JP2000175438A - 突入電流軽減回路 - Google Patents

突入電流軽減回路

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JP2000175438A
JP2000175438A JP10346487A JP34648798A JP2000175438A JP 2000175438 A JP2000175438 A JP 2000175438A JP 10346487 A JP10346487 A JP 10346487A JP 34648798 A JP34648798 A JP 34648798A JP 2000175438 A JP2000175438 A JP 2000175438A
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JP
Japan
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inrush current
transistor
capacitors
current reducing
circuit
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Application number
JP10346487A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kobayashi
広明 小林
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NEC Yonezawa Ltd
Original Assignee
NEC Yonezawa Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源効率が低下せず、効率悪化による発熱の
おそれを無くすことができる突入電流軽減回路を提供す
る。 【解決手段】 電源投入により複数のコンデンサに突入
する突入電流を軽減する突入電流軽減回路であって、突
入電流を分散させて値を小さくする電流軽減手段を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、突入電流軽減回
路に関し、特に、電源投入による突入電流を軽減する突
入電流軽減回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、突入電流によって発生する電圧の
変動や部品の破損を防止することを目的とした、突入電
流防止回路が知られている。
【0003】このような、突入電流防止回路として、例
えば、特開平7−143736号公報に開示された容量
性負荷の突入電流抑制回路が知られている。この容量性
負荷の突入電流抑制回路は、入力電流が急に増大した
際、電源ラインに直列接続されたインダクタに起電力が
発生し、FET(field effect tran
sistor)のゲートに接続されたトランジスタをオ
ンさせることにより、FET抵抗値を増大させて突入電
流を防止する手段を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この容
量性負荷の突入電流抑制回路においては、電源ラインに
直列にインダクタを入れていることから、通常動作を行
う際も、このインダクタを通って電源が供給されること
になるので、電源効率が低下するのが避けられない。
【0005】また、FETの抵抗値を上げることによっ
て電流を抑制していることから、FETの抵抗値を上げ
ることにより損失が増大し、効率悪化による発熱が危惧
されるのでFET自体の定格を大きいものとしなければ
ならなかった。そのため、小型機器における使用が困難
であった。
【0006】この発明の目的は、電源効率が低下せず、
効率悪化による発熱のおそれを無くすことができる突入
電流軽減回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る突入電流軽減回路は、電源投入によ
り複数のコンデンサに突入する突入電流を軽減する突入
電流軽減回路であって、前記突入電流を分散させて値を
小さくする電流軽減手段を有することを特徴としてい
る。
【0008】上記構成を有することにより、電流軽減手
段が突入電流を分散させて値を小さくし、電源投入によ
り複数のコンデンサに突入する突入電流を軽減する。こ
れにより、電源効率が低下せず、効率悪化による発熱の
おそれを無くすことが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0010】図1は、この発明の実施の形態に係る突入
電流軽減回路の回路構成図である。図1に示すように、
突入電流軽減回路10は、5個のトランジスタTr1
1,Tr12,Tr13,Tr14,Tr15と、1個
の集積回路(integrated circuit)
からなる制御部IC16と、3個のコンデンサC17,
C18,C19とを有する。トランジスタTr14は、
FET(field effect transist
or)である。
【0011】3個のトランジスタTr11,Tr12,
Tr13は、各コンデンサC17,C18,C19のG
ND(接地)とGNDの間に挿入されている。IC16
は、トランジスタTr14がオンしたことを検出して、
各トランジスタTr11,Tr12,Tr13のオン制
御を行う。
【0012】即ち、IC16は、トランジスタTr15
をオンさせるためのハイレベル信号を受け、トランジス
タTr14のオンした後に、トランジスタTr11,T
r12,Tr13の順番でオンし、各コンデンサC1
7,C18,C19を有効にする。
【0013】また、トランジスタTr14がオフする
際、トランジスタTr11,Tr12,Tr13の電荷
の放電が行われるため、トランジスタTr14のコレク
タの電圧が予め設定した電圧まで低下したことをIC1
6が検出し、検出した時点で各トランジスタTr11,
Tr12,Tr13をオフする。
【0014】上記構成を有する突入電流軽減回路10の
動作について説明する。
【0015】先ず、突入電流軽減回路10がオフしてい
るとき、IC16は、トランジスタTr11,Tr1
2,Tr13をオフしている。IC16は、トランジス
タTr15がオンする際に入力されるオン信号を検出し
て、トランジスタTr11,Tr12,Tr13を個々
