JP2000180975A - 磁気ヘッドの保護機構 - Google Patents

磁気ヘッドの保護機構

Info

Publication number
JP2000180975A
JP2000180975A JP10351763A JP35176398A JP2000180975A JP 2000180975 A JP2000180975 A JP 2000180975A JP 10351763 A JP10351763 A JP 10351763A JP 35176398 A JP35176398 A JP 35176398A JP 2000180975 A JP2000180975 A JP 2000180975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
magnetic head
cleaning
magnetic
protection mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10351763A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehisa Ono
剛久 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10351763A priority Critical patent/JP2000180975A/ja
Publication of JP2000180975A publication Critical patent/JP2000180975A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムキャリア内部の磁気ヘッドに付着し
た埃を機械的に除去して、磁気ヘッドを掃除する煩雑さ
を解消することができる磁気ヘッドの保護機構を得る。 【解決手段】 所定量のネガフィルム12が搬送された
後、オペレータが搬送路20内にネガフィルム12がな
いことを確認して、クリーニングボタン55を押すと、
制御部62から駆動指令が駆動モータ60に送られる。
これにより、駆動モータ60が駆動し、駆動軸54を略
1/4回転させる。駆動軸54の回転により、駆動軸5
4に一端が固定されたアーム52が回転すると、アーム
52の他端に支持された支持体50がクリーニングシー
ト48を押し出す。このため、クリーニングシート48
は、シート挿通孔64を通り、フィルム搬送路20を経
て、磁気ヘッド部28に到達し、磁気ヘッドのトラック
面の埃を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像が記録された
写真フィルムを露光部へ搬送するフィルムキャリアに関
し、特に、フィルムの磁気情報を読取り・記録する磁気
ヘッドに付着した埃等を除去する磁気ヘッドの保護機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】ネガフィルムは、プリント時に、カート
リッジから引出されて、フィルムキャリアに設けられた
搬送路内を移動し、露光部へ至る。
【0003】また、このフィルムキャリアの搬送路に
は、ネガフィルムに記録された磁気情報を読取り・記録
するための磁気ヘッドが設けられている。
【0004】この磁気情報の読取りは、磁気ヘッドに対
向した位置に配置されている従動式の搬送ローラがカー
トリッジから引出されたネガフィルムの磁気層に磁気ヘ
ッドを押圧して磁気情報を読み取らせることにより行れ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁気ヘッドに
埃等が付着していると、ネガフィルムに記録された磁気
情報の読取り又は記録ができなくなる問題がある。この
問題を解決するために、毎日のように磁気ヘッドの掃除
(メンテナンス)をしなければならなかった。
【0006】一方、磁気ヘッドは固定されて搬送されて
くるフィルムと常時接触しているので、磁気ヘッドが摩
耗し、この結果、磁気ヘッドの寿命が短くなる問題があ
る。
【0007】そこで、本発明は、機械的に磁気ヘッドに
付着した埃を除去して、磁気ヘッドの掃除の煩雑さを解
消することができ、かつ磁気ヘッドの寿命を向上させる
磁気ヘッドの保護機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、撮影された画像を有するフィルムを搬送路に搬送さ
せてフィルムの磁気情報を読取り・記録する磁気ヘッド
を具備したフィルムキャリアに用いられ、フィルムが搬
送されていないときに、磁気ヘッドのトラック面上の付
着物を除去するクリーニング手段を有することを特徴と
する磁気ヘッドの保護機構である。
【0009】この構成によれば、フィルムキャリア内部
には、搬送路を搬送してくる撮影された画像を有するフ
ィルムの磁気情報を読取り・記録するために、磁気ヘッ
ドが配置されている。この磁気ヘッドを使用し続ける
と、磁気ヘッドのトラック面上に埃等の付着物が付着す
る。
【0010】そして、この磁気ヘッドのトラック面上に
付着物が付着すると、フィルムが搬送されていない時
に、クリーニング手段により、その付着物を除去させ
る。これにより、磁気ヘッドの磁気情報を読取り、記録
する機能が維持でき、その寿命を向上させることができ
る。このため、メンテナンス、掃除等の保守点検作業の
煩雑さを省くことができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、クリーニング手
段は、磁気ヘッドのトラック面と当接して回転するクリ
ーニングローラーであることを特徴とする。
【0012】この構成によれば、クリーニング手段とし
