JP2000185218A - 光触媒フイルタ装置及び光触媒フイルタ - Google Patents

光触媒フイルタ装置及び光触媒フイルタ

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JP2000185218A
JP2000185218A JP10366490A JP36649098A JP2000185218A JP 2000185218 A JP2000185218 A JP 2000185218A JP 10366490 A JP10366490 A JP 10366490A JP 36649098 A JP36649098 A JP 36649098A JP 2000185218 A JP2000185218 A JP 2000185218A
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JP
Japan
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filter
photocatalyst
photocatalytic
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active oxygen
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JP10366490A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Toritani
茂幸 鳥谷
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Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光触媒フイルタ装置は、両側を開放し
た支持筐体の両側に光触媒フイルタを張設し、中央部に
紫外線発光灯を適宜間隔を存して配置したものである。
この構造によるときは、紫外線発光灯からの距離が不同
で、フイルタ素材の活性酸素の発生量に斑を生じ、所定
の効率が得られない。本発明は受光効率の向上と、運転
コストの節減を計ることを目的とする。 【解決手段】 紫外線により活性酸素を発生する光触媒
素子をフイルタ基材表面に備えたフイルタ素材11を枠
部材により取囲んで構成する光触媒フイルタ10におい
て、上記光触媒フィルタ10を複数個により処理空気の
流通方向に対し断面多角形に構成すると共に、その中央
部に紫外線発光灯を収納したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気濾過フイル
タ、詳しくは紫外線により活性酸素を発生し、これによ
り脱臭、抗菌および殺菌を行う光触媒フイルタ装置及び
その光触媒フイルタに関する。
【0002】
【従来の技術】上記フイルタ装置の一例を図7乃至図9
に示す。このフイルタ装置50は、両側を開放した支持
筐体51の両側に光触媒フイルタ10を張設し、中央部
に紫外線発光灯Lを適宜間隔を存して配置してなる。こ
の光触媒フイルタ10は、例えばハニカム状とした基材
に紫外線により活性酸素を発生する光触媒素子、例えば
酸化チタン等を適宜手段で付着させたフイルタ素材11
を、支持枠12により取囲んでなるもので、13はフイ
ルタ素材11の表面を覆う保護網を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記フイルタ素材11
の活性酸素の発生量は、紫外線発光灯Lから発せられる
紫外線の受光量に比例し、その受光量は、発光灯Lから
の距離の2乗に反比例する。従って図の如く処理空気の
流通に対して、フイルタ素材11を単に直角に取付けた
状態では、フイルタ素材54の各面に対する発光灯から
の距離が相違し、活性酸素の発生量に斑を生じ、所定の
効率が得られない等の問題がある。このため、紫外線発
光灯を多数配置し、その欠点を解消する手段が試みられ
ているが、装置は高価となると共に、消費電力も高額と
なり、しかも紫外線の照射はフイルタ素材の内側表面の
みである等の問題がある。本発明はかゝる点に鑑み、受
光効率の向上を計り、運転コストの節減を計ることを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、紫外線により活性酸素を発生する光触
媒素子をフイルタ基材表面に備えたフイルタ素材を枠部
材により取囲んで構成する光触媒フイルタにおいて、上
