JP2000183296A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置および半導体装置の製造方法Info
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Abstract
形成しても、タングステンプラグとメタル配線とのオー
ミック抵抗が大きくなることを防止することができる半
導体装置の提供を目的とする。 【解決手段】 タングステンプラグ13は、P型基板3
上に、還元雰囲気中で形成される。強誘電体層19b
は、P型基板3上に形成される。USG層18は、タン
グステンプラグ13上に形成される。上部チタン(Ti)
層15、上部窒化チタン(TiN)層17は、タングステ
ンプラグ13を覆うように形成されている。また、上部
チタン(Ti)層15、上部窒化チタン(TiN)層17
は、バリアメタルにより構成されている。これにより、
強誘電体が劣化することなく、かつ、コンタクト領域上
に金属配線を形成したとしても、両者間のオーミック抵
抗が大きくなることを防止できる。
Description
るものであり、特に強誘電体キャパシタを有する半導体
装置に関する。
プ面積の縮小化が図られている。これにともない、コン
タクトホールの微細化も行なわれている。
細化するにつれて、電極層に溶け出していたシリコンが
開口部付近に析出することによって生じる導通不良が問
題となっていた。そこで、シリコンが電極層に溶け出す
ことを防止するために、バリアメタル層を設けている。
なお、バリアメタル層としては、チタン(Ti)や窒化チ
タン(TiN)が用いられている。
アスペクト比が小さくなると、アルミニウムをホール内
に堆積させることが難しくなり、導通不良等の障害が発
生する。そこで、コンタクトホールを埋める金属とし
て、コンタクトホールの開口寸法が小さくても堆積させ
ることができるタングステン等が用いられている。
の半導体装置としては、例えば図6に示すものがある。
半導体装置100は、P型基板111、N型領域11
3、絶縁膜115、バリアメタル層117、タングステ
ンプラグ119、およびアルミ電極層121を有してい
る。
されている。P型基板111上には絶縁膜115が形成
されている。絶縁膜115には、N型領域113に対応
した位置にコンタクトホールが設けられている。コンタ
クトホール内の一面には、バリアメタル層117が形成
されている。また、バリアメタル層117の内側には、
タングステンプラグ119が形成されている。さらに、
絶縁膜115を覆うようにアルミ電極層121が形成さ
れている。
0には、次のような問題点がある。一般的に、これまで
は、タングステンプラグ119を形成した後には、アル
ミ電極層121に代表されるようなメタル配線を形成し
ていた。
タル配線以外のものを形成することが必要とされる場合
が起こりつつある。例えば、ロジック回路と強誘電体メ
モリー回路とを1チップ上に混載する場合である。
来のEEPROMを混載したロジック回路に比べ、書き
換え速度が極めて速く、また、書き込みのために高電圧
を発生する回路や多ビットを同時に書き込む回路が不要
になる、といった利点がある。このため、従来のEEP
ROMを混載したロジック回路を強誘電体メモリー混載
ロジック回路に置き換えようとする動きがある。
一例を図7に示す。強誘電体メモリー混載ロジック回路
200は、強誘電体メモリ回路部R1およびロジック回
路部R2を有している。
203上にPウェル205、N+領域207、BPSG
層209、バリアメタル層211、タングステンプラグ
213、強誘電体キャパシタ215、PSG(Phospho-
Silicate Glass)層217およびアルミ配線219が形
成されている。なお、強誘電体キャパシタは、下部電極
215a、強誘電体層215bおよび上部電極215c
により形成されている。
231、P+領域233、第1アルミ配線235および
第2アルミ配線237が形成されている。
体キャパシタ215を形成した後、その上にPSG層2
17(酸化膜)を形成する。このPSG層217を形成
する際に、タングステンプラグ213の表面が酸化され
てしまい、表面部分SR1の抵抗値が高くなってしま
う。
形成されるアルミ配線219とのオーミック抵抗値が大
きくなり、半導体装置の動作速度を上げることができな
