JP4539775B2 - ディジタル映像信号または音声信号の記録再生方法及び記録再生装置、光ディスク装置 - Google Patents

ディジタル映像信号または音声信号の記録再生方法及び記録再生装置、光ディスク装置 Download PDF

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Description

本発明は、TV放送等の映像信号及び音声信号のディジタル記録再生装置に関するものであり、特にタイムシフト機能に関する。
TV放送等を記録再生する従来技術としては、VTRが挙げられる。テープ媒体は映像及び音声の低コスト媒体として挙げられるが、構造的にランダムアクセスに不適との特徴を持つ。
また、下記特許文献1及び2の技術が知られている。
特開平6−290538号公報 特開平7−111629号公報
VTRによって記録した番組を再生するためには、番組の先頭までテープを巻き戻す必要があった。従って、番組を記録しながら、同時に記録済の映像情報を再生することは困難で、ユーザーがタイマーを用いて記録開始した番組は、番組の最後まで記録が終了するまで待たなくては、番組の頭から見ることはできないという問題点が有った。
また、ランダムアクセス性でテープに対し優位に立つ光ディスクでは、特許文献1記載の技術のように記録密度で最適なCLV方式で記録し、再生時はアクセス性能に勝るCAV方式を取る方法がある。しかしながら、記録と再生が交互に繰り返されるシステムにおいて、それぞれの目標回転数の関係をどのように設定すべきかについては考慮されていない。
更に、特許文献2記載の技術では、ディスク状記録媒体を用いタイムシフトを実現する技術について記載されているが、2個のピックアップを用いて行うことを前提とし、回転制御の方法については記載が無かった。
本発明の目的は、その一例として特許請求の範囲の構成により達成できる。
本発明によれば、入力される信号の記録と、同じ媒体から再生される信号の出力を同時に行える。また、記録時は記録制御方式に従った、回転速度制御を行い、再生時は記録から再生に切り換わる時の回転速を保持するため、記録に切り換わった時は、目標回転速度に保持されているため即座に引込みが可能であり、安定した回転制御を実現し、信頼性の高い書き込みを実現する。
本発明の第1の実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明による記録再生方法の動作を示したタイムチャートであり、図2は記録再生方法のフローチャートである。
以下、図1,2に従って、DVD-RW,DVD-RAM,CD-RW等のディスク状記録媒体において、TV番組等のプログラムを記録しながら、記録済のプログラムを同時に再生する方法について説明する。
図1の記録信号入力aは装置に入力されるディジタル化された映像信号及び音声信号であって、TV番組等のプログラムである。(但し、入力は映像信号もしくは音声信号の何れか一方のみでも良い)再生信号出力bは、既に記録された上記のディジタル化された映像信号及び音声信号であって、記録信号入力aの信号の媒体への記録と、媒体からの再生信号出力bからの映像及び音声再生が同時に実現されることで、TV番組等のタイムシフトが実現される。
記録再生装置に入力される記録信号入力aは、期間A,B,C,・・・,X,Y,Z,AA,AB,と一定の時間間隔t(t;実数)で分割される。図上では期間X,Y,Z,AAの入力信号が処理されている範囲を示している。再生信号出力bは同時に装置より出力される映像及び音声信号を示す。記録再生cは各期間の媒体への記録動作、媒体からの再生動作を示す。期間Xの記録信号入力は、RAM等のバッファ手段を用いる事でtからtr(tr;実数)まで時間軸圧縮を行い期間X記録の範囲で媒体への書き込みを行う。時間tの残りの期間A再生の範囲(tp;t-tr)で媒体からの信号読み出しを行う。期間A再生の範囲で読み出された信号は、RAM等のバッファ手段を用い時間軸伸長を行い時間tの間の映像信号及び再生信号を得る。このように一定時間tを記録期間と再生期間に分割して媒体への処理を切り換える事で、番組プログラムの記録とプログラムの別の部分の再生を同時に行うことができる。
