JP2000179051A - 立体トラス用ジョイント及びシャフトの組合せ - Google Patents

立体トラス用ジョイント及びシャフトの組合せ

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JP2000179051A JP10354547A JP35454798A JP2000179051A JP 2000179051 A JP2000179051 A JP 2000179051A JP 10354547 A JP10354547 A JP 10354547A JP 35454798 A JP35454798 A JP 35454798A JP 2000179051 A JP2000179051 A JP 2000179051A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体トラス用ジョイントに形成するねじ孔の
数を極力減らし、または、パイプ関連の部品点数も極力
減らすことにより、製造コストの割安な立体トラス用ジ
ョイント及びシャフトの組合せを提供する。 【解決手段】 上部カバー1と上部本体2、上部本体2
と下部本体3及び下部本体3と下部カバー4とよりなる
4つのブロック或いは、放射状に延びる4ケの四角柱状
の凸部を有するコア202と該コア202に組合される
8個のブラケット201を一体に結合可能とし、4つの
ブロック間或いはブラケット相互間にシャフト6,20
6を係止することにより簡便な立体トラスの組立を可能
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジャングルジム、
トラス屋根、モニュメント、ゲート等の組立てに使用す
る立体トラス用ジョイント及びシャフトの組合せに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の立体トラス用ジョイントは、例
えば特公昭56−29064号公報に開示されているよ
うに、各パイプの端部に回転可能に取り付けられている
ねじボルトと、このねじボルトに対して相対回転せず限
定された軸方向移動可能に配設された回動筒機構とを有
しており、この回動筒機構を用いてねじボルトが接続用
中空ボールのねじ孔に回転嵌込み可能であり、該回動筒
機構が接続用中空ボールの各偏平輪形面とパイプの棒の
端部に於ける接続円盤の端面との間で締めつけ可能な空
間骨組に於けるパイプ棒と接続用中空ボールとの間のね
じ込み継手において、パイプ棒の長さ全体にわたって一
定な外径は、パイプ棒端部の接続円盤を越えて、各回動
筒機構と当接するようにした接続円盤の端面の所まで不
変であり、且つ回動筒機構の外径の最小の所がパイプ棒
とその接続円盤の各外径と同一か又は大きいことを特徴
としている。
【0003】しかし、上記の接続用中空ボールには、パ
イプ棒がねじ込まれるすべての接続箇所にねじ孔を形成
する必要があり、接続用中空ボールの製造に手間がかか
りコスト高となった。また、すべてのパイプ棒の両端に
ねじボルトを取り付ける必要があり、パイプ棒関連の部
品点数が多くなりコストが割高となっていた。
【0004】さらに、他の立体トラス用ジョイントは、
実公平4−15841号公報に開示されているように、
周面に適当数設けた各平坦状座面にねじ穴を形成したボ
ール状ジョイントと、二つの上記ボール状ジョイント間
を連結する棒部材とからなる立体トラス用ボール状ジョ
イントおよび棒部材の組合せであって、上記棒部材は、
棒部材本体のキャップの中心孔から連結用ボルトの軸部
を可回転に突出させ、これに相対回転不可能かつ軸方向
相対移動可能に角状スリーブを套挿し、この角状スリー
ブを回転させることにより、上記ボルトを、上記ボール
状ジョイント周面の平坦状座面のねじ穴内に、上記角状
スリーブの先端が上記平坦状座面に当接するようにして
ねじ込むように構成されており、かつ、上記ボルトの上
記角状スリーブに対する軸方向相対移動可能範囲を、最
も後退したときボルトの先端が角状スリーブの先端面か
ら没入し、かつ最も伸出したときボルトの先端が角状ス
リーブの先端面から所定量突出するように設定するとと
もに、通常時、ボルトをその先端が上記角状スリーブの
先端面から突出した位置に保持し、必要時に上記ボルト