い、という問題点がある。
に酸化膜を形成しても、タングステンプラグとメタル配
線とのオーミック抵抗が大きくなることを防止すること
ができる半導体装置の提供を目的とする。
1にかかる半導体装置では、コンタクト領域を覆うよう
に酸化防止層が形成されている。これにより、コンタク
ト領域の形成後に酸化層を形成しても、コンタクト領域
の表面が酸化されることはない。
を形成したとしても、両者間のオーミック抵抗が大きく
なることを防止することができる。
止層は、バリアメタルにより構成されている。これによ
り、緻密な構造を有するバリアメタルが、コンタクト領
域の酸化を確実に防止する。したがって、コンタクト領
域上に金属配線を形成したとしても、両者間のオーミッ
ク抵抗が大きくなることを防止することができる。
止層は、コンタクト領域の酸化を防止する機能を有する
第1の層と、当該第1の層とコンタクト領域とのオーミ
ック性を少なくとも向上させる機能を有する第2の層と
から構成されている。
ことによってオーミック抵抗が上昇するのを防止できる
とともに、コンタクト領域と第1の層とのオーミック性
を向上させることができる。
は、基板上に還元雰囲気中でコンタクト領域を形成し、
基板上に強誘電体層を形成し、コンタクト領域上に酸化
防止層を形成し、強誘電体層もしくはコンタクト領域上
に酸化層を形成する。これにより、コンタクト領域を形
成する際の還元作用によって、強誘電体を劣化させるこ
とがない。また、酸化層を形成する際の酸化作用によっ
て、コンタクト領域が酸化されることもない。
く、かつ、コンタクト領域上に金属配線を形成したとし
ても、両者間のオーミック抵抗が大きくなることを防止
することができる。
は、基板上にコンタクト領域を形成し、コンタクト領域
上に酸化防止層を形成し、コンタクト領域上に酸化層を
形成する。これにより、酸化層を形成する際の酸化作用
によって、コンタクト領域が酸化されることもない。
を形成したとしても、両者間のオーミック抵抗が大きく
なるを防止することができる。
の実施形態を図1に示す。半導体装置1は、P型基板
3、N型領域5、ゲート電極、BPSG(Boro-Phospho
-Silicate Glass)層7、下部チタン(Ti)層9、下部
窒化チタン(TiN)層11、タングステンプラグ13、
上部チタン(TiN)層15、上部窒化チタン(Ti)層1
7、USG(Undope Silicate Glass)層18、強誘電
体キャパシタ19、PSG(Phospho-Silicate Glass)
層21、アルミ電極23を有している。
極19a、強誘電体層19b、上部電極19cを有して
いる。なお、本実施形態においては、下部電極19aお
よび上部電極19cを、イリジウムもしくはイリジウム
オキサイドによって形成している。また、強誘電体層1
9bを、PLZTによって形成している。
グ13は、基板としてのP型基板3上に、還元雰囲気中
で形成される。強誘電体層19bは、P型基板3上に形
成される。酸化層としてのUSG層18は、タングステ
ンプラグ13上に形成される。
5、上部窒化チタン(TiN)層17は、タングステンプ
ラグ13を覆うように形成されている。上部チタン(T
i)層15、上部窒化チタン(TiN)層17は、バリアメ
タルである。さらに、上部チタン層15は第2の層に、
上部窒化チタン層17は第1の層に対応する。
に、強誘電体が劣化することなく、かつ、コンタクト領
域上に金属配線を形成したとしても、両者間のオーミッ
ク抵抗が大きくなることを防止することができる。
図5を用いて説明する。まず、P型基板3に、N型領域
5およびゲート電極6を形成する。そして、その上にB
PSGを約1ミクロン堆積させた後、リフローを行な
う。これにより、BPSG層7を形成する(図2Α参
照)。このBPSG層7は、ゲート電極6によって形成
される段差をなくすために形成される。なお、この工程
は、BPSG堆積+SOGエッチバックもしくはCMP
等であってもよい。
コンタクトホールCH1を形成する(図2B参照)。そ
の後、下部チタン層9を、続いて下部窒化チタン層11
を、スパッタ法を用いて堆積させる(図2C参照)。
まるように、タングステンをCVD法により、還元雰囲
気中で堆積させる(図3Α参照)。そして、堆積させた
タングステンを所定の位置までエッチバックし、タング