て、磁気ヘッドのトラック面と当接して回転するクリー
ニングローラーを用いているので、磁気ヘッドのトラッ
ク面を容易にクリーニングすることができることに加
え、フィルム搬送時に、クリーニングローラーをそのま
ま搬送ローラーとして使用することができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、クリーニングロ
ーラにクリーニング剤を供給する供給手段を有すること
を特徴とする。
【0014】この構成によれば、供給手段により、クリ
ーニングローラーにクリーニング剤を供給することで、
クリーニングローラとしての機能を維持することができ
る。すなわち、磁気ヘッドのトラック面をクリーニング
した後に、クリーニングローラに供給されたクリーニン
グ剤が少なくなっても、供給装置によりクリーニング剤
を補充することができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、クリーニング手
段は、磁気ヘッドのトラック面上の付着物を除去するク
リーニングシートと、フィルム搬送路と連通する挿通孔
と、クリーニングシートを挿通孔を通して磁気ヘッドの
トラック面上に送出すシート送出手段と、を有すること
を特徴とする。
【0016】この構成によれば、クリーニング手段とし
て、磁気ヘッドのトラック面上の付着物を除去するクリ
ーニングシートが、シート送出手段により、フィルム搬
送路と連通する挿通孔を通って磁気ヘッドのトラック面
上に送り出される。このため、クリーニングシートが磁
気ヘッドのトラック面と接触することにより、磁気ヘッ
ドのトラック面上に付着した付着物を除去することがで
きる。
【0017】請求項5に記載の発明は、撮影された画像
を有するフィルムを搬送路に搬送させてフィルムの磁気
情報を読取り・記録する磁気ヘッドを具備したフィルム
キャリア内に用いられ、フィルムの磁気情報の有無を識
別する識別手段と、識別手段により磁気情報が記録され
ていないと識別されたときに、磁気ヘッドを搬送路上か
ら退避させる退避手段と、を有することを特徴とする。
【0018】この構成によれば、搬送路を搬送する撮影
された画像を有するフィルムの磁気情報の有無を判断す
るため、フィルムキャリア内にはフィルムの磁気情報の
有無を識別する識別手段が設けられている。この識別手
段により、搬送されてくるフィルムが磁気情報を有して
いるか否かが識別される。
【0019】この結果、フィルムの磁気情報が記録され
ていないと識別された場合には、磁気ヘッドは不要とな
るため、退避手段により磁気ヘッドがフィルム搬送路上
から退避させられる。退避された磁気ヘッドは、搬送路
に露出していないので、搬送されてくるフィルムと接触
することがない。このため、フィルムに埃が付着してい
ても、磁気ヘッドが汚れることがなく、また、搬送され
てくるフィルムとの接触による磁気ヘッドの摩耗を低減
する。
【0020】請求項6に記載の発明は、識別手段は、フ
ィルムの長手方向の画像撮影領域以外の先端部であるリ
ーダー部または後端部であるトレーラ部に設けられた磁
気層に記録された磁気情報の有無を識別することを特徴
とする。
【0021】この構成によれば、磁気情報は、フィルム
の長手方向の画像撮影領域外の先端部にあるリーダー
部、あるいは後端部にあるトレーラー部に設けられた磁
気層に記録されている。上記識別手段は、この磁気層に
記録された磁気情報の有無を識別する。このため、磁気
情報の有無の識別が容易となる。
【0022】請求項7に記載の発明は、撮影された画像
を有するフィルムを搬送路に搬送させてフィルムの磁気
情報を読取り・記録する磁気ヘッドを具備したフィルム
キャリア内に用いられ、フィルムがレンズ付きフィルム
に使用されたか否かを識別する識別手段と、識別手段に
よりフィルムがレンズ付きフィルムに使用されたと識別
されたときに、磁気ヘッドを搬送路上から退避させる退
避手段と、を有することを特徴とする。
【0023】この構成によれば、フィルムキャリア内部
には、フィルムがレンズ付きフィルムに使用されたか否
かを識別する識別手段が設けられており、この識別手段
により搬送されてくるフィルムがレンズ付きフィルムに
使用されたと識別されたときに、磁気ヘッドは不要とな
るため、退避手段により磁気ヘッドが搬送路上から退避
される。退避された磁気ヘッドは、搬送路に露出してい
ないので、搬送されてくるフィルムと接触することがな
い。このため、フィルムに埃が付着していても、磁気ヘ
ッドが汚れることがなく、また、搬送されてくるフィル
ムとの接触による磁気ヘッドの摩耗を低減する。
【0024】請求項8に記載の発明は、識別手段は、フ
ィルムあるいはフィルムが巻き取られるカートリッジに
形成され、レンズ付きフィルムに使用されたか否かを識
別するための切欠きと、切欠きを検出し、フィルムがレ
ンズ付きフィルムに使用されたか否かを識別する検出装
置と、で構成されたことを特徴とする。
【0025】この構成によれば、レンズ付きフィルムに
使用されたか否かを識別するための切欠きがフィルムあ
るいはフィルムが巻き取られたカートリッジに形成され
ている。この切欠きが検出装置により検出されて、搬送
されてくるフィルムがレンズ付きフィルムに使用された
か否かが識別される。このため、レンズ付きフィルムに
使用されたか否かの識別が容易となる。
【0026】請求項9に記載された発明は、識別手段
は、フィルムあるいはフィルムが巻き取られるカートリ
ッジに形成され、レンズ付きフィルムに使用されたか否
かを識別するためのバーコードと、バーコードを検出
し、フィルムがレンズ付きフィルムに使用されたか否か
を識別する検出装置と、で構成されたことを特徴とす
