JP2000178954A - 海中における海洋構築物の付着生物防止装置 - Google Patents

海中における海洋構築物の付着生物防止装置

Info

Publication number
JP2000178954A
JP2000178954A JP10360876A JP36087698A JP2000178954A JP 2000178954 A JP2000178954 A JP 2000178954A JP 10360876 A JP10360876 A JP 10360876A JP 36087698 A JP36087698 A JP 36087698A JP 2000178954 A JP2000178954 A JP 2000178954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attached
support
organism
preventive
organisms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10360876A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Sugimoto
眞一 杉本
Yasunari Ito
康徳 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ECO TEC JAPAN KK
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
ECO TEC JAPAN KK
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ECO TEC JAPAN KK, Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical ECO TEC JAPAN KK
Priority to JP10360876A priority Critical patent/JP2000178954A/ja
Publication of JP2000178954A publication Critical patent/JP2000178954A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 海水の潮位,波動のエネルギーを有効に利用
して支柱の表面に付着する生物を清浄,除去することを
可能とした海中における海洋構築物の付着生物防止装置
を提供することにある。 【解決手段】 1は海洋構築物の支柱、2は支柱1の周
囲に取付けられた付着生物防止装置を示し、この付着生
物防止装置2は、潮位または波浪に追従して昇降し、前
記支柱1の表面に付着する生物を清浄,除去する環状の
防止部材3で構成されている。前記支柱1が円柱状のも
のであれば、防止部材3はリング状に形成され、また支
柱1が断面角状のものであれば、その形状に対応した環
状に形成されている。該防止部材3は、ホース状の環状
のもので、海水に浮く材料で構成されるか、また中空部
に浮力の大きな材料を充填して構成し、潮位または波浪
に追従して昇降するように、支柱1に対して間隙(例え
ば、1〜30mm程度)を持って嵌合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、海中における海
洋構築物の付着生物防止装置にかかわり、更に詳しくは
海水の潮位,波動のエネルギーを有効に利用して支柱の
表面に付着する生物を清浄,除去する海中における海洋
構築物の付着生物防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、海水または水中に長期間にわたっ
て浸されている海洋構築物は、動物類、植物類、細菌類
の付着により、経済的、性能的、安全性に大きな支障と
なっている。そのため、無機の防汚薬剤、或いは有機の
防汚薬剤を含有した塗料を塗布したり、機械的に掻き落
とす等の作業によって清浄化している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、塗料は海
水中では施工できない上に、防汚期間も限られており、
耐久性に問題があり、また機械的な掻き落としは保守,
点検、運転費用等、経済的に負担が大きい等の問題があ
った。この発明の目的は、海水の潮位,波動のエネルギ
ーを有効に利用して支柱の表面に付着する生物を清浄,
除去することを可能とした海中における海洋構築物の付
着生物防止装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、海水または水中に立設された海洋構築物
の支柱に、潮位または波浪に追従して昇降し、前記支柱
の表面に付着する生物を清浄,除去する防止部材を設け
たことを要旨とするものである。この発明は、上記のよ
うに構成され、海水または水中に立設された清浄な状態
の海洋構築物の支柱に、潮位または波浪に追従して昇降
し、前記支柱の表面に付着する生物を清浄,除去する防
止部材を設けることで、防汚薬剤や塗料を使用すること
なく支柱の表面に付着する生物を効率良く除去でき、環
境汚染や人体の影響もなく安価に使用出来るものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づきこの発明
の実施の形態を説明する。図1は、海洋構築物に付着生
