JP2000188532A - スル―レ―トの限定されたノ―ドを介してデジタル信号を伝搬する装置及び操作方法 - Google Patents

スル―レ―トの限定されたノ―ドを介してデジタル信号を伝搬する装置及び操作方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】スルーレートの限定されたノッドを介してデジ
タル信号を伝搬する装置において、信号の伝搬遅れを減
少すること。 【解決手段】 ゆっくり立ち上がる信号(14)を発生
する信号発生器(12)を含むスルーレートの限定され
たノッドを介してデジタル信号を伝搬する装置(10)
であって、前記ゆっくり立ち上がる信号(14)を受け
て急速に立ち上がる信号(20)を発生するように、前
記信号発生器(12)の前記ノッドに信号調整器(1
6)が結合される。前記信号調整器(16)は、前記信
号(14)を低い電圧しきい値VL 及び高い電圧しきい
値VH と比較することにより前記信号(14)を前記信
号(20)に変換して信号発生器(12)から負荷への
伝搬遅れを減少する。前記信号調整器(16)はまた、
前記信号(14)が前記しきい値VL またはVH の何れ
かを横切るとき立ち上がっているか、降下しているかを
決めるため、メモリ装置(92)を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に電子工学に関
し、特にスルーレートの限定されたノードを介してデジ
タル信号を伝搬する装置、及びその操作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くのスイッチモード電源は、安いとい
う理由により古い時代の制御集積回路(ICs)を用い
ている。これらの制御ICsの出力回路は制限された電
力供給能力をもち、従って現代の電力MOSFETsを
効率的に駆動できない。一般にこれら制御ICsの出力
回路は開放コレクタ端子をもったNPNトランジスタで
ある。電力MOSFETを駆動するために制御ICは状
態から状態(rail-to-rail)に変化する出力電圧波形を
発生しなければならない。これは、NPNトランジスタ
のコレクタ端子と適当な電源との間に抵抗を接続し、エ
ミッタ端子を接地することにより実行される。しかし、
その結果抵抗性プルアップ(pull-up )をもったNPN
トランジスタはゲート駆動に用いるとき各種の欠陥をも
つ。
【0003】特に、MOSFETのゲート端子は大きな
非直線性の入力容量を示す。ゲートを1つの供給状態
(rail) から他の状態に充放電するのに大きな全ゲート
電荷を必要とする。MOSFETが所望のスイッチング
時間で作動するに充分な速さでこの電荷を移動するには
大きな電流が必要である。抵抗性プルアップをもったN
PNトランジスタは禁止的に小さいプルアップ抵抗を使
用することなしには所望のスイッチング時間を得るに必
要な高い電流を発生することはできない。
【0004】1つの解決手段は、大きいゲート容量を速
やかに充放電するに必要な高い電流を発生するように、
制御ICとMOSFETの間に外部ゲート駆動回路を接
続することである。一般に、ゲート駆動回路は低電流の
入力信号を受けて、電力MOSFETのような高い容量
負荷を駆動する高電圧/高電流信号を出力する。入力信
号は負荷に対する高電圧/高電流信号出力のタイミング
と継続を制御する。
【0005】NPNトランジスタに関連するものを含む
内部および外部容量と抵抗は、抵抗的プルアップをもっ
たNPNトランジスタにより発生する出力電圧波形の立
ち上がりおよび降下時間を大きくする。古い時代の制御
ICsの開放コレクタNPNトランジスタに接続された
抵抗的プルアップは制御ICの出力電圧波形が非常に緩
やかに立ち上がるようにする。従って、出力電圧波形が
非常に長い立ち上がり時間を示す。また、古い時代のI
Csの他の制限により出力電圧波形は長い降下時間を示
す。
【0006】ゲート駆動回路は電力MOSFETに印加
される電圧波形の立ち上がりおよび降下時間を低下する
ことができるが、制御ICの出力電圧波形の立ち上がり
および降下時間に関連する伝搬遅れは依然としてその儘
である。このような伝搬遅れは、デジタル信号のノード
を通した伝搬が大きな立ち上がりおよび降下時間を示す
という好ましくない結果を生じる。大きな立ち上がりと
降下時間は小さなスルーレートと関連するので、そのよ
うなノードは限定されたスルーレートと呼ばれる。
【0007】
【発明の概要】本発明の教示によれば、スルーレートの
限定されたノードを介してデジタル信号の伝搬遅れを低
下して、実質的に従来のゲート駆動装置に関連する不利
益や問題を除去もしくは低減する装置が提供される。
【0008】本発明の1実施例において、デジタル信号
を伝搬する装置はしきい値回路と出力回路を含む。しき
い値回路は、入力信号が電圧範囲内に入ったか否かを示
す比較器と、その比較器に接続され前記入力信号が立ち
上がって前記電圧範囲に入ったなら第1の状態をもち、
前記入力信号が降下して前記電圧範囲に入ったなら第2
の状態をもつメモリを含む。前記メモリに出力回路が接
