JP2000182326A - 同時記録再生装置および同時多チャンネル再生装置 - Google Patents

同時記録再生装置および同時多チャンネル再生装置

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JP2000182326A
JP2000182326A JP11285477A JP28547799A JP2000182326A JP 2000182326 A JP2000182326 A JP 2000182326A JP 11285477 A JP11285477 A JP 11285477A JP 28547799 A JP28547799 A JP 28547799A JP 2000182326 A JP2000182326 A JP 2000182326A
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敏志 近藤
Hideki Fukuda
秀樹 福田
Yoshiya Takemura
佳也 竹村
Masaaki Kondo
正明 近藤
Yuji Takagi
裕司 高木
Keiichi Kawashima
啓一 川島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追いかけ再生時に、再生位置が記録位置に追
いついた場合に再生映像が乱れる。また、記録位置と再
生位置が異なるゾーンに属する場合に、記録動作から再
生動作に移行する時間が長くなる。 【解決手段】 システム制御器108がバッファメモリ
102のデータ蓄積量が所定量を超えたことを検出する
と、システム制御器108は光ディスク109からのデ
ータの読み出しを一時停止し、バッファメモリ102に
蓄積されたデータを連続的に光ディスク109に記録す
る。また、システム制御器1408が光ディスク109
に対して記録動作を行っているゾーンを管理し、そのゾ
ーンの記録に適した回転数になるようにモータ1412
を制御する。また、再生動作を行う場合でも、その回転
数を維持したまま再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像音声信号を記
録媒体に記録し追いかけ再生を行う同時記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用ビデオテープレコーダ(VTR)
は一般家庭に広く普及し使用されている。家庭用VTR
の主な使用方法の一つとしては予約録画があり、タイム
シフトという概念の下に映像音声信号の記録および再生
が行われている。
【0003】しかし、家庭用VTRにおいて予約録画を
設定した場合に、例えば予約録画の終了時刻よりも前に
録画内容を視聴することはできない。すなわち予約録画
が終了するのを待ってからでないと録画内容を視聴する
ことができないという欠点を有していた。このような問
題を解決するために、予約録画が終了する前に録画中の
内容をその冒頭部分から自由に視聴できるようにする方
法が特開平6−14288号公報で提案されている。記
録中であってもその録画内容の冒頭から記録中の箇所ま
での自由に視聴できる方法は、一般に追いかけ再生と呼
ばれている。
【0004】一方、DVD−RAM等の記録方式として
ゾーンCLV(ConstantLinear Vel
ocity)方式(以下ZCLV方式)が採用されてい
る。ZCLV方式は、記録媒体を半径方向に複数の領域
(ゾーン)に分割し、ゾーン内はCAV(Consta
nt Angular Velocity)方式で記録
する方式である。またゾーン間では回転数が異なり、内
周のゾーンほど回転数が速くなる。すなわちZCLV方
式は、記録時の記録パワーのマージンの範囲が制限され
ているために、線速度がある一定の範囲でなければなら
ないために用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術は、以下のような種々の課題を有していた。記録側の
バッファ量がオーバーフローすると、記録すべきデータ
が途切れてしまう。また、追いかけ再生を行うためには
再生だけの場合よりも媒体へのデータ書き込みおよび読
み出しの速度を高速にしなければならない。また、高速
再生などにより再生位置が記録位置に追いついた場合
に、ユーザが追いついたことがわからない。また、再生
位置が記録位置に追いついた場合に、再生映像が乱れ
る。
【0006】また、ZCLV方式やCLV方式で記録す
る記録媒体では、記録位置により最適な回転数が異な
る。しかし、上記従来の技術では、そのような記録媒体
に対して追いかけ再生を行う場合、記録位置と再生位置
で回転数が異なることになり、記録動作から再生動作に
移る場合(またはその逆の場合、以下同様)に回転数の
変更が必要となる。回転数を変更する場合、回転数が安
定するまでに時間がかかることから、記録動作から再生
動作に移るまでに時間がかかることになる。追いかけ再
生が可能となるデータレートを大きくしようとすると、
記録動作から再生動作に移るまでの時間をできるだけ短
くする必要がある。したがって、上記のように記録動作
から再生動作に移るときに回転数の変更が必要となる
と、追いかけ再生が可能となるデータレートが小さくな
り、例えば映像音声信号を符号化して記録するような場
合には、画質や音質が劣化する原因となる。
【0007】このように、従来の方法では、数多くの課
題を有していた。本発明は従来の問題点を解決するもの
であり、記録側のバッファ量がオーバーフローすること
がない同時記録再生装置を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、追いかけ再生の場合でも
媒体とのデータ転送レートが高速になることがない同時
記録再生装置を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、追いかけ記録再生におい
て再生位置が記録位置に追いついた場合にユーザがその
ことに気づくことができる同時記録再生装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】また、本発明は、追いかけ記録再生におい
て再生位置が記録位置に追いついた場合にでも再生映像
が乱れることのない同時記録再生装置を提供することを
目的とする。
【0011】また、本発明は、ZCLV方式やCLV方
式で記録する記録媒体を用いて同時記録再生や追いかけ
再生、同時多チャンネル再生を行う場合にでも、高デー
タレートで記録再生することができる同時記録再生装置
および同時多チャンネル再生装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の同時記録
再生装置は、入力された第一の符号列を蓄積する第一の
バッファメモリ手段と、第一のバッファメモリに第一の
符号列を入力するデータ入力手段と、第一のバッファメ
モリから読み出した第一の符号列を記録媒体に記録する
データ記録手段と、ある時間だけ以前に記録媒体に記録
された第一の符号列を第二の符号列として読み出すデー
タ再生手段と、データ再生手段により読み出した第二の
符号列を蓄積する第二のバッファメモリ手段と、第二の
バッファメモリ手段から第二の符号列を読み出すデータ
出力手段と、第一のバッファメモリ手段のデータ蓄積量
を監視するシステム制御手段とを具備する。システム制
御手段は、データ記録手段とデータ再生手段に時間的に
交互に記録媒体に対する記録動作と再生動作を行わせ、
第一のバッファメモリ手段のデータ蓄積量が第一の所定
量を超えたことを検出すると、データ再生手段による記
録媒体からの第二の符号列の読み出しを一時停止し、デ
ータ記録手段による記録媒体への第一の符号列の書き込
みを連続的に行うように制御する。たとえば、前記の同
時記録再生装置において、第一のバッファメモリ手段の
データ蓄積量が第一の所定量を超えた後第二の所定量以
下となったことを検出すると、システム制御手段は、再
びデータ記録手段とデータ再生手段に時間的に交互に記
録媒体に対する記録動作と再生動作を行わせる。また、
たとえば、前記の同時記録再生装置において、システム
制御手段は、第二のバッファメモリ手段のデータ蓄積量
が第三の所定量以下になったことを検出すると、データ
出力手段による第二のバッファメモリ手段からの第二の
符号列の読み出しを一時停止させる。また、たとえば、
前記の同時記録再生装置において、システム制御手段
は、さらに、第二のバッファメモリ手段のデータ蓄積量
が第三の所定量以下になったことを検出すると、データ
出力手段による第二のバッファメモリ手段からの第二の
符号列の読み出しを一時停止するように制御し、第二の
バッファメモリ手段のデータ蓄積量が第三の所定量以下
となった後第四の所定量以上となると、再びデータ出力
手段は第二のバッファメモリ手段から第二の符号列を読
み出すように制御する。また、前記の同時記録再生装置
において、たとえば、データ入力手段は、入力された第
一の信号を第一の符号列に符号化する符号化手段を備
え、データ出力手段は、第二のバッファメモリ手段から
第二の符号列を読み出して復号化し第二の信号として出
力する復号化手段を備える。
【0013】また、本発明の第二の同時記録再生装置
は、入力された第一の信号を第一の符号列に符号化する
符号化手段と、符号化手段により符号化された第一の符
号列を蓄積する第一のバッファメモリ手段と、第一のバ
ッファメモリから読み出した第一の符号列を記録媒体に
記録するデータ記録手段と、ある時間だけ以前に記録媒
体に記録された第一の符号列を第二の符号列として読み
出すデータ再生手段と、データ再生手段により読み出し
た第二の符号列を蓄積する第二のバッファメモリ手段
と、第二のバッファメモリ手段から第二の符号列を読み
出して復号化し第二の信号として出力する復号化手段
と、符号化手段における第一の信号の符号化レートを設
定するシステム制御手段とを具備し、データ記録手段と
データ再生手段は時間的に交互に記録媒体に対する記録
動作と再生動作を行い、システム制御手段が、第一の信
号の記録と第二の信号の再生を同時に行う同時記録再生
モードに設定された場合は、第一の信号の記録のみを行
う通常記録モードに設定された場合よりも、符号化手段
の符号化レートを小さくする。たとえば、システム制御
手段は、同時記録再生モードにおいて符号化手段に設定
する符号化レートを通常記録モードにおける符号化レー
トの1/2以下にする。
【0014】また、本発明の第三の同時記録再生装置
は、入力された第一の信号を第一の符号列に符号化する
符号化手段と、符号化手段により符号化された第一の符
号列を蓄積する第一のバッファメモリ手段と、第一のバ
ッファメモリから読み出した第一の符号列を記録媒体に
記録するデータ記録手段と、ある時間だけ以前に記録媒
体に記録された第一の符号列を第二の符号列として読み
出すデータ再生手段と、データ再生手段により読み出し
た第二の符号列を蓄積する第二のバッファメモリ手段
と、第二のバッファメモリ手段から第二の符号列を読み
出して復号化し第二の信号として出力する復号化手段
と、符号化手段における第一の信号の符号化レートを設
定するシステム制御手段とを具備する。ここで、システ
ム制御手段は、データ記録手段とデータ再生手段に時間
的に交互に記録媒体に対する記録動作と再生動作を行わ
せる。また、システム制御手段は、第一の信号の記録と
第二の信号の再生を同時に行う同時記録再生モードに設
定された場合、所定期間の記録レートと再生レートの合
計値が所定のビットレート以下となるように、符号化手
段の符号化レートを設定する。たとえば、符号化手段に
よる符号化は可変ビットレート符号化である。
【0015】また、本発明の第三の同時記録再生装置
は、入力された第一の信号を第一の符号列に符号化する
符号化手段と、符号化手段により符号化された第一の符
号列を蓄積する第一のバッファメモリ手段と、第一のバ
ッファメモリから読み出した第一の符号列を記録媒体に
記録するデータ記録手段と、ある時間だけ以前に記録媒
体に記録された第一の符号列を第二の符号列として読み
出すデータ再生手段と、データ再生手段により読み出し
た第二の符号列を蓄積する第二のバッファメモリ手段
と、第二のバッファメモリ手段から第二の符号列を読み
出して復号化し第二の信号として出力する復号化手段
と、符号化手段における第一の信号の符号化レートを設
定するシステム制御手段とを具備する。システム制御手
段は、データ記録手段とデータ再生手段に時間的に交互
に記録媒体に対する記録動作と再生動作を行わせる。こ
こで、符号化手段は、可変ビットレートで符号化を行
い、第1バッファメモリ手段がオーバーフローしそうに
なると符号化ビットレートを下げる。
【0016】または、本発明の第四の同時記録再生装置
は、入力された第一の符号列を蓄積する第一のバッファ
メモリ手段と、第一のバッファメモリに第一の符号列を
入力するデータ入力手段と、一のバッファメモリから読
み出した第一の符号列を記録媒体に記録するデータ記録
手段と、ある時間だけ以前に記録媒体に記録された第一
の符号列を第二の符号列として読み出すデータ再生手段
と、データ再生手段により読み出した第二の符号列を蓄
積する第二のバッファメモリ手段と、第二のバッファメ
モリ手段から第二の符号列を読み出すデータ出力手段
と、第一の符号列の記録媒体への記録位置と、記録媒体
からの第二の符号列の再生位置とを監視するシステム制
御手段とを具備する。再生位置が記録位置に所定時間以
内に追いつくと、システム制御手段は、データ再生手段
による第二の符号列の記録媒体からの読み出しを通常再
生動作または停止状態または一時停止状態に切り替え