の先端をスリーブ内に後退させることができる保持手段
を設けたことを特徴としている。
【0005】しかし、上記立体トラス用ボール状ジョイ
ントも、すべての棒部材の両端に連結用ボルトを取り付
ける必要があり、それに加えて角状スリーブも取り付け
る必要があるので、棒部材関連の部品点数が多くなり、
コストが割高になってしまうことは解決されていなかっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
例の問題点を解決するため、立体トラス用ジョイントに
形成するねじ孔の数を極力減らし、または、パイプ関連
の部品点数も極力減らすことにより、製造コストの割安
な立体トラス用ジョイント及びシャフトの組合せを提供
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 側面上端の所定
位置に複数のシャフト挿入部の下半分が形成されるとと
もに、側面下端の所定位置に複数のシャフト挿入部の上
半分が形成された上部本体と、側面上端の所定位置に複
数のシャフト挿入部の下半分が形成されるとともに側面
下端の所定位置に複数のシャフト挿入部の上半分が形成
され、上面が上部本体の下面に当接する下部本体と、側
面下端の所定位置に複数のシャフト挿入部の上半分が形
成され、下面が上部本体の上面に当接する上部カバー
と、側面上端の所定位置の複数のシャフト挿入部の下半
分が形成され上面が下部本体の下面に当接する下部カバ
ーとからなる立体トラス用ジョイントであって、これら
のシャフト挿入部の下半分は、分割面に開口した断面半
円孔状の切欠き部が形成されるとともに、該切欠き部に
通ずる凹所が形成され、これらのシャフト挿入部の上半
分は、分割面に開口した断面半円孔状の切欠き部が形成
されるとともに、該切欠き部に通ずる凹所が形成され、
上部カバーと上部本体、上部本体と下部本体及び下部本
体と下部カバーとがそれぞれ当接することにより対応す
るシャフト挿入部の上半分と下半分が組合さってシャフ
ト挿入部を形成し、上部カバー、上部本体、下部本体及
び下部カバーの4つのブロックを貫通するボルトにより
これらの4つのブロックを一体に結合可能とした。 (2) 立体トラス用ジョイントと、二つの前記立体ト
ラス用ジョイント間を連結するシャフトとからなる立体
トラス用ジョイント及びシャフトの組合せであって、前
記シャフトの両端には、前記立体トラス用ジョイントの
シャフト挿入部に挿嵌し、係止される継手部が設けられ
る。 (3) とくに、前記シャフトの継手部がパイプの端部
に固着されたノブ状体から構成するのが望ましい。 (4) また、上部及び下部に正四角柱状の凸部が上下
対称に形成され、側部に正四角柱状の凸部が円対称に4
ケ所形成されたコアと、該コアの凸部間の凹所に嵌合さ
れるとともに頂面にボルト穴が穿設された平面視略六角
形状の8個のブラケットとからなる立体トラス用ジョイ
ントであって、前記ブラケットには、前記正四角柱状の
凸部に当接しない辺に断面半円孔状の切欠き部が形成さ
れるとともに、該切欠き部に通ずる凹所が形成され、前
記8個のブラケットには、前記コアの正四角柱状の凸部
に当接しない辺同士を互に当接させることにより対応す
るシャフト挿入部の半分同士が組合さってシャフト挿入
部を形成し、前記ブラケットのボルト穴を貫通するボル
トを締付けることにより、これら8個のブラケットを前
記コアに一体的に結合したことを特徴とする。 (5) この場合、立体トラス用ジョイントと、二つの
前記立体トラス用ジョイント間を連結するシャフトから
なる立体トラス用ジョイント及びシャフトの組合せであ
って、前記シャフトの両端には、前記立体トラス用ジョ
イントのシャフト挿入部に挿嵌されるフックが設けられ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図面
を参照して説明する。図1は、立体トラス用ジョイント
(以下、「ジョイント」という)の分解斜視図である。
ジョイントは、上部カバー体1、上部本体2、下部本体
3及び下部カバー体4の4つのブロックから構成されて
いる。そして、図2に示すように、これら4つのブロッ
クを貫通するボルト5により、4つのブロックはボール
状に一体に結合可能としてある。なお、上部カバー1と
