JP2000188588A - 相関器 - Google Patents

相関器

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JP2000188588A
JP2000188588A JP36399398A JP36399398A JP2000188588A JP 2000188588 A JP2000188588 A JP 2000188588A JP 36399398 A JP36399398 A JP 36399398A JP 36399398 A JP36399398 A JP 36399398A JP 2000188588 A JP2000188588 A JP 2000188588A
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signal
frequency
unit
transfer clock
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Eiji Nishimori
英二 西守
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New Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号のキャリアと局部発振信号との位相
差をなくすための回路が不要で、且つ低消費電力を実現
する。 【解決手段】 キャリアをもつ入力信号を1波当りNサ
ンプリングして取り込んで複数段のアナログシフトレジ
スタを転送させる。該アナログシフトレジスタのN/2
段ごとにサンプリング信号の一部を取り出して所定の係
数で乗算して全部を加算する。前記アナログシフトレジ
スタは、連続する「N×拡散符号長×M(Mはキャリア
の中心周波数÷チップレート)」段を1単位として連続
して2単位以上を設け、1単位又は連続する2単位以上
に転送クロックを切り換え供給できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトラム拡散
通信における拡散符号との相関をとるための相関器に係
り、特に構成が簡単で入力信号レベルやビット誤り率に
応じた必要最小限の消費電力で動作させることができる
ようにしたアナログ形式の相関器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12に従来の相関器100の概略構成
を示す。この相関器100は、入力信号を転送クロック
に同期して転送する複数のセル(シフトレジスタ)から
なる信号転送部101、あらかじめ拡散符号に対応した
係数が個々にセットされた複数の乗算器からなる乗算部
102、その乗算部102の各乗算器の乗算出力を全て
加算する加算部103を具備している。
【0003】この相関器100では、信号転送部101
に転送されてきた各セルの受信拡散符号と乗算部102
の各乗算器にセットされている係数とが乗算され、両者
が一致すれば相関ピーク値が出力するので、これにより
もとの送信データを取り出すことができる。
【0004】図13はこの相関器100を組み込んだス
ペクトル拡散通信装置の復調装置200の概略構成を示
す図である。この復調装置200は、キャリア成分をも
った入力信号からそのキャリア成分を除去してベースバ
ンド成分(PN符号:拡散符号)としA/D変換して相
関をとるコスタスループ回路201、そのコスタスルー
プ回路201の動作クロックを生成する同期追尾部20
2、相関ピークの周期に対応したビット同期信号を生成
するビット同期部203からなる。
【0005】コスタスループ回路201は、入力信号と
局部発振信号を乗算するミキサ211A,211B、入
力信号と局部発振信号との乗算によって生じるキャリア
の中心周波数の2倍の成分を除去するローパスフィルタ
(LPF)212A,212B、入力アナログ信号を3
〜4ビットで量子化するA/D変換器213A,213
B、図12に示した構成の相関器100A,100B、
及びその相関器100A,100Bから出力される相関
ピーク信号により局部発振信号の位相を制御するPLL
周波数シンセサイザを構成する局部発振回路214を具
備する。局部発振回路214は、ミキサ221、サンプ
ルアンドホールド回路222、ループフィルタ223、
電圧制御発振器(VCO)224を具備する。
【0006】また、同期追尾部202は、1ビット分の
遅延回路231、加算器232、サンプルアンドホール
ド回路233、ループフィルタ234、電圧制御発振器
(VCO)235、分周器236を具備する。また、ビ
ット同期部203は、2乗器241、242、加算器2
43、巡回積分器244、最大値検出器245を具備す
る。
【0007】ここでは、局部発振回路214から出力さ
れる信号(入力信号のキャリア周波数と同じ周波数)を
ミキサ211Aに、その信号を移相器215でπ/2だ
け移相した信号をミキサ211Bに各々入力して、各々
入力信号(BPSK信号又はQPSK信号)と乗算する