る。この同時記録再生装置において、たとえば、再生位
置が記録位置に所定時間以内に追いついても、データ再
生手段は記録媒体から第二の符号列を読み出す。この同
時記録再生装置において、好ましくは、再生位置が記録
位置に所定時間以内に追いつくと、システム制御手段
は、再生位置が前録位置の所定時間以内に追いついたこ
とを表示文字生成手段に通知し、表示文字生成手段は、
再生位置が記録位置の所定時間以内に追いついたことを
示す文字列を生成してユーザに対して表示する。表示文
字生成手段は、たとえば記号を生成する。また、この同
時記録再生装置において、所定時間がたとえば0であ
る。
【0017】上述の各同時記録再生装置において、たと
えば、第一および第二の符号列は映像または音声信号を
符号化した符号列である。また、上述の各同時記録再生
装置において、たとえば、記録媒体に対する記録動作と
再生動作が同一のヘッドにより行われる。また、上述の
各同時記録再生装置において、たとえば、記録媒体が光
ディスクである。また、上述の各同時記録再生装置にお
いて、たとえば、システム制御手段は、記録と再生の間
に、たとえば一定期間ごとに、記録媒体における、記録
媒体に記録したデータに関する管理データを更新する。
また、上述の各同時記録再生装置において、たとえば、
システム制御手段は、データ記録手段による記録位置と
データ再生手段による再生位置とが記録媒体において所
定以上離れているとき、前記の時間的に交互の記録動作
と再生動作を禁止する。
【0018】本発明の第5の同時記録再生装置は、記録
位置により最適な回転数が異なる記録媒体を用いる同時
記録再生装置であって、記録媒体を回転させるモータ手
段と、入力された第一の符号列を蓄積する第一のバッフ
ァメモリ手段と、前記第一のバッファメモリに前記第一
の符号列を入力するデータ入力手段と、前記第一のバッ
ファメモリから読み出した前記第一の符号列を記録媒体
に記録するデータ記録手段と、ある時間だけ以前に記録
媒体に記録された前記第一の符号列を第二の符号列とし
て読み出すデータ再生手段と、前記データ再生手段によ
り読み出した前記第二の符号列を蓄積する第二のバッフ
ァメモリ手段と、前記第二のバッファメモリ手段から前
記第二の符号列を読み出すデータ出力手段と、前記デー
タ記録手段が記録媒体に前記第一の符号列を記録する位
置を監視し、前記モータ手段の回転数を制御するシステ
ム制御手段とを具備し、前記データ記録手段と前記デー
タ再生手段は時間的に交互に記録媒体に対して行う記録
再生動作を行い、前記システム制御手段は前記記録再生
動作を行っている間、前記第一の符号列を記録する位置
により決まる回転数を維持する。たとえば、前記第一の
符号列は、少なくとも映像信号または音声信号を符号化
した符号列を含む。また、たとえば、前記システム制御
手段は、前記データ記録手段に外周ゾーンから内周ゾー
ンに向けて記録させる。また、たとえば、前記システム
制御手段は、前記データ記録手段に記録ゾーンが再生ゾ
ーンより必ず内側にあるように記録させる。また、たと
えば、前記システム制御手段は、前記データ記録手段に
ゾーン内ではある単位で外側から内側に向けて記録させ
る。また、たとえば、前記回転数は前記第一の符号列を
記録する位置により決まる最適な回転数に対して所定の
マージン内にある。
【0019】また、本発明の第6の同時記録再生装置
は、記録位置により記録時の最適な回転数が異なる記録
媒体を用いる同時記録再生装置であって、記録媒体を回
転させるモータ手段と、入力された第一の信号を第一の
符号列に符号化する符号化手段と、前記符号化手段によ
り符号化された前記第一の符号列を蓄積する第一のバッ
ファメモリ手段と、前記第一のバッファメモリから読み
出した前記第一の符号列を記録媒体に記録するデータ記
録手段と、ある時間だけ以前に記録媒体に記録された前
記第一の符号列を第二の符号列として読み出すデータ再
生手段と、前記データ再生手段により読み出した前記第
二の符号列を蓄積する第二のバッファメモリ手段と、前
記第二のバッファメモリ手段から前記第二の符号列を読
み出して復号化し第二の信号として出力する復号化手段
と、前記データ記録手段が記録媒体に前記第一の符号列
を記録する位置を監視し、前記モータ手段の回転数を制
御するシステム制御手段とを具備し、前記データ記録手
段と前記データ再生手段は時間的に交互に記録媒体に対
して行う記録再生動作を行い、前記システム制御手段は
前記同時記録再生動作を行っている間、前記第一の符号
列を記録する位置により決まる第一の回転数を維持し、
前記符号化手段は、記録媒体上の回転数が最小となる記
録位置に最適な第二の回転数を用いて記録媒体上の回転
数が最大となる記録位置のデータを読み出した場合に得
られる最大データレート以下の値で前記第一の信号を符
号化する。
【0020】好ましくは、前記符号化手段は、記録媒体
の最内周に記録するときに最適な回転数がN、最外周に
記録するときに最適な回転数がM、記録媒体への最大記
録レートがRである場合に、R×M/Nで決まるレート
よりも低いデータレートで前記第一の信号を符号化す
る。また、たとえば、前記符号化手段が前記第一の信号
を符号化する際の所定時間内の平均符号化レートが前記
データレート以下である。
【0021】上述の各同時記録再生装置においてたとえ
ば、前記第一の信号が少なくとも映像信号または音声信
号を含む。また、たとえば、記録媒体の記録方式がCL
V方式またはZCLV方式である。また、たとえば、記
録媒体に対する記録動作と再生動作が同一のヘッドによ
り行われる。また、たとえば、記録媒体は光ディスクで
ある。また、好ましくは、前記システム制御手段は、時
間的に交互に記録媒体に対して行う記録再生動作を行う
ときは、前記データ記録手段に連続した空き領域に対し
て記録させる。
【0022】また、本発明の同時多チャンネル再生装置
は、再生位置により再生時の最適な回転数が異なり、少
なくとも2つ以上の符号列が記録されている記録媒体を
用いる同時多チャンネル再生装置であって、記録媒体を
回転させるモータ手段と、前記複数の符号列を時間的に
交互に記録媒体から読み出す再生動作を行うデータ再生
手段と、前記データ再生手段が記録媒体から前記符号列
を再生する位置を監視し、記録媒体の内周側に記録され
た符号列を再生する回転数になるように、前記再生動作
の間前記モータ手段の回転数を維持するシステム制御手
段とを備える。
【0023】また、たとえば、前記システム制御手段
は、前記記録媒体の最内周に記録された符号列を再生す
る回転数以上になるように、前記再生動作の間、前記モ
ータ手段の回転数を維持する。また、たとえば、記録媒
体は光ディスクである。また、たとえば、記録媒体の記
録方式がCLV方式またはZCLV方式である。また、
たとえば、前記符号列が少なくとも映像信号または音声
信号を符号化して得られる符号列である。また、たとえ
ば、記録媒体に対する再生動作が同一のヘッドにより行
われる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。なお、図面において同じ参照
記号は同一または同等のものを表わす。
【0025】(実施の形態1)図1は、本発明の第一の
実施の形態における同時記録再生装置を示す。同時記録
再生装置は、映像音声符号化器101、バッファメモリ
102、105、バッファ量計数器103、106、映
像音声復号化器104、記録再生信号処理器107、シ
ステム制御器108、光ディスク109およびデータセ
レクタ110からなる。
【0026】次に、この同時記録再生装置の通常時の動
作について説明する。まず記録時の動作を説明する。映
像音声信号Aは、映像音声符号化器101で符号化され
て符号化列となる。例えば映像音声符号化器101がM
PEG符号化器の場合には、映像音声信号Aの映像信号
がMPEG符号化されて生成された映像符号列と、映像
音声信号Aの音声信号がMPEG符号化やAC−3符号
化されて生成された音声符号列とが多重化されてMPE
Gシステム符号列となり、映像音声符号化器101から
出力される。映像音声符号列101から出力された符号
列は第一バッファメモリ102に蓄積される。第一バッ
ファメモリ102に蓄積された符号列はデータセレクタ
110により読み出されて記録再生信号処理器107に
入力され、光ディスク109に記録するためのECC処
理や変調処理等を施された後、記録媒体である光ディス
ク109に記録される。また第一バッファ量計数器10
3は、第一バッファメモリ102に入出力されるデータ
量を計数し、第一バッファメモリ102に蓄積されてい
るデータ量を得る。
【0027】次に再生時の動作について説明する。光デ
ィスク109から読み出された信号は、記録再生信号処
理器107で2値化、復調、ECC処理等を施されて符
号列となった後、データセレクタ110を介して第二バ
ッファメモリ105に入力される。第二バッファメモリ
105から読み出された符号列は映像音声復号化器10
4で復号化されて映像音声信号Bとなる。また第二バッ
ファ量計数器106は、第二バッファメモリ105に入
出力されるデータ量を計数し、第二バッファメモリ10
5に蓄積されているデータ量を得る。
【0028】記録と再生の動作の切り替えはシステム制
御器108により行われる。システム制御器108は、
再生動作を行うか、記録動作を行うかにより、光ディス
ク109からデータを再生するか、それとも光ディスク
109にデータを記録するかを制御する。またデータセ
レクタ110を制御し、記録時には第一バッファメモリ
102から記録記録再生信号処理器107にデータが流
れるようにし、再生時には記録再生信号処理器107か
らバッファメモリ105にデータが流れるようにする。
【0029】続いて、図1に示した同期記録再生装置に
おける追いかけ再生について説明する。図2は、追いか
け再生の概念を示す模式図であり、ある番組を追いかけ
再生する場合の記録と再生の状態を示している。まずあ
る番組の記録を開始する(図2の(a))。図2の
(a)で斜線で示している部分は、光ディスクに記録さ
れたことを示している。そしてある時間だけ記録した
後、番組の初めから再生を開始する(図2の(b))。
ただし、再生を開始しても記録は止まらず記録し続け
る。再生開始からある時間だけ経過した後の状態を図2
の(c)に示す。図2の(c)において、再生位置まで
の箇所はすでに再生している。図2の(c)のような状
態においては、光ディスク109に対する記録動作と再
生動作が時分割で同時に行われていることになる。
【0030】図3を用いて、図2の(c)の状態におけ
る同時記録再生装置の動作について説明する。図3は、
光ディスク109へのアクセス、バッファメモリ10
2、105へのデータの読み書き、および、映像音声信
号A、Bの時間的変化の状況を示した模式図である。同
じ記号は、同じデータ、または同じデータを符号化、復
号化したものを示している。また図3は、バッファ、デ
ィスクに一度に読み書きするデータ量が同じ場合につい
て示している。図3の(a)に示すように光ディスク1
09に対するアクセスは、読み出しと書き込みが交互に
行われる。図3の(a)において、斜線で示しているデ
ータは光ディスク109から再生されるデータを示し、
斜線が施されていないものは光ディスク109へ記録さ
れるデータを示している。例えば時間301でデータa
の記録を行った後、時間302でデータbの再生位置を
検索し、時間303でデータbの再生を行う。
【0031】次に、同時記録再生装置の通常時の動作
を、図4を用いて説明する。図4は光ディスク109の
トラックおよび記録されているデータの配置の様子を示
した模式図である。今、記録されるデータは連続するト
ラックに記録されるとする。またトラック410にデー
タa,c,e,g,i,k,m,o,q,sが記録さ
れ、トラック420にデータb,d,f,h,j,l,
n,pが記録されるとする。この場合データaを領域4
01に記録した後、領域402の先頭を検索し、領域4
02からデータbを再生することになる。データbを再
生した後は領域403の先頭を検索し、領域403にデ
ータcを記録する。ここでの領域は例えばセクタ、EC
Cブロック、複数のECCブロック等を考えることがで
きる。
【0032】光ディスク109に記録されるデータi,
k,m等は、図3の(f)に示すように映像音声信号A
として入力されたものが映像音声符号化器101により
符号化されて第一バッファメモリ102に書き込まれ
る。そのタイミングを図3の(d)に示している。図3
の(d)のタイミングで書き込まれたデータは、ある時
間だけ第一バッファ102に蓄積された後、図3の
(b)のようなタイミングで第一バッファメモリ102
から読み出されて図3の(a)のタイミングで光ディス
ク109に記録される。
【0033】光ディスク109から再生されるデータ
b、d、f等は、図3の(a)に示すように読み出され
る。そして図3の(c)に示すように第二バッファメモ
リ105に書き込まれる。図3の(c)のタイミングで
第二バッファメモリ105に書き込まれたデータは、あ
る時間だけ第二バッファ105に蓄積された後、図3の
(e)のようなタイミングで第二バッファメモリ105
から映像音声復号化器104に読み出されて、図3の
(g)のタイミングで再生される。
【0034】次に、図5に示すような動作状況では、デ
ィスクアクセスでの検索時に通常よりも時間がかかり、
第一バッファ102がオーバーフローしそうになってい
る。具体的には、時刻501において光ディスク109
にデータeを書き込んだ後、データfの再生位置を検索
し終わる(時刻502)までに通常よりも長い時間が必
要となっている。また、時刻503において光ディスク
