JP2000176012A - デスポーザル無針注射器 - Google Patents

デスポーザル無針注射器

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JP2000176012A
JP2000176012A JP10356061A JP35606198A JP2000176012A JP 2000176012 A JP2000176012 A JP 2000176012A JP 10356061 A JP10356061 A JP 10356061A JP 35606198 A JP35606198 A JP 35606198A JP 2000176012 A JP2000176012 A JP 2000176012A
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inner unit
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液の充填を少ない力で短時間に簡単な操作
で可能とし且つ皮膚の損傷を少なく出来感染を排除した
無針注射器を提供すること。 【解決手段】 ピストン5を高圧駆動する駆動装置10に
装着できるように構成した薬液収納用の筒体の前方に射
出開口部7を設け、この筒体に前記ピストン5を内装し
た内ユニット8と、この内ユニット8に対して被嵌状態
に固定される外筒体の前方に、前記内ユニット8の筒体
前方の前記射出開口部7と連通し、且つ前記射出開口部
7より小径でノズルとして機能する微小径ノズル1を設
けた外ユニット3とから成り、薬液4の充填に際しては
前記外ユニット3がない状態若しくは取り外した状態で
前記内ユニット8の射出開口部7より充填するように構
成したデスポーザル無針注射器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用に用いられ
る無針注射器に関し、特に感染を排除したデスポーザル
無針注射器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ピスト
ン等により高い圧力で駆動してノズルより薬液を射出す
る無針注射器は、瞬間に注射が可能で針の恐怖感や針挿
入の痛みなどがなく秀れた注射器であるが、反面感染の
危険があった。
【0003】そのため針式の注射器同様にノズルとピス
トンを有する薬液の入った注射筒を使い捨てユニットと
して、高圧駆動する駆動装置に前記ユニットの係止部で
脱着自在に装着し、そのユニットを患者毎に使い捨てに
するデスポーザル式の無針注射器が近年開発されてい
る。これらはノズルによる射出流によって皮膚に貫通穴
を作り注射する構成とするが、そのために例えばノズル
孔の直径をφ0.6とすると皮膚の貫通穴の直径が大き
くなり、それ故皮膚の損傷が大きくなり痛みが増加する
事が知られている。
【0004】従って理想的にはφ0.1程の微小径ノズ
ルを用い、皮膚の損傷を少なくし、痛みをできるだけ少
なくしたい。
【0005】一方前記使い捨てユニットにはあらかじめ
薬液を充填する必要があるが、その方法はノズルの前方
から薬液を押し込み充填したり、ピストンを引き戻し負
圧を利用して移動させノズルを介して薬液を充填するよ
うに構成されていた。
【0006】しかしながらこの充填作業は前述のように
ノズルの直径を理想的に微小径とする程、薬液の粘性に
より前記押し込み充填の力やピストンの引き戻し力が増
大し(以後この充填に必要な力を充填力と略す。)、特
別に高圧な充填力を付与できる装置を用いないと短時間
での充填が困難であった。
【0007】また手動で充填する場合微小径では針式の
注射器に比べ長時間かかり多くの患者を扱う医師にとっ
てはその充填時間が問題になっていた。
【0008】従って従来のノズルの直径は皮膚の損傷に
よる痛みと充填力及び充填時間を勘案して妥協点を見つ
けて設定されていた為に、充填時間が多くかかったり、
充填作業が非常に厄介であり、また皮膚損傷が大きいと
いう傾向を有していた。
【0009】このように従来の使い捨ての無針注射器で
は、感染排除の可能性を一応得られるものの、実際の医
療現場での使用面に於いて薬液充填作業の充填力増大