続され、前記入力信号が前記電圧範囲にあり前記メモリ
が第1の状態にあれば高い出力信号を発生する。また前
記出力回路は、前記入力信号が前記電圧範囲にあり前記
メモリが第2の状態にあれば低い出力信号を発生する。
【0009】本発明の他の実施例において、デジタル信
号を伝搬する方法は、入力信号を受け取り、その入力信
号が電圧範囲内にあるか否かを示す工程を含む。前記方
法はさらに、前記入力信号が立ち上がって前記電圧範囲
に入ったなら第1の状態と決め、前記入力信号が降下し
て前記電圧範囲に入ったなら第2の状態と決める工程を
含む。前記方法は最終的に出力信号を発生する。すなわ
ち、前記入力信号が前記電圧範囲にあり、かつ前記第1
の状態であれば高い出力信号を発生し、前記入力信号が
前記電圧範囲にあり、かつ前記第2の状態にあれば低い
出力信号を発生する。
【0010】本発明の技術的利点は、スルーレートの限
定されたノードを介したデジタル信号の伝搬遅れを減少
する装置にある。本発明の装置は、ゲート駆動回路にお
いてスルーレートの限定されたノードを含むスイッチモ
ードコンバータを、従来はスルーレートの限定されたノ
ードを介しての遅れを最小にする努力により可能であっ
たよりもさらに高い周波数において操作することを可能
にする。本発明の装置はさらに、スルーレートの限定さ
れたノードを介して短い継続期間のパルスを良好に送信
し、それによりスルーレートの限定されたノードを含む
スイッチモードコンバ−タにおけるパルスの飛び越し(s
kipping)を最小にすることを可能にする。本発明の装置
はまた、負荷電流のより高い周波数で、かつより広い範
囲にわたって作動する現代のスイッチモード電源におい
て従来の制御ICsを連続的に使用することを可能にす
る。
【0011】
【好ましい実施例の詳細な説明】図1は、ゆっくり立ち
上がる信号14を発生する信号発生器12を含むゲート
駆動装置10を示す。信号調整器16がノード18にお
いて信号発生器12に接続され、ゆっくり立ち上がる信
号14を受けて急速に立ち上がる信号20を最小の伝搬
遅れをもって発生する。ゲート駆動器22は信号調整器
16により発生する信号20に結合される入力と負荷2
4に結合される出力をもつ。一般に信号調整器16は信
号14を信号20に変換して、信号発生器12から負荷
24への伝搬遅れを減少する。
【0012】1つの実施例において、信号発生器12
は、例えばNPNトランジスタのような信号14を発生
する出力回路28をもった制御集積回路26(制御I
C)を含む。信号発生器12はまたNPNトランジスタ
のコレクタ端子に結合された抵抗29を含む。抵抗29
はノード18におけるNPNトランジスタと関連する寄
生容量との組み合わせにより、信号14の立ち上がり時
間を限定する。制御IC26の比較的遅い作動はまた、
信号14の降下時間を限定する。スルーレートの限定さ
れたノード18を通る信号14の伝搬が、装置10の好
ましくない長い伝搬遅れを生じる。
【0013】信号調整器16はしきい値回路30と出力
回路32を含む。しきい値回路30は比較器とメモリ装
置の回路網を含み、信号14を受けてそれを特定のしき
い値電圧と比較して中間の制御信号を発生する。出力回
路32は前記中間制御信号に応答して信号20を発生す
る論理ユニットを含む。ゲート駆動器22は、急速に立
ち上がる信号20を受けて、それに応答して高電圧/高
電流信号を負荷24に出力する適当なゲート駆動回路を
含む。負荷24は酸化金属半導体電界効果トランジスタ
(MOSFET)のような電力トランジスタ、バイポー
ラ接合トランジスタ(BJT)、シリコン制御整流器
(SCR)、絶縁ゲート電界効果トランジスタ(IGF
ET)またはその他の適当な負荷を含む。
【0014】本発明を主としてゲート駆動装置10にお
ける作動に基づいて説明するが、本発明は遅い立ち上が
りのデジタル信号を急速に伝搬することを必要とする他
の応用においても作動することを理解すべきである。さ
らに、本発明の装置を容量によりスルーレートの限定さ
れた電圧信号の伝搬遅れを減少することに関して説明す
るが、インダクタンスによりスルーレートの限定された
電流の伝搬遅れを減少するように作動することもでき
る。さらに、本発明の装置は、機械的、熱的、水力的、
空気的装置による情報を担持しながら、スルーレートの
限定された信号の伝搬遅れを減少することもできる。
【0015】作動時に、信号発生器12は大きな立ち上
がりと降下時間をもった信号14を発生する。信号調整
器16は、信号14を低い電圧しきい値VL および高い
電圧しきい値VH 、ただしVH >VL 、と比較して信号
14を信号20に変換する。信号調整器16は、信号1
4がしきい値VH またはVL と交差するとき、立ち上が
っているか、降下しているかを決めるためメモリ装置を
用いる。信号20は、小さな立ち上がりと降下時間、お
よび最小の伝搬遅れをもつ。ゲート駆動器22は信号2
0を受けて、それに応答して充分な電流を負荷24に与
え、それに関連するゲート容量を急速に充放電する。ゲ
ート駆動器22に信号20を供給することにより、装置
10の総合的伝搬遅れが減少する。
【0016】従来のゲート駆動装置においては信号調整