と、その入力信号が同相成分(I)と直交成分(Q)に
分離して得られるので、それらの信号をローパスフィル
タ212A,212Bに入力してキャリア成分を除去し
PN符号のベースバンド信号としてから、A/D変換器
213A,213Bに入力してデジタル化し、相関器1
00A,100Bに入力させる。ここで、ベースバンド
信号まで変換して相関操作を行うため、相関器の100
A,100Bのセルの数は、通常では「2×拡散符号
長」個だけ必要である。
【0008】この相関器100A,100Bで得られた
相関ピークの情報は、局部発振回路214に取り込まれ
て、その発振出力信号の位相が入力信号の位相と一致す
るように制御される。
【0009】ビット同期部203においては、相関器1
00Aからの相関ピーク(cosθ)を2乗器241で2
乗したものと相関器100Bからの相関ピーク(sin
θ)を2乗器242で2乗したものを加算器243で加
算することにより、データとキャリアの位相差θを除去
し、さらに巡回積分器244や最大値検出回路245に
入力することにより、相関ピーク信号の出力周期に対応
したビット同期信号を生成する。すなわち、同期追尾部
202の分周器236の制御信号f1、相関ピーク信号
を2値のデータに変換するためのタイミング信号f2、
復調されたデータ信号に同期して出力する転送クロック
信号f3等を生成する。
【0010】同期追尾部202は、本来的に局部発振回
路214の発振周波数と入力信号のキャリア周波数とが
完全には一致していないために、相関ピーク信号を用い
てその補正を行うものためのものであり、A/D変換器
213A,213B、相関器100A,100Bの転送
クロックf4、局部発振回路214のサンプルホールド
回路222の制御信号f5を発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、入力信
号をベースバンド信号に変換して得たPN符号(拡散符
号)の信号で相関操作を行う相関器では、局部発振回路
214の発振周波数と入力信号との位相差を無くするた
めに、コスタスループ回路201や同期追尾部202を
必要としている。また、ビット同期部203では、その
同期追尾部202で使用する信号を生成するために、相
関ピークの大きさが上記位相差に依存しないように、2
乗器241,242や加算器243を必要としていた。
従って、この復調装置では、部品点数が多くなって、消
費電力が増大するという問題があった。
【0012】そこで、入力信号を拡散符号のベースバン
ドまで落とさず、キャリア成分をもった信号のままで相
関操作を行うことが行われているが、この手法では入力
信号レベルやビット誤り率の安全率を見積もるために、
相関をとるためのセルの数が多く必要となって、やはり
消費電力が増大するという問題がある。
【0013】本発明は以上のような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、キャリアと局部発振周波数と
の位相差を無くするコスタスループ回路等が不要で、か
つ動作に必要なセル数も最小限で済むようにして、全体
として消費電力を大幅に低減できるようにした相関器を
提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の発明は、キャリア成分を持つ入力信号を当該キャ
リアの中心周波数のN(Nは2以上)倍の周波数でサン
プリングして取り込む入力回路と、該入力回路で取り込
んだサンプリング信号を前記サンプリング周波数と同じ
周波数の転送クロックで転送する複数段のアナログシフ
トレジスタと、該アナログシフトレジスタのN/2段ご
とに転送途中のサンプリング信号を非破壊で取り出す複
数の出力回路と、該複数の出力回路で取り出したサンプ
リング信号を所定の係数で乗算する該出力回路と同数の
乗算器と、該複数の乗算器で乗算した結果を加算する加
算器と、前記各アナログシフトレジスタに前記転送クロ
ックを送るクロックラインに介挿された1又は2以上の
スイッチ回路とを具備し、連続する「N×拡散符号長×
M(Mはキャリアの中心周波数÷チップレート)」段の
前記アナログシフトレジスタを1単位として連続して2
単位以上を設け、前記スイッチ回路をオン/オフ制御し
て前記入力回路側の1単位又は該初段の1単位を含んで
連続する2単位以上に前記転送クロックを供給するよう
構成した。
【0015】第2の発明は、キャリア成分を持つ入力信
号を所定の係数で乗算する複数の乗算器と、該乗算器の
出力信号を前記キャリアの中心周波数のN(Nは2以
上)倍の周波数でサンプリングして取り込む前記乗算器
と同数の入力回路と、該入力回路で取り込んだサンプリ
ング信号を又は前段から転送されてくる信号と該サンプ
リング信号を加算した信号を前記サンプリング周波数と
同じ周波数の転送クロックで転送する複数段のアナログ
シフトレジスタと、該各アナログシフトレジスタに前記
転送クロックを送るクロックラインに介挿された1又は
2以上のスイッチ回路を具備し、且つ前記入力回路を前
