JP2000187776A - 情報提供装置、情報提供システム、情報提供処理方法、及び記録媒体 - Google Patents

情報提供装置、情報提供システム、情報提供処理方法、及び記録媒体

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JP2000187776A
JP2000187776A JP2000009325A JP2000009325A JP2000187776A JP 2000187776 A JP2000187776 A JP 2000187776A JP 2000009325 A JP2000009325 A JP 2000009325A JP 2000009325 A JP2000009325 A JP 2000009325A JP 2000187776 A JP2000187776 A JP 2000187776A
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JP2000009325A
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Takashi Suzuki
尚 鈴木
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Original Assignee
DIGICUBE CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、ネットワークを利用した学
習機能により高精度な音声認識処理が可能な音声入力に
よるメニュー選択機能と、利用客がメニューの構造を意
識せずに所望の情報に到達できる機能を備えたことによ
り、利用客の利便性を高められる情報提供装置、及び情
報提供システム等を提供することである。 【解決手段】 利用客の発話は、周波数解析をなされ音
素データ等のパラメータに変換され、この音素データ等
のパラメータに基づいて、音素認識処理、単語認識処
理、文認識処理の順序で音声認識処理がなされる。この
際の単語認識辞書として、コマンド音声テーブル、及び
案内表示の項目に関する音声テーブルが参照される。案
内表示の項目に関する音声テーブル内の単語が認識され
た場合には、それぞれに対応するネームマスターに設定
された項目のリンク状態に関する情報を参照してメニュ
ー体系を構築し、案内文データテーブルに基づく案内出
力処理に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンビニエンスス
トアに代表される店舗に設置する商品販売情報処理端末
装置等のように利用者が所望する情報を提供する情報提
供装置、及び情報管理装置と複数の情報提供装置によっ
て構成される情報提供システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】コンビニエンスストアに代表される店に
設置する什器として、ゲームソフトの販売用に、多種の
商品カードを入れて並べた陳列棚と、ゲームのプロモー
ション映像を表示するモニターを組み込んだものがあ
る。
【0003】また、表示情報が切り替わる表示画面兼用
のタッチパネルを備え、そのタッチパネルに対するメニ
ュー画面からの入力操作により、ショッピングの配送申
し込みや予約、チケットの予約を含む購入、ゲームの書
換申し込み、各種の情報や商品の紹介といった多機能を
具備したものもある。また、音声認識技術を用いて利用
客が音声による入力操作を行うことができるものもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メニュ
ーの構成は、図32に示すような階層構造となっている
ため、タッチパネルを使用する場合、例えば、ゲームソ
フトを選択する際には、まず、図33に示すように、音
楽、映像、ゲーム、チケット、プリント等の分類が表示
された初期メニュー画面からゲームを選択操作し、次い
で表示される図34に示すような、シューティング、R
PG、シミュレーション等の各ジャンルが表示されたジ
ャンル選択画面から所望のジャンルを選択操作する。そ
して、更に図35に示すような、A社、B社、C社等の
各メーカーが表示されたメーカー選択画面から所望のメ
ーカーを選択操作してから、最後に、図36に示すよう
な、Xの冒険、Y物語、Zファンタジー等の各タイトル
が表示された商品選択画面から所望の商品を選択操作す
ることにより、図37に示すような所望のゲームソフト
の表示画面に到達することができる。
【0005】このように、ゲームを例に取った場合、タ
ッチパネルによる4回の操作手順を経なければならず、
利用客に非常な煩雑さを感じさせていた。
【0006】また、音声認識技術を採用した場合には、
不特定話者に対応するための多数の音声サンプルを収集
することが困難であることから、音声認識精度の面にお
いて改良の余地があった。
【0007】そこで、本発明の課題は、ネットワークを
介して収集した多数の音声サンプルによる学習機能によ
り高精度な音声認識処理が可能な音声入力によるメニュ
ー選択機能と、利用客がメニューの構造を意識せずに所
望の情報に到達できる機能を備えたことにより、利用客
の利便性を高められる情報提供装置、及び情報提供シス
テム等を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明の情報提供装置によれば、音声認識
手段は、音声入力手段から入力された利用者の音声を音
声認識辞書に基づいて認識して、音声内容毎に対応づけ
られた所定コードに変換し、情報格納手段は、各種情
報、及び当該各種情報を識別する情報である識別項目を
対応づけて格納し、情報特定手段は、前記音声認識手段
によって変換された所定コードに基づいて、前記情報格
納手段に格納された前記識別項目の中から該当する識別
項目を検索して特定し、情報抽出手段は、この情報特定
手段によって特定された識別項目、及び当該識別項目に
対応づけられた情報を前記情報格納手段から抽出し、情
報提供手段は、この情報抽出手段により抽出された識別
項目、及び情報を、その情報内容に応じた各種情報形態
で出力して、当該抽出情報の情報内容を提供し、判別手
段は、撮像手段によって撮像された利用者の画像を解析
して利用者が所定の範囲内に位置しているか否かを判別
し、そして、前記音声入力手段は、前記判別手段によっ
て利用者が所定の範囲内に位置していると判別された場
合に利用者の音声入力を可能とする。
【0009】したがって、この請求項1記載の発明によ
って、利用者が音声によって指定した情報名称等の識別
項目に対応する情報が、直接的に提供されるため、従来
のように、階層構造を深く下りていくことによって情報
にたどり着く煩雑さを感じることなく、希望する情報を
直接的に容易に得ることができるため、情報提供装置の
利便性を向上させることが可能となる。
【0010】また、利用者が所定の範囲内に位置してい
ないと判別された場合の音声を入力音声として検出しな
いようにすることができるため、周囲の雑音や利用者の
指示以外の音声によって、不必要な処理を行うことがな
く、情報提供の処理の信頼性を向上させることが可能と
なる。
【0011】請求項2記載の発明の情報提供装置によれ
ば、音声認識手段は、音声入力手段から入力された利用
者の音声を音声認識辞書に基づいて認識して、音声内容
毎に対応づけられた所定コードに変換し、情報格納手段
は、各種情報、当該各種情報を識別する情報である識別
項目、及び前記各種情報の情報内容を複数の観点から分
類するために前記識別項目と関連づけられた各種分類項
目を格納し、情報特定手段は、前記音声認識手段によっ
て変換された所定コードに基づいて、前記情報格納手段
から該当する識別項目または分類項目を検索して特定
し、情報抽出手段は、この情報特定手段によって識別項
目が特定された場合は、当該識別項目、及び当該識別項
目に対応づけられた情報を前記情報格納手段から抽出
し、または、前記情報特定手段によって分類項目が特定
された場合は、当該分類項目、及び当該分類項目と関連
づけられた識別項目を前記情報格納手段から抽出し、情
報提供手段は、この情報抽出手段により抽出された識別
項目、及び情報を、その情報内容に応じた各種情報形態
で出力して、当該抽出情報の情報内容を提供し、また
は、前記情報抽出手段により抽出された分類項目、及び
識別項目を、関連づけられた状態に基づいて体系化して
所定の情報形態で出力することにより、当該識別項目に
対応づけられた前記情報の情報内容を提供し、入力手段
は、各種指示入力を行うための複数の入力キーを備え、
キー設定格納手段は、前記情報提供手段により出力され
る識別項目、分類項目、及び各種情報を入力項目として
前記入力手段の各入力キーに対応づけて設定するための
キー設定データを格納し、そして、前記入力手段の入力
キーが操作された場合は、前記キー設定格納手段に格納
されたキー設定データに基づいて、前記情報特定手段に
より、当該入力キーに対応づけられた前記識別項目、分
類項目、あるいは各種情報を前記情報格納手段から検索
して特定し、判別手段は、撮像手段によって撮像された
利用者の画像を解析して利用者が所定の範囲内に位置し
ているか否かを判別し、前記音声入力手段は、前記判別
手段によって利用者が所定の範囲内に位置していると判
別された場合に利用者の音声入力を可能とする。
【0012】したがって、この請求項2記載の発明によ
って、音声入力と指示操作入力の2つの入力方法を併用
することにより、利用者は、状況に応じて適宜入力方法
を使い分けることができるため、所望の情報を取り出す
ことが更に容易になり、情報提供装置の使い勝手を更に
向上させることが可能となる。
【0013】また、利用者が所定の範囲内に位置してい
ないと判別された場合の音声を入力音声として検出しな
いようにすることができるため、周囲の雑音や利用者の
指示以外の音声によって、不必要な処理を行うことがな
く、情報提供の処理の信頼性を向上させることが可能と
なる。
【0014】また、請求項3記載の発明によれば、ネッ
トワークサーバとしての情報管理装置と、ネットワーク
クライアントとしての請求項1または2に記載の複数の
情報提供装置とが、ネットワークを介して接続されるこ
とによって構成される情報提供システムにおいて、前記
情報管理装置は、管理側情報格納手段によって、各種情
報、当該各種情報を識別する情報である識別項目、及び
前記各種情報の情報内容を複数の観点から分類するため
に前記識別項目と関連づけられた各種分類項目を、随時
更新管理して格納しており、配信手段によって、この管
理側情報格納手段に格納された各種情報、識別項目、及
び分類項目を前記複数の情報提供装置に配信する。そし
て、前記情報提供装置は、受信手段によって、前記情報
管理装置から配信された各種情報、識別項目、及び分類
項目を受信すると、情報更新手段によって、受信された
各種情報、識別項目、及び分類項目に基づいて、前記情
報格納手段に格納された前記各種情報、識別項目、及び
分類項目を更新する。
【0015】したがって、この請求項3記載の発明によ
って、情報提供装置には記録されていない新規の情報が
発生した際にも、新規の情報に関する情報名称等の識別
