JP2000178059A - コンクリート組成物 - Google Patents

コンクリート組成物

Info

Publication number
JP2000178059A
JP2000178059A JP35826798A JP35826798A JP2000178059A JP 2000178059 A JP2000178059 A JP 2000178059A JP 35826798 A JP35826798 A JP 35826798A JP 35826798 A JP35826798 A JP 35826798A JP 2000178059 A JP2000178059 A JP 2000178059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
concrete composition
weight
cement
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35826798A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Yonezawa
敏男 米澤
Itoshi Izumi
意登志 和泉
Kazumasa Inoue
和政 井上
Masanobu Tokuhisa
正信 徳久
Mitsuo Kinoshita
光男 木之下
Yoshimasa Miura
義雅 三浦
Kaoru Yamazaki
薫 山崎
Kimiyasu Kuranuki
公保 倉貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Sanyo Chemical Industries Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Sanyo Chemical Industries Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takemoto Oil and Fat Co Ltd, Sanyo Chemical Industries Ltd, Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Priority to JP35826798A priority Critical patent/JP2000178059A/ja
Publication of JP2000178059A publication Critical patent/JP2000178059A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/04Portland cements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/0045Polymers chosen for their physico-chemical characteristics
    • C04B2103/0053Water-soluble polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/40Surface-active agents, dispersants
    • C04B2103/408Dispersants

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い流動性と骨材分離抵抗性が同時に付与さ
れたコンクリート組成物を提供する。 【解決手段】 添加剤として、分子中にカルボン酸塩基
およびポリオキシエチレン基を有する水溶性ビニル共重
合体からなるセメント分散剤を、セメント100重量部
当たり0.1〜3.0重量部の割合で含有するととも
に、水溶性ポリウレタン樹脂を、セメント100重量部
当たり0.01〜1.0重量部の割合で含有し、かつ水
/セメント比が65〜30%であることを特徴とするコ
ンクリート組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い流動性と骨材
分離抵抗性をもつコンクリート組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高品質コンクリート構造体を構築
する目的で、セメント分散剤を使用してコンクリートの
流動性を増大させたコンクリートが一般に用いられてい
る。しかしながら流動性を増大させると、骨材の分離や
ブリージングが起こりやすくなり、壁、柱などのコンク
リート構造部材においては、鉄筋が狭い間隔で配置され
るため、締め固めが充分におこなわれず、その結果、ジ
ャンカや豆板、コールドジョイントなどの施工上の欠陥
が生じ易く、コンクリート構造体の耐久性を損なう原因
となっていた。近年、コンクリート打設時の締め固め作
業を無くする目的で、セメント分散剤で高度に流動化さ
せ、かつ、増粘剤で骨材分離抵抗性を付与したコンクリ
ート組成物を用いた工法が普及しつつある。使用される
増粘剤として、例えば、セルロース誘導体(特開平3−
45544号公報)や多糖類(特平開5−9053号公
報)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、増粘剤