記アナログシフトレジスタのN/2個ごとに設け、連続
する「N×拡散符号長×M(Mはキャリアの中心周波数
÷チップレート)」段の前記アナログシフトレジスタを
1単位として連続して2単位以上を設け、前記スイッチ
回路をオン/オフ制御して1単位又は連続する2単位以
上に前記転送クロックを供給するように構成した。
【0016】第3の発明は、キャリア成分を持つ入力信
号を所定の係数で乗算する複数の乗算器と、該乗算器の
出力信号を前記キャリアの中心周波数のN(Nは2以
上)倍の周波数でサンプリングして取り込む入力回路
と、該入力回路で取り込んだサンプリング信号を前記サ
ンプリング周波数と同じ周波数の転送クロックで転送す
る複数個のアナログシフトレジスタと、該各アナログシ
フトレジスタに前記転送クロックを送るクロックライン
に介挿された1又は2以上のスイッチ回路とを具備し、
前記アナログシフトレジスタの1行目の段数がN/2
段、2行目が2N/2段、3行目が3N/2段のよう
に、1行増す毎に前記アナログシフトレジスタの段数が
N/2段づつ増加する関係でレジスタ行を複数行設ける
とと共に、各レジスタ行の最終出力を加算する加算器を
設け、前記アナログシフトレジスタの段数がN/2づつ
増加する関係にある「2×拡散符号長×M(Mはキャリ
アの中心周波数÷チップレート)」行を1単位として行
が連続する2単位以上を設け、前記スイッチ回路をオン
/オフ制御して1単位又は連続する2単位以上に前記転
送クロックを供給するように構成した。
【0017】第4の発明は、第1又は第2の発明におい
て、前記スイッチ回路の1又は2以上をオンさせて前記
転送クロックが供給され且つ前記アナログシフトレジス
タの連続する単位がn単位となるとき、前記転送クロッ
クの周波数及び前記サンプリングの周波数を前記スイッ
チ回路を全部オフにしたときのn倍に設定するととも
に、前記Mをn倍に設定するか、又は前記Mは変化させ
ないよう構成した。
【0018】第5の発明は、第3の発明において、前記
スイッチ回路の1又は2以上をオンさせて前記転送クロ
ックが供給され且つ前記レジスタ行の連続する単位がn
単位になるとき、前記転送クロックの周波数及び前記サ
ンプリングの周波数を前記スイッチ回路を全部オフにし
たときのn倍に設定するとともに、前記Mをn倍に設定
するよう構成した。
【0019】第6の発明は、第1乃至第3の発明におい
て、前記転送クロックを供給するラインを、前記各単位
毎に独立して並列的に設け、初段の1単位を除く他の1
単位毎の前記ラインに前記スイッチ回路を個々に設けて
構成した。
【0020】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1は本発
明の第1の実施の形態の相関器の構成を示す図である。
本実施の形態は、2相の転送クロックφ1,φ2により
入力信号を転送する2相のCCDをセル(アナログシフ
トレジスタ)として使用するものである。なお、転送ク
ロックφ2は転送クロックφ1の反転信号である。
【0021】11はキャリア成分を含む入力信号Viを
サンプリングパルスφsによって取り込む入力回路付き
アナログシフトレジスタ、12はサンプリングして得た
信号を出力側に転送するアナログシフトレジスタ、13
はアナログシフトレジスタ12の並びの「N/2」個ご
と(Nは後で説明する。)に設けられ、アナログシフト
レジスタ12間を転送中の信号を非破壊で取り出し、リ
セットパルスφrでリセットされる出力回路、14は拡
散符号に対応した乗算係数がセットされその係数を出力
回路13からの出力信号と乗算する乗算器、15は各乗
算器14の出力信号を加算する加算器、16は転送クロ
ックφ1,φ2のラインに設けたスイッチ回路、17は
転送クロックφ1,φ2,サンプリングパルスφs,リ
セットパルスφr、スイッチ回路16の制御信号S2〜
Snを生成する制御回路である。入力回路付きアナログ
シフトレジスタ11と全てのアナログシフトレジスタ1
2には、直接的に又はスイッチ回路16を経由して転送
クロックφ1,φ2が入力している。
【0022】上記入力回路付きアナログシフトレジスタ
11は、図2の(a)に示すように、キャリア成分を含む
入力信号Viが入力するインプットダイオード11a、
入力信号Viをサンプリングパルスφsでサンプリング
するインプットゲート11b、及びサンプリングした信
号を転送クロックφ1,φ2で転送するアナログシフト
レジスタ11cから成る。インプットダイオード11a
とインプットゲート11bが入力回路を構成する。アナ
ログシフトレジスタ11cはアナログシフトレジスタ1
2と同じである。サンプリングパルスφsは、図2の
(b)に示すように、転送クロックφ1,φ2に同期した
パルスである。
【0023】また、出力回路13は、図3の(a)に示す
ように、リセットパルスφrが印加するトランジスタQ
1、そのトランジスタQ1のソース電圧により制御され
るトランジスタQ2、電流源Io、およびアナログシフ
トレジスタ12の間に挿入配置されたフローティングゲ
ート13aから成り、アナログシフトレジスタ12を転
