JP2000184671A - 誘導電動機 - Google Patents

誘導電動機

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JP2000184671A
JP2000184671A JP10350327A JP35032798A JP2000184671A JP 2000184671 A JP2000184671 A JP 2000184671A JP 10350327 A JP10350327 A JP 10350327A JP 35032798 A JP35032798 A JP 35032798A JP 2000184671 A JP2000184671 A JP 2000184671A
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JP
Japan
Prior art keywords
short
circuit ring
rotor bar
induction motor
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10350327A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Terasawa
英男 寺澤
Hiroshi Higashiyama
啓 東山
Hideshi Nakamura
英志 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JP2000184671A publication Critical patent/JP2000184671A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ろー付け時における短絡環の局所的な温度上
昇により、回転子バーと短絡環との間隙にろーが充分に
充填されない。 【解決手段】 回転子鉄心の外周部に装着された回転子
バー10の端部と、回転子バー10の端部に対向して配
置された短絡環11とをろー付けして短絡した誘導電動
機において、回転子バー10の端部の内周側と外周側と
が短絡環11に当接するようにそれぞれ突起部10a、
10bが形成され、短絡環11に対向した回転子バー1
0の端部の両突起部間を凹形状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、かご形回転子を
備えた誘導電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開平8−266024
号公報に記載された従来の誘導電動機の上半分を示す断
面図、図7は図6の要部を示す断面図、及び図8はろー
付けの状態を示す説明図である。図6及び図7におい
て、回転子軸1に嵌合された回転子鉄心2の外周に複数
個の溝3を形成し、溝3内に回転子バー4が装着されて
いる。そして、回転子バー4の突起部4aを短絡環5の
溝5a内で当接させる。この状態で、短絡環5の溝5a
内にろー材6(図示せず)をおいて、短絡環5を加熱し
てろー材6を溶融させる。これにより、図8のように回
転子バー4と短絡環5との間隙にろー材6が充填される
と共に、回転子バー4の周囲にもフィレット6aを形成
し、両者間がろー付けにより固着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の誘導電動機は以
上のように構成されているので、短絡環5が加熱された
とき当接している突起部4aから回転子バー4へ熱が移
動するため、局所的には突起部4aが当接している位置
から離れた位置の温度上昇が早くなる。このため、回転
子バー4の突起部4a側とは反対側から先にろー材6が
溶融して回転子バー4と短絡環5との隙間にろー材6が
充填されてから、順次突起部4a側にろー材6が充填さ
れるので、回転子バー4と短絡環5との隙間へのろー材
6の充填が充分行われない恐れがあるという問題点があ
った。
【0004】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、回転子バーと短絡環との間隙に
ろー材が充分に充填されるようにした誘導電動機を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる誘導電
動機は、回転子鉄心の外周部に装着された回転子バーの
端部と、回転子バーの端部に対向して配置された短絡環
とをろー付けし、回転子バーの端部を短絡環で短絡した
誘導電動機において、回転子バーの端部の内周側と外周
側とが短絡環に当接するようにそれぞれ突起部が形成さ
れ、短絡環に対向した回転子バーの端部の両突起部間を
凹形状にしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態
1の構成を示す一般的な誘導電動機の上半分を示す断面
図、図2は図1の要部を示す断面図及び図3はろー付け
の状態を示す説明図である。図1及び図2において、7
は外枠、8は外枠7に回転自在に支持された回転軸、9
は回転軸8に固着された回転子鉄心で、外周に複数個の
溝9aが形成されている。10は回転子鉄心9の溝9a
内に装着された回転子バーで、回転軸8の軸中心に対し
て内周側及び外周側にそれぞれ突起部10a,10bが
形成され、両突起部10a,10b間がV字状の凹形状
に形成されている。11は各回転子バー10の端部を短
絡した環状の短絡環で、各回転子バー10と対向する位
置に形成された溝11a内で回転子バー10の突起部1
0a,10bが当接するように配置されている。なお、
回転子バー10の突起部10a,10bが短絡環11の
溝11aに当接された状態で隙間が形成される。そし
て、短絡環11の溝11aにろー材12(図示せず)を
配置し、図3のように回転子バー10と短絡環11との
間隙にろー材6が充填されてろー付けされる。
【0007】次に作用について説明する。図1〜図3に
おいて、回転子バー10の端部がV字状の凹形状に形成
され、回転子バー10の各突起部10a,10bが短絡
環11の溝11aに当接しているので、短絡環11を加
熱することによりその熱は各突起部10a,10bを介
して回転子バー10に移動する。このため、短絡環11
の温度は局部的に各突起部10a,10bが当接してい
る箇所より、各突起部10a,10b間が高くなる。こ
の結果、溶融したろー材12は短絡環11の温度が高い
隙間の中央部分から順次充填され、最終的には各突起部
10a,10b近傍にも充填されると共に回転子バー1
0の周囲にもフィレット12aを形成し、両者間がろー
付けにより固着される。以上のように、回転子バー10
の端面をV字状の凹形状にして各突起部10a,10b