109からデータfを読み出した後、データgの記録位
置を検索し終わる(時刻504)までに通常よりも長い
時間が必要となっている。以下に説明するように、その
ような場合、記録動作を再生動作よりも優先する。すな
わち、記録用バッファがオーバーフローしそうになる
と、光ディスクからの再生を停止し、連続して記録を行
う。
【0035】映像音声信号Aは、図5の(f)に示すよ
うに連続して入力される。そのため、第一バッファメモ
リ102へのデータの書き込みも、図5の(d)に示す
ように通常通り行われる。ただし、第一バッファメモリ
102からの読み出しは図5の(b)に示すように、光
ディスク109の検索に通常よりも時間がかかっている
分だけ、読み出されるデータ量が少なくなる。これによ
り、図5の(h)のように第一バッファメモリ102に
蓄積されているデータ量が通常よりも多くなる。そして
第一バッファ102にデータoを記録した時点(時刻5
13)で第一バッファメモリ102のデータ蓄積量が第
一の所定量を超える。第一バッファメモリ102のデー
タ蓄積量が第一の所定量を超えると、バッファ量計数器
103は、第一の所定量を超えたことをシステム制御器
108に知らせる。システム制御器108は、第一バッ
ファ量計数器103から第一バッファメモリ102のデ
ータ蓄積量が第一の所定量を超えたことを知らされる
と、光ディスク109からのデータの再生動作を一時停
止し、第一バッファメモリ102のデータ蓄積量が第二
の所定量以下になるまで光ディスク109へのデータの
記録動作を優先して連続的に行う。この例では第二の所
定量は第一の所定量と同じである。すなわち、時刻50
4においてデータgの記録を行った後(時刻505ま
で)、第一バッファメモリ102のデータ蓄積量を検査
する。この時点では、図5の(h)に示すように、第一
バッファメモリ102のデータ蓄積量は第二の所定量を
超えているので、続けて光ディスク109に対してデー
タiの記録を行う。データiの記録が終了した時点(時
刻506)において第一バッファメモリ102のデータ
蓄積量は第二の所定量以下となっている。ここでは、第
一バッファメモリ102への書き込みが行われるので、
続けてデータkの光ディスク109への書き込みを行
う。そして、データkの光ディスク109への記録が終
了した時点(時刻508)において、第一バッファメモ
リ102のデータ蓄積量が第二の所定量以下となってい
るので、次にデータhを光ディスク109から読み出す
ために、データhの先頭位置を検索する。
【0036】一方、時刻506において、バッファメモ
リ105のデータ蓄積量は0となっている。通常は時刻
509においてバッファメモリ105からの読み出しが
行われるが、バッファメモリ105のデータ蓄積量が0
であることからデータの読み出しは行われない。よって
時刻510において映像音声復号化器104が出力すべ
き映像音声信号Bがなくなる。そこで映像音声復号化器
104は時刻510から時刻512までの間、映像fの
最後のフレームをフリーズして出力する。時刻511に
なると、バッファメモリ105からデータhが読み出さ
れ、時刻512には映像音声復号化器104は出力すべ
き映像音声信号Bを用意できるので、映像音声信号Bと
してデータhを出力する。
【0037】以上のように、本実施形態の同時記録再生
装置は、ある番組の映像音声信号を記録媒体に記録し、
記録動作を行いながらある時間経過後にすでに記録し終
わっている映像音声信号を再生、すなわち追いかけ再生
をする。その同時記録再生または追いかけ再生時に、記
録側および再生側のバッファ量を監視し、記録側のバッ
ファ量が第一の所定量を超えた場合には再生動作を一時
停止し、その後連続的に記録動作を行い、そして記録側
のバッファ量が第二の所定量よりも小さくなると、再び
交互に再生動作と記録動作を行う。このような動作によ
り、再生動作と記録動作の間のシーク動作に時間がかか
り、記録側のバッファ量が多くなった場合でも、記録媒
体へのデータの記録は必ず保証される。
【0038】なお、図4において、時間的に連続するデ
ータは連続する領域に記録する場合について示したが、
データを記録する位置については連続する領域でなくて
もよい。
【0039】また、本実施の形態では、バッファメモ
リ、光ディスクに一度に読み書きするデータ量が同じ場
合について示したが、このデータ量は読み書きするたび
に異なってもよい。また、バッファメモリに対する読み
書きと光ディスクに対する読み書きにおける一回にアク
セスするデータ量が異なっても良い。また、バッファメ
モリまたは光ディスクに対して、データを読む場合とデ
ータを書く場合の一回にアクセスするデータ量が異なっ
ても良い。また、第一と第二のバッファメモリ102、
105は、同じメモリを用いて構成してもよい。たとえ
ば、再生の場合はメモリ空間の先頭側から使用し、記録
の場合は最後側から使用する。
【0040】また、本実施の形態では、検索が遅くバッ
ファメモリのデータ蓄積量が所定量を超える場合につい
て説明した。しかし、他の原因でデータ蓄積量が所定量
を超えた場合にも本実施形態の同時記録再生装置を使用
できる。バッファメモリのデータ蓄積量が所定量を超え
るのは、例えば、可変ビットレートで記録再生を行う場
合に、再生側のビットレートと記録側のビットレートと
の合計ビットレートが所定のビットレートよりも高くな
る場合である。また、そのような状況は、記録再生条件
について学習を行う場合や、欠陥セクターがある場合
や、ファイル管理領域(TOC領域)へ書き込みを行う
場合にも生じる。記録学習は、記録のドライブ、サーボ
のためのフォーカスなどのパラメータを記録中に学習し
最適化するものである。たとえばフォーカスの学習は時
間経過とともにドライブの温度差が生じると行わなけれ
ばならない。学習のときには、実際のデータ記録・再生
動作は停止する。そのため、記録バッファがオーバーフ
ローする可能性がある。また、欠陥セクタは、セクタア
ドレスが読めない場合などに検出される。欠陥セクタが
検出されると、そのセクタをスキップして次のセクタに
記録する、代替セクタに記録するなどの処理が行われ
る。そのため、記録動作が一時停止し記録バッファがオ
ーバーフローする可能性がある。また、ファイル管理デ
ータは通常はシステム制御器のメモリ上に蓄積され、す
べてのデータ(たとえば一番組分のデータ)を記録し終
わった後に管理データをディスクに記録する。ただし、
一定時間や一定データ量を記録した後にファイル管理デ
ータをディスクに管理するシステムも考えられる。その
場合、ファイル管理データを記録している間はAVデー
タの記録再生動作は停止するので、記録バッファがオー
バーフローする可能性がある。
【0041】なお、本実施の形態では、光ディスク10
9からの再生を一時停止する場合の第一バッファメモリ
102のデータ蓄積量に対する第一の所定量と、再生を
再開する第一バッファメモリ102のデータ蓄積量の第
二の所定量が同じ量である場合について説明したが、こ
れらは異なる値であっても良い。
【0042】また、再生バッファ105のアンダーフロ
ーを防止するため、システム制御器108は、たとえ
ば、第二バッファメモリ105のデータ蓄積量が第三の
所定量以下になったことを検出すると、映像音声復号化
器104による第二バッファメモリ105からの第二の
符号列の読み出しを一時停止させる。システム制御器1
08は、さらに、第二バッファメモリ105のデータ蓄
積量が第三の所定量を超えた後第四の所定量以上となる
と、再び映像音声復号化器104が第二バッファメモリ
105から第二の符号列を読み出すように制御する。な
お、第三の所定量と第四の所定量は、同じ量であっても
異なる量であってもよい。
【0043】(実施の形態2)図6は、本発明の第二の
実施の形態における同時記録再生装置を示す。同時記録
再生装置は、映像音声符号化器101、バッファメモリ
102、105、映像音声復号化器104、記録再生信
号処理器107、システム制御器601、光ディスク6
09およびデータセレクタ110からなる。ただし、こ
の同時記録再生装置は、第一の実施の形態の同時記録再
生装置とはバッファメモリ計数器を具備していない点で
異なる。この同時記録再生装置では符号化レートを変更
できる。たとえば、可変ビットレートで記録再生を行う
場合に、再生側のビットレートと記録側のビットレート
との合計ビットレートが所定のビットレートよりも高く
なるとき、バッファメモリのデータ蓄積量が所定量を超
える。そこで、後で説明するように、記録用バッファが
オーバーフローしそうになると、システム制御器601
は、同時記録再生時の符号化ビットレートを低く設定す
る。
【0044】この同時記録再生装置の基本動作は、第一
の実施の形態で説明した通常時の動作と同様である。シ
ステム制御器601には動作モードを設定する。動作モ
ードには通常記録モードと同時記録再生モード(追いか
け再生モード)の二つのモードがある。通常記録モード
の動作を図7を用いて説明する。図7は、光ディスク6
09へのアクセス、第一バッファメモリ102へのデー
タの読み書き、映像音声信号Aの時間的変化の状況を示
した模式図である。通常記録モードでは、映像音声信号
Aの記録のみを行い、光ディスク609からの再生動作
は行わない。図7において同じ記号が用いられているも
のは、同じデータ、または同じデータを符号化、復号化
したものであることを示している。また図7は、バッフ
ァ、光ディスクに一度に読み書きするデータ量が同じ場
合について示している。光ディスク609に記録される
データg,i,k等は、図7の(f)に示すように、映
像音声信号Aとして入力されたものが映像音声符号化器
101により符号化されて第一バッファメモリ102に
書き込まれる。そのタイミングを図7の(d)に示して
いる。図7の(d)のタイミングで書き込まれたデータ
は、ある時間だけバッファ102に蓄積された後、図7
の(b)のようなタイミングで第一バッファメモリ10
2から読み出されて、図7の(a)のタイミングで光デ
ィスク609に記録される。
【0045】次に、追いかけ再生モードの動作につい
て、図8を用いて説明する。追いかけ再生モードに設定
されると、以下に説明するように、通常記録モードであ
る時間長の映像音声信号を記録するのと同じ時間内に同
じ時間長の映像音声信号の記録と再生の両方の動作を行
えるように、映像音声信号符号化器101が映像音声信
号を符号化する際の符号化レートを設定する。図8は、
光ディスク609へのアクセス、第一バッファメモリ1
02、105へのデータの読み書き、映像音声信号A、
Bの時間的変化の状況を模式的に示す。図8で図7と同
様に同じ記号が用いられているものは、同じデータ、ま
たは同じデータを符号化、復号化したものであることを
示している。また図8においては、バッファ、ディスク
に一度に読み書きするデータ量が同じ場合について示し
ている。追いかけ再生モードに設定されると、システム
制御器601は、映像音声符号化器101に対して通常
記録モードよりも符号化レートを低くするように設定を
行う。図8の(a)〜(f)は時間当たりのビット量が
同一である。図7との比較からわかるように、映像音声
符号化器101による符号化のビットレートが低くなっ
ていることがわかる。また、ある時間長の映像音声信号
を通常記録モードで記録する間に、追いかけ再生モード
では同じ時間長の映像音声信号の記録と再生の両方の処
理を行っていることがわかる。例えば、追いかけ再生モ
ードでは通常記録モードの場合に比べて、映像音声符号
化器101における符号化レートを1/2以下にすれば
良い。
【0046】図8の(a)に示すように、光ディスク6
09に対するアクセスは、読み出しと書き込みが交互に
行われる。図8の(a)において、斜線で示しているデ
ータは光ディスク609から再生されるデータを示し、
斜線が施されていないものは光ディスク609へ記録さ
れるデータを示している。光ディスク609に記録され
るデータi,k,m等は、図8の(f)に示すように、
映像音声信号Aとして入力されたものが映像音声符号化
器101により符号化されて第一バッファメモリ102
に書き込まれる。そのタイミングを図8の(d)に示し
ている。図8の(d)のタイミングで書き込まれたデー
タは、ある時間だけバッファ102に蓄積された後、図
8の(b)のようなタイミングで第一バッファメモリ1
02から読み出されて、図8の(a)のタイミングで光
ディスク609に記録される。
【0047】読み出しについて説明すると、光ディスク
609から再生されるデータb、d、f等は、図8の
(a)に示すように読み出される。そして図8の(c)
に示すようにバッファメモリ105に書き込まれる。図
8の(c)のタイミングでバッファメモリ105に書き
込まれたデータは、ある時間だけバッファ105に蓄積
された後、図8の(e)のようなタイミングでバッファ
メモリ105から映像音声復号化器104に読み出され
て、図8の(g)のタイミングで再生される。
【0048】このような動作により、追いかけ再生モー
ドに設定された場合に、バッファメモリのオーバーフロ
ーやアンダーフローを生じることなしに追いかけ再生を
行うことが可能となる。また、通常記録モードでは、符
号化レートを記録媒体の能力に応じた高符号化レートに
設定できるので、高画質、高音質の映像音声を得ること
ができる。また、追いかけ再生モードの場合に記録と再
生を同時に行うために、記録媒体の転送レートを増加さ
せる必要なしに同時記録再生や追いかけ再生を実現でき
る。
【0049】また、上述の実施形態では、システム制御
器601は、映像音声符号化器101に対して通常記録
モードよりも符号化レートを低くするように設定を行っ