を使用してコンクリートに充分な骨材分離抵抗性を付与
するためには、増粘剤を多量に添加する必要がある。そ
の結果、流動性を付与するためのセメント分散剤も多量
に必要となり、コンクリートの凝結が遅延するという問
題点を有していた。本発明は、従来の増粘剤を使用した
コンクリート組成物に見られる上記欠点を解消したコン
クリート組成物、すなわち、セメント分散剤の添加量が
少なく、凝結遅延が少なく、コンクリートに骨材分離抵
抗性が付与されたコンクリート組成物を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決すべく鋭意検討した結果、特定のセメント分散
剤と特定の水溶性ポリウレタン樹脂を用いることによ
り、流動性、低凝結遅延性、および骨材分離抵抗性に優
れたコンクリート組成物が得られることを見いだし、本
発明に到達した。すなわち本発明は、セメント、水、細
骨材、粗骨材および添加剤を含有するコンクリート組成
物であって、添加剤として、分子中にカルボン酸塩基お
よびポリオキシエチレン基を有する水溶性ビニル共重合
体からなるセメント分散剤(A)をセメント100重量
部当たり0.1〜3.0重量部の割合で含有するととも
に、水溶性ポリウレタン樹脂(B)をセメント100重
量部当たり0.01〜1.0重量部の割合で含有し、か
つ水/セメント比が65〜30%であることを特徴とす
る流動性および骨材分離抵抗性に優れたコンクリート組
成物である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において、セメント分散剤
(A)は、分子中にカルボン酸塩基およびポリオキシエ
チレン基を有する水溶性ビニル共重合体である。本発明
は、上記の水溶性ビニル共重合体を構成することとなる
ビニル単量体の種類およびこれらの比率について、特に
制限するものではないが、かかる水溶性ビニル共重合体
としては、下記の式(1)〜式(4)で示される構成単
位からなるものが好ましい。
【0006】
【化5】
【0007】
【化6】
【0008】
【化7】
【0009】
【化8】
【0010】(式1〜式4において、 R、R、R:HまたはCH、R:炭素数1〜3のアルキル基 M、M:アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモ
ニウムまたは有機アミンカチオン n:5〜50の整数 m1:Mの価数 m2:Mの価数
【0011】式(1)で示される構成単位を形成するこ
ととなるビニル単量体としては、(メタ)アクリル酸の
アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
または有機アミン塩が挙げられる。また式(2)で示さ
れる構成単位を形成することとなるビニル単量体として
は、オキシエチレン単位の繰り返し数が5〜50であ
る、アルコキシ基の炭素数が1〜3のアルコキシポリエ
トキシエチル(メタ)アクリレートが挙げられる。更に
式(3)で示される構成単位を形成することとなるビニ
ル単量体としては、メタリルスルホン酸のアルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩または有機ア
ミン塩が挙げられる。そして式(4)で示される構成単
位を形成することとなるビニル単量体としては、アルキ
ル基の炭素数が1〜3のアルキル(メタ)アクリレート
が挙げられる。ここで、(メタ)アクリル酸とは、アク
リル酸および/またはメタアクリル酸(メタクリル酸)
を意味し、以下同様の記載法を用いる。
【0012】以上説明したような式(1)〜式(4)で
示される構成単位からなる水溶性ビニル共重合体のなか
でも、式(1)で示される構成単位40〜65モル%、
式(2)で示される構成単位15〜35モル%、式
(3)で示される構成単位2〜20モル%、式(4)で
示される構成単位5〜20モル%の割合からなるものが
好ましい。特に好ましいのは、式(1)で示される構成
単位45〜60モル%、式(2)で示される構成単位2
0〜30モル%、式(3)で示される構成単位5〜15
モル%、式(4)で示される構成単位8〜18モル%の
割合からなるものである。
【0013】本発明は、水溶性ビニル共重合体の製造方
法を特に制限するものではなく、その製造方法には公知
の方法、例えば特公平5−11057号公報に記載され
ているような方法が適用できる。例えば、ラジカル開始
剤の存在下に、前記した各ビニル単量体を所定の共重合
比率となるよう水系溶液でラジカル共重合することによ
り得られる。かかる水溶性ビニル共重合体は、セメント
分散剤としての効果の発現の点で、数平均分子量が15
00〜50000のものが好ましく、2000〜200
00のものがより好ましい。
【0014】本発明のコンクリート組成物において、水
溶性ビニル共重合体からなるセメント分散剤(A)の含
有量は、セメント100重量部当たり0.1〜3.0重
量部の割合である。好ましくは、0.3〜2.0重量部
の割合である。0.1重量部未満では、所定の流動性が
えられず、3.0重量部を越える場合は、コンクリート
の凝結遅延が大きくなる。
【0015】本発明において、水溶性ポリウレタン樹脂
(B)は、例えば水溶性ポリオキシアルキレン化合物