と、長時間化の課題と皮膚損傷に関係するノズル直径の
微小直径化の阻害などの課題を抱えていた。
【0010】本発明は、従来の無針注射器にこのような
問題点(課題)を見い出し、これらの課題を廉価な方法
で解決する画期的なデスポーザル無針注射器を提供する
ものである。
【0011】
【課題を解決する手段】添付図面を参照して本発明の要
旨を説明する。
【0012】ピストン5を高圧駆動する駆動装置10に装
着できるように構成した薬液収納用の筒体の前方に射出
開口部7を設け、この筒体に前記ピストン5を内装した
内ユニット8と、この内ユニット8に対して被嵌状態に
固定される外筒体の前方に、前記内ユニット8の筒体前
方の前記射出開口部7と連通し、且つ前記射出開口部7
より小径でノズルとして機能する微小径ノズル1を設け
た外ユニット3とから成り、薬液4の充填に際しては前
記外ユニット3がない状態若しくは外ユニット3を取り
外した状態の前記内ユニット8の射出開口部7より薬液
4を充填し得るように構成したことを特徴とするデスポ
ーザル無針注射器に係るものである。
【0013】また、ガスやバネ等の力でピストン5を高
圧駆動する駆動装置10に、薬液4と前記ピストン5を内
装した使い捨てユニット(デスポーザブルユニット9)
を装着できるようにした無針注射器であって、薬液収納
用の筒体の前方に射出開口部7を設け、この筒体にピス
トン5を内装した内ユニット8と、この内ユニット8に
対して被嵌状態に固定される外筒体の前方に前記射出開
口部7と連通し、且つ前記射出開口部7より小径でノズ
ルとして機能する微小径ノズル1を設けた外ユニット3
とで前記デスポーザブルユニット9を構成し、前記内ユ
ニット8に薬液4を充填した後に前記外ユニット3を被
嵌し前記デスポーザブルユニット9として前記駆動装置
10に装着するように構成したことを特徴とするデスポー
ザル無針注射器に係るものてある。
【0014】また、前記内ユニット8の筒体に内装する
前記ピストン5の後方には、ピストン5引動用の引き戻
し部11を設けて、前記薬液4の充填に際しては、前記引
き戻し部11を後方に引動させて前記ピストン5を後方へ
引動することで前記筒体の射出開口部7から薬液4を筒
体内に引きこみ充填できるように構成したことを特徴と
する請求項1,2のいずれか1項に記載のデスポーザル
無針注射器に係るものである。
【0015】また、前記引き戻し部11は、前記薬液充填
後、前記ピストン5から切断除去して若しくは折り曲げ
てピストン5を引動できないようにし得る構成にしたこ
とを特徴とする請求項3記載のデスポーザル無針注射器
に係るものである。
【0016】また、前記外ユニット3の外筒体を前記駆
動装置10に着脱自在に装着することで、外ユニット3を
前記内ユニット8に被嵌状態に固定するように構成した
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
デスポーザル無針注射器に係るものである。
【0017】また、前記内ユニット8は、透明な樹脂に
より成形した筒体の前方に前記外ユニット3の微小ノズ
ル1の直径よりも大きな直径の前記射出開口部7を設け
ると共に後方の外周には前記外ユニット3の後方に係止
し、且つ前記駆動装置10の装着部に係止するフランジ19
を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
に記載のデスポーザル無針注射器に係るものである。
【0018】また、前記内ユニット8の外径に略合致し
た内径の前記外ユニット3の外筒体は前方に微小直径の
前記微小ノズル1を設けると共に、後方に前記駆動装置
10に脱着自在に取り付け可能とした係止部23とを設け、
更に前記外ユニット3は前記内ユニット8の高圧駆動で
膨張や破裂することを防ぐように強度を増す構成とした
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の
デスポーザル無針注射器に係るものである。
【0019】また、前記内ユニット8と外ユニット3と
から成るデスポーザルユニット9を駆動装置10に装着し
た時に内ユニット8と外ユニット3とが所定の位置に固
定されるように前記係止部23と前記フランジ19とを駆動