項目、及び分類項目を情報提供装置に追加するための処
理を、情報管理装置によって一括して行うことができる
ため、情報提供装置によって提供する情報内容を容易に
常に新しい状態に保つことができ、情報提供システムの
有用性を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
情報提供システムの実施の形態を詳細に説明する。図1
〜図36を参照して、本発明の情報提供システムを適用
した一実施の形態における商品販売情報処理システム1
について詳細に説明する。
【0017】まず構成を説明する。図1は、本実施の形
態の商品販売情報処理システム1における情報のやりと
りを概念的に示した全体構成図である。この図1に示す
ように、商品販売情報処理システム1の構成員は、販売
管理センターB、及び店舗Aである。販売センターと店
舗Aとは例えば、専用回線、またはISDN(Integrat
ed Services Digital Network )等の公衆回線を利用し
て接続されており、各地に点在するコンビニエンススト
アに代表される店舗Aには、販売管理センターBから音
楽、映像、ゲーム、チケット等のコンテンツ情報が随時
送信される。
【0018】また、販売管理センターBは、CS(Comm
unication Satellite :通信衛星)等の衛星通信を介し
て広告映像等を含む各種コンテンツ情報を配信すること
も可能であり、各地に点在する店舗Aは、専用のアンテ
ナとチューナによって配信される情報を受信し、店内に
設置される商品販売情報処理端末装置4の表示画面に表
示するなどして来店した客に対してコンテンツ情報を提
供する。
【0019】また、店舗Aに設置される商品販売情報処
理端末装置4の販売状況を示す販売データが商品販売情
報管理装置3に対して送信される他、店舗Aと販売管理
センターBの間では、後述する音声認識辞書学習処理
(図28参照)に関する音声データが送受信される。す
なわち、図1に示すように、店舗A側からは、後述する
取得音声データ413Qが販売管理センターBに対して
送信され、この取得音声データ413Qを音声認識辞書
学習処理によって適切な音声データに加工された学習音
声データ37Dが販売管理センターBから各地に点在す
る店舗Aに対して送信される。また、販売管理センター
B側からは、新規のコンテンツ情報に関する追加データ
37Cが各店舗Aに対して送信される。
【0020】図2は、商品販売情報処理システム1を構
成する販売管理センターB、及び店舗Aに設置される各
装置の接続関係を示すブロック図である。この図2に示
すように、商品販売情報処理システム1は、ネットワー
ク2に対して、販売管理センターBに設置されるネット
ワークサーバとしての商品販売情報管理装置3、及び各
店舗Aに設置されるネットワーククライアントとしての
複数の商品販売情報処理端末装置4が接続されることに
より構成されている。ネットワーク2は、専用回線によ
って接続されるもの、ISDN等の公衆回線によって接
続されるもの、あるいは無線通信によって接続されるも
の等の様々な接続形態を適用することが可能であるが、
情報管理の信頼性の観点から、セキュリティの確保され
ているネットワークであることが好ましい。
【0021】次に商品販売情報処理システム1を構成す
る各装置について詳細に説明する。図3は、図2に示す
商品販売情報管理装置3の概略内部構成を示すブロック
図である。
【0022】この図3において、商品販売情報管理装置
3は、CPU31、入力装置32、表示装置33、通信
装置34、RAM35、及びHDドライブ36によって
構成され、各部はバス38によって接続されている。
【0023】CPU(Central Processing Unit )31
は、HDドライブ36に記録されている当該商品販売情
報管理装置3に対応する各種アプリケーションプログラ
ムの中から指定されたアプリケーションプログラム、入
力装置32から入力される各種指示あるいはデータをR
AM35内のワークエリアに格納し、この入力指示及び
入力データに応じてRAM35内に格納したアプリケー
ションプログラムに従って各種処理を実行し、その処理
結果をRAM35内のワークエリアに格納するととも
に、表示装置33に表示する。そして、ワークエリアに
格納した処理結果を入力装置32から入力指示されるH
Dドライブ36内の保存先に保存する。
【0024】入力装置32は、カーソルキー、数字入力
キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポイン
ティングデバイスであるマウスと、を備え、キーボード
で押下されたキーの押下信号をCPU31に出力すると
ともに、マウスによる操作信号をCPU31に出力す
る。
【0025】表示装置33は、CRT(Cathode Ray Tu
be)、液晶表示装置等により構成され、CPU31から
入力される表示データに基づいて画面表示を行う。
【0026】通信装置34は、ターミナルアダプタ(T
A:Tarminal Adapter)、またはルーター等によって構
成され、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を
介してネットワーク2に接続される複数の商品販売情報
処理端末装置4のそれぞれとの通信を行うための制御を
行う。また、衛星アンテナ、及びデコーダを備えること
によって衛星通信が可能である。
【0027】RAM(Random Access Memory)35は、
指定されたプログラム、入力指示、入力データ及び処理
結果等を格納するワークエリアを有する。
【0028】HDドライブ36には当該商品販売情報管
理装置3に対応する商品販売情報管理プログラム、サー
バーアプリケーションプログラム、後述する音声認識辞
書学習処理プログラム、及びこれらのプログラムで処理
されたデータ等を記録する。
【0029】図4は、HDドライブ36に格納される送
受信データの構成を示す図である。この図4において、
商品販売情報管理装置3が複数の商品販売情報処理端末
装置4のそれぞれから受信するデータとして取得音声デ
ータ37A、及び販売データ37Bがあり、商品販売情
報管理装置3から複数の商品販売情報処理端末装置4の
それぞれに対して送信されるデータとして追加データ3
7C、及び学習音声データ37Dがある。
【0030】取得音声データ37Aは、各地に点在する
多数の商品販売情報処理端末装置4が利用客の音声をサ
ンプルとして取得した取得音声データがそれぞれの商品
販売情報処理端末装置4から定期的に送信されるもので
ある。販売データ37Bは、それぞれの商品販売情報処
理端末装置4が販売したコンテンツに関する販売データ
がそれぞれの商品販売情報処理端末装置4から定期的に
送信されるものである。
【0031】追加データ37Cは、新規コンテンツに対
する各種データを商品販売情報処理端末装置4に追加す
るためのデータであり、後述する図7に示す各種データ
と同一の構成の追加差分データである。また、この追加
データ37Cとして複数種類のデータを用意して地域ご
とに配信内容を変更することにより、地域限定の商品等
にも対応することが可能となる。学習音声データ37D
は、受信した取得音声データ37Aを解析して音声認識
辞書学習処理を行い、適度な容量のデータに編集したも
のであり、取得した多数の音声サンプルによって音声認
識辞書を学習させた結果を商品販売情報処理端末装置4
に配信するためのデータである。
【0032】以上が、図2に示す商品販売情報管理装置
3の概略内部構成を示す図3の各部についての説明であ
る。
【0033】次いで図5は、図2に示す商品販売情報処
理端末装置4の概略内部構成を示す図である。
【0034】この図5において、商品販売情報処理端末
装置4は、CPU401、入力部402、メイン表示部
403、サブ表示部404、音声認識部405、音声合
成部406、デジタルカメラ407、通信制御部40
8、レシート発行部409、チケット発行部410、R
OM411、RAM412、HDドライブ413、スキ
ャナ414、プリンタ415、メモリカードドライブ4
16、ディスクメディアドライブ417、及び複数の予
備ドライブ418によって構成されており、各部はバス
419によって接続されている。
【0035】CPU401は、ROM411、あるいは
HDドライブ413に記録されている当該商品販売情報
処理端末装置4に対応するプログラムの中から指定され
たプログラム、入力部402から入力される各種指示あ
るいはデータをRAM412内のワークエリアに格納
し、この入力指示及び入力データに応じてRAM412
内に格納したプログラムに従って各種処理を実行し、そ
の処理結果をRAM412内のワークエリアに格納する
とともに、メイン表示部403やサブ表示部404に表
示する。そして、RAM412内のワークエリアに格納
した処理結果をHDドライブ413内の所定の保存先に
保存する。
【0036】また、CPU401は、後述するコンテン
ツ表示処理(図25参照)、項目処理(図26参照)、
コマンド処理(図27参照)等において、商品販売情報
処理端末装置4の各部の制御を行う。例えば、デジタル
カメラ407から入力される画像データを解析し、コン
テンツ表示処理において、デジタルカメラ407のピン
トが合焦する範囲であるか否かを判別して、利用客が商
品販売情報処理端末装置4の前に立っていることを判別
したり、項目処理やコマンド処理において、画像の2値
化処理等によって利用客の姿勢を判別する。
【0037】入力部402は、メイン表示部403と一
体となったタッチパネルであり、メイン表示部403に
表示される各種操作ボタンの位置を利用客に指示される
と、指示された座標を検出して座標データをCPU40
1に対して出力する。この各種操作ボタンには予め各種
商品情報に関わる商品名や分類名等が対応付けられてお
り、当該ボタンがタッチされることにより、直接当該商
品名や分類名の指定を行うことが可能である。
【0038】メイン表示部403は、入力部402と一
体となった液晶表示パネル等の表示部であり、商品販売
情報処理端末装置4が利用客に提供する各種コンテンツ
やメニューの表示を行う。
【0039】サブ表示部404は、CRT(Cathode Ra
y Tube)や液晶表示パネル等で構成されており、商品販
売情報処理端末装置4が利用客に提供する各種コンテン
ツに関する広告放送などの映像を表示する。
【0040】音声認識部405は、マイク405a,4
05bによって収集した利用客の音声の解析を行う。す
なわち、音声をマイク405a,405bによって電気
信号に変換し、この信号の周波数分析を行い、音声認識
処理に必要な音素データ等のパラメータを生成し、商品
販売情報処理端末装置4に対して出力する。また、後述
するようにマイク405a,405bは、脱着可能とな
っており、脱状態の時には接話マイクロホンに、着状態
の時には指向性マイクロホンに切り替えて音声を入力す
ることができるようにするなど、状況に応じた適切なマ
イクに自動的に切り替え可能な構成としてもよい。そし
て、このような構成にすることにより周囲の雑音を極力
排除することができる。また、音声認識部405によっ