る。
【0027】この構成によれば、レンズ付きフィルムに
使用されたか否かを識別するためのバーコードがフィル
ムあるいはフィルムが巻き取られたカートリッジに形成
されている。このバーコードが検出装置により検出され
て、搬送されてくるフィルムがレンズ付きフィルムに使
用されたか否かが識別される。このため、レンズ付きフ
ィルムに使用されたか否かの識別が容易となる。
【0028】請求項10に記載の発明は、磁気ヘッドが
フィルム搬送路から退避した後、磁気ヘッドを収納する
収納手段を有することを特徴とする。
【0029】この構成によれば、収納手段により、磁気
ヘッドは、フィルム搬送路から退避した後、収納され
る。このため、磁気ヘッドの不使用時に、磁気ヘッドに
埃等が付着することなく、錆の発生も抑制することがで
きる。
【0030】請求11に記載の発明は、収納手段に、磁
気ヘッドのトラック面と接触するクリーニング面が設け
られたことを特徴とする。
【0031】この構成によれば、磁気ヘッドの収納時
に、同時にクリーニング面が磁気ヘッドのトラック面と
接触して、磁気ヘッドのトラック面をクリーニングする
ことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の第1実施形態に係る磁気ヘッドの保護機構について
説明する。
【0033】図1には、フィルムキャリア10が示され
ている。同図に示すフィルムキャリア10は、図示しな
いプリンタプロセッサに取り付けられている。このフィ
ルムキャリア10により、写真フィルム(以下、一例と
して「ネガフィルム12」(図2参照)という。)は露
光部へ搬送され、各画像コマに記録された画像が印画紙
へ焼付けられる。
【0034】フィルムキャリア10には、カートリッジ
装填部14が設けられ、ネガフィルム12が巻き取られ
たカートリッジ16が装填される。カートリッジ16が
装填されると、スプール軸18には図示しない駆動モー
タによって回転駆動されるドライブシャフトが係合し、
スプール軸18の回転によってカートリッジ16からネ
ガフィルム12が送り出され、あるいはカートリッジ1
6のスプール軸18に巻き取られる。
【0035】また、カートリッジ装填部14のネガフィ
ルム12の送出し側には、ネガフィルム12を搬送する
フィルム搬送路20が形成されている。フィルム搬送路
20は、搬送したネガフィルム12を巻き取って収容す
るフィルム巻取部22まで延在している。
【0036】フィルム搬送路20上には、搬送ローラ2
4(図1参照)が所定の間隔で配置されている。これら
の搬送ローラ24は、フィルム搬送路20の幅方向の両
端に配置されており、図示しない駆動モータにより回転
駆動されるシャフトと係合している。
【0037】また、これらの搬送ローラ24に対向して
開閉可能なカバ23ーにはアイドルローラ26(図1参
照)が回転自在に設けられており、カバー23を閉じた
後、搬送ローラ24とアイドルローラ26との間でネガ
フィルム12の幅方向の両端部を挟持し搬送するように
なっている。
【0038】また、図2に示すように、フィルム搬送路
20上にはネガフィルム12の幅方向の両端部に位置す
るように、磁気ヘッド部28が露出している。
【0039】磁気ヘッド部28には、ネガフィルム12
の磁気トラック32に記録されている磁気情報を読取る
ための読取ヘッド30Aが上流側に、磁気トラック32
の磁気情報を記録するための記録ヘッド30Bが下流側
に配置されている。
【0040】また、これら読取ヘッド30A、記録ヘッ
ド30Bと対向してカバー23には対向ローラ34が設
けられている。この対向ローラ34は、ネガフィルム1
2を搬送させるとともに、ネガフィルム12の磁気層を
読取ヘッド30A、記録30Bに接触させ、ネガフィル
ム12の磁気情報の読み取り及び記録を可能としてい
る。
【0041】各対向ローラ34は、図3に示すように、
その外周にゴム等の弾性材で成形された中空円柱状のク
リーニング手段としてのゴムカバー29が嵌められてい
る。
【0042】また、記録ヘッド30Bに対向する一対の
対向ローラ34は、第1の駆動軸38に取り付けられて
いる。第1の駆動軸38の両端は、軸受け33で軸支さ
れており、軸受け33がばね35により記録ヘッド30
B側に付勢されている。
【0043】また、この第1の駆動軸38には第1のギ
ア36が取付けられ、この第1のギア36が第1の駆動
モータ40(ステッピングモータ)の第1のピニオン4
2と噛み合っている。また、読取ヘッド30Aに対向す
る一対の対向ローラ34は、従動シャフト39に取付け
られている。従動シャフト39の両端は、第1の駆動軸
38と同様に、軸受け33で軸支されており、軸受け3
3がばね35により読取ヘッド30A側に付勢されてい
る。
【0044】第1の駆動軸38と従動シャフト39には
プーリー41、43が取付けられている。このプーリー
41、43には、タイミングベルト44が巻き掛けられ
ている。これにより、第1の駆動モータ40からの駆動
力が第1の駆動軸38から従動シャフト39に伝達され
る。
【0045】また、図4及び図5に示すように、磁気ヘ
ッド部28の近傍には、読取ヘッド30A、記録ヘッド
30Bの磁気情報検出面(トラック面W)を洗浄するク
リーニングシート48が配置されている。
【0046】クリーニングシート48は、例えば、径が
10μm以下の超極細繊維の織布で織布の厚みは0.2
mm〜0.3mmの厚手のものが用いられる。このクリ
ーニングシート48を読取ヘッド30A、記録ヘッド3
0B上に送り出すことにより、磁気ヘッド30A、30
Bのトラック面W上に付着した埃やゴミを除去する。
【0047】なお、クリーニングシート48の具体例と
