JP2000178582A - 濃縮アルカリ性溶媒用の非発泡性洗浄組成物 - Google Patents
濃縮アルカリ性溶媒用の非発泡性洗浄組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加圧洗浄条件下でも非発泡性の、高アルカリ
性溶媒中で安定した硬質面洗浄用のアルカリ性洗剤。 【解決手段】 ２５〜４５重量％の非発泡性洗浄剤、特
にキャップされた非イオン界面活性剤、例えばα−アル
キル−ω−ハロポリ（オキシ−１，２−エタンジイル）
またはα−デシル−ω−ベンジルオキシポリ（オキシ−
１，２−エタンジイル）と、１５〜２５重量％の安定化
剤、特に脂肪族アルコールの燐酸エステルと、３０〜６
０重量％のアルケニル琥珀酸、特にオクテニル琥珀酸ま
たはその無水物から成る。
性溶媒中で安定した硬質面洗浄用のアルカリ性洗剤。 【解決手段】 ２５〜４５重量％の非発泡性洗浄剤、特
にキャップされた非イオン界面活性剤、例えばα−アル
キル−ω−ハロポリ（オキシ−１，２−エタンジイル）
またはα−デシル−ω−ベンジルオキシポリ（オキシ−
１，２−エタンジイル）と、１５〜２５重量％の安定化
剤、特に脂肪族アルコールの燐酸エステルと、３０〜６
０重量％のアルケニル琥珀酸、特にオクテニル琥珀酸ま
たはその無水物から成る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は業務用または家庭用
の洗浄組成物に関するものである。
の洗浄組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】硬質面の脱脂、特に金属面、床、壁、タ
ンク、各種材料、ボディーフレーム、車輪リムまたはモ
ーター等の産業および病院、食堂、レストラン、学校等
の施設での洗浄には一般に非発泡性界面活性剤を含むア
ルカリ水溶液が用いられる。そのために選択される界面
活性剤はいわゆる「キャップ（capped）」された非イオ
ン界面活性剤である。このキャップされた非イオン界面
活性剤とは、疎水性基を有する親水性鎖を形成するエチ
レンオキシドと縮合された脂肪族アルキルまたはアルキ
ルアリール鎖型の疎水性鎖構造を有する化合物である。
この化合物は、４〜１４個、好ましくは８〜１０個のエ
チレンオキシド分子と縮合された、３〜８個の炭素原子
を有するアルキル鎖、アルキルアリール鎖またはハロゲ
ンから成る疎水性基を末端に有する８〜２０個の炭素原
子、好ましくは８〜１２個の炭素を有するアルキルまた
はアルキルアリール鎖を有するアルコールで表すことが
できる。このような界面活性剤は一般にα−アルキル−
ω−ハロゲノ−ポリ（オキシ−１，２−エタンジイル）
で表され、例えば下記のα−デシル−ω−クロロノナ
（オキシエチレン）がある。
ンク、各種材料、ボディーフレーム、車輪リムまたはモ
ーター等の産業および病院、食堂、レストラン、学校等
の施設での洗浄には一般に非発泡性界面活性剤を含むア
ルカリ水溶液が用いられる。そのために選択される界面
活性剤はいわゆる「キャップ（capped）」された非イオ
ン界面活性剤である。このキャップされた非イオン界面
活性剤とは、疎水性基を有する親水性鎖を形成するエチ
レンオキシドと縮合された脂肪族アルキルまたはアルキ
ルアリール鎖型の疎水性鎖構造を有する化合物である。
この化合物は、４〜１４個、好ましくは８〜１０個のエ
チレンオキシド分子と縮合された、３〜８個の炭素原子
を有するアルキル鎖、アルキルアリール鎖またはハロゲ
ンから成る疎水性基を末端に有する８〜２０個の炭素原