て解析した音声の特徴から、利用者の性別や年齢等の声
質からある程度判断できる要素を判定し、市場調査のデ
ータとして活用することもできる。この際、デジタルカ
メラ407によって利用者を撮影した画像を解析するこ
とにより判定した結果と照らし合わせて判定を行うこと
により判定精度を向上させることができる。
【0041】音声合成部406は、利用客に対する案内
音声を合成してスピーカ406a,406bから出力す
る。音声合成の方式には大きく分けて、音片編集方式、
規則合成方式、テキスト音声合成方式の3種類があり、
また、これらを必要に応じて適宜組み合わせて音声合成
を行うことも可能である。
【0042】音片編集方式は、録音された文、文節、単
語単位の音声を適宜組み合わせて必要な文章を編集する
方式であるため音質が優れており、また、音声合成に要
する演算量も少なくて済むため高速な処理が期待でき
る。規則合成方式は、単語の読みとアクセント、文のイ
ントネーションに関する情報を保持する表音文字列を適
宜組み合わせて必要な文章を編集し、更に表音文字列を
音声波形に変換するため、音片編集方式と比較して予め
用意しておくデータの容量は小さくて済むが、音質は音
片編集方式より劣化する。テキスト音声合成方式は、J
ISコード等によって表現されるテキストデータを解析
して表音文字列に変換することから処理が始まるため、
合成処理は最も複雑かつ演算量が多くなる。そのため、
音声合成の誤処理の可能性が他の2方式と比較すると大
きくなってしまう。
【0043】また、具体的な例としては、音片編集方式
は、駅の到着案内や、空港のフライトインフォメーショ
ンを行う電話応答、テレホンバンキングの無人応答等が
挙げられ、予め決められた文や文節等の音声を録音して
おき、条件に応じてコンピュータで組み合わせることに
よって応答文章を作成するために、定型文組み合わせ型
とも呼ばれている。また、規則合成方式やテキスト音声
合成方式の例としては、任意のテキスト文章の読み上げ
等が挙げられ、音質が機械的(ロボット的)であるため
に、ロボット合成方式とも呼ばれている。
【0044】高速かつ高品質な音声認識・合成処理を行
うためには、音声認識部405、及び音声合成部406
としては、専用の音声認識処理回路、または音声合成処
理回路を備えることが好ましいが、コストを抑えるとい
う観点からは、音声認識部405、及び音声合成部40
6は、音声入出力のための基本的な処理回路のみを備
え、音声認識・合成処理はCPU401によって行うこ
とが好ましい。この相反する2つの条件のバランスを考
慮して、音声認識部405、及び音声合成部406の内
部構成は様々な形態が考えられるが、本実施の形態にお
いては、音声認識部405、音声合成部406はそれぞ
れ専用の音声認識処理回路、または音声合成処理回路を
備えるものとして説明する。
【0045】デジタルカメラ407は、CCD(Charge
Coupled Device)という光を検知する半導体素子を用
いて画像を電気信号に変換し、CPU401に対して出
力する。このデジタルカメラ407によって取り込まれ
た画像は、CPU401によって解析され、この解析結
果を監視用として利用するほか、利用客の存在を感知し
たり、利用客の姿勢を判別するために利用することがで
きる。また、利用客を撮影した画像を解析することによ
り、利用客の性別、年齢等の外見からある程度判断でき
る要素を判定し、市場調査のデータとして活用すること
もできる。この際、音声認識部405によって解析した
音声の特徴から判定した結果と照らし合わせて判定を行
うことにより判定精度を向上させることができる。
【0046】通信制御部408は、モデム、ターミナル
アダプタ、またはルーター等によって構成され、電話回
線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を介し
てネットワーク2に接続される複数の商品販売情報処理
端末装置4のそれぞれとの通信を行うための制御を行
う。また、衛星アンテナ、及びデコーダを備えることに
よって衛星通信が可能である。
【0047】レシート発行部409は、利用客が商品販
売情報処理端末装置4によって提供されるコンテンツを
購入した際のレシートを印字して発行する。チケット発
行部410は、利用客が商品販売情報処理端末装置4に
よって提供されるコンテンツとしてのコンサートチケッ
ト等の各種チケットを購入した際のチケットを印字して
発行する。
【0048】ROM(Read Only Memory)411は、商
品販売情報処理端末装置4の処理を実現する機能の内、
変更の必要のない機能に関するプログラムやデータを格
納する。RAM412は、指定されたプログラム、入力
指示、入力データ及び処理結果等を格納するワークエリ
アを有する。
【0049】HDドライブ413は、プログラムやデー
タ等が予め記録されている磁気的記録媒体としてのHD
(Hard Disk )を有しており、このHDには当該商品販
売情報処理端末装置4に対応するプログラム、及びこの
プログラムで処理されたデータ等を記録する。
【0050】このHDドライブ413に装着されるHD
には、図7に示すような各種データが格納されている。
すなわち、音声認識処理に関する音声パターンテーブル
413A、コマンド音声テーブル413B、コンテンツ
音声テーブル413C、メーカー音声テーブル413
D、ジャンル音声テーブル413E、分野音声テーブル
413F、メニュー体系に関するコンテンツネームマス
ター413G、コンテンツデータマスター413H、メ
ーカーネームマスター413I、ジャンルネームマスタ
ー413J、分野ネームマスター413K、案内出力処
理に関する案内文データテーブル413L、背景画像テ
ーブル413M、文字修飾テーブル413N、コマンド
ボタンテーブル413O、音声特徴テーブル413P、
及び音声認識辞書学習処理に関する取得音声データ41
3Q等が格納されており、各データは、図8に示すよう
な処理の流れの中で参照される。以下、処理の流れを示
す図8と、各データの具体的な構成例を示す図9〜図2
4を参照して各データについて詳細に説明する。
【0051】図8に示すように、利用客の発話は、ま
ず、周波数解析をなされ音素データ等のパラメータに変
換されるとともに、この際の周波数解析の結果が、音声
パターンテーブル413Aに格納された各種音声パター
ンと比較されて、利用客の音声パターンが特定される。
音声パターンテーブル413Aは、図9に示すように、
例えば、成人男性パターン1,2,・・・・,成人女性パタ
ーン1,2,・・・・,子供パターン1,2,・・・・等の複数
のパターンがそれぞれ固有のパターンIDと対応づけら
れることによって構成されている。これら複数の音声パ
ターンは、不特定話者音声認識の認識率を向上させるた
めに利用されるとともに、コンテンツ毎の利用客の性別
や年齢層を判断する材料として参照される。
【0052】次いで、図8において、音素データ等のパ
ラメータに基づいて、音素認識処理、単語認識処理、文
認識処理の順序で音声認識処理がなされる。この際の単
語認識辞書として、複数の語彙が各種商品情報に関わる
分類毎に格納されたコマンド音声テーブル413B、コ
ンテンツ音声テーブル413C、メーカー音声テーブル
413D、ジャンル音声テーブル413E、及び分野音
声テーブル413Fが参照される。これらの各音声テー
ブルの音声データ部に登録される単語は、音素の系列等
の解析パラメータによって構成される。
【0053】コマンド音声テーブル413Bは、図10
に示すように、例えば、「戻る」,「欲しい」,・・・・,
「の」,・・・・等の、商品販売情報処理端末装置4の処理
に対するコマンドに関する単語の音声データがそれぞれ
固有のコマンドIDと対応づけられることによって構成
されている。利用者が「戻る」と発話したと認識された
場合には1つ前の案内画面に戻る、「欲しい」と発話し
たと認識された場合には選択中のコンテンツを購入する
ことを確認する等の処理が行われる。また、「の」のよ
うな助詞に対しては、利用者が「A社 の Zファンタ
ジー」と発話したと認識された場合に、後述するコンテ
ンツネームマスター413Gにおいて、メーカーが「A
社」にリンクされた「Zファンタジー」を要求されたと
解析して処理を行うアルゴリズムが対応づけられる。
【0054】コンテンツ音声テーブル413Cは、図1
1に示すように、例えば、「○○○」,「×××」,・・
・・,「Xの冒険」,「Y物語」,「Zファンタジー」,
・・・・等の、商品販売情報処理端末装置4によって提供さ
れるコンテンツに関する単語の音声データがそれぞれ固
有のコンテンツIDと対応づけられることによって構成
されている。
【0055】メーカー音声テーブル413Dは、図12
に示すように、例えば、「Pレコード」,「Qレコー
ド」,・・・・,「A社」,「B社」,「C社」,・・・・等
の、商品販売情報処理端末装置4によって提供されるコ
ンテンツを扱うメーカーに関する単語の音声データがそ
れぞれ固有のメーカーIDと対応づけられることによっ
て構成されている。
【0056】ジャンル音声テーブル413Eは、図13
に示すように、例えば、「ロック」,「ジャズ」,・・・
・,「シューティング」,「RPG」,「シミュレーシ
ョン」,・・・・等の、商品販売情報処理端末装置4によっ
て提供されるコンテンツの特定分野内のジャンルに関す
る単語の音声データがそれぞれ固有のジャンルIDと対
応づけられることによって構成されている。
【0057】分野音声テーブル413Fは、図14に示
すように、例えば、「音楽」,「映像」,「ゲーム」,
「チケット」,「プリント」,・・・・等の、商品販売情報
処理端末装置4によって提供されるコンテンツのメニュ
ー内の分野に関する単語の音声データがそれぞれ固有の
分野IDと対応づけられることによって構成されてい
る。
【0058】図8において、上述したコマンド音声テー
ブル413B内の単語のみが認識された場合には、後述
する案内出力処理に移行する。また、案内表示の項目に
関する音声テーブルであるコンテンツ音声テーブル41
3C、メーカー音声テーブル413D、ジャンル音声テ
ーブル413E、及び分野音声テーブル413F内の単
語が認識された場合には、以下に説明するそれぞれに対
応するネームマスターに設定された項目のリンク状態に
関する情報を参照してメニュー体系を構築する。
【0059】コンテンツネームマスター413Gは、図
15に示すように、例えば、「○○○」,「×××」,
・・・・,「Xの冒険」,「Y物語」,「Zファンタジ
ー」,・・・・等の、商品販売情報処理端末装置4によって
提供されるコンテンツに関する単語のテキストデータが
それぞれ固有のコンテンツID、メーカーID、ジャン
ルID、及び分野IDと対応づけられることによって構
成されている。このコンテンツネームマスター413G
のネーム部のテキストデータと、コンテンツ音声テーブ
ル413Cの音声データ部のデータのそれぞれに対応づ
けられるコンテンツIDは共通であり、1対1に対応し
ている。
【0060】そして、コンテンツデータマスター413
Hには、図16に示すように、コンテンツ音声テーブル
413C、及びコンテンツネームマスター413Gのコ