器16がなく、例えゲート駆動器22が負荷24のスイ
ッチング速度を加速するに充分な電流を発生できたとし
ても装置10は依然として大きな総合的伝搬遅れをも
つ。それは、信号14の大きな立ち上がりおよび降下時
間に対応して信号発生器12から負荷への大きな伝搬遅
れを発生するからである。信号調整器16は小さい立ち
上がりおよび降下時間と、最小の伝搬遅れをもった関連
する信号20を発生することにより、このような許容で
きない伝搬遅れを減少する。信号20をゲート駆動器2
2に与えることにより、信号調整器16は信号発生器1
2から負荷への伝搬遅れを減少する。
【0017】図2は、信号14と20を時間の関数とし
て示す。信号14は遅い立ち上がり端縁と降下端縁をも
ち、その結果立ち上がり時間54と降下時間56を示
す。立ち上がり時間54は信号14が高い供給電圧の1
0%のような低い供給電圧V10の近くから前記高い供給
電圧の90%のような高供給電圧V90の近くまで立ち上
がるに必要な時間である。降下時間56は信号14がV
90からV10に降下するに必要な時間である。信号調整器
16は信号14を電圧しきい値VL とVH に比較し、メ
モリ装置を用いて信号14が電圧領域58に入るとき、
立ち上がっているか降下しているかにより信号14を信
号20に変換する。VL およびVH は、V LとVH を含
み、その間の電圧領域58の境界を画定する。特に、信
号調整器18のしきい値回路30は信号14を受け取
り、信号14を電圧しきい値VL およびVH と比較す
る。メモリのフラッグは信号14がVL を横切るとき消
滅し、信号14がVH と横切るときセットされる。メモ
リのフラッグが消滅しておれば、信号14が電圧領域5
8に入ったとき立ち上がっており、メモリのフラッグが
セットされておれば、信号14が電圧領域58に入った
とき降下している。
【0018】信号14がVL より小さいとき、出力回路
32は低出力状態60で信号20を発生する。信号14
が領域58に入り、かつ72に示すされるように立ち上
がっておれば、出力回路32は信号20を高出力状態で
発生し、メモリのフラッグは消滅する。信号14が電圧
領域58内にあり、メモリフラッグが消滅しておれば、
出力回路32は信号20を高出力状態で発生する。信号
14がVH より大きいときは、出力回路32は信号20
を高出力状態で発生する。
【0019】信号14が電圧領域58に入り、かつ74
で示されるように降下状態であれば、出力回路32は信
号20を低出力状態60で発生し、メモリのフラッグが
セットされる。信号14が電圧領域58にありメモリフ
ラッグがセットされておれば、出力回路32は信号20
を低出力状態60で発生する。出力状態60、62は任
意の2つの区別された基準電圧に調整される。
【0020】信号14の立ち上がり端縁50から信号2
0の立ち上がり端縁64までの伝搬遅れ68と、信号1
4の降下端縁52から信号20の降下端縁66までの伝
搬遅れ70は、しきい値VL とVH を適当に選択して最
小にされる。例えば、しきい値VL を減少することによ
り伝搬遅れ68が減少し、しきい値VH を増加すること
により伝搬遅れ70が減少する。電圧しきい値VL とV
H は遅れ68と70を減少し、かつ同時に基準電圧Vと
接地の間に信号14の状態を正確に決めるに充分なマー
ジンが存在するように決められる。図2は、VH がV90
より小さく、V LがV10より大きく示されているが、V
L とVH の選択が、それぞれの値が電圧V90およびV10
よりも小さく、または同一に、またはより大きくなるこ
ともある。
【0021】装置10はまた継続時間の短いパルスをも
ったデジタル信号がスルーレートの制限されたノードを
通過するのを容易にする。例えば、信号14がゼロから
立ち上がり、VL を横切ったのち直ちにVL より小さい
値に降下すると、信号調整器16は高出力状態62に続
いて低出力状態60をもった信号20を発生する。同様
に、もし信号14が高状態電源電圧からVH 以下に降下
した後、直ちにVH より高い電圧に上昇したとすると、
信号調整器16は低出力状態60に続いて高出力状態6
2をもった信号20を発生する。短い継続時間のパルス
をもった信号14はスルーレートの限定されたノードを
通って良好に伝送され、ゲート駆動回路にスルーレート
の限定されたノードを含むスイッチモードコンバータに
おいてパルスの飛び越し(skipping) が最小にされる。
【0022】図3は、スルーレートの限定されたノード
を通って信号14を伝搬する信号調整器16の1実施例
を示す。信号調整器16は出力回路32に接続されたし
きい値回路30を含む。しきい値回路30は高電圧しき
い値VH と関連する第1の電圧領域比較器84、低電圧
しきい値VL と関連する第2の電圧領域比較器86、お
よび比較器84。86に結合された論理回路88を含
む。しきい値回路30はまた中間電圧しきい値VT に関
連する電圧しきい値比較器90と、論理ユニット88お
よび比較器90に結合されたメモリ装置92を含む。メ
モリ装置92はデータ入力端子D、クロック入力端子
C,相補的出力端子Q(バー)をもったフリップ−フロ
