JP2000187652A - マルチプロセッサシステム - Google Patents

マルチプロセッサシステム

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JP2000187652A JP10366340A JP36634098A JP2000187652A JP 2000187652 A JP2000187652 A JP 2000187652A JP 10366340 A JP10366340 A JP 10366340A JP 36634098 A JP36634098 A JP 36634098A JP 2000187652 A JP2000187652 A JP 2000187652A
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由子 玉置
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直伸 助川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチプロセッサシステムにおいて、プロセッ
サを変更することなく、メモリマップド通信レジスタを
用いて高速ロック処理を実現する。 【解決手段】プロセッサ10〜12に1対1対応する通
信レジスタモジュール400〜402を設け、ロック処
理テスト動作は対応する通信レジスタモジュールに対し
て行ない、ロック値セット動作およびアンロック動作は
通信モジュール間バス700を介して全通信モジュール
に同時書き込み制御して行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチプロセッサ
システムにおける通信制御機構に関し、特にロック/ア
ンロック処理を高速化する通信制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチプロセッサシステムにおいて効率
よいマルチプロセス制御または並列プロセス制御を行う
ためには、プロセッサ間の高速な同期、排他、通信制御
が必要である。そのために通信レジスタと呼ばれる主記
憶より高速な共有のレジスタを使用する場合がある。
【0003】特開平8−235137においては、図1
に示す構成のマルチプロセッサシステムにおいて、図2
に示す構成の通信レジスタを用いたプロセッサ間の高速
な同期の例が開示されている。
【0004】本従来例では、複数のプロセッサ10〜1
2、主記憶30、通信レジスタ40が相互結合網20で
結合されている。通信レジスタ40はさらにプロセッサ
数と同数の通信レジスタモジュール400〜402から
構成され、通信レジスタモジュール400とプロセッサ
10、401と11、402と12は1対1に対応して
いる。各通信レジスタモジュール400〜402は各々
複数レジスタから構成される通信レジスタ群500〜5
02を有する。通信レジスタ群500〜502の相対応
する番号のレジスタは通信レジスタモジュール間で同一
の値を保持するように制御される。具体的には、プロセ
ッサからの書き込み要求が来た場合は、全通信モジュー
ルに対して同一の値を書き込むよう相互結合網20、ま
たは通信モジュール間インターフェース600が制御
し、プロセッサからの読み出し要求に対しては、各プロ
セッサに対応する通信レジスタモジュール内のレジスタ
から値を読み出す。また通信レジスタ群内の相対応する
番号のレジスタのうち1つが実体レジスタとしてあらか
じめ定められており、たとえばプロセッサ11からの通
信レジスタr0へのテストアンドセット要求に対して
は、実体レジスタ(たとえば通信レジスタ群500内の
r0)の値をテスト後、条件成立であれば全通信レジス
タ群500〜502内のr0に同一の値をセットする。
テスト時に条件不成立であればプロセッサにその旨通知
し、プロセッサは条件成立するまでテストアンドセット
要求を繰り返す。
【0005】また、近年は既存のプロセッサチップを使
用し、プロセッサ外に高速化機構を設けることが一般に
行われている。プロセッサ外にプロセッサからアクセス
するレジスタを設ける方法として、メモリマップドレジ
スタ方式(MMR方式)を用いることがよく知られてい
る。MMR方式とは、メモリへのアクセスを行うロードス
トア等の命令で、オペランドアドレスがあらかじめ定め
られたアドレスである場合に、そのアクセスをプロセッ
サ外のレジスタのアドレスとみなすものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−23513
7では、プロセッサ11はテスト動作を行うために相互
結合網20または通信モジュール間インターフェース6
