JP4812922B2 - 歯科用自動注射器 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は歯科用自動注射器に係り、特に、小型・軽量化を図って操作性を向上し、消耗品を低減できる歯科用自動注射器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、病院等で、術者が患者を治療する場合に、例えば、術者が麻酔の注射をして患者の歯を治療する場合に、歯科用の注射器を利用している。この注射器は、薬液が封入されるカートリッジを設け、このカートリッジの先端側に針を設け、カートリッジの薬液を針から押し出すようにカートリッジ内を後端側から先端側に向かって押進動作されるピストンを設けて構成されている。しかし、この歯科用の注射器の針は、上腕用の注射器の針とは異なり、非常に細い径のものである。
【0003】
このため、術者には、麻酔の注射器を使用する場合に、大きな力が必要とされる。例えば、1分間に0.25ml程度の薬液(麻酔薬)をゆっくり注入する場合に、ピストンを押す力は、12kgf以上を必要としている。よって、その注射の作業が、術者に多大な労力とストレスとを与えていた。また、術者が多大な労力とストレスの下で作業しているので、患者にとっても苦痛を伴うものであった。
【0004】
この不具合を解消するために、歯科用の注射器として、電動モータやギヤ機構等を組み合わせた歯科用自動注射器が利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来、歯科用自動注射器にあっては、電動モータやギヤ機構等を組み合わせて構成されているので、全体的に重量が大きくなって術者に大きな負担を与えて、針先を微妙にコントロールすることが困難となり、よって、薬液を安定して注入することができなくなるとともに、術者にも、注射器を一定時間保持する必要があり、その負担がさらに大きくなり、且つ、患者に手動注射器の場合よりも大きな苦痛を与えてしまうという不都合があった。
【0006】
また、本体内部に従来の薬液カートリッジをシリンダとして構成した注射器においては、本体内部の薬液カートリッジに一端側を連結したチューブの他端側に針を連結し、薬液カートリッジ内のピストンを先端側に向かって押進動作させ、薬液をチューブに圧送して針から押し出しているため、針及び針と本体とを連結するチューブを感染防護の観点から使い捨てにしなければならず、この費用は術者にとって大きな負担となる問題がある。
【0007】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、大幅な術者の負担が軽減され、患者の苦痛も大幅に低減することができ、また、消耗品であったチューブが不要となり、麻酔液を安定的に注入するとともに、針先の微妙なコントロールが可能なように注射器全体が軽く小さい歯科用自動注射器であり、なおかつ、消耗品も低減できる歯科用自動注射器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、薬液を患者組織にゆっくり注入するための歯科用自動注射器であって、薬液が封入される第1シリンダを設け、この第1シリンダの先端側に針を設け、前記第1シリンダの薬液を前記針から押し出すように前記第1シリンダ内を後端側から先端側に向かって押進動作されるピストンを設け、前記第1シリンダの後端側に第2シリンダを同軸に一体的に設け、この第2シリンダ内に第2シリンダ室を区画して設け、この第2シリンダ室に供給される作動流体の圧力により直線運動されて前記ピストンを押進動作させる作動ロッドを設け、前記第2シリンダ室に作動流体を供給する流体供給部を設け、この流体供給部と前記第2シリンダとを作動流体の流通する流体チューブにより連結して設けたことを特徴とする。
【0009】