物防止装置を取付けたこの発明の第1実施形態を示す正
面図、図2は図1のAーA矢視断面図を示し、1は海洋
構築物の支柱、2は支柱1の周囲に取付けられた付着生
物防止装置を示し、この付着生物防止装置2は、満潮
時,中位,干潮時における潮位または波浪に追従して付
着生物防止範囲を昇降し、前記支柱1の表面に付着する
生物を清浄,除去する環状の防止部材3で構成されてい
る。前記支柱1が円柱状のものであれば、防止部材3は
リング状に形成され、また支柱1が断面角状のものであ
れば、その形状に対応した環状に形成されている。
【0006】該防止部材3は、ホース状の環状のもの
で、海水に浮く材料で構成されるか、また中空部に浮力
の大きな材料を充填して構成し、潮位または波浪に追従
して付着生物防止範囲を昇降するように、支柱1に対し
て間隙(例えば、1〜30mm程度)を持って嵌合されてい
る。この防止部材3を例えば、ゴムチューブや樹脂チュ
ーブ等で構成した場合、防汚薬剤を混入させたり、表面
に塗布させることで、支柱1の表面に付着する生物の清
浄,除去の効率を更に向上させることが可能である。ま
た、リング状に形成された防止部材3に、所定の間隔で
同一材料から成る所定の長さのシート状, 紐状, リボン
状の何れかから選択された一つの部材3aを吊設するこ
とで、潮位または波浪の叩き効果により清浄化及び清浄
域の拡大を図ることが出来るものである。
【0007】以上のように構成することで、海上におい
ても施工が可能となり、また特別な装置や機構を用いる
ことなく、潮位または波浪の自然エネルギーを有効に利
用して支柱1の表面に付着する生物の清浄,除去を行う
ことが出来るのである。また、図3〜図5は、この発明
の第2実施形態を示し、この実施形態は、防止部材3と
して、支柱1の周囲を覆う紐状の部材4(例えば、繋ぎ
ロープ,ワイヤーロープ,鎖等)と、この紐状の部材4
に所定の間隔で取付けられた円柱状の浮力体5とで構成
し、満潮時,中位,干潮時における潮位または波浪に追
従して支柱を摺接しながら生物付着防止範囲を昇降させ
ることで、支柱1の表面に付着する生物の清浄,除去を
行うようにしたものである。
【0008】前記浮力体5としては、外筒をゴム材料に
より構成し、内部に発泡剤等を充填し、その両端を紐状
の部材4で連結して構成するもので、浮力体5には、上
記第1実施形態と同様に、補強層を埋設した所定長さの
ゴムシート5a等を吊設することで、潮位または波浪の
叩き効果により清浄化及び清浄域の拡大を図ることが可
能となる。このように、紐状の部材4と複数の浮力体5
とで構成することで、環状に形成する長さを任意に調整
することが出来、また取付けも海上において容易に行う
ことが出来る。また、防汚薬剤を混入した防汚ゴムを使
用することで、防汚効果の相乗効果を図ることが可能と
なる。
【0009】
【発明の効果】この発明は、上記のように海水または水
中に立設された海洋構築物の支柱に、潮位または波浪に
追従して昇降し、前記支柱の表面に付着する生物を清
浄,除去する防止部材を設けたので、以下のような優れ
た効果を奏するものである。 .従来のような防汚塗料等の塗布の必要がないので、
人体への危険が少なく、環境汚染も回避することが出来
る。 .防止部材は、任意に着脱できるので海上等の現場で
の取付け作業も容易に行うことが可能である。 .清浄動作のエネルギーは潮位、波動なので、運転費
用が全くかからず、経済的である。 .また、浮力体を使用するものは、一部に支障が生じ
た場合に支障部分のみ単位で交換が可能であり、保守の
経済的負担も軽減できる。 .構成が簡単であるため、安価に製作でき、支柱の形
状に対応して任意の形状に製作出来る。 . 付着生物防止部材自体が防汚材料で製作されている
ため、部材自体への生物の付着がなく、機能が損なわれ
ず生物の付着効果,防止期間が長期間得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】海洋構築物に付着生物防止装置を取付けたこの
発明の第1実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のAーA矢視断面図である。
【図3】海洋構築物に付着生物防止装置を取付けたこの
発明の第2実施形態を示す正面図である。
【図4】図3のBーB矢視断面図である。
【図5】防止部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 海洋構築物の支柱 2 付着生物防止装置 3 防止部材 4 紐状の部材 5 浮力体 5a ゴムシート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海水または水中に立設された海洋構築物
    の支柱に、潮位または波浪に追従して昇降し、前記支柱
    の表面に付着する生物を清浄,除去する防止部材を設け
    て成る海中における海洋構築物の付着生物防止装置。
  2. 【請求項2】 前記防止部材が、支柱周囲を覆い、かつ
    潮位または波浪に追従して昇降する環状の部材で構成し
    た請求項1に記載の海中における海洋構築物の付着生物
    防止装置。
  3. 【請求項3】 前記防止部材が、支柱周囲を覆う部材
    と、この部材に所定の間隔で取付けられた浮力体で構成
    し、潮位または波浪に追従して支柱を摺接しながら昇降
    する請求項1に記載の海中における海洋構築物の付着生
    物防止装置。