00を介して一旦通信レジスタ群501内のr0をアク
セスし、条件成立であれば再び相互結合網20または通
信モジュール間インターフェース600を介して全通信
レジスタ群へセット値をブロードキャストする。またテ
スト条件不成立であれば、何回も相互結合網20または
通信モジュール間インターフェース600を介してテス
ト動作を繰り返す。これらのアクセスが繰り返されると
他のプロセッサによる通信レジスタへのアクセスが阻害
される。
【0007】解決策として、テスト動作は各プロセッサ
に対応する通信レジスタモジュールを参照し、テスト条
件成立時にのみ相互結合網または通信モジュール間イン
ターフェースを介してセット値をブロードキャストする
ことが考えられるが、異なるプロセッサでほとんど同時
に同一の通信レジスタに対してテストアンドセット命令
を実行したときの処理のすり抜けをどうふせぐか、とい
う課題が発生する。本発明では上記を解決する手段を開
示する。
【0008】また、特開平8−231537では、プロ
セッサ外にある通信レジスタへのリード、ライト、テス
トアンドセット命令をプロセッサがサポートしている場
合の技術を開示している。本発明では、上記命令がサポ
ートされていない場合に、プロセッサを変更せずに、ロ
ック処理を高速化する通信レジスタをプロセッサ外に構
成する手段を開示する。プロセッサを変更しないと、プ
ロセッサはロード要求にはデータのリプライがあるもの
として動作し、ストア要求にはデータのリプライは無い
ものとして動作する。本条件を守ったて高速にロック処
理を行なうと共に、マルチプロセス実行にも対応する通
信レジスタ構成手段を開示する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のマルチプロセッサシステムは、N個のプロ
セッサと、主記憶と、プロセッサと主記憶を結合する相
互結合網と、上記プロセッサの各々と対応するN個の通
信レジスタモジュールから構成され、各通信レジスタモ
ジュールは複数の通信レジスタを有し、該通信レジスタ
の各々は、相異なる通信レジスタモジュール内の対応す
るレジスタと同一の内容を保持し、該N個の通信レジス
タモジュールを結合するインターフェースを有し、プロ
セッサからのロック処理要求に対しては該プロセッサに
対応する通信レジスタモジュール内の通信レジスタの値
を参照し、ロック可能時には前記インターフェースを介
して全通信レジスタモジュール内の対応する通信レジス
タに同一のロック値を設定し、またプロセッサからのア
ンロック処理要求に対しては、前記インターフェースを
介して全通信レジスタモジュール内の対応する通信レジ
スタに同一のアンロック値を設定する。
【0010】さらに、前記インターフェースは、前記通
信レジスタモジュールへの同一値書き込み要求は全通信
レジスタモジュールで同時に受け付けられるように制御
され(たとえばバスで構成する)、前記通信レジスタモ
ジュール内に、該インターフェースからの要求を受け付
ける入力制御回路と該インターフェースに要求を出力す
る出力制御回路と、前記プロセッサからのリクエストを
受け付けるリクエスト制御回路と、前記リクエスト制御
回路の出力と前記入力制御回路の出力のいずれかを選択
するセレクタとをさらに有し、前記セレクタは、入力制
御回路からの出力を常に優先して選択するよう制御さ
れ、また入力制御回路は、インターフェースからの入力
要求を監視し、出力制御回路がロック値をインターフェ
ースに出力する前にインターフェースから該通信レジス
タへの設定指示を入力した場合は、出力制御回路からの
ロック値出力を取り消すよう制御する。
【0011】前記通信レジスタモジュールはデコーダを
さらに有し、該デコーダは、プロセッサからのロード要
求のアクセスアドレスが第一の特定の値である時、該ロ
ード要求をある通信レジスタへのロック要求とみなし、
またロード要求のアクセスアドレスが第二の特定の値で
ある時、該ロード要求を前記通信レジスタへのリード要
求であるとみなし、プロセッサからのストア要求のアク
セスアドレスが前記第一の特定の値である時、該ストア
要求を前記通信レジスタへのアンロック要求とみなし、
またストア要求のアクセスアドレスが前記第二の特定の
値である時、該ストア要求を前記通信レジスタへのライ
ト要求であるとみなす。
【0012】
【発明の実施の形態】図3に本発明のマルチプロセッサ
システムの構成図、図4に通信レジスタの構成図を示
す。
【0013】通信レジスタモジュール401〜402は
各々プロセッサ10〜12と信号線L80〜82を介し
て1対1に接続される。信号線L80〜L82は、主記憶
をアクセスするためにプロセッサに通常設けられている
パスまたはバスである。各プロセッサはアドレス変換機