また、この発明は、薬液を患者組織にゆっくり注入するための歯科用自動注射器であって、薬液が封入される第1シリンダを設け、この第1シリンダの先端側に針を設け、前記第1シリンダの薬液を前記針から押し出すように前記第1シリンダ内を後端側から先端側に向かって押進動作されるピストンを設け、前記第1シリンダの後端側に第2シリンダを同軸に一体的に設け、この第2シリンダ内に作動用ピストンにより押進用第2シリンダ室及び引退用第2シリンダ室を区画して設け、これら押進用第2シリンダ室及び引退用第2シリンダ室に供給される作動流体の圧力により前記作動用ピストンを介して直線往復運動されて前記ピストンを押進動作及び引退動作させる作動ロッドを設け、前記押進用第2シリンダ室及び引退用第2シリンダ室に夫々作動流体を供給する流体供給部を設け、この流体供給部と前記第2シリンダとを夫々押進用作動流体の流通する押進用流体チューブ及び引退用作動流体の流通する引退用流体チューブにより連結して設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の歯科用自動注射器は、薬液が封入される第1シリンダの後端側に第2シリンダを同軸に一体的に設けており、第2シリンダ内の第2シリンダ室に流体供給部から作動流体を流体チューブによって供給すると、作動ロッドが作動流体の圧力により直線運動され、第1シリンダ内を後端側から先端側に向かってピストンを押進動作させ、第1シリンダの薬液を針から押し出し、薬液を組織に注入させることができる。
【0011】
また、この発明の歯科用自動注射器は、薬液が封入される第1シリンダの後端側に第2シリンダを同軸に一体的に設けており、第2シリンダ内の押進用第2シリンダ室に流体供給部から作動流体を押進用流体チューブによって供給すると、作動ロッドが作動流体の圧力により直線押進運動され、第1シリンダ内を後端側から先端側に向かってピストンが押進動作され、第1シリンダの薬液を針から押し出し、薬液を組織に注入させることができ、第2シリンダ内の引退用第2シリンダ室に流体供給部から作動流体を引退用流体チューブによって供給すると、作動ロッドが作動流体の圧力により直線引退運動され、第1シリンダ内を前端側から後端側に向かってピストンが押進動作され、ピストンを元の位置に戻すことができる。
【0012】
このように、この発明の歯科用自動注射器は、薬液を注入するための動力源として作動流体の圧力を使用するので、モータ等の電磁力を使用しないことから、コイル、磁石、電磁鋼板等の重量の大きな部品を不要とすることができ、全体的に小型・軽量となり、操作性を向上することができる。また、この発明の歯科用自動注射器は、第1シリンダの先端側に針を設け、流体供給部から作動流体を流体チューブにより第2シリンダの第2シリンダ室に供給し、作動ロッドにより第1シリンダ内のピストンを押進移動させて薬液を注入しているため、チューブを使い捨てすることがなく、使い捨てを不要とすることができる。
【0013】
【実施例】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1・図2は、この発明の第1実施例を示すものである。図1において、2は薬剤(例えば、歯科用の麻酔薬)を注入する歯科用自動注射器である。この歯科用自動注射器2は、薬液が封入される第1シリンダ4を設けている。第1シリンダ4は、前端側に密封部材6を固着して設け、密封部材6に針8を挿通して固定して設けている。また、第1シリンダ4は、後端側にシール部材9を摺動可能に内蔵して設け、このシール部材9に当接されるピストン10を摺動可能に内蔵して設け、このピストン10の外周面に第1シリンダ4の内周面との間をシールするOリング12を設けている。
【0014】
第1シリンダ4は、密封部材6とシール部材9とにより内部に第1シリンダ室14を区画して設けている。シール部材9に当接されるピストン10は、第1シリンダ室14の薬液を針8から押し出すように、第1シリンダ室14内を後端側から先端側に向かって押進動作される。
【0015】
この歯科用自動注射器2は、第1シリンダ4の後端側に第2シリンダ16を同軸に設けている。第2シリンダ16は、前端側に仕切部材18を設け、仕切部材18の挿通孔20に作動ロッド22を摺動可能に挿通して設け、仕切部材18の挿通孔20の内周面に作動ロッド22の外周面との間をシールするOリング24を設けている。作動ロッド22は、前端を第1シリンダ4のピストン10の後端側に連絡し、後端側の外周面に第2シリンダ16の内周との間をシールするOリング26を設けている。