にオンさせるように制御する。
【0016】これにより、トランジスタTr14がオン
したとき、コンデンサC17,C18,C19の合成容
量に対して一気に電圧が加わるのではなく、個々のコン
デンサC17,C18,C19に対して時間をずらして
電圧を加えることができる。即ち、時間差をつけて容量
を変化させることにより、突入電流を分散させて値を小
さくする。
【0017】このとき、IC16は、同じタイミングで
トランジスタTr11,Tr12,Tr13がオンしな
いように制御する。トランジスタTr11,Tr12,
Tr13は、コンデンサC17,C18,C19の陰極
側とGNDの間に接続されており、コンデンサC17,
C18,C19の陰極側とGNDの間の短絡、開放を行
う。
【0018】この突入電流軽減回路10がオフしている
ときのIC16の動作を説明する。トランジスタTr1
4がオフすると、IC16は、トランジスタTr14の
コレクタ電圧とIC16で設定した電圧との比較を開始
する。トランジスタTr14のコレクタ電圧が、IC1
6で設定した電圧より下がったとき、IC16は、トラ
ンジスタTr11,Tr12,Tr13をオフさせるた
め、コンデンサC17,C18,C19の電荷を放電す
ることができる。
【0019】このように、突入電流軽減回路10は、ト
ランジスタTr11,Tr12,Tr13と、トランジ
スタTr14がオンしたことを検出してトランジスタT
r11,Tr12,Tr13のオン制御を行うIC16
とを有し、このトランジスタTr11,Tr12,Tr
13及びIC16は、突入電流を分散させて値を小さく
する電流軽減手段として機能する。
【0020】即ち、電源投入時にコンデンサに電荷が充
電される際の瞬間に流れる値の大きい電流を、トランジ
スタによる遅延回路で軽減することができる。
【0021】従って、個々のコンデンサを時間差をつけ
て回路に接続できることから、突入電流は、固定接続さ
れたコンデンサに対して電圧が印加された場合よりも小
さくなる。これにより、電圧の落ち込みが抑えられ、回
路の誤動作を防止することができる。
【0022】また、突入電流を防止するためのサーミス
タや抵抗部品が不必要になることから、効率の低下やそ
れらの部品の発熱を防ぐことができる。
【0023】また、大電力を必要とする機器の場合、供
給側の容量は突入電流によりピーク値が決まってしまう
が、この発明に係る突入電流軽減回路10を適用するこ
とにより突入電流を小さくできるため、供給側の容量も
小さくすることができる。
【0024】なお、上記実施の形態では、コンデンサC
17,C18,C19とそれに付随するトランジスタT
r11,Tr12,Tr13をそれぞれ3個としたが、
これに限るものではなく、トランジスタ及びコンデンサ
の数は任意とすることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電流軽減手段が突入電流を分散させて値を小さく
し、電源投入により複数のコンデンサに突入する突入電
流を軽減するので、電圧の落ち込みが抑えられ、回路の
誤動作を防止することができ、また、突入電流を防止す
るためのサーミスタや抵抗部品が不必要になり、効率の
低下やそれらの部品の発熱を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る突入電流軽減回路
の回路構成図である。
【符号の説明】
10 突入電流軽減回路 Tr11,Tr12,Tr13,Tr14,Tr15
トランジスタIC16 制御部 C17,C18,C19 コンデンサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源投入により複数のコンデンサに突入す
    る突入電流を軽減する突入電流軽減回路であって、 前記突入電流を分散させて値を小さくする電流軽減手段
    を有することを特徴とする突入電流軽減回路。
  2. 【請求項2】前記電流軽減手段は、前記各コンデンサに
    対して時間をずらして電圧を加えることを特徴とする請
    求項1に記載の突入電流軽減回路。
  3. 【請求項3】前記電流軽減手段は、前記各コンデンサの
    陰極側とGNDの間に接続されたトランジスタと、この
    トランジスタのオン制御を行う制御部とを有することを
    特徴とする請求項2に記載の突入電流軽減回路。
  4. 【請求項4】前記制御部は、オン信号の入力により、前
    記各コンデンサに接続されたトランジスタが異なったタ
    イミングでオンするように制御することを特徴とする請
    求項3に記載の突入電流軽減回路。
  5. 【請求項5】オン動作により前記制御部に前記オン信号
    を入力させるトランジスタを備えることを特徴とする請
    求項4に記載の突入電流軽減回路。
  6. 【請求項6】前記制御部は、オフ信号の入力により、前
    記各コンデンサに接続されたトランジスタをオフさせる
    ため前記各コンデンサの電荷を放電するように制御する
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の突入
    電流軽減回路。
JP10346487A 1998-12-07 1998-12-07 突入電流軽減回路 Pending JP2000175438A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020692A1 (ja) * 2005-08-18 2007-02-22 Fujitsu Limited 突入電流軽減回路および電源装置
EP2835886B1 (en) * 2013-03-28 2021-06-02 Vertiv Corporation Power supply module and soft start method

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WO2007020692A1 (ja) * 2005-08-18 2007-02-22 Fujitsu Limited 突入電流軽減回路および電源装置
JPWO2007020692A1 (ja) * 2005-08-18 2009-02-19 富士通株式会社 突入電流軽減回路および電源装置
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