JP2000179830A - 偏流防止装置 - Google Patents
偏流防止装置Info
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- JP2000179830A JP2000179830A JP10354567A JP35456798A JP2000179830A JP 2000179830 A JP2000179830 A JP 2000179830A JP 10354567 A JP10354567 A JP 10354567A JP 35456798 A JP35456798 A JP 35456798A JP 2000179830 A JP2000179830 A JP 2000179830A
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- outlet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流体を逆向きに転回するダクトの転回部にお
いて、流体が入口では一様な速度分布であったものが、
転回後の出口では偏流が大きい速度分布となるが、一般
にダクト内で流体の偏流が生じることは好ましくなく、
そのような転回部においても容易に偏流を抑制できる偏
流防止装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 入口側外壁と内壁に挟まれた入口側流路
と同内壁と出口側外壁に挟まれた出口側流路とが逆向き
に隣合い、同内壁の先端と間隔を有して前記入口側外壁
と出口側外壁とに接続する外壁を有し、前記入口側流路
と出口側流路が前記内壁の先端廻りに接続した転回部を
形成するダクトにおいて、前記内壁の先端の側方の出口
側流路内に前記出口側外壁と平行なじゃま板を設け、あ
るいは、前記内壁の先端近傍の前記入口側外壁に面した
側に突起部を設けてなることを特徴とする偏流防止装
置。
いて、流体が入口では一様な速度分布であったものが、
転回後の出口では偏流が大きい速度分布となるが、一般
にダクト内で流体の偏流が生じることは好ましくなく、
そのような転回部においても容易に偏流を抑制できる偏
流防止装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 入口側外壁と内壁に挟まれた入口側流路
と同内壁と出口側外壁に挟まれた出口側流路とが逆向き
に隣合い、同内壁の先端と間隔を有して前記入口側外壁
と出口側外壁とに接続する外壁を有し、前記入口側流路
と出口側流路が前記内壁の先端廻りに接続した転回部を
形成するダクトにおいて、前記内壁の先端の側方の出口
側流路内に前記出口側外壁と平行なじゃま板を設け、あ
るいは、前記内壁の先端近傍の前記入口側外壁に面した
側に突起部を設けてなることを特徴とする偏流防止装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラの排気ダク
ト等において、流体の流れを逆向きに転回する転回部に
適用される偏流防止装置に関する。
ト等において、流体の流れを逆向きに転回する転回部に
適用される偏流防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に流体の流れを逆向きに転回する形
状のダクトの転回部の従来の例としてボイラの排ガスダ
クト等におけるものの断面を示し説明する。
状のダクトの転回部の従来の例としてボイラの排ガスダ
クト等におけるものの断面を示し説明する。
【0003】ダクトの転回部1は、入口側外壁2と内壁
4に挟まれた入口側流路と同内壁4と出口側外壁3に挟
まれた出口側流路とが逆向きに隣合い、同内壁4の先端
4−1と間隔を有して前記入口側外壁2と出口側外壁3
とに接続する外壁5を有し、前記入口側流路と出口側流
路が前記内壁先端4−1廻りに接続した転回部を形成し
ている。
4に挟まれた入口側流路と同内壁4と出口側外壁3に挟
まれた出口側流路とが逆向きに隣合い、同内壁4の先端
4−1と間隔を有して前記入口側外壁2と出口側外壁3
とに接続する外壁5を有し、前記入口側流路と出口側流
路が前記内壁先端4−1廻りに接続した転回部を形成し
ている。
【0004】なお、同図において図示省略されている
が、入口側外壁2、出口側外壁3、内壁4の先方と手前
に図面と平行な方向の外壁が設けられて略矩形断面の流
路が形成されるものであることは言うまでもなく、後述
の本発明の実施の形態を示す図1、図2においても同様
である。
が、入口側外壁2、出口側外壁3、内壁4の先方と手前
に図面と平行な方向の外壁が設けられて略矩形断面の流
路が形成されるものであることは言うまでもなく、後述
の本発明の実施の形態を示す図1、図2においても同様
である。
【0005】このダクトの180°転回部1において、
排ガス6は入口側外壁2と内壁4との間の入口側流路の
入口7から流入し、内壁先端4−1廻りに転回し、内壁
4と出口側外壁3との間の出口側流路の出口8から流出