子、好ましくは８〜１２個の炭素を有するアルキルまた
はアルキルアリール鎖を有するアルコールで表すことが
できる。このような界面活性剤は一般にα−アルキル−
ω−ハロゲノ−ポリ（オキシ−１，２−エタンジイル）
で表され、例えば下記のα−デシル−ω−クロロノナ
（オキシエチレン）がある。
【０００３】
【化８】
【０００４】この種の界面活性剤はアルカリ溶液に溶け
にくいか、全く不溶であり、この界面活性剤を含むアル
カリ洗浄液は分離し易い。この現象は安定化剤を用いて
克服できる。当業者に公知の安定化剤としては酸素化溶
媒、トルエン−ナトリウムスルホネート、キシレン−ナ
トリウムスルホネートまたはクメン−ナトリウムスルホ
ネートおよび燐酸エステルのアルカリ塩がある。これら
の安定化剤は非発泡性洗浄剤１部に対して１０部と、大
量に用いられる。これらの安定化剤には洗浄の機能はな
く、洗浄組成物を廃棄した時に化学的酸素要求量−生物
学的酸素要求量（ＣＯＤ−ＢＯＤ）を不必要に増加させ
る原因になっている。さらに、組成物に発泡性を与える
という負の影響さえある。その結果、加圧噴射でクリー
ニングしなければならないという問題がある。
にくいか、全く不溶であり、この界面活性剤を含むアル
カリ洗浄液は分離し易い。この現象は安定化剤を用いて
克服できる。当業者に公知の安定化剤としては酸素化溶
媒、トルエン−ナトリウムスルホネート、キシレン−ナ
トリウムスルホネートまたはクメン−ナトリウムスルホ
ネートおよび燐酸エステルのアルカリ塩がある。これら
の安定化剤は非発泡性洗浄剤１部に対して１０部と、大
量に用いられる。これらの安定化剤には洗浄の機能はな
く、洗浄組成物を廃棄した時に化学的酸素要求量−生物
学的酸素要求量（ＣＯＤ−ＢＯＤ）を不必要に増加させ
る原因になっている。さらに、組成物に発泡性を与える
という負の影響さえある。その結果、加圧噴射でクリー
ニングしなければならないという問題がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、非発泡性
洗浄剤／安定化剤／ アルケニル琥珀酸または無水物型
の組成物は、アルカリ性洗浄溶液製造のベースとなり、
その洗浄効果は優れ、ＣＯＤ／ＢＯＤは妥当な範囲に入
り、貯蔵安定性に優れ、加圧噴射を用いた場合でも非発
泡性であるという利点あることを見いだした。
洗浄剤／安定化剤／ アルケニル琥珀酸または無水物型
の組成物は、アルカリ性洗浄溶液製造のベースとなり、
その洗浄効果は優れ、ＣＯＤ／ＢＯＤは妥当な範囲に入
り、貯蔵安定性に優れ、加圧噴射を用いた場合でも非発
泡性であるという利点あることを見いだした。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の非発泡性洗浄剤
は［化９］の化合物である：
は［化９］の化合物である：
【０００７】
【化９】 ［ここで、Ｒ１は８〜２０個の炭素原子、好ましくは８
〜１２個の炭素を有するアルキル鎖、オクチフェニル鎖
またはノニルフェニル鎖であり、ｎは８〜１５であり、
Ｒ２は３〜５個の炭素原子を有するアルコキシ基、［化
１０］のポリ（オキシアルキレン）基：
〜１２個の炭素を有するアルキル鎖、オクチフェニル鎖
またはノニルフェニル鎖であり、ｎは８〜１５であり、
Ｒ２は３〜５個の炭素原子を有するアルコキシ基、［化
１０］のポリ（オキシアルキレン）基：
【０００８】
【化１０】
【０００９】（ここで、Ｒ’は１または２個の炭素原子
を有するアルキル基、ｐは１〜１０である）、ベンジル
オキシ基または塩素である］本発明組成物は、２５〜４