ていた。しかし、変形例では、追いかけ再生モードにお
いてシステム制御器108は、符号化レートを通常と同
じに設定する。しかし、追いかけ再生モードにおいて記
録用バッファ102がオーバーフローしそうになると判
断すると、システム制御器108は、符号化器101に
より強制的に通常時よりも符号化ビットレートを低くし
て、記録用バッファ102がオーバーフローしそうにな
るのを抑制する。
【0050】(実施の形態3)次に、本発明の第三の実
施の形態における同時記録再生装置について説明する。
この同時記録再生装置は、図6に示した第二の実施の形
態に置ける同時記録再生装置と同じ構成を備える。ただ
し、映像音声符号化装置101は、可変ビットレートで
符号化を行う。ここで、追いかけ再生モードでの符号化
レートは、所定時間の記録レートと再生レートの合計が
所定のビットレート以下となるように設定すればよい。
すなわち、システム制御器108は、所定期間の記録レ
ートと再生レートの合計値が所定のビットレート以下と
なるように、符号化器101の符号化レートを設定す
る。
【0051】(実施の形態4)図9は、本発明の第四の
実施の形態における同時記録再生装置を示す。この同時
記録再生装置は、映像音声符号化器101、バッファメ
モリ102、105、映像音声復号化器104、記録再
生信号処理器107、システム制御器901、光ディス
ク909、データセレクタ110からなる。この同時記
録再生装置は、第一の実施の形態の同時記録再生装置と
は、バッファメモリ計数器を具備していない点で異な
る。この同時記録再生装置では、ユーザーが高速再生に
より追いかけ再生をしているとき、後で説明するよう
に、記録用バッファがオーバーフローしそうになると、
システム制御器901は、通常再生に戻す。
【0052】この同時記録再生装置に関する基本動作は
第一の実施の形態で説明した通常時の動作と同様であ
る。図10は、図9に示した同時記録再生装置における
光ディスク909への記録再生、バッファメモリ10
2、105に対する書き込みおよび読み出し、映像音声
信号A、Bについての時間的変化を模式的に示す。図1
0の(a)に示すように光ディスク909に対するアク
セスは、読み出しと書き込みが交互に行われる。図10
の(a)において、斜線で示されているデータは光ディ
スク909から再生されるデータを示し、斜線が施され
ていないものは光ディスク909への記録を示してい
る。
【0053】図10において、時刻1001までは、同
時記録再生装置は通常の同時記録再生(追いかけ再生)
動作を行う。時刻1001における光ディスク909に
記録されたデータおよび再生状況を図11の(a)に示
す。図11は、光ディスク909に記録されたデータの
論理的配置および再生状況を模式的に示す。図11の
(a)に示すように、時刻1001においては、光ディ
スク909にはデータoまでが記録されており、またす
でに記録されたデータに対してデータcまで再生が行わ
れている。
【0054】ここで時刻1001にシステム制御器90
1に対して高速再生を行う再生制御が入力されるとす
る。この再生制御により、システム制御器901は、光
ディスク909から高速再生を行うためのデータの読み
出しを行う。すなわちデータgを再生した後、データi
を再生せずにデータkを再生する。また、映像音声復号
化器104に対して高速再生のデータが入力されること
を知らせる。時刻1002における光ディスク909に
対する記録及び再生状況を図11の(b)に示す。以
後、システム制御器901は、光ディスク909に記録
されたデータを間引きながら再生を行う。
【0055】さて時刻1003における光ディスク90
9に対する記録及び再生状況を図11の(c)に示す。
時刻1003において光ディスク909に対する再生は
データtまで行われている。したがって、次に再生すべ
きデータはデータuの次に記録されたデータであるが、
時刻1003の時点ではデータuの次のデータはまだ記
録されていない。そこで、システム制御器901は高速
再生動作を終了し、通常再生動作に移行し、データuの
再生を行う。時刻1004における光ディスク909に
対する記録再生状況を図11の(d)に示す。以降、シ
ステム制御器901は光ディスク906からは通常再生
を行う。図11の(e)に時刻1005における光ディ
スク909に対する記録再生状況を示す。
【0056】また、同時記録再生装置は、再生位置が記
録位置に追いついてもEE系で再生を行わず光ディスク
909から再生を行う。EE系で再生を行うには、図9
において902の系を用いて再生を行えばよい。しか
し、例えば再生位置が記録位置に追いついて通常再生動
作に移行した後、逆方向再生を行う再生制御がシステム
制御器901に対して行われた場合、EE系で再生を行
っていると、再び光ディスク909からの再生を行わな
ければならなくなり、動作が複雑になる。再生位置が記
録位置に追いついてもEE系で再生を行わず光ディスク
909から再生を行っていれば、再生位置が記録位置に
追いついて通常再生動作に移行した後、逆方向再生を行
う再生制御がシステム制御器901に対して行われた場
合でも、スムーズに逆方向再生動作に移行できる。
【0057】以上のように、本実施形態の同時記録再生
装置は、同時記録再生または追いかけ再生時に、高速再
生等を行い、再生位置が記録位置に追いついた場合に、
高速再生動作から通常再生動作に移行し、再生位置が記
録位置を追い越さないようにする。このような動作によ
り再生位置が記録位置を追い越さないので、無意味なデ
ータを再生して映像や音声が乱れることを防ぐことがで
きる。
【0058】また本実施形態の同時記録再生装置は、再
生位置が記録位置に追いついてもEE系で再生を行わず
光ディスクから再生を行う。このような動作により、再
生位置が記録位置に追いついて通常再生動作に移行した
後、例えば逆方向再生を行う再生制御が行われた場合で
も、スムーズに逆方向再生動作に移行することができ
る。
【0059】また本実施の形態では、バッファメモリ、
ディスクに一度に読み書きするデータ量が同じ場合につ
いて示したが、このデータ量は読み書きするたびに異な
ってもよい。また、バッファメモリに対する読み書きと
ディスクに対する読み書きにおける一回にアクセスする
データ量が異なっても良い。また、バッファメモリまた
は光ディスクに対して、データを読む場合とデータを書
く場合の一回にアクセスするデータ量が異なっても良
い。
【0060】また本実施の形態では、高速再生時のデー
タの間引き方法としてデータを一単位ずつ飛ばす方法に
ついて説明したが、これは他の間引き方法でもよい。
【0061】また本実施の形態では、追いかけ再生中で
高速再生等を行った場合、再生位置が記録位置に追いつ
くと高速再生動作を解除し、通常再生動作に移行する例
について説明した。しかし、再生位置が記録位置から所
定の時間以内に追いつくと、自動的に高速再生動作を解
除し、通常再生動作に移行してもよい。
【0062】また本実施の形態では、追いかけ再生中に
高速再生を行って再生位置が記録位置に追いつく場合に
ついて説明したが、高速再生以外の理由により再生位置
が記録位置に追いついた場合にも本実施形態の記録再生
装置を使用できる。例えば記録動作が一時停止状態また
は停止状態になっているために、再生位置が記録位置に
追いつく場合が考えられる。このような場合には、再生
位置が記録位置に追いつくと再生動作は停止状態や一時
停止状態に移行すればよい。
【0063】(実施の形態5)図12は、本発明の第五
の実施の形態における同時記録再生装置を示す。この同
時記録再生装置は、映像音声符号化器101、バッファ
メモリ102、105、映像音声復号化器104、記録
再生信号処理器107、システム制御器1201、光デ
ィスク909、データセレクタ110、表示文字生成器
1202、映像信号重畳器1203からなる。この同時
記録再生装置は、追いかけ再生時に高速再生等を行い、
再生位置が記録位置に追いついた場合に、高速再生動作
を解除し通常再生動作に移行する場合に、通常再生動作
に移行したことを画面上に表示する。このような動作を
行うことにより、高速動作から通常動作に自動的に移行
したことをユーザに知らせることができる。ユーザはな
ぜ高速動作から通常動作に移行したのかを知ることがで
き、ユーザフレンドリなユーザインターフェースを提供
できる。
【0064】この同時記録再生装置の追いかけ再生に関
する動作は、第三の実施の形態で説明した動作と同様で
ある。すなわち、追いかけ再生時に高速再生を行い、再
生位置が記録位置に追いついた場合には、高速再生動作
を解除し通常動作に移行する。
【0065】この同時記録再生装置において、再生位置
が記録位置に追いついた場合の動作について説明する。
図10の時刻1003において再生位置が記録位置に追
いついたことをシステム制御器1201が検出すると、
システム制御器1201は表示文字生成器1202に対
して再生位置が記録位置に追いついたことを知らせる。
表示文字生成器1202はシステム制御器1201から
通知を受けると、再生位置が記録位置に追いついたこと
を知らせる文字データを生成し、映像信号重畳器120
3に対して出力する。映像信号重畳器1203は、映像
音声復号化器104の出力である映像音声信号と表示文
字生成器1202から出力された文字データを重畳して
映像音声信号Bとして出力する。表示の例としては例え
ば図13の1301のような表示例がある。
【0066】なお本発明の実施の形態では、表示文字生
成器1202が文字を生成する場合について説明した
が、これは記号やアイコン等でもかまわない。
【0067】なお、上述の各実施の形態では、記録媒体
として光ディスクを用いた場合について説明したが、こ
れは磁気ディスク等の他の記録媒体であっても良い。
【0068】また、上述の各実施の形態では、バッファ
メモリ、ディスクに一度に読み書きするデータ量が同じ
場合について示したが、このデータ量は読み書きするた
びに異なってもよい。また、バッファメモリに対する読
み書きとディスクに対する読み書きにおける一回にアク
セスするデータ量が異なっても良い。また、バッファメ
モリまたは光ディスクに対して、データを読む場合とデ
ータを書く場合の一回にアクセスするデータ量が異なっ
ても良い。
【0069】好ましくは、上述の各実施の形態におい
て、追いかけ再生中に停電状態になっても記録したデー
タを保証する。通常動作では、記録データの管理情報
(アドレス情報など)はシステム制御器のメモリ上に蓄
積され、すべてのデータ(たとえば一番組分データ)を
記録し終わった後に管理データをディスクに記録する。
記録再生は、データ記録→データ再生→データ記録→デ
ータ再生・・・のシーケンスである。しかし、動作中に停
電などが起こり管理データがなくなってしまうと、映像
音声情報がディスクに記録されていても再生できない。
そこで、一定期間ごとに管理データをディスクに記録す
ることにより、停電などにより管理データがなくなるこ
とを回避する。この場合、所定の回数だけデータ記録→
データ再生のシーケンスを繰り返した後、管理データを
ファイル管理領域へ書き込む。映像音声情報の記録が行
われると、管理データは更新されるため、管理データの
記録は映像音声データ記録の後が望ましい。
【0070】また、上述の各実施の形態において、追い
かけ再生に対する制限を設けてもよい。たとえば、記録
ゾーンと再生ゾーンが離れすぎているとき、それに伴い
シーク時間が長くなるため記録用バッファ102はオー
バーフローしやすくなり、再生用バッファ105はアン
ダーフローしやすくなる。そこで、システム制御器10
8は、記録ゾーンと再生ゾーンが離れすぎているとき
は、追いかけ再生を禁止する。ユーザーが追いかけ再生
を入力しても、その受け付けを拒否する。具体的には、
たとえば、追いかけ再生ゾーンを行うゾーン範囲を制限
する。たとえば、シーク時間がある所定時間以上になる
ゾーンの間では、たとえば記録ゾーンと再生ゾーンがあ
るしきい値(2ゾーン)以上離れていると判断すると、
追いかけ再生を禁止する。
【0071】(実施の形態6)図14は、本発明の第六
の実施形態の同時記録再生装置を示す。この同時記録再
生装置は、映像音声符号化器101、バッファメモリ1
02、105、映像音声復号化器104、記録再生信号
処理器107、システム制御器1408、光ディスク1
09、データセレクタ110、光ヘッド1411、モー
タ1412からなる。この同時記録再生装置では、記録
ゾーンの回転数を保ちながら、他のゾーンから再生す
る。
【0072】図14の同時記録再生装置について、まず
記録時の動作を説明する。映像音声信号Aは、映像音声
符号化器101で符号化されて符号化列となる。例えば
映像音声符号化器101がMPEG符号化器の場合に
は、映像音声信号Aの映像信号がMPEG符号化されて
生成された映像符号列と、映像音声信号Aの音声信号が
MPEG符号化やAC−3符号化されて生成された音声
符号列とが多重化されてMPEGシステム符号列とな
り、映像音声符号化器101から出力される。映像音声
符号列101から出力された符号列はバッファメモリ1
02に蓄積される。バッファメモリ102に蓄積された
符号列はデータセレクタ110により読み出されて記録
再生信号処理器107に入力され、光ディスク109に
記録するためのECC処理や変調処理等を施された後、
光ヘッド1411を介して光ディスク109に記録され
る。
【0073】次に再生時の動作について説明する。光デ
ィスク109から光ヘッド1411を介して読み出され
た信号は、記録再生信号処理器107で2値化、復調、
ECC処理等を施されて符号列となった後、データセレ
クタ110を介してバッファメモリ105に入力され