しては、東レ製トレシー、ミラクルクロス、ミラクレー
ション、鐘紡製ザヴィーナミニマックス、クラウゼンM
CF、帝人製ミクロスター(いずれも商品名)があり、
これらを用いることができる。
【0048】このクリーニングシート48の他端は、長
方形状の支持体50に挟まれている。支持体50は、そ
の両端部で一対のアーム52の一端により回動可能に支
持されている。また、各アーム52の他端には、両端部
が軸受け53に支持された第2の駆動軸54が固定され
ている。第2の駆動軸54の一端には、第2のギア56
が設けられており、この第2のギア56に第2の駆動モ
ータ60(ステッピングモータ)の第2のピニオン58
が噛んでいる。さらに、第2の駆動モータ60の回転
数、駆動周期は制御部62で制御される。
【0049】なお、第2の駆動軸54を減速回転させる
ため、第2の駆動ギア58は第2のギア56に比して、
小径に、かつ歯数を少なくして形成されている。
【0050】また、磁気ヘッド部28近傍には、フィル
ム搬送路20の搬送路面と連通するシート挿通孔64が
形成されている。クリーニングシート48は、アーム5
2の回転により、このシート挿通孔64に通されフィル
ム搬送路20に進入して、読取ヘッド30A、記録ヘッ
ド30B上に到達し、それぞれのトラック面Wをクリー
ニングする。
【0051】一方、磁気ヘッド部28の下流側には、露
光部として開口部66が設けられている(図1参照)。
この開口部66上にはマスク67及び圧着板68が配置
されている。このマスク67と圧着板68とによって、
開口部66に配置されたネガフィルム12を挟持し、こ
の開口部66の下方から光を照射し、ネガフィルム12
の画像コマ70(図2参照)を透過した光によって図示
しない印画紙を露光し、画像コマ70に記録された画像
を印画紙へ焼付ける。
【0052】さらに、その下流側には、ネガフィルム1
2を巻取軸72に巻き込んで収容するフィルム巻取部2
2が設けられている。
【0053】次に、本形態に係る磁気ヘッドの保護機構
の作用について説明する。
【0054】カートリッジ16に巻取られてカートリッ
ジ装填部14に装填されたネガフィルム12は、図示し
ない駆動モータによって回転駆動されるドライブシャフ
トによりスプール軸18が回転駆動されて、カートリッ
ジ16から送り出される。
【0055】ネガフィルム12は、搬送ローラ24とア
イドルローラ26との間に挟持されつつ、搬送ローラ2
4により駆動力が与えられて、フィルム搬送路20中を
移動する。そして、ネガフィルム12は、磁気ヘッド部
28上に到達する。磁気ヘッド部28上では、ネガフィ
ルム12は、ばね35で付勢された対向ローラ34によ
り読取ヘッド30A、記録ヘッド30Bに押し付けられ
ると共に、対向ローラ34からさらに駆動力が与えられ
る。
【0056】ここで、対向ローラ34による駆動は、以
下のように行われる。
【0057】すなわち、図3に示すように、第1の駆動
モータ40により第1の駆動シャフト38が回転駆動さ
れる。この第1の駆動軸38が回転することによりタイ
ミングベルト44を介して従動シャフト39が回転され
る。したがって、第1の駆動軸38及び従動シャフト3
9の回転により、対向ローラ34が回転して、ネガフィ
ルム12を下流側へ搬送する。
【0058】次に、ネガフィルム12が磁気ヘッド部2
8上を通過してさらに下流側に移動すると、ネガフィル
ム12は露光部に至る。ここでは、磁気トラック32に
記録されている磁気情報を読取ヘッド30Aで読取りな
がら、図示しないセンサでパーフォレーション76(図
2参照)を検出して、読取ヘッド30Aで読み取った磁
気情報が何れの画像コマ70(図2参照)に関するもの
であるかを判断すると共に、ネガフィルム12を正確に
搬送し、開口部66で読み取った磁気情報に基づいた焼
付け処理が行われる。
【0059】以上説明したように、ネガフィルム12
は、フィルムキャリア10内を搬送されていくが、磁気
ヘッド部28のトラック面Wに埃やゴミが付着している
と、正確に磁気情報を読み取り・記録できない。
【0060】このため、所定量のネガフィルム12が搬
送されると、オペレーターが搬送路20内にネガフィル
ム12が無いときに、クリーニングボタン55(図4参
照)を押すと、制御部62からの駆動指令により第2の
駆動モータ60が駆動し、第2の駆動軸54を略1/4
回転させる。第2の駆動軸54の回転によりアーム52
が回転すると、アーム52に回動可能に支持された支持
体50が、第2の駆動軸54を中心とし半径をアーム5
2の長さとする円の円周方向に向って運動する。
【0061】図5に示すように、この運動によって、支
持体50は、クリーニングシート48を押し出し、シー
ト挿通孔64を通じて、読取ヘッド30A及び記録ヘッ
ド30Bと対向ローラ34との間に到達させる。
【0062】これにより、読取ヘッド30A、記録ヘッ
ド30B及びゴムカバー29上に付着した埃やゴミがク
リーニングシート48で除去される。
【0063】この結果、各磁気ヘッド30A、30Bに
よるネガフィルム12の磁気情報の読取り・記録を正確
に行うことができる。
【0064】なお、第2の駆動モータ60を逆回転させ
ることにより、クリーニングシート48がシート挿通孔
64に引き戻される。これにより、クリーニングシート
48を往復移動させることができ、クリーニング効果が
向上する。
【0065】次に、本発明の第2実施形態に係る磁気ヘ
ッドの保護機構について説明する。
【0066】本形態は、本発明の第1実施形態で、ネガ
フィルム12を搬送する搬送ローラとして用いられてい
る対向ローラ34のゴムカバー29にクリーニング剤1
1を供給するものである(図3参照)。
【0067】また、ゴムカバー29の上方には、ゴムカ