(a)および有機ポリイソシアネート(b)から誘導さ
れるものが挙げられる。
【0016】水溶性ポリオキシアルキレン化合物(a)
としては、例えば、エチレンオキサイド(以下、EOと
略記)単独重合体;EO/プロピレンオキサイド(以
下、POと略記)共重合体(ランダムまたはブロッ
ク);ヒドロキシル基を有する化合物(i)もしくはア
ミン類(ii)〔好ましくは(i)〕に、EO単独、また
はEOと他のアルキレンオキサイド[PO、1,2−ブ
チレンオキサイド、テトラヒドロフラン、α−オレフィ
ンオキサイド、アルキレンオキサイド置換体(エピクロ
ロヒドリン、スチレンオキサイド等)等]とを共付加し
て得られる化合物;およびこれらの2種以上の混合物が
挙げられる。
【0017】上記のヒドロキシル基を有する化合物
(i)は、通常、分子量3000以下の、2〜8価また
はそれ以上の価数のヒドロキシル基含有化合物(ただ
し、アルカノールアミン類は、ここではアミン類に分
類)であり、例えば、多価アルコール類[エチレングリ
コール、プロピレングリコール、へキシレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエ
ーテルグリコール、ポリブタジエングリコール、ポリカ
プロラクトンポリオールおよびジメチロールプロピオン
酸(塩)などの2価アルコール類、グリセリン、トリメ
チロールプロパン、トリメチロールエタン、ペンタエリ
スリトール、ソルビトールおよびショ糖などの3価以上
のアルコール類];多価フェノール類[ヒドロキノン、
カテコールなどの単環多価フェノール類、ビスフェノー
ルA、ビスフェノールS、テトラメチルビスフェノール
AおよびテトラメチルビスフェノールSなどのビスフェ
ノール類];ならびに水が挙げられる。これらのうち好
ましいものは、エチレングリコール、プロピレングリコ
ールおよび水である。
【0018】上記のアミン類(ii)としては、例えば、
アンモニア;アルカノールアミン類(モノ−、ジ−もし
くはトリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、
アミノエチルエタノールアミン等);炭素数1〜20の
アルキルアミン類(メチルアミン、エチルアミン、n−
ブチルアミン、オクチルアミン等);炭素数2〜6のア
ルキレンジアミン類(エチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン等);アルキレン基の炭素数が2〜6のポリ
アルキレンポリアミン類(ジエチレントリアミン、トリ
エチレンテトラミン等);炭素数6〜20の芳香族アミ
ン類(アニリン、フェニレンジアミン、ジアミノトルエ
ン、キシリレンジアミン、メチレンジアニリン、ジフェ
ニルエーテルジアミン等);炭素数4〜15の脂環式ア
ミン類(イソホロンジアミン、シクロヘキシレンジアミ
ン等);炭素数4〜15の複素環式アミン類(ピペラジ
ン、N−アミノエチルピペラジン、1,4−ジアミノエ
チルピペラジン等)およびこれらの2種以上の併用など
が挙げられる。
【0019】(a)を得るためにEOとともに他のアル
キレンオキサイドを用いる場合の付加様式は、ランダム
付加でもブロック付加でもよいが、(a)を構成するポ
リオキシアルキレン鎖の末端部分は、有機ポリイソシア
ネート(b)との反応性の点からヒドロキシエチル基と
なっているものが好ましい。EOとEO以外のアルキレ
ンオキサイドとを併用する場合の(a)中の平均オキシ
エチレン単位含有量は、好ましくは65重量%以上、さ
らに好ましくは70重量%以上である。
【0020】以上(a)として例示したもののうち特に
好ましいものは、エチレンオキサイド単独重合体(ポリ
エチレングリコール)およびEO/PO共重合体(ラン
ダムまたはブロック)である。
【0021】(a)の数平均分子量は、ポリウレタン化
合物の水溶性および有機ポリイソシアネートとの反応性
の観点から、通常500〜30,000、好ましくは
1,000〜25,000である。
【0022】また、(B)を得るためのポリオール成分
として、必要に応じて上記の(a)とともに、(B)の
水溶性を阻害しない範囲で他のヒドロキシル基を有する
化合物を併用することができる。他のヒドロキシル基を
有する化合物としては、前記(i)として例示したヒド
ロキシル基を有する化合物(但し、水を除く。)、前記
(i)もしくは(ii)のアルキレンオキサイド(EOを
含むものを除く)付加物などが挙げられる。このような
(a)以外の化合物を併用する場合の使用量は、ポリオ
ール成分全体中の平均オキシエチレン単位含有量が65
重量%以上、特に70重量%以上となるような範囲の量
であることが好ましく、(a)に対しては15重量%以
下、特に0.5〜10重量%が好ましい。
【0023】有機ポリイソシアネート(b)としては、
例えば、炭素数(NCO基中の炭素数を除く)6〜20
の芳香族ポリイソシアネート及びその粗製物[2,4−
および/または2,6−トリレンジイソシアネート(T
DI)、粗製TDI、2,4’−および/または4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、
粗製MDI、ポリアリールポリイソシアネート(PAP
I)等];炭素数2〜18の脂肪族ポリイソシアネート
[ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、リジン
イソシアネート等];炭素数4〜15の脂環式ポリイソ
シアネート[イソフォロンジイソシアネート(IPD
I)、ジシクロヘキシルジイソシアネート等];炭素数
8〜15の芳香脂肪族ポリイソシアネート[キシリレン
ジイソシアネート等];これらのポリイソシアネートの
変性物[ウレタン基、カルボイミド基、アロファネート
基、ウレア基、ビュウレット基、ウレトジオン基、イソ
シアヌレート基、オキサゾリドン基含有変性物等]およ
びこれらの2種以上の併用が挙げられる。これらのうち
好ましいものは、TDI、4,4’−MDI、IPDI
およびHDIである。
【0024】本発明において、(B)を得る際の、
(a)の水酸基〔(a)以外のヒドロキシル基含有化合
物を併用する場合は、その水酸基も含む。〕と(b)の
イソシアネート基(以下、NCO基という。)との当量
比は、(B)の粘性および水溶性の観点から、通常1:
(0.8〜1.0)、好ましくは1:(0.9〜0.9
9)である。また、(B)は実質的に末端にNCO基を
有しないものである。(B)中に残存NCO基がある
と、水溶液中で水と反応して架橋し(B)の水溶性が低
下するので好ましくない。
【0025】本発明における水溶性ポリウレタン樹脂
(B)の重量平均分子量(ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィーによる。)は、骨材の分離低減効果の観点
から、通常10,000〜500,000、好ましくは
20,000〜400,000である。
【0026】また、(B)中のオキシエチレン単位の含
有量は好ましくは60重量%以上、さらに好ましくは7
0重量%以上である。(B)中のオキシエチレン単位の
含有量が60重量%以上であれば、水溶性が特に良好で
ある。
【0027】水溶性ポリウレタン樹脂(B)の製法は特
に限定されず、通常のポリウレタン樹脂を製造する方法
(ワンショット法または多段法)で(a)および(b)
を反応させることにより得られる。ウレタン化の反応温
度は通常30〜200℃、好ましくは50〜180℃で
ある。反応時間は通常0.1〜30時間、好ましくは
0.1〜8時間である。該ウレタン化反応は通常無溶剤
系で行われるが、必要によりイソシアネートに不活性な
有機溶剤中で行ってもよい。該有機溶剤としてはアセト
ン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキサイド、トルエン、ジオキサンなどが挙げ
られる。溶剤を用いる場合は、通常、反応後に溶剤を溜
去して水溶性ポリウレタン樹脂(B)を得ることができ
る。
【0028】本発明のコンクリート組成物において、水
溶性ポリウレタン樹脂(B)の含有量は、セメント10
0重量部当たり0.01〜1.0重量部の割合である。
好ましくは、0.05〜0.8重量部の割合である。
0.01重量部未満では、骨材の分離抵抗性が充分では
なく、1.0重量部を越えると所定の流動性が得られな
い。
【0029】本発明のコンクリート組成物において、使
用されるセメントとしては、普通ポルトランドセメン
ト、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセ
メント、高炉セメント、シリカセメント、フライアッシ
ュセメントなどが挙げられ、これらは、単独または2種
以上を組み合わせてもよい。
【0030】本発明のコンクリート組成物において、使
用される水の量は、水/セメント比(セメントに対する
水の重量比:%)が65〜30%となる量である。65
%越える場合、骨材分離抵抗性のあるコンクリート組成
物は得られない。また、30%未満の場合、所定の流動
性が得られない。
【0031】本発明のコンクリート組成物において、使
用される細骨材は、JIS A 0203に規定される
骨材であり、このような骨材には川砂、陸砂、山砂、海
砂、砕砂等がある。本発明の組成物において、通常コン
クリート1m中に細骨材500〜1200kgが配
合される。この配合量であると、骨材分離抵抗性と流動
性がともに良好である。
【0032】本発明のコンクリート組成物において、使
用される粗骨材は、JIS A 0203に規定される
骨材であり、このような骨材には川砂利、陸砂利、山砂
利、砕石等がある。本発明の組成物において、通常コン
クリート1m中に粗骨材500〜1200kgが配
合される。この配合量であると、コンクリート強度と流
動性がともに良好である。
【0033】本発明のコンクリート組成物において、本
発明の組成物の性能を損なわない範囲において、前記の
添加剤以外に、他の添加剤を加えることができる。他の
添加剤としては、たとえば、無機質系の混和材料、消泡
剤、空気量調整剤、防錆剤、凝結促進剤、凝結遅延剤等
が挙げられる。
【0034】無機質系の混和材料としては、たとえば、
高炉スラグ微粉末、フライアッシュ微粉末、石灰石微粉
末および砕石微粉末などの無機質系の微粉末が挙げられ
る。混和材料は、コンクリート1m中に通常100
kg以下配合される。使用する場合は5〜70kg/m
が好ましい。100kg以下であると、骨材分離抵
抗性と流動性がともに良好である。これ以外の他の添加