送する電荷がそのフローティングゲート13aの下層を
通過するときの電位が、トランジスタQ2のソースホロ
ワを介して、そのまま取り出される。トランジスタQ1
は転送クロックφ1,φ2と同期したリセットパルスφ
r(図3の(b)参照)の印加により導通して電圧Vd1
をフローティングゲート13aに印加し、これにより、
以前の電荷が現在の電荷の取り出しに影響を与えないよ
うに、フローティングゲート13aの電圧が中点電圧V
d1にリセットされる。
【0024】さて、本実施の形態では、入力回路付きア
ナログシフトレジスタ11のアナログシフトレジスタ1
1cと複数のアナログシフトレジスタ12の組み合わせ
数、または複数のアナログシフトレジスタ12の組み合
わせ数、つまり基本的なレジスタ段数を N×拡散符号長×M とし、これを1単位として複数単位連続接続し、初段
(図1の左側)以外の各単位への転送クロックφ1,φ
2をスイッチ回路16で遮断できるようにしている。す
なわち、全部のスイッチ回路16をオンすることにより
最大n単位に同一の転送クロックφ1,φ2が供給され
るようにしている。Nは入力信号のキャリアの中心周波
数のN倍を示す数、つまり、入力信号の1波(1サイク
ル)当りのサンプリング数で2以上の数、Mはキャリア
中心周波数÷チップレート、つまり1チップ当りの波の
数(サイクル数)である。拡散符号長は例えば11チッ
プである。
【0025】いま、スイッチ回路16が全てオフである
とすると、レジスタは初段の1単位(入力回路付きアナ
ログシフトレジスタ11のアナログシフトレジスタ11
cと複数のアナログシフトレジスタ12からなる)のみ
が転送クロックφ1,φ2を供給されて有効に機能する
ことになる。
【0026】このとき、簡単のために例えば、N=4、
M=1とすると、1チップあたり1サイクルの入力信号
Viが入力し、その入力信号Viの1サイクル当り4サ
ンプリングが行われ、そのサンプリングされたデータの
4個の内の2個が、つまり1個おきが出力回路13から
取り出される。そして、入力信号Viの位相情報と拡散
符号とが全て一致したとき、拡散符号に対して入力信号
の波形が図4の(a)に示すようになる。
【0027】よって、入力信号Viの●で示す点のレベ
ルの信号がサンプリングされて転送されるとき、そのう
ちの正、負のピーク値を取り出すようにしておき、拡散
符号に対応した係数を各乗算器14にセットしておけ
ば、このとき加算器15の出力が最大となり、相関ピー
クが得られる。
【0028】次に、制御回路17によりスイッチ信号S
2のみを有効にして、図1における一番左側のスイッチ
回路16をオン、他をオフにしたときは、同じ拡散符号
の入力信号を取り込む際には、転送クロックφ1,φ
2、サンプリングパルスφs、リセットパルスφrの周
波数を2倍に切り換え、かつ入力信号Viをダウンコン
バータ等の周波数変換回路(図示せず)で周波数変換し
てM=2に切り換える。また、乗算器14にセットする
係数も切り換える。
【0029】このときは、1チップあたり2サイクルの
入力信号Viが入力し、その入力信号Viの1サイクル
当り4サンプリングが行われ、そのサンプリングされた
データの4個の内の2個が出力回路13から取り出され
る。したがって、入力信号Viの位相情報と拡散符号と
が全て一致したとき、拡散符号に対して入力信号の波形
が図4の(b)に示すようになり、このとき拡散符号に対
応した係数を各乗算器14にセットしておけば、加算器
15の出力が最大となり、相関ピークが得られる。
【0030】このときは、前記した1単位のレジスタを
使用した場合に比べ、サンプリングされるデータ数が2
倍になっており、相関ピークに寄与してくる入力信号の
波形のピーク値付近のデータ数も2倍になる。したがっ
て、高いS/Nで相関ピークを得ることができる。
【0031】同様なことから、オンさせるスイッチ回路
16の数を増加させる(但し、図1の左側のスイッチ回
路16から右側のスイッチ回路16にかけて順次連続し
てオンさせる数を増す)と、動作するレジスタの単位数
が増大するので、相関ピークに寄与してくる入力信号波
形のピーク値付近のデータ数もその単位数に比例して大
きな値となる。このときも、転送クロックφ1,φ2、
サンプリングパルスφs、リセットパルスφrの周波
数、Mの値、Nの値、乗算器14の係数も単位数に応じ
て切り換える。
【0032】図5はEb/No(1ビット当りのエネル
ギー/1Hz当りのノイズエネルギー)に対するBER
(ビット誤り率)が、アナログシフトレジスタの段数に
よってどのように変化するかを調べた特性図である。E
b/Noの値が同じであれば、アナログシフトレジスタ
の段数が多い方がBERの値が小さくなっていることが
分かる。また、ノイズレベルが低(Eb/Noの値が大
きい)ければ、アナログシフトレジスタの個数が少なく
てもBERの値が小さいことが分かる。なお、アナログ
レジスタの段数が同じ(例えば176個)なら、N=1
6でM=1、N=8でM=2、N=4でM=4の各場合
