JP2000180312A - 流動性試料の採取機構 - Google Patents

流動性試料の採取機構

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JP2000180312A
JP2000180312A JP10353540A JP35354098A JP2000180312A JP 2000180312 A JP2000180312 A JP 2000180312A JP 10353540 A JP10353540 A JP 10353540A JP 35354098 A JP35354098 A JP 35354098A JP 2000180312 A JP2000180312 A JP 2000180312A
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JP10353540A
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English (en)
Inventor
Kozo Kimura
耕三 木村
Yasuhiro Oi
康裕 大井
Satoru Horioka
悟 堀岡
Toshiaki Aoki
利明 青木
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Nikkiso Co Ltd
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
Kurita Water Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固形物の混入を防止しながら流動性試料を採
取する。 【解決手段】 母管2から分岐して途中にバイパス用ポ
ンプ7を設けたバイパス管4と、バイパス管の途中から
流動管の内部に入口側を挿入し、この入口側の先端に開
口した採取口12をバイパス管の下流側に向けて取り付
けた試料採取管11と、試料採取管の途中に設けられ、
上記採取口から流動管内の流動体を試料採取管内に吸引
して試料採取管の出口14から吐出させる試料採取ポン
プ13と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば下水処理場
などの汚泥処理では汚泥濃度を測定するために管内を流
れる汚泥流から所望する量の汚泥を試料として取り出す
必要であり、この様な流動性のある試料を採取するとき
に使用する流動性試料の採取機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】汚泥等のスラリが流れる本管から試料を
採取する従来の試料採取機構としては、例えば特開平7
−294394号公報に記載されているように、本管か
ら分岐した分岐管の途中に、流路を試料供給管側に切り
換え可能な三方弁を設けるとともに、三方弁の下流側に
ポンプを設けたものがある。そして、この採取機構にお
いて試料を採取する場合には、ポンプを作動して本管か
ら分岐管内にスラリを引き込み、この状態で三方弁を試
料供給管側に切り替え、試料供給管の先端に設けた試料
供給ノズルから試料を吐出させて試料皿上に採取する構
成である。
【0003】また、特開平7−103865号公報に記
載されているように、本管から分岐した分岐管に円筒部
を設け、外周部に切欠を設けたピストンを上記円筒部に
摺動させて分岐管内に進入させ、切欠内に試料を定量捕
捉し、このピストンの切欠を分岐管外に引き出して切欠
内の試料を試料皿に吐出させる構成の試料採取機構も提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの試料採取機構においても、スラリ内に約1cm程の
プラスチック片、紙、楊子などの固形物があると、これ
らの固形物も採取してしまう。採取した試料中に固定物
が混入すると、スラリ濃度、汚泥濃度等の測定に際して
誤差が大きくなって正確な測定値を得ることができな
い。また、採取する試料中に固定物が混入すると、試料
採取管が詰まるなどのトラブルの原因となる。
【0005】本発明は上記に鑑み提案されたものであ
り、その目的は、固形物の混入を防止しながら流動性試
料を採取することができる採取機構を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、内部に流動体を流す流動管と、流動管の途中から流
動管の内部に入口側を挿入し、この入口側の先端に開口
した採取口を流動管の下流側に向けて取り付けた試料採