装置10の装着部に対応させて構成したことを特徴とする
請求項7記載のデスポーザル無針注射器に係るものであ
る。
【0020】また、前記ピストン5の後端と前記内ユニ
ット8の筒体の後端との相互位置により所定の薬液4の
量が設定可能となるようにピストン5の長さを設定した
こと特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のデ
スポーザル無針注射器に係るものである。
【0021】また、前記高圧駆動で前記外ユニット3よ
り脱落しない外形形状で、その中央に前記微小径ノズル
1を有する小型のノズルピース20を前記外ユニット3の
前方に設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか
1項に記載のデスポーザル無針注射器に係るものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】最も最良と考える本発明の実施の
形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づい
てその作用効果を示して簡単に説明する。
【0023】薬液4を内ユニット8の筒体内に充填する
際には、外ユニット3を被嵌する前の内ユニット8、あ
るいは外ユニット3を取り外した内ユニット8の筒体に
内装したピストン5を後方へ移動して筒体前方の射出開
口部7から薬液4を充填する。
【0024】この場合、この射出開口部7はこの薬液充
填用の開口部として大きめに設定しているため、容易に
充填が行える。
【0025】充填完了後は、この大きな射出開口部7で
は皮膚の貫通穴が大きくなって皮膚の損傷が大きくなり
痛みが大きくなるので、前方にこの射出開口部7よりも
小径でたとえば理想的なφ0.1程度の微小径ノズル1
を設けた外筒体を外ユニット3として内ユニット8に被
嵌固定する。
【0026】そしてピストン5を高圧駆動する駆動装置
10によってピストン5を押動することで、内ユニット8
の筒体内の薬液4は射出開口部7を通り、外ユニット3
の微小径ノズル1から皮膚に注射される。
【0027】従って、皮膚へ射出するノズルとして機能
するこの微小径ノズル1は薬液充填作業を考慮しなくて
も良いことになるから、理想的に微小径とできるため、
痛みを少なくすることができることとなる。
【0028】また、内ユニット8は外ユニット3によっ
て、被嵌されているために高圧駆動に際しての膨張、破
裂などに対する強度を向上させることも可能な構成とな
る。また、この内ユニット8と外ユニット3とから成る
デスポーザルユニット9を駆動装置10に着脱自在にして
使い捨てにできるため、感染も阻止でき、その上前述の
ように薬液充填も短時間で容易に行え、しかも痛みを少
なくすることができる。
【0029】また、内ユニット8の筒体に内装するピス
トン5の後部に引き戻し部11を設ければ、この引き戻し
部11を引動することで容易に、前記大きめに設計した射
出開口部7からこのデスポーザルユニット(内ユニット
8)の筒体内に薬液4を充填でき、また、例えばこの引
き戻し部11を切断除去するなどしてピストン5を引動不
能にすれば、薬液4を充填した後にこの引き戻し部11を
例えば切断しておくことで再使用、即ち使用後に再び薬
液を充填してしまうことで感染のおそれをきたすことも
確実に阻止できることとなる。
【0030】即ち本発明は、始め内ユニット8内に比較
的直径の大きな射出開口部7を介して針式注射器のよう
にピストン5を引き戻す事により薬液4を充填すること
となり、このときは射出開口部7の直径は大きく設定さ
れているから薬液4を少ない充填力で充填ができ、また
手動でも短時間で作業は終了できる。
【0031】また、充填された内ユニット8は微小径ノ
ズル1を有する外ユニット3と結合して複合し、デスポ
ーザルユニット9とするため、機能と性能の妥協をする
事なしに、むしろ針式の注射器よりも操作性よく短時間
での充填作業も可能となるように設計でき、しかも注射
時のノズルは微小径となるから皮膚の損傷少なく感染を
排除して注射が可能となる。
【0032】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0033】図1に第1実施例の概略構成断面図を示す