バー29の外周面にクリーニング剤11を供給する供給
装置13が設けられている。この供給装置13の内部に
は、例えば、エタノール(55%以下)と表示されたF
ujifilmミニラボマグネクリーナーMC−100
(商品名)のクリーニング剤11が貯溜されている。そ
して、このクリーニング剤11が供給装置13の開閉弁
15を開放した先端部Bからゴムカバー29の外周面に
滴下する。なお、ゴムカバー29として、例えば、ウレ
タン、シリコン等の発砲ゴムが望ましい。
【0068】次に、本形態に係る磁気ヘッドの保護機構
の作用について説明する。
【0069】先ず、供給装置13の弁15を開放して、
供給装置13に貯溜していたクリーニング剤11をゴム
カバー29の外周面に滴下する。滴下したクリーニング
剤11は、ゴムカバー29に吸収され、あるいはその表
面に付着する。
【0070】次に、第1実施形態と全く同様に、ネガフ
ィルム12を搬送していないときに、第1の駆動モータ
40を駆動させ、第1のピニオン42、第1のギア36
を介して第1の駆動軸38を回転させるとともに、タイ
ミングベルト44により従動シャフト39を回転させ、
クリーニング剤11が付着した対向ローラ34を回転さ
せる。
【0071】これにより、クリーニング剤11がゴムカ
バー29に付着されあるいは吸収された状態で、読取ヘ
ッド30A、記録ヘッド30Bのトラック面Wを洗浄す
るため、クリーニング効果を一層高めることができる。
【0072】また、対向ローラ34を上記したようなク
リーニングローラとして用いることにより、既存の部品
でクリーニングすることができ、別途クリーニング装置
を設けることなくてすむ。
【0073】なお、供給装置13によらず、予め対向ロ
ーラ34の外周のゴムカバー29に揮発性の洗浄物質を
塗布あるいは染み込ませてもよい。
【0074】この場合、洗浄物質が揮発性であり、常温
で蒸発する。したがって、ネガフィルム12を搬送する
機能をも兼ねる対向ローラ34のゴムカバー29に塗布
あるいは染み込ませても、その後にネガフィルム12を
搬送する時に、洗浄物質がネガフィルム12に付着しな
いので、ネガフィルム12に悪影響を与えず、ネガフィ
ルム12の品質を維持することができる。
【0075】次に、本発明の第3実施形態に係る磁気ヘ
ッドの保護機構を図6、図7に基づいて説明する。
【0076】本形態の磁気ヘッドの保護機構は、搬送さ
れてくるネガフィルム12の磁気情報の有無、あるいは
搬送されてくるフィルムがレンズ付きフィルムに使用さ
れたか否かを判断して、ネガフィルム12に磁気情報が
記録されていない場合、あるいはレンズ付きフィルムに
使用された場合に、読取ヘッド30A、記録ヘッド30
Bをフィルム搬送路20上から退避させ、同時に、収納
してクリーニングするものである。
【0077】なお、本形態の磁気ヘッドの保護機構は、
フィルム搬送路20の幅方向の両側にそれぞれ設けられ
ているため、片方の磁気ヘッドの保護機構についてのみ
説明する。
【0078】フィルムキャリア10(図1参照)内部に
は、フィルムがレンズ付きフィルム(例えば、使い捨て
カメラ)に使用されたか否かを識別する識別手段として
バーコード読取装置102(図12参照)が、カートリ
ッジ装填部14のネガフィルム12搬送側に設けられて
いる。
【0079】すなわち、図12Aに示すように、バーコ
ード読取装置102は、第1の発光素子106、第1の
受光素子108及び第1の制御部104から構成されて
いる。第1の発光素子106及び第1の受光素子108
は、それぞれカートリッジ16から引出されるネガフィ
ルム12のフィルム搬送路の上側及び下側に設けられて
おり、それぞれ第1の制御部104と接続されている。
【0080】また、図12Aに示すように、同じく識別
手段を構成し、上記バーコード読取装置102に読み取
られるバーコード100は、ネガフィルム12がレンズ
付きフィルムに使用されたか否かを識別するためのもの
であり、ネガフィルム12の先端に形成されている。
【0081】一方、図6及び図7に示すように、本形態
における磁気ヘッドの保護機構は、一方の読取ヘッド3
0A及び一方の記録ヘッド30Bが、同一の基盤78上
に配置されている。この基盤78の下面には、シャフト
79が取付けられており、その外周にコイルばね等の弾
性体80が嵌められている。
【0082】また、コイルばね80の他端は、土台81
と接触している。土台81は、図示しない支持具により
支持されている。
【0083】また、シャフト79は、土台81に形成さ
れた挿通孔83に挿通されている。基盤78は、コイル
ばね80によって支持されており、シャフト79の下端
部は宙に浮いた状態となっている。
【0084】このような構成を有する読取ヘッド30A
及び記録ヘッド30Bは、コイルばね80の弾性力と自
重(読取ヘッド30A、記録ヘッド30B及び基盤78
の重さ)が釣合った位置で静止して、フィルム搬送路2
0上にそれぞれのトラック面Wが露出している。
【0085】一方、読取ヘッド30A及び記録ヘッド3
0Bの外側には、読取ヘッド30A、記録ヘッド30B
がフィルム搬送路20上から退避させるときに、これら
のトラック面Wを覆う一対のハウジング82が配置され
ている。
【0086】このハウジング82は、側板84と屋根8
6とで構成され、全体としてコの字状に形成されてい
る。また、屋根86の裏面、すなわち、読取ヘッド30
A、記録ヘッド30Bとの接触面には、クリーニング面
としてクリーニング板88が配置されている。
【0087】なお、クリーニング板88は、クリーニン
グシート48と同様のもので、例えば、径が10μm以
下の超極細繊維の織布で織布の厚みは0.2mm〜0.