取管と、試料採取管の途中に設けられ、上記採取口から
流動管内の流動体を試料採取管内に吸引して試料採取管
の出口から吐出させる試料採取ポンプと、を備えたこと
を特徴とする流動性試料の採取機構である。
【0007】請求項2に記載のものは、上記流動管が、
一端の入口側を母管の上流側分岐部に接続し、他端の出
口側を母管の下流側分岐部に接続し、途中に設けたバイ
パス用ポンプの作動により母管内を流れる流動体を上流
側分岐部から内部に引き込んで下流側分岐部から母管内
に戻すバイパス管であることを特徴とする請求項1に記
載の流動性試料の採取機構である。
【0008】請求項3に記載のものは、上記試料採取管
の入口側先端部分の外周面に小孔を開設したことを特徴
とする請求項1または2に記載の流動性試料の採取機構
である。
【0009】請求項4に記載のものは、上記試料採取管
の入口側先端部分を、先端に向けて徐々に拡径したこと
を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の流動性
試料の採取機構である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、下水処理場において、汚
泥の濃度を測定する水分測定装置(図示せず)に付随し
て設置する試料採取機構1の概略構成を示す説明図であ
る。なお、図1中、2は、下水処理施設の一部を構成し
ている管であって、流動体である汚泥(原泥)を移送す
る母管2である。
【0011】水分測定装置の概略構成を説明すると、こ
の装置は、採取した試料(汚泥)を試料皿3上に所定量
投入する試料投入ステージ、試料皿3上に投入された試
料を均一な厚さに拡散する拡散ステージ、均一に拡散し
た試料を加熱乾燥しながら重量を測定する加熱乾燥ステ
ージ、重量測定が終了した試料皿3を洗浄して乾燥した
試料を除去する洗浄ステージ等をループ状に順次設けて
あり、加熱乾燥ステージにおいて乾燥前の重量と乾燥後
の重量比を求めて水分量を算出する。なお、試料皿3
は、搬送機構により各ステージの間を順次移動し、洗浄
が終了したものは再度試料投入ステージに送られて繰り
返し使用される。
【0012】本実施形態における試料採取機構1は、母
管2の途中からバイパス管4を分岐し、このバイパス管
4中を流れる流動体を採取するものであり、母管2から
離れた場所に水分測定装置を設置する場合に適する。し
たがって、本実施形態においてはバイパス管4が本発明
の流動管として機能する。
【0013】バイパス管4は、一端の入口側を母管2の
上流側分岐部5に接続し、他端の出口側を、上記上流側
分岐部5よりも下流側に位置する下流側分岐部6に接続
し、途中にはバイパス用ポンプ7を設けるとともに、こ
のバイパス用ポンプ7の下流側にT字状配管材8(所謂
チーズ)を介在させ、このT字状配管材8の横向き開口
9から試料採取管11を挿入して封止する。なお、この
バイパス管4を構成する管は、固形物が混入しても詰ま
らないように内径30mm程度のパイプを使用することが
望ましい。また、バイパス用ポンプ7は、スネークポン
プや弾性材製インペラーを備えたポンプなどを使用する
ことが望ましく、いずれの形式のポンプであっても吸引
口側を上流側分岐部5に、吐出口側を下流分岐部にそれ
ぞれ向けて接続する。
【0014】試料採取管11は、バイパス管4よりも少
し細い径(例えば外径8mm)のパイプを使用して構成さ
れており、L字状に約90度屈曲した入口側の端部を前
記T字状配管材8の横向き開口9から挿入し、この入口
側の先端に開口した採取口12をバイパス管4の下流側
に向けた状態で固定する。そして、この試料採取管11
の入口側部分は、図2(a)に示すように、バイパス管
4の中央に配置させると、バイパス管4の内周面と試料
採取管11との間の流路幅D1が同じ幅になるので流れ
が安定し、固形物が流れてきても引っ掛かることなく通
過する。一方、図2(b)に示すように、試料採取管1
1の入口側部分をT字状配管材8の開口9側に位置する
バイパス管4の内周面に近接させて配置すると、バイパ
ス管4内の流路に対する突出が最小に抑えられるので、
バイパス管4の内周面と試料採取管11との間の流路幅
D2を最大に採ることができ、これにより、中央に配置
した場合に比較して大きな固形物の通過を円滑ならしめ
ることができる。したがって、試料採取管11をバイパ
ス管4の内周面に近接、あるいは当接した状態で設けた
方が、大きな固形物の引っ掛かりを防止できる。
【0015】試料採取管11の途中には試料採取ポンプ
13を設け、この試料採取ポンプ13の吐出口側に接続