において、EBRは実験結果から同じであった。
【0033】したがって、入力信号Viのレベルや相関
ピークから得たビット誤り率の結果に応じて使用するレ
ジスタの単位数を調整し、且つ制御回路17を制御し
て、スイッチ回路16のオン/オフ、転送クロックφ
1,φ2、サンプリングパルスφsの周波数、リセット
パルスφrの周波数、Mの値、Nの値等を切り換えるこ
とにより、必要最小限のレジスタ数(つまり必要最小限
の消費電力)で適正なビット誤り率の復調動作を実現す
ることができる。アナログシフトレジスタを使用する従
来例ではそのアナログシフトレジスタのレジスタ群数が
一定で切り換えができなかったが、本実施の形態では入
力信号レベルやビット誤り率に応じて適宜切り換えるこ
とができるので、これらが可能になるのである。
【0034】図6は第1の実施の形態の相関器の変形例
を示す図である。図1の構成では複数のスイッチ回路1
6を転送クロックφ1,φ2のラインに直列に挿入した
が、この図6の構成ではレジスタの各単位毎に転送クロ
ックφ1,φ2の供給ラインを並列に設けて、初段以外
の各単位のラインにスイッチ回路16を独立に各々接続
している。
【0035】図1の構成では転送クロックを供給するド
ライバ(図示せず)に大きな能力のものを使用する必要
があり、しかも常時動作させなければならないので消費
電力が大きくなるが、図6の構成では転送クロックの並
列供給ライン毎に小さな能力のドライバを設け、これら
を必要に応じて動作させればよいので、消費電力を低減
することができる。特に図6の構成では、スイッチ回路
16自体をスイッチ機能をもつドライバに置換できる。
なお、図6の構成の動作は図1の構成のものと全く同じ
である。
【0036】[第2の実施の形態]図7は第2の実施の
形態の相関器の構成を示す図である。本実施の形態も、
2相の転送クロックφ1,φ2により入力信号を転送す
る2相のCCDをセルとして使用するものである。
【0037】21はキャリア成分を含む入力信号Viを
サンプリングパルスφsによって取り込む入力回路付き
アナログシフトレジスタ、22はサンプリングして得た
信号を出力側に転送するアナログシフトレジスタ、23
は拡散符号に対応した乗算係数がセットされる乗算器、
24は転送クロックφ1,φ2のラインに設けたスイッ
チ回路、25は転送クロックφ1,φ2,サンプリング
パルスφs、スイッチ回路24の制御信号S2〜Snを
生成する制御回路である。
【0038】入力回路付きアナログシフトレジスタ21
は、図8の(a)に示すように、入力信号Viが入力する
インプットダイオード21a、その入力信号Viをサン
プリングクロックφsでサンプリングするインプットゲ
ート21b、及びサンプリングした信号を後段のアナロ
グシフトレジスタ22に転送し、又は前段のアナログシ
フトレジスタ22から転送される信号に加算して後段の
アナログシフトレジスタ22に転送するアナログシフト
レジスタ21cから成る。インプットダイオード21a
とインプットゲート21bが入力回路を構成する。アナ
ログシフトレジスタ21cはアナログシフトレジスタ2
2と同じである。
【0039】入力回路付きアナログシフトレジスタ21
のアナログシフトレジスタ21cとアナログシフトレジ
スタ22には、直接的に又はスイッチ回路24を経由し
て転送クロックφ1,φ2が入力している。全ての入力
回路付きアナログシフトレジスタ21の入力回路は、そ
の入力回路付きアナログシフトレジスタ21のアナログ
シフトレジスタ21cとアナログシフトレジスタ22の
並びのN/2個ごと配置されている。図7はN=4の場
合を示すので、2個に1個づつ配置されている(ただ
し、図8の(a)は別)。また、アナログシフトレジスタ
21cと22の合計数が N×拡散符号長×M となるレジスタを1単位として、初段(図7の右側)の
単位以外の1単位毎に転送クロックφ1,φ2のライン
にスイッチ回路24が接続されている。
【0040】この相関器では、キャリアをもつ入力信号
が乗算器23で所定の係数と乗算されてから入力回路付
きアナログシフトレジスタ21で入力信号Viのキャリ
ア中心周波数のN倍の周波数でサンプリングされ入力信
号強度に比例した電荷が取り込まれる。このとき、初段
以外の入力回路付きアナログシフトレジスタ21には前
段のアナログシフトレジスタ22から転送されてきた電
荷も加算され、この加算された電荷が後段に向けて前記
サンプリング周波数と同じ周波数の転送クロックφ1,
φ2で転送される。
【0041】したがって、スイッチ回路24を全てオフ
にしているときは、図7の最も右側のレジスタの1単位
のみに転送クロックφ1,φ2が供給されるので、その
1単位のみで処理が行われる。そして、データ信号の1
ビット分の入力信号(拡散符号)の全てが入力したと
き、その入力信号の位相情報が乗算器23にセットした
拡散符号と全て一致すると、最終段のアナログシフトレ
ジスタ22から鋭い相関ピーク値を示す信号が出力す
る。
【0042】図7において最も右側のスイッチ回路24
のみをオンにしたときは、最も右側から左側にかけての
