブロック歪みの発生したブロックと隣接
ブロックの境界に円滑フィルタ処理を行う。これは、図
3(c)に示すように、一方のブロックの境界の画素値
と他方のブロックの境界の画素値を直線補間すればよ
い。また、ブロックの境界にLPF(低域通過フィル
タ)をかけてもよい。
【0045】セレクタ25では、タイミング発生回路2
3からの位置情報に基づいて、フレームメモリ41の出
力画像か円滑フィルタ24で処理された画像かを切り換
えて出力する。
3からの位置情報に基づいて、フレームメモリ41の出
力画像か円滑フィルタ24で処理された画像かを切り換
えて出力する。
【0046】このように、ブロック歪みの発生情報を分
離してそれに基づいて、ブロック歪みの発生したブロッ
クの画像をブロック歪みのない前後のフレームの画像と
補間フィルタ演算することで、ロック歪みの影響が軽減
する。さらに隣接ブロックとの境界を円滑フィルタ処理
して滑らかに接続することで、より一層のブロック歪み
の影響が軽減する。
離してそれに基づいて、ブロック歪みの発生したブロッ
クの画像をブロック歪みのない前後のフレームの画像と
補間フィルタ演算することで、ロック歪みの影響が軽減
する。さらに隣接ブロックとの境界を円滑フィルタ処理
して滑らかに接続することで、より一層のブロック歪み
の影響が軽減する。
【0047】この場合、セレクタ25はフレームメモリ
41の出力と円滑フィルタ24の出力を単に切り換える
のではなくて、発生したブロック歪みの度合いに応じて
フレームメモリ41の出力と補間フィルタ82の出力と
円滑フィルタ24の出力を切り換えてもよい。
41の出力と円滑フィルタ24の出力を単に切り換える
のではなくて、発生したブロック歪みの度合いに応じて
フレームメモリ41の出力と補間フィルタ82の出力と
円滑フィルタ24の出力を切り換えてもよい。
【0048】図10はこの発明の受信装置の第8の実施
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、図8の構成に、図6の個数判定回路61
を追加したものである。
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、図8の構成に、図6の個数判定回路61
を追加したものである。
【0049】ブロック歪み情報検出回路22で分離した
ブロック歪み発生情報を個数判定回路61に送り、ある
フレーム内でブロック歪みの発生したブロックの個数を
判定する。このブロック歪みの発生したブロック数に応
じてセレクタ25の切り換えを制御する。つまり、ブロ
ック歪みの発生したブロック数の少ない場合、セレクタ
25はブロック歪みの発生したブロックの画像のみを補
間フィルタ82の出力に切り換える。ブロック歪みの発
生したブロック数の多い場合、セレクタ25はそのフレ
ーム全体を補間フィルタ82の出力に切り換える。
ブロック歪み発生情報を個数判定回路61に送り、ある
フレーム内でブロック歪みの発生したブロックの個数を
判定する。このブロック歪みの発生したブロック数に応
じてセレクタ25の切り換えを制御する。つまり、ブロ
ック歪みの発生したブロック数の少ない場合、セレクタ
25はブロック歪みの発生したブロックの画像のみを補
間フィルタ82の出力に切り換える。ブロック歪みの発
生したブロック数の多い場合、セレクタ25はそのフレ
ーム全体を補間フィルタ82の出力に切り換える。
【0050】この実施の形態では、ブロック歪みの発生
したブロック数に応じて画面全体を前後の画像と補間フ
ィルタ処理するのか、ブロック歪みの発生したブロック
のみを前後の画像と補間フィルタ処理するのかを切り換
えるので、補間フィルタ処理による動画像のボケの弊害
を軽減できる。
したブロック数に応じて画面全体を前後の画像と補間フ
ィルタ処理するのか、ブロック歪みの発生したブロック
のみを前後の画像と補間フィルタ処理するのかを切り換
えるので、補間フィルタ処理による動画像のボケの弊害
を軽減できる。
【0051】図11はこの発明の受信装置の第9の実施
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、図8の構成に、図7の動きベクトル情報
検出回路71を追加したものである。
の形態について説明するための回路構成図である。この
実施の形態は、図8の構成に、図7の動きベクトル情報
検出回路71を追加したものである。
【0052】動きベクトル情報検出回路71は、受信し
た放送信号内に多重された動きベクトル情報を検出して
フレームメモリ41,81にそれぞれ送る。フレームメ
モリ41および81は、動きベクトル情報に応じて読み
出しアドレスにオフセットを加え、動きベクトル分だけ
読み出し画像の位置を補正して補間フィルタ82に出力
する。
た放送信号内に多重された動きベクトル情報を検出して
フレームメモリ41,81にそれぞれ送る。フレームメ
モリ41および81は、動きベクトル情報に応じて読み
出しアドレスにオフセットを加え、動きベクトル分だけ
読み出し画像の位置を補正して補間フィルタ82に出力
する。
【0053】この実施の形態では、動きベクトル情報を
