JP2000180006A - 保冷コンテナの蓄冷剤保持構造 - Google Patents

保冷コンテナの蓄冷剤保持構造

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JP2000180006A
JP2000180006A JP10352624A JP35262498A JP2000180006A JP 2000180006 A JP2000180006 A JP 2000180006A JP 10352624 A JP10352624 A JP 10352624A JP 35262498 A JP35262498 A JP 35262498A JP 2000180006 A JP2000180006 A JP 2000180006A
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JP
Japan
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cold storage
storage agent
container
cold
holding
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Pending
Application number
JP10352624A
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English (en)
Inventor
Kenji Ogawa
圏二 小川
Toshifumi Ohara
敏史 大原
Seiichiro Kuno
誠一郎 久野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナ内で自然対流を発生させて、保冷効
果を十分に発揮させる。 【解決手段】 板状の蓄冷剤11を複数枚保持可能なス
トッカー12を、コンテナ1の前面開口部側に配置され
る蓄冷剤差込口12aと、背面パネル側に配置される左
右一対の保持フレーム12b,12bとで形成して、コ
ンテナ1の天井パネル6内面に設けるとともに、蓄冷剤
差込口12aと開口部に設けた扉8内面との間隔を蓄冷
剤11の奥行よりも短くした.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨車、自動車、貨
物船、航空機等に搭載されて、積荷を冷却した状態で輸
送する保冷コンテナの蓄冷剤保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】冷却源として蓄冷剤を用いる保冷コンテ
ナでは、積荷の間に適宜蓄冷剤を置いたり、コンテナ内
側壁に蓄冷剤収納ポケットを設けて、該ポケットに蓄冷
剤を縦に挿入して運用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような蓄
冷剤の配置では、コンテナ内で自然対流が発生しにく
く、保冷効果が十分に発揮できず、一定の保冷効果を確
保するため、蓄冷剤の数を多く必要とする。また、蓄冷
剤のセット、取外しに時間がかかる。さらに、蓄冷剤と
直接接触する積荷は過冷却になりやすい。
【0004】そこで本発明は、コンテナ内で自然対流を
発生させて、保冷効果を十分に発揮することができる保
冷コンテナの蓄冷剤保持構造を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は、板状の蓄冷剤を複数枚保持可能なスト
ッカーを、コンテナの前面開口部側に配置される蓄冷剤
差込口と、背面パネル側に配置される左右一対の保持フ
レームとで形成し、該ストッカーをコンテナの天井パネ
ル内面に設けるとともに、前記蓄冷剤差込口と前記開口
部に設けた扉内面との間隔を前記蓄冷剤の奥行よりも短
くしたことを特徴としている。また、前記ストッカー
は、前記蓄冷剤差込口を前記保持フレームよりも高い位
置に配置し、該蓄冷剤差込口と保持フレームとを傾斜板
を介して接続したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を航空機搭載用の保
冷コンテナに適用した一実施形態例を図面に示すに基づ
いて説明する。保冷コンテナ1を構成する床パネル2、
両側壁パネル3,4、背面パネル5、天井パネル6、前
面パネル7及び扉8は、それぞれ2枚のアルミ合金板の
間にウレタンフォームをサンドイッチした断熱材で形成
されている。前記床パネル2は、下部にフォークエント
リー部9を備えている。前記側壁パネル3は、床パネル
2の一側から垂直に立ち上がり、前記側壁パネル4は、
床パネル2の他側から斜めに立ち上がった後垂直に立ち
上がっている。前記前面パネル7は、側壁パネル4側に
設けられ、該前面パネル7と前記側壁パネル3間の前面
開口部に観音開きの前記扉8が設けられている。また、
前面パネル7の内側には固定棚10が設けられている。
【0007】前記天井パネル6内面の前面開口部には、
板状の蓄冷剤11を本実施形態例では最大6枚保持可能
なストッカー12が、前面開口部から背面パネル6に至
る長さで、天井パネル6から吊下げられて前記側壁パネ
ル3及び背面パネル5の上部に取付けられた支持フレー
ム13上に4列設けられている。各ストッカー12は、
前面開口部側に配置される蓄冷剤差込口12aと、背面
パネル側に配置される左右一対の保持フレーム12b,
12bとを、蓄冷剤差込口12aから下方へ傾斜する傾
斜板12cを介して接続して連続形成されている。
【0008】これにより、蓄冷剤差込口12aが保持フ
レーム12b,12bより高い位置に配置されて、蓄冷
剤11の蓄冷剤差込口12a方向へのズレ止めと、蓄冷
剤11の保持フレーム12b,12bへの挿入作業と、
保持フレーム12b,12bからの蓄冷剤11取出し作
業を容易にできるようにするとともに、保持フレーム1
2b,12bに保持された蓄冷剤11の上面と天井パネ
ル6内面との間に空間を形成している。
【0009】また、各ストッカー12は、蓄冷剤差込口
12aと前記扉8内面との間隔を前記蓄冷剤11の奥行
よりも短い距離に設置されている。これにより、輸送中
の衝撃等で蓄冷剤11が蓄冷剤差込口12aから落下す
ることを防止する。