剤としては、通常のコンクリート組成物に用いられる添
加剤を特に限定なく用いることができる。
【0035】本発明のコンクリート組成物は、常法に従
って製造することができる。例えば、セメント、細骨
材、粗骨材、水およびセメント分散剤(A)、水溶性ポ
リウレタン樹脂(B)を一括でミキサーに投入したのち
に練り混ぜて、コンクリート組成物を得ても良いし、あ
らかじめ、セメント、細骨材、粗骨材をミキサーでドラ
イブレンドしたのち、これにセメント分散剤(A)と水
溶性ポリウレタン樹脂(B)とを溶解させておいた練り
混ぜ水を加え、混練する方法でも良い。
【0036】本発明のコンクリート組成物の施工方法は
従来と同様の方法でよく、土木、建築用の構造物などの
用途に用いられる。
【0037】
【実施例】以下実施例により、本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、「部」は重量部、「%」は重量%を示す。
【0038】試験区分1(水溶性ビニル共重合体の水溶
液の作製) ・水溶性ビニル共重合体の水溶液A−1の作製 反応容器にメタクリル酸80部(0.930モル)、メ
チルアクリレート20部(0.233モル)、メタリル
スルホン酸ナトリウム35部(0.222モル)、メト
キシポリエトキシエチル(n=9、nはオキシエチレン
単位の繰り返し数、以下同じ)メタクリレート300部
(0.605モル)、水500部を仕込み、水酸化ナト
リウムの30%水溶液124部を投入して中和し、均一
に溶解した後、雰囲気を窒素置換した。反応系の温度を
65℃に保ち、過硫酸アンモニウムの15%水溶液75
部を投入して重合を開始し、6時間重合反応を継続して
重合を完結した。その後、酸性分解物の中和のために、
30%水酸化ナトリウム水溶液5部を投入して、pHを
7.5に調整し、固形分濃度25%の水溶性ビニル共重
合体の水溶液A−1を得た。この水溶液の一部をエバポ
レータで濃縮した後、アセトン/イソプロパノールの混
合溶媒中に沈殿精製して乾燥し、水溶性ビニル共重合体
を取り出した。この水溶性ビニル共重合体は、カルボキ
シル価122、元素分析によるイオウ含有量1.5%で
あった。またNMR測定結果によるその共重合比率は、
メタクリル酸ナトリウム/メトキシポリエトキシエチル
(n=9)メタクリレート/メタリルスルホン酸ナトリ
ウム/メチルアクリレート=49/28/11/12
(モル比)であり、数平均分子量は5500であった。
【0039】・水溶性ビニル共重合体の水溶液A−2、
A−3の作製 水溶性ビニル共重合体の水溶液A−1と同様にして、そ
れぞれの固形分濃度25%の水溶性ビニル共重合体の水
溶液A−2、A−3を得た。これらの内容を表1にまと
めて示した。
【0040】
【表1】
【0041】表1において、 a〜f:各構成単位を形成することとなるビニル単量体 a:アクリル酸ナトリウム b:メタクリル酸ナトリウム c:メトキシポリエトキシエチル(n=9)メタクリレ
ート d:メトキシポリエトキシエチル(n=40)メタクリ
レート e:メタリルスルホン酸ナトリウム f:メチルアクリレート
【0042】試験区分2(水溶性ポリウレタン樹脂の作
製) ・水溶性ポリウレタン樹脂B−1の作製 ポリエチレングリコール(数平均分子量8,000)1
00部およびHDI2.05部を170℃で5時間反応
させ、水溶性ポリウレタン樹脂B−1を得た。B−1の
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる(以下
同様)重量平均分子量は、85,000であった。
【0043】・水溶性ポリウレタン樹脂B−2の作製 ポリエチレングリコール(数平均分子量20,000)
100部、ポリエチレングリコール(数平均分子量8,
000)100部、プロピレングリコール2部およびM
DI 10.6部を180℃で3時間反応させ、水溶性
ポリウレタン樹脂B−2を得た。B−2の重量平均分子
量は72,000であった。
【0044】・水溶性ポリウレタン樹脂B−3の作製 ポリエチレングリコール(数平均分子量20,000)
90部、ポリオキシエチレンオキシプロピレングリコー
ル[ポリプロピレングリコール(数平均分子量3,50
0)にEOを付加したもの;数平均分子量15,00
0]10部、ポリテトラメチレンエーテルグリコール
(数平均分子量1,000)3部およびTDI 1.3
部を160℃で5時間反応させ、水溶性ポリウレタン樹
脂B−3を得た。B−3の重量平均分子量は89,00
0であった。
【0045】試験区分3(コンクリート組成物の調整お
よびその評価) ・コンクリート組成物の調整(実施例1〜5) 表2に示す調合条件で、50リットルのパン型強制ミキ
サーに、普通ポルトランドセメント(秩父小野田社製、
比重=3.16、ブレーン値=3350)、細骨材(大
井川産川砂、比重=2.63)、粗骨材(岡崎産砕石、
比重=2.66)を順次投入して15秒間空練りした。
次いで、セメント分散剤(A)、水溶性ポリウレタン樹
脂(B)、空気量調整剤(竹本油脂社製AE−300)
を、練り混ぜ水と共に添加し、2分間練り混ぜた。各例
いずれも、目標スランプが25.5〜27.5cm、目
標スランプフローが55〜65cmの範囲に入るよう
に、(A)がセメント100重量部当たり固形分換算で