連続する2単位のレジスタに転送クロックφ1,φ2が
供給されるので、その2単位で処理が行われる。このと
きは、前記した第1の実施の形態で説明したのと同様
に、転送クロックφ1,φ2、サンプリングパルスφs
の周波数を2倍に切り換え、乗算器23にセットする係
数を切り換える。また、Mの値を2倍にするか、又はM
の値は変化させない。Mの値を2倍にした場合には、同
一拡散符号の信号を入力して得られる相関ピーク値は、
レジスタが1単位のみの場合に比べると2倍になる。
【0043】さらに、スイッチ回路24の全てをオンに
したときは、全部のアナログシフトレジスタ(n単位)
に転送クロックφ1,φ2が供給され、全部のアナログ
シフトレジスタで処理が行われる。このときも、転送ク
ロックφ1,φ2、サンプリングパルスφsの周波数を
n倍に切り換え、乗算器23にセットする係数を切り換
え、Mの値をn倍にするか、又はMの値は変化させな
い。Mの値をn倍にしたとき得られる相関ピーク値は、
レジスタ群が1単位のみの場合のn倍になる。
【0044】以上のように、レジスタの単位数を増やす
ほど、相関ピークに寄与する入力信号のピーク値付近の
データ数が増大するので、S/Nの高い復調を行うこと
ができる。したがって、入力信号のレベルや相関器の相
関ピークから得たビット誤り率の結果に応じて、制御回
路25を制御して、スイッチ24のオン/オフ、転送ク
ロックφ1,φ2の周波数、サンプリングパルスφsの
周波数、Mの値、Nの値等を切り換えて、使用するレジ
スタの単位数を調整することにより、必要最小限のレジ
スタ数(つまり必要最小限の消費電力)で適正なビット
誤り率の復調動作を実現することができる。
【0045】図9は第2の実施の形態の相関器の変形例
を示す図である。図7の構成では複数のスイッチ回路2
4を転送クロックφ1,φ2のラインに直列に挿入した
が、この図9の構成ではレジスタの各単位毎に転送クロ
ックφ1,φ2の供給ラインを並列に設けて、初段以外
の各単位のラインにスイッチ回路16を独立に各々接続
している。この場合も、第1の実施の形態で説明したの
と同様に、クロックドライバを使用する場合において、
図9の構成の方が有利である。なお、動作は図7の構成
の相関器と全く同じである。
【0046】[第3の実施の形態]図10は第3の実施
の形態の相関器の構成を示す図である。本実施の形態
も、2相の転送クロックφ1,φ2により入力信号を転
送する2相のCCDをセルとして使用するものである。
【0047】31はキャリア成分を含む入力信号Viを
サンプリングパルスφsによって取り込む入力回路付き
アナログシフトレジスタ(図2に示した入力回路付きア
ナログシフトレジスタ11と同じ)、32はサンプリン
グして得た信号を出力側に転送するアナログシフトレジ
スタ、33は終段のアナログシフトレジスタ32から転
送される信号を加算する加算器(加算機能をもつアナロ
グシフトレジスタ)、34は拡散符号に対応した乗算係
数がセットされる乗算器、35は転送クロックφ1,φ
2のラインに設けたスイッチ回路、36は転送クロック
φ1,φ2,サンプリングパルスφs、スイッチ回路3
5の制御信号S2〜Snを生成する制御回路である。全
ての入力回路付きアナログシフトレジスタ31のアナロ
グシフトレジスタとアナログシフトレジスタ32には、
直接的に又はスイッチ回路35を経由して転送クロック
φ1,φ2が入力している。
【0048】乗算器34は 2×拡散符号長×M 個だけ設けられたものを1単位としている。また、図1
0における最上段の1単位のアナログシフトレジスタ3
1,32の各行の合計段数は、 1行目 :「 N/2」段 2行目 :「2N/2」段 3行目 :「3N/2」段 : : 「2×拡散符号長×M」行目:「N×拡散符号長×M」段 である。さらに、その下段の1単位のアナログシフトレ
ジスタ31,32の各行の合計段数は、「N×拡散符号
長×M」個に上記各行の段数を加算したものである。す
なわち、n単位のアナログシフトレジスタ31,32の
合計個数は、 n×(N/2+2N/2+・・・+(N×拡散符号長×
M))+(1+2+3+・・・+(n−1))×(2×
拡散符号長×M) である。
【0049】さて、スイッチ回路35が全てオフのとき
は、図10の上段のアナログシフトレジスタ31,32
のレジスタからなる初段の1単位(2×拡散符号長×
M)にみに転送クロックφ1,φ2が供給され、その1
単位のみが動作する。そして、キャリアをもつ入力信号
Viは拡散符号に応じて係数が設定された乗算器34で
乗算されてから入力回路付きアナログシフトレジスタ3
1でサンプリングパルスφsでサンプリングされ、この
サンプリングパルスφsと同じ周波数の転送クロックφ
1,φ2で後段のアナログシフトレジスタ32に転送さ
れ、最終的に加算器33に入力される。この加算器33
に入力する信号は、サンプリングされた「N/2」個お
きの信号となる。かくして、入力信号Viの位相情報が
拡散符号と全て一致すると、加算器33から相関ピーク
値の信号が出力する。