構(図示せず)を備え、信号線L80〜82にロードスト
ア要求および主記憶の実アドレスを出力する。通信レジ
スタモジュール400〜402は各々複数のレジスタか
ら構成される通信レジスタ群500〜502を有し、通
信レジスタモジュール間は通信モジュール間バス700
で結合される。通信レジスタ群500〜502内の相対
応する番号のレジスタは通信レジスタモジュール間で同
一の値を保持するよう制御されている。信号線L80〜
82上のロードストア要求は、通信レジスタモジュール
内のデコーダ430〜432でデコードされ、要求が主
記憶へのアクセス要求である場合は、相互結合網20を
介して主記憶30をアクセスするよう制御され、要求が
通信レジスタへのアクセス要求である場合は、通信モジ
ュール間バス700を介して通信レジスタ群500をア
クセスするよう制御される。
【0014】なお、通信モジュール間バス700は、全
通信レジスタモジュール400〜402へのブロードキ
ャスト書き込み要求が、同時に全通信レジスタモジュー
ルにつくことが保証できれば、バスではなく結合網で構
成してもよい。
【0015】図6に、通信レジスタの実アドレスマッピ
ング(16進)の例を示す。プロセッサ10〜12は4
キロバイトページごとのアドレス変換を行うと仮定す
る。異なる通信レジスタを異なる4キロバイトごとに1
本配置することにより、アドレス変換機構による、プロ
セスごとのアクセス権限の保護を行うことができる。ま
た、1本の通信レジスタに対し、2種類のアドレスをマ
ッピングする。
【0016】図5(1)に信号線L80〜82上のロー
ドストア要求リクエストの構成図を、(2)にデコーダ
430〜432によりデコードされた通信レジスタアク
セス要求リクエストの構成図を、(3)にL80〜82
に返るリプライデータの内容を示す。
【0017】なお、通信レジスタの内容が、あるプロセ
ッサ番号と一致するとき、そのレジスタはそのプロセッ
サによりロックされていることを示し、あらかじめ定め
られた固定値と一致するとき、そのレジスタは非ロック
状態であることを示す。
【0018】図5(1)のリクエストを(2)の形式に
デコードする手順を、デコーダ430を例に説明する。
デコーダ430は、主記憶アクセスリクエスト800が
ロード要求の場合、主記憶アドレスを表900のアドレ
ス1およびアドレス2と比較する。いずれかの通信レジ
スタのアドレス1(たとえばFF01 0000)と一致した場
合、ロック要求を示すリクエストを生成する。R#には
通信レジスタ番号r0を設定し、dataには本要求を
発生したプロセッサ番号、この場合は10を設定する。
またいずれかの通信レジスタのアドレス2(たとえばFF
02 0000)と一致した場合は、リード要求を示すリクエ
ストを生成する。R#には通信レジスタ番号r0を設定
し、dataには何も設定しない。デコーダ430は、
主記憶アクセスリクエスト800がストア要求の場合、
主記憶アドレスを表900のアドレス1およびアドレス
2と比較する。いずれかの通信レジスタのアドレス1
(たとえばFF01 0000)と一致した場合、アンロック要
求を示すリクエストを生成する。R#には通信レジスタ
番号r0を設定し、dataには非ロック状態を示す固
定値を設定する。またいずれかの通信レジスタのアドレ
ス2(たとえばFF02 0000)と一致した場合は、ライト
要求を示すリクエストを生成する。R#には通信レジス
タ番号r0を設定し、dataにはリクエスト800の
dataフィールドの値(書き込みデータ)を設定す
る。
【0019】上記のように、ロード要求がロック要求ま
たは通信レジスタ読み出し要求に、ストア要求がアンロ
ック要求または通信レジスタ書き込み要求に変化する。
プロセッサはロード要求に対してはリプライデータが返
ってくるものとして動作し、ストア要求に対しては何も
返らないものとして動作する。後述するように、通信レ
ジスタモジュール400は、(3)に示すリプライデー
タ形式で、ロック要求に対してはロック要求処理後の通
信レジスタ設定値を返し、通信レジスタ読み出し要求に
対しては通信レジスタの内容を返す。プロセッサは、返
ってきた値が自プロセッサ番号であればロック処理成
功、その他の値であればロック処理失敗を検知すること
ができ、プロセッサの変更なしにロック成功、失敗をプ
ロセッサに通知することが可能となる。また、アンロッ
クに対しては、プログラムが正しければ、ロックを確保
しているプロセッサのみがアンロック要求をだすはずで
あり、それに対するリプライがなくても問題は発生しな
い。さらに、同一の通信レジスタに対し、アドレス1で
アクセスするとロック/アンロック要求となるが、アド
レス2でアクセスすれば通常のリード/ライト動作とな