ップ回路を含む。1つの実施例において、比較器90は
中間高電圧しきい値VTHと、中間低電圧しきい値VTL
含む。ここで、VH >VTH>VT >VTL>VL である。
これら追加のしきい値は信号14と20の状態を正確に
決めるための電圧しきい値のノイズマージンである。
【0023】出力回路32は論理ユニット88、比較器
90、およびメモリ装置92に結合された論理回路94
を含む。論理回路94は、論理要素の適当な配置を含
み、2つの入力信号と選択された信号を受けて信号20
を発生する。信号20は、選択された信号がハイのとき
は第1の入力信号に等しく、選択された信号がローのと
きは第2の入力信号に等しい。
【0024】作動時に、比較器84、86は信号14が
電圧領域58内にあるか否かを決定する。同時に比較器
90が信号14をVT と比較する。信号14が電圧領域
58内にあると、クロック信号がメモリ装置92のクロ
ック入力端子Cに印加される。それに応答して、メモリ
装置は信号14がVT よりも大きいか、小さいかを判断
して、信号14が電圧領域58に入るとき立ち上がって
いるか、降下しているかを記録する。特に、信号14が
領域58内に入ったとき、VT より小さいときは、メモ
リ装置92はクリアされて信号14が立ち上っているこ
とを示す。もし、信号14が領域58内に入ったとき、
T より大きいときは、メモリ装置92はセットされて
信号14が降下していることを示す。論理回路94は信
号14が電圧領域58内にあり、メモリ装置がクリアさ
れているとき、及び信号14がV H より大きいときは高
状態62の信号20を発生する。論理回路94は信号1
4が電圧領域58内にあり、メモリ装置がセットされて
いるとき、及び信号14がVL より小さいときは低状態
60の信号20を発生する。
【0025】図4はさらに詳細に信号調整器16を示
す。この実施例において比較器84は、p−チャネルM
OSFETのような、信号14に結合されたゲート端子
と、基準電圧(V)に接続されたソース端子と、電流源
98及びVH −Vに等しい電圧しきい値に接続されたド
レイン端子をもった比較トランジスタ96を含む。比較
器86はn−チャネルMOSFETのような、信号14
に結合されたゲート端子と、接地電位のような基準電圧
に接続されたソ−ス端子と、電流源102及びV L に等
しい電圧しきい値に接続されたドレイン端子をもった比
較トランジスタ100を含む。論理ユニット88は、2
つの入力信号に対して排他的論理和として機能する論理
要素の任意の適当な配列を含む。
【0026】比較器90はシュミット(Schmitt)・トリ
ガ回路を含み、シュミット・トリガ回路は例えば出力端
子106、接地のような基準電圧に接続された負の入力
端子108、及び中間電圧しきい値VT のような基準電
圧と信号14に抵抗114を介して接続され、出力端子
106に抵抗116を介して接続された正の入力端子1
10をもった演算増幅器104により構成される。抵抗
116の値に対する抵抗114の相対的値が、シュミッ
ト・トリガ回路90が起動される中間低電圧しきい値V
TLと中間高電圧しきい値VTHを決める。電圧しきい値V
TLとVTHは信号14と20の状態を正確に決めるため電
圧しきい値VT に対する雑音マージンを与える。比較器
90は適当なヒステリシスをもった任意のシュミット・
トリガ回路構成を含む。
【0027】信号調整器16の作動は図2を参照して最
良に説明される。信号調整器16は立ち上がり端縁50
と降下端縁52、および立ち上がり時間54および降下
時間56をもった信号14を受ける。もし、立ち上がり
端縁50がVL より小さければ、トランジスタ100は
オフに維持されハイの論理信号130を発生する。同時
に、トランジスタ96はオンとなりハイの論理信号13
2を発生する。論理ユニット88は信号130と132
に対して排他的論理和として機能してローの電圧領域信
号134を発生する。シュミット・トリガ回路90は、
THより小さい信号14に応答してローの電圧しきい値
信号136を発生する。メモリ装置92のフリップ・フ
ロップ信号138は、信号調整器16の過去の動作に従
って、ハイまたはローの何れかの状態である。論理回路
94は信号134、136、138を受けて、信号20
を発生する。信号20は信号134の状態がローのとき
は信号136に等しく、信号134の状態がハイのとき
は信号138に等しい。この場合、論理回路94はロー
の信号134に応答して、ローの信号136に等しい信
号20を発生する。
【0028】信号14の立ち上がり端縁50が電圧しき
い値VL を通過すると、トランジスタ100はオンとな
りローの論理信号130を発生する。同時に、トランジ
スタ96はオンに維持されているのでハイの論理信号1
32を発生する。論理ユニット88は信号130と13
2に対して排他的論理和として機能してハイの電圧領域
信号134を発生する。メモリ装置92はクロック入力
端子Cのクロック信号に応答して、信号134の状態が
ローからハイに移る時点の信号136の状態を捕らえ
る。その結果、メモリ装置92は電圧しきい値信号13
6のローの状態を捕らえ、相補的出力端子Q(バー)に