用いて現画像に対して位置を補正した前後の画像と補間
フィルタ処理するので、より精度良くブロック歪みの影
響を軽減でき、動画像に対する残像等の弊害も発生しに
くくなる。
用いて現画像に対して位置を補正した前後の画像と補間
フィルタ処理するので、より精度良くブロック歪みの影
響を軽減でき、動画像に対する残像等の弊害も発生しに
くくなる。
【0054】以上のようにこの発明によれば、送信側で
予めデジタルTV放送信号内にブロック歪み発生情報を
多重し、受信側でこのブロック歪み発生情報を分離し
て、その情報に基づき、ブロック歪みの発生したブロッ
クに対して空間的および/または時間的に周囲のブロッ
クと円滑フィルタ処理を行うことで、ブロック歪みすな
わちブロック間での急峻なDCレベル差による画質劣化
を軽減できる。
予めデジタルTV放送信号内にブロック歪み発生情報を
多重し、受信側でこのブロック歪み発生情報を分離し
て、その情報に基づき、ブロック歪みの発生したブロッ
クに対して空間的および/または時間的に周囲のブロッ
クと円滑フィルタ処理を行うことで、ブロック歪みすな
わちブロック間での急峻なDCレベル差による画質劣化
を軽減できる。
【0055】また、ブロック歪みの度合いに応じて受信
側での処理を変えてもよい。例えば、円滑フィルタの特
性を変える。さらに、時間的に前後の画像と円滑フィル
タ処理をする場合は、シーンチェンジなどで画像の変化
すなわち動きが激しい場合には、画面全体をそのまま前
画面と置換してもよい。
側での処理を変えてもよい。例えば、円滑フィルタの特
性を変える。さらに、時間的に前後の画像と円滑フィル
タ処理をする場合は、シーンチェンジなどで画像の変化
すなわち動きが激しい場合には、画面全体をそのまま前
画面と置換してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のデジタ
ルTV放送送信装置および受信装置によれば、デジタル
TV放送での画像圧縮に伴う弊害であるブロック歪みに
よる画質劣化を軽減できる。
ルTV放送送信装置および受信装置によれば、デジタル
TV放送での画像圧縮に伴う弊害であるブロック歪みに
よる画質劣化を軽減できる。
【図1】この発明のデジタルTV放送送信装置の一実施
の形態について説明するための回路構成図。
の形態について説明するための回路構成図。
【図2】この発明のデジタルTV放送受信装置の第1の
実施の形態について説明するための回路構成図。
実施の形態について説明するための回路構成図。
【図3】図2によるブロック歪みの低減について説明す
るための説明図。
るための説明図。
【図4】この発明のデジタルTV放送受信装置の第2の
実施の形態について説明するための回路構成図。
実施の形態について説明するための回路構成図。
【図5】この発明のデジタルTV放送受信装置の第3の
実施の形態について説明するための回路構成図。
実施の形態について説明するための回路構成図。
【図6】この発明のデジタルTV放送受信装置の第4の
実施の形態について説明するための回路構成図。
実施の形態について説明するための回路構成図。
【図7】この発明のデジタルTV放送受信装置の第5の
実施の形態について説明するための回路構成図。
実施の形態について説明するための回路構成図。
【図8】この発明のデジタルTV放送受信装置の第6の
実施の形態について説明するための回路構成図。
実施の形態について説明するための回路構成図。
【図9】この発明のデジタルTV放送受信装置の第7の
実施の形態について説明するための回路構成図。
実施の形態について説明するための回路構成図。
【図10】この発明のデジタルTV放送受信装置の第8
の実施の形態について説明するための回路構成図。
の実施の形態について説明するための回路構成図。
【図11】この発明のデジタルTV放送受信装置の第9
の実施の形態について説明するための回路構成図。
の実施の形態について説明するための回路構成図。
【図12】従来の画面のブロック分割について説明する
ための説明図。
ための説明図。
【図13】ブロック分割された画面のブロック歪みにつ
いて説明するための説明図。
いて説明するための説明図。
11…エンコーダ、12…多重回路、13…デコーダ、
14…比較回路、15…変調/増幅回路、21…デコー
ダ、22…ブロック歪み情報検出回路、23…タイミン
グ発生回路、24,51…円滑フィルタ、25…セレク
タ、41,81…フレームメモリ、61…個数判定回
路、71…動きベクトル情報検出回路、82…補間フィ
ルタ。
14…比較回路、15…変調/増幅回路、21…デコー
ダ、22…ブロック歪み情報検出回路、23…タイミン
グ発生回路、24,51…円滑フィルタ、25…セレク
タ、41,81…フレームメモリ、61…個数判定回
路、71…動きベクトル情報検出回路、82…補間フィ
ルタ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA30 BA27 CA02 CB05 DA01 DA04 5C059 KK03 MA23 ME02 NN03 NN28 NN36 PP04 PP25 RA04 RB01 RB12 RC22 RE15 SS02 TA73 TB08 TC12 TC33 UA02 UA05 5C063 AA20 AB03 AB07 BA08 CA36 5K028 EE03 EE08 KK01 KK03 SS05 SS15