る。バッファメモリ105から読み出された符号列は映
像音声復号化器104で復号化されて映像音声信号Bと
なる。
【0074】記録と再生の動作の切り替えはシステム制
御器1408により行われる。システム制御器は記録動
作を行うか、再生動作を行うかにより、光ディスク10
9からデータを再生するか、それとも光ディスク109
にデータを記録するかを制御する。またシステム制御器
1408はデータセレクタ110を制御し、記録時には
バッファメモリ102から記録記録再生信号処理器10
7にデータが流れるようにし、再生時には記録再生信号
処理器107からバッファメモリ105にデータが流れ
るように制御する。
【0075】この同期記録再生装置における追いかけ再
生について説明する。図2の(c)に示した追いかけ再
生の状態での記録再生動作は図3に示されている。この
記録再生動作を、図15を用いて説明する。図15は、
光ディスク109のゾーン、トラックおよび記録されて
いるデータの配置の様子を示した模式図である。スパイ
ラル状の線はトラックを示している。今、光ディスク1
09において、データはゾーンCLV(ZCLV)方式
により記録されるとする。また、記録されるデータは連
続するトラックに記録するとする。また、データは内周
から外周に向かって記録されるとする。ここではゾーン
1501、1502に記録再生を行う場合について説明
する。
【0076】まずゾーン1501に記録を行いゾーン1
502から再生を行う場合について説明する。今、領域
1520、1521、1522、1523にデータb、
d、f、hがそれぞれ記録されているとする。また領域
1510にデータaを記録するとする。この場合、領域
1510にデータaを記録した後、領域1520の先頭
を検索し、領域1520からデータbを再生する。その
後、領域1511の先頭を検索し、領域1511にデー
タcを記録する。その後領域1521の先頭を検索し、
領域1521からデータdを再生する。この記録と再生
動作の間、光ディスク109の回転数は、ゾーン150
1にデータを記録する際の回転数で一定にする。したが
って、ゾーン1502からデータを再生する場合でも、
ゾーン1501にデータを記録する際の回転数で再生す
る。この回転の制御は、システム制御器1408が現在
どのゾーンに記録動作を行っているかにより決定し、そ
の決定した回転数になるようにモータ1412を制御す
ることにより行う。ZCLV方式では内周の方が回転数
が大きくなるので、この場合にはゾーン1502からの
再生は通常よりも遅い回転数で再生することになる。し
かし、ディスクからのデータの再生は記録に比べてマー
ジンが非常に大きいため、ゾーン1501への記録に適
した遅い回転数のままでゾーン1502からデータを再
生しても正しく再生を行うことができる。
【0077】次にゾーン1502に記録を行いゾーン1
501から再生を行う場合について説明する。今、領域
1510、1511、1512、1513にデータ、
b、d、f、hがそれぞれ記録されているとする。また
領域1520にデータaを記録するとする。この場合、
領域1520にデータaを記録した後、領域1510の
先頭を検索し、領域1510からデータbを再生する。
その後、領域1521の先頭を検索し、領域1521に
データcを記録する。その後領域1511の先頭を検索
し、領域1511からデータdを再生する。この記録と
再生動作の間、光ディスク109の回転数はゾーン15
02にデータを記録する際の回転数で一定にする。した
がって、ゾーン1501からデータを再生する場合で
も、ゾーン1502にデータを記録する際と回転数で再
生する。この回転の制御は、システム制御器1408が
現在どのゾーンに記録動作を行っているかにより決定
し、その決定した回転数になるようにモータ1412を
制御することにより行う。ZCLV方式では内周の方が
回転数が大きくなるので、この場合にはゾーン1501
からの再生は通常よりも速い回転数で再生することにな
る。しかし、ディスクからのデータの再生は記録に比べ
てマージンが非常に大きいため、ゾーン1502への記
録に適した速い回転数のままでゾーン1501からデー
タを再生しても正しく再生を行うことができる。
【0078】以上のように、この同時記録再生装置は、
ある番組の映像音声信号を記録媒体に記録し、記録動作
を行いながら、かつその時点までに記録した映像音声信
号を再生する動作、すなわち追いかけ再生をする。その
同時記録再生時に、光ディスクの回転数は記録動作を行
っているゾーンに適した回転数で一定とし、再生時でも
その回転数のまま再生を行う。ディスクからのデータの
再生は記録に比べてマージンが非常に大きいため、記録
しているゾーンに適した回転数のままで異なるゾーンか
らデータを再生しても正しく再生を行うことができる。
【0079】このような動作を行うことにより、同時記
録再生において記録動作から再生動作または再生動作か
ら記録動作に移るときに、ZCLVのディスクであって
も記録位置と再生位置とで回転数を変更する必要がなく
なる。そのため、記録動作と再生動作の間の時間を短く
することができ、動作効率を向上させることができる。
この動作効率の向上により、映像音声信号を高い符号化
レートで符号化して記録再生を行うことができる。
【0080】なお、本実施の形態においては光ディスク
109はZCLV方式で記録される場合について説明し
たが、これはCLV方式などの記録位置により回転数が
異なる方式であれば、他の方式でも良い。
【0081】また、本実施の形態では、図15に示すよ
うにトラックがスパイラルである場合について説明した
が、トラックはスパイラルでなくてもよい。
【0082】なお、本実施の形態における図15におい
て、時間的に連続するデータは連続する領域に記録する
場合について示したが、データを記録する位置について
は連続する領域でなくてもよい。
【0083】また本実施の形態では、バッファメモリや
ディスクに一度に読み書きするデータ量が同じ場合につ
いて示したが、このデータ量は読み書きするたびに異な
ってもよい。また、バッファメモリに対する読み書きと
ディスクに対する読み書きにおける一回にアクセスする
データ量が異なっても良い。また、バッファメモリまた
は光ディスクに対して、データを読む場合とデータを書
く場合の一回にアクセスするデータ量が異なっても良
い。
【0084】また本実施の形態では、映像音声符号化器
101が固定ビットレートで符号化を行う場合について
説明したが、これは可変ビットレート符号化であっても
よい。
【0085】ZCLV方式では、内周ゾーンのほうが回
転数が速い。このため、追いかけ再生で記録ゾーンから
再生を行う場合、再生ゾーンが内周側にあると、そのゾ
ーンの記録レートが再生レートを上回る可能性があり、
そのような場合、再生画像が途中で途切れることにな
る。そこで、このような状況を回避するため、好ましく
は、上述の同時記録再生のためのゾーン選択法を以下の
ように制限する。すなわち、記録は外周ゾーンから内周
ゾーンに向けて行う。追いかけ再生で、あるゾーンを再
生する場合には、そのゾーンを記録したときよりも速い
回転数で再生を行う。これにより、追いかけ再生である
ゾーンを再生する場合には、そのゾーンを記録したとき
よりも速い回転数で再生することになり、再生画像が途
中で途切れることはない。また、別の方法では、記録領
域が連続していない場合でも、できるだけ外周ゾーンか
ら記録を開始し、順に内周ゾーンに記録する。すなわ
ち、記録ゾーンが再生ゾーンより必ず内側になるように
する。これにより同じ効果が得られる。また、さらに別
の方法では、ゾーン内では、スパイラルにしたがって内
周から外周に記録する。すなわち、ゾーン内では、外側
から内側に向けて記録する。また、記録はある単位でお
こなう。「ある単位」とは、たとえば、複数ヘッド、複
数ECCブロック、または、所定時間(たとえば追いか
け再生における記録、再生の切り替え時間)分の映像音
声信号に相当するデータ量である。これにより、シーク
時間をできるだけ短くできる。
【0086】(実施の形態7)次に、本発明の第六の実
施形態の同時記録再生装置について、図14と図16を
用いて説明する。この同時記録再生装置の構成部品は図
14と同様であるが、システム制御器1408の動作が
異なる。本実施形態の同時記録再生装置の基本動作は、
図14に示した第七の実施の形態と同様である。すなわ
ち同時記録再生(追いかけ再生)を行う際に、記録動作
を行う記録媒体上の位置で決まる回転数を保ちながら再
生動作も行う。ここで、この同時記録再生装置では、記
録媒体上の回転数が最小となる記録位置に最適な回転数
で、記録媒体上の回転数が最大となるゾーンのデータを
読み出したときのレート以下になるように符号化のビッ
トレートを制御する。以下に、第六の実施の形態の同時
記録再生装置と異なる点を説明する。
【0087】図16は光ディスク109のゾーン構成を
示している。ここでは光ディスク109はZCLV方式
により記録される場合について説明する。図16に示す
ように、光ディスク109は外周から内周に向けてゾー
ン1601〜1605の5つのゾーンに分割されてい
る。そして光ディスク109に記録を行う場合には、そ
れぞれのゾーン毎に回転数が変化する。この回転数は、
システム制御器1408がモータ1412を制御するこ
とにより実現する。
【0088】今、最外周ゾーンであるゾーン1601の
回転数がM、最内周ゾーンであるゾーン1605の回転
数がNであるとする。そして光ディスク109の最大記
録レートがRであるとする。この場合、システム制御器
1408は、映像音声符号化器101が映像音声信号A
を符号化する際の符号化レートを式(1)で決まる値よ
りも小さい値とするように決定し、映像音声符号化器1
01は、システム制御器1408により決定された符号
化レートで符号化を行う。
【0089】
【数1】
【0090】ここで映像音声符号化器101がシステム
制御器1408から与えられた符号化レートで符号化を
行う場合は、固定ビットレート符号化であってもよい
し、ある間隔の平均ビットレートが与えられた符号化レ
ートを満たすような可変ビットレート符号化であっても
よい。
【0091】以上のように本実施形態の同時記録再生装
置は、ある番組の映像音声信号を記録媒体に記録し、記
録動作を行いながら、かつその時点までに記録した映像
音声信号を再生する動作、すなわち追いかけ再生をす
る。その同時記録再生時に、光ディスクの回転数は記録
動作を行っているゾーンに適した回転数で一定とし、再
生時でもその回転数のまま再生を行う。この同時記録再
生を行う場合に、映像音声信号を符号化するビットレー
トを、回転数が最小となるゾーンに最適な回転数を用い
て回転数が最大となるゾーンのデータを読み出した場合
に得られる最大データレート以下の値とする。
【0092】このような動作を行うことにより、回転数
が最小の状態で制御している場合、すなわち最外周ゾー
ンで記録動作を行っている場合に、再生動作が最内周ゾ
ーンで行わなければならない場合であっても、記録され
ているデータのレートは、回転数が最小の状態で最内周
ゾーンのデータを読み出してもデータレートを保証でき
る値となっているので、復号化して得られる映像音声信
号のリアルタイム性を保証することができる。
【0093】なお、本実施の形態においては、光ディス
ク109はZCLV方式で記録される場合について説明
したが、これはCLV方式などの記録位置により回転数
が異なる方式であれば他の方式でも良い。
【0094】また本実施の形態では、図16に示すよう
にゾーン数が5の場合について説明したがこれは異なる
値であってもよい。
【0095】また本実施の形態では、バッファメモリ、
ディスクに一度に読み書きするデータ量が同じ場合につ
いて示したが、このデータ量は読み書きするたびに異な
ってもよい。また、バッファメモリに対する読み書きと
ディスクに対する読み書きにおける一回にアクセスする
データ量が異なっても良い。また、バッファメモリまた
は光ディスクに対して、データを読む場合とデータを書
く場合の一回にアクセスするデータ量が異なっても良
い。
【0096】なお、第六と第七の実施の形態で追いかけ
再生について説明したが、追いかけ再生時は、バッファ
のオーバーフローとアンダーフローを起こさないため
に、シーク時間をできるだけ短くすることが望まれる。
したがって、記録の際には、記録に先立ち、できるだけ
大きな連続空き領域を見つけ、その領域に連続的にデー
タを記録する。これにより、データが近いゾーンに記録
されることになり、シーク時間の削減などを図ることが
できる。
【0097】なお、第六と第七の実施の形態では、光デ
ィスクの回転数を記録動作を行っているゾーンに適した
回転数で一定に保ったまま、再生時にもその回転数のま
ま再生を行うことにより、追いかけ再生を行う場合につ
いて説明した。ここで、記録動作についても回転数に対
しては若干のマージンが存在する。したがって、このマ
ージン内で回転数を決定すればよい。例えば、記録位置
が再生位置よりも外周側にあるような場合には、再生動
作は本来の回転数よりも遅い回転数で行うことになる
が、回転数を記録位置で決まる回転数のマージン内で最
大にすることにより、再生動作の回転数も若干高速にす
ることができる。これによって追いかけ再生時の符号化
レート等に対する制限が緩和される。
【0098】(実施の形態8)図17は、本発明の第八
の実施形態の多チャンネル同時再生装置を示す。この多
チャンネル同時再生装置は、図17に示すように、再生
信号処理器1701、データセレクタ1702、バッフ
ァメモリ1703、1704、映像音声符号化器170