下部カバー4及び上部本体2と下部本体3は夫々説明の
便宜上、上部、下部と表現しているが、同一部品であ
り、上部と下部は可逆性のものである。
【0009】次に、これらの4つのブロックについて説
明する。上部本体2は、平面視で略正八角形状に形成さ
れたブロックであり、側面2aの上端の所定位置にシャ
フト挿入部の下半分21が4ケ所形成されている。ま
た、側面2bの下端の所定位置にシャフト挿入部の上半
分22が4ケ所形成されている。そして、中央部にはボ
ルト5用の貫通穴23が穿設されている。
【0010】下部本体3も、平面視で略正八角形状に形
成されたブロックであり、上部本体2と共通部品とする
ことが望ましい。側面3bの上端の所定位置にシャフト
挿入部の下半分32が4ケ所形成され、また、側面3a
の下端の所定位置にシャフト挿入部の上半分31が4ケ
所形成されている。そして、中央部にはボルト5用の貫
通穴33が穿設されている。
【0011】上部カバー1は、略四角錐台に形成され、
側面1aの下端の所定位置にシャフト挿入部の上半分1
1が形成されている。また頂面1bにはボルト5用の貫
通穴13が穿設されている。
【0012】下部カバー4も略四角錐台に形成され、上
部カバー1と共通部品である。側面4aの上端の所定位
置にシャフト挿入部の下半分41が形成されている。そ
して、中央部には、ボルト5用のねじ穴43が形成され
ている。
【0013】そして、これらのシャフト挿入部の下半分
21,32,41は、例えば、上部本体2の下半分21
について説明すれば、分割面に開口した断面半円孔状の
切欠き部21aが形成されるとともに、この切欠き部2
1aに通ずる凹所21bが内部に形成されている(図
4)。
【0014】また、これらのシャフト挿入部の上半分1
1,22,31は、例えば、下部本体3の上半分31に
ついて説明すれば、分割面に開口した断面半円孔状の切
欠き部31aが形成されるとともに、この切欠き部31
aに通ずる凹所31bが内部に形成されている(図
4)。
【0015】そして、図2に示すように、上部カバー1
と上部本体2、上部本体2と下部本体3及び下部本体3
と下部カバー4とがそれぞれ当接することにより、対応
するシャフト挿入部の上半分11と下半分21、上半分
22と下半分32及び上半分31と下半分41が互に組
合さってシャフト挿入部を形成している。
【0016】次に、図3でシャフト6について説明す
る。シャフト6は、二つのブロック状ジョイントJ1
を連結するものであり、このシャフト6とジョイントJ
の組合せで立体トラスを組み立てるものである。シャフ
ト6の両端にはジョイントJ1のシャフト挿入部に挿嵌
される継手部61が設けられている。
【0017】継手部61は、図3に示すように、シャフ
トの端部に固着されたノブ状体とするのが望ましく、こ
のノブ状体は、シャフトの端面に溶接されており、前記
シャフト挿入部に係止され、抜止めされている。なお、
シャフト6は、この実施の形態ではステンレス製の中空
棒であるが、棒状体であればよく、シャフトの概念には
中実棒も含まれるし、素材も適宜選定できるものであ
る。
【0018】以上説明したショイントJ1とシャフト6
の組合せを使用した立体トラスの組立方法を図5を参照
して説明する。 (1)まず、平板上に下部本体3と下部カバー4を当接
して所定の間隔で配置する。 (2)次に、水平シャフト6Hをこれらの上に乗せる。 (3)そして、上部本体2を水平シャフト6Hの上に乗
せる。 (4)次に、斜めシャフト6Dを所定のシャフト挿入部
に挿嵌して、組み込む。 (5)最後に、上部カバー1をかぶせて、ボルト5で固
定する。その際、2段目の下部本体及び下部カバーを入
れておく。 (6)以下、上記(1)〜(5)の繰り返しとなる。
【0019】次に、本発明の他の実施の形態について図
6〜図9を参照して説明する。図6(A)は、ジョイント
の平面図、(B)は正面図である。ジョイントJ2は、上
部カバー101、上部本体102、下部本体103及び
下部カバー104の4つのブロックから構成されてい
る。そして、図7(B)に示すように、これら4つのブロ
ックを貫通するボルト105により、4つのブロックは
ボール状に一体に結合可能としてある。
【0020】次に、これらの4つのブロックについて、