記光触媒フィルタを複数個により処理空気の流通方向に
対し断面多角形に構成すると共に、その中央部に紫外線
発光灯を収納したことを特徴とする。
【0005】上記の構成からなる本発明は、各フイルタ
素材の全面に対する紫外線発光灯からの距離を可及的に
均等とすることができる。
【0006】また第2の発明は、同様に光触媒フイルタ
装置に係わり、紫外線により活性酸素を発生する光触媒
素子をフイルタ基材表面に備えたフイルタ素材を枠部材
により取囲んで構成する光触媒フイルタにおいて、上記
光触媒フィルタを断面円弧形に形成し、これの複数個に
より処理空気の流通方向に対し断面を略々円形に構成
し、その中央部に紫外線発光灯を収納したことを特徴と
する。
【0007】上記の構成からなる本発明は、光触媒フイ
ルタは断面円弧状とし、これを組み合わせて断面円筒状
とし、その中央部に紫外線発光灯を収納したことによ
り、各フイルタ素材面に対する該紫外線発光灯からの距
離を略々均等にすることができる。
【0008】また第3の発明は光触媒フイルタに係わ
り、紫外線により活性酸素を発生する光触媒素子をフイ
ルタ基材表面に接着したフイルタ素材と、これを取囲む
枠部材とよりなり、該枠部材は、パンチングメタルまた
は金網により構成したことを特徴とする。
【0009】上記の構成からなる本発明は、フイルタ素
材を支持する枠部材をパンチングメタルまたは金網によ
り構成したことにより、該枠部材により覆われるフイル
タ素材に対しても、その一部に紫外線発光灯から射光す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図2は第1実施例を示
す。光触媒フイルタ装置1は、4個の上記光触媒フイル
タ10を組としてフイルタ部材3を構成し、これを支持
筐体2に複数組(図例は2組)収納し、その中央部に紫
外線発光灯Lを配置してなる。この光触媒フイルタ10
のそれぞれの構造は、前記周知例と同様であり、同一部
品に対しては、同一符号を付して説明を省略する。
【0011】上記光触媒フイルタ部材3は、4個のフイ
ルタ10をそれぞれ処理空気の流通方向に方形に配置、
即ち矢符Aで示す該処理空気流通方向に対して各フイル
タ10を45度に位置するように配置し、その中央部に
紫外線発光灯Lを配置し、フイルタ素材11の各面を発
光灯Lに直角に、かつ各面との距離を可及的に均等なら
しめるようにしたものである。
【0012】なお図例は、4個のフイルタ10により方
形に形成した例を示したが、これは例えば図3に示す如
く3個のフイルタ10により正三角形のフイルタ部材5
とし、その中心位置に紫外線発光灯Lを配置し、かつ2
辺を流通空気に対して傾斜して配置してもよい。また、
フィルタの配置数は紫外線が均等に照射される形状(例
えば、正六角形や正八角形等)であれば特に限定しな
い。
【0013】これらの構造によるときは、フイルタ素材
は発光灯に対して直角に配置したから、紫外線の一部は
ハニカム構造のフイルタ素材の内部にまで照射すること
ができる。
【0014】なお、上記発光灯Lはその用途により適宜
選択する。例えは脱臭、抗菌を目的とする場合には、ブ
ラックライトを使用する。また脱臭殺菌を目的とする場
合には殺菌灯を使用する。
【0015】次に図4及び図5は第2実施例を示す。こ
の例の光触媒フイルタ装置20は、円弧形光触媒フイル
タ21と、これを支持する支持枠23とからなる。この
円弧形光触媒フイルタ21は、前記光触媒フイルタ10
を円弧形としたもので、その構造は該フイルタ10と同
一であり、説明は省略する。25は支持筐体を示し、フ
イルタ21は複数個例えば4個のフイルタ21を組み合
わせて処理空気の流通方向の断面円形の円筒形のフイル
タ部材22を形成し、その中央部に紫外線発光灯Lを配
置して支持筐体25内に複数組(図例は2組)収納して
なるもので、処理空気をこれに直角方向に流通させるよ
うにしたものである。
【0016】この構造によるときは、各フイルタ21に
対して発光灯Lからの投光は均等とすることができる。
しかもこの構造によるときは、紫外線はハニカム構造と
したフイルタ素材内部にまで照射することができる。
【0017】次に図6は、光触媒フイルタの他の例を示
すもので、この光触媒フイルタ30は、前記フイルタ素
材11と、これを取囲む支持枠31とよりなり、該支持
枠31はパンチングメタルまたは金網により構成したも
のである。その他の構造は前記光触媒フイルタ10また
は、円弧形のフイルタ21と同様であり、説明を省略す
る。