ハイのフリップ・フロップ信号138を発生する。論理
回路94は信号134、136、138を受けて、信号
134のハイの状態に応じて、ハイの信号138に等し
い信号20を発生する。信号20は急速に立ち上がる端
縁64をもつ。しきい値VL は接地付近の任意の値に設
定できるので、立ち上がり端縁50の起点から立ち上が
り端縁64の起点までの伝搬遅れ68を非常に小さい値
に減少することができる。
【0029】信号14の立ち上がり端縁50が電圧しき
い値VTHを通過すると、シュミット・トリガ回路90は
ハイの信号136を発生する。VT とVTHとの間の雑音
マージンは、周囲雑音による電圧しきい値VT の回りの
信号14の潜在的振動に拘らず信号14の正確な状態決
定を与える。トランジスタ100はオンに維持されてお
りローの信号130を発生し、トランジスタ96はオン
に維持されてハイの信号132を発生する。論理ユニッ
ト88は信号130、132に対して排他的論理和とし
て機能してハイの信号134を発生する。メモリ装置9
2はハイの信号138を発生する。論理回路94は信号
134、136、138を受け、ハイの状態の信号13
4に応じ、ハイ信号138に等しい信号20を発生す
る。
【0030】信号14の立ち上がり端縁50が電圧しき
い値VH を通過するとき、トランジスタ100はオンの
ままであり、ローの信号130を発生する。同時に、ト
ランジスタ96はオフされ、ローの信号132を発生す
る。論理ユニット88は信号130と132に対して排
他的論理和として機能してローの信号134を発生す
る。メモリ装置92はハイの信号138を発生する。シ
ュミット・トリガ回路90はハイの信号136を発生す
る。論理回路94は信号134、136、138を受け
て、信号134のローの状態に応じて、ハイの信号13
6に等しい信号20を発生する。信号14の立ち上がり
端縁50が電圧Vに近づく間、および信号14の降下端
縁52が電圧Vから電圧しきい値VH に近づく間、信号
20はハイに維持される。
【0031】信号14の降下端縁52が電圧しきい値V
H を通過するとき、トランジスタ100はオンの儘でロ
ーの信号130を発生する。同時に、トランジスタ96
はオンされ、ハイの信号132を発生する。論理ユニッ
ト88は信号130、132に対してが排他的論理和と
して機能して、ハイの信号134を発生する。メモリ装
置92は信号134の状態がローからハイに移る時点
で、クロック入力端子Cにおけるクロック信号に応答し
て、信号136の状態を捕らえる。その結果、メモリ装
置92は信号136のハイの状態を捕らえて、ローの信
号138を相補的出力端子Q(バー)に発生する。論理
回路94は信号134、136、138を受けて、信号
134のハイの状態に応答して、ローの信号138に等
しい信号20を発生する。信号20は急速に降下する端
縁66を示す。しきい値VH は電圧Vに近接して任意に
設定されるので、降下端縁52の起点から降下端縁66
の起点までの伝搬遅れ70は非常に小さい値に減少でき
る。
【0032】信号14の降下端縁52が電圧しきい値V
TLを通過するとき、シュミット・トリガ回路90はロー
の信号136を発生する。VT とVTLの間の雑音マージ
ンは、周囲雑音による電圧しきい値VT の回りの信号1
4の潜在的振動に拘らず信号14の正確な状態決定を与
える。トランジスタ100はオンに維持されローの信号
130を発生し、一方トランジスタ96はオンに維持さ
れハイの信号132を発生する。論理ユニット88は信
号130と132に対して排他的論理和として機能しハ
イの信号134を発生する。メモリ装置92はローの信
号138を発生する。論理回路94は信号134、13
6、138を受け取り、信号134のハイ状態に応答し
てローの信号138に等しい信号20を発生する。
【0033】信号14の降下端縁52が電圧しきい値V
L を通過するとき、トランジスタ100はオフとなりハ
イの信号130を発生する。同時に、トランジスタ96
はオンに維持されハイの信号132を発生する。論理ユ
ニット88は信号130と132に対して排他的論理和
として機能し、ローの信号134を発生する。シュミッ
ト・トリガ回路90はローの信号136を発生し、一方
メモリ装置92はローの信号138を発生する。論理回
路94は信号134、136、138を受け取り、信号
134のローの状態に応答して、ローの信号136に等
しい信号20を発生する。信号20は、信号14の降下
端縁52が接地に近づくときロー状態に維持され、その
後信号14の立ち上がり端縁50は再び電圧しきい値V
L に近づく。
【0034】1実施例において、しきい値回路30はさ
らにp−チャネルMOSFETのようなプルアップ(引
き上げ)トランジスタ140を含む。プルアップトラン
ジスタ140は、基準電圧Vに結合されたソース端子
と、トランジスタ96ノードレイン端子に結合されたゲ
ート端子と、信号14に結合されたドレイン端子を含
む。トランジスタ140は信号14のゆっくり立ち上が
る端縁50が電圧しきい値VH を横切るとき、信号14
の正確な状態決定を与える。特に、信号14の立ち上が
り端縁50が電圧しきい値VH を横切るとき、トランジ