図7を参照して説明する。上部本体102は、平面視で
略正八角形状に形成されたブロックであり、側面102
aの上端の所定位置にシャフト挿入部の下半分121が
4ケ所形成されている。また、側面102bの下端の所
定位置にシャフト挿入部の上半分122が4ケ所形成さ
れている。そして、中央部にはボルト105用の貫通穴
123が穿設されている。
【0021】下部本体103も、平面視で略正八角形状
に形成されたブロックであり、上部本体102と共通部
品としている。側面103bの上端の所定位置にシャフ
ト挿入部の下半分132が4ケ所形成され、また、側面
10aの下端の所定位置にシャフト挿入部の上半分13
1が4ケ所形成されている。そして、中央部にはボルト
105用の貫通穴133が穿設されている。
【0022】上部カバー101は、平面視で略八角形状
に形成され、側面101aの下端の所定位置にシャフト
挿入部の上半分111が4ケ所形成されている。また頂
面101bにはボルト105用の貫通穴113が穿設さ
れるとともに、回り止め用のキーピン用穴114が形成
されている。
【0023】下部カバー104も平面視で略八角形状に
形成され、上部カバー101と共通部品にしている。側
面104aの上端の所定位置にシャフト挿入部の下半分
141が4ケ所形成されている。そして、中央部には、
ボルト105用のねじ穴143が形成されている。
【0024】そして、これらのシャフト挿入部の下半分
121,132,141は、例えば、上部本体102の
下半分121について説明すれば、分割面に開口した断
面半円孔状の切欠き部121aが形成されるとともに、
この切欠き部121aに通ずる凹所121bが内部に形
成されている(図7(B))。
【0025】また、これらのシャフト挿入部の上半分1
11,122,131は、例えば、下部本体103の上
半分131について説明すれば、分割面に開口した断面
半円孔状の切欠き部131aが形成されるとともに、こ
の切欠き部131aに通ずる凹所131bが内部に形成
されている(図7(B))。
【0026】そして、図6に示すように、上部カバー1
01と上部本体102、上部本体102と下部本体10
3及び下部本体103と下部カバー104とがそれぞれ
当接することにより、対応するシャフト挿入部の上半分
111と下半分121、上半分122と下半分132及
び上半分131と下半分141が組合さってシャフト挿
入部を形成している。
【0027】次に、図8で、シャフト106について説
明する。シャフト106は、二つのジョイントJ2間を
連結するものであり、このシャフト106とジョイント
2の組合せで立体トラスを組み立てるものである。シ
ャフト106の両端にはジョイントJ2のシャフト挿入
部に挿嵌される継手部161が設けられている。
【0028】継手部161は、図8に示すように、シャ
フトの端部に固着されたノブ状体とするのが望ましく、
このノブ状体は、シャフトの端面に溶接されており、前
記シャフト挿入部に係止され、抜止めされている。な
お、シャフト106は、この実施の形態ではステンレス
製の中空棒であるが(図8(B)参照)、棒状体であればよ
く、シャフトの概念には中実棒も含まれると共に材料も
適宜選択・採用できる。
【0029】キーピン107は、図9(A)〜(C)に示す
ように、くさび形状をなしており、ジョイントJ2を組
立てる過程で、最後に上部カバー101をかぶせて、ボ
ルト105で固定した後に、回り止めのために前記キー
ピン用穴114に打ち込んでおくものである。
【0030】さらに、本発明の他の実施の形態につい
て、図10〜図12を参照して説明する。図10(A)は
ジョイントJ3の平面図、(B)は正面図である。
【0031】ジョイントJ3は、1個のコア202と8
個のブラケット201の合計9つのブロックから構成さ
れている。そして、図10に示すように、これら8個の
ブラケット201は、ブラケット201のボルト穴21
3を貫通するボルト205(図12)を後述するコア2
02の凹所227,228に形成されたボルト用ねじ穴
223にねじ込むことにより、8個のブラケット201
をコア202に一体的に結合可能としてある。
【0032】次に、上記2種のブロックについて説明す