ンテンツIDと1対1に対応するそれぞれのコンテンツ
データが格納されている。例えば、「Xの冒険のデー
タ」は、「Xの冒険」というゲームタイトルの紹介文、
定価、発売日等のデータである。
【0061】メーカーネームマスター413Iは、図1
7に示すように、例えば、「Pレコード」,「Qレコー
ド」,・・・・,「A社」,「B社」,「C社」,・・・・等
の、商品販売情報処理端末装置4によって提供されるコ
ンテンツを扱うメーカーに関する単語のテキストデータ
がそれぞれ固有のメーカーIDと対応づけられることに
よって構成されている。このメーカーネームマスター4
13Iのネーム部のテキストデータと、メーカー音声テ
ーブル413Dの音声データ部のデータのそれぞれに対
応づけられるメーカーIDは共通であり、1対1に対応
している。
【0062】ジャンルネームマスター413Jは、図1
8に示すように、例えば、「ロック」,「ジャズ」,・・
・・,「シューティング」,「RPG」,「シミュレーシ
ョン」,・・・・等の、商品販売情報処理端末装置4によっ
て提供されるコンテンツの特定分野内のジャンルに関す
る単語のテキストデータがそれぞれ固有のジャンルID
と対応づけられることによって構成されている。このジ
ャンルネームマスター413Jのネーム部のテキストデ
ータと、ジャンル音声テーブル413Eの音声データ部
のデータのそれぞれに対応づけられるジャンルIDは共
通であり、1対1に対応している。
【0063】分野ネームマスター413Kは、図19に
示すように、例えば、「音楽」,「映像」,「ゲー
ム」,「チケット」,「プリント」,・・・・等の、商品販
売情報処理端末装置4によって提供されるコンテンツの
メニュー内の分野に関する単語のテキストデータがそれ
ぞれ固有の分野IDと対応づけられることによって構成
されている。この分野ネームマスター413Kのネーム
部のテキストデータと、分野音声テーブル413Fの音
声データ部のデータのそれぞれに対応づけられる分野I
Dは共通であり、1対1に対応している。
【0064】上述のように、項目に関する各音声テーブ
ルと各ネームマスターは、固有のコンテンツIDによっ
て1対1に対応しているが、音声認識処理時には、音声
データを格納した音声テーブルのみを検索することによ
り、処理の高速化に貢献することができる。そして、コ
ンテンツネームマスター413Gに登録されたリンク情
報によって、各コンテンツとメーカー、ジャンル、及び
分野を対応づけることができる。
【0065】例えば、図15において、ID「1234
7」の「Zファンタジー」には、メーカーIDとして
「24」、ジャンルIDとして「322」、分野IDと
して「2」がそれぞれ対応づけられているが、メーカー
ID「24」は、図17に示すメーカーネームマスター
413Iを参照すると「A社」であり、ジャンルID
「322」は、図18に示すジャンルネームマスター4
13Jを参照すると「RPG」であり、分野ID「2」
は、図19に示す分野ネームマスター413Kを参照す
ると「ゲーム」であるから、「Zファンタジー」は、A
社から発売のRPGゲームであることがリンク情報によ
り判明する。そして、これらの情報と、コンテンツデー
タマスター413Hに格納されたデータとが、後述する
案内出力処理によって利用客に提示される。
【0066】また、例えば、利用客が「RPG」と発話
したと認識された場合には、図18に示すジャンルネー
ムマスター413Jを参照するとジャンルIDは「32
2」であるから、図15に示すコンテンツネームマスタ
ー413Gに登録されたジャンルIDが「322」であ
るコンテンツが抽出される。すなわち、「Xの冒険」,
「Y物語」,「Zファンタジー」,・・・・が抽出され、後
述する案内出力処理によって利用客に提示される。
【0067】図8において、上述した音声認識処理によ
ってコマンド音声テーブル413B内の単語のみが認識
された場合、または項目に関する単語が認識された後
に、コンテンツネームマスター413Gによってメニュ
ー体系が構築された場合には、続いて、案内文データテ
ーブル413Lに基づく案内出力処理に移行する。
【0068】案内文データテーブル413Lは、図20
に示すように、例えば、「ご希望のメニューをお選びく
ださい。」,「ご希望の商品をお選びください。」,・・
・・,「あなたが選択した商品です。」,「ご希望の商品
は見つかりませんでした。」,「この商品を購入します
か?」,・・・・等の案内文データがそれぞれ固有の案内文
ID、背景画像ID、文字修飾ID、コマンドボタンI
D、及び音声特徴IDと対応づけられることによって構
成されている。
【0069】背景画像テーブル413Mは、図21に示
すように、例えば、「青、ベタ」,「緑、網掛け」,・・
・・等の、商品販売情報処理端末装置4のメイン表示部4
03に表示される案内表示画面の背景画像データがそれ
ぞれ固有の背景画像IDと対応づけられることによって
構成されている。この背景画像テーブル413Mに登録
される背景画像データは、図21に例示したように、色
及び塗りつぶし形態を指定することとしてもよいし、ビ
ットマップ、JPEGやその他の画像形式で保存された
データを指定することとしてもよい。
【0070】文字修飾テーブル413Nは、図22に示
すように、例えば、「ゴシック、24pt(ポイン
ト)」,「明朝、20pt」,・・・・等の、商品販売情報
処理端末装置4のメイン表示部403に表示される案内
表示画面の前記案内文データの文字修飾データがそれぞ
れ固有の文字修飾IDと対応づけられることによって構
成されている。この文字修飾テーブル413Nに登録さ
れる文字修飾データは、図22に例示したように、フォ
ント名及びポイント数を指定することとしてもよいし、
更に、太字、斜体字、下線付き、文字色等のその他の書
式や、変形の形態(影文字、グラデーション、回転、ア
ーチ状等)を指定することとしてもよい。
【0071】コマンドボタンテーブル413Oは、図2
3に示すように、例えば、「情報ボタン」,「上位ボタ
ン」,「下位ボタン」,・・・・等の、商品販売情報処理端
末装置4のメイン表示部403に表示される案内表示画
面に配置されるコマンドボタンに関するデータがそれぞ
れ固有のコマンドボタンIDと対応づけられることによ
って構成されている。例えば、「情報ボタン」は、利用
客が更に詳しい情報が欲しいときに指示操作することに
より詳細情報を提示するためのボタンであり、「上位ボ
タン」は、階層構造のメニュー体系において上位に位置
する項目へジャンプするためのリンクボタンであり、
「下位ボタン」は、階層構造のメニュー体系において下
位に位置する項目へジャンプするためのリンクボタンで
ある。
【0072】音声特徴テーブル413Pは、図24に示
すように、例えば、「通常音声」,「確認音声」,「警
告音声」,・・・・等の、商品販売情報処理端末装置4の音
声合成部406のスピーカ406a,406bから出力
される音声の特徴を示すデータがそれぞれ固有の音声特
徴IDと対応づけられることによって構成されている。
【0073】取得音声データ413Qは、後述する項目
処理(図26参照)やコマンド処理(図27参照)にお
いてメニュー利用の姿勢であると判別された場合等に、
利用客の発話内容と音声認識部405による認識処理の
結果が一致したと判断されて、取得した音声サンプルと
音声認識部405から入力されたIDとが対応づけて格
納されることにより作成されるデータである。このよう
にして作成された取得音声データ413Qは、定期的に
(例えば、毎日定時に)商品販売情報管理装置3に対し
て送信される。
【0074】以上が、HDドライブ413に装着される
HDに格納される各種データについての説明である。
【0075】スキャナ414は、商品販売情報処理端末
装置4が提供するコピーサービスのための画像読取部で
あり、読み取った画像をCPU401に対して出力す
る。プリンタ415は、商品販売情報処理端末装置4が
提供するコピーサービス、プリントサービス等のための
印刷部であり、CPU401から入力される印刷データ
を印刷する。
【0076】メモリカードドライブ416、及びディス
クメディアドライブ417は、交換及び書き換え可能な
記録媒体としてのメモリーカードまたはディスクメディ
アに対するデータの読み書きを行う。また、予備ドライ
ブ418は、その他の記録媒体として、例えば、FD
(Floppy Disk )、コンパクトフラッシュ(CompactFla
sh:商標名)、DVD等の各種記録媒体に対するデータ
の読み書きを行うドライブを適宜装着する。
【0077】以上が、図2に示す商品販売情報処理端末
装置4の概略内部構成を示す図5の各部についての説明
である。
【0078】次いで図6は、図5に示すような内部構成
によって実現される商品販売情報処理端末装置4の概略
外観の一例を示す図である。この図6に示すように、商
品販売情報処理端末装置4には、操作台部4aの上面
に、表示情報が切り替わるメイン表示部403兼用のタ
ッチパネル等の入力部402、左右のスピーカ406
a,406b、及び用紙挿入・排出部421が備えられ
ている。
【0079】また、操作台部4aの上面の奥方に位置す
る起立部4bの前面に、左右のマイク405a,405
bとその間のサブ表示部404、及びメモリカードドラ
イブ416のメモリカード挿入口、左右のマイク405
a,405bの上方の左右の推奨表示部420とその間
のレンズ407aが備えられている。
【0080】更に、操作台部4aの前面上部に、レシー
ト発行部409、チケット発行部410、及びディスク
メディアドライブ417のディスクメディア挿入口が備
えられ、その下方には、複数の予備ドライブ418が備
えられている。また、操作台部4aの側面には、その手
前側の上部に物掛け部422が備えられている。この物
掛け部422は、図示例では、買い物袋や傘等の手荷物
を掛けておけるような多目的フックであるが、他の形状
のものでも良い。
【0081】図6において、入力部402はタッチパネ
ル等によって構成され、メイン表示部403は液晶表示
パネル等によって構成されており、両者は一体となって
いる。そして、メイン表示部403に表示されるメニュ
ーのボタン表示を利用客が指で指示することが入力部4
02に対する入力操作となる。メイン表示部403の表
示内容の視野角を調整することにより、例えば、商品販
売情報処理端末装置4を利用する利用客の背後を通りか
かった他人等に案内表示内容を見られてしまうことがな
く、利用客のプライバシーを守ることが可能となる。
【0082】また、この入力部402とメイン表示部4
03が一体となったパネルは、図6の両矢印で示すよう
な方向に開閉可能であるように左端部をヒンジ等の回動
部材で固定されている。そして、当該パネルの下部には
スキャナ414の読取部が位置しており、当該パネル
は、利用客が商品販売情報処理端末装置4を複写機とし
て利用する際の蓋部としても機能する。商品販売情報処
理端末装置4を複写機として利用する際には、用紙挿入
・排出部421の用紙挿入口から被複写原稿を挿入する
ことも可能である。また、複写により印刷された用紙は
用紙挿入・排出部421の用紙排出口から排出される。
【0083】スピーカ406a,406bは、図6に示