するが、入口7では一様な速度分布9であったものが、
転回時に排ガス6の慣性力の影響で内壁先端4−1廻り
の転回の内側では急な転回ができず内壁先端4−1付近
で剥離した流れ10が生じ、内壁4の近傍の出口8側流
路内では逆流成分を含む旋回流11となる。
排ガス6は入口側外壁2と内壁4との間の入口側流路の
入口7から流入し、内壁先端4−1廻りに転回し、内壁
4と出口側外壁3との間の出口側流路の出口8から流出
するが、入口7では一様な速度分布9であったものが、
転回時に排ガス6の慣性力の影響で内壁先端4−1廻り
の転回の内側では急な転回ができず内壁先端4−1付近
で剥離した流れ10が生じ、内壁4の近傍の出口8側流
路内では逆流成分を含む旋回流11となる。
【0006】その結果、転回後の出口8における排ガス
6は内側で逆流、外側で流速が早いという偏流が大きい
速度分布12となる。
6は内側で逆流、外側で流速が早いという偏流が大きい
速度分布12となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般にダクト内で流体
の偏流が生じることは好ましくない。ボイラの排気ダク
ト等で転回後のダクト内に伝熱管群が設置されている場
合には偏流により伝熱量が不均一になり、また、乾式脱
硝装置のように転回後に触媒が設置されている場合には
逆流域が生じると通過時間が不均一となる上に、上流側
から排ガスによって運ばれてきた燃焼灰が付着しやすく
なるなど、不都合の原因となった。
の偏流が生じることは好ましくない。ボイラの排気ダク
ト等で転回後のダクト内に伝熱管群が設置されている場
合には偏流により伝熱量が不均一になり、また、乾式脱
硝装置のように転回後に触媒が設置されている場合には
逆流域が生じると通過時間が不均一となる上に、上流側
から排ガスによって運ばれてきた燃焼灰が付着しやすく
なるなど、不都合の原因となった。
【0008】しかしながら、逆向きに転回後の出口側に
は、伝熱管群等の構造物が設置される場合が多く、ガイ
ドベーン等の整流装置を設置することが困難であり、ダ
クトの転回部における偏流を防止できる偏流防止装置が
求められていた。
は、伝熱管群等の構造物が設置される場合が多く、ガイ
ドベーン等の整流装置を設置することが困難であり、ダ
クトの転回部における偏流を防止できる偏流防止装置が
求められていた。
【0009】本発明は上記の従来のダクトの転回部にお
ける問題を解消し、流体を逆向きに転回する転回部にお
いても容易に偏流を抑制できる偏流防止装置を提供する
ことを課題とするものである。
ける問題を解消し、流体を逆向きに転回する転回部にお
いても容易に偏流を抑制できる偏流防止装置を提供する
ことを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は上記の課
題を解決するためになされたものであって、入口側外壁
と内壁に挟まれた入口側流路と同内壁と出口側外壁に挟
まれた出口側流路とが逆向きに隣合い、同内壁の先端と
間隔を有して前記入口側外壁と出口側外壁とに接続する
外壁を有し、前記入口側流路と出口側流路が前記内壁の
先端廻りに接続した転回部を形成するダクトにおいて、
前記内壁の先端の側方の出口側流路内に前記出口側外壁
と平行なじゃま板を設けてなることを特徴とする偏流防
止装置を提供するものである。
題を解決するためになされたものであって、入口側外壁
と内壁に挟まれた入口側流路と同内壁と出口側外壁に挟
まれた出口側流路とが逆向きに隣合い、同内壁の先端と
間隔を有して前記入口側外壁と出口側外壁とに接続する
外壁を有し、前記入口側流路と出口側流路が前記内壁の
先端廻りに接続した転回部を形成するダクトにおいて、
前記内壁の先端の側方の出口側流路内に前記出口側外壁
と平行なじゃま板を設けてなることを特徴とする偏流防
止装置を提供するものである。
【0011】すなわち本発明によれば、内壁先端付近を
通過した流れはじゃま板に衝突することにより方向が変
わるため、逆流の形成が抑制され、ダクトの転回部の出
口における流れは偏流が小さい速度分布とすることがで
きる。 (2)また本発明は、入口側外壁と内壁に挟まれた入口
側流路と同内壁と出口側外壁に挟まれた出口側流路とが
逆向きに隣合い、同内壁の先端と間隔を有して前記入口
側外壁と出口側外壁とに接続する外壁を有し、前記入口
側流路と出口側流路が前記内壁の先端廻りに接続した転
回部を形成するダクトにおいて、前記内壁の先端近傍の
前記入口側外壁に面した側に突起部を設けてなることを
特徴とする偏流防止装置を提供するものである。
通過した流れはじゃま板に衝突することにより方向が変
わるため、逆流の形成が抑制され、ダクトの転回部の出
口における流れは偏流が小さい速度分布とすることがで
きる。 (2)また本発明は、入口側外壁と内壁に挟まれた入口
側流路と同内壁と出口側外壁に挟まれた出口側流路とが
逆向きに隣合い、同内壁の先端と間隔を有して前記入口
側外壁と出口側外壁とに接続する外壁を有し、前記入口