【0016】
第2シリンダ16は、後端側に閉塞部28を設け、作動流体の流通する連絡孔30を設けている。第2シリンダ16は、作動ロッド22と閉塞部28とにより内部に第2シリンダ室32を区画して設けている。作動ロッド22は、第2シリンダ室32に供給される作動流体の圧力により直線運動されて、第1シリンダ4のピストン10を押進動作させる。
【0017】
歯科用自動注射器2は、第2シリンダ室32に作動流体を供給する流体供給部34を設けている。流体供給部34は、作動流体を封入した第3シリンダ36を設けている。第3シリンダ36は、一端側に一側壁部38を設け、一側壁部38に作動流体の流通する供給孔40を設けている。また、第3シリンダ36は、中間部位に供給用ピストン42を摺動可能に内蔵して設け、供給用ピストン42の外周面に第3シリンダ36の内周面との間をシールするOリング44を設けている。
【0018】
さらに、第3シリンダ36は、他端側に他側壁部46を設け、他側壁部46の挿通孔48に供給用ロッド50を摺動可能に挿通して設け、他側壁部46の挿通孔48の内周面に供給用ロッド50の外周面との間をシールするOリング52を設けている。供給用ロッド50は、内端を供給用ピストン42の他側に連絡し、外端を図示しないモータ等の駆動源に連絡して設けている。供給用ロッド50は、駆動源(図示せず)により駆動され、供給用ピストン42を直線往復動作させる。
【0019】
第3シリンダ36は、一側壁部38と供給用ピストン42とにより内部に流体室54を区画して設け、作動流体を封入して設けている。第3シリンダ36は、一側壁部38の供給孔40を流体チューブ56により第2シリンダ16の閉塞部28の連絡孔30に連結して設けている。これにより、歯科用自動注射器2は、流体供給部34と第2シリンダ16とを作動流体の流通する流体チューブ56により連結して設けている。なお、流体チューブ56は、ホース58に内蔵して設けている。
【0020】
また、この歯科用自動注射器2は、図2に示す如く、第1シリンダ4と第2シリンダ16とを、本体ケース60とシリンダカバー62と針ホルダ64とにより被覆して、ハンドピース66を構成している。
【0021】
前記本体ケース60は、円筒形状に形成され、内部に前記第2シリンダ16及び仕切部材18を取付ける取付孔68を設けている。本体ケース60は、取付孔68の先端側に前記第2シリンダ16及び仕切部材18を配設して取付けて設け、後端側を開放して流体チューブ56を挿通している。本体ケース60は、先端側に径大円筒形状のケース側連結部70を設け、ケース側連結部70内に前記第1シリンダ4の後端側を配設する空間72を形成し、ケース側連結部70外周にケース側雄ねじ部74を設けている。
【0022】
前記シリンダカバー62は、円筒形状に形成され、内部に前記第1シリンダ4を収納する収納孔76を設けている。シリンダカバー62は、収納孔76の後端側に前記ケース側連結部70に外装されるカバー側連結部78を設け、カバー側連結部78内周にケース側雄ねじ部74に螺着されるカバー側雌ねじ部80を設けている。シリンダカバー62は、先端側に小径円柱形状のホルダ用連結部82を設け、このホルダ用連結部82に針8を挿通するカバー側針挿通孔84を形成するとともにホルダ用連結部82外周にホルダ用雄ねじ部86を設けている。
【0023】
前記針ホルダ64は、後端側にホルダ用連結部82に外装されるホルダ側連結部88を設け、ホルダ側連結部88内周にホルダ用雄ねじ部86に螺着されるホルダ側雌ねじ部90を設け、シール部材92を収納するシール部材収納空間94を設けている。針ホルダ64は、先端側に針8を保持する針保持部96を設け、針保持部96に針8を挿通するホルダ側針挿通孔98を形成して設けている。
【0024】
ハンドピース66は、本体ケース60内に第2シリンダ16及び仕切部材18を配設して取付け、シリンダカバー62内に第1シリンダ4を収納して針8をカバー側針挿通孔84とホルダ側針挿通孔98とに挿通し、針ホルダ64をシール部材92を介してシリンダカバー62の先端側に螺着し、シリンダカバー62のカバー側連結部78を本体ケース60のケース側連結部70に螺着することにより構成される。
【0025】