すように天井面に向けられているため、店内に流れる音
楽等の他の音を妨害してしまうことや、店内の他の人に
案内内容を聞かれてしまう可能性を低くすることができ
る。更に、このスピーカ406a,406bとして指向
性の高いスピーカを使用することによって、商品販売情
報処理端末装置4の利用客にのみ案内音声が聞こえるよ
うにすることが可能となる。
【0084】マイク405a,405bについても同様
に、指向性の高いマイクを使用することによって商品販
売情報処理端末装置4の利用客の発話内容以外の音声を
極力拾わないようにすることができる。また、このマイ
ク405a,405bは、商品販売情報処理端末装置4
の起立部4bに対して脱着可能であるため、周辺の道路
からの騒音等が大きいために音声認識の精度が低下して
しまう場合などには、脱状態にしてマイクスタンド(図
示せず)等によって利用客の口元に設置することもでき
る。そして、この場合、脱状態の時には接話マイクロホ
ンに、着状態の時には指向性マイクロホンに自動的に切
り替えて音声を入力することができる構成とすることに
よって、周囲の雑音を極力排除することができる。
【0085】前述のメイン表示部403が商品販売情報
処理端末装置4の利用客のみに対する案内表示であった
のに対して、サブ表示部404は、商品販売情報処理端
末装置4が扱うコンテンツを店舗A内の客に対して広く
宣伝するための広告や、新着情報を常時表示するための
表示部であるため、表示画面が垂直になるように設置さ
れている。また、推奨表示部420は、新商品や売れ筋
商品などの推奨コンテンツの案内カードを格納するフォ
ルダである。このフォルダに格納される案内カードは、
商品引き替えカードを兼ねており利用客は案内カードを
レジに持参することによって商品を購入することもでき
る。あるいは、推奨表示部420をCRTや液晶表示パ
ネルによって構成することとしてもよい。
【0086】レンズ407aは、デジタルカメラ407
のレンズ部分であり、監視用として利用するほか、利用
客の存在を感知することによりメイン表示部403の表
示を通常時の広告画面からメニュー表示に切り替えた
り、利用客の姿勢を判別することにより利用客の発話内
容がメニュー操作の意図で発話されたものか否かを判別
したりするために利用することができる。また、デジタ
ルカメラ407によって、商品販売情報処理端末装置4
を簡易型の写真撮影装置として利用することもできる。
この写真撮影機能により、証明写真や遊技目的の写真を
撮影し、その場で現像するサービスを利用客に対して提
供することもできる。
【0087】メモリカードドライブ416に挿入するメ
モリカードの利用形態としては様々なものが考えられ
る。例えば、予め個人情報を記録したメモリカードを挿
入することにより、会員のみが受けられるサービスが存
在する場合などに個人認証を行うことができる。また、
利用客が市販のデジタルカメラで撮影した画像を記録し
たメモリカードを持参することにより、画像印刷のサー
ビスを提供することもできる。ディスクメディアドライ
ブ417に対してもメモリカードドライブ416と同様
の利用形態が考えられる。また、予備ドライブ418と
してその他の記録媒体用のドライブを設置することによ
り、FD、コンパクトフラッシュ(商標名)、DVD等
の様々な記録媒体を利用することが可能となる。
【0088】レシート発行部409、チケット発行部4
10から発行されるレシート、チケット等は、専用の用
紙に印字されてそれぞれの排出口から排出される。
【0089】以上が、図5に示すような内部構成によっ
て実現される商品販売情報処理端末装置4の概略外観の
一例を示す図6の各部についての説明である。
【0090】次に動作を説明する。まず、図25に示す
フローチャートを参照して商品販売情報処理端末装置4
によって実行されるコンテンツ表示処理について説明す
る。
【0091】店舗A内に設置された商品販売情報処理端
末装置4は、通常時においては、サブ表示部404に広
告や、新着情報等を表示するとともに、メイン表示部4
03の画面にも表示画面の焼き付き防止を兼ねるために
常時変化するコンテンツ情報を表示しているとともに、
監視用を兼ねたデジタルカメラ407は、常時、レンズ
407aによって画像の取込を行っている(ステップS
1)。この状態の商品販売情報処理端末装置4の操作台
部4aの前に利用客が近づき、デジタルカメラの取込画
像がピント合焦範囲内の画像を取り込んだと判別される
と(ステップS2)、CPU401は、メイン表示部4
03に対して表示データを出力してメインメニュー画面
を表示させる(ステップS3)。
【0092】メインメニュー画面表示後、CPU401
は、タッチパネル等の入力部402に対する指示入力、
あるいは音声認識部405のマイク405a,405b
に対する音声入力を待機する状態(ステップS4)に移
行し、タッチパネル等の入力部402に対する指示入力
があると判別された場合には、タッチパネル操作に対応
する処理を行い(ステップS5)、音声認識部405の
マイク405a,405bに対する音声入力がなされた
と判別された場合には、音声入力に対応する処理として
まず音声パターンの判別を行う(ステップS6)。
【0093】このステップS6における音声パターン判
別は以下のように行われる。すなわち、入力された音声
はマイク405a,405bによって電気信号に変換さ
れ、更に音声認識部405によって周波数解析をなされ
て音素データ等のパラメータに変換される。そして、該
パラメータが音声パターンテーブル413Aに格納され
た複数の音声パターンと比較されて、最もパラメータの
パターンが近い音声パターンが選択される。この処理は
図8に示す周波数解析の処理に該当する。なお、周波数
解析をなされた結果としての音素データ等のパラメータ
は、後述する項目処理(図26参照)やコマンド処理
(図27参照)において、音声認識辞書学習用のデータ
として保存されるため、音声サンプルとしてRAM41
2に保持される。
【0094】次いで、音声認識部405は、音素データ
等のパラメータに基づいて、音素認識処理、単語認識処
理、文認識処理の順序で音声認識処理を行う(ステップ
S7)。この際の単語認識辞書として、コマンド音声テ
ーブル413B、コンテンツ音声テーブル413C、メ
ーカー音声テーブル413D、ジャンル音声テーブル4
13E、及び分野音声テーブル413Fが参照される。
そして、音声認識部405は、認識した単語を確定する
と、該確定した単語が登録された音声テーブルがいずれ
の音声テーブルであるかを示す識別情報と、対応するI
DとをCPU401に対して出力する。この処理は図8
に示す音声認識の処理に該当する。
【0095】そして、CPU401は、音声認識部40
5から入力された前記識別情報を参照して、それがコマ
ンド音声テーブル413Bであるか、項目に関する単語
の音声テーブル(コンテンツ音声テーブル413C、メ
ーカー音声テーブル413D、ジャンル音声テーブル4
13E、分野音声テーブル413F)であるかによって
入力音声種を判別する(ステップS8)。
【0096】更に、CPU401は、ステップS8にお
いて前記識別情報が項目に関する単語の音声テーブルを
示すものであると判別された場合には、後述する項目処
理(ステップS9:図26参照)を行った後に再び入力
待機状態に移行し、コマンド音声テーブル413Bを示
すものであると判別された場合には、音声認識部405
から入力されたコマンドIDがメニュー操作を終了する
コマンドに関する単語を示すIDであるか否かを判別す
る(ステップS10)。そして、CPU401は、ステ
ップS10において、メニュー操作を終了するコマンド
に関する単語を示すコマンドIDであると判別された場
合には、一連のコンテンツ表示処理を終了し、それ以外
の単語を示すコマンドIDであると判別された場合に
は、後述するコマンド処理(ステップS11:図27参
照)を行った後に再び入力待機状態に移行する。
【0097】次に、図26に示すフローチャートを参照
して、図25のステップS9において実行される項目処
理について説明する。
【0098】この項目処理において、まず、CPU40
1は、図25のステップS7において音声認識部405
から入力された前記識別情報を参照して、それがコンテ
ンツ音声テーブル413Cを示すものであるか否かを判
別し(ステップS20)、コンテンツ音声テーブル41
3Cを示すものである場合には、コンテンツネームマス
ター413G、及びコンテンツデータマスター413H
に登録されたデータの内、音声認識部405から入力さ
れたコンテンツIDに対応するデータを取得してRAM
412に格納する。
【0099】一方、ステップS20において、前記識別
情報がコンテンツ音声テーブル413Cを示すものでな
いと判別された場合には、当該識別情報が示す音声テー
ブルに対応するネームマスターを参照する(ステップS
22)。例えば、図25のステップS7において音声認
識されて特定された単語が「RPG」であった場合に
は、CPU401は、ジャンル音声テーブル413Eに
よってジャンルIDが「322」であると特定し、ジャ
ンル音声テーブル413Eに対応するジャンルネームマ
スター413JのジャンルID「322」のデータとし
て「RPG」のテキストデータを取得してRAM412
に格納する。
【0100】次いで、CPU401は、コンテンツネー
ムマスター413Gを参照して、前記識別情報が示す音
声テーブルに対応する項目のコンテンツIDが、音声認
識部405から入力されたIDと同一であるコンテンツ
のID、ネーム部のテキストデータ、及びその他の項目
IDを取得する(ステップS23)。例えば、図25の
ステップS7において音声認識されて特定された単語が
「RPG」であった場合には、CPU401は、ジャン
ル音声テーブル413EによってジャンルIDが「32
2」であると特定されているので、コンテンツネームマ
スター413Gに登録されたジャンルIDが「322」
であるコンテンツ、[「12345」(コンテンツI
D),「Xの冒険」(ネーム部),「24」(メーカー
ID),「2」(分野ID)]、[「12346」,
「Y物語」,「24」,「2」]、[「12347」,
「Zファンタジー」,「24」,「2」],・・・・を取得
してRAM412に格納する。
【0101】上記ステップS20〜ステップS23の処
理は、図8に示すメニュー体系処理に該当する。
【0102】ステップS21、またはステップS23の
処理によりリンク情報を取得すると、CPU401は、
デジタルカメラ407が取り込んだ画像を解析して利用
客の姿勢を判別する(ステップS24)。例えば、取り
込んだ画像に対して2値化処理を行い、黒値領域の分布
状態によって利用客の顔の向きを判別することができ
る。
【0103】そして、CPU401は、このような処理
により判別した利用客の姿勢が、商品販売情報処理端末
装置4に正対し、メニューを利用する姿勢であるか否か
を判別し(ステップS25)、メニューを利用する姿勢
であると判別された場合には、図25のステップS6に
おける音声認識処理時にRAM412に保持されていた
音声サンプルと前記音声認識部405から入力されたI
Dとを対応づけて取得音声データ413Qに格納する