側流路と出口側流路が前記内壁の先端廻りに接続した転
回部を形成するダクトにおいて、前記内壁の先端近傍の
前記入口側外壁に面した側に突起部を設けてなることを
特徴とする偏流防止装置を提供するものである。
【0012】すなわち本発明によれば、突起部に衝突し
た流れが内壁から剥離し突起部の後部で旋回する流れを
形成し、出口側流路では内壁に流れが再付着し逆流は生
ぜず、ダクトの転回部の出口における流れは偏流が小さ
い速度分布とすることができる。
た流れが内壁から剥離し突起部の後部で旋回する流れを
形成し、出口側流路では内壁に流れが再付着し逆流は生
ぜず、ダクトの転回部の出口における流れは偏流が小さ
い速度分布とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の第1形態に
係る偏流防止装置を備えたダクトの断面を示すものであ
る。なお、図3に基づき前述した従来のものと同一部分
には、図1においても同一の符号を付して示し、相互の
関連を明確にして本実施の形態の理解を容易にするとと
もに、説明を省略する。
係る偏流防止装置を備えたダクトの断面を示すものであ
る。なお、図3に基づき前述した従来のものと同一部分
には、図1においても同一の符号を付して示し、相互の
関連を明確にして本実施の形態の理解を容易にするとと
もに、説明を省略する。
【0014】1はボイラの排気ダクトにおける排ガスの
流路を逆向きに180°転回する転回部であり、ダクト
の転回部1は、入口側外壁2と内壁4に挟まれた入口側
流路と同内壁4と出口側外壁3に挟まれた出口側流路と
が逆向きに隣合い、同内壁4の先端4−1と間隔を有し
て前記入口側外壁2と出口側外壁3とに接続する外壁5
を有し、前記入口側流路と出口側流路が前記内壁先端4
−1廻りに接続した転回部が形成されており、ダクトの
転回部1の出口8側流路内には、内壁先端4−1の側方
に出口側外壁3と平行にじゃま板13が設置されてい
る。
流路を逆向きに180°転回する転回部であり、ダクト
の転回部1は、入口側外壁2と内壁4に挟まれた入口側
流路と同内壁4と出口側外壁3に挟まれた出口側流路と
が逆向きに隣合い、同内壁4の先端4−1と間隔を有し
て前記入口側外壁2と出口側外壁3とに接続する外壁5
を有し、前記入口側流路と出口側流路が前記内壁先端4
−1廻りに接続した転回部が形成されており、ダクトの
転回部1の出口8側流路内には、内壁先端4−1の側方
に出口側外壁3と平行にじゃま板13が設置されてい
る。
【0015】入口7から一様な速度分布9で流入した排
ガス6は、転回時に排ガス6が有する慣性力により従来
の構造では内壁4の先端付近で剥離した流れ10が生
じ、内壁4近傍の出口8側流路内で逆流成分を含む旋回
流11が生じたが、本実施の形態においては、内壁先端
4−1付近を通過した流れ14はじゃま板13に衝突す
ることにより下向きに方向が変わるため、逆流の形成が
抑制される。
ガス6は、転回時に排ガス6が有する慣性力により従来
の構造では内壁4の先端付近で剥離した流れ10が生
じ、内壁4近傍の出口8側流路内で逆流成分を含む旋回
流11が生じたが、本実施の形態においては、内壁先端
4−1付近を通過した流れ14はじゃま板13に衝突す
ることにより下向きに方向が変わるため、逆流の形成が
抑制される。
【0016】その結果、転回部1の出口8における排ガ
ス6の流れは偏流が小さい速度分布15とすることがで
きる。
ス6の流れは偏流が小さい速度分布15とすることがで
きる。
【0017】次に本発明の実施の第2形態に係る偏流防
止装置を備えたダクトの断面を図2に示し説明する。
止装置を備えたダクトの断面を図2に示し説明する。
【0018】図2においても、前述の図3の従来のもの
と同一部分には、同一の符号を付して示し、相互の関連
を明確にして本実施の形態の理解を容易にするととも
に、説明を省略する。
と同一部分には、同一の符号を付して示し、相互の関連
を明確にして本実施の形態の理解を容易にするととも
に、説明を省略する。
【0019】本実施の形態においては、入口側外壁2と
内壁4に挟まれた入口側流路と同内壁4と出口側外壁3
に挟まれた出口側流路とが逆向きに隣合い、同内壁4の
先端4−1と間隔を有して前記入口側外壁2と出口側外
壁3とに接続する外壁5を有し、前記入口側流路と出口
側流路が前記内壁先端4−1廻りに接続した転回部が形
成されており、内壁先端4−1近傍上流側の内壁4には
入口側外壁2に面した側に排ガス6の流れを横断する方
向に伸び入口7側流路に突出する突起部16が設置され
ている。
内壁4に挟まれた入口側流路と同内壁4と出口側外壁3
に挟まれた出口側流路とが逆向きに隣合い、同内壁4の
先端4−1と間隔を有して前記入口側外壁2と出口側外
壁3とに接続する外壁5を有し、前記入口側流路と出口
側流路が前記内壁先端4−1廻りに接続した転回部が形
成されており、内壁先端4−1近傍上流側の内壁4には
入口側外壁2に面した側に排ガス6の流れを横断する方
向に伸び入口7側流路に突出する突起部16が設置され