る。コア202は、図11に示すように、上部及び下部
に正四角柱状の凸部225が上下対称に形成され、側部
に正四角柱状の凸部226が円対称に4ケ所形成されて
いる。
【0033】ブラケット201は、図10(C),(D)に
示すように、平面視略六角形状のブロックであり、その
辺201a,201bの長辺側201aの所定位置に後
述するシャフト挿入部の半分を形成する断面半円孔状の
切欠き部211aが形成され、該切欠き部211aに通
ずる凹所211bが円対称に3ケ所形成されるとともに
頂面201cにボルト穴213が穿設されている。
【0034】そして、前記8個のブラケット201は、
前記コア202の略正四角柱状の凸部225,226間
に形成される空間227,228に前記ブラケット20
1の短辺側201bが四角柱状の凸部225,226の
一辺と係合し、長辺側201aの各辺が互に隣接する長
辺側201aと係合するように嵌め込まれることにより
隣接するブラケット201のシャフト挿入部の半分21
1同士が互に組合さって円形のシャフト挿入部を形成し
ている(図10(A)及び(B))。
【0035】次に、図13でシャフト206について説
明する。シャフト206は、二つのジョイントJ3間を
連結するものであり、このシャフト206とジョイント
3の組合せで立体トラスを組み立てるものである。そ
してシャフト206の両端にはジョイントJ3のシャフ
ト挿入部に挿嵌される継手部261が設けられている。
【0036】継手部261は、図13に示すように、シ
ャフトの端部に固着されたフックとするのが望ましく、
このフックは、シャフトの端面に溶接されており、前記
シャフト挿入部に係止され、抜止めされている。なお、
シャフト206も、この実施の形態ではステンレス製の
中空棒であるが(図13(B)参照)、棒状体であればよ
く、シャフトの概念には中実棒も含まれると共に、材質
も適宜選択し採用できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の立体トラス用ジ
ョイントは、上部カバーと下部カバー及び上部本体と下
部本体よりなる4つのブロック、或いは放射状に延びる
6ケの四角柱状の凸部を有するコアと、該コアに組合さ
れる8個のブラケットをボルトにより一体に結合可能と
するとともに、前記ブロック間或いはコアとブラケット
間にシャフト係合部を形成したことにより、シャフト1
本1本ジョイントにねじ込むことなく、複数本のシャフ
トを同時連結できる。また、部品共通化により製造コス
ト及び部品管理の工数を大幅に削減することができる。
更に、シャフトについても、継手部を設けるだけなの
で、シャフト関連の部品点数も大幅に削減可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体トラス用ジョイントの分解斜視図。
【図2】立体トラス用ジョイントの組立斜視図。
【図3】シャフトの一部省略斜視図。
【図4】立体トラス用ジョイントとシャフトを組合せた
状態を示す断面図。
【図5】立体トラス用ジョイントとシャフトを組合せて
立体トラスを組立てる手順(1)〜(5)を示す斜視図。
【図6】(A)は他の実施の形態に係る立体トラス用ジョ
イントの平面図、(B)は同ジョイントの正面図。
【図7】(A)は上部カバーの平面図及び側面図、(B)は
(A)及び(C)のA−A′矢視断面図及びB−B′矢視断
面図、(C)は下部カバーの平面図及び側面図、(D)は上
部本体の平面図及びD−D′矢視断面図、(E)は上部本
体の正面図及び(F)のC−C′矢視断面図、(F)は下部
本体の底面図。
【図8】(A)はシャフトの一部省略正面図、(B)は(A)
の断面図。
【図9】(A)はキーピンの平面図、(B)は同正面図、
(C)は同右側面図。
【図10】(A)は他の実施の形態に係る立体トラス用ジ
ョイントの平面図、(B)は同ジョイントの正面図、(C)
はブラケットの平面図、(D)は同ブラケットの底面図。
【図11】(A)はコアの平面図、(B)は同コアの正面
図。
【図12】ボルトの正面図。
【図13】(A)はシャフトの一部省略正面図、(B)は
(A)の断面図。
【符号の説明】