が、外ユニット3は図2、内ユニット8は図3,薬液の
充填は図4,図5、外ユニット3と内ユニット8の複合
した形のデスポーザルユニット9を図6、デスポーザル
ユニット9を駆動装置10に取り付けた状況は前記図1に
示しそれぞれの具体的な構成と作用効果を説明する。前
方の中央に比較的大きな直径(例えばφ0.6)の射出
開口部7を設けた壁面6を有する筒体から成る内ユニッ
ト8を図3のように設ける。
【0034】またこの筒体は薬液4の1回の注射量(例
えば0.1ml)に応じた内径(例えばφ5)とし、材質は
薬品の見えるような透明で耐薬品性の樹脂で構成する。
【0035】高圧駆動による膨張や破裂は外ユニット3
により防止されるので肉厚は外ユニット3よりも薄く
(例えば1mm)でも良い。更に筒体の外径は外ユニット
3の内径に応じた(滑合する)直径とする。また後方よ
り押し圧された時に内ユニット8が外ユニット3の前方
を突き破らないように内ユニット8の後端には外ユニッ
ト8の後端に接して位置きめするフランジ19を構成す
る。
【0036】筒体の内部には後方に引き戻す為の引き戻
し部11を後方へ突設したピストン5が設けらている。
【0037】また薬液4が所定量充填された時にピスト
ン5の後端がフランジ19後端の位置と一致するようにピ
ストン5の長さは設定する。
【0038】引き戻し部11はピストン5の後端で折り曲
げ切断分離可能なカット部12を有しその材質の押圧強度
は薬液4が無い空の状態でピストン5を前方の位置まで
押す事が出来る弱い強度で良い。また引っ張り強度は後
述する薬液充填時にピストン5を引き戻すに耐えられる
範囲の強度で良いので図3のような細い棒状の構造で良
い。
【0039】引き戻し部11の別例として図3の下段には
引き戻し部11は糸状の引き戻し部11'とした例を示して
いる。この場合薬液の無い空の時ピストン5を前方の位
置に押し移動させるには格別な棒(図示せず)が必要だ
がピストン5の後端近傍で引き戻し部11'を鋏などで簡
単に切断する事ができるメリットがある。
【0040】次に前方の中央に微小径ノズル1を設けた
壁面2を有する外筒体から成る外ユニット3を図2のよ
うに構成する。微小径ノズル1の直径は皮膚の損傷を少
なくするように微小直径(例えばφ0.1)として、外
ユニット3の後端には後述する駆動装置10に着脱自在に
取り付ける為の係止部23を設ける。係止部23はキー溝を
設けたり外側よりチャックで押さえる構造等任意で作れ
るが、ここでは説明の簡素化の為に図2では分かりやす
いネジとして示す。外筒体の内径は内ユニット8の外形
に応じた直径(滑合できるように)とする。
【0041】また外筒体の材質も薬液が見えるように透
明とし、且つ1回の注射の間微小径ノズル1が変形しな
いように、更に内ユニット8の高圧駆動による膨張や破
裂を外側より押さえて防止するように硬質な樹脂で成形
し更に内ユニット8よりも厚い(例えば3mmなど)肉厚
として十分な強度が保てる構造とする。
【0042】更に微小径ノズル1の後方と射出開口部7
の前方に設置するゴム状のシールリング15を設ける。
【0043】その内径は(押し圧された時の)射出開口部
7の直径よりも大きな直径とする。このように内ユニッ
ト8と外ユニット3は単純な形態で構成される。
【0044】次に薬液4の充填に付いて説明するがこの
作業は従来の針式注射器とほぼ同様に行えるので簡単に
説明する。
【0045】図4のように内ユニツト8の前面外径に滑
合可能で穴の内径の太い(例えばφ0.7)樹脂針13を
設ける、薬液容器14に刺し込まれた樹脂針13に ピスト
ン5を前方の位置に設定した内ユニット8を設置して、
引き戻し部11の引き戻し操作により薬液4を内ユニット
8の内部に充填する。内ユニツト8の射出開口部7が大
きいので従来の針式注射器よりも充填力は少なく且つ短
時間に充填を完了出来る。
【0046】このようにして内ユニット8に操作性良く
薬液4が充填される。
【0047】その後に図5のようにピストン5の後端の
カット部12で不要になった引き戻し部11は切断(折り曲
げ)する。
【0048】ここで引き戻し部材11の無くなった内ユニ