ている。
【0020】入口7から一様な速度分布9で流入した排
ガス6は、突起部16に衝突した部分が内壁4から剥離
し突起部16の後部で旋回する流れ17を形成する。そ
のため、転回部1の出口側では内壁4に排ガス6の流れ
18が再付着し、出口8側流路では逆流は生じない。
ガス6は、突起部16に衝突した部分が内壁4から剥離
し突起部16の後部で旋回する流れ17を形成する。そ
のため、転回部1の出口側では内壁4に排ガス6の流れ
18が再付着し、出口8側流路では逆流は生じない。
【0021】その結果、転回部1の出口8における排ガ
ス6の流れは偏流が小さい速度分布19とすることがで
きる。
ス6の流れは偏流が小さい速度分布19とすることがで
きる。
【0022】したがって、上記の実施の第1形態におい
ても、また第2形態においても出口8において偏流が小
さい速度分布15、19を得ることにより、さらに、転
回後のダクト内に伝熱管群が設置されている場合には伝
熱量を均一化でき、また、乾式脱硝装置のように転回後
に触媒が設置されている場合には通過時間を均一化で
き、燃焼灰の付着を防止できるなどの効果を奏すること
ができるものである。
ても、また第2形態においても出口8において偏流が小
さい速度分布15、19を得ることにより、さらに、転
回後のダクト内に伝熱管群が設置されている場合には伝
熱量を均一化でき、また、乾式脱硝装置のように転回後
に触媒が設置されている場合には通過時間を均一化で
き、燃焼灰の付着を防止できるなどの効果を奏すること
ができるものである。
【0023】また上記実施の第1形態と、第2形態は、
ボイラの排気ダクトにおける偏流防止装置を例に説明し
たが、本発明の偏流防止装置はボイラの排気ダクトの限
られるものではなく、気体を流通させるダクト一般に適
用されるものであり、さらに、広く気体に限らず流体一
般を流通させる流体通路にも適用され得るものである。
ボイラの排気ダクトにおける偏流防止装置を例に説明し
たが、本発明の偏流防止装置はボイラの排気ダクトの限
られるものではなく、気体を流通させるダクト一般に適
用されるものであり、さらに、広く気体に限らず流体一
般を流通させる流体通路にも適用され得るものである。
【0024】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。例えば、外壁5は平板状に
入口側外壁2と出口側外壁3とに接続するものが図示さ
れているが、適宜の曲板で形成してもよい。また、上記
実施の2形態としては入口側流路が出口側流路へ逆向き
に180°転回するものを示したが、本発明は厳密に1
80°転回するものに限られるものではない。
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。例えば、外壁5は平板状に
入口側外壁2と出口側外壁3とに接続するものが図示さ
れているが、適宜の曲板で形成してもよい。また、上記
実施の2形態としては入口側流路が出口側流路へ逆向き
に180°転回するものを示したが、本発明は厳密に1
80°転回するものに限られるものではない。
【0025】
【発明の効果】(1)以上本発明によれば、偏流防止装
置を、入口側外壁と内壁に挟まれた入口側流路と同内壁
と出口側外壁に挟まれた出口側流路とが逆向きに隣合
い、同内壁の先端と間隔を有して前記入口側外壁と出口
側外壁とに接続する外壁を有し、前記入口側流路と出口
側流路が前記内壁の先端廻りに接続した転回部を形成す
るダクトにおいて、前記内壁の先端の側方の出口側流路
内に前記出口側外壁と平行なじゃま板を設けてなるよう
に構成したので、内壁先端付近を通過した流れはじゃま
板に衝突することにより方向が変わるため、逆流の形成
が抑制され、ダクトの転回部の出口における流れは偏流
が小さい速度分布とすることができる。
置を、入口側外壁と内壁に挟まれた入口側流路と同内壁
と出口側外壁に挟まれた出口側流路とが逆向きに隣合
い、同内壁の先端と間隔を有して前記入口側外壁と出口
側外壁とに接続する外壁を有し、前記入口側流路と出口
側流路が前記内壁の先端廻りに接続した転回部を形成す
るダクトにおいて、前記内壁の先端の側方の出口側流路
内に前記出口側外壁と平行なじゃま板を設けてなるよう
に構成したので、内壁先端付近を通過した流れはじゃま
板に衝突することにより方向が変わるため、逆流の形成
が抑制され、ダクトの転回部の出口における流れは偏流
が小さい速度分布とすることができる。
【0026】(2)また、偏流防止装置を、入口側外壁
と内壁に挟まれた入口側流路と同内壁と出口側外壁に挟
まれた出口側流路とが逆向きに隣合い、同内壁の先端と
間隔を有して前記入口側外壁と出口側外壁とに接続する
外壁を有し、前記入口側流路と出口側流路が前記内壁の
先端廻りに接続した転回部を形成するダクトにおいて、
前記内壁の先端近傍の前記入口側外壁に面した側に突起
部を設けてなるように構成したものでは、突起部に衝突
した流れが内壁から剥離し突起部の後部で旋回する流れ