を短絡環11の溝11aに当接させて局部的に短絡環1
1の温度を調整することにより、各突起部10a,10
b間の隙間の中央部から順次ろー材12が充填されるの
で、回転子バー10と短絡環11との隙間に充分なろー
材12を充填することができる。なお、上記構成におい
て、回転子バー10の端面をV字状の凹形状に形成した
ものについて説明したが、短絡環11の溝11aに回転
子バー10の端面の内周側及び外周側が当接するように
各突起部が形成されるものであれば、U字状その他の凹
形状にしても同様に効果が期待される。
【0008】実施の形態2.図4は、実施の形態2の要
部を示す断面図、図5はろー付けの状態を示す説明図で
ある。図4において、9,11は実施の形態1と同様の
ものである。13は回転子鉄心9の溝9a内に装着され
た回転子バーで、その端部には突起部13a, 13b
及び突起部13a,13bに隣接したスリット13c,
13dが形成されている。次に作用について説明する。
図5において、短絡環11を加熱することによりその熱
は各突起部13a,13bを介して回転子バー13に移
動する。しかし、突起部13a,13bに隣接してスリ
ット13c,13dが設けられているので、回転子バー
13に移動した熱の放散が行われる。このため、突起部
13a,13bが当接されている部分の短絡環11の温
度上昇が局所的に遅くなる。以上のように、突起部13
a,13bに隣接してスリット13c,13dを設ける
ことにより、突起部13a,13bが当接している短絡
環11の部分の温度上昇を局所的に調整できるので、ろ
ー材12の充填を効率よく行うことができる。
【0009】
【発明の効果】この発明に係る誘導電動機は、短絡環に
対向した回転子バーの端部に形成した各突起部間を凹形
状にすることにより、溶融したろー材が凹形状の中央部
分から充填されるので、回転子バーと短絡環との間に充
分なろー材が充填されるため、強度の高いろー付けを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による誘導電動機の上
半分を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による誘導電動機の要
部を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による誘導電動機のろ
ー付けの状態を示す説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態2による誘導電動機の要
部を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態2による誘導電動機のろ
ー付けの状態を示す説明図である。
【図6】 従来の誘導電動機の上半分を示す断面図であ
る。
【図7】 従来の誘導電動機の要部を示す断面図であ
る。
【図8】 従来の誘導電動機のろー付の状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
9 回転子鉄心 10 回転子バー 10a,10b 突起部 11 短絡環 11a 溝 13 回転子バー 13a,13b 突起部 13
c,13d スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 英志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H013 LL01 MM08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子鉄心の外周部に装着された回転子
    バーの端部と、上記回転子バーの端部に対向して配置さ
    れた短絡環とをろー付けし、上記回転子バーの端部を上
    記短絡環で短絡した誘導電動機において、 上記回転子バーの端部の内周側と外周側とが上記短絡環
    に当接するように、それぞれ突起部が形成され、上記短
    絡環に対向した上記回転子バーの端部の上記両突起部間
    を凹形状にしたことを特徴とする誘導電動機。
JP10350327A 1998-12-09 1998-12-09 誘導電動機 Pending JP2000184671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350327A JP2000184671A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 誘導電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350327A JP2000184671A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 誘導電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000184671A true JP2000184671A (ja) 2000-06-30

Family

ID=18409739

Family Applications (1)

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JP10350327A Pending JP2000184671A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 誘導電動機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10088711B2 (en) 2012-10-02 2018-10-02 Japan Display Inc. Liquid crystal display device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10088711B2 (en) 2012-10-02 2018-10-02 Japan Display Inc. Liquid crystal display device
US10473984B2 (en) 2012-10-02 2019-11-12 Japan Display Inc. Liquid crystal display device
US10712619B2 (en) 2012-10-02 2020-07-14 Japan Display Inc. Liquid crystal display device

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040413