ステンプラグ13を形成する(図3B参照)。
に還元雰囲気中で行なわれる。ここで注意が必要なの
は、強誘電体は、還元雰囲気中にさらされると、特性が
劣化してしまうという性質を有しているということであ
る。つまり、強誘電体を用いる部分とタングステンを用
いる部分とを同一基板に形成する際には、本実施形態に
示すように、強誘電体を用いる部分を形成する前にタン
グステンを用いる部分を形成する必要がある。
形成した後には、その上にPSG層21を約5000オ
ングストローム形成している(図1または図5B参
照)。PSG層21を形成した後にコンタクトホールを
形成しようとすると、厚さ約1ミクロンのBPSG層
7、そして厚さ約3000オングストロームのUSG層
18と合わせて、1.8ミクロンの深さのコンタクトホ
ールを形成しなければ成らない。
ル径は、約0.6ミクロンである。したがって、このコ
ンタクトホールのアスペクト比は3:1となる。このア
スペクト比を有するコンタクトホールをアルミニウムで
埋めることは、非常に難しい。
層7を形成した時点でタングステンプラグ13を形成す
れば、アルミニウムで埋めなければ成らないコンタクト
ホールの深さが、PSG層21の厚さ+USG層18の
厚さ、つまり8000オングストロームとなる。このコ
ンタクトホールのアスペクト比は4:3となる。このア
スペクト比を有するコンタクトホールであれば、アルミ
ニウムでも十分に埋めることができる。
代りに、アルミニウムでプラグを形成するという方法も
考えられる。しかし、後述するように、強誘電体キャパ
シタを形成する際には、高温(600度〜800度程
度)での熱処理が施される。したがって、アルミではこ
の高温処理に耐えることができず、プラグが溶けてしま
う。したがって、BPSG層7を形成した後に形成する
プラグは、本実施例に示すタングステンのような高融点
金属が適当である。
より全面に堆積させる(図3C参照)。
は次のような理由からである。タングステンは、窒化チ
タンよりもチタンとの方がオーミックを取りやすい。し
たがって、上部チタン層15をタングステンプラグ13
と上部窒化チタン層17との間に形成することによっ
て、上部窒化チタン層17とタングステンプラグ13と
のオーミック性を少なくとも向上させ、タングステンプ
ラグ13−窒化チタン層17間の電流の流れをよりスム
ーズにすることができる。
により上部窒化チタン層17を堆積させる(図4Α参
照)。この上部窒化チタン層17を形成することによっ
て、タングステンプラグ13の酸化を防止することがで
きる。
定の部分に下部チタン層9、下部窒化チタン層11、上
部チタン層15および上部窒化チタン層17を残すよう
に、エッチングする(図4B参照)。
ム程度堆積させ、USG層18を形成する。このUSG
層18は、タングステンプラグ13とこの後形成する強
誘電体キャパシタの下部電極19aとを絶縁するために
形成される。
シタ19を形成する。この強誘電体キャパシタは、次の
ようにして形成する。まず、イリジウムオキサイド(Ir
O2)、続いて白金(Pt)をそれぞれスパッタ法によって
堆積させ、下部電極19aを形成する。
施形態においては、強誘電体としてPLZTを使用し、
その形成にはゾル−ゲル法を用いている。まず、PLZ
Tを、下部電極19a上に塗布し、焼成する。そして、
RTΑで結晶化する。このようにして、強誘電体層19
bを形成する。
ムオキサイド(IrO2)をスパッタ法により堆積させて、
上部電極19cを形成する。
トローム程度堆積させ、PSG層21を形成する(図5
Α参照)。その後、タングステンプラグ13および強誘
電体キャパシタ19に対応した位置にコンタクトホール
CH2を形成する(図5B参照)。最後に、アルミ配線
を形成する(図示せず)。
いては、バリアメタルとしてチタン、窒化チタンを示し
たが、バリアメタルであればこれに限定されない。例え
ば、チタン、タングステン等であってもよい。
によってプラグを形成したが、高融点金属であれば、こ
れに限定されない。
なお、銅によるプラグ形成については’98ULSI多
層配線新技術シンポジウム ISS産業科学システムズ
(ISS14〜ISS25に記載されている方法があ
る。
ン層17とタングステンプラグ13とのオーミック性を
少なくとも向上させる機能を有するものでれば、例示の
ものに限定されない。また、上部窒化チタン層17はタ