ット8の後方に図6のように蓋16(カット部の残った部
分を避けるように凹みや穴を設ける)を被せピストン5
が移動するのを防止する。
【0049】また所定の薬液量が充填された時にピスト
ン5の後端が内ユニット8の後端の位置に一致するよう
にピストン5の長さを設定した時には、後方の蓋16を装
着するなどでピストン5の後端と内ユニット8の後端の
位置を一致させる事が出来、正確な量の薬液4を確保で
きる事と併せて内ユニット8に進入した空気を取り除く
事が出来る。
【0050】または蓋16のピストン5に接する面を凹ま
たは凸とした物を準備すれば薬液量の微調整も可能であ
る。更に後方に取り付ける蓋16の中央にはカット部12の
残りの突起を避けるように中央に図6のような凹みある
いは貫通穴を設けると良い。次に図6のようにシールリ
ング15を介在させて外ユニット3を静かに滑合させ被せ
る。
【0051】外ユニット8の内部の空気は粘性係数が低
いので容易に微小径ノズル1を介して排出される。移動
等を考慮して外ユニット8の前方に蓋16を被せる。
【0052】このようにして複合されてデスポーザルユ
ニット9は無菌状態で完成される。このように完成され
たデスポーザルユニット9は使用時に蓋16を外して図1
のように係止部23とフランジ19により駆動装置10に取り
付けられると同時に内ユニット8は前方に押されシール
リング15を押圧して外ユニツト3と所定位置に設定され
る。
【0053】駆動装置10にはピストン5の後端の位置に
駆動棒18がありガスあるいはバネの力でピストン5を前
方に高圧で押す事とにより薬液4を微小径ノズル1より
射出し注射可能となる。この駆動棒18の先端は前述のカ
ット部12の1部が残っている事が有るので図のように前
面の中央に凹みを設けると良い。
【0054】またガス駆動の場合駆動棒18なしで直接ピ
ストン5の後方を押す事も可能であである。
【0055】当然注射終了では取り付け部23によりデス
ポーザルユニット9は外されて捨てられ感染が排除がさ
れる。前述の説明ではあらかじめ薬液4が充填され、完
成されたデスポーザルユニット9として医師に提供され
るシステムとして説明したが、前述のように構成や操作
が簡単なので、それぞれのパーツ(外ユニット、内ユニ
ット、蓋等)を分離した状態で医師に提供して常に必要
な時に新しい薬液選択したり薬液を混合したりして充填
した後に、組立て医療現場で使用するシステムにしても
良い(樹脂針13は無くとも内ユニット8の前方を直接薬
液に入れて充填する事も出来また集団投与などの時は樹
脂針13は1ケ有れば良い。)。
【0056】このシステムでは高圧駆動後は内ユニット
8が膨張して外ユニット3より容易に抜きとり難くなる
事と更に決定的な点では薬液充填後は引き戻し部11が切
断して捨てられてしまうので、再充填が不可能となり、
捨て損なった針式注射器のような再使用での感染も排除
出来る効果がある。
【0057】更に本実施例の複合ユニットは2つのユニ
ットに機能・性能が分離した構造の為に針式注射器より
も充填力や充填時間を少なく出来、更に皮膚の損傷も少
なく出来る効果がある。
【0058】このように第1実施例は構成され作用する
ので針の恐怖も無く、短時間で注射でき、痛みの少ない
とされる無針注射器のメリットを生かし、更に針式注射
器よりも優れた操作性と性能で感染を完全に排除した廉
価なシステムが提供できる。第2実施例について特に小
型化の用途を求められた物を図7で説明する。
【0059】機能作用の同じ物は以後説明の簡素化の為
に同じ符号を付けて説明は省略する。
【0060】図7のように外ユニット3を耐薬品性の金
属で作り前方の壁面の中央に微小直径の微小径ノズル1
を設け後端に係止部23を設けるように構成する。
【0061】外ユニット3は微小径ノズル1の薬液射出
機能と内ユニット8の膨張破裂を保持する機能が求めら
れるが,金属の場合は強度が十分得られるので筒の肉厚
は薄く(例えば1mm)する事が可能であるので複合され
たデスポーザルユニット9の形状を小型にする事が出来
る。この場合は薬液4が見えるように外ユニツト3の側
面に小窓(図示は略す)を設けても良い。
【0062】第3実施例は樹脂成形された外ユニット3
にノズルピース20を設け、更に外形を梁構造として廉価