3mmの厚手のものが用いられる。なお、クリーニング
板88の具体例としては、東レ製トレシー、ミラクルク
ロス、ミラクレーション、鐘紡製ザヴィーナミニマック
ス、クラウゼンMCF、帝人製ミクロスター(いずれも
商品名)があり、これらを用いることができる。
【0088】また、側版84の下部には第3の駆動軸9
0が取付けられている。各第3の駆動軸90の端部には
第3のギア92がそれぞれ設けられている。この第3の
ギア92同士はそれぞれ噛み合うとともに、一方のギア
92は、さらに第3の駆動モータ94(ステッピングモ
ータ)の駆動軸95に取り付けられた第3のピニオン9
6と噛み合っている。また、第3の駆動モータ94には
ドライバを備えた駆動部98が接続されている。
【0089】次に、本形態に係る磁気ヘッドの保護機構
の作用について説明する。
【0090】先ず、上記したように、ネガフィルム12
がレンズ付きフィルムに使用されたか否かを第1の制御
部104により識別する。この識別は、以下のようにし
て行われる。
【0091】すなわち、第1の制御部104から第1の
発光素子106に発光命令が出力されると、第1の発光
素子106からバーコード100に光が発射される。
【0092】ネガフィルム12に形成されたバーコード
100に光が照射すると、光はバーコード100で遮ら
れ、変動した光量が第1の受光素子108で受光され
る。
【0093】この受光結果がデータとして第1の制御部
104に入力され、第1の受光素子108で受光した光
をパルス変換しパルス波形に表わして、レンズ付きフィ
ルムに使用されたか否かが容易に判断される。
【0094】なお、ネガフィルム12にバーコード10
0が形成されていなければ、第1の発光素子106から
の発射光は、ネガフィルム12を透過して、すべて第1
の受光素子108で受光される結果、第1の制御部10
4によるパルス波形は所定の一定値となる。
【0095】この結果、パルス波形が所定の一定値とな
らず、周期的に変化して、ネガフィルム12がレンズ付
きフィルムに使用されたと判断されると、第1の制御部
104から後述の駆動部98に駆動命令が出力され、駆
動部98が第3の駆動モータ94を駆動させる。
【0096】そして、駆動部98により第3の駆動モー
タ94が駆動されると、第3の駆動ピニオン96、第3
のギアを介して、第3の駆動軸90に駆動力が伝達され
る。第3の駆動軸90は略1/4回転し、それに伴い、
第3の駆動軸90に固定されたハウジング82が回転す
る。
【0097】ハウジング82が回転していくと、図8に
示すように、ハウジング82の一端が読取ヘッド30
A、記録ヘッド30Bのトラック面Wの端部と接触(当
接)する。さらに、このままハウジング82を回転させ
ると、ハウジング82の屋根部86の裏面に設けられた
クリーニング板88が読取ヘッド30A、記録ヘッド3
0Bのトラック面Wと接触しながら回転していく。
【0098】このハウジング82の回転に伴って、図9
に示すように、ハウジング82から読取ヘッド30A、
記録ヘッド30Bへ圧力が及ぼされ、これら磁気ヘッド
の下部の基盤78がコイルばね80の弾性力に抗して押
し下げられていく。この結果、読取ヘッド30A、記録
ヘッド30Bは、フィルム搬送路20上から退避すると
ともに、ハウジング82内に収納される。
【0099】読取ヘッド30A、記録ヘッド30Bがハ
ウジング82に収納されるとき、ハウジング82の屋根
86の裏面と読取ヘッド30A、記録ヘッド30Bのト
ラック面Wとが接触するので、屋根86の裏面に設けら
れたクリーニング板88により、磁気ヘッドのトラック
面Wが掃除され、そこに付着していた埃やゴミ等を除去
することができる。
【0100】なお、クリーニング板88を読取ヘッド3
0A、記録ヘッド30Bのトラック面W上から退避させ
るためには、第3の駆動モータ94を逆に回転させ、上
記した読取ヘッド30A、記録ヘッド30Bをハウジン
グ82の内部に収納するための動作と、逆の動作を行う
ことにより可能となる。そして、クリーニング板88を
往復運動させることにより、クリーニング効果を一層上
げることができる。
【0101】また、第3実施形態に係る磁気ヘッドの保
護機構の駆動手段の変形例として、図10、11に示す
ように、各第3の駆動軸90にそれぞれ独立に第3の駆
動モータ94を設けてもよい。
【0102】この変形例では、各第3の駆動モータ94
を駆動させることにより、ハウジング82を回転させる
ことができ、第一実施形態と同様に、ハウジング82の
屋根部86の裏面に設けられたクリーニング板88によ
り、読取ヘッド30A、記録ヘッド30Bのトラック面
W上の埃やゴミを除去することができる。
【0103】なお、他の識別手段として、バーコード1
00は、図12Bに示すように、カートリッジ16の一
部に形成されていてもよい。
【0104】この構成によれば、発光素子及び受光素子
(いずれも図示省略)がそれぞれ内部に配置され、カー
トリッジ装填部14に設けられたバーコード検出器10
3により、レンズ付きフィルムに使用されたか否かを識
別するバーコード100から反射した光が読み取られ
る。そして、バーコード検出器103と接続した第1の
制御部104により、レンズ付きフィルムに使用された
と判断されれば、第1の制御部104から駆動部98に
駆動データが出力される。
【0105】次に、本発明の第3実施形態に係る磁気ヘ
ッドの保護機構を構成する識別手段の変形例を以下に説
明する。
【0106】識別手段の変形例としては、図13に示す
ように、ネガフィルム12又はカートリッジ16の一部
にレンズ付きフィルムに使用されたか否かを識別するた
めの切欠き112と、この切欠き112を検出し、レン
ズ付きフィルムに使用されたか否かを識別する検出装置
120とから構成されている。
【0107】この場合、レンズ付きフィルムに使用され
たネガフィルム12、又はレンズ付きフィルムに使用さ
れたネガフィルム12を巻き取っているカートリッジ1
6には、切欠き112が形成されている。
【0108】識別手段は、例えば、図13Aに示すよう
に、カートリッジ装填部14(図1参照)のネガフィル
ム搬送口近傍に設けられ、搬送路20の上側に第2の発
光素子114、その下側に第2の受光素子116が配置
されている。
【0109】搬送されてくるネガフィルム12、又はカ
ートリッジ装填部14に装填されたカートリッジ16に
切欠き112が形成されていないときは、第2の発光素