した試料採取管11の先端出口14を水分測定装置の試
料採取ステージに臨ませる。試料採取ポンプ13は、バ
イパス管4内を流れている汚泥の一部を採取口12から
吸引して試料採取管11内に取り込んで、出口14から
試料皿3上に吐出させるものであり、本実施形態では可
撓性のあるチューブをローラでしごくチューブポンプ
(しごきポンプ)により構成してある。
【0016】上記した構成からなる採取機構により試料
を採取する場合には、まず、バイパス用ポンプ7を作動
し、母管2内を流れている汚泥を上流側分岐部5からバ
イパス管4内に吸引して流れを分岐する。バイパス管4
内に吸引された汚泥は、バイパス用ポンプ7の吐出口か
ら吐出され、T字状配管材8内を通過して下流側分岐部
6から母管2内に戻る。したがって、バイパス用ポンプ
7を始動して新たに吸引し始めた汚泥が下流側分岐部6
から母管2に戻るまで継続して吸引すると、バイパス用
ポンプ7を始動する以前にバイパス管4内に滞留してい
た残り汚泥はすべて母管2に戻され、その時点で母管2
内を流れている汚泥から分岐して吸引した新たな汚泥だ
けがバイパス管4内を流れる状態となる。
【0017】この状態になったならば、試料採取ポンプ
13を始動して、バイパス管4内の入口側先端の開口か
らバイパス管4内を流れている汚泥を試料採取管11内
に吸引する。この場合、試料採取管11の採取口12が
流れの下流側に向かって開口しているので、汚泥に固形
物が混入して流れていても、試料採取管11の採取口1
2に吸引される汚泥の流量に比較してバイパス管4内を
流れる汚泥の流量の方が遥かに大きく、しかも流れる方
向が逆であり、したがって、汚泥に混入した固形物が試
料採取管11の採取口12から吸引されることを有効に
防止することができる。
【0018】そして、先端の採取口12から試料採取管
11の内部に吸引された汚泥は、試料採取ポンプ13内
を通って圧送され、出口14から吐出されて試料皿3上
に投入される。
【0019】なお、試料採取ポンプ13を始動した時点
において、試料採取管11の内部に前回の採取での汚泥
が残っている場合があり、この残っていた汚泥を測定す
ることなく現時点において母管2内を流れている汚泥の
測定を行う必要がある場合には、出口14から吐出され
た汚泥を試料皿3上に投入することなく、回収管15を
介して戻す。
【0020】この回収管15は、本実施形態では図1中
一点鎖線で示すように、出口14の下方に試料受皿16
を設け、この受皿16に一端を接続したパイプの他端を
バイパス管4の途中、具体的にはバイパス用ポンプ7の
吸引側に接続して構成されており、途中に回収用開閉バ
ルブ17を設けてある。
【0021】したがって、試料採取ポンプ13を始動し
て、ある程度の時間が経過すると、バイパス管4から吸
引した汚泥によって試料採取管11内が満たされ、それ
以前に試料採取管11内に残っていた汚泥が出口14か
ら吐出され、この吐出された汚泥は回収管15を介して
バイパス管4に戻される。バイパス管4内に戻された古
い汚泥は、その殆どがT字状配管材8内を通過して母管
2に戻され、極く僅かな量が試料採取管11の採取口1
2から吸引される。しかしながら、この操作を繰り返す
と再度試料採取管11内に吸引される量は測定値に影響
を及ぼすことがない程度に減少する。したがって、ある
程度の時間上記操作を繰り返すと、試料採取管11内に
は、試料採取ポンプ13を始動する以前に試料採取管1
1内に滞留していた残り汚泥はすべて母管2に戻され、
その時点で母管2内を流れている汚泥から分岐して吸引
した新たな汚泥だけが試料採取管11内を流れる状態と
なる。
【0022】そして、この状態になったならば、試料皿
3をセットして、出口14から吐出される汚泥を試料皿
3上に吐出させて試料の採取を行う。
【0023】この様にして採取された試料が試料皿3上
に投入されると、この試料皿3は拡散ステージに送られ
て試料が均一な厚さに拡散され、その後、加熱乾燥ステ
ージに送られて加熱乾燥されるとともに、重量測定が行
われる。そして、上記した操作による測定を所定回数繰
り返し行うと、採取した試料中には固形物が混入してい
ないので、測定誤差が従来よりも少なくなる。したがっ
て、母管2内を流れている汚泥の水分量を高い精度で測
定することができる。
【0024】また、試料の採取の手順は上記に限らず以
下の手順でもよい。図1に示すように、バイパス管4の
上流側分岐部5の少し下流側にバイパス用第1開閉バル
ブ18を、下流側分岐部6の少し上流側にバイパス用第
2開閉バルブ19をそれぞれ設け、これら第1,第2開
閉バルブ18,19を開き、回収用開閉バルブ17を閉