次に、第1実施例の作用を説明する。
【0026】
術者が患者の組織に麻酔薬等の薬液を歯科用自動注射器2により注入する際には、ハンドピース66のシリンダカバー62内に薬液を封入した第1シリンダ4を収納して針ホルダ64により針8を固定し、シリンダカバー62を本体ケース60に装着する。ハンドピース66に第1シリンダ4を装着した歯科用自動注射器2は、本体ケース60に取付けられた第2シリンダ16に作動流体を供給する流体供給部34を流体チューブ56により連結されている。
【0027】
歯科用自動注射器2は、針8の針先を患部の組織に当てた状態で、流体供給部34の供給用ロッド50を駆動源(図示せず)により直線押進動作させると、流体室54の作動流体が流体チューブ56に圧送され、第2シリンダ16の第2シリンダ室32に作動流体が供給される。
【0028】
歯科用自動注射器2は、第2シリンダ16内の第2シリンダ室32に流体供給部34から作動流体を流体チューブ56によって供給すると、作動ロッド22が作動流体の圧力により直線運動される。作動ロッド22は、第1シリンダ4内の第1シリンダ室14のピストン10を後端側から先端側に向かって押進動作させ、第1シリンダ4の薬液を針8から押し出す。
【0029】
歯科用自動注射器2は、針8から薬液を押し出しながら、患部の組織に針8を刺し込むことにより、薬液を組織に注入させることができる。
【0030】
このように、この歯科用自動注射器2は、薬液を注入するための動力源として作動流体の圧力を使用するので、モータ等の電磁力を使用しないことから、コイル、磁石、電磁鋼板等の重量の大きな部品を不要とすることができるので、全体的に小型・軽量となり、操作性を向上することができる。したがって、この歯科用自動注射器2は、術者が保持するための労力を軽減させ、術者が神経を針先に集中させて針先を微妙にコントロールすることが容易となり、これにより、針先を薬液の注入状態に合わせてゆっくりと進めることが可能となり、薬液を患部の組織に安定して注入させることができる。
【0031】
このため、この歯科用自動注射器2は、術者の力みによる針8のぶれを無くすことができ、ぶれにより針先に横方向からの力が加わることがないので、この方向にある薬液に浸潤されていない組織に破壊も生ずることがなく、また、組織への薬液の注入時に、針先は常に薬液が噴出しているので、針先が神経繊維に到達しても、神経繊維が針先から逃げてしまい、神経繊維を切り裂くことがなく、痛みが発生することがなく、患者の苦痛を軽減させることができる。
【0032】
また、本体内部に従来の薬液カートリッジをシリンダとして構成した注射器においては、本体内部の薬液カートリッジに一端側を連結したチューブの他端側に針を連結し、薬液カートリッジ内のピストンを先端側に向かって押進動作させ、薬液をチューブに圧送して針から押し出しているため、針及び針と本体とを連結するチューブを使い捨てにしていた。しかし、この歯科用自動注射器2は、第1シリンダ4の先端側に針8を設け、流体供給部34から作動流体を流体チューブ56により第2シリンダ16内の第2シリンダ室32に供給し、作動ロッド22により第1シリンダ4内のピストン10を押進移動させて薬液を組織に注入しているため、従来のように流体チューブ56を使い捨てすることがなく、使い捨てを不要とすることができ、消耗品を低減することができる。
【0033】
図3・図4は、この発明の第2実施例を示すものである。この第2実施例の歯科用自動注射器102は、図3に示す如く、薬液が封入される第1シリンダ104を設けている。第1シリンダ104は、前端側に密封部材106を固着して設け、密封部材106に針108を挿通して固定して設けている。また、第1シリンダ104は、後端側にシール部材109を摺動可能に内臓して設け、このシール部材109に当接されるピストン110を摺動可能に内蔵して設け、このピストン110の外周面に第1シリンダ104の内周面との間をシールするOリング112を設けている。
【0034】
第1シリンダ104は、密封部材106とシール部材109とにより内部に第1シリンダ室114を区画して設けている。シール部材109に当接されるピストン110は、第1シリンダ室114の薬液を針108から押し出すように、第1シリンダ室114内を後端側から先端側に向かって押進動作される。