0.1〜3.0重量部の範囲内、(B)がセメント10
0重量部当たり固形分換算で0.01〜1.0重量部の
範囲内で、(A)および(B)の添加量調節を行った。
なお、空気量調整は、目標空気量が4±1%となるよう
に、空気量調整剤を添加して行った。
【0046】
【表2】
【0047】・コンクリート組成物の調整(比較例1〜
8) 実施例と同じ調合条件で、セメント分散剤(A)を使用
し、水溶性ポリウレタン樹脂(B)を使用しない場合
(比較例1〜3)、分離低減剤として市販のコンクリー
ト用増粘剤(C−1)(信越化学社製SFCA200
0)を使用した場合(比較例4)、セメント分散剤
(A)または水溶性ポリウレタン樹脂(B)の使用量が
本発明の組成物からはずれる場合(比較例5〜8)のコ
ンクリート組成物を得た。
【0048】・コンクリート組成物の評価 上記で調整したコンクリート組成物について、下記の方
法によりスランプ、スランプフロー値、空気量、凝結時
間、材令7日および28日後の圧縮強度、Lスランプ値
を測定した。また、骨材分離の状況について観察した。
結果を表3および表4にまとめて示した。
【0049】・スランプおよびスランプフロー:JIS
−A1101に準処して測定した。なお、スランプコー
ンを引き上げた後、拡がったコンクリートの最大直径の
長さとその直角方向の長さとを測定して、その平均値を
スランプフロー値とした。 ・空気量:JIS−A1128に準処して測定した。 ・凝結時間:JIS−A6204に準処して測定した。 ・圧縮強度:JIS−A1108に準処して測定した。 ・Lスランプ値:図1に示したLフロー試験器(特公平
5−36377号公報に記載されたものと同型のもの)
を用いた。Lフロー試験器は、中空の縦置き直方体
(1)と中空の横置き直方体(2)とが、相互に連通し
て直角に連結されたもので、縦置き直方体(1)の横置
き直方体(2)の側における内面側に双方を仕切る扉
(3)が昇降可能に取り付けられたものである。このL
フロー試験器の横置き直方体(2)内に、扉(3)と近
接して、2本の直径13mmの鉄筋(4)を取り付け
た。2本の鉄筋は、相互間に45mmの間隔を空けて、
横置き直方体(2)の上下で対象となる位置に幅方向へ
並設した。縦置き直方体(1)に調整したコンクリート
組成物を満たん注入し、扉(3)を上昇させて、縦置き
直方体(1)と2本の鉄筋(4)を取り付けた横置き直
方体(2)とを完全に連通させ、この高流動コンクリー
トの流れが停止したときの、縦置き直方体(1)の上部
に形成される空間部の高さ(cm)を測定し、これをL
スランプ値として、コンクリート組成物の鉄筋間通過性
を評価した。Lスランプ値が30cmより大きい場合、
骨材分離がなく、流動性が良好であることを示す。 ・骨材分離の状況:調整直後のコンクリート組成物につ
いてセメント粒子の骨材への付着状況を肉眼で観察し
た。
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
【発明の効果】本発明のコンクリート組成物は、 1)セメント分散剤の使用量が少なくてよい。 2)凝結遅延が少ない。 3)高い流動性及び骨材分離抵抗性を付与できる。 という効果があり、土木、建築用の構造物などの用途に
有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において調整したコンクリート組成物の
Lスランプ値を測定するために用いた、フロー試験器の
試験時の状態を略示する斜視図である。(単位:mm)
【符号の説明】
1 縦置き直方体 2 横置き直方体 3 扉 4 φ13mmの鉄筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C04B 103:44 (72)発明者 米澤 敏男 千葉県印西市大塚1丁目5番地の1 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 和泉 意登志 千葉県印西市大塚1丁目5番地の1 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 井上 和政 千葉県印西市大塚1丁目5番地の1 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 徳久 正信 千葉県印西市大塚1丁目5番地の1 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 木之下 光男 愛知県蒲郡市港町2番5号 竹本油脂株式 会社内 (72)発明者 三浦 義雅 愛知県蒲郡市港町2番5号 竹本油脂株式 会社内 (72)発明者 山崎 薫 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内 (72)発明者 倉貫 公保 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内 Fターム(参考) 4G012 PB28 PB33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント、水、細骨材、粗骨材および添
    加剤を含有するコンクリート組成物で あって、添加剤