じた状態で試料採取ポンプ13を作動し、これにより試
料採取管11内に残っていた旧い試料をすべて出口14
から吐出させて試料受皿16内に溜めておき、その後に
試料皿3をセットして試料を採取してもよい。そして、
試料受皿16内に溜めておいた旧い試料を回収処理する
場合には、バイパス用第1開閉バルブ18を閉じ、回収
用バルブ17を開き、この状態でバイパス用ポンプ7を
起動する。この様にすると、バイパス用ポンプ7が試料
受皿16内の試料を、回収管15を介して吸引するの
で、この試料をバイパス管4内に回収して母管2に簡単
に戻すことができる。
【0025】なお、本実施形態における試料採取ポンプ
13はチューブポンプにより構成されているので、可逆
運転が可能であり、試料皿3上に汚泥を採取する前に逆
回転すると、試料採取管11内に残っている古い汚泥を
バイパス管4内に戻すことができる。したがって、回収
管15を設ける必要がなくなり、構成の簡素化を図るこ
とができる。なお、チューブポンプに限らず、可逆運転
が可能なポンプを試料採取ポンプ13として使用すれ
ば、上記操作を同様になし得る。
【0026】また、前記実施形態における試料採取管1
1は、パイプを軸方向に直角に切断して先端の開口を採
取口12としたが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。例えば、図3(a)に示すように、上記試料採取
管11の採取口12側先端部分の外周面に小孔20を開
設してもよい。この小孔20は、採取口12の開口より
も小さいことが望ましいが、その形状は円形であって
も、或は図3(b)に示すように、細長いスリット状の
小孔20′でもよい。さらに、図3(c)に示すよう
に、採取口12に繋がる開放スリット状の小孔20″で
もよい。この様に、試料採取管11の採取口12側の外
周面に小孔20,20′,20″を開設すると、試料を
先端の採取口12から吸引することができるばかりでな
く小孔20,20′,20″からも吸引することがで
き、また先端の採取口12が固形物で塞がれた状態であ
っても小孔20,20′,20″から吸引することがで
き、試料採取ポンプ13への過負荷を防止することがで
きる。また、固形物はバイパス用ポンプ7からの流れに
より下流側分岐部6に向かって流れて行く。
【0027】また、図4に示すように、試料採取管11
の採取口12側先端部分を、先端に向けて徐々に拡径し
てラッパ状あるいは漏斗状に成形した拡径部21を設け
てもよい。この様に、試料採取管11の採取口12側先
端部分に拡径部21を設けると、流れてきた固形物を採
取口12から離隔する方向に案内できるので、固形物を
一層吸引し難くなる。
【0028】前記した各実施形態はいずれも流動管とし
て機能するバイパス管4内に試料採取管11の先端入口
部分を挿入したが、本発明は、これに限定されるもので
はなく、流動管は、内部に流動体を流す管であればよ
い。例えば、前記母管2を流動管として機能させ、この
母管2の途中から試料採取管11の入口側先端部分を挿
入し、選択の採取口12を母管2の下流側に向けてもよ
い。この様に、母管2に直接試料採取管11を挿入する
と、バイパス用ポンプ7やバイパス管4を設ける必要が
無くなり、構成の簡素化を図ることができる。また、試
料は汚泥に限定されるものではなく、流動性のあるもの
であればよい。したがって、下水処理場における汚泥濃
度測定だけではなく、化学工業、食品工業などの分野で
スラリ状の試料を採取する装置として広く使用すること
ができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、内部に流
動体を流す流動管の途中から流動管の内部に試料採取管
の入口側を挿入し、この入口側の先端に開口した採取口
を流動管の下流側に向けて取り付け、試料採取管の途中
に設けた試料採取ポンプにより、上記採取口から流動管
内の流動体を試料採取管内に吸引して試料を採取するの
で、流動管内を流れる流動体に固形物が混入していて
も、この固形物を採取口から吸引することを防止するこ
とができる。したがって、採取した試料中に固形物が混
入することを有効に防止することができ、これにより測
定誤差を小さくすることができ、測定の精度を高めるこ
とができる。また、本発明は構成が簡単であり、製造が
容易である。
【0030】請求項2の発明によれば、母管から分岐し
たバイパス管の途中に試料採取管の入口側を挿入して採
取口を下流側に向け、バイパス管の途中に設けたバイパ
ス用ポンプ7の作動により母管内を流れる流動体をバイ