５重量部の上記非発泡性洗浄剤と、１５〜２５重量部の
安定化剤と、３０〜６０重量部のアルケニル琥珀酸また
は無水物とから成る。
を有するアルキル基、ｐは１〜１０である）、ベンジル
オキシ基または塩素である］本発明組成物は、２５〜４
５重量部の上記非発泡性洗浄剤と、１５〜２５重量部の
安定化剤と、３０〜６０重量部のアルケニル琥珀酸また
は無水物とから成る。
【００１０】
【発明の実施の形態】安定化剤は、無水燐酸と４〜１２
個の炭素原子を有する脂肪族アルコールとの反応で得ら
れるモノエステル／ジエステルタイプの燐酸エステルで
あり、アルケニル琥珀酸は［化１１］の化合物であり、
無水物はその直接誘導体である：
個の炭素原子を有する脂肪族アルコールとの反応で得ら
れるモノエステル／ジエステルタイプの燐酸エステルで
あり、アルケニル琥珀酸は［化１１］の化合物であり、
無水物はその直接誘導体である：
【００１１】
【化１１】 （ここで、ｎは４〜１２である）
【００１２】本発明組成物は、［化１２］のα−デシル
−ω−クロロノナ（オキシエチレン）と、
−ω−クロロノナ（オキシエチレン）と、
【化１２】
【００１３】［化１３］のα−デシル−ω−ベンジルオ
キシトリデカ（オキシエチレン）と、
キシトリデカ（オキシエチレン）と、
【化１３】
【００１４】２−エチルヘキシルの燐酸モノエステル／
ジエステルと、［化１４］のオクテニル琥珀酸：
ジエステルと、［化１４］のオクテニル琥珀酸：
【化１４】 またはその無水物とを組み合わせた組成物が好ましい。
【００１５】これらの組成物は下記で定義する安定性／
可溶性判定基準を満たし、透明な液体で、−１５℃／+
４０℃の温度で少なくとも６０日間安定であり、アルカ
リ溶液に可溶である。本発明組成物は、水酸化ナトリウ
ムまたは水酸化カリウムまたはアルカリ金属塩（ナトリ
ウムおよび／または燐酸カリウム、炭酸塩またはケイ酸
塩）の水溶液に１〜５重量部の洗浄剤を作るのに用いら
れる。この洗浄剤の貯蔵時の均質性を維持するためにハ
イドロトロープ剤を入れる必要はない。この洗浄剤も本
発明の対象である。これらの洗浄剤は室温で軟水または
硬水で直接希釈して硬質面の洗浄に用いることができ
る。
可溶性判定基準を満たし、透明な液体で、−１５℃／+
４０℃の温度で少なくとも６０日間安定であり、アルカ
リ溶液に可溶である。本発明組成物は、水酸化ナトリウ
ムまたは水酸化カリウムまたはアルカリ金属塩（ナトリ
ウムおよび／または燐酸カリウム、炭酸塩またはケイ酸
塩）の水溶液に１〜５重量部の洗浄剤を作るのに用いら
れる。この洗浄剤の貯蔵時の均質性を維持するためにハ
イドロトロープ剤を入れる必要はない。この洗浄剤も本
発明の対象である。これらの洗浄剤は室温で軟水または
硬水で直接希釈して硬質面の洗浄に用いることができ
る。
【００１６】
【実施例】実施例 実施例では洗浄力、発泡性および非発泡性を下記方法に
従って測定した。
従って測定した。
【００１７】洗浄力 洗浄力は下記溶融混合物（重量部）に浸して汚損したス
テンレス鋼板の脱脂で評価した： １５重量部のステアリン酸、 １５重量部のオレイン酸、 ３０重量部のナタネ油、 ２５重量部の鉱油（Elf 15W40）、 ８重量部のセトステアリルアルコール。
テンレス鋼板の脱脂で評価した： １５重量部のステアリン酸、 １５重量部のオレイン酸、 ３０重量部のナタネ油、 ２５重量部の鉱油（Elf 15W40）、 ８重量部のセトステアリルアルコール。
【００１８】洗浄剤は２．２％のテスト洗浄組成物を含
む１３％水酸化ナトリウム水溶液から成る。脱脂処理は