    として、分子中にカルボン酸塩基およびポリオキシエチ
    レン基を有する水溶性ビニル共重合体からなるセメント
    分散剤(A)をセメント100重量部当たり0.1〜
    3.0重量部の割合で含有するとともに、水溶性ポリウ
    レタン樹脂(B)をセメント100重量部当たり0.0
    1〜1.0重量部の割合で含有し、かつ水/セメント比
    が65〜30%であることを特徴とする流動性および骨
    材分離抵抗性に優れたコンクリート組成物。
  2. 【請求項2】 セメント分散剤(A)が、下記の式
    (1)〜式(4)で示される構成単位からなるものであ
    って、式(1)で示される構成単位40〜65モル%、
    式(2)で示される構成単位15〜35モル%、式
    (3)で示される構成単位2〜20モル%、式(4)で
    示される構成単位5〜20モル%の割合であり、かつ数
    平均分子量が1500〜50000のものである請求項
    1記載のコンクリート組成物。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 (式1〜式4において、 R、R、R:HまたはCH、R:炭素数1〜3のアルキル基 M、M:アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモ
    ニウムまたは有機アミンカチオン n:5〜50の整数 m1:Mの価数 m2:Mの価数
  3. 【請求項3】 水溶性ポリウレタン樹脂(B)が、水溶
    性ポリオキシアルキレン化合物(a)および有機ポリイ
    ソシアネート(b)から誘導され、オキシエチレン単位
    の含有量が少なくとも60重量%である請求項1または
    2記載のコンクリート組成物。
  4. 【請求項4】 水溶性ポリオキシアルキレン化合物
    (a)が、エチレンオキサイド単独重合体および/また
    はエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとのラン
    ダムもしくはブロック共重合体である請求項3記載のコ
    ンクリート組成物。
  5. 【請求項5】 有機ポリイソイアネート(b)が、トリ
    レンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジ
    イソシアネート、イソフォロンジイソシアネートおよび
    ヘキサメチレンジイソシアネートからなる群から選ばれ
    る少なくとも1種である請求項3または4記載のコンク
    リート組成物。
JP35826798A 1998-12-16 1998-12-16 コンクリート組成物 Pending JP2000178059A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35826798A JP2000178059A (ja) 1998-12-16 1998-12-16 コンクリート組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35826798A JP2000178059A (ja) 1998-12-16 1998-12-16 コンクリート組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000178059A true JP2000178059A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18458408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35826798A Pending JP2000178059A (ja) 1998-12-16 1998-12-16 コンクリート組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000178059A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3266755A1 (en) * 2016-07-07 2018-01-10 Sika Technology AG Reducing blister formation in polyurethane cementitious hybrid system
WO2019038297A1 (en) * 2017-08-22 2019-02-28 Sika Technology Ag MORTAR CONTAINING POLYURETHANE DISPERSION COMPRISING ETHYLENE OXIDE PATTERNS

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3266755A1 (en) * 2016-07-07 2018-01-10 Sika Technology AG Reducing blister formation in polyurethane cementitious hybrid system