Claims (12)
- 【請求項1】 画像信号を少なくとも離散コサイン変換
(DCT)し、DCT係数を量子化して圧縮するエンコ
ーダより得られるブロック歪みの発生情報を、圧縮され
た前記画像信号内に多重して送信することを特徴とする
デジタルTV放送送信装置。 - 【請求項2】 圧縮されたデジタル画像信号と該画像信
号のブロック歪みの発生情報が多重されたデジタルTV
放送信号を受信するデジタルTV放送受信装置におい
て、 受信した前記TV放送信号から前記ブロック歪みの発生
情報を分離し、そのブロック歪み情報に基づきブロック
歪みの発生したブロックと隣接ブロック間の領域に円滑
フィルタをかけて前記ブロック歪みを低減したことを特
徴とするデジタルTV放送受信装置。 - 【請求項3】 圧縮されたデジタル画像信号と該画像信
号のブロック歪みの発生情報が多重されたデジタルTV
放送信号を受信するデジタルTV放送受信装置におい
て、 受信した前記TV放送信号から前記ブロック歪みの発生
情報を分離して、そのブロック歪み情報に基づきブロッ
ク歪みの発生したブロックの画像信号を、前フレームも
しくはフィールドの画像情報と円滑フィルタ演算した情
報で置換することを特徴とするデジタルTV放送受信装
置。 - 【請求項4】 前記前フレームもしくはフィールドの画
像情報と前記円滑フィルタ演算した情報で、置換ブロッ
クと隣接ブロック間の領域に円滑フィルタをかけること
を特徴とする請求項3に記載のデジタルTV放送受信装
置。 - 【請求項5】 圧縮されたデジタル画像信号と該画像信
号のブロック歪みの発生情報が多重されたデジタルTV
放送信号を受信するデジタルTV放送受信装置におい
て、 受信した前記TV放送信号から前記ブロック歪みの発生
情報を分離して、そのブロック歪み情報に基づき画面全
体を、前フレームもしくはフィールドの画像情報と円滑
フィルタ演算した情報で置換することを特徴とするデジ
タルTV放送受信装置。 - 【請求項6】 圧縮されたデジタル画像信号と該画像信
号のブロック歪みの発生情報が多重されたデジタルTV
放送信号を受信するデジタルTV放送受信装置におい
て、 受信した前記TV放送信号から前記ブロック歪みの発生
情報を分離して、そのブロック歪み情報に基づきブロッ
ク歪みの発生したブロックの個数に応じて、画面全体も
しくは歪みの発生したブロックのみを、前フレームまた
はフィールドの画像情報と円滑フィルタ演算した情報で
置換するかを切り換えることを特徴とするデジタルTV
放送受信装置。 - 【請求項7】 受信した放送信号内に多重されたブロッ
ク歪みの発生情報を分離して、そのブロック歪み情報を
元に、ブロック歪みの発生したブロックの画像信号を動
きベクトル情報を用いて位置を補正した前フレームもし
くはフィールドの画像信号と円滑フィルタ演算した情報
に置換することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに
記載のデジタルTV放送受信装置。 - 【請求項8】 圧縮されたデジタル画像信号と該画像信
号のブロック歪みの発生情報が多重されたデジタルTV
放送信号を受信するデジタルTV放送受信装置におい
て、 受信した前記TV放送信号から前記ブロック歪みの発生
情報を分離して、そのブロック歪み情報に基づきブロッ
ク歪みの発生したブロックの画像信号を、前後のフレー
ムまたはフィールドの補間画像情報で置換することを特
徴とするデジタルTV放送受信装置。 - 【請求項9】 前記前後のフレームもしくはフィールド
の補間画像情報で置換したブロックと隣接ブロック間の
領域に円滑フィルタをかけることを特徴とする請求項8
に記載のデジタルTV放送受信装置。 - 【請求項10】 圧縮されたデジタル画像信号と該画像
信号のブロック歪みの発生情報が多重されたデジタルT
V放送信号を受信するデジタルTV放送受信装置におい
て、 受信した前記TV放送信号から前記ブロック歪みの発生
情報を分離して、そのブロック歪み情報に基づき画面全
体を、前後のフレームまたはフィールドの補間画像情報
で置換することを特徴とするデジタルTV放送受信装
置。 - 【請求項11】 圧縮されたデジタル画像信号と該画像
信号のブロック歪みの発生情報が多重されたデジタルT
V放送信号を受信するデジタルTV放送受信装置におい
て、 受信した前記TV放送信号から前記ブロック歪みの発生
情報を分離して、そのブロック歪み情報に基づきブロッ
ク歪みの発生したブロックの個数に応じて、画面全体も
しくは歪みの発生したブロックのみを、前後のフレーム
またはフィールドの補間画像情報で置換するかを切り換
えることを特徴とするデジタルTV放送受信装置。 - 【請求項12】 受信した前記TV放送信号から前記ブ
ロック歪みの発生情報を分離して、そのブロック歪み情
報に基づき、動きベクトル情報を用いて位置を補正した
前後のフレームまたはフィールドの補間画像情報に置換