Mathis社製のLabomat装置で実施する。ステンレス鋼板
をこの装置の容器（容量５００ｍｌ）中の４００ｍｌの
上記洗浄剤中に含浸し、７０℃の温度で１５分間攪拌す
る。鋼板を装置から外し、水で洗浄し、乾燥する。
む１３％水酸化ナトリウム水溶液から成る。脱脂処理は
Mathis社製のLabomat装置で実施する。ステンレス鋼板
をこの装置の容器（容量５００ｍｌ）中の４００ｍｌの
上記洗浄剤中に含浸し、７０℃の温度で１５分間攪拌す
る。鋼板を装置から外し、水で洗浄し、乾燥する。
【００１９】汚損混合物はいわゆる限定潤滑特性を有す
る。上記で処理した鋼板の残留潤滑油の測定は油脂が全
く付いていない（１００％の洗浄）鋼板と上記洗浄剤を
含まないもの（０％の洗浄）を用いて脱脂した鋼板とを
比較して行った。このためにball-disk trribometerを
用いた。ボールと鋼板と間の摩擦係数が得られる。ボー
ルに２．６ｋｇの荷重が加え、鋼板は１．６ｍｍ／ｓの
速度で回転した。
る。上記で処理した鋼板の残留潤滑油の測定は油脂が全
く付いていない（１００％の洗浄）鋼板と上記洗浄剤を
含まないもの（０％の洗浄）を用いて脱脂した鋼板とを
比較して行った。このためにball-disk trribometerを
用いた。ボールと鋼板と間の摩擦係数が得られる。ボー
ルに２．６ｋｇの荷重が加え、鋼板は１．６ｍｍ／ｓの
速度で回転した。
【００２０】発泡性 上記定義のたアルカリ性洗浄洗剤のサンプル９００ｍｌ
を２０００ｒｐｍで回転するターボミキサー下で５分
間、激しく攪拌する。攪拌後、２リットルメスシリンダ
ー内で時間関数としての泡の高さを測定する。攪拌後の
泡の容量が５０ｍｌ未満であれば、十分泡が無いと認め
られる。
を２０００ｒｐｍで回転するターボミキサー下で５分
間、激しく攪拌する。攪拌後、２リットルメスシリンダ
ー内で時間関数としての泡の高さを測定する。攪拌後の
泡の容量が５０ｍｌ未満であれば、十分泡が無いと認め
られる。
【００２１】非発泡性 アルカリ性洗浄剤とそれが除去する表面汚れとの反応に
よって形成される石鹸によって生じる発泡効果に逆らう
組成物の力を評価する。発泡性を上記のように９００ｍ
ｌのアルカリ性洗浄溶液を用い、ただし１ｇ／ｌのサポ
ニンの存在下で測定する。非発泡性を同じ条件下で、サ
ポニンを全く含まないアルカリ性洗浄溶液について得ら
れた値と比較して測定する。
よって形成される石鹸によって生じる発泡効果に逆らう
組成物の力を評価する。発泡性を上記のように９００ｍ
ｌのアルカリ性洗浄溶液を用い、ただし１ｇ／ｌのサポ
ニンの存在下で測定する。非発泡性を同じ条件下で、サ
ポニンを全く含まないアルカリ性洗浄溶液について得ら
れた値と比較して測定する。
【００２２】実施例１ 洗浄組成物は下記の通り（重量部）： α−デシル−ω−クロロ−ノナ（オキシエチレン） ３
５ ２−エチルヘキシルホスフエート １９ 無水オクテニル琥珀酸 ４６
５ ２−エチルヘキシルホスフエート １９ 無水オクテニル琥珀酸 ４６
【００２３】各成分を単に混合するだけで組成物を作
る。α−デシル−ω−クロロ−ノナ（オキシエチレン）
にはDeterflo A210 （登録商標）を、２−エチルヘキシ
ルの燐酸エステルにはCeca S. A.のBeycostat A081（登
録商標）を用いた。組成物は黄色透明で、２５℃での粘
度が約１８０ｍＰａ．ｓの安定した溶液状であり、１０
％の水性分散液のｐＨは０．７である。この組成物を
２．２％含む１３％水酸化ナトリウム水溶液から成る洗
浄洗剤は安定している。