この時のディスクへの記録再生制御について説明する。回転速度dはディスクの回転速度を示しており、eはディスクへの信号の書き込み及び読み取りを行うピックアップの位置を示し、fは媒体に対し読み書きする信号の伝送レートを示す。本実施例では内周から外周に向かってらせん状のトラックを持つディスクに対し、一定の伝送レートの信号を線速度一定で書き込む(CLV制御)様に規定されたディスクを対象とする。そのため、回転速度はディスクに対し記録を行う期間100d1,d3,d5はCLV制御を行う。従って100d1,d3.d5の期間は時間の経過と共にピック位置が外周に進むに連れて、半径に反比例して回転速度は低下する。再生期間100d2では、記録期間100d1の最後の回転速度が保持されつづける。そのため再び記録期間100d3を開始する時の目標回転速度と一致するため、記録期間100d3の回転制御は速やかに安定する。同様に再生期間100d4、d6では回転速度が直前の記録動作の回転速度を保持するので、記録期間の回転速度は速やかに安定する。またピックの位置は記録期間100e1の範囲内で徐々に外周側に移動した後、既に記録済のデータをアクセスするために内周側に移動して100e2の期間再生を行った後、再び外周側に移動し100e1の続きを100e3の期間で記録する。このようなピックの移動と回転速度の制御が行われるため、100f1,f3,f5に示されるように一定の伝送レートで媒体に書き込まれた信号は、CLV記録されたディスクをCAV再生することになり、再生時にはピックアップの半径方向の位置に比例して伝送レートが変化する。ディスクから再生された信号に対しては、伝送レートの変化に合わせて復調、誤り訂正等の信号処理を行い、RAM等のバッファ手段に記録し、一定のレートで読み出し時間軸伸長を行い再生信号出力bを得る。
図1によって説明した記録方法につき、図2のフローチャートを用い更に説明する。
まず、ユーザーによって指定された開始位置に従って、ディスクにアクセスし(201)、ユーザーからの処理終了の指示が無ければ(213)、CLV回転制御202を行い、ディスクへのデータの書き込みを行う(203)、図1の時間tに対応する入力に対する媒体の書き込みが終了してなければ(204)、(202)(203)の処理を繰り返す。媒体の書き込みが終了していれば(204)、記録と同時に読み出しを行う様にユーザーから要求されているかを判定し(205)、同時読み出しの要求が出ていなければ、(202)(203)(204)の処理が繰り返される。一方同時読み出しの要求が出ていれば、まず書き込みを終了させる位置を一時記憶装置に蓄え(206)、回転速度は書き込み終了する位置の回転速度を保持し、書き込みを停止する(207)。次に、ユーザーから処理終了の指示が無ければ(214)、プログラムのなかで、既に記録された部分のどこから映像及び音声を再生させたいかのユーザーよりの要求に従って、ディスク上の目的のデータの記録されている位置を割り出し、目的の位置にアクセスする(208)。媒体上の目的箇所からデータの読み取りを行い(209)図1の時間tに対応する入力に対する媒体の書き込みが終了してなければ(210)、(209)の処理が繰り返される。即ち、書き込みを停止した時点の回転速度を維持した状態で、媒体からのデータの読み出しが続けられることになる。そのためこの間の再生信号の伝送レートは図1−100f2,f4,f6に示されるようにピックアップの位置の半径rに比例して変化する。規定量のデータを媒体から読み出し終わったら(210)、読み出しのユーザー指定位置を読み出しを停止した位置に更新する(211)。この操作により、次に読み出しを行う時に、続きのデータを読み出せる。その後206の処理にて記憶した、媒体に対する記録処理と再生処理の合計時間がtに達するまで(215)、媒体への記録を停止した位置にアクセスを繰り返し(212)、時間tに達すると202,203と続く記録処理に戻る。こうして時間t内で記録と再生が媒体に対して行われる。ユーザーから記録もしくは再生、記録再生両方の終了を要求された場合は、記録中では213で判断を行いそのうち、記録再生両方の終了ならば処理を終了(213a)し、記録のみの終了ならば207よりの再生処理を行う(213b)。同様に再生中では、214で判断を行いそのうち、記録再生両方の終了ならば処理を終了(214a)し、再生のみの終了ならば212からの記録処理を行う(214b)。