るため、マルチプロセス時の通信レジスタの退避回復も
可能となる。
【0020】図7に通信レジスタモジュール400の構
成を示す。
【0021】L80から入力された要求はデコーダ43
0により図5(2)に示す形式にデコードされ、リクエ
スト制御回路410に送られる。以下、要求ごとの動作
を説明する。
【0022】(a)ロック要求 ロック要求が入力された場合、リクエスト制御回路41
0は、要求をセレクタ440に送り、それに基づき通信
レジスタ群500内のレジスタの値が読み出され、セレ
クタ450から出力される。比較器460は、要求がロ
ック要求の場合、読み出された値が非ロック状態を示す
固定値であるか調べる。非ロック状態でなければ、リプ
ライ制御回路470に、セレクタ450から読み出され
た値をdataフィールドに入れてリプライデータを返
すよう指示する(ロック失敗)。
【0023】非ロック状態であれば、比較器460は、
セレクタ480にセレクタ450の出力を選ぶように指
示する。それに基づきバス出力制御回路490は、バス
700に書き込み値(この場合プロセッサ番号10)を
出力するためのバス権を確保する。確保したら、リプラ
イ制御回路470にロック成功状態(プロセッサ番号1
0)をdataフィールドに入れてリプライデータを返
すよう指示する。本指示により、バスから通信レジスタ
500に実際に書き込みが行われるより早くプロセッサ
に結果を返すことが可能となる。バス権を確保し書き込
み値をブロードキャストすると、自モジュールを含む全
通信レジスタモジュールのバス入力回路420に同時に
書き込み要求が積まれることになる。セレクタ440内
の優先制御回路は、バス入力制御回路420内の書き込
み要求をリクエスト制御回路410内の要求より常に優
先して選択する。これにより、全通信レジスタモジュー
ルで同時に同一の値を書きこむことが保証される。
【0024】バス入力回路420は、バス700からの
入力を監視している。バス出力回路490がバス権を確
保する前に該通信レジスタへの書き込み要求がバス70
0から入力されると、信号線L90を介してバス出力制
御回路490にロック成功取り消しを指示し、バス出力
制御回路490はリプライ制御回路470にバス700
から入力された書き込み値をdataフィールドに入れ
てリプライデータを返すよう指示する。すでに該通信レ
ジスタは非ロック状態なので、バス700から書き込み
要求があるということは、他の通信レジスタモジュール
において先にロックが成立したことを意味するので、バ
ス700から入力された書き込み値は他のプロセッサ#
であり、本リプライデータはロック失敗を示すことにな
る。
【0025】(b)アンロック要求 アンロック要求が入力された場合、リクエスト制御回路
410は、要求をセレクタ440に送り、それに基づき
通信レジスタ群500内のレジスタの値が読み出され、
セレクタ450から出力される。比較器460は、要求
がアンロック要求の場合、読み出された値が自プロセッ
サ番号10であるか調べる。自プロセッサ番号でなけれ
ば処理は終了する。
【0026】自プロセッサ番号であれば、セレクタ48
0にセレクタ450の出力を選ぶように指示する。それ
に基づきバス出力制御回路490は、バス700に書き
込み値(この場合非ロック状態を示す固定値)を出力す
るためのバス権を確保する。バス権を確保し書き込み値
をブロードキャストすると、自モジュールを含む全通信
レジスタモジュールのバス入力回路420に同時に書き
込み要求が積まれることになる。セレクタ440内の優
先回路は、バス入力制御回路420内の書き込み要求を
常にリクエスト制御回路410内の要求より優先して選
択するため、全通信レジスタモジュールで同時に同一の
値を書きこむことが保証される。
【0027】本レジスタに対し、バス権確保までの間に
他モジュールから書き込みがくることはない (c)リード要求 リード要求が入力された場合、リクエスト制御回路41
0は、要求をセレクタ440に送り、それに基づき通信
レジスタ群500内のレジスタの値が読み出され、セレ
クタ450から出力される。リプライ制御回路470は
出力された値をプロセッサに返す。常にバス入力制御回
路420の書き込み要求が優先なので、他通信モジュー
ルからの値変更要求とすり抜けることはない。
【0028】(d)ライト要求 ライト要求が入力された場合、リクエスト制御回路41
0は、要求をセレクタ480に送り、それに基づきバス
出力制御回路490は、バス700に書き込み値(この
場合dataフィールドで指定された書き込みデータ)
を出力するためのバス権を確保する。バス権を確保し書
き込み値をブロードキャストすると、自モジュールを含
む全通信レジスタモジュールのバス入力回路420に同