【0050】図10においてスイッチ信号S2を能動に
して最も上側のスイッチ回路35のみをオンにしたとき
は、上から1段目と2段目の2単位のレジスタに転送ク
ロックφ1,φ2が供給されるので、その2単位で処理
が行われる。このときは、前記した第1の実施の形態で
説明したのと同様に、転送クロックφ1,φ2、サンプ
リングパルスφsの周波数を2倍に切り換え、乗算器3
4にセットする係数を切り換える。また、Mの値を2倍
にする。この処理において同一拡散符号の信号を入力し
て得られる相関ピーク値は、アナログシフトレジスタが
1単位のみの場合の2倍になる。
【0051】さらに、スイッチ回路35の全てをオンに
したときは、全部のレジスタ(n単位)に転送クロック
φ1,φ2が供給され、全部のアナログシフトレジスタ
で処理が行われる。このときも、転送クロックφ1,φ
2、サンプリングパルスφsの周波数をn倍に切り換
え、Mの値をn倍にし、乗算器34にセットする係数を
切り換える。この処理において得られる相関ピーク値
は、アナログシフトレジスタが1単位のみの場合のn倍
になる。
【0052】以上のように、アナログシフトレジスタの
単位数を増やすほど、大きな相関ピーク値を得ることが
できるので、S/Nの高い復調を行うことができる。し
たがって、入力信号のレベルや相関器の相関ピークから
得たビット誤り率の結果に応じて制御回路36を制御し
て、スイッチ35のオン/オフ、転送クロックφ1,φ
2の周波数、サンプリングパルスφsの周波数、Mの値
等を切り換えて、使用するアナログシフトレジスタの単
位数を調整することにより、必要最小限のレジスタ数
(つまり必要最小限の消費電力)で適正なビット誤り率
で復調動作を実現することができる。
【0053】図11は第3の実施の形態の相関器の変形
例を示す図である。図10の構成では複数のスイッチ回
路35を転送クロックφ1,φ2のラインに直列に挿入
したが、この図11の構成ではレジスタの各単位毎に転
送クロックφ1,φ2のラインを並列に設けて、初段以
外の各単位のラインにスイッチ回路35を各々接続して
いる。この場合も、第1の実施の形態で説明したのと同
様に、クロックドライバを使用する場合において、図1
1の構成の方が有利である。動作は図10の構成の相関
器と全く同じである。
【0054】
【発明の効果】以上から本発明によれば、受信状態やビ
ット誤り率に応じて必要最小限の段数のアナログシフト
レジスタを動作させることができるので、消費電力を必
要最小限に抑えることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の相関器のブロック図であ
る。
【図2】 (a)は入力回路付きアナログシフトレジスタ
の構成を示す図、(b)はその動作波形図である。
【図3】 (a)は出力回路の構成を示す図、(b)はその動
作波形図である。
【図4】 相関器の動作波形図である。
【図5】 ビット誤り率の特性図である。
【図6】 第1の実施の形態の変形例の相関器のブロッ
ク図である。
【図7】 第2の実施の形態の相関器のブロック図であ
る。
【図8】 (a)は入力回路付きアナログシフトレジスタ
の構成を示す図、(b)はその動作波形図である。
【図9】 第2の実施の形態の変形例の相関器のブロッ
ク図である。
【図10】 第3の実施の形態の相関器のブロック図で
ある。
【図11】 第3の実施の形態の変形例の相関器のブロ
ック図である。
【図12】 ディジタル型の相関器のブロック図であ
る。
【図13】 従来の復調装置のブロック図である。
【符号の説明】
11:入力回路付きアナログシフトレジスタ 12:アナログシフトレジスタ 13:出力回路 14:乗算器 15:加算器 16:スイッチ回路 17:制御回路 21:入力回路付きアナログシフトレジスタ 22:アナログシフトレジスタ 23:乗算器 24:スイッチ回路 25:制御回路 31:入力回路付きアナログシフトレジスタ 32:アナログシフトレジスタ 33:加算器 34:乗算器 35:スイッチ回路 36:制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリア成分を持つ入力信号を当該キャリ
    アの中心周波数のN(Nは2以上)倍の周波数でサンプ
    リングして取り込む入力回路と、該入力回路で取り込ん
    だサンプリング信号を前記サンプリング周波数と同じ周
    波数の転送クロックで転送する複数段のアナログシフト
    レジスタと、該アナログシフトレジスタのN/2段ごと
    に転送途中のサンプリング信号を非破壊で取り出す複数
    の出力回路と、該複数の出力回路で取り出したサンプリ
    ング信号を所定の係数で乗算する該出力回路と同数の乗
    算器と、該複数の乗算器で乗算した結果を加算する加算
    器と、前記各アナログシフトレジスタに前記転送クロッ
    クを送るクロックラインに介挿された1又は2以上のス
    イッチ回路とを具備し、 連続する「N×拡散符号長×M(Mはキャリアの中心周