ングステンプラグ13の酸化を防止する機能を有するも
のであれば例示のもに限定されない。
層11、上部チタン層15および上部窒化チタン層17
を一括してエッチングしたが(図4Α、B参照)、それ
ぞれを形成した後にエッチングするようにしてもよい。
また、下部チタン層9および下部窒化チタン層11を形
成した後エッチングし、さらに上部チタン層15および
上部窒化チタン層17を形成した後にエッチングするよ
うにしてもよい。
ン層15の2層構造としていたものをどちらか1層だけ
を形成するようにしてもよい。例えば、上部チタン層1
5を形成せず、上部窒化チタン層17のみを形成すると
してもよい。
に、上部チタン層15のみを形成するようにしてもよ
い。このような構成とした場合、上部窒化チタン層17
のみを形成した場合に比べて、タングステンプラグ13
とアルミ配線23との間のオーミック抵抗が下がるとい
うことが報告されている。
グステンプラグ13中に存在する酸化タングステンから
酸素を取り込み、酸化チタンを形成するからである。こ
の酸化チタンは酸化タングステンよりも抵抗値が低い。
したがって、タングステンプラグ13、上部チタン層1
5およびアルミ配線23の全体として、オーミック抵抗
が低くなるのではないかと考えられているさらに、コン
タクトホールCH2を形成する際に、上部チタン層15
および上部窒化チタン層17をエッチングし、タングス
テンプラグ13の表面を露出させるようにしてもよい。
このように、タングステンプラグ13とアルミ配線23
とが直接的に接触するようにすることによって、両者の
オーミック抵抗をより下げることができる。
電体層を形成する材料としてPLZTを用いたが、SB
T(SrBi2Ta2O9、通称Y1)等他の強誘電体材料であっ
てもよい。
としてPSG層21を例示したが、これに限定されな
い。例えば、TEOSを用いたUSG層等であってもよ
い。
体キャパシタ19の下部電極19aとの間に形成される
USG層18は、タングステンプラグ13と下部電極1
9aとを絶縁できるものであれば、例示のものに限定さ
れない。例えば、PSG層等を形成してもよい。
体キャパシタ19の下部電極19aとが十分に絶縁され
ている距離に形成されてる場合には、USG層18を設
けなくともよい。この場合、酸化膜であるPSG層21
は、タングステンプラグ13および強誘電体層19b上
に形成されることになる。
である。
ある。
ある。
ある。
ある。
を示す図である。
す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】基板上に還元雰囲気中で形成されるコンタ
クト領域、 基板上に形成される強誘電体層、 前記強誘電体層もしくは前記コンタクト領域上に形成さ
れる酸化層、 を有する半導体装置であって、 前記コンタクト領域を覆うように酸化防止層が形成され
ている、 ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】請求項1にかかる半導体装置において、 前記酸化防止層は、バリアメタルにより構成されてい
る、 ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】請求項1にかかる半導体装置において、 前期酸化防止層は、 コンタクト領域の酸化を防止する機能を有する第1の層
と、当該第1の層とコンタクト領域とのオーミック性を
少なくとも向上させる機能を有する第2の層とから構成
されている、 ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】基板上に還元雰囲気中でコンタクト領域を
形成し、 前記基板上に強誘電体層を形成し、 前記コンタクト領域上に酸化防止層を形成し、 前記強誘電体層もしくは前記コンタクト領域上に酸化層
を形成する、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】基板上にコンタクト領域を形成し、 前記コンタクト領域上に酸化防止層を形成し、 前記コンタクト領域上に酸化層を形成する、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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