WO2018007470A1 (en) * 2016-07-07 2018-01-11 Sika Technology Ag Reducing blister formation in polyurethane cementitious hybrid systems
CN109476546A (zh) * 2016-07-07 2019-03-15 Sika技术股份公司 在聚氨酯水泥基混合体系中降低气泡形成
US10858289B2 (en) 2016-07-07 2020-12-08 Sika Technology Ag Reducing blister formation in polyurethane cementitious hybrid systems
CN109476546B (zh) * 2016-07-07 2022-01-28 Sika技术股份公司 在聚氨酯水泥基混合体系中降低气泡形成
WO2019038297A1 (en) * 2017-08-22 2019-02-28 Sika Technology Ag MORTAR CONTAINING POLYURETHANE DISPERSION COMPRISING ETHYLENE OXIDE PATTERNS
US20210087112A1 (en) * 2017-08-22 2021-03-25 Sika Technology Ag Mortar containing polyurethane dispersion with ethylene oxide units
US11987525B2 (en) 2017-08-22 2024-05-21 Sika Technology Ag Mortar containing polyurethane dispersion with ethylene oxide units

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1061089B1 (en) Multipurpose, cement dispersing polymers for high flow and high strength concrete
EP1603846B1 (en) Strength improvement admixture
US5840114A (en) High early-strength-enhancing admixture for precast hydraulic cement and compositions containing same
US20120270972A1 (en) Cement grinding aid
EP0725044A1 (en) Self-leveling water-base composition
AU2018319731B2 (en) Mortar containing polyurethane dispersion with ethylene oxide units
US8246741B2 (en) Composition and its use for improving the processibility of hydraulically setting compositions
KR101470307B1 (ko) 콘크리트용 화학 혼화제 및 레미콘 회수수를 사용한 무독성 콘크리트의 제조방법
US5736600A (en) Mortar admixtures and method of preparing same
EP1669332A1 (en) Cement dispersant and concrete composition containing the dispersant
EP0238858B1 (en) A cement composition and a process for preparation thereof
EP2978725B1 (en) Composition comprising a copolymer
EP1693353A1 (en) Cement dispersant and concrete composition containing the dispersant
JP2000178059A (ja) コンクリート組成物
JP6955967B2 (ja) 高炉スラグ含有セメントスラリー組成物及びこれを用いたソイルセメントスラリーの調製方法
CA2986386A1 (en) Polyalkoxylated polyamine oxide defoaming compositions
EP2873655A1 (en) Air-entraining agent for hydraulic binders
JP7202915B2 (ja) Pcグラウト組成物及びpcグラウト材
CN115073754B (zh) 官能化聚丙烯酸系聚合物组合物
JP3602026B2 (ja) 水硬性アルミナセメント組成物
JP3088667B2 (ja) セメント用分離低減剤
EP3421442B1 (en) Dispersant for inorganic particles
JP2000327387A (ja) セメント混和剤
JPH10158045A (ja) セメント混和剤
GB1504378A (en) Process for preparing concrete and prefabricated masonry structures