こうして、本実施例では、時間t毎に分割し、時間t毎に時間tで入力される信号の記録と、時間tで出力される信号の再生を切り換えながら行われる。また記録時は一定の伝送レートで回転速度はCLV制御を行い、再生時は記録から再生に切り換わる時の回転速を保持するため、再生から記録に切り換わった時にもCLVの目標回転速度に保持されているため即座に引込みが可能であり、安定した回転制御を実現し、信頼性の高い書き込みを実現する。また線速度一定、伝送レート一定のため特に相変化型ディスクでの実現に好適となる。従って、媒体に対してTV番組などの現在入力される信号を記録しながら、既に記録した部分の同時再生が実現でき、TV番組などに対するタイムシフト機能を実現する。
次に、本発明の第2の実施例を図3を用いて説明する。
図3は、本発明による記録再生方法の動作を示したタイムチャートである。図1では、TV番組等のプログラムを記録しながら、記録済のプログラムを同時に再生する方法を示したが、図1の動作を実現する装置において、記録のみを行う場合を含んだ動作を示している。図1において期間Aの再生を行っていた間は記録だけを行っている状態を示している。この間、回転速度は100d2と同様に回転速を保持する(200d2)。ピックの位置は現状を維持するためにトラックジャンプを行いポーズ動作を続ける(200e2)。再生動作は停止するため100f1に対応する200f1は示されていない。このように制御することで、記録再生を同時に行うことを前提とする装置で記録のみを行う事が容易に可能である。同様に、記録再生を同時に行うことを前提とする装置で再生のみを行うことも容易に可能である。
なお、記録のみの動作は図2においては、214→212→215→213→202→203→204→205→216→213のパスで実現される。再生のみの動作は、213→207→208→214→209→210→211→212→215→213のパスで実現される。
次に、本発明の第3の実施例を図4を用いて説明する。
図4は、本発明による記録再生装置のブロック図である。図4において413はTV放送を受信するためのチューナーであり、414は入力された映像信号もしくは音声信号をディジタル化すると共に、MPEGなどに代表される圧縮処理を行うエンコーダであり、エンコードされたディジタル信号はバッファRAMライト制御手段415を介してバッファRAM409に書き込まれる。バッファRAMに書き込まれたデータは、バッファRAMライト制御手段416を介して訂正符号付加回路417に送られ誤り訂正符号の付加を行われた後、変調回路418において変調処理され、レーザー402によって光信号に変換されディスク401に書き込まれる。この時ディスク401はディスクモータ405によって回転させられている。403はディスクから光信号を検出し電気信号に変換する光ピックアップ、404はプリアンプ、420はCD−R,DVD−RAMなどの記録媒体においてウォブリングされた記録トラックから、ウォブル成分を検出するウォブル検出手段であり、検出されたウォブル成分が線速度の検出情報となる。421は目標とする線速度を与えるリファレンス生成回路であり、比較回路422は421からのリファレンスと420からの検出信号のどちらが速いかを算出する。回転制御回路423は、検出信号の方が遅ければディスクモータ401を加速し、リファレンスの方が遅ければディスクモータ401を減速し、リファレンスに線速度が等しくなるように制御される。一方ディスク401からの再生信号は復調回路405で復調処理がされ、更に417で付加された誤り訂正符号に従って訂正処理回路406で誤り訂正処理を行った後、バッファRAMライト制御手段407を介してバッファRAM409に書き込まれる。バッファRAMに書き込まれた信号はバッファRAMリード手段410を介して映像/音声デコーダ411に入力される。映像/音声デコーダ411では映像/音声エンコーダ414での圧縮ルールに従って伸長処理を行うと共にアナログ信号に変換されモニタ及びスピーカー412へ送られる。427はモード切換手段であり、記録再生同時、記録、再生、停止の各モードを記録再生切換信号発生回路425に送る。タイミング発生回路426は時間t周期の信号を発生する。記録再生切換信号発生回路425では記録再生同時モードでは、t周期を記録期間trと再生期間tpに分割した切換信号を発生する。