5、1706、システム制御器1707、光ディスク1
708、光ヘッド1709からなる。この多チャンネル
同時再生装置では、多チャンネル同時再生時に、内周側
のゾーンから読み出す回転数に合わせて外周側のゾーン
からも再生を行う。
【0099】光ディスク1708には図20に示すよう
な2つの符号列が記録されているとする。図18は2つ
の符号列の論理的な配置を示したものであり、図20の
(a)は映像音声信号Cについて、図20の(b)は映
像音声信号Dについて示したものである。
【0100】また図19は光ディスク1708のゾーン
構成を示している。光ディスク1708はZCLV方式
で記録されているとする。ここで映像音声信号Cの符号
列はゾーン1901に記録され、映像音声信号Dの符号
列はゾーン1902に記録されているとする。
【0101】このような光ディスク1708から、映像
音声信号CとDの符号列を読み出して、同時再生するこ
とを考える。その際の光ディスク1708へのアクセス
状況、バッファメモリ1703、1704へのアクセス
状況、映像音声信号CとDの再生状況の時間的変化を示
す模式図を図18に示す。図18において同じ記号が用
いられているものは、同じデータ、または同じデータを
復号化したものであることを示している。
【0102】図17〜図20を用いて、同時多チャンネ
ル再生装置の動作について説明する。光ディスク170
8から光ヘッド1709を介して読み出された信号は、
再生信号処理器1701で2値化、復調、ECC処理等
を施されて符号列となった後、データセレクタ1702
を介してバッファメモリ1703または1704に入力
される。バッファメモリ1703または1704から読
み出された符号列は映像音声復号化器1705または1
706で復号化されて映像音声信号CまたはDとなる。
【0103】ここでバッファメモリ1703と1704
のどちらに光ディスク1708から読み出した符号列を
書き込むかは、データセレクタ1702により切り替え
られる。システム制御器1707は映像音声信号Cの符
号列を光ディスク1708から読み出しているか、映像
音声信号Dの符号列を光ディスク1708から読み出し
ているかにより、光ディスク1708から読み出した符
号列をバッファメモリ1703、1704のいずれに書
き込むかを制御する。ここでは、バッファメモリ170
3に映像音声信号Cの符号列が書き込まれ、バッファメ
モリ1704に映像音声信号Dの符号列が書き込まれる
とする。
【0104】図18の(a)に示すように光ディスク1
708に対するアクセスは、映像音声信号Cの符号列と
映像音声信号Dの符号列の読み出しが交互に行われる。
図18の(a)において、斜線を付しているものは映像
音声信号Dの符号列の読み出しを示し、斜線が付されて
いないものは映像音声信号Cの符号列の読み出しを示し
ている。例えば期間701でデータa(映像音声信号C
の符号列の一部)の再生を行った後、データbの再生位
置を検索し(期間702)、期間703でデータb(映
像音声信号Dの符号列の一部)の再生を行う。
【0105】光ディスク1708から再生されたデータ
a、c、e等は図3の(b)に示すようにバッファメモ
リ1703に書き込まれる。またデータb、d、f等は
図3の(c)に示すようにバッファメモリ1704に書
き込まれる。図3の(b)、(c)のタイミングでバッ
ファメモリ1703、1704に書き込まれたデータ
は、ある時間だけバッファ1703、1704に蓄積さ
れた後、図3の(d)、(e)のようなタイミングでバ
ッファメモリ1703、1704から映像音声復号化器
1705、1706に読み出されて、それぞれ図18の
(f)、(g)のタイミングで再生される。
【0106】ここでデータa、c、e等はゾーン190
1に記録されており、データb、d、f等はゾーン19
02に記録されている。したがって、上記で説明した再
生動作は、ゾーン1901からのデータ再生、ゾーン1
901からゾーン1902への検索および移動、ゾーン
1902からのデータ再生、ゾーン1902からゾーン
1901への検索および移動、という動作を繰り返すこ
とになる。この再生動作の間、光ディスク1708の回
転数はゾーン1902からデータを再生する際の回転数
で一定にする。したがって、ゾーン1901からデータ
を再生する場合でも、ゾーン1902からデータを再生
する際の回転数で再生する。この回転の制御は、システ
ム制御器1707が現在再生中のゾーン群の最も内周側
のゾーンを再生する回転数から決定し、その決定した回
転数になるようにモータ1710を制御することにより
行う。ZCLV方式では内周の方が回転数が大きくなる
ので、この場合にはゾーン1901からの再生は通常よ
りも速い回転数で再生することになる。しかし、ディス
クからのデータの再生はマージンが非常に大きいため、
ゾーン1902からの再生に適した速い回転数のままで
ゾーン1901からデータを再生しても正しく再生を行
うことができる。
【0107】以上のように、この同時多チャンネル再生
装置は、複数の映像音声信号を符号化した符号列が記録
されている記録媒体から複数の映像音声信号の符号列を
時分割で同時に再生を行う。その同時多チャンネル再生
時に、光ディスクの回転数は内周側ゾーンに適した回転
数で一定とし、外周側のゾーンからデータを再生する時
でもその回転数のまま再生を行う。ディスクからのデー
タの再生はマージンが非常に大きいため、内周側ゾーン
に適した速い回転数のままで外周側のゾーンからデータ
を再生しても正しく再生を行うことができる。
【0108】このような動作を行うことにより、同時多
チャンネル再生において一つのチャンネルの再生動作か
ら別のチャンネルの再生動作に移るときに、ZCLVの
ディスクであっても再生位置で回転数を変更する必要が
なくなる。そのため、ゾーン移動の際の時間を短くする
ことができ、動作効率を向上させることができる。この
動作効率の向上により、映像音声信号の高い符号化レー
トの符号列を多チャンネル再生することができる。か
つ、内周側ゾーンの回転数に合わせているために、内周
側ゾーンに記録されたデータを再生する場合のデータレ
ートを保証することができる。
【0109】なお、本実施の形態においては光ディスク
109はZCLV方式で記録される場合について説明し
たが、これはCLV方式などの記録位置により回転数が
異なる方式であれば他の方式でも良い。
【0110】また本実施の形態では、図19に示すよう
にトラックがスパイラルである場合について説明した。
しかし、トラックはスパイラルでなくてもよい。
【0111】なお、本実施の形態における図15におい
て、時間的に連続するデータは同じゾーン内に記録され
ている場合について示した。しかし、データを記録する
位置については同じゾーンでなくてもよい。
【0112】また本実施の形態では、2チャンネルのデ
ータを同時再生する場合について説明した。しかし、チ
ャンネル数は3チャンネル以上であっても良い。
【0113】また本実施の形態では、2チャンネルのデ
ータを同時再生する場合に、再生するチャンネルのうち
内周側のゾーンに合わせて回転数を制御する場合につい
て説明した。しかし、常に最内周ゾーンを再生する場合
の回転数またはその回転数以上で再生を行っても良い。
例えば光ディスク1708を再生する場合には、ゾーン
1903を再生する回転数またはその回転数以上で再生
すればよい。これによりどのゾーンからデータを再生す
る場合であってもデータを再生する場合のデータレート
を保証することができる。
【0114】上述の各同時記録再生装置において、記録
媒体に対する記録動作と再生動作は、好ましくは、1つ
のヘッド(同一のヘッド)により行われる。また、上述
の同時多チャンネル再生装置において、複数チャンネル
での再生は、好ましくは、1つのヘッド(同一のヘッ
ド)により行われる。これにより、装置の構成が簡単に
なる。
【0115】
【発明の効果】本発明の同時記録再生装置では、ある番
組の映像音声信号を記録媒体に記録し、記録動作を行い
ながらある時間経過後にすでに記録し終わっている映像
音声信号を再生、すなわち追いかけ再生をする。その同
時記録再生または追いかけ再生時に、記録側および再生
側のバッファ量を監視し、記録側のバッファ量が所定量
を超えた場合には再生動作を一時停止し、その後連続的
に記録動作を行い、そして記録側のバッファ量が所定量
よりも小さくなると、再び交互に再生動作と記録動作を
行う。このような動作により、再生動作と記録動作の間
のシーク動作に時間がかかりすぎた場合などに記録側の
バッファ量が多くなった場合でも、記録媒体へのデータ
の記録は必ず保証される。
【0116】また、本発明の同時記録再生装置では、通
常記録モードと追いかけ再生モードの二つのモードを有
し、追いかけ再生モードに設定されると通常記録モード
である時間長の映像音声信号を記録するのと同じ時間内
に、同じ時間長の映像音声信号の記録と再生の両方の動
作を行うことができるように、映像音声信号符号化装置
が映像音声信号を符号化する際の符号化レートを設定す
る。このような動作により、追いかけ再生モードに設定
された場合に、バッファメモリのオーバーフローやアン
ダーフローを生じることなしに追いかけ再生を行うこと
が可能となる。また通常記録モードでは符号化レートを
記録媒体の能力に応じた高符号化レートに設定できるの
で、通常記録モードでは高画質、高音質の映像音声を得
ることができる。また、追いかけ再生モードの場合に記
録と再生を同時に行うために、記録媒体の転送レートを
増加させる必要なしに同時記録再生や追いかけ再生を実
現できる。
【0117】また、本発明の同時記録再生装置では、同
時記録再生または追いかけ再生時に、高速再生等を行い
再生位置が記録位置に追いついた場合に、高速再生動作
を解除して通常再生動作に移行し、再生位置が記録位置
を追い越さないようにする。このような動作により再生
位置が記録位置を追い越さないので、無意味なデータを
再生して映像や音声が乱れることを防ぐことができる。
【0118】また、本発明の同時記録再生装置は、追い
かけ再生時に高速再生等を行い再生位置が記録位置に追
いついた場合に、高速再生動作を解除し通常再生動作に
移行する場合に、通常再生動作に移行したことを画面上
に表示する。このような動作を行うことにより、高速動
作から通常動作に自動的に移行したことをユーザに知ら
せることができ、ユーザはなぜ高速動作から通常動作に
移行したのかを知ることができ、ユーザフレンドリなユ
ーザインターフェースを提供できる。
【0119】また、本発明の同時記録再生装置は、ある
番組の映像音声信号を記録媒体に記録し、記録動作を行
いながら、かつその時点までに記録した映像音声信号を
再生する動作、すなわち追いかけ再生をする。その同時
記録再生時に、光ディスクの回転数は記録動作を行って
いるゾーンに適した回転数で一定とし、再生時でもその
回転数のまま再生を行う。ディスクからのデータの再生
は記録に比べてマージンが非常に大きいため、記録して
いるゾーンに適した回転数のままで異なるゾーンからデ
ータを再生しても、正しく再生できる。このような動作
を行うことにより、同時記録再生において記録動作から
再生動作または再生動作から記録動作に移るときに、C
LVやZCLVのディスクであっても記録位置と再生位
置とで回転数を変更する必要がなくなる。そのため、記
録動作と再生動作の間の時間を短くすることができ、動
作効率を向上させることができる。この動作効率の向上
により、映像音声信号を高い符号化レートで符号化して
記録再生を行うことができる。
【0120】また、本発明の同時記録再生装置は、ある
番組の映像音声信号を記録媒体に記録し、記録動作を行
いながら、かつその時点までに記録した映像音声信号を
再生する動作、すなわち追いかけ再生をする。その同時
記録再生時に、光ディスクの回転数は記録動作を行って
いるゾーンに適した回転数で一定とし、再生時でもその
回転数のまま再生を行う。この同時記録再生を行う場合
に、映像音声信号を符号化するビットレートを、回転数
が最小となるゾーンに最適な回転数を用いて回転数が最
大となるゾーンのデータを読み出した場合に得られる最
大データレート以下の値とする。回転数が最小の状態で
制御している場合、すなわち最外周ゾーンで記録動作を
行っている場合に、再生動作が最内周ゾーンで行わなけ
ればならない場合であっても、記録されているデータの
レートは回転数が最小の状態で最内周ゾーンのデータを
読み出してもデータレートを保証できる値となっている
ので、復号化して得られる映像音声信号のリアルタイム
性を保証することができる。
【0121】また、本発明の同時多チャンネル再生装置
は、複数の映像音声信号を符号化した符号列が記録され
ている記録媒体から、複数の映像音声信号の符号列を時
分割で同時に再生を行う。その同時多チャンネル再生時
に、光ディスクの回転数は内側ゾーンに適した回転数で
一定とし、外周側のゾーンからデータを再生する時でも
その回転数のまま再生を行う。ディスクからのデータの
再生はマージンが非常に大きいため、内側ゾーンに適し
た速い回転数のままで外側のゾーンからデータを再生し
ても正しく再生を行うことができる。このような動作を
行うことにより、同時記録再生においてあるチャンネル
の再生動作から別のチャンネルの再生動作に移るとき
に、CLVやZCLVのディスクであっても再生位置で
回転数を変更する必要がなくなる。そのため、ゾーン移
動の際の時間を短くすることができ、動作効率を向上さ
せることができる。この動作効率の向上により、映像音
声信号を高い符号化レートの符号列を多チャンネル再生
することができる。かつ、内側ゾーンの回転数に合わせ
ているために、内側ゾーンに記録されたデータを再生す