にした例を図8で説明する。
【0063】前端の直径より後端の直径を大きくした外
形を有し、その中央に微小直径の微小径ノズル1を設け
た小型のノズルピース20を設け、外ユニット3の前方の
壁2には前方の直径より後方の直径が大きい穴を設け、
前記ノズルピース20を圧入や溶着や接着等で取り付けて
外ユニット3を構成する。
【0064】ノズルピース20は耐薬品性の硬質な素材で
成形する。硬質な樹脂でも良いが光ファイバーフェルー
ル等で知られるようなガラスあるいはセラミック等を用
いるとバラツキの無い微小直径の微小径ノズル1を容易
に成形出来る。またノズルピース20の大きさも小型(例
えば後端の外形直径をφ3長さ2mm)とする事により廉
価に出来る。
【0065】また小型化する事により大型の物よりも歪
みが少なく微小直径の微小径ノズル1を容易に正確な寸
法で作る事が可能となる。図では凸型の外形形状で示し
たが前記条件で前方に高圧駆動で抜けない程度の緩いテ
ーパーとしても良い。
【0066】また、高圧駆動によりノズルピース20が外
ユニット3より脱落しない構造を判りやすいテーパー等
で説明したがノズルピース20の外形状をネジとして外ユ
ニット3の前方にもネジ穴を設けて固定接着する構造と
しても良い。また、ノズルピース20の外形形状を鼓型に
して外ユニット3の穴をストレートにして圧入した後に
溶着により固定する構造としても良い。
【0067】このように外ユニット3は構成されるので
その複合されたデスポーザルユニット9では薬液4に接
触する部分は内ユニット8とシールリング15とノズルピ
ース20のみであり、従って外ユニット3の外筒体の部分
の透明な樹脂は薬品とは無関係になり、内ユニット8の
膨張や破裂を防止出来る強度だけの配慮で廉価な樹脂の
選択が可能となる。
【0068】また加圧駆動された時に外径がノズルピー
ス20の後端の外径よりも大きく内径も射出開口部7の直
径より大きくしたシールリング15がこの場合は適切であ
る。更に外ユニット3を廉価にする構成に付いて図8で
説明する。
【0069】外ユニット3の外周に前後の長さ方向に横
梁22を設け、更に円周方向に縦梁21を設け外筒体の直線
部分の肉厚を薄く(例えば1.5mm)なるように構成し
て良い。
【0070】このように構成する事により、肉厚が薄く
ても両者の梁により、十分強度が得られ内ユニット8の
膨張やノズルピース20のある壁面の保持も高圧駆動に耐
えられ、しかも樹脂素材の使用量も少なくなるので、軽
量化に合わせ廉価に外ユニット3を提供する事ができ
る。
【0071】また、図9に第4実施例を示すが、薬液4
を充填したデスポーザルユニット9を医者に提供するシ
ステムの場合、図9の様に薬品工場の中で自動充填する
例がある。はじめ工場ラインに図9のように内ユニッ
ト8を設定し、のように装置付属の押し棒24でピスト
ン5を前方の位置に設定し、のように射出開口部7を
介して前方の充填装置25より薬液4を充填する。
【0072】充填終了後にのように外ユニット3を内
ユニット8に被せ、のように完成するが、この場合薬
液4は大きな直径の射出開口部7より充填されるので短
時間で作業は完了する。また、前方よりの充填であるの
で、ピストン5後方の引き戻し部11をここでは特に必要
としない。従って、このシステムで用いるピストン5は
引き戻し部11の無い物を用いることが出来る。
【0073】第1,2,3,4実施例で説明したように
本実施例はデスポーザルユニット9を外ユニット3と内
ユニット8に分離して構成したことにより、必要とする
機能・性能を従来のように妥協する事が無いので機能と
性能を容易に高められ更に廉価に提供する事が可能とな
る。
【0074】このシステムを使用者の立場に立ってその
効果をまとめると今後更に多忙となる医師に従来の針式
注射器よりも操作性よく、短時間でより多数の患者(集
団投与など)や他種類の患者(針の恐怖を持つ患者や暴
れる非協力的な患者や動物を含め)に感染の心配無く注
射する事ができる。
【0075】更にデスポーザルユニットに薬液を充填し
たシステムとして提供できるので医療作業の簡素化が出
来る。
【0076】また、構造,操作が簡単かつ容易であるの
で各パーツを分離したシステムとしても提供できるので