スタ96がオフになりローの信号132を発生する。論
理信号132のロー状態に応答して、トランジスタ14
0はオンして、入力信号14を基準電圧Vまで「プルア
ップ」する。これにより、信号14、20の不正確な状
態決定を起こすような、信号14の電圧しきい値VH
回りの潜在的振動が除去される。
【0035】例えば、信号14の立ち上がり端縁50の
電圧しきい値VH の回りの振動は出力信号20に小動揺
(glitch) を起こす可能性がある。特に、周囲雑音が信
号14の立ち上がり端縁50を、電圧しきい値VH を横
切った後に電圧しきい値VHの回りに振動させると、信
号調整器16はローの信号20を発生し、その後直ちに
ハイの信号20を発生するかもしれない。しかし、追加
のトランジスタ140は、信号14の立ち上がり端縁5
0が電圧しきい値VH を横切った後、信号14をハイの
状態に引き上げる。これにより、信号14の雑音による
潜在的振動の影響を除去し、信号14と20の正確な状
態決定が得られる。同様に、信号14の電圧しきい値V
H の回りの潜在的振動を除去するため、しきい値回路3
0にプルダウン(引き下げ)トランジスタを附加しても
よい。
【0036】図5は信号調整器16の他の実施例を示
す。この実施例では、比較器84はシュミット・トリガ
回路、例えば出力端子152、電圧しきい値VH のよう
な基準電圧と信号14に結合された負の入力端子15
4、抵抗158により接地のような基準電圧に結合さ
れ、抵抗160により出力端子152に結合された正の
入力端子156を含む演算増幅器150を含む。抵抗1
56の抵抗160に対する相対的値が、シュミット・ト
リガ回路を変化させる高い正の電圧しきい値VH+と、高
い負の電圧しきい値VH-を決める。シュミット・トリガ
回路84は立ち上がり信号14が高い正の電圧しきい値
H+を横切るときハイの状態からローの状態に変化し、
降下信号14が高い負の電圧しきい値VH-を横切るとき
ローの状態からハイの状態に変化する。ここで、VH+
H >VH-である。
【0037】比較器86はシュミット・トリガ回路、例
えば出力端子164、電圧しきい値VL のような基準電
圧に結合された負の入力端子166、接地のような基準
電圧に抵抗170により結合され、出力端子164に抵
抗172により結合された正の入力端子168を含む演
算増幅器162を含む。抵抗170の抵抗172に対す
る相対的値が、シュミット・トリガ回路を変化させる低
い正の電圧しきい値V L+と低い負の電圧しきい値VL-
決める。シュミット・トリガ回路86は立ち上がり信号
14が低い正の電圧しきい値VL+を横切るときハイの状
態からローの状態に変化し、降下信号14が低い負の電
圧しきい値VL-を横切るときローの状態からハイの状態
に変化する。ここで、VL+>VL >VL-である。
【0038】しきい値VL とVH にヒステリシスを附加
することにより、信号14の雑音により信号20が電圧
しきい値VL とVH の回りで不要に転移するのを防止す
る。比較器84、86は適当なヒステリシスを与える任
意のシュミット・トリガ回路構成をもてばよいことを理
解すべきである。特に、比較器84、86が共に非反転
シュミット・トリガ回路をもっても、あるいは共に反転
シュミット・トリガ回路をもってもよい。
【0039】本発明を各種の実施例について説明した
が、当業者には多数の変化、変更、改造、改変、修正が
示唆されるであろうし、本発明は前記請求項の趣旨と範
囲に含まれる変化、変更、改造、改変、修正を含むこと
を意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例によるゲート駆動装置のブロ
ック図面。
【図2】図1の装置により発生する信号を示す図面。
【図3】図1の装置の信号調整器の実施例を示す図面。
【図4】図3の信号調整器を詳細に示す図面。
【図5】信号調整器の他の実施例を示す図面。
【符号の説明】
10 ゲート駆動装置 12 信号発生器 14 ゆっくり立ち上がる信号 16 信号調整器 18 ノード 20 急速に立ち上がる信号 22 ゲート駆動器 24 負荷 26 制御器IC 30 しきい値回路 32 出力回路 50 立ち上がり端縁 52 降下端縁 54 立ち上がり時間 56 降下時間 68、70 伝搬遅れ 84、86、90 比較器 92 メモリ装置

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 しきい値回路と出力回路を備えたデジタ
    ル信号を伝搬する装置にして、 前記しきい値回路は、 入力信号が電圧領域に入ったか否かを示す比較器回路
    と、 前記比較器回路に結合されて、前記入力信号が前記電圧
    領域に入るとき立ち上がっているなら第1の状態をも
    ち、前記入力信号が前記電圧領域に入るとき降下してい
    るときは第2の状態をもつメモリと、を備え、 前記出力回路は前記メモリに結合されて、前記入力信号
    が前記電圧領域内にあり、前記メモリが前記第1の状態
    にあればハイの出力信号を発生し、前記入力信号が前記
    電圧領域内にあり、前記メモリが前記第2の状態にあれ