【0035】
この歯科用自動注射器102は、第1シリンダ104の後端側に第2シリンダ116を同軸に設けている。第2シリンダ116は、前端側に仕切部材118を設け、仕切部材118の挿通孔120に作動ロッド122を摺動可能に挿通して設け、仕切部材118の挿通孔120の内周面に作動ロッド122の外周面との間をシールするOリング124を設けている。作動ロッド122は、前端を第1シリンダ104のピストン110の後側に連絡し、後端に作動ピストン126を連絡し、作動ピストン126の外周面に第2シリンダ116の内周との間をシールするOリング128を設けている。
【0036】
第2シリンダ116は、後端側に閉塞部130を設け、作動流体の流通する押進用連絡孔132を設けている。また、第2シリンダ116は、前端側近傍に作動流体の流通する引退用連絡孔134を設けている。
【0037】
第2シリンダ116は、仕切部材118と閉塞部130との間に作動ピストン126により内部に押進用第2シリンダ室136及び引退用第2シリンダ室138を区画して設けている。作動ピストン126は、押進用第2シリンダ室136及び引退用第2シリンダ室138に供給される作動流体の圧力により直線往復運動される。前記作動ロッド122は、作動ピストン126を介して第1シリンダ104のピストン110を押進動作及び引退動作させる。
【0038】
歯科用自動注射器102は、押進用第2シリンダ室136及び引退用第2シリンダ室138に夫々作動流体を供給する流体供給部140を設けている。流体供給部140は、作動流体を封入した第3シリンダ142を設けている。第3シリンダ142は、一端側に一側壁部144を設け、一側壁部144に押進用作動流体の流通する押進用供給孔146を設けている。第3シリンダ142は、他端側近傍に引退用供給孔148を設けている。
【0039】
また、第3シリンダ142は、中間部位に供給用ピストン150を摺動可能に内蔵して設け、供給用ピストン150の外周面に第3シリンダ142の内周面との間をシールするOリング152を設けている。さらに、第3シリンダ142は、他端側に他側壁部154を設け、他側壁部154の挿通孔156に供給用ロッド158を摺動可能に挿通して設け、他側壁部154の挿通孔156の内周面に供給用ロッド158の外周面との間をシールするOリング160を設けている。供給用ロッド158は、内端を供給用ピストン150の他側に連絡し、外端を図示しないモータ等の駆動源に連絡して設けている。供給用ロッド158は、駆動源(図示せず)により駆動され、供給用ピストン150を直線往復動作させる。
【0040】
第3シリンダ142は、一側壁部144と他側壁部154との間に供給用ピストン150により内部に押進用流体室162及び引退用流体室164を区画して設け、夫々作動流体を封入して設けている。第3シリンダ142は、一側壁部144の押進用供給孔146を押進用流体チューブ166により第2シリンダ116の閉塞部130の押進用連絡孔132に連結して設けている。第3シリンダ142は、他側壁部144近傍の引退用供給孔148を引退用流体チューブ168により第2シリンダ116の閉塞部材118近傍の引退用連絡孔134に連結して設けている。
【0041】
これにより、歯科用自動注射器102は、流体供給部140と第2シリンダ116とを押進用作動流体の流通する押進用流体チューブ166及び引退用作動流体の流通する引退用流体チューブ168により連結して設けている。なお、押進用流体チューブ166及び引退用流体チューブ168は、ホース170に内蔵して設けている。
【0042】
また、この歯科用自動注射器102は、図4に示す如く、第1シリンダ104と第2シリンダ116とを、本体ケース172とシリンダカバー174と針ホルダ176とにより被覆して、ハンドピース178を構成している。
【0043】