時に書き込み要求が積まれ、同時に通信レジスタ群50
0に書き込みが行われる <その他の実施の形態>上記実施の形態では、あるプロ
セッサで動作するプロセスは常にプロセッサ番号をロッ
ク値とする必要があり、マルチプロセスでプロセスごと
に異なるロック値を持ちたい場合には、適用ができな
い。以下その場合の実施の形態例を示す。
【0029】図8は通信レジスタモジュール400の構
成図である。図7との相違はプロセス番号レジスタ10
00が追加されていることである。プロセス番号レジス
タ1000は、通信レジスタと同様メモリマップド方式
でロードストア命令によりアクセスする。プロセス番号
レジスタに対してはリード要求とライト要求しかなく、
アドレスは1つマップすればよい。デコーダ430は主
記憶アクセス要求800がロード要求で、主記憶アドレ
スがプロセス番号レジスタを示す場合は、プロセス番号
レジスタリード要求を生成し、主記憶アクセス要求80
0がストア要求で、主記憶アドレスがプロセス番号レジ
スタを示す場合は、プロセス番号レジスタライト要求を
生成する。
【0030】通信レジスタの値がいずれかの通信レジス
タモジュール内のプロセス番号レジスタ1000と同じ
である時、その通信レジスタはロックされていることを
示し、予め定められた固定値と一致する時、そのレジス
タは非ロック状態であることを示す。
【0031】(a)プロセッサ番号レジスタリード要求 リード要求が入力された場合、リクエスト制御回路41
0は、要求をセレクタ440に送り、それに基づきプロ
セス番号レジスタ1000の値が読み出され、セレクタ
450から出力される。リプライ制御回路470は出力
された値をプロセッサに返す。
【0032】(b)プロセッサ番号レジスタライト要求 ライト要求が入力された場合、リクエスト制御回路41
0は、要求をセレクタ440に送り、それに基づきプロ
セス番号レジスタ1000に値が書き込まれる。プロセ
ス番号レジスタの変更は、対応するプロセッサ上で動作
するソフトがおこなうので、他の通信モジュールの動作
とは独立に行なうことができる。
【0033】(c)ロック要求 ロック要求がリクエスト制御回路410に入力された場
合の動作は、図7とほとんど同じであるが、ロック処理
成功した時に通信レジスタに書き込まれる値は、プロセ
ッサ番号でなくプロセス番号レジスタ1000の内容で
ある。
【0034】プロセッサは、ロック処理要求にたいする
リプライデータとして、予めプロセス番号レジスタに設
定した値と異なる値が返った場合、ロック失敗と判断す
ることができる。
【0035】(d)アンロック要求 アンロック要求がリクエスト制御回路410に入力され
た場合の動作は、図7とほとんど同じであるが、比較器
460は通信レジスタ群500から読み出された値がプ
ロセス番号レジスタ1000の内容と一致しているかを
調べる。調べた跡の動作は図7と同様である。
【0036】(e)通信レジスタのリード要求、ライト
要求 通信レジスタのリード要求もしくはライト要求がリクエ
スト制御回路410に入力された場合の動作は、図7と
全く同じである。
【0037】
【発明の効果】以上により、以下のことが可能となる。
【0038】(1)ロック処理時のテスト動作は自プロ
セッサに対応する通信レジスタモジュールをアクセス
し、テスト条件成立時のみ通信モジュール間バスを介し
て全通信レジスタに値をセットするので、通信モジュー
ル間バスの使用頻度が低くなり、他プロセッサによる通
信レジスタのアクセスを阻害しなくなる。
【0039】(2)条件成立後、通信モジュール間バス
のバス権を確保したらただちにプロセッサにロック成功
を通知することができるので、実際に通信レジスタに値
をセットするより前に結果をプロセッサに通知できる。
【0040】(3)ロード要求によりロック処理を起動
し、ロードリプライデータとしてロック成功/不成功を
通知するので、プロセッサの通常のロードストア命令動
作を変えることなく、ロック処理を実現できる。
【0041】(4)通信レジスタをページごとに1本マ
ップすることにより、プロセスごとのアクセス権限の保
護を行なうことができる。また1本のレジスタに2種類
のアドレスをマップすることにより、ロードストア命令
のみを使用して、ロック要求、アンロック要求、リード
要求、ライト要求を実現でき、マルチプロセス動作時の
待避回復が可能となる。
【0042】(5)ロック状態を示す値を保持するプロ
セス番号レジスタを設けることにより、マルチプロセス
動作時、複数のプロセスが複数のロック値を使ってロッ
ク処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信レジスタ装置を持つ従来のマルチプロセッ
サシステムである。