(ステップS26)。
【0104】一方、ステップS25において、メニュー
を利用する姿勢でないと判別された場合には、CPU4
01は、メイン表示部403に項目をジャンプすること
を確認する画面の表示データを出力して表示画面に表示
させ(ステップS28)、この確認画面に表示されたボ
タン(例えば、[はい]と[いいえ])を利用客が操作
することにより、項目をジャンプしてもよいと指示入力
されたか否かを、入力部402から入力される座標デー
タに基づいて判別する(ステップS29)。
【0105】そして、ステップS29において、項目を
ジャンプしてもよいと指示入力されたと判別された場合
には、CPU401は、ステップS26に移行して図2
5のステップS6における音声認識処理時にRAM41
2に保持されていた音声サンプルと前記音声認識部40
5から入力されたIDとを対応づけて取得音声データ4
13Qに格納し、項目をジャンプしないと指示入力され
たと判別された場合には、一連の項目処理を終了して図
25に示すコンテンツ表示処理のステップS4における
入力待機状態に移行する。
【0106】ステップS26の処理を終えたCPU40
1は、案内文データテーブル413Lを参照し、上述の
ステップS20〜ステップS23の処理において取得し
たリンクデータに基づいて、案内表示データをメイン表
示部403に対して出力してメイン表示部403の表示
画面に表示させるとともに、案内音声データを音声合成
部406に対して出力してスピーカ406a,406b
から案内音声を出力させ(ステップS27)、一連の項
目処理を終了して図25に示すコンテンツ表示処理のス
テップS4における入力待機状態に移行する。このステ
ップS27の処理は、図8に示す案内出力処理に該当す
る。
【0107】例えば、利用客が「Zファンタジー」と発
話し、図25のステップS7において音声認識されて特
定された単語が「Zファンタジー」であった場合には、
CPU401は、項目処理プログラムに従って、案内文
データテーブル413Lの案内文ID「111」のデー
タを読み出して、案内文データ部の「あなたが選択した
商品です。」というテキストデータをメイン表示部40
3の表示画面に表示させる。このとき、背景画像IDは
「1」であるため、背景画像テーブル413Mを参照し
て、背景は「緑、網掛け」の画像となり、文字修飾ID
は「1」であるため、文字修飾テーブル413Nを参照
して、「あなたが選択した商品です。」の文字は「明
朝、20pt」で表示され、コマンドボタンIDは
「0、1」であるため、コマンドボタンテーブル413
Oを参照して、コマンドボタンとしては「情報ボタン」
と「上位ボタン」が表示されることとなる。
【0108】このコマンドボタンの内、「情報ボタン」
は、利用客が更に詳しい情報が欲しいときに指示操作す
ることにより詳細情報を提示するためのボタンであり、
図33〜図36に示す表示画面の図において、右下部分
に位置するボタンである。また、「上位ボタン」は、上
位に位置する項目へジャンプするためのリンクボタンで
あり、図34〜図37に示す表示画面の図において、最
上列に位置するボタンである。この例の場合には、階層
構造を下りてきたことにより「Zファンタジー」にたど
り着いたのではなく直接ジャンプしてきたので、コンテ
ンツネームマスター413Gによってリンクされている
メーカーID「24」、ジャンルID「322」、及び
分野ID「2」の全ての上位ボタンが表示されることと
なる。例えば、メーカーID「24」に対応して、メー
カーネームマスター413IのID「24」に対応づけ
られたテキストデータとして「A社」が取得されている
ので、上位ボタンの内の一つには、「A社」の文字が表
示されることとなる。
【0109】また、音声特徴IDは「0」であるため、
音声特徴テーブル413Pを参照して、案内文データ部
の「あなたが選択した商品です。」というテキストデー
タは、「通常音声」の音声パラメータを使用して音声合
成部406によって音声合成されてスピーカ406a,
406bから出力される。更に、「Zファンタジー」と
いうテキストデータも同様に音声として出力される。
【0110】また、例えば、利用客が「RPG」と発話
し、図25のステップS7において音声認識されて特定
された単語が「RPG」であった場合には、CPU40
1は、項目処理プログラムに従って、案内文データテー
ブル413Lの案内文ID「1」のデータを読み出し
て、案内文データ部の「ご希望の商品をお選びくださ
い。」というテキストデータをメイン表示部403の表
示画面に表示させる。このとき、背景画像IDは「0」
であるため、背景画像テーブル413Mを参照して、背
景は「青、ベタ」の画像となり、文字修飾IDは「3」
であるため、文字修飾テーブル413Nを参照して、
「ご希望の商品をお選びください。」の文字は「ゴシッ
ク、24pt」で表示され、コマンドボタンIDは
「0、2」であるため、コマンドボタンテーブル413
Oを参照して、コマンドボタンとしては「情報ボタン」
と「下位ボタン」が表示されることとなる。この際の表
示画面は、図36に示す表示画面の例の内最上列に位置
するボタンを省いたものと同様の表示画面となる(細部
は異なる)。
【0111】コマンドボタンの内、「下位ボタン」は、
下位に位置する項目へジャンプするためのリンクボタン
である。この例においては、ステップS23において、
コンテンツネームマスター413Gに登録されたジャン
ルIDが「322」であるコンテンツ、[「1234
5」(コンテンツID),「Xの冒険」(ネーム部),
「24」(メーカーID),「2」(分野ID)]、
[「12346」,「Y物語」,「24」,「2」]、
[「12347」,「Zファンタジー」,「24」,
「2」],・・・・が取得されてRAM412に格納されて
いるので、下位ボタンとして、「Xの冒険」,「Y物
語」,「Zファンタジー」,・・・・のそれぞれのテキスト
データを表示したボタンが表示される(図36は実際の
表示と細部が異なっている)。
【0112】また、音声特徴IDは「0」であるため、
音声特徴テーブル413Pを参照して、案内文データ部
の「ご希望の商品をお選びください。」というテキスト
データは、「通常音声」の音声パラメータを使用して音
声合成部406によって音声合成されてスピーカ406
a,406bから出力される。更に、「Xの冒険」,
「Y物語」,「Zファンタジー」,・・・・というテキスト
データも同様に音声として出力される。
【0113】次に、図27に示すフローチャートを参照
して、図25のステップS11において実行されるコマ
ンド処理について説明する。
【0114】このコマンド処理において、まず、CPU
401は、図25のステップS7において音声認識部4
05から入力されたコマンドIDを取得して(ステップ
S40)、当該IDに対応するコマンドがその時点での
表示画面において実行可能なコマンドであるか否かを判
別する(ステップS41)。そして、ステップS41に
おいて、実行可能なコマンドでないと判別された場合に
は、CPU401は、エラーメッセージを画面表示、及
び音声の両方で出力し(ステップS42)、一連のコマ
ンド処理を終了して図25に示すコンテンツ表示処理の
ステップS4における入力待機状態に移行する。例え
ば、図33に示すような最初のメニュー画面において
は、前の画面に戻ることを指示するコマンドは実行する
ことができないため、その旨を伝えるエラーメッセージ
を出力することとなる。
【0115】一方、ステップS41において、実行可能
なコマンドであると判別された場合には、CPU401
は、図26のステップS24における処理と同様に、デ
ジタルカメラ407が取り込んだ画像を解析して利用客
の姿勢を判別する(ステップS43)。そして、CPU
401は、ステップS43の処理により判別した利用客
の姿勢が、商品販売情報処理端末装置4に正対し、メニ
ューを利用する姿勢であるか否かを判別し(ステップS
44)、メニューを利用する姿勢であると判別された場
合には、図25のステップS6における音声認識処理時
にRAM412に保持されていた音声サンプルと前記音
声認識部405から入力されたIDとを対応づけて取得
音声データ413Qに格納する(ステップS45)。
【0116】一方、ステップS44において、メニュー
を利用する姿勢でないと判別された場合には、CPU4
01は、メイン表示部403にコマンドを実行すること
を確認する画面の表示データを出力して表示画面に表示
させ(ステップS49)、この確認画面に表示されたボ
タン(例えば、[はい]と[いいえ])を利用客が操作
することにより、コマンドを実行してもよいと指示入力
されたか否かを、入力部402から入力される座標デー
タに基づいて判別する(ステップS50)。
【0117】そして、ステップS50において、コマン
ドを実行してもよいと指示入力されたと判別された場合
には、CPU401は、ステップS45に移行して図2
5のステップS6における音声認識処理時にRAM41
2に保持されていた音声サンプルと前記音声認識部40
5から入力されたIDとを対応づけて取得音声データ4
13Qに格納し、コマンドを実行しないと指示入力され
たと判別された場合には、一連の項目処理を終了して図
25に示すコンテンツ表示処理のステップS4における
入力待機状態に移行する。
【0118】ステップS45の処理を終えたCPU40
1は、前記音声認識部405から入力されたコマンドI
Dに対応するコマンドプログラムをRAM412から読
みだして(ステップS46)、実行する(ステップS4
7)。この際、案内文データテーブル413Lを参照
し、その時点での画面表示に対応するリンクデータに基
づいて、案内表示データをメイン表示部403に対して
出力してメイン表示部403の表示画面に表示させると
ともに、案内音声データを音声合成部406に対して出
力してスピーカ406a,406bから案内音声を出力
させ(ステップS48)、一連のコマンド処理を終了し
て図25に示すコンテンツ表示処理のステップS4にお
ける入力待機状態に移行する。このステップS48の処
理は、図8に示す案内出力処理に該当する。
【0119】例えば、利用客が「戻る」と発話し、図2
5のステップS7において音声認識されて特定された単
語が「戻る」であった場合には、CPU401は、コマ
ンドプログラムに従って一つ前の画面表示に戻る。
【0120】また、例えば、音声認識されて特定された
単語が「欲しい」であった場合には、CPU401は、
コマンドプログラムに従って、案内文データテーブル4
13Lの案内文ID「113」のデータを読み出して、
案内文データ部の「この商品を購入しますか?」という
テキストデータをメイン表示部403の表示画面に表示
させる。このとき、背景画像IDは「6」であるため、
背景画像テーブル413Mを参照して対応する背景画像
を表示し、文字修飾IDは「5」であるため、文字修飾
テーブル413Nを参照して対応する文字修飾を行い、
コマンドボタンIDは「0、5」であるため、コマンド
ボタンテーブル413Oを参照して対応するコマンドボ
タンを表示することとなる。
【0121】また、音声特徴IDは「1」であるため、
音声特徴テーブル413Pを参照して、案内文データ部