前記本体ケース172は、円筒形状に形成され、内部に前記第2シリンダ116及び仕切部材118を取付ける取付孔180を設けている。本体ケース172は、取付孔180の先端側に前記第2シリンダ116及び仕切部材118を配設して取付けて設け、後端側を開放して押進用流体チューブ166及び引退用流体チューブ168を挿通している。本体ケース172は、先端側に径大円筒形状のケース側連結部182を設け、ケース側連結部182内に前記第1シリンダ104の後端側を配設する空間184を形成し、ケース側連結部182外周にケース側雄ねじ部186を設けている。
【0044】
前記シリンダカバー174は、円筒形状に形成され、内部に前記第1シリンダ104を収納する収納孔188を設けている。シリンダカバー174は、収納孔188の後端側に前記ケース側連結部182に外装されるカバー側連結部190を設け、カバー側連結部190内周にケース側雄ねじ部186に螺着されるカバー側雌ねじ部192を設けている。シリンダカバー174は、先端側に小径円柱形状のホルダ用連結部194を設け、このホルダ用連結部194に針108を挿通するカバー側針挿通孔196を形成するとともにホルダ用連結部194外周にホルダ用雄ねじ部198を設けている。
【0045】
前記針ホルダ176は、後端側にホルダ用連結部194に外装されるホルダ側連結部200を設け、ホルダ側連結部200内周にホルダ用雄ねじ部198に螺着されるホルダ側雌ねじ部202を設け、シール部材204を収納するシール部材収納空間206を設けている。針ホルダ176は、先端側に針108を保持する針保持部208を設け、針保持部208に針108を挿通するホルダ側針挿通孔210を形成して設けている。
【0046】
ハンドピース178は、本体ケース172内に第2シリンダ116及び仕切部材118を配設して取付け、シリンダカバー174内に第1シリンダ104を収納して針108をカバー側針挿通孔196とホルダ側針挿通孔210とに挿通し、針ホルダ176をシール部材204を介してシリンダカバー174の先端側に螺着し、シリンダカバー174のカバー側連結部190を本体ケース172のケース側連結部182に螺着することにより構成される。
【0047】
次に、第2実施例の作用を説明する。
【0048】
術者が患者の組織に麻酔薬等の薬液を歯科用自動注射器102により注入する際には、ハンドピース178のシリンダカバー174内に薬液を封入した第1シリンダ104を収納して針ホルダ176により針108を固定し、シリンダカバー174を本体ケース172に装着する。ハンドピース178に第1シリンダ104を装着した歯科用自動注射器102は、本体ケース172に取付けられた第2シリンダ116に作動流体を供給する流体供給部140を押進用流体チューブ166及び引退用流体チューブ168により連結されている。
【0049】
歯科用自動注射器102は、針108の針先を患部の組織に当てた状態で、流体供給部140の供給用ロッド158を駆動源(図示せず)により直線押進動作させると、押進用流体室162の作動流体が押進用流体チューブ166に圧送され、第2シリンダ116の押進用第2シリンダ室136に作動流体が供給される。
【0050】
歯科用自動注射器102は、第2シリンダ116内の押進用第2シリンダ室136に流体供給部140から作動流体を押進用流体チューブ166によって供給すると、作動ロッド122が作動流体の圧力により直線押進運動される。作動ロッド122は、第1シリンダ104内の第1シリンダ室114のピストン110を後端側から先端側に向かって押進動作させ、第1シリンダ104の薬液を針108から押し出す。
【0051】
歯科用自動注射器102は、針108から薬液を押し出しながら、患部の組織に針108を刺し込むことにより、薬液を組織に注入させることができる。
【0052】
また、歯科用自動注射器102は、薬液の注入が終了して針108を組織から抜いた後に、流体供給部140の供給用ロッド158を駆動源(図示せず)により直線引退動作させると、引退用流体室164の作動流体が引退用流体チューブ168に圧送され、第2シリンダ116の引退用第2シリンダ室138に作動流体が供給される。
【0053】
歯科用自動注射器102は、第2シリンダ116内の引退用第2シリンダ室138に作動流体を供給すると、作動ロッド122が作動流体の圧力により直線引退運動され、第1シリンダ104内のピストン110を前端側から後端側に向かって引退動作させ、ピストン110を元の後端側の位置に戻すことができる。