【図2】従来の通信レジスタ装置の構成図である。
【図3】本発明のマルチプロセッサシステムである。
【図4】本発明の通信レジスタ装置の構成図である。
【図5】プロセッサからのリクエストおよびデコーダ4
30によるデコード後のリクエストの構成例である。
【図6】通信レジスタのアドレスマッピングの例であ
る。
【図7】本発明の通信レジスタモジュールの構成図であ
る。
【図8】その他の実施の形態における通信レジスタモジ
ュールの構成図である。
【符号の説明】
10〜12:プロセッサ 20:相互結合網 30:主記憶 400〜402:通信レジスタモジュール 500〜502:通信レジスタ群 700:通信モジュール間バス 430:デコーダ 420:バス入力制御回路 460:比較器 490:バス出力制御回路 1000:プロセス番号レジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深川 正一 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内 Fターム(参考) 5B045 BB12 DD01 GG11 5B098 AA10 GA01 GC16 GD03 GD12 GD16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N個のプロセッサと、主記憶と、プロセッ
    サと主記憶を結合する相互結合網と、上記プロセッサの
    各々と対応するN個の通信レジスタモジュールから構成
    され、各通信レジスタモジュールは複数の通信レジスタ
    を有し、該通信レジスタの各々は、相異なる通信レジス
    タモジュール内の対応するレジスタと同一の内容を保持
    するマルチプロセッサシステムにおいて、前記N個の通
    信レジスタモジュールを結合するインターフェースを有
    し、プロセッサからのロック処理要求に対しては要求元
    のプロセッサに対応する通信レジスタモジュール内の通
    信レジスタの値を参照し、ロック可能時には前記インタ
    ーフェースを介して全通信レジスタモジュール内の対応
    する通信レジスタに同一のロック値を設定することを特
    徴とするマルチプロセッサシステム。
  2. 【請求項2】前記インターフェースは、前記通信レジス
    タモジュールへの同一値書き込み要求は全通信レジスタ
    モジュールで同時に受け付けられるように制御され、前
    記通信レジスタモジュール内に、前記インターフェース
    からの要求を受け付ける入力制御回路と前記インターフ
    ェースに要求を出力する出力制御回路と、前記プロセッ
    サからのリクエストを受け付けるリクエスト制御回路
    と、前記リクエスト制御回路の出力と前記入力制御回路
    の出力のいずれかを選択するセレクタとをさらに有し、
    前記セレクタは、前記入力制御回路からの出力を常に優
    先して選択するよう制御され、また前記入力制御回路
    は、前記インターフェースからの入力要求を監視し、前
    記出力制御回路がロック値を前記インターフェースに出
    力する前に前記インターフェースから前記通信レジスタ
    への設定指示を入力した場合は、前記出力制御回路から
    のロック値出力を取り消すよう制御されることを特徴と
    する請求項1に記載のマルチプロセッサシステム。
  3. 【請求項3】プロセッサからのアンロック処理要求に対
    しては、前記インターフェースを介して全通信レジスタ
    モジュール内の対応する通信レジスタに同一のアンロッ
    ク値を設定することを特徴とする、請求項1に記載のマ
    ルチプロセッサシステム。
  4. 【請求項4】前記通信レジスタモジュールはデコーダを
    さらに有し、該デコーダは、プロセッサからのロード要
    求のアクセスアドレスが第1の特定の値である時、該ロ
    ード要求をある通信レジスタへのロック要求とみなし、
    またロード要求のアクセスアドレスが第2の特定の値で
    ある時、該ロード要求を前記通信レジスタへのリード要
    求であるとみなし、プロセッサからのストア要求のアク
    セスアドレスが前記第1の特定の値である時、該ストア
    要求を前記通信レジスタへのアンロック要求とみなし、
    またストア要求のアクセスアドレスが前記第2の特定の
    値である時、該ストア要求を前記通信レジスタへのライ
    ト要求であるとみなすことを特徴とする請求項1に記載
    のマルチプロセッサシステム。
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