【0010】さらに、各ストッカー12の保持フレーム
12b,12bの左右方向への開きを防止するために、
各ストッカー12の前面開口部寄りの上面と、前面開口
部から背面パネル6との中間の下面とに、各ストッカー
12を連結する補助フレーム14,15が設けられてい
る。また、蓄冷剤11の保持枚数を調整するために、各
ストッカー12の背面パネル5側にストッパ16が移動
可能に設けられている。そして、前記支持フレーム14
の前面開口部側には、蓄冷剤11の出し入れ作業時の頭
部保護のために、蛍光赤色ベルト17が取付けられてい
る。
【0011】前記保持フレーム12b,12bは、側部
と上フランジと下フランジとを有する断面コ字状にそれ
ぞれ形成され、上フランジと下フランジとをそれぞれ内
側に向けて対向配置され、両側部間に挿入された蓄冷剤
11の側部及び側部寄りの上面と下面とを側部と上フラ
ンジと下フランジで囲み、両下フランジで蓄冷剤11の
両側部寄りの下面支持するととともに、側部と上フラン
ジと下フランジとで蓄冷剤11の上下方向及び左右方向
の移動を規制している。
【0012】このように構成することにより、ストッカ
ー12の蓄冷剤差込口12aから保持フレーム12b,
12bに蓄冷剤11を挿入して、蓄冷剤11を天井部に
保持できるから、保冷コンテナ1内での自然対流が盛ん
になり、効率よく冷却できる。特に、蓄冷剤11上面と
天井パネル6内面との間に空間が形成されることによ
り、蓄冷剤11の上面からも有効に熱交換でき、少量の
蓄冷剤11で保冷効果を十分に発揮することができる。
また、蓄冷剤11の設置場所が一定なので、使用枚数を
変えることにより、保冷効果の度合いを管理することが
できる。さらに、蓄冷剤11の出し入れが1ヶ所で行え
るから、出し入れ作業が容易で、迅速にできる。また、
蓄冷剤11と積荷とが混在しないから、蓄冷剤11の損
傷が少なく耐用期間が延びるとともに、積荷の過冷却も
防げる。さらに、蓄冷剤11と同じ大きさのケースにド
ライアイスを入れて使用することもできる。
【0013】なお、上記実施形態例では、本発明を航空
機搭載用の保冷コンテナに適用したもので説明したが、
本発明は、その外の輸送機関に搭載される保冷コンテナ
にも適用可能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の保冷コン
テナの蓄冷剤保持構造は、板状の蓄冷剤を複数枚保持可
能なストッカーを、コンテナの前面開口部側に配置され
る蓄冷剤差込口と、背面パネル側に配置される左右一対
の保持フレームとで形成して、コンテナの天井パネル内
面に設けるとともに、蓄冷剤差込口と開口部に設けた扉
内面との間隔を蓄冷剤の奥行よりも短くしたので、蓄冷
剤を天井部に設置できるから、保冷コンテナ内での自然
対流が盛んになり、効率よく冷却できるとともに、輸送
中に蓄冷剤差込口から蓄冷剤が落下することを防止でき
る。また、蓄冷剤の設置場所が一定なので、使用枚数を
変えることにより、保冷効果の度合いを管理することが
できる。さらに、蓄冷剤の出し入れが1ヶ所で行えるか
ら、出し入れ作業を容易にかつ迅速にできる。しかも、
蓄冷剤と積荷とが混在しないから、蓄冷剤の損傷が少な
く耐用期間が延びるとともに、積荷の過冷却も防げる。
【0015】また、蓄冷剤差込口を保持フレームよりも
高い位置に配置し,蓄冷剤保持部と保持フレームを傾斜
板を介して接続したので、蓄冷剤の出し入れ作業が容易
にできるとともに、蓄冷剤の蓄冷剤差込口方向へのズレ
止めができる。さらに、保持フレームと天井パネル内面
との間に空間が形成されるから、蓄冷剤の上面からも有
効に熱交換でき、少量の蓄冷剤で保冷効果を十分に発揮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態例を示す保冷コンテナの
断面側面図である。
【図2】 同じく断面正面図である。
【図3】 同じく断面平面図である。
【図4】 同じく拡大断面平面図である。
【図5】 保冷コンテナの斜視図である。
【符号の説明】
1…保冷コンテナ、5…背面パネル、6…天井パネル、
8…扉、11…蓄冷剤、12…ストッカー、12a…蓄
冷剤差込口、12b…保持フレーム、12c…傾斜板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久野 誠一郎 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 Fターム(参考) 3L044 AA04 BA02 CA11 DC01 KA04 3L045 AA04 AA07 BA02 BA10 CA02 DA05 EA02 KA16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の蓄冷剤を複数枚保持可能なストッ
    カーを、コンテナの前面開口部側に配置される蓄冷剤差
    込口と、背面パネル側に配置される左右一対の保持フレ
    ームとで形成し、該ストッカーをコンテナの天井パネル
    内面に設けるとともに、前記蓄冷剤差込口と前記開口部
    に設けた扉内面との間隔を前記蓄冷剤の奥行よりも短く
    したことを特徴とする保冷コンテナの蓄冷剤保持構造。
  2. 【請求項2】 前記ストッカーは、前記蓄冷剤差込口を
    前記保持フレームよりも高い位置に配置し、該蓄冷剤差
    込口と前記保持フレームとを傾斜板を介して接続したこ
    とを特徴とする請求項1記載の保冷コンテナの蓄冷剤保
    持構造。
JP10352624A 1998-12-11 1998-12-11 保冷コンテナの蓄冷剤保持構造 Pending JP2000180006A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101555684B1 (ko) * 2014-06-05 2015-10-06 한국식품연구원 저장 수송 컨테이너 및 저장 수송 컨테이너의 온도유지 방법
JP2015178931A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 積水化成品工業株式会社 保冷容器

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