することを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載
のデジタルTV放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36308798A JP2000188757A (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | デジタルtv放送送信装置及びその受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36308798A JP2000188757A (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | デジタルtv放送送信装置及びその受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000188757A true JP2000188757A (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18478476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36308798A Withdrawn JP2000188757A (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | デジタルtv放送送信装置及びその受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000188757A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002032133A1 (fr) * | 2000-10-12 | 2002-04-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Emetteur et recepteur de signaux |
KR20070018590A (ko) * | 2005-08-10 | 2007-02-14 | 엘지전자 주식회사 | 비디오 전송 시스템 및 디블로킹 제어 방법 |
US7327381B2 (en) | 2000-09-25 | 2008-02-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Signal transmission system, signal transmitter, and signal receiver |
JP2014233066A (ja) * | 2013-05-02 | 2014-12-11 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
JP2017207750A (ja) * | 2016-05-17 | 2017-11-24 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 表示装置およびその動作方法 |
-
1998
- 1998-12-21 JP JP36308798A patent/JP2000188757A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7327381B2 (en) | 2000-09-25 | 2008-02-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Signal transmission system, signal transmitter, and signal receiver |
WO2002032133A1 (fr) * | 2000-10-12 | 2002-04-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Emetteur et recepteur de signaux |
US7339959B2 (en) | 2000-10-12 | 2008-03-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Signal transmitter and signal receiver |
KR20070018590A (ko) * | 2005-08-10 | 2007-02-14 | 엘지전자 주식회사 | 비디오 전송 시스템 및 디블로킹 제어 방법 |
JP2014233066A (ja) * | 2013-05-02 | 2014-12-11 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
JP2017207750A (ja) * | 2016-05-17 | 2017-11-24 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 表示装置およびその動作方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060307 |