【0054】
このように、第2実施例の歯科用自動注射器102は、薬液を注入するための動力源として作動流体の圧力を使用するので、モータ等の電磁力を使用しないことから、コイル、磁石、電磁鋼板等の重量の大きな部品を不要とすることができるので、全体的に小型・軽量となり、操作性を向上することができる。したがって、この歯科用自動注射器102は、術者が保持するための労力を軽減させ、術者が神経を針先に集中させて針先を微妙にコントロールすることが容易となり、これにより、針先を薬液の注入状態に合わせてゆっくりと進めることが可能となり、薬液を患部の組織に安定して注入させることができる。
【0055】
このため、この歯科用自動注射器102は、術者の力みによる針108のぶれを無くすことができ、ぶれにより針先に横方向からの力が加わることがないので、この方向にある薬液に浸潤されていない組織に破壊も生ずることがなく、また、組織への薬液の注入時に、針先は常に薬液が噴出しているので、針先が神経繊維に到達しても、神経繊維が針先から逃げてしまい、神経繊維を切り裂くことがなく、痛みが発生することがなく、患者の苦痛を軽減させることができる。
【0056】
また、本体内部に従来の薬液カートリッジをシリンダとして構成した注射器においては、本体内部の薬液カートリッジに一端側を連結したチューブの他端側に針を連結し、薬液カートリッジ内のピストンを先端側に向かって押進動作させ、薬液をチューブに圧送して針から押し出しているため、針及び針と本体とを連結するチューブを使い捨てにしていた。しかし、この歯科用自動注射器102は、第1シリンダ104の先端側に針108を設け、流体供給部140から作動流体を押進用流体チューブ166により第2シリンダ116内の押進用第2シリンダ室136に供給し、作動ロッド122により第1シリンダ104内のピストン110を押進移動させて薬液を組織に注入しているため、従来のように流体チューブを使い捨てすることがなく、使い捨てを不要とすることができ、消耗品を低減することができる。
【0057】
さらに、この歯科用自動注射器102は、流体供給部140から作動流体を引退用流体チューブ168により第2シリンダ116内の引退用第2シリンダ室138に供給し、作動ロッド122によりピストン110を引退移動させて元の位置に戻すことができるため、次の薬液注入のための第1シリンダ104の交換を容易にすることができる。
【0058】
なお、この発明は、上述の実施例に限定されず、種々応用改変が可能であることは勿論である。
【0059】
例えば、上述実施例においては、第2シリンダに作動流体を供給して作動ロッドを直線運動させたが、仕切部材の挿通孔と作動ロッドとをねじ嵌合として作動ロッドを回転しつつ直線運動させることにより、単純な直線運転よりも作動ロッドの移動速度を安定させることができ、これにより、第1シリンダのピストンの押進動作を安定させて薬液の押し出し量を定量とすることができる。
【0060】
【発明の効果】
このように、この発明の歯科用自動注射器は、薬液を注入するための動力源として作動流体の圧力を使用するので、モータ等の電磁力を使用しないことから、コイル、磁石、電磁鋼板等の重量の大きな部品を不要とするので、全体的に小型・軽量となり、操作性が向上し、術者が保持するための労力を軽減させ、術者が神経を針先に集中させて針先を微妙にコントロールすることが容易となり、これにより、針先を薬液の注入状態に合わせてゆっくりと進めることが可能となり、薬液を安定して注入させることができる。
【0061】
よって、この発明の歯科用自動注射器は、術者の力みによる針のぶれを無くすことができ、針先に横方向からの力が加わることがないので、この方向にある薬液に浸潤されていない組織に破壊も生ずることがなく、また、組織への薬液の注入時に、針先は常に薬液が噴出しているので、針先が神経繊維に到達しても、神経繊維が針先から逃げてしまい、神経繊維を切り裂くことがなく、痛みが発生することがなく、患者の苦痛を軽減させることができる。
【0062】