【0018】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、紫外線
により活性酸素を発生する光触媒素子をフイルタ基材表
面に接着した光触媒フイルタの複数個を、処理空気の流
通方向の断面を菱形に配置し、その中央部に紫外線発光
灯を収納したことにより、フイルタ素材は全面に略々均
等に紫外線を受けることができ、従来の処理空気の流通
方向に対して直角に敷設した構造におけるフイルタ素材
の紫外線発光灯からの距離の不均等による紫外線の発生
量に斑を生ずる欠点を確実に解消することができる。ま
た上記フイルタを断面円弧形に形成し、これの複数個に
より処理空気の流通方向の断面を略々円形に構成し、そ
の中央部に紫外線発光灯を収納するときは、各フイルタ
素材の全面は紫外線発光灯から均一な距離とすることが
でき、活性酸素の発生を効率よく行うことができる。さ
らにまた、上記フイルタを構成する枠部材は、パンチン
グメタルまたは金網により構成するときは、枠部材によ
り覆われるフイルタ素材の一部に対しても紫外線を照光
することができ、活性酸素の発生を増加することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフイルタ装置の第1実施例の縦断面図
である。
【図2】図1における左側面図である。
【図3】第1実施例の変形の説明図である。
【図4】本発明のフイルタ装置の第2実施例の縦断面図
である。
【図5】図4における左側面図である
【図6】光触媒フイルタの第2実施例の斜視図である。
【図7】従来例のフイルタ装置の縦断面図である。
【図8】図6における左側面図である。
【図9】従来例のフイルタの斜視図である。
【符号の説明】
1 光触媒フイルタ装置 3 フイルタ部材 5 フイルタ部材 10 光触媒フイルタ 11 フイルタ素材 20 光触媒フイルタ装置 22 フイルタ部材 30 フイルタ 31 支持枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C080 AA07 BB02 BB05 HH05 JJ04 KK02 LL02 MM02 QQ16 4D048 AA22 AB01 AB03 AC07 BA07Y BA41Y BB02 BB18 CA02 CC08 CC10 CC34 CC35 CC40 EA01 4G069 AA11 BA04B BA48A CA01 CA07 CA10 CA11 CA17 EA12 EA18 EA26 EB10 EB11 EE07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線により活性酸素を発生する光触媒
    素子をフイルタ基材表面に備えたフイルタ素材を枠部材
    により取囲んで構成する光触媒フイルタにおいて、上記
    光触媒フィルタを複数個により処理空気の流通方向に対
    し断面多角形に構成すると共に、その中央部に紫外線発
    光灯を収納したことを特徴とする光触媒フイルタ装置。
  2. 【請求項2】 紫外線により活性酸素を発生する光触媒
    素子をフイルタ基材表面に備えたフイルタ素材を枠部材
    により取囲んで構成する光触媒フイルタにおいて、上記
    光触媒フィルタを断面円弧形に形成し、これの複数個に
    より処理空気の流通方向に対し断面を略々円形に構成
    し、その中央部に紫外線発光灯を収納したことを特徴と
    する光触媒フイルタ装置。
  3. 【請求項3】 紫外線により活性酸素を発生する光触媒
    素子をフイルタ基材表面に接着したフイルタ素材と、こ
    れを取囲む枠部材とよりなり、該枠部材は、パンチング
    メタルまたは金網により構成したことを特徴とする光触
    媒フイルタ。
JP10366490A 1998-12-24 1998-12-24 光触媒フイルタ装置及び光触媒フイルタ Pending JP2000185218A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002085534A (ja) * 2000-09-18 2002-03-26 Anzai Kantetsu:Kk 脱臭浄化用エレメントおよびこれを用いた脱臭浄化ユニット並びに同ユニットを用いた脱臭浄化システム
JP2017064702A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 エアフィルタ

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