の「この商品を購入しますか?」というテキストデータ
は、「確認音声」の音声パラメータを使用して音声合成
部406によって音声合成されてスピーカ406a,4
06bから出力される。更に、選択中の商品、例えば
「Zファンタジー」というテキストデータも同様に音声
として出力される。
【0122】以上が、商品販売情報処理端末装置4によ
って実行されるコンテンツ表示処理についての説明であ
る。このコンテンツ表示処理によれば、利用客の音声を
音声認識した後、認識結果として特定された単語、及び
そのリンク関係をコンテンツネームマスター413Gか
ら取得してメニュー体系を構築した後、メイン表示部4
03によって表示出力するとともに、音声合成部406
によって音声出力を行う。
【0123】したがって、商品販売情報処理端末装置4
の利用客は、階層構造を深く下りていくことによってコ
ンテンツにたどり着く煩雑さを感じることなく、希望す
るコンテンツの情報を直接的に容易に得ることができる
ため、商品販売情報処理端末装置4の使い勝手が向上す
る。
【0124】次に、図28を参照して商品販売情報処理
システム1全体としての音声認識辞書学習処理について
説明する。本実施の形態において音声認識辞書とは、音
声パターンテーブル413A、コマンド音声テーブル4
13B、コンテンツ音声テーブル413C、メーカー音
声テーブル413D、ジャンル音声テーブル413E、
及び分野音声テーブル413Fを指す。
【0125】各地に点在する店舗Aに設置された商品販
売情報処理端末装置4には、コンテンツ表示処理を示す
図25のステップS6における音声パターン判別時に、
周波数解析処理の結果としての音素データ等のパラメー
タが音声サンプルとしてRAM412に保持されてい
る。そして、項目処理を示す図26のステップS25に
おいてメニュー利用の姿勢であると判別されるか、ある
いは、ステップS29において項目ジャンプをする指示
入力であると判別されるかのいずれかの状態になると、
CPU401は、利用客の発話内容と音声認識部405
による認識処理の結果が一致したと判断して、RAM4
12に保持されていた音声サンプルと音声認識部405
から入力されたIDとを対応づけて取得音声データ41
3Qに格納する。また、CPU401は、コマンド処理
においても同様の処理により音声サンプルとIDとを対
応づけて取得音声データ413Qに格納する。
【0126】このようにして生成された取得音声データ
413Qは、定期的に(例えば、毎日定時に)商品販売
情報管理装置3に対して送信される。商品販売情報管理
装置3は、図28に示すように、各地に点在する店舗A
に設置された商品販売情報処理端末装置4から送信され
た取得音声データ413Qを受信して、取得音声データ
37AとしてHDドライブ36内に格納する。そして、
商品販売情報管理装置3のCPU31は、音声認識辞書
学習プログラムに従って取得音声データ37Aを解析し
て音声認識辞書の学習や容量の最適化を行い、学習済の
データを学習音声データ37DとしてHDドライブ36
内に格納する。
【0127】更に、図28に示すように、CPU31
は、通信装置34の送信処理を制御して学習音声データ
37Dを各地に点在する店舗Aに設置された商品販売情
報処理端末装置4に対して配信する。そして、商品販売
情報処理端末装置4は、商品販売情報管理装置3から受
信した学習音声データ37Dに基づいて、音声パターン
テーブル413A、コマンド音声テーブル413B、コ
ンテンツ音声テーブル413C、メーカー音声テーブル
413D、ジャンル音声テーブル413E、及び分野音
声テーブル413Fをそれぞれ更新する、あるいは差分
データの追加を行う。
【0128】このような音声認識辞書学習処理によっ
て、従来の音声認識装置においては困難であった不特定
話者の多数の音声サンプル収集を、各地に点在する店舗
Aに設置された商品販売情報処理端末装置4からの取得
音声データ413Qを受信する商品販売情報管理装置3
によって容易に実現して、多数の音声サンプルを用いた
ことによって音声認識精度向上に有効な音声認識辞書学
習結果を、商品販売情報処理端末装置4にフィードバッ
クすることができるため、商品販売情報処理端末装置4
における音声認識処理の精度を向上させることができ、
利用客に対するサービスの質を向上させることができ
る。
【0129】また、商品販売情報処理端末装置4が設置
される店舗A毎に周囲環境による定常雑音(近隣の道路
の騒音等)が異なることや、各店舗Aに設置された商品
販売情報処理端末装置4を頻繁に利用する利用客の音声
に対する認識精度の向上を考慮すれば、各地に点在する
店舗Aに設置された商品販売情報処理端末装置4毎に音
声認識辞書学習処理を行うことが有効である。この際、
商品販売情報処理端末装置4は、HDドライブ413内
に音声認識辞書学習処理プログラムを格納しており、こ
のプログラムに従い、HDドライブ413に格納された
取得音声データ413Qに基づいて、音声パターンテー
ブル413A、コマンド音声テーブル413B、コンテ
ンツ音声テーブル413C、メーカー音声テーブル41
3D、ジャンル音声テーブル413E、及び分野音声テ
ーブル413Fをそれぞれ更新する、あるいは差分デー
タの追加を行う。
【0130】更に、以上説明した2種類の音声認識辞書
学習処理を併用することも可能である。そして、このよ
うな各店舗A毎の環境の差異を考慮した音声認識辞書学
習処理によって、更に、商品販売情報処理端末装置4に
おける音声認識処理の精度を向上させることができ、利
用客に対するサービスの質を向上させることができる。
【0131】また、商品販売情報管理装置3から商品販
売情報処理端末装置4に対して新規コンテンツのデータ
としての追加データ37Cを配信する際には、図29に
示すように、例えば、関東圏、関西圏などの地域別の情
報を配信することが有効である。図29においては、商
品販売情報管理装置3は、関東圏用、及び関西圏用の追
加データ37Cをそれぞれ個別に有しており、関東圏に
属する商品販売情報処理端末装置4に対しては関東圏用
の追加データ37Cを配信し、関西圏に属する商品販売
情報処理端末装置4に対しては関西圏用の追加データ3
7Cを配信する。このように、追加データ37Cとして
複数種類のデータを用意して地域ごとに配信内容を変更
することにより、地域限定の商品等にも対応することが
可能となる。
【0132】この際、商品販売情報処理端末装置4がい
ずれの地域に属するかを判別するためには、例えば、商
品販売情報処理端末装置4から商品販売情報管理装置3
への送信処理時の認証処理において、認証情報(ログイ
ン名、パスワード等)によって判別する。
【0133】なお、本実施の形態においては、本発明の
情報提供システムを適用した一例として商品販売情報処
理システム1について詳細に説明したが、本発明を商品
以外の他の情報を提供するシステムに適用することも可
能である。
【0134】また、上記実施の形態において説明した商
品情報処理端末装置4は、マイク(音声入力部)とスピ
ーカ(音声応答部)を別個に設けたが、有線電話機のハ
ンドセットや無線電話機を備えるように構成しても良
い。すなわち、図6の商品販売情報処理端末装置4に対
して、操作台部4aの右側面にハンドセット490を備
えた商品販売情報処理端末装置100の変形例を示した
図30のように、商品販売情報処理端末装置100は、
上記図6に示した商品販売情報処理端末装置4の操作台
部4aの右側面に、新たにハンドセット490と、フッ
ク490aとを備えた構成としても良い。また、この場
合の商品販売情報処理端末装置100の概略内部構成を
図31に示す。この図31において、ハンドセット49
0は、音声認識部405と、音声合成部406とに接続
されており、音声認識部405は、ハンドセット490
と、マイク405a、405bとを、音声合成部406
は、ハンドセット490と、スピーカ406a、406
bとを、ハンドセット490の状態に応じて切り換えて
接続する。
【0135】このため、ハンドセット490が利用客に
より取り上げられると、ハンドセット490により垂下
されていたフック490aによりハンドセット490が
利用状態となったことが検知され、マイク405a、4
05bと、スピーカ406a、406bによる音声入力
と応答音声の出力が、音声認識部405及び音声合成部
406により、ハンドセット490に切り替わる。この
ため、利用客は、ハンドセット490のみによる音声入
力や応答音声の聴聞ができるため、利用客のプライバシ
ーを保護することができる。また、周囲に音声が漏れる
ことがないため、商品販売情報処理端末装置100が設
置されるコンビニエンスストア等の他の利用客に迷惑と
ならずに、商品販売情報処理端末装置100を利用する
ことができる。なお、このハンドセット490は、操作
台部4aの右側面に備えることとして説明したが、左側
面や操作台部4aの台上、起立部4bの前面等に備える
こととしても良い。
【0136】
【発明の効果】本発明によれば、利用者が音声によって
指定した情報名称等の識別項目に対応する情報が、直接
的に提供されるため、従来のように、階層構造を深く下
りていくことによって情報にたどり着く煩雑さを感じる
ことなく、希望する情報を直接的に容易に得ることがで
きるため、情報提供装置の利便性を向上させることが可
能となる。また、利用者が所定の範囲内に位置していな
いと判別された場合の音声を入力音声として検出しない
ようにすることができるため、周囲の雑音や利用者の指
示以外の音声によって、不必要な処理を行うことがな
く、情報提供の処理の信頼性を向上させることが可能と
なる。
【0137】また、音声入力と指示操作入力の2つの入
力方法を併用することにより、利用者は、状況に応じて
適宜入力方法を使い分けることができるため、所望の情
報を取り出すことが更に容易になり、情報提供装置の使
い勝手を更に向上させることが可能となる。また、利用
者が所定の範囲内に位置していないと判別された場合の
音声を入力音声として検出しないようにすることができ
るため、周囲の雑音や利用者の指示以外の音声によっ
て、不必要な処理を行うことがなく、情報提供の処理の
信頼性を向上させることが可能となる。
【0138】さらに、本発明によれば、情報提供装置に
は記録されていない新規の情報が発生した際にも、新規
の情報に関する情報名称等の識別項目、及び分類項目を
情報提供装置に追加するための処理を、情報管理装置に
よって一括して行うことができるため、情報提供装置に
よって提供する情報内容を容易に常に新しい状態に保つ
ことができ、情報提供システムの有用性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の商品販売情報処理シス
テム1における情報のやりとりを概念的に示した全体構
成図である。
【図2】商品販売情報処理システム1を構成する販売管
理センターB、及び店舗Aに設置される各装置の接続関
係を示すブロック図である。
【図3】図2に示す商品販売情報管理装置3の概略内部
構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すHDドライブ36内に格納される送