時間tに入力された415からの入力信号を時間trで記録でき、映像及び音声信号を再生するために時間t当たり410から出力するデータを時間tpの間に再生することが十分に可能である伝送レートに合わせてバッファRAMリード制御手段416の読み出しレートを選定した上で、trの期間は416、417,418からなる記録系処理手段を有効にし、422,423からなる回転制御系424をアクティブにし、レーザー402を記録モードにし、tpの期間はtr期間の最後の回転速度を保持し、405,406,407からなる再生系手段408をアクティブにすると共にレーザー402を再生モードに切り換える。ディスク402から再生される信号はCLV制御で記録された信号がCAV制御されることになるため、入力される信号の伝送レートは変化するが、再生系手段408は入力伝送レートに合わせて処理を行う。こうして媒体に対してTV番組などの現在入力される信号を記録しながら、既に記録した部分の同時再生が実現でき、TV番組などに対するタイムシフト機能を実現する。なお、本実施例では、チューナーから入力された映像信号及び音声信号に対しディジタル化と圧縮処理を行っているが、これらの処理はチューナー側で行っても構わないし、放送波自身がディジタル圧縮処理まで施された信号である場合も有る。
次に、本発明の第4の実施例を図5を用いて説明する。
図5は、本発明による記録再生装置のブロック図である。図5はリードバイトカウンタ501、リード終了信号502、記録再生切換信号発生回路503以外は図4と同じ構成である。リードバイトカウンタ501は、バッファRAMリード制御手段416が読み出すバイト数を、t周期の先頭タイミングを起点としてカウントし、t時間当たりバッファRAMライト制御手段415を介してバッファRAMに書き込まれるバイト数に達する毎にリード終了パルス502を発行する。記録再生切換信号発生回路503はタイミング発生回路426からのt周期先頭からリード終了パルス502発生までを記録期間trとし、残りを再生期間tpに分割した切換信号を発生する。従って、ディスク上の欠陥によって、他の場所に書き込む必要が生じた場合などで、予め算出したtrで記録が終了しなくても、記録は途切れること無く実行することができる。tp期間が足りなくなった場合は、前フレームの映像を保持することによって再生データの欠落を補う事ができる。また、音声信号に対してはミュートをすることによって異音の発生を防ぐことができる。また、媒体より信号の再生は音声信号優先し、音声信号に比較して容量の大きい映像信号の一部は欠けるようにし、映像信号は前フレームの映像を保持することで、音声信号は途切れずに再生でき、短期間の映像信号保持だけで済むため、tp期間が足りなくなっても、視聴者に不自然さを感じさせずに再生が可能となる。
以上、本実施例によれば、媒体に欠陥が有っても記録を途切れさせることが無く、記録済のデータの任意の箇所を記録中に読み出すことができる。
次に、本発明の第5の実施例を図6、図7、図8を用いて説明する。 図6は、本発明による記録再生方法の動作を示したタイムチャートであり、図7は本発明による記録再生方法により記録再生を行うディスクを示した図であり、図8は記録再生方法のフローチャートである。本実施例では、内周から外周に向かってらせん状のトラックが構成されており、通常は内周から外周に向かって記録再生を行うディスクを図7aに示す様に複数のゾーンに分割する。図7bに示す様に1つのゾーンは複数のトラックから構成されている。図7aでは全体をゾーン1からゾーン10の10個のゾーンに分割されている。図7のディスクを前提に図6の動作の説明を行う。
記録再生装置に入力される記録信号入力a、及び同時に装置より出力される映像及び音声信号再生信号出力b、各期間の媒体への記録動作、媒体からの再生動作cは図1と同一である。記録信号入力に対する、時間軸圧縮処理、媒体から読み出された信号に対する時間軸伸長処理が図1と同様に行われる。こうして一定時間tを記録期間と再生期間に分割して媒体への処理を切り換える事で、番組プログラムの記録とプログラムの別の部分の再生を同時に行うことができる。