る場合のデータレートを保証できる。
【0122】また、好ましくは、その同時多チャンネル
再生時に、光ディスクの回転数は最内周ゾーンに適した
回転数で一定とし、外側のゾーンからデータを再生する
時でもその回転数のまま再生を行う。最内周ゾーンの回
転数以上で再生を行うことにより、どのゾーンからデー
タを再生する場合であってもデータを再生する場合のデ
ータレートを保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態における同時記録
再生装置のブロック図
【図2】 本発明の第一の実施の形態における追いかけ
再生の概念を示す模式図
【図3】 本発明の第一の実施の形態を説明するための
追いかけ再生におけるデータの流れを示す模式図
【図4】 本発明の第一の実施の形態における光ディス
ク上の記録位置を示す模式図
【図5】 本発明の第一の実施の形態を説明するための
追いかけ再生におけるデータの流れを示す模式図
【図6】 本発明の第二の実施の形態における同時記録
再生装置のブロック図
【図7】 本発明の第二の実施の形態を説明するための
追いかけ再生におけるデータの流れを示す模式図
【図8】 本発明の第二の実施の形態を説明するための
追いかけ再生におけるデータの流れを示す模式図
【図9】 本発明の第四の実施の形態における同時記録
再生装置のブロック図
【図10】 本発明の第四の実施の形態を説明するため
の追いかけ再生におけるデータの流れを示す模式図
【図11】 本発明の第四の実施の形態を説明するため
の追いかけ再生におけるデータの記録および再生の状況
を示す模式図
【図12】 本発明の第五の実施の形態における同時記
録再生装置のブロック図
【図13】 本発明の第五の実施の形態における表示の
一例を示す模式図
【図14】 本発明の第六の実施の形態の同時記録再生
装置のブロック図
【図15】 光ディスク上の記録位置を示す模式図
【図16】 光ディスク上のゾーン配置を示す模式図
【図17】 本発明の第八の実施の形態の同時多チャン
ネル再生装置のブロック図
【図18】 同時多チャンネル再生におけるデータの流
れを示す模式図
【図19】 光ディスク上のゾーン配置を示す模式図
【図20】 同時多チャンネル再生における符号列の構
造を示す模式図
【符号の説明】
101 映像音声符号化器 102,105,603,604 バッファメモリ 103,106 バッファ量計数器 104,605,606 映像音声復号化器 107 記録再生信号処理器 108,601,607,901,1202,140
8,1707 システム制御器 109,609,909,1708 光ディスク 110 データセレクタ 1411,1709 光ヘッド 1412 モータ 1701 再生信号処理器 1702 データセレクタ 1703,1704 バッファメモリ 1705,1706 映像音声復号化器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹村 佳也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 近藤 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高木 裕司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川島 啓一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された第一の符号列を蓄積する第一の
    バッファメモリ手段と、 前記第一のバッファメモリに前記第一の符号列を入力す
    るデータ入力手段と、 前記第一のバッファメモリから読み出した前記第一の符
    号列を記録媒体に記録するデータ記録手段と、 ある時間だけ以前に前記記録媒体に記録された前記第一
    の符号列を第二の符号列として読み出すデータ再生手段
    と、 前記データ再生手段により読み出した前記第二の符号列
    を蓄積する第二のバッファメモリ手段と、 前記第二のバッファメモリ手段から前記第二の符号列を
    読み出すデータ出力手段と、 前記第一のバッファメモリ手段のデータ蓄積量を監視す
    るシステム制御手段とを具備し、 前記システム制御手段は、前記データ記録手段と前記デ
    ータ再生手段に時間的に交互に前記記録媒体に対する記
    録動作と再生動作を行わせ、前記第一のバッファメモリ
    手段のデータ蓄積量が第一の所定量を超えたことを検出
    すると、前記データ再生手段による前記記録媒体からの
    前記第二の符号列の読み出しを一時停止し、前記データ
    記録手段による前記記録媒体への前記第一の符号列の書
    き込みを連続的に行うように制御することを特徴とする
    同時記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記第一のバッファメモリ手段のデータ蓄
    積量が前記第一の所定量を超えた後第二の所定量以下と
    なったことを検出すると、前記システム制御手段は、再
    び前記データ記録手段と前記データ再生手段に時間的に
    交互に前記記録媒体に対する記録動作と再生動作を行わ
    せることを特徴とする請求項1記載の同時記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】前記システム制御手段は、前記第二のバッ
    ファメモリ手段のデータ蓄積量が第三の所定量以下にな
    ったことを検出すると、前記データ出力手段による前記
    第二のバッファメモリ手段からの前記第二の符号列の読
    み出しを一時停止させることを特徴とする請求項1記載
    の同時記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記システム制御手段は、前記第二のバッ
    ファメモリ手段のデータ蓄積量が前記第三の所定量以下
    となった後第四の所定量以上となると、再び前記データ
    出力手段が前記第二のバッファメモリ手段から前記第二
    の符号列を読み出すように制御することを特徴とする請
    求項3記載の同時記録再生装置。
  5. 【請求項5】前記データ入力手段は、入力された第一の
    信号を第一の符号列に符号化する符号化手段を備え、前
    記データ出力手段は、前記第二のバッファメモリ手段か
    ら前記第二の符号列を読み出して復号化し第二の信号と
    して出力する復号化手段を備える請求項1から4のいず
    れか1つに記載の同時記録再生装置。
  6. 【請求項6】前記記録媒体に対する記録動作と再生動作
    が同一のヘッドにより行われることを特徴とする請求項
    1から5のいずれか1つに記載の同時記録再生装置。
  7. 【請求項7】前記第一および第二の符号列は映像または
    音声信号を符号化した符号列であることを特徴とする請
    求項1から5のいずれか1つに記載の同時記録再生装
    置。
  8. 【請求項8】前記記録媒体が光ディスクであることを特
    徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の同時記
    録再生装置。
  9. 【請求項9】前記システム制御手段は、記録媒体におけ
    る、記録媒体に記録したデータに関する管理データを記
    録と再生の間に更新することを特徴とする請求項1から
    5のいずれか1つに記載の同時記録再生装置。
  10. 【請求項10】前記システム制御手段は、データ記録手
    段による記録位置とデータ再生手段による再生位置とが
    前記記録媒体において所定以上離れているとき、前記の
    時間的に交互の記録動作と再生動作を禁止することを特
    徴とする請求項1に記載の同時記録再生装置。
  11. 【請求項11】入力された第一の信号を第一の符号列に
    符号化する符号化手段と、 前記符号化手段により符号化された前記第一の符号列を
    蓄積する第一のバッファメモリ手段と、 前記第一のバッファメモリから読み出した前記第一の符
    号列を記録媒体に記録するデータ記録手段と、 ある時間だけ以前に前記記録媒体に記録された前記第一
    の符号列を第二の符号列として読み出すデータ再生手段
    と、 前記データ再生手段により読み出した前記第二の符号列
    を蓄積する第二のバッファメモリ手段と、 前記第二のバッファメモリ手段から前記第二の符号列を
    読み出して復号化し第二の信号として出力する復号化手
    段と、 前記符号化手段における第一の信号の符号化レートを設
    定するシステム制御手段とを具備し、 前記システム制御手段は、前記データ記録手段と前記デ
    ータ再生手段に時間的に交互に前記記録媒体に対する記
    録動作と再生動作を行わせ、 前記第一の信号の記録と前記第二の信号の再生を同時に
    行う同時記録再生モードに設定された場合、前記システ
    ム制御手段は、前記第一の信号の記録のみを行う通常記
    録モードに設定された場合よりも、前記符号化手段の符
    号化レートを小さくすることを特徴とする同時記録再生
    装置。
  12. 【請求項12】前記システム制御手段は、同時記録再生
    モードにおいて前記符号化手段に設定する符号化レート
    を通常記録モードにおける符号化レートの1/2以下に
    することを特徴とする請求項11記載の同時記録再生装
    置。
  13. 【請求項13】前記記録媒体に対する記録動作と再生動
    作が同一のヘッドにより行われることを特徴とする請求
    項11に記載の同時記録再生装置。
  14. 【請求項14】前記第一および第二の符号列は映像また
    は音声信号を符号化した符号列であることを特徴とする
    請求項11に記載の同時記録再生装置。
  15. 【請求項15】前記記録媒体が光ディスクであることを
    特徴とする請求項11に記載の同時記録再生装置。
  16. 【請求項16】前記システム制御手段は、記録媒体にお
    ける、記録媒体に記録したデータに関する管理データを
    記録と再生の間に更新することを特徴とする請求項11
    に記載の同時記録再生装置。
  17. 【請求項17】前記システム制御手段は、データ記録手
    段による記録位置とデータ再生手段による再生位置とが
    前記記録媒体において所定以上離れているとき、前記の
    時間的に交互の記録動作と再生動作を禁止することを特
    徴とする請求項11に記載の同時記録再生装置。
  18. 【請求項18】入力された第一の信号を第一の符号列に
    符号化する符号化手段と、 前記符号化手段により符号化された前記第一の符号列を
    蓄積する第一のバッファメモリ手段と、 前記第一のバッファメモリから読み出した前記第一の符
    号列を記録媒体に記録するデータ記録手段と、 ある時間だけ以前に前記記録媒体に記録された前記第一
    の符号列を第二の符号列として読み出すデータ再生手段
    と、 前記データ再生手段により読み出した前記第二の符号列
    を蓄積する第二のバッファメモリ手段と、 前記第二のバッファメモリ手段から前記第二の符号列を
    読み出して復号化し第二の信号として出力する復号化手
    段と、 前記符号化手段における第一の信号の符号化レートを設
    定するシステム制御手段とを具備し、 前記システム制御手段は、前記データ記録手段と前記デ
    ータ再生手段に時間的に交互に前記記録媒体に対する記
    録動作と再生動作を行わせ、 前記第一の信号の記録と前記第二の信号の再生を同時に
    行う同時記録再生モードに設定された場合、前記システ
    ム制御手段は、所定期間の記録レートと再生レートの合
    計値が所定のビットレート以下となるように、前記符号
    化手段の符号化レートを設定することを特徴とする同時
    記録再生装置。
  19. 【請求項19】前記符号化手段による符号化は可変ビッ
    トレート符号化であることを特徴とする請求項18記載
    の同時記録再生装置。
  20. 【請求項20】前記第一の信号および前記第二の信号が
    映像または音声信号であることを特徴とする請求項18
    記載の同時記録再生装置。
  21. 【請求項21】前記記録媒体に対する記録動作と再生動
    作が同一のヘッドにより行われることを特徴とする請求
    項18に記載の同時記録再生装置。
  22. 【請求項22】前記第一および第二の符号列は映像また
    は音声信号を符号化した符号列であることを特徴とする
    請求項18に記載の同時記録再生装置。
  23. 【請求項23】前記記録媒体が光ディスクであることを
    特徴とする請求項18に記載の同時記録再生装置。
  24. 【請求項24】前記システム制御手段は、記録媒体にお
    ける、記録媒体に記録したデータに関する管理データを
    記録と再生の間に更新することを特徴とする請求項18
    に記載の同時記録再生装置。
  25. 【請求項25】前記システム制御手段は、データ記録手
    段による記録位置とデータ再生手段による再生位置とが
    前記記録媒体において所定以上離れているとき、前記の
    時間的に交互の記録動作と再生動作を禁止することを特
    徴とする請求項18に記載の同時記録再生装置。
  26. 【請求項26】入力された第一の信号を第一の符号列に
    符号化する符号化手段と、 前記符号化手段により符号化された前記第一の符号列を