医療現場で必要な薬液を作り注射する場合にも充填が容
易で好適に使用出来る。
【0077】また従来の針式注射器のような針事故の危
険が無いばかり出なく、医師が誤って1度使用したデス
ポーザルユニットを再利用しようとしても薬液の再充填
が不可能であるので混乱した医療現場でも感染は完全に
排除できる。
【0078】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、薬
液を内ユニットの筒体内に充填する際には、外ユニット
を被嵌する前の内ユニット、あるいは外ユニットを取り
外した内ユニットの筒体に内装したピストンを後方へ移
動して筒体前方の射出開口部から薬液を充填するため、
この射出開口部はこの薬液充填用の開口部として大きめ
に設定しているから、短時間で容易に充填が行え、一方
皮膚へ射出するノズルとして機能する外ユニットの微小
径ノズルは薬液充填作業を考慮しなくても良いことにな
るから、理想的に微小径とできるため、痛みを少なくす
ることができる画期的なデスポーザル無針注射器とな
る。
【0079】また、この内ユニットと外ユニットとから
成るデスポーザルユニットを駆動装置に着脱自在にして
使い捨てにできるため、感染も阻止でき、その上前述の
ように薬液充填も短時間で容易に行え、しかも痛みを少
なくすることができる極めて画期的なデスポーザル無針
注射器となる。
【0080】また、請求項3記載の発明においては、ピ
ストンの後方に引き戻し部11を有するため、この引き戻
し部を引動することで容易に、前記大きめに設計した射
出開口部から一層容易に薬液の充填を行うことができ、
更に請求項4記載の発明においては薬液を充填した後に
この引き戻し部を例えば切断しておくことで再使用、即
ち使用後に再び薬液を充填してしまうことで感染のおそ
れをきたすことも確実に阻止できることとなる極めて画
期的なデスポーザル無針注射器となる。
【0081】また、請求項5記載の発明においては、内
ユニットは外ユニットによって、被嵌されているために
高圧駆動に際しての膨張、破裂などに対する強度を向上
させることも可能な構成となる。
【0082】また、請求項6,7記載の発明において
は、一層前記作用効果を発揮する本発明を容易に実現で
きる。
【0083】また、請求項8,9,10記載の発明にお
いては極めて使い易く、また、一層実用性に秀れた画期
的なデスポーザル無針注射器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のデスポーザル無針注射器の使用状
態の概略構成説明図である。
【図2】第1実施例の外ユニットの概略構成説明図であ
る。
【図3】第1実施例の内ユニットの概略構成説明図であ
る。
【図4】第1実施例の薬液充填時の概略構成説明図であ
る。
【図5】第1実施例の引き戻し部切断時の概略構成説明
図である。
【図6】第1実施例の複合されたデスポーザルユニット
の概略構成説明図である。
【図7】第2実施例のデスポーザブルユニットの概略構
成説明図である。
【図8】第3実施例のデスポーザルユニットの概略構成
説明図である。
【図9】第4実施例のデスポーザルユニットの薬液充填
工程から完成提供までを示す概略構成説明図である。
【符号の説明】
1 微小径ノズル 3 外ユニット 4 薬液 5 ピストン 7 射出開口部 8 内ユニット 9 デスポーザルユニット 10 駆動装置 11 引き戻し部 19 フランジ 20 ノズルピース 23 係止部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンを高圧駆動する駆動装置に装着
    できるように構成した薬液収納用の筒体の前方に射出開
    口部を設け、この筒体に前記ピストンを内装した内ユニ
    ットと、この内ユニットに対して被嵌状態に固定される
    外筒体の前方に、前記内ユニットの筒体前方の前記射出
    開口部と連通し、且つ前記射出開口部より小径でノズル
    として機能する微小径ノズルを設けた外ユニットとから
    成り、薬液の充填に際しては前記外ユニットがない状態
    若しくは外ユニットを取り外した状態の前記内ユニット
    の射出開口部より薬液を充填し得るように構成したこと