この時のディスクへの記録再生制御について説明する。回転速度dはディスクの回転速度を示しており、eはディスクへの信号の書き込み及び読み取りを行うピックアップの位置を示し、fは媒体に対し読み書きする信号の伝送レートを示す。図1と同様に、期間600d1,d3,d5はCLV制御を行い、再生期間600d2では、記録期間600d1の最後の回転速度が保持されつづける。ピックの位置制御は図1の動作とは異なる点が有る。記録は一番外側のゾーン10よりスタートされ、順次内側のゾーンに記録が続けられる。図6ではゾーン3,2に記録が行われているところを示している。従って、ピックの位置はゾーン3内の、記録期間600e1,600e3の範囲内では徐々に外周側に移動するが、ゾーン3に対する記録が終了すると内周側のゾーン2に移動する。従って、既に記録済のデータを再生のためアクセスしようとすると必ず同じゾーンかより外周のゾーンにアクセスすることになる。図6ではゾーン3の記録期間600e1の記録が終了した後はより外側のゾーン10の600e2にアクセスすることになる。従って、600f1,f3,f5に示されるように一定の伝送レートで媒体に書き込まれた信号は、記録時にCLV制御されたディスクを回転速度を保持したまま、より外周側をCAV再生することになり、ディスクから再生された信号は、位置によって伝送レートが変化するが、記録時の伝送レートより必ず高くなる。再生系は、記録に比して高伝送レートの処理が比較的容易なため、記録時間trと再生時間tpをtの範囲内に治めることが容易となる。また、ゾーン間の移動時のみ外周から内周にアクセスし、ゾーン内ではらせん状のトラックに沿って内周から外周に順次、記録及び再生を行うため、CD−RWのような、内周から外周に向かって記録再生を行う機器を用いて容易に構成することができるし、本実施例による装置で、内周から外周に向かって記録再生を行う既存のディスクの記録再生も可能とするのが容易となる。また、CD−RW等の既存のディスクを用いて本発明の記録再生装置を構成すると、本発明による記録再生装置で記録したディスクは、既存のCD−RWドライブでもゾーンごとの不連続点でアクセスを行うだけなので、再生が可能となる。
図6,7によって説明した記録方法につき、図8のフローチャートを用い更に説明する。
図8のフローチャートは基本的には図2と同じであり、801、802、803、804の処理が追加された点が異なる。801は記録時にピックが現在記録中のゾーンNo.nの終了点に達したか判定する処理であり、ゾーンNo.nの終了点に達していなければ、213,202,203,204,205の各処理が繰り返される。ゾーンNo.nの終了点に達すると一つ内側のゾーンであるゾーンNo.n−1へのアクセスを行う。一方、803は再生時にピックが現在再生中のゾーンNo.mの終了点に達したか判定する処理であり、ゾーンNo.mの終了点に達していなければ、209,210の再生の各処理が繰り返される。
次に本発明の第6の実施例を図9を用いて説明する。図9は、内周から外周に向かってらせん状のトラックが構成されており、通常は内周から外周に向かって記録再生を行うディスクであって、図7aに示す様に最内周のゾーン1から最外周のゾーン10までの複数のゾーンに分割され、ゾーン内は一定回転速度で記録するCAV制御を行い、各ゾーンの回転速度は半径方向に反比例させて外周程回転速度を下げるゾーンCLV記録を行うディスクに対して、本発明を適用した場合のタイムチャートを示している。本タイムチャートのa,d,c,eは図6と共通である。従って、本実施例においても、各ゾーン内は内周から外周に向かって記録再生を行い、ゾーン単位では外周から内周に向かって記録再生を行う。また回転速度は記録時はゾーンCLV方式を取り、再生時は記録から再生に切り換わる直前の回転速度を保持するため記録処理が同一ゾーン内に対して行われている間は一定の回転速度となる。伝送レートfに関しては、記録時の伝送レートはゾーンCLV制御を行っており900f1,3,5,7,9全て同一の伝送レートとなる。また再生時の伝送レートは、900f2はより内周の900f1に適した回転速度で回転速度が保持されているため、より高い伝送レートになる。また、ゾーンCLV制御で記録されているため900f2,4,6,8,10の各期間内は一定の伝送レートとなる。但し、図9では示さなかったが、900e1,3,5,7,9の各記録期間内でゾーンが変った場合は、変った時点でゾーンに合わせた回転数に回転速度が変化し、900e2,4,6,8,10の各期間内の再生中にゾーンが変った場合は、変った時点で再生伝送レートはステップ適に変化する。この動作を図11に示す。図11はタイムチャートであり、1100d3,e3,f3と1100d4,e4,f4を除いては図6のタイムチャートと共通である。1100e3に示されるように記録期間の途中でゾーン3からゾーン2に変ると、1100d3に示されるように回転速度がゾーン2に適するように変化する。