1 上部カバー 2 上部本体 3 下部本体 4 下部カバー 5 ボルト 6 シャフト 61 継手部 101 上部カバー 102 上部本体 103 下部本体 104 下部カバー 105 ボルト 106 シャフト 107 キーピン 201 ブラケット 202 コア 205 ボルト 206 シャフト 261 継手部 J1,J2,J3 立体トラス用ジョイント

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面上端の所定位置に複数のシャフト挿
    入部の下半分が形成されるとともに、側面下端の所定位
    置に複数のシャフト挿入部の上半分が形成された上部本
    体と、 側面上端の所定位置に複数のシャフト挿入部の下半分が
    形成されるとともに側面下端の所定位置に複数のシャフ
    ト挿入部の上半分が形成され、上面が上部本体の下面に
    当接する下部本体と、 側面下端の所定位置に複数のシャフト挿入部の上半分が
    形成され、下面が上部本体の上面に当接する上部カバー
    と、 側面上端の所定位置の複数のシャフト挿入部の下半分が
    形成され上面が下部本体の下面に当接する下部カバーと
    からなる立体トラス用ジョイントであって、 これらのシャフト挿入部の下半分は、分割面に開口した
    断面半円孔状の切欠き部が形成されるとともに、該切欠
    き部に通ずる凹所が形成され、 これらのシャフト挿入部の上半分は、分割面に開口した
    断面半円孔状の切欠き部が形成されるとともに、該切欠
    き部に通ずる凹所が形成され、 上部カバーと上部本体、上部本体と下部本体及び下部本
    体と下部カバーとがそれぞれ当接することにより対応す
    るシャフト挿入部の上半分と下半分が組合さってシャフ
    ト挿入部を形成し、 上部カバー、上部本体、下部本体及び下部カバーの4つ
    のブロックを貫通するボルトによりこれらの4つのブロ
    ックを一体に結合可能としたことを特徴とする立体トラ
    ス用ジョイント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の立体トラス用ジョイント
    と、二つの前記立体トラス用ジョイント間を連結するシ
    ャフトとからなる立体トラス用ジョイント及びシャフト
    の組合せであって、 前記シャフトの両端には、前記立体トラス用ジョイント
    のシャフト挿入部に挿嵌し、係止される継手部が設けら
    れたことを特徴とする立体トラス用ジョイントとシャフ
    トの組合せ。
  3. 【請求項3】 シャフトの継手部がパイプの端部に固着
    されたノブ状体からなる請求項2記載の立体トラス用ジ
    ョイントとシャフトの組合せ。
  4. 【請求項4】 上部及び下部に正四角柱状の凸部が上下
    対称に形成され、側部に正四角柱状の凸部が円対称に4
    ケ所形成されたコアと、 該コアの凸部間の凹所に嵌合されるとともに頂面にボル
    ト穴が穿設された平面視略六角形状の8個のブラケット
    とからなる立体トラス用ジョイントであって、 前記ブラケットには、前記正四角柱状の凸部に当接しな
    い辺に断面半円孔状の切欠き部が形成されるとともに、
    該切欠き部に通ずる凹所が形成され、 前記8個のブラケットには、前記コアの正四角柱状の凸
    部に当接しない辺同士を互に当接させることにより対応
    するシャフト挿入部の半分同士が組合さってシャフト挿
    入部を形成し、 前記ブラケットのボルト穴を貫通するボルトを締付ける
    ことにより、これら8個のブラケットを前記コアに一体
    的に結合したことを特徴とする立体トラス用ジョイン
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の立体トラス用ジョイント
    と、二つの前記立体トラス用ジョイント間を連結するシ
    ャフトからなる立体トラス用ジョイント及びシャフトの
    組合せであって、 前記シャフトの両端には、前記立体トラス用ジョイント
    のシャフト挿入部に挿嵌されるフックが設けられたこと
    を特徴とする立体トラス用ジョイントとシャフトの組合
    せ。
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