る。α−デシル−ω−クロロ−ノナ（オキシエチレン）
にはDeterflo A210 （登録商標）を、２−エチルヘキシ
ルの燐酸エステルにはCeca S. A.のBeycostat A081（登
録商標）を用いた。組成物は黄色透明で、２５℃での粘
度が約１８０ｍＰａ．ｓの安定した溶液状であり、１０
％の水性分散液のｐＨは０．７である。この組成物を
２．２％含む１３％水酸化ナトリウム水溶液から成る洗
浄洗剤は安定している。
【００２４】発泡性を評価するために、上記のように５
分間攪拌し、１５分間放置した後に、２５゜ＴＨの水中
で水酸化ナトリウム濃度５．３％、０．５、１、２およ
び４ｇ／ｌの洗浄組成物の存在下で５０℃の温度で評価
した。発泡性はゼロであった。洗浄性は８０％である。
２ｇ／ｌの界面活性剤＋１ｇ／ｌのサポニンを用いて測
定した抗発泡性はＴ０で１３０ｍｌ、Ｔ４分では４０
ｍｌであり、サポニン無しで２ｇ／ｌの界面活性剤を用
いて測定した抗発泡性はＴ０で１２０ｍｌ、Ｔ４分で
は４０ｍｌである。
分間攪拌し、１５分間放置した後に、２５゜ＴＨの水中
で水酸化ナトリウム濃度５．３％、０．５、１、２およ
び４ｇ／ｌの洗浄組成物の存在下で５０℃の温度で評価
した。発泡性はゼロであった。洗浄性は８０％である。
２ｇ／ｌの界面活性剤＋１ｇ／ｌのサポニンを用いて測
定した抗発泡性はＴ０で１３０ｍｌ、Ｔ４分では４０
ｍｌであり、サポニン無しで２ｇ／ｌの界面活性剤を用
いて測定した抗発泡性はＴ０で１２０ｍｌ、Ｔ４分で
は４０ｍｌである。
【００２５】実施例２（比較例） オクテニル琥珀酸誘導体を含まない下記組成物（重量
部）は不安定な洗剤となる： α−デシル−ω−クロロ−ノナ（オキシエチレン） ６
５ ２−エチルヘキシルの燐酸モノエステル／ジエステル
３５
部）は不安定な洗剤となる： α−デシル−ω−クロロ−ノナ（オキシエチレン） ６
５ ２−エチルヘキシルの燐酸モノエステル／ジエステル
３５
【００２６】実施例３（比較例） 燐酸エステルを含まない下記組成物（重量部）は不安定
な洗剤となる： α−デシル−ω−クロロノナ（オキシエチレン） ４３ 無水オクテニル琥珀酸 ５７
な洗剤となる： α−デシル−ω−クロロノナ（オキシエチレン） ４３ 無水オクテニル琥珀酸 ５７
【００２７】実施例４（比較例） ２．２％のα−デシル−ω−クロロ−ノナ（オキシエチ
レン）を含むアルカリ性洗剤を１３％の水酸化ナトリウ
ム洗剤溶液に入れたものは安定していない。これはα−
デシル−ω−クロロノナ（オキシエチレン）が不溶であ
るためである。この不安定性にも関わらず、発泡性およ
び抗発泡性テストを実施した。この洗浄剤の発泡性は実
施例１のテスト洗剤と比較して、わずかに低く、抗発泡
性はわずかに高く、洗浄力は２０％低い。テストにおい
て洗浄した表面の外観も劣るものである。
レン）を含むアルカリ性洗剤を１３％の水酸化ナトリウ
ム洗剤溶液に入れたものは安定していない。これはα−
デシル−ω−クロロノナ（オキシエチレン）が不溶であ
るためである。この不安定性にも関わらず、発泡性およ
び抗発泡性テストを実施した。この洗浄剤の発泡性は実
施例１のテスト洗剤と比較して、わずかに低く、抗発泡
性はわずかに高く、洗浄力は２０％低い。テストにおい
て洗浄した表面の外観も劣るものである。
【００２８】実施例５ 洗浄組成物は下記の通り（重量部）： Dehypon LT 104 （Henkel社製）（登録商標） ３５ ２−エチルヘキシルホスフェート （Beycostat A081 ;