パス管に引き込んで採取するので、必要な時にだけバイ
パス管内に流動体を流すことができる。したがって、母
管から離れた場所で試料を採取することができ、また、
停止中はバイパス用ポンプや試料採取ポンプに流動体の
流動抵抗の影響を及ぼさないことにより上記ポンプ等の
耐久性を高めることができる。
【0031】請求項3の発明によれば、試料採取管の入
口側先端部分の外周面に小孔を開設したので、試料を先
端の採取口から吸引することができるばかりでなく小孔
からも吸引することができ、採取効率を高めることがで
きる。また、万一、先端の採取口が固形物で塞がれた状
態であっても小孔から吸引することができ、試料採取ポ
ンプへの過負荷を防止することができる。また、固形物
は流れによりそのまま下流側に向かって流れて行く。
【0032】請求項4の発明によれば、試料採取管の入
口側先端部分を、先端に向けて徐々に拡径したので、流
れてきた固形物を一層吸引し難くなり、試料中に固形物
が混入することを一層確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】母管を流動管とした実施形態の概略構成図であ
る。
【図2】(a)は試料採取管の入口側先端部分をバイパ
ス管の中央に配置した場合の断面図、(b)は試料採取
管の入口側先端部分をT字状配管材の開口側に位置する
バイパス管の内周面に近接させて配置した場合の断面図
である。
【図3】(a)は試料採取管の入口側の外周面に丸い小
孔を開設した実施形態の正面図、(b)は試料採取管の
入口側の外周面にスリット状の小孔を開設した実施形態
の正面図であり、(c)は試料採取管の入口側の外周面
に開放スリット状の小孔を開設した実施形態の正面図で
ある。
【図4】試料採取管の入口側先端部分を先端に向けて徐
々に拡径した実施形態の正面図である。
【符号の説明】
1 試料採取機構 2 母管 3 試料皿 4 バイパス管 5 上流側分岐部 6 下流側分岐部 7 バイパス用ポンプ 8 T字状配管材 9 配管材の横向き開口 11 試料採取管 12 採取口 13 試料採取ポンプ 14 試料採取管の出口 16 試料受皿 17 回収用開閉バルブ 18 バイパス用第1開閉バルブ 19 バイパス用第2開閉バルブ 20 小孔 20′スリット状小孔 21 拡径部
フロントページの続き (72)発明者 大井 康裕 東京都新宿区西新宿3丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 堀岡 悟 東京都東村山市野口町2丁目16番地2 日 機装株式会社東村山製作所内 (72)発明者 青木 利明 東京都東村山市野口町2丁目16番地2 日 機装株式会社東村山製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に流動体を流す流動管と、 流動管の途中から流動管の内部に入口側を挿入し、この
    入口側の先端に開口した採取口を流動管の下流側に向け
    て取り付けた試料採取管と、 試料採取管の途中に設けられ、上記採取口から流動管内
    の流動体を試料採取管内に吸引して試料採取管の出口か
    ら吐出させる試料採取ポンプと、を備えたことを特徴と
    する流動性試料の採取機構。
  2. 【請求項2】 上記流動管は、一端の入口側を母管の上
    流側分岐部に接続し、他端の出口側を母管の下流側分岐
    部に接続し、途中に設けたバイパス用ポンプの作動によ
    り母管内を流れる流動体を上流側分岐部から内部に引き
    込んで下流側分岐部から母管内に戻すバイパス管である
    ことを特徴とする請求項1に記載の流動性試料の採取機
    構。
  3. 【請求項3】 上記試料採取管の入口側先端部分の外周
    面に小孔を開設したことを特徴とする請求項1または2
    に記載の流動性試料の採取機構。
  4. 【請求項4】 上記試料採取管の入口側先端部分を、先
    端に向けて徐々に拡径したことを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の流動性試料の採取機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006064603A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Asahi Breweries Ltd サンプリング装置及びビール製造装置
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