    蓄積する第一のバッファメモリ手段と、 前記第一のバッファメモリから読み出した前記第一の符
    号列を記録媒体に記録するデータ記録手段と、 ある時間だけ以前に前記記録媒体に記録された前記第一
    の符号列を第二の符号列として読み出すデータ再生手段
    と、 前記データ再生手段により読み出した前記第二の符号列
    を蓄積する第二のバッファメモリ手段と、 前記第二のバッファメモリ手段から前記第二の符号列を
    読み出して復号化し第二の信号として出力する復号化手
    段と、 前記符号化手段における第一の信号の符号化レートを設
    定するシステム制御手段とを具備し、 前記システム制御手段は、前記データ記録手段と前記デ
    ータ再生手段に時間的に交互に前記記録媒体に対する記
    録動作と再生動作を行わせ、 前記符号化手段は、可変ビットレートで符号化を行い、
    第1バッファメモリ手段がオーバーフローしそうになる
    と、符号化ビットレートを下げる同時記録再生装置。。
  27. 【請求項27】前記第一の信号および前記第二の信号が
    映像または音声信号であることを特徴とする請求項26
    記載の同時記録再生装置。
  28. 【請求項28】前記記録媒体に対する記録動作と再生動
    作が同一のヘッドにより行われることを特徴とする請求
    項26に記載の同時記録再生装置。
  29. 【請求項29】前記第一および第二の符号列は映像また
    は音声信号を符号化した符号列であることを特徴とする
    請求項26に記載の同時記録再生装置。
  30. 【請求項30】前記記録媒体が光ディスクであることを
    特徴とする請求項26に記載の同時記録再生装置。
  31. 【請求項31】前記システム制御手段は、記録媒体にお
    ける、記録媒体に記録したデータに関する管理データを
    記録と再生の間に更新することを特徴とする請求項26
    に記載の同時記録再生装置。
  32. 【請求項32】入力された第一の符号列を蓄積する第一
    のバッファメモリ手段と、 前記第一のバッファメモリに前記第一の符号列を入力す
    るデータ入力手段と、 前記第一のバッファメモリから読み出した前記第一の符
    号列を記録媒体に記録するデータ記録手段と、 ある時間だけ以前に記録媒体に記録された前記第一の符
    号列を第二の符号列として読み出すデータ再生手段と、 前記データ再生手段により読み出した前記第二の符号列
    を蓄積する第二のバッファメモリ手段と、 前記第二のバッファメモリ手段から前記第二の符号列を
    読み出すデータ出力手段と、 前記第一の符号列の記録媒体への記録位置と、記録媒体
    からの前記第二の符号列の再生位置とを監視するシステ
    ム制御手段とを具備し、 前記再生位置が前記記録位置に所定時間以内に追いつく
    と、前記システム制御手段は、前記データ再生手段によ
    る前記第二の符号列の記録媒体からの読み出しを通常再
    生動作または停止状態または一時停止状態のいずれかに
    切り替えることを特徴とする同時記録再生装置。
  33. 【請求項33】前記再生位置が前記記録位置に所定時間
    以内に追いついても、前記データ再生手段は前記記録媒
    体から前記第二の符号列を読み出すことを特徴とする請
    求項32に記載の同時記録再生装置。
  34. 【請求項34】前記再生位置が前記記録位置に所定時間
    以内に追いつくと、前記システム制御手段は、前記再生
    位置が前記記録位置に所定時間以内に追いついたことを
    前記表示文字生成手段に通知し、前記表示文字生成手段
    は、前記再生位置が前記記録位置に所定時間以内に追い
    ついたことを示す文字列を生成してユーザに対して表示
    することを特徴とする請求項32に記載の同時記録再生
    装置。
  35. 【請求項35】前記表示文字生成手段が記号を生成する
    ことを特徴とする請求項34記載の同時記録再生装置。
  36. 【請求項36】前記所定時間が0であることを特徴とす
    る請求項32から35のいずれか1つに記載の同時記録
    再生装置。
  37. 【請求項37】前記第一および第二の符号列は映像また
    は音声信号を符号化した符号列であることを特徴とする
    請求項32から34のいずれか1つに記載の同時記録再
    生装置。
  38. 【請求項38】前記記録媒体に対する記録動作と再生動
    作が同一のヘッドにより行われることを特徴とする請求
    項32から34のいずれか1つに記載の同時記録再生装
    置。
  39. 【請求項39】前記記録媒体が光ディスクであることを
    特徴とする請求項32から34のいずれか1つに記載の
    同時記録再生装置。
  40. 【請求項40】前記システム制御手段は、記録媒体にお
    ける、記録媒体に記録したデータに関する管理データを
    記録と再生の間に更新することを特徴とする請求項32
    から34のいずれか1つに記載の同時記録再生装置。
  41. 【請求項41】前記システム制御手段は、データ記録手
    段による記録位置とデータ再生手段による再生位置とが
    前記記録媒体において所定以上離れているとき、前記の
    時間的に交互の記録動作と再生動作を禁止することを特
    徴とする請求項32から34のいずれか1つに記載の同
    時記録再生装置。
  42. 【請求項42】記録位置により最適な回転数が異なる記
    録媒体を用いる同時記録再生装置であって、 前記記録媒体を回転させるモータ手段と、 入力された第一の符号列を蓄積する第一のバッファメモ
    リ手段と、 前記第一のバッファメモリに前記第一の符号列を入力す
    るデータ入力手段と、 前記第一のバッファメモリから読み出した前記第一の符
    号列を記録媒体に記録するデータ記録手段と、 ある時間だけ以前に前記記録媒体に記録された前記第一
    の符号列を第二の符号列として読み出すデータ再生手段
    と、 前記データ再生手段により読み出した前記第二の符号列
    を蓄積する第二のバッファメモリ手段と、 前記第二のバッファメモリ手段から前記第二の符号列を
    読み出すデータ出力手段と、 前記データ記録手段が前記記録媒体に前記第一の符号列
    を記録する位置を監視し、前記モータ手段の回転数を制
    御するシステム制御手段とを具備し、 前記データ記録手段と前記データ再生手段は時間的に交
    互に前記記録媒体に対して行う記録再生動作を行い、 前記システム制御手段は前記記録再生動作を行っている
    間、前記第一の符号列を記録する位置により決まる回転
    数を維持する同時記録再生装置。
  43. 【請求項43】前記第一の符号列が少なくとも映像信号
    または音声信号を符号化した符号列を含むことを特徴と
    する請求項42記載の同時記録再生装置。
  44. 【請求項44】前記システム制御手段は、前記データ記
    録手段に外周ゾーンから内周ゾーンに向けて記録させる
    ことを特徴とする請求項42記載の同時記録再生装置。
  45. 【請求項45】前記システム制御手段は、前記データ記
    録手段に記録ゾーンが再生ゾーンより必ず内側にあるよ
    うに記録させることを特徴とする請求項42記載の同時
    記録再生装置。
  46. 【請求項46】前記システム制御手段は、前記データ記
    録手段にゾーン内ではある単位で外側から内側に向けて
    記録させることを特徴とする請求項42記載の同時記録
    再生装置。
  47. 【請求項47】前記システム制御手段は、時間的に交互
    に記録媒体に対して行う記録再生動作を行うときは、前
    記データ記録手段に連続した空き領域に対して記録させ
    ることを特徴とする請求項42記載の同時記録再生装
    置。
  48. 【請求項48】前記記録媒体の記録方式がCLV方式ま
    たはZCLV方式であることを特徴とする請求項42に
    記載の同時記録再生装置。
  49. 【請求項49】前記記録媒体に対する記録動作と再生動
    作が同一のヘッドにより行われることを特徴とする請求
    項42に記載の同時記録再生装置。
  50. 【請求項50】前記記録媒体は光ディスクであることを
    特徴とする請求項42に記載の同時記録再生装置。
  51. 【請求項51】前記回転数は前記第1の符号化列を記録
    する位置により決まる最適な回転数に対して所定のマー
    ジン内にあることを特徴とする請求項42に記載の同時
    記録再生装置。
  52. 【請求項52】記録位置により記録時の最適な回転数が
    異なる記録媒体を用いる同時記録再生装置であって、 前記記録媒体を回転させるモータ手段と、 入力された第一の信号を第一の符号列に符号化する符号
    化手段と、 前記符号化手段により符号化された前記第一の符号列を
    蓄積する第一のバッファメモリ手段と、 前記第一のバッファメモリから読み出した前記第一の符
    号列を記録媒体に記録するデータ記録手段と、 ある時間だけ以前に前記記録媒体に記録された前記第一
    の符号列を第二の符号列として読み出すデータ再生手段
    と、 前記データ再生手段により読み出した前記第二の符号列
    を蓄積する第二のバッファメモリ手段と、 前記第二のバッファメモリ手段から前記第二の符号列を
    読み出して復号化し第二の信号として出力する復号化手
    段と、 前記データ記録手段が前記記録媒体に前記第一の符号列
    を記録する位置を監視し、前記モータ手段の回転数を制
    御するシステム制御手段とを具備し、 前記データ記録手段と前記データ再生手段は時間的に交
    互に前記記録媒体に対して行う記録再生動作を行い、 前記システム制御手段は前記同時記録再生動作を行って
    いる間、前記第一の符号列を記録する位置により決まる
    第一の回転数を維持し、 前記符号化手段は、前記記録媒体上の回転数が最小とな
    る記録位置に最適な第二の回転数を用いて前記記録媒体
    上の回転数が最大となる記録位置のデータを読み出した
    場合に得られる最大データレート以下の値で前記第一の
    信号を符号化する同時記録再生装置。
  53. 【請求項53】 前記符号化手段は、前記記録媒体の最
    内周に記録するときに最適な回転数がN、最外周に記録
    するときに最適な回転数がM、前記記録媒体への最大記
    録レートがRである場合に、R×M/Nで決まるレート
    よりも低いデータレートで前記第一の信号を符号化する
    ことを特徴とする請求項52に記載の同時記録再生装
    置。
  54. 【請求項54】前記符号化手段が前記第一の信号を符号
    化する際の所定時間内の平均符号化レートが前記データ
    レート以下であることを特徴とする請求項52または5
    3記載の同時記録再生装置。
  55. 【請求項55】前記第一の信号が少なくとも映像信号ま
    たは音声信号を含むことを特徴とする請求項52または
    53記載の同時記録再生装置。
  56. 【請求項56】前記記録媒体の記録方式がCLV方式ま
    たはZCLV方式であることを特徴とする請求項52ま
    たは53に記載の同時記録再生装置。
  57. 【請求項57】前記記録媒体に対する記録動作と再生動
    作が同一のヘッドにより行われることを特徴とする請求
    項52または53に記載の同時記録再生装置。
  58. 【請求項58】前記記録媒体は光ディスクであることを
    特徴とする請求項52と53のいずれか1つに記載の同
    時記録再生装置。
  59. 【請求項59】再生位置により再生時の最適な回転数が
    異なり、少なくとも2つ以上の符号列が記録されている
    記録媒体を用いる同時多チャンネル再生装置であって、 前記記録媒体を回転させるモータ手段と、 前記複数の符号列を時間的に交互に前記記録媒体から読
    み出す再生動作を行うデータ再生手段と、 前記データ再生手段が前記記録媒体から前記符号列を再
    生する位置を監視し、前記記録媒体の内周側に記録され
    た符号列を再生する回転数になるように、前記再生動作
    の間、前記モータ手段の回転数を維持するシステム制御
    手段とを備える同時多チャンネル再生装置。
  60. 【請求項60】前記システム制御手段は、前記記録媒体
    の最内周に記録された符号列を再生する回転数以上にな
    るように、前記再生動作の間前記モータ手段の回転数を
    維持することを特徴とする請求項59に記載の同時多チ
    ャンネル再生装置。
  61. 【請求項61】前記記録媒体は光ディスクであることを
    特徴とする請求項59または60記載の同時多チャンネ
    ル再生装置。
  62. 【請求項62】前記記録媒体の記録方式がCLV方式ま
    たはZCLV方式であることを特徴とする請求項59ま
    たは60記載の同時多チャンネル再生装置。
  63. 【請求項63】前記符号列が少なくとも映像信号または
    音声信号を符号化して得られる符号列であることを特徴
    とする請求項59または60記載の同時多チャンネル再
    生装置。
  64. 【請求項64】前記記録媒体に対する再生動作が同一の
    ヘッドにより行われることを特徴とする請求項59また
    は60記載の同時多チャンネル再生装置。
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