この時記録伝送レートは1100f3に示すように一定の伝送レートで書き込む。1100e4に示されるように再生期間の途中でゾーン10からゾーン9に変ると、1100d4に示されるように回転速度は保持されるため、再生信号の伝送レートは1100f4に示されるように期間の途中で変化する。このように、記録期間もしくは再生期間の途中でゾーンが変っても再生期間は、記録期間最後の回転速度即ち、記録期間先頭での回転速度目標値に保持されつづけるため、記録期間先頭での回転は迅速に安定化できる。以上、本実施例では、ゾーンCLV方式をとる媒体において、本発明を適用できることを示した。第5の実施例のように記録時にCLV方式を取る媒体では、記録箇所と再生箇所が同じゾーン内となると、再生される信号の伝送レートが記録時の伝送レートに比して、略同一ながら、低くなる点が有ったが、本実施例のゾーンCLV方式では、同一ゾーン内でも、同一伝送レートとなり、再生時の伝送レートを必ず記録時の伝送レート以上とできる。また、本実施例では、ゾーン内の回転速度を一定とできることから回転速度の制御はより容易となる。再生時の伝送レートも常時変化することが無くなるため、再生系の処理も容易となる。
次に、本発明の第7の実施例を図10を用いて示す。図10aはディスクにMPEG等の圧縮規格に従って符号化された、ビデオ/音声信号を記録する場合の論理フォーマットの一例を示した構成図である。図10bは論理フォーマットと第5,6の実施例におけるゾーンとの関係を示す図である。図7aにおけるインターリーブブロックは、1)複数の分岐するストーリーから一つのストーリーを選ぶ、2)ストーリーの中の一部分を飛ばす、等の処理を再生が一瞬も途切れることなく実現するために、飛ばして再生する等の単位である。即ち不連続再生を行う単位である。図10aではインターリーブブロック2,4,5は飛ばされ、インターリーブブロック1,3,6の順に再生することになる。図10bはインターリーブブロックとゾーンの関係を示すものであり、各インターリーブブロックは分割されずに、一つのゾーンに記録される。従って、ゾーンの切れ目で再生順序に不連続が生じるとこは、必ず、論理フォーマット上で不連続が規定されている場所に一致する。
以上、本実施例によれば、ゾーンの切れ目による再生順序が不連続となる箇所は、ビデオ再生装置における論理フォーマットの不連続部分になるため、本発明によって記録された媒体は、既存のビデオ再生装置によっても、再生することができる。
次に、本発明の第8の実施例を図12を用いて示す。図12は本発明による記録再生方法のタイムチャートを示す。本実施例は、記録を媒体の連続した箇所にではなく、飛び飛びの場所に対して行う場合についての物である。以下説明する部分を除き図1と共通の動作を行う。以下説明を行う。記録、消去、オーバーライトを繰り返し行うと、媒体上の記録可能な箇所は連続したエリアとならない場合が有る。この場合図8に示すように記録期間1100e1の終点と続く記録期間100e3の始点が同じにならない場合が発生する。
この場合、記録期間1100e1と記録期間100e3の間の再生期間1100e2において、回転速度制御を1100d2に示すように100d1の終点の保持ではなく、100d3の始点の回転速度目標に等しくなるように制御している。この制御は1100d2の期間の終点で目標値で安定して回転していれば、期間中全体をかけて徐々に速度を合わせても、期間の一部を用いて速度を合わせても構わない。以上、本実施例に依れば、記録を飛び飛びの場所に対して行う場合にも、記録期間の始点では回転が安定しているので、記録を安定して行える。また、再生期間は、ワイドキャプチャPLLを用いることにより、再生伝送レートが大きく変っても再生には問題は無い。
これらの実施例により、媒体に対してTV番組などの現在入力される信号を記録しながら、既に記録した部分の同時再生が実現でき、TV番組などに対するタイムシフト機能を実現する。
以上の実施例では記録すべきデータ、再生すべきデータは映像データ又は音声データであるとして説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、文字情報などのディジタルデータ配信などを記録しても良い。またこれらのデータを組み合わせて、記録再生してもよい。