を形成し、出口側流路では内壁に流れが再付着し逆流は
生ぜず、ダクトの転回部の出口における流れは偏流が小
さい速度分布とすることができる。
と内壁に挟まれた入口側流路と同内壁と出口側外壁に挟
まれた出口側流路とが逆向きに隣合い、同内壁の先端と
間隔を有して前記入口側外壁と出口側外壁とに接続する
外壁を有し、前記入口側流路と出口側流路が前記内壁の
先端廻りに接続した転回部を形成するダクトにおいて、
前記内壁の先端近傍の前記入口側外壁に面した側に突起
部を設けてなるように構成したものでは、突起部に衝突
した流れが内壁から剥離し突起部の後部で旋回する流れ
を形成し、出口側流路では内壁に流れが再付着し逆流は
生ぜず、ダクトの転回部の出口における流れは偏流が小
さい速度分布とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る偏流防止装置の
断面説明図である。
断面説明図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係る偏流防止装置の
断面説明図である。
断面説明図である。
【図3】流体の流れを逆向きに転回する形状のダクトの
転回部の従来の例として、ボイラの排気ダクト等におけ
るものの断面説明図である。
転回部の従来の例として、ボイラの排気ダクト等におけ
るものの断面説明図である。
1 転回部 2 入口側外壁 3 出口側外壁 4 内壁 4−1 内壁先端 5 外壁 6 排ガス 7 入口 8 出口 9 一様な速度分布 12 偏流が大きい速度分布 13 じゃま板 15 偏流が小さい速度分布 16 突起部 19 偏流が小さい速度分布
Claims (2)
- 【請求項1】 入口側外壁と内壁に挟まれた入口側流路
と同内壁と出口側外壁に挟まれた出口側流路とが逆向き
に隣合い、同内壁の先端と間隔を有して前記入口側外壁
と出口側外壁とに接続する外壁を有し、前記入口側流路
と出口側流路が前記内壁の先端廻りに接続した転回部を
形成するダクトにおいて、前記内壁の先端の側方の出口
側流路内に前記出口側外壁と平行なじゃま板を設けてな
ることを特徴とする偏流防止装置。 - 【請求項2】 入口側外壁と内壁に挟まれた入口側流路
と同内壁と出口側外壁に挟まれた出口側流路とが逆向き
に隣合い、同内壁の先端と間隔を有して前記入口側外壁
と出口側外壁とに接続する外壁を有し、前記入口側流路
と出口側流路が前記内壁の先端廻りに接続した転回部を
形成するダクトにおいて、前記内壁の先端近傍の前記入
口側外壁に面した側に突起部を設けてなることを特徴と
する偏流防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10354567A JP2000179830A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 偏流防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10354567A JP2000179830A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 偏流防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000179830A true JP2000179830A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18438433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10354567A Pending JP2000179830A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 偏流防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000179830A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008096087A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Ebara Corp | 蒸気ボイラ装置 |
JP2010255079A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Sharp Corp | 排気配管および成膜装置 |
JP2013103214A (ja) * | 2011-11-16 | 2013-05-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排ガス処理装置 |
-
1998
- 1998-12-14 JP JP10354567A patent/JP2000179830A/ja active Pending
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