受信データの構成を示す図である。
【図5】図2に示す商品販売情報処理端末装置4の概略
内部構成を示す図である。
【図6】図5に示すような内部構成によって実現される
商品販売情報処理端末装置4の概略外観の一例を示す図
である。
【図7】HDドライブ413に装着されるHDに格納さ
れる各種データの構成を示す図である。
【図8】商品販売情報処理端末装置4の処理の流れと図
7に示す各種データの関係を示す図である。
【図9】図7に示す音声パターンテーブル413Aの具
体的な構成例を示す図である。
【図10】図7に示すコマンド音声テーブル413Bの
具体的な構成例を示す図である。
【図11】図7に示すコンテンツ音声テーブル413C
の具体的な構成例を示す図である。
【図12】図7に示すメーカー音声テーブル413Dの
具体的な構成例を示す図である。
【図13】図7に示すジャンル音声テーブル413Eの
具体的な構成例を示す図である。
【図14】図7に示す分野音声テーブル413Fの具体
的な構成例を示す図である。
【図15】図7に示すコンテンツネームマスター413
Gの具体的な構成例を示す図である。
【図16】図7に示すコンテンツデータマスター413
Hの具体的な構成例を示す図である。
【図17】図7に示すメーカーネームマスター413I
の具体的な構成例を示す図である。
【図18】図7に示すジャンルネームマスター413J
の具体的な構成例を示す図である。
【図19】図7に示す分野ネームマスター413Kの具
体的な構成例を示す図である。
【図20】図7に示す案内文データテーブル413Lの
具体的な構成例を示す図である。
【図21】図7に示す背景画像テーブル413Mの具体
的な構成例を示す図である。
【図22】図7に示す文字修飾テーブル413Nの具体
的な構成例を示す図である。
【図23】図7に示すコマンドボタンテーブル413O
の具体的な構成例を示す図である。
【図24】図7に示す音声特徴テーブル413Pの具体
的な構成例を示す図である。
【図25】商品販売情報処理端末装置4によって実行さ
れるコンテンツ表示処理について説明するフローチャー
トである。
【図26】図25のステップS9において実行される項
目処理について説明するフローチャートである。
【図27】図25のステップS11において実行される
コマンド処理について説明するフローチャートである。
【図28】商品販売情報処理システム1全体としての音
声認識辞書学習処理について説明する図である。
【図29】地方語等の影響を考慮して、所定範囲(地
方、県等)毎に個別の音声認識辞書を学習する場合を示
す図である。
【図30】図6の商品販売情報処理端末装置4に対し
て、操作台部4aの右側面にハンドセット490を備え
た変形例である商品販売情報処理端末装置100を示し
た概観斜視図である。
【図31】図30に示す商品販売情報処理端末装置10
0の概略内部構成を示すブロック図である。
【図32】階層構造となっているメニューの構成の例を
示す図である。
【図33】初期メニュー画面の例を示す図である。
【図34】図33に示す画面において「ゲーム」を選択
した場合に表示されるジャンル選択画面の例を示す図で
ある。
【図35】図34に示す画面において「RPG」を選択
した場合に表示されるメーカー選択画面の例を示す図で
ある。
【図36】図35に示す画面において「A社」を選択し
た場合に表示される商品選択画面の例を示す図である。
【図37】図36に示す画面において「Zファンタジ
ー」を選択した場合に表示される商品案内画面の例を示
す図である。
【符号の説明】
1 商品販売情報処理システム 2 ネットワーク 3 商品販売情報管理装置 31 CPU 32 入力装置 33 表示装置 34 通信装置 35 RAM 36 HDドライブ 38 バス 4、100 商品販売情報処理端末装置 4a 操作台部 4b 起立部 401 CPU 402 入力部 403 メイン表示部 404 サブ表示部 405 音声認識部 405a マイク 405b マイク 406 音声合成部 406a スピーカ 406b スピーカ 407 デジタルカメラ 407a レンズ 408 通信制御部 409 レシート発行部 410 チケット発行部 411 ROM 412 RAM 413 HDドライブ 414 スキャナ 415 プリンタ 416 メモリカードドライブ 417 ディスクメディアドライブ 418 予備ドライブ 419 バス 420 推奨表示部 421 用紙挿入・排出部 422 物掛け部 490 ハンドセット 490a フック
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月19日(2000.1.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 情報提供装置情報提供システム、情
報提供処理方法、及び記録媒体
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/00 G10L 3/00 551Z 15/28 571H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者の音声を入力する音声入力手段と、 音声入力手段から入力された音声を音声認識辞書に基づ
    いて認識して、音声内容毎に対応づけられた所定コード
    に変換する音声認識手段と、 各種情報、及び当該各種情報を識別する情報である識別
    項目を対応づけて格納する情報格納手段と、 前記音声認識手段によって変換された所定コードに基づ
    いて、前記情報格納手段に格納された前記識別項目の中
    から該当する識別項目を検索して特定する情報特定手段
    と、 この情報特定手段によって特定された識別項目、及び当
    該識別項目に対応づけられた情報を前記情報格納手段か
    ら抽出する情報抽出手段と、 この情報抽出手段により抽出された識別項目、及び情報
    を、その情報内容に応じた各種情報形態で出力して、当
    該抽出情報の情報内容を提供する情報提供手段と、 利用者を撮像する撮像手段と、 この撮像手段によって撮像された画像を解析して利用者
    が所定の範囲内に位置しているか否かを判別する判別手
    段と、 を備えたことを特徴とする情報提供装置であって、 前記音声入力手段は、前記判別手段によって利用者が所
    定の範囲内に位置していると判別された場合に利用者の
    音声入力を可能とすることを特徴とする情報提供装置。
  2. 【請求項2】利用者の音声を入力する音声入力手段と、 音声入力手段から入力された音声を音声認識辞書に基づ
    いて認識して、音声内容毎に対応づけられた所定コード
    に変換する音声認識手段と、 各種情報、当該各種情報を識別する情報である識別項
    目、及び前記各種情報の情報内容を複数の観点から分類
    するために前記識別項目と関連づけられた各種分類項目
    を格納する情報格納手段と、 前記音声認識手段によって変換された所定コードに基づ
    いて、前記情報格納手段から該当する識別項目または分
    類項目を検索して特定する情報特定手段と、 この情報特定手段によって識別項目が特定された場合
    は、当該識別項目、及び当該識別項目に対応づけられた
    情報を前記情報格納手段から抽出し、または、前記情報
    特定手段によって分類項目が特定された場合は、当該分
    類項目、及び当該分類項目と関連づけられた識別項目を
    前記情報格納手段から抽出する情報抽出手段と、 この情報抽出手段により抽出された識別項目、及び情報
    を、その情報内容に応じた各種情報形態で出力して、当
    該抽出情報の情報内容を提供し、または、前記情報抽出
    手段により抽出された分類項目、及び識別項目を、関連
    づけられた状態に基づいて体系化して所定の情報形態で
    出力することにより、当該識別項目に対応づけられた前
    記情報の情報内容を提供する情報提供手段と、 各種指示入力を行うための複数の入力キーを備えた入力
    手段と、 前記情報提供手段により出力される識別項目、分類項
    目、及び各種情報を入力項目として前記入力手段の各入
    力キーに対応づけて設定するためのキー設定データを格
    納するキー設定格納手段と、 を備え、前記入力手段の入力キーが操作された場合は、
    前記キー設定格納手段に格納されたキー設定データに基
    づいて、前記情報特定手段により、当該入力キーに対応
    づけられた前記識別項目、分類項目、あるいは各種情報
    を前記情報格納手段から検索して特定する情報提供装置
    であって、 利用者を撮像する撮像手段と、 この撮像手段によって撮像された画像を解析して利用者
    が所定の範囲内に位置しているか否かを判別する判別手
    段と、 を更に備え、前記音声入力手段は、前記判別手段によっ
    て利用者が所定の範囲内に位置していると判別された場
    合に利用者の音声入力を可能とすることを特徴とする情
    報提供装置。
  3. 【請求項3】ネットワークサーバとしての情報管理装置
    と、ネットワーククライアントとしての請求項1または
    2に記載の複数の情報提供装置とが、ネットワークを介
    して接続されることによって構成される情報提供システ
    ムにおいて、 前記情報管理装置は、 各種情報、当該各種情報を識別する情報である識別項
    目、及び前記各種情報の情報内容を複数の観点から分類
    するために前記識別項目と関連づけられた各種分類項目
    を、随時更新管理して格納する管理側情報格納手段と、 この管理側情報格納手段に格納された各種情報、識別項
    目、及び分類項目を前記複数の情報提供装置に配信する
    配信手段と、 を備え、 前記情報提供装置は、 前記情報管理装置から配信された各種情報、識別項目、
    及び分類項目を受信する受信手段と、 この受信手段によって受信された各種情報、識別項目、
    及び分類項目に基づいて、前記情報格納手段に格納され
    た前記各種情報、識別項目、及び分類項目を更新する情
    報更新手段と、 を更に備えたことを特徴とする情報提供システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003067387A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Dainippon Printing Co Ltd 仮想アシスタントによる情報提供システム、プログラム及び記録媒体
JP2013011669A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Kyocera Corp 電子表示装置
JP2018190413A (ja) * 2017-05-02 2018-11-29 ネイバー コーポレーションNAVER Corporation ユーザ発話の表現法を把握して機器の動作やコンテンツ提供範囲を調整し提供するユーザ命令処理方法およびシステム

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