JP2000177734A

JP2000177734A - プルタブ缶

Info

Publication number: JP2000177734A
Application number: JP10378122A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Suzuki; 義夫鈴木; Fumiko Hirano; 文子平野
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1998-12-17
Filing date: 1998-12-17
Publication date: 2000-06-27

Abstract

(57)【要約】【課題】上蓋（１）とプルタブ（２）に隙間をつく
り、指先が容易に入り開けやすいプルタブ缶を提供す
る。【解決手段】上蓋（１）に留（７）を設け、プルタブ
（２）に留（７）に掛る留板（９）を設ける。プルタブ
（２）と取付板（５）は角度（１４）を付けて成型（図
３）し、首（１１）に反発力を溜めて上蓋（１）に取付
ける。プルタブ（２）をずらすと留板（９）が留（７）
より外れ、首（１１）の反発力でプルタブ（２）が跳上
がることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、プルタブ缶に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より上蓋（１）とプルタブ本体
（２）は固着され、上蓋（１）の指の当たるところを凹
ませたり（１３）、プルタブ本体の指掛（１２）を上げ
たりしているが、僅かしか隙間がなかった。

【０００３】

【発明が解決しょうとする課題】これは次のような欠点
があった。イ．上蓋（１）とプルタブ本体（２）とは、僅かしか隙
間がないため指先が入らず、爪でプルタブ本体を引き起
こすなど難儀している。ロ．爪や指先を痛めやすい。ハ．爪や指先の弱い人はコインなどでこじ開けている。ニ．上蓋の凹み（１３）を深くしたり、プルタブ本体の
指掛（１２）を上けすぎると、生産工程で障害となり連
続生産ができない。本発明は、これらの欠点を解決するためになされたもの
である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上蓋（１）に留（７）を
設け、プルタブ本体（２）に留に掛けたり外したりする
留板（９）を設け、プルタブ本体（２）を跳ね土げる反
発力のある首（１１）を設ける。本発明は以上の構成よ
りなるプルタブ缶である。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。（イ）プルタブ缶の上蓋（１）に取付けられているプル
タブ本体（２）に、留（７）に掛けたり外したりする留
板（９）を設ける。（ロ）プルタブ本体（２）は取付板（５）とある一定の
角度（１４）を付けて成型（図３）する。（ハ）上蓋（１）に取付（３）となる突起（４）と、留
（７）となる突起（８）を設ける（図４）。（ニ）上蓋（１）の取付（３）となる突起（４）に、プ
ルタブ本体（２）の取付板（５）を嵌める（図５）。（ホ）プルタブ本体（２）を押し（図５）、取付板
（５）との角度（１４）を小さくしながら首（１１）に
反発力を溜め、留（７）となる突起（８）に留板（９）
を嵌める。（ヘ）取付となる突起（４）と、留となる突起（８）を
プレスし、取付（３）と留（７）を成型する。本発明は以上のような構造でこれを使用するときは、取
付（３）を支点に指でプルタブ本体（２）をずらして
（図６）、留（７）より留板（９）を外す（図７）。プ
ルタブ本体（２）は首（１１）の反発力で跳ね上がり
（図８）、指掛（１２）に指先を掛け引き起こして開缶
する。

【０００６】

【発明の効果】プルタブ本体（２）をずらし留（７）よ
り留板（９）を外すと、首（１１）の反発力でプルタブ
本体が跳ね上がり（図８）上蓋（１）と指掛（１２）と
に隙間ができ、指掛（１２）に容易に指先が掛り開缶で
きる。爪や指先を痛める事がなくなり、爪や指先の弱い
人もコインなどを使わず開缶できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の断面図（Ａ−Ａ’）

【図３】本発明のプルタブ本体（２）の成型時の断面図

【図４】本発明の突起（４，８）を設けた上蓋（１）の
断面図

【図５】本発明の取付（３）となる突起（４）に、プル
タブ本体（２）の取付板（５）を嵌める。プルタブ本体
（２）を押し、首（１１）に反発力を溜める上蓋（１）
の断面図

【図６】本発明のプルタブ（２）をずらす平面図

【図７】本発明のプルタブ（２）をずらし、留（７）よ
り留板（９）を外した平面図

【図８】本発明の首（１１）の反発力でプルタブ（２）
が跳ね上がった断面図

【図９】本発明のプルタブ（２）の断面図（Ｂ−Ｂ’）

【符号の説明】

１上蓋７留
１３凹み２プルタブ本体８留となる突起
１４角度３取付９留板
１５プルタブ缶本体４取付となる突起１０留穴
１６スコア線５取付板１１首
１７口蓋６取付穴１２指掛
１８指当

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】プルタブ缶本体（１５）の上蓋（１）にプ
ルタブ本体（２）を係止できるように形成された留
（７）を設け、ブルタブ本体（２）は取付板（５）に対
して、ある一定の角度を保つように首（１１）に反発力
を持たせたことを特徴とするプルタブ缶。
【請求項２】プルタブ本体（２）に指当（１８）を設け
てなる請求項１のプルタブ缶。