また、上記の実施例では基本的に再生期間のディスクの回転制御は角速度一定制御であるとして説明したが、記録期間内での正常な記録、再生期間内での正常な再生が可能であるなら再生期間のディスクの回転制御は線速度一定制御であっても良い。
本発明の1実施例であるディジタル信号記録再生方法を示すタイミング図。 本発明の1実施例であるディジタル信号記録再生方法を示すフローチャート。 本発明の1実施例であるディジタル信号記録再生方法を示すタイミング図。 本発明の1実施例であるディジタル信号記録再生装置のブロック図。 本発明の1実施例であるディジタル信号記録再生装置のブロック図。 本発明の1実施例であるディジタル信号記録再生装置を示すタイミング図。 本発明の1実施例であるディジタル信号記録再生装置に用いるディスク形状図。 本発明の1実施例であるディジタル信号記録再生方法を示すフローチャート。 本発明の1実施例であるディジタル信号記録再生方法を示すタイミング図。 本発明の1実施例であるディジタル信号記録再生方法を示す構成図。 本発明の1実施例であるディジタル信号記録再生装置を示すタイミング図。 本発明の1実施例であるディジタル信号記録再生装置を示すタイミング図。
符号の説明
401…記憶媒体、403…ピックアップ、404…プリアンプ、405…復調手段、406…誤り訂正手段、407…バッファRAMリード制御手段、409…バッファRAM、416…バッファRAMライト制御手段、417…訂正符号付加回路、418点変調回路、420…ウォブル検出手段、422…比較回路、423…回転制御回路、425…記録再生切換信号発生回路、426…タイミング発生回路。

Claims (5)

  1. ディスク状記録媒体に対し、データの記録動作と再生動作を交互に行う記録再生方法であって、
    前記ディスク状記録媒体上におけるn回目(nは自然数)の記録動作の終点のディスク回転速度と、(n+1)回目の記録動作の始点のディスク回転速度が異なる場合は、n回目の記録動作と(n+1)回目の記録動作の間の再生動作中に、(n+1)回目の記録動作の始点でのディスク状記録媒体回転速度に変更し、
    前記ディスク状記録媒体上におけるn回目の記録動作の終点のディスク回転速度と、(n+1)回目の記録動作の始点のディスク回転速度が同じ場合は、n回目の記録動作のディスク状記録媒体回転速度を保持し、
    前記回転速度の変更に伴う、前記再生動作中の再生信号の伝送レートの変化に合わせて、前記ディスク状記録媒体から読み出された信号を復調し、時間軸伸張して前記データを再生する記録再生方法。
  2. 前記ディスク状記録媒体は、DVD−RW、DVD−RAM及びCD−RWのいずれかである請求項1記載の記録再生方法。
  3. ディスク状記録媒体にデータの記録と再生を交互に行う記録再生装置であって、
    前記データを連続的に入力する入力手段と、
    前記データの記録動作と再生動作とを間欠的に切り替えるための切換信号を生成する切換信号生成手段と、
    前記ディスク状記録媒体の回転速度を制御する回転制御手段と、
    前記ディスク状記録媒体にレーザー光を照射して、前記ディスク状記録媒体への前記データの記録と、前記ディスク状記録媒体に記録されているデータの再生とを行なう光ピックアップとを有し、
    前記回転制御手段は、記録動作中は、前記ディスク状記録媒体上におけるn回目(nは自然数)の記録動作の終点のディスク回転速度と、(n+1)回目の記録動作の始点のディスク回転速度が異なる場合は、n回目の記録動作と(n+1)回目の記録動作の間の再生動作中に、(n+1)回目の記録動作の始点でのディスク状記録媒体回転速度に変更し、
    前記ディスク状記録媒体上におけるn回目の記録動作の終点のディスク回転速度と、(n+1)回目の記録動作の始点のディスク回転速度が同じ場合は、n回目の記録動作のディスク状記録媒体回転速度を保持されるように、前記ディスク状記録媒体の回転速度の制御を行う記録再生装置。
  4. 前記回転速度の変更に伴う、前記再生動作中の再生信号の伝送レートの変化に合わせて、前記ディスク状記録媒体から読み出された信号を復調し、時間軸伸張して前記データを再生する請求項3記載の記録再生装置。
  5. 前記ディスク状記録媒体は、DVD−RW、DVD−RAM及びCD−RWのいずれかである請求項6記載の記録再生方法。
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