子114からの光は、第2の受光素子116で受光され
ないが、切欠き112が形成されているときは、第2の
受光素子116で受光される。そして、第2の受光素子
114で受光したか否かを第2の受光素子と接続した第
2の制御部118で判断する。
【0110】第2の発光素子114からの光を第2の受
光素子116で受光することにより、レンズ付きフィル
ムに使用されたと判断されれば、以下同様にして、第2
の制御部118から駆動部98に駆動データが出力さ
れ、駆動部98が第3の駆動モータ94を駆動させる。
【0111】したがって、本変形例においては、第2の
受光素子116で第2の発光素子114からの光が受光
されるか否かの観点から、ネガフィルム12がレンズ付
きフィルムに使用されたか否かを容易に識別できる。
【0112】なお、他の識別手段として、図示しない
が、バーコード100、切欠き112の替わりに、レン
ズ付きフィルムに使用されたか否かを識別するための識
別シールをネガフィルム12に貼ってもよい。
【0113】また、ネガフィルム12に磁気情報が記録
されているか否かを識別する識別手段としては、ネガフ
ィルム12の長手方向の画像撮影領域外の先端部である
リーダー部、あるいは後端部であるトレーラー部に設け
られた磁気層に記録された磁気情報の有無を検出装置に
より検出してもよい。この場合、磁気情報が検出されな
ければ、上記と同様に、駆動部98に駆動データが出力
され、読取ヘッド30A、記録ヘッド30Bが搬送路2
0上から退避する。
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ヘッドに埃等が付
着した場合でも、クリーニング手段で埃等を除去するこ
とにより、磁気ヘッドの磁気情報の読取・記録機能を維
持することができる。この結果、磁気ヘッドのメンテナ
ンス等の保守点検作業を行う煩雑さを省くことができ
る。
【0115】また、搬送してくるフィルムに磁気情報が
記録されていないと識別された場合、あるいはレンズ付
きフィルムに使用されたと識別された場合、フィルムキ
ャリア内部に設けた退避手段により、磁気ヘッドを搬送
路上から退避させることにより、搬送されるフィルムに
付着した埃等が磁気ヘッドのトラック面に付着すること
がなく、汚れを防止することができ、また、フィルムと
の接触による磁気ヘッドの摩耗を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の磁気ヘッドの保護機構が設けられる
フィルムキャリアの縦断面図である。
【図2】 本発明の磁気ヘッドの保護機構を備えたフィ
ルムキャリアのフィルム搬送路を示した斜視図である。
【図3】 本発明の磁気ヘッドの保護機構を構成する対
向ローラを駆動させる駆動手段を示した全体斜視図であ
る。
【図4】 本発明の第1実施形態に係る磁気ヘッドの保
護機構の作動前の状態を示す全体斜視図である。
【図5】 本発明の第1実施形態に係る磁気ヘッドの保
護機構の作動後の状態を示す全体斜視図である。
【図6】 本発明の第3実施形態に係る磁気ヘッドの保
護機構の作動前の状態を示す全体斜視図である。
【図7】 本発明の第3実施形態に係る磁気ヘッドの保
護機構の作動後の状態を示す全体斜視図である。
【図8】 本発明の第3実施形態に係る磁気ヘッドの保
護機構の収納手段が磁気ヘッドに接触するときを示す断
面図である。
【図9】 本発明の第3実施形態に係る磁気ヘッドの保
護機構の収納手段が作動した後の状態を示す断面図であ
る。
【図10】 本発明の第3実施形態に係る磁気ヘッドの
保護機構の変形例の作動前状態を示す全体斜視図であ
る。
【図11】 本発明の第3実施形態に係る磁気ヘッドの
保護機構の変形例の作動後状態を示す全体斜視図であ
る。
【図12】 本発明の磁気ヘッドの保護機構を構成し、
レンズ付きフィルムに使用されたか否かを識別する識別
手段を示した構成図である。
【図13】 本発明の磁気ヘッドの保護機構を構成し、
レンズ付きフィルムに使用されたか否かを識別する識別
手段の変形例を示した構成図である。
【符号の説明】
10 フィルムキャリア 11 クリーニング剤 12 ネガフィルム(フィルム) 13 供給装置(供給手段) 16 カートリッジ 20 フィルム搬送路(搬送路) 30A読取ヘッド(磁気ヘッド) 30B記録ヘッド(磁気ヘッド) 34 対向ローラ(クリーニングローラ) 48 クリーニングシート 50 支持体(シート送出手段) 52 アーム(シート送出手段) 54 第2の駆動軸(シート送出手段) 56 第2のギア(シート送出手段) 58 第2のピニオン(シート送出手段) 60 第2の駆動モータ(シート送出手段) 64 シート挿通孔(挿通孔) 80 コイルばね(退避手段) 82 ハウジング(収納手段、退避手段) 88 クリーニング板(クリーニング面) 90 第3の駆動軸(退避手段) 92 第3のギア(退避手段) 94 第3の駆動モータ(退避手段) 96 第3のピニオン(退避手段) W トラック面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影された画像を有するフィルムを搬送
    路に搬送させて前記フィルムの磁気情報を読取り・記録
    する磁気ヘッドを具備したフィルムキャリアに用いら
    れ、 前記フィルムが搬送されていないときに、前記磁気ヘッ
    ドのトラック面上の付着物を除去するクリーニング手段
    を有することを特徴とする磁気ヘッドの保護機構。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング手段は、前記磁気ヘッ
    ドのトラック面と当接して回転するクリーニングローラ
    ーであることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド
    の保護機構。
  3. 【請求項3】 前記クリーニングローラにクリーニング
    剤を供給する供給手段を有することを特徴とする請求項
    2に記載の磁気ヘッドの保護機構。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング手段は、前記磁気ヘッ
    ドのトラック面上の付着物を除去するクリーニングシー
    トと、 前記搬送路と連通する挿通孔と、 前記クリーニングシートを前記挿通孔を通して前記磁気
    ヘッドのトラック面上に送出すシート送出手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド
    の保護機構。
  5. 【請求項5】 撮影された画像を有するフィルムを搬送
    路に搬送させて前記フィルムの磁気情報を読取り・記録
    する磁気ヘッドを具備したフィルムキャリア内に用いら
    れ、 前記フィルムの磁気情報の有無を識別する識別手段と、 前記識別手段により磁気情報が記録されていないと識別
    されたときに、前記磁気ヘッドを前記搬送路上から退避
    させる退避手段と、 を有することを特徴とする磁気ヘッドの保護機構。
  6. 【請求項6】 前記識別手段は、前記フィルムの長手方
    向の画像撮影領域以外の先端部であるリーダー部または
    後端部であるトレーラ部に設けられた磁気層に記録され
    た磁気情報の有無を識別することを特徴とする請求項5
    に記載の磁気ヘッドの保護機構。
  7. 【請求項7】 撮影された画像を有するフィルムを搬送
    路に搬送させて前記フィルムの磁気情報を読取り・記録
    する磁気ヘッドを具備したフィルムキャリア内に用いら
    れ、 前記フィルムがレンズ付きフィルムに使用されたか否か
    を識別する識別手段と、 前記識別手段により前記フィルムがレンズ付きフィルム
    に使用されたと識別されたときに、前記磁気ヘッドを前
    記搬送路上から退避させる退避手段と、 を有することを特徴とする磁気ヘッドの保護機構。
  8. 【請求項8】 前記識別手段は、前記フィルムあるいは
    当該フィルムが巻き取られるカートリッジに形成され、
    前記レンズ付きフィルムに使用されたか否かを識別する
    ための切欠きと、 前記切欠きを検出し、前記フィルムが前記レンズ付きフ
    ィルムに使用されたか否かを識別する検出装置と、 で構成されたことを特徴とする請求項7に記載の磁気ヘ
    ッドの保護機構。
  9. 【請求項9】 前記識別手段は、前記フィルムあるいは
    当該フィルムが巻き取られるカートリッジに形成され、
    前記レンズ付きフィルムに使用されたか否かを識別する
    ためのバーコードと、 前記バーコードを検出し、前記フィルムが前記レンズ付
    きフィルムに使用されたか否かを識別する検出装置と、 で構成されたことを特徴とする請求項7に記載の磁気ヘ
    ッドの保護機構。
  10. 【請求項10】前記磁気ヘッドが前記搬送路から退避し
    た後、前記磁気ヘッドを収納する収納手段を有すること
    を特徴とする請求項5乃至9のいずれか1項に記載の磁
    気ヘッドの保護機構。
  11. 【請求項11】前記収納手段に、前記磁気ヘッドのトラ
    ック面と接触するクリーニング面が設けられたことを特
    徴とする請求項10に記載の磁気ヘッドの保護機構。
JP10351763A 1998-12-10 1998-12-10 磁気ヘッドの保護機構 Pending JP2000180975A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10351763A JP2000180975A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 磁気ヘッドの保護機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10351763A JP2000180975A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 磁気ヘッドの保護機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000180975A true JP2000180975A (ja) 2000-06-30

Family

ID=18419450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10351763A Pending JP2000180975A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 磁気ヘッドの保護機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000180975A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07203133A (ja) 読取・印字装置
US4556890A (en) Cleaning apparatus for a magnetographic recording head
JP2000180975A (ja) 磁気ヘッドの保護機構
JP4929032B2 (ja) 印刷装置
KR930007612B1 (ko) 부재표면의 클리닝장치 및 지폐류 취급장치
JP3548278B2 (ja) フィルムキャリア
JP3206333B2 (ja) 写真焼付け装置
JP2845969B2 (ja) 紙葉類取扱い装置
JP2726145B2 (ja) フィルムカセット
JP3580181B2 (ja) 写真処理機における露光部の感光材料搬送装置
JPH0676249A (ja) 磁気ヘッドの清掃装置
JPH09114013A (ja) フィルムキャリア
JPH02148487A (ja) カード状情報記録媒体の記録再生装置
JP3855109B2 (ja) 磁気記録再生装置
US5868341A (en) Hand-held film winding device with movable guide bar
JP2002296698A (ja) フイルムキャリア
JPH08220648A (ja) フィルムキャリア
JP3344858B2 (ja) 情報読取装置
JP2002296699A (ja) フイルムキャリア
JP2726147B2 (ja) ネガフィルムの処理方法およびその装置
JPH06289507A (ja) フィルムキャリア
JPH08297332A (ja) フィルムキャリア及び磁気ヘッドクリーニング方法
JPH0556448U (ja) カード搬送装置
EP0470857A1 (en) Disk cleaning device and disk operating apparatus incorporating the same
JP2002296696A (ja) フイルムキャリア