CECA S. A.社製）（登録商標） １９ 無水オクテニル琥珀酸 ４６ Dehypon LT 104（登録商標）は［化１５］の化合物の混
合物である。
CECA S. A.社製）（登録商標） １９ 無水オクテニル琥珀酸 ４６ Dehypon LT 104（登録商標）は［化１５］の化合物の混
合物である。
【００２９】
【化１５】 （ここで、ｍは９〜１７の整数である）これらの各成分
を単純に混合するだけで組成物を生成する。組成物は２
５℃における粘度が約２００ｍＰａ．ｓの安定した透明
黄色の溶液で、１０％水性分散液のｐＨは０．７であ
る。
を単純に混合するだけで組成物を生成する。組成物は２
５℃における粘度が約２００ｍＰａ．ｓの安定した透明
黄色の溶液で、１０％水性分散液のｐＨは０．７であ
る。
【００３０】下記成分（重量％）を含む洗浄洗剤は安定
している： １７％のピロ燐酸テトラカリウム、 １４％の純水酸化カリウム、 １５％のケイ酸塩（濃度：１．３３）、 ２％の洗浄組成物。 実施例１の条件下で評価した発泡性はゼロ（５０ｍｌ重
量未満の泡）である。洗浄力は実施例１に匹敵する。
している： １７％のピロ燐酸テトラカリウム、 １４％の純水酸化カリウム、 １５％のケイ酸塩（濃度：１．３３）、 ２％の洗浄組成物。 実施例１の条件下で評価した発泡性はゼロ（５０ｍｌ重
量未満の泡）である。洗浄力は実施例１に匹敵する。
【００３１】実施例６ 洗浄組成物は下記の通り（重量部）： Plurafac LF 221 （BASF社製）（登録商標） ３５ ２−エチルヘキシル燐酸エステル （Beycostat A081
;CECA S. A.社製）（登録商標） ２０ 無水オクテニル琥珀酸 ４５ Plurafac LF 221（登録商標）は［化１６］の化合物の
混合物である：
;CECA S. A.社製）（登録商標） ２０ 無水オクテニル琥珀酸 ４５ Plurafac LF 221（登録商標）は［化１６］の化合物の
混合物である：
【００３２】
【化１６】 （ここで、ｑは８〜９の整数であり、ｎの平均値は８．
３、ｐの平均値は１．６である）。各成分を単に混合す
るだけで組成物を生成する。組成物は２５℃における粘
度が約２００ｍＰａ．ｓの安定した透明黄色の溶液で、
１０％水性分散液のｐＨは０．７である。
３、ｐの平均値は１．６である）。各成分を単に混合す
るだけで組成物を生成する。組成物は２５℃における粘
度が約２００ｍＰａ．ｓの安定した透明黄色の溶液で、
１０％水性分散液のｐＨは０．７である。
【００３３】下記線分（重量％）を含む洗浄洗剤は安定
である： １７％のピロ燐酸テトラカリウム、 １４％の純水酸化カリウム、 １５％のケイ酸塩（濃度：１．３３）、 ２．５％の洗浄組成物。 実施例１の条件下で評価した発泡性はゼロ（５０ｍｌ重
量未満の泡）である。洗浄力は実施例１に匹敵する。
である： １７％のピロ燐酸テトラカリウム、 １４％の純水酸化カリウム、 １５％のケイ酸塩（濃度：１．３３）、 ２．５％の洗浄組成物。 実施例１の条件下で評価した発泡性はゼロ（５０ｍｌ重
量未満の泡）である。洗浄力は実施例１に匹敵する。
【００３４】実施例７ 洗浄組成物は下記の通り（重量部）： 非発泡性洗浄剤 ３５ ２−エチルヘキシル燐酸エステル（Beycostat A081 ;CE
CA S. A.社製）（登録商標） １９ 無水オクチル琥珀酸 ４５ 上記の非発泡性洗浄剤は下記式に対応する：
CA S. A.社製）（登録商標） １９ 無水オクチル琥珀酸 ４５ 上記の非発泡性洗浄剤は下記式に対応する：
【００３５】
【化１７】 この非発泡性洗浄剤はエトキシ化脂肪族アルコールと塩