また、本体内部に従来の薬液カートリッジをシリンダとして構成した注射器においては、本体内部の薬液カートリッジに一端側を連結したチューブの他端側に針を連結し、薬液カートリッジ内のピストンを先端側に向かって押進動作させ、薬液をチューブに圧送して針から押し出しているため、針及び針と本体とを連結するチューブを使い捨てにしていた。しかし、この発明の歯科用自動注射器は、第1シリンダの先端側に針を設け、流体供給部から作動流体を流体チューブにより第2シリンダに供給し、作動ロッドにより第1シリンダ内のピストンを押進移動させて薬液を注入しているため、流体チューブを使い捨てすることがなく、使い捨てを不要とすることができ、消耗品を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例を示す歯科用自動注射器の概略構成図である。
【図2】 歯科用自動注射器のハンドピースの断面図である。
【図3】 第2実施例を示す歯科用自動注射器の概略構成図である。
【図4】 歯科用自動注射器のハンドピースの断面図である。
【符号の説明】
歯科用自動注射器
4 第1シリンダ
8 針
10 ピストン
14 第1シリンダ室
16 第2シリンダ
22 作動ロッド
32 第2シリンダ室
34 流体供給部
36 第3シリンダ
42 供給用ピストン
50 供給用ロッド
54 流体室
56 流体チューブ
58 ホース
60 本体ケース
62 シリンダカバー
64 針ホルダ
66 ハンドピース

Claims (4)

  1. 薬液を患者組織にゆっくり注入するための歯科用自動注射器であって、薬液が封入される第1シリンダを設け、この第1シリンダの先端側に針を設け、前記第1シリンダの薬液を前記針から押し出すように前記第1シリンダ内を後端側から先端側に向かって押進動作されるピストンを設け、前記第1シリンダの後端側に第2シリンダを同軸に一体的に設け、この第2シリンダ内に第2シリンダ室を区画して設け、この第2シリンダ室に供給される作動流体の圧力により直線運動されて前記ピストンを押進動作させる作動ロッドを設け、前記第2シリンダ室に作動流体を供給する流体供給部を設け、この流体供給部と前記第2シリンダとを作動流体の流通する流体チューブにより連結して設けたことを特徴とする歯科用自動注射器。
  2. 前記流体供給部は、作動流体を封入した第3シリンダを設け、この第3シリンダ内に供給用ピストンにより流体室を区画して設け、前記供給用ピストンを直線往復動作させる供給用ロッドを設け、前記流体室と前記第2シリンダの第2シリンダ室とを作動流体の流通する流体チューブにより連結して設けたことを特徴とする請求項1に記載の歯科用自動注射器。
  3. 薬液を患者組織にゆっくり注入するための歯科用自動注射器であって、薬液が封入される第1シリンダを設け、この第1シリンダの先端側に針を設け、前記第1シリンダの薬液を前記針から押し出すように前記第1シリンダ内を後端側から先端側に向かって押進動作されるピストンを設け、前記第1シリンダの後端側に第2シリンダを同軸に一体的に設け、この第2シリンダ内に作動用ピストンにより押進用第2シリンダ室及び引退用第2シリンダ室を区画して設け、これら押進用第2シリンダ室及び引退用第2シリンダ室に供給される作動流体の圧力により前記作動用ピストンを介して直線往復運動されて前記ピストンを押進動作及び引退動作させる作動ロッドを設け、前記押進用第2シリンダ室及び引退用第2シリンダ室に夫々作動流体を供給する流体供給部を設け、この流体供給部と前記第2シリンダとを夫々押進用作動流体の流通する押進用流体チューブ及び引退用作動流体の流通する引退用流体チューブにより連結して設けたことを特徴とする歯科用自動注射器。
  4. 前記流体供給部は、作動流体を封入した第3シリンダを設け、この第3シリンダ内に供給用ピストンにより押進用流体室及び引退用流体室を区画して設け、前記供給用ピストンを直線往復動作させる供給用ロッドを設け、前記押進用流体室と前記第2シリンダの押進用第2シリンダ室とを押進用作動流体の流通する押進用流体チューブにより連結して設け、前記引退用流体室と前記第2シリンダの引退用第2シリンダ室とを引退用作動流体の流通する引退用流体チューブにより連結して設けたことを特徴とする請求項3に記載の歯科用自動注射器。
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