    ばローの出力信号を発生するように作動する、 ようになった、前記デジタル信号を伝搬する装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、 前記しきい値回路に結合され前記入力信号を発生するよ
    うに作動する信号発生器と、 前記出力回路に結合され、前記ハイの出力信号と前記ロ
    ーの出力信号の選択された1つに応答して駆動信号を発
    生する駆動器と、 前記駆動器に結合された負荷と、 をさらに含む、デジタル信号を伝搬する装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記比較器回路は、 前記入力信号を受けて、前記入力信号が高い電圧しきい
    値を越えているか否かを示す第1の論理信号を発生する
    第1の電圧領域比較器と、 前記入力信号を受けて、前記入力信号が低い電圧しきい
    値を越えているか否かを示す第2の論理信号を発生する
    第2の電圧領域比較器と、 前記入力信号を受けて、前記入力信号が中間の電圧しき
    い値より大きいか、小さいかを示す電圧しきい値信号を
    発生する電圧しきい値比較器と、 を含む、前記デジタル信号を伝搬する装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記出力回路は前記
    入力信号が前記電圧領域より大きいときハイの出力信号
    を発生し、前記入力信号が前記電圧領域より小さいとき
    ローの出力信号を発生するように作動する、前記デジタ
    ル信号を伝搬する装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記第1の電圧領域比較器が、前記入力信号が低い正の
    電圧しきい値を越えるときは第1の論理状態をもった第
    2の論理信号を発生し、前記入力信号が低い負の電圧し
    きい値を越えないときは第2の論理状態をもった第1の
    論理信号を発生するシュミット・トリガ回路を含み、 前記第2の電圧領域比較器は、前記入力信号が高い正の
    電圧しきい値を越えるときは前記第1の論理状態をもっ
    た第1の論理信号を発生し、前記入力信号が高い負の電
    圧しきい値を越えないときは前記第2の論理状態をもっ
    た第2の論理信号を発生するシュミット・トリガ回路を
    含む、前記デジタル信号を伝搬する装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、前記しきい値回路さ
    らに前記第1の論理信号と前記第2の論理信号の排他的
    論理和の論理機能を表す電圧領域信号を発生する論理ゲ
    ートを含む、前記前記デジタル信号を伝搬する装置。
  7. 【請求項7】 請求項3において、 前記第1の電圧領域比較器は前記入力電圧信号に結合さ
    れたゲート端子をもったp−チャネルMOSFETを含
    み、 前記第2の電圧領域比較器は前記入力電圧信号に結合さ
    れたゲート端子をもったn−チャネルMOSFETを含
    む、前記デジタル信号を伝搬する装置。
  8. 【請求項8】 請求項3において、前記電圧しきい値比
    較器が前記入力信号を受けて、前記入力信号が高い中間
    電圧しきい値を越えるときは高い電圧しきい値信号を発
    生し、前記入力信号が低い中間電圧しきい値を越えない
    ときは低い電圧しきい値信号を発生するシュミット・ト
    リガ回路を含む、前記デジタル信号を伝搬する装置。
  9. 【請求項9】 請求項3において、前記メモリが、前記
    入力信号が前記電圧領域に入るのに応答して、前記第1
    の状態と第2の状態の選択された1つとして、前記電圧
    しきい値信号を記憶する、前記デジタル信号を伝搬する
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記出力回路がさ
    らに、前記入力信号が前記電圧領域内にないとき前記電
    圧しきい値信号に等しい出力信号を発生し、前記入力信
    号が前記電圧領域内にあるとき前記メモリに格納されて
    いる前記電圧しきい値信号の反転に等しい出力信号を発
    生する論理ユニットを含む、前記デジタル信号を伝搬す
    る装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、前記しきい値回路
    がさらに、前記入力信号に結合されたドレイン端子と、
    前記比較回路に結合されたゲート端子をもったプルアッ
    プトランジスタを含み、該プルアップトランジスタが前
    記出力信号の振動を除去するように作動する、前記デジ
    タル信号を伝搬する装置。
  12. 【請求項12】 入力信号を受けること、 前記入力信号が電圧領域内にあるか否かを決めること、 前記入力信号が前記電圧領域に入るとき前記入力信号が
    立ち上がっておれば第1の状態と決めること、 前記入力信号が前記電圧領域に入るとき前記入力信号が