化ベンジルとを反応させて得られる。各成分を単純に混
合するだけで組成物を生成する。組成物は２５℃におけ
る粘度が約２００ｍＰａ．ｓの安定な透明黄色な溶液
で、１０％水性分散液のｐＨは０．７である。
化ベンジルとを反応させて得られる。各成分を単純に混
合するだけで組成物を生成する。組成物は２５℃におけ
る粘度が約２００ｍＰａ．ｓの安定な透明黄色な溶液
で、１０％水性分散液のｐＨは０．７である。
【００３６】下記成分を含む洗剤（重量％）は安定して
いる： １７％のピロ燐酸テトラカリウム、 １４％の純水酸化カリウム、 １５％のケイ酸塩（濃度：１．３３）、 ２．２％の洗浄組成物。 実施例１の条件下で評価した発泡性はゼロ（５０ｍｌ重
量未満の泡）である。洗浄力は実施例１に匹敵する。
いる： １７％のピロ燐酸テトラカリウム、 １４％の純水酸化カリウム、 １５％のケイ酸塩（濃度：１．３３）、 ２．２％の洗浄組成物。 実施例１の条件下で評価した発泡性はゼロ（５０ｍｌ重
量未満の泡）である。洗浄力は実施例１に匹敵する。
Claims (6)
- 【請求項１】 業務用または家庭用の、高アルカリ性溶
媒中で安定な、非発泡性洗浄組成物であって、（１）
２５〜４５重量部の非発泡性洗浄剤と、（２） １５〜
２５重量部の安定化剤と、（３） ３０〜６０重量部の
アルケニル琥珀酸またはその無水物とで構成され、 非発泡性洗浄剤（１）は［化１］の化合物： 【化１】 ［ここで、Ｒ１は８〜２０個の炭素原子、好ましくは８
〜１２個の炭素を有するアルキル基、オクチフェニル基
またはノニルフェニル基であり、ｎは８〜１５であり、
Ｒ２は３〜５個の炭素原子を有するアルコキシ基、［化
２］のポリ（オキシアルキレン）基： 【化２】 （ここで、Ｒ’は１または２個の炭素原子を有するアル
キル基、ｐは１〜１０である）、ベンジルオキシ基また
は塩素である］であり、 安定化剤（２）は、無水燐酸と４〜１２個の炭素原子を
有する脂肪族アルコールとの反応で得られるモノエステ
ル／ジエステル型の燐酸エステルでアリ、アルケニル琥
珀酸（３）は［化３］の化合物： 【化３】 （ここで、ｎは４〜１２である）であり、その無水物は
その直接誘導体である。 - 【請求項２】 非発泡性洗剤（１）が［化４］のデシル
−ω−クロロ−ノナ（オキシエチレン） 【化４】 または［化５］のα−デシル−ω−ベンジルオキシ−ト
リデカ（オキシエチレン）である請求項１に記載の洗浄
組成物。 【化５】 - 【請求項３】 安定化剤（２）が２−エチルヘキシルの
燐酸モノエステル／ジエステルである請求項１に記載の
洗浄組成物。 - 【請求項４】 アルケニル琥珀酸またはその無水物がオ
クテニル琥珀酸またはその無水物である請求項１に記載
の洗浄組成物。 - 【請求項５】 非発泡性洗浄剤（１）が［化６］のα−
デシル−ω−クロロ−ノナ（オキシエチレン）： 【化６】 または［化７］のα−デシル−ω−ベンジルオキシ−ト
リデカ（オキシエチレン）： 【化７】 であり、安定化剤（２）が２−エチルヘキシルの燐酸モ
ノエステル／ジエステルであり、アルケニル琥珀酸また
はその無水物（３）がオクテニル琥珀酸またはその無水
物である請求項１に記載の洗浄組成物。 - 【請求項６】 水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまた
はこれらアルカリ金属塩の混合物の溶液中に請求項１〜
５のいずれか一項に記載の洗浄組成物１〜５重量％含む
溶液から成る洗浄剤。
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