  4. 【請求項4】 前記防止部材に、所定の間隔で所定の長
    さのシート状, 紐状, リボン状の何れかから選択された
    一つの部材を設けた請求項1,2または3に記載の海中
    における海洋構築物の付着生物防止装置。
  5. 【請求項5】 前記防止部材に、防汚材料を塗布または
    混入させた請求項1,2,3または4に記載の海中にお
    ける海洋構築物の付着生物防止装置。
JP10360876A 1998-12-18 1998-12-18 海中における海洋構築物の付着生物防止装置 Pending JP2000178954A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10360876A JP2000178954A (ja) 1998-12-18 1998-12-18 海中における海洋構築物の付着生物防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10360876A JP2000178954A (ja) 1998-12-18 1998-12-18 海中における海洋構築物の付着生物防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000178954A true JP2000178954A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18471294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10360876A Pending JP2000178954A (ja) 1998-12-18 1998-12-18 海中における海洋構築物の付着生物防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000178954A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285863A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Technical Research & Development Institute Ministry Of Defence 電界検出器の防生対策構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285863A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Technical Research & Development Institute Ministry Of Defence 電界検出器の防生対策構造
JP4502215B2 (ja) * 2006-04-17 2010-07-14 株式会社島津製作所 電界検出器の防生対策構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6547952B1 (en) System for inhibiting fouling of an underwater surface
US7104219B2 (en) Piling decontamination and marine life enhancement system
US7211173B1 (en) System for inhibiting fouling of an underwater surface
KR101393721B1 (ko) 수초섬에 의해 은폐되는 수질정화장치
JP2000178954A (ja) 海中における海洋構築物の付着生物防止装置
RU193968U1 (ru) Устройство для восстановления донных биоценозов
EP1273360A2 (en) Apparatus for removing marine organisms and the like
JP2000008339A (ja) 海生物等の除去装置
JP2002013117A (ja) 海生物等の除去装置
JPH08331998A (ja) 自然水系の浄水構造
JP3002178B2 (ja) 海棲生物付着防止器具
JPH06185034A (ja) 多目的ブロック体
JP2003253643A (ja) 海洋構造物におけるコラム保全装置
RU2496724C2 (ru) Устройство для финишной очистки морских прибрежных вод
McCarty et al. A case study and recommendation for large scale floating wetlands
JP2000102796A (ja) 水域浄化方法および装置
JP2007014238A (ja) 魚礁
JPH0823820A (ja) 可動魚礁
JP2004068268A (ja) 浚渫作業時の汚濁防止装置および汚濁防止方法
JPH08228634A (ja) 養殖用タイヤ型浮沈式生け簀
JP3098569U (ja) 湖沼汚水の浄化処理装置
JP3105403U (ja) 植物生育用浮島
JP2001114190A (ja) 海生物等の除去装置
JPH0453256Y2 (ja)
McCarty et al. Large Scale Floating Wetlands for Urban Waterfronts