    降下しておれば第2の状態と決めること、 前記入力信号が前記電圧領域内にあって第1の状態であ
    れば、ハイの出力信号を発生すること、 前記入力信号が前記電圧領域内にあって第2の状態であ
    れば、ローの出力信号を発生すること、 の各工程を含む、デジタル信号を伝搬する方法。
  13. 【請求項13】 請求項12の方法において、さらに前
    記入力信号が前記電圧領域より大きいときはハイの出力
    信号を発生すること、 前記入力信号が前記電圧領域より小さいときはローの出
    力信号を発生すること、 の各工程を含む、デジタル信号を伝搬する方法。
  14. 【請求項14】 請求項12の方法において、前記入力
    信号が電圧領域内にあるか否かを決める工程が、 前記入力信号が高い電圧しきい値を越えているか否かを
    示す第1の論理信号を発生すること、 前記入力信号が低い電圧しきい値を越えているか否かを
    示す第2の論理信号を発生すること、 前記第1と第2の論理信号に応答して電圧領域信号を発
    生すること、 の各工程を含む、デジタル信号を伝搬する方法。
  15. 【請求項15】 請求項12の方法において、前記第1
    の状態を決めること及び前記第2の状態を決めることの
    工程が、前記入力信号を中間の電圧しきい値と比較する
    こと、を含むデジタル信号を伝搬する方法。
  16. 【請求項16】 請求項12の方法において、前記第1
    の状態を決めること及び前記第2の状態を決めることの
    工程が、前記入力信号を中間の高い電圧しきい値および
    中間の低い電圧しきい値と比較すること、を含むデジタ
    ル信号を伝搬する方法。
  17. 【請求項17】 請求項14の方法において、前記電圧
    領域信号を発生する工程が、前記第1の論理信号と第2
    の論理信号との排他的論理和の論理機能を実行する工程
    を含む、デジタル信号を伝搬する方法。
  18. 【請求項18】 請求項12の方法において、前記出力
    信号を発生する工程が、 前記入力信号が前記電圧領域に入るのに応答して、前記
    第1の状態と第2の状態の選択された1つとして前記電
    圧しきい値信号をメモリに格納すること、 前記入力信号が前記電圧領域内に存在しないときは前記
    電圧しきい値信号に等しい出力信号を発生すること、お
    よび前記入力信号が前記電圧領域内にあるときは前記メ
    モリに格納されている前記電圧しきい値信号の反転に等
    しい出力信号を発生すること、 の工程を含む、デジタル信号を伝搬する方法。
  19. 【請求項19】 入力信号を発生する信号発生器と、前
    記信号発生器に結合された信号調整器とを含み、前記信
    号調整器が、 前記入力信号に結合されたゲート端子をもち、前記入力
    信号が高い電圧しきい値を越えておればローの第1の論
    理信号を発生し、前記入力信号が前記高い電圧しきい値
    を越えないときはハイの第1の論理信号を発生するp−
    チャネルMOSFETと、 前記入力信号に結合されたゲート端子をもち、前記入力
    信号が高い電圧しきい値を越えておればローの第2の論
    理信号を発生し、前記入力信号が前記低い電圧しきい値
    を越えないときはハイの第2の論理信号を発生するn−
    チャネルMOSFETと、 前記p−チャネルMOSFETとn−チャネルMOSF
    ETに結合され、前記第1の論理信号と第2の論理信号
    の排他的論理和を示す電圧領域信号を発生する第1の論
    理ユニットと、 前記入力信号を受けて、前記入力信号が高い中間の電圧
    しきい値を越えておればローの電圧しきい値信号を発生
    し、前記入力信号が低い中間の電圧しきい値を越えてい
    ないときはローの電圧しきい値信号を発生するシュミッ
    ト・トリガ回路と、 前記論理ユニットとシュミット・トリガ回路に結合さ
    れ、前記電圧領域信号がローの状態からハイの状態に転
    移するのに応答して、前記電圧しきい値信号を格納する
    メモリと、および前記第1の論理ユニットとメモリに結
    合され、前記電圧領域信号がローのときは前記電圧しき
    い値信号に等しい出力信号を発生し、もし前記電圧領域
    信号がハイのときは前記メモリに格納されている前記電
    圧しきい値信号の反転に等しい出力信号を発生する第2
    の論理ユニットと、 を含み、さらに、 前記信号調整器に結合されて、前記出力信号に応答して
    駆動信号を発生する駆動器、および前記駆動器に結合さ
    た負荷と、 を備えた、ゲート駆動装置。
  20. 【請求項20】 請求項19において、さらに前記入力
    信号に結合されたドレイン端子と、前記p−チャネルM
    OSFETノードレイン端子に結合されたゲート端子を
    もったプルアップトランジスタを備え、該プルアップト
    ランジスタが前記出力信号の振動を除去するように働
    く、ゲート駆動装置。
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