    波数÷チップレート)」段の前記アナログシフトレジス
    タを1単位として連続して2単位以上を設け、前記スイ
    ッチ回路をオン/オフ制御して前記入力回路側の1単位
    又は該初段の1単位を含んで連続する2単位以上に前記
    転送クロックを供給するようにしたことを特徴とする相
    関器。
  2. 【請求項2】キャリア成分を持つ入力信号を所定の係数
    で乗算する複数の乗算器と、該乗算器の出力信号を前記
    キャリアの中心周波数のN(Nは2以上)倍の周波数で
    サンプリングして取り込む前記乗算器と同数の入力回路
    と、該入力回路で取り込んだサンプリング信号を又は前
    段から転送されてくる信号と該サンプリング信号を加算
    した信号を前記サンプリング周波数と同じ周波数の転送
    クロックで転送する複数段のアナログシフトレジスタ
    と、該各アナログシフトレジスタに前記転送クロックを
    送るクロックラインに介挿された1又は2以上のスイッ
    チ回路を具備し、且つ前記入力回路を前記アナログシフ
    トレジスタのN/2個ごとに設け、 連続する「N×拡散符号長×M(Mはキャリアの中心周
    波数÷チップレート)」段の前記アナログシフトレジス
    タを1単位として連続して2単位以上を設け、前記スイ
    ッチ回路をオン/オフ制御して1単位又は連続する2単
    位以上に前記転送クロックを供給するようにしたことを
    特徴とする相関器。
  3. 【請求項3】キャリア成分を持つ入力信号を所定の係数
    で乗算する複数の乗算器と、該乗算器の出力信号を前記
    キャリアの中心周波数のN(Nは2以上)倍の周波数で
    サンプリングして取り込む入力回路と、該入力回路で取
    り込んだサンプリング信号を前記サンプリング周波数と
    同じ周波数の転送クロックで転送する複数個のアナログ
    シフトレジスタと、該各アナログシフトレジスタに前記
    転送クロックを送るクロックラインに介挿された1又は
    2以上のスイッチ回路とを具備し、 前記アナログシフトレジスタの1行目の段数がN/2
    段、2行目が2N/2段、3行目が3N/2段のよう
    に、1行増す毎に前記アナログシフトレジスタの段数が
    N/2段づつ増加する関係でレジスタ行を複数行設ける
    とと共に、各レジスタ行の最終出力を加算する加算器を
    設け、 前記アナログシフトレジスタの段数がN/2づつ増加す
    る関係にある「2×拡散符号長×M(Mはキャリアの中
    心周波数÷チップレート)」行を1単位として行が連続
    する2単位以上を設け、前記スイッチ回路をオン/オフ
    制御して1単位又は連続する2単位以上に前記転送クロ
    ックを供給するようにしたことを特徴とする相関器。
  4. 【請求項4】前記請求項1又は2において、前記スイッ
    チ回路の1又は2以上をオンさせて前記転送クロックが
    供給され且つ前記アナログシフトレジスタの連続する単
    位がn単位となるとき、前記転送クロックの周波数及び
    前記サンプリングの周波数を前記スイッチ回路を全部オ
    フにしたときのn倍に設定するとともに、前記Mをn倍
    に設定するか、又は前記Mは変化させないことを特徴と
    する相関器。
  5. 【請求項5】前記請求項3において、前記スイッチ回路
    の1又は2以上をオンさせて前記転送クロックが供給さ
    れ且つ前記レジスタ行の連続する単位がn単位になると
    き、前記転送クロックの周波数及び前記サンプリングの
    周波数を前記スイッチ回路を全部オフにしたときのn倍
    に設定するとともに、前記Mをn倍に設定することを特
    徴とする相関器。
  6. 【請求項6】前記請求項1乃至3において、前記転送ク
    ロックを供給するラインを、前記各単位毎に独立して並
    列的に設け、初段の1単位を除く他の1単位毎の前記ラ
    インに前記スイッチ回路を個々に設けたことを特徴とす
    る相関器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1783860A2 (en) 2005-10-28 2007-05-09 Casio Computer Co., Ltd. Antenna apparatus, receiving apparatus and watch using magnetic sensor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1783860A2 (en) 2005-10-28 2007-05-09 Casio Computer Co., Ltd. Antenna apparatus, receiving apparatus and watch using magnetic sensor

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