    を特徴とするデスポーザル無針注射器。
  2. 【請求項2】 ガスやバネ等の力でピストンを高圧駆動
    する駆動装置に、薬液と前記ピストンを内装した使い捨
    てユニット(デスポーザブルユニット)を装着できるよ
    うにした無針注射器であって、薬液収納用の筒体の前方
    に射出開口部を設け、この筒体にピストンを内装した内
    ユニットと、この内ユニットに対して被嵌状態に固定さ
    れる外筒体の前方に前記射出開口部と連通し、且つ前記
    射出開口部より小径でノズルとして機能する微小径ノズ
    ルを設けた外ユニットとで前記デスポーザブルユニット
    を構成し、前記内ユニットに薬液を充填した後に前記外
    ユニットを被嵌し前記デスポーザブルユニットとして前
    記駆動装置に装着するように構成したことを特徴とする
    デスポーザル無針注射器。
  3. 【請求項3】 前記内ユニットの筒体に内装する前記ピ
    ストンの後方には、ピストン引動用の引き戻し部を設け
    て、前記薬液の充填に際しては、前記引き戻し部を後方
    に引動させて前記ピストンを後方へ引動することで前記
    筒体の射出開口部から薬液を筒体内に引きこみ充填でき
    るように構成したことを特徴とする請求項1,2のいず
    れか1項に記載のデスポーザル無針注射器。
  4. 【請求項4】 前記引き戻し部は、前記薬液充填後、前
    記ピストンから切断除去して若しくは折り曲げてピスト
    ンを引動できないようにし得る構成にしたことを特徴と
    する請求項3記載のデスポーザル無針注射器。
  5. 【請求項5】 前記外ユニットの外筒体を前記駆動装置
    に着脱自在に装着することで、外ユニットを前記内ユニ
    ットに被嵌状態に固定するように構成したことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載のデスポーザル
    無針注射器。
  6. 【請求項6】 前記内ユニットは、透明な樹脂により成
    形した筒体の前方に前記外ユニットの微小ノズルの直径
    よりも大きな直径の前記射出開口部を設けると共に後方
    の外周には前記外ユニットの後方に係止し、且つ前記駆
    動装置の装着部に係止するフランジを設けたことを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のデスポーザ
    ル無針注射器。
  7. 【請求項7】 前記内ユニットの外径に略合致した内径
    の前記外ユニットの外筒体は前方に微小直径の前記微小
    ノズルを設けると共に、後方に前記駆動装置に脱着自在
    に取り付け可能とした係止部とを設け、更に前記外ユニ
    ットは前記内ユニットの高圧駆動で膨張や破裂すること
    を防ぐように強度を増す構成としたことを特徴とする請
    求項1〜6のいずれか1項に記載のデスポーザル無針注
    射器。
  8. 【請求項8】 前記内ユニットと外ユニットとから成る
    デスポーザルユニットを駆動装置に装着した時に内ユニ
    ットと外ユニットとが所定の位置に固定されるように前
    記係止部と前記フランジとを駆動装置の装着部に対応さ
    せて構成したことを特徴とする請求項7記載のデスポー
    ザル無針注射器。
  9. 【請求項9】 前記ピストンの後端と前記内ユニットの
    筒体の後端との相互位置により所定の薬液の量が設定可
    能となるようにピストンの長さを設定したこと特徴とす
    る請求項1〜8のいずれか1項に記載のデスポーザル無
    針注射器。
  10. 【請求項10】 前記高圧駆動で前記外ユニットより脱
    落しない外形形状で、その中央に前記微小径ノズルを有
    する小型のノズルピースを前記外ユニットの前方に設け
    たことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載
    のデスポーザル無針注射器。
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