JP2000174554A - 電圧制御型発振器 - Google Patents

電圧制御型発振器

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JP2000174554A
JP2000174554A JP10341268A JP34126898A JP2000174554A JP 2000174554 A JP2000174554 A JP 2000174554A JP 10341268 A JP10341268 A JP 10341268A JP 34126898 A JP34126898 A JP 34126898A JP 2000174554 A JP2000174554 A JP 2000174554A
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Japan
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microstrip line
transistor
controlled oscillator
voltage controlled
voltage
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JP10341268A
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Tomoya Kaneko
友哉 金子
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要発振を起こすことなく直接高周波数で発
振させることを可能として装置の小型化および低コスト
化を実現する。 【解決手段】 発振素子としてのトランジスタ4と、一
端がコンデンサ6および第1のマイクロストリップ線路
8を介してトランジスタ4に接続され他端がバラクタダ
イオード10に接続されて共振器を成す第2のマイクロ
ストリップ線路12とが半導体基板14上に形成され、
トランジスタ4を構成する半導体の接合部容量を印加電
圧により制御して発振周波数を設定する構成となってい
る。そして、本発明の発振器では第2のマイクロストリ
ップ線路12の長手方向におけるほぼ中央の箇所16
が、半導体基板14上に形成された抵抗18を介して接
地されており、その結果、目的とする発振周波数以外で
は反射係数が大幅に抑えられ、不要発振が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振素子としての
トランジスタと、共振器としてのマイクロストリップ線
路とを含む電圧制御型発振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ミリ波周波数領域で発振可能なこ
の種の発振器としては、周波数逓倍器を用いたものと、
逓倍器を使用せずに直接高い周波数で発振させるものと
が知られている。前者は、発振器自体は比較的低周波数
で発振させればよいため安定であるという長所を有する
が、反面、周波数逓倍器が必要であることから、装置が
大型化し、またコストアップになるという欠点がある。
一方、後者は、周波数逓倍器が不要であるから、装置の
小型化および低コスト化の点で有利であるが、直接高い
周波数で発振させるためには、最大発振周波数の高い発
振素子を使用せねばならず、そのような発振素子は目的
とする発振周波数以外の周波数でも高利得であるため、
不要発振を起こしやすいという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、不要発振を起こすことなく直接高周波数で発振させ
ることを可能として、装置の小型化および低コスト化を
実現する電圧制御型発振器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、発振素子としてのトランジスタと、一端が
コンデンサおよび第1のマイクロストリップ線路を介し
て前記トランジスタに接続され他端がバラクタダイオー
ドに接続されて共振器を成す第2のマイクロストリップ
線路とが半導体基板上に形成され、前記トランジスタを
構成する半導体の接合部容量を印加電圧により制御して
発振周波数を設定する電圧制御型発振器であって、前記
第2のマイクロストリップ線路の長手方向におけるほぼ
中央の箇所が、半導体基板上に形成された抵抗を介して
接地されていることを特徴とする。
【0005】共振器を成す上記第2のマイクロストリッ
プ線路は、目的とする発振周波数においてはほぼ1/2
波長の電気長をもち、第2のマイクロストリップ線路の
両端はほぼ解放端となり、一方、長手方向の中央部は基
準電位点に対してほぼ短絡インピーダンスを呈する。し
たがって、目的とする発振周波数においては、第2のマ
イクロストリップ線路の中央部が上述のように抵抗を介
して接地されていてもその影響はほとんど生じない。し
かし、目的とする発振周波数以外の周波数では、第2の
マイクロストリップ線路の中央部は基準電位点に対して
ある値のインピーダンスを呈するため、中央部を抵抗を
介して接地することで、トランジスタから第2のマイク
ロストリップ線路を見た場合の第2のマイクロストリッ
プ線路の反射係数が小さくなり、第2のマイクロストリ
ップ線路における信号の吸収が大きくなる。したがっ
て、本発明の発振器では、目的とする発振周波数以外で
は発振が抑えられ、不要発振を起こし難くなる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による電圧制
御型発振器の一例を示す平面図である。図1に示したよ
うに、本実施の形態例の電圧制御型発振器2はモノリシ
ック集積回路として形成され、発振素子としてのトラン
ジスタ4と、一端がコンデンサ6および第1のマイクロ
ストリップ線路8を介してトランジスタ4に接続され他
端がバラクタダイオード10に接続されて共振器を成す
第2のマイクロストリップ線路12とが絶縁性化合物半
導体基板14上に形成され、トランジスタ4を構成する
半導体の接合部容量を印加電圧により制御して発振周波
数を設定する構成となっている。
【0007】そして、この電圧制御型発振器2では、第
2のマイクロストリップ線路12の長手方向におけるほ
ぼ中央の箇所16が、半導体基板14上に形成された抵
抗18を介して接地されている。抵抗18は、本実施の
形態例では、一例として電極20と接地導体であるバイ
アホール22との間に接続され、電極20は、ボンディ
ングワイヤ24により第2のマイクロストリップ線路1
2の中央部に接続されている。また、この抵抗18の値
は第2のマイクロストリップ線路12の特性インピーダ
ンスの値にほぼ等しい値に設定されている。
【0008】そして、第2のマイクロストリップ線路1
2は目的とする発振周波数(本発振器の発振周波数)に
おいてほぼ1/2波長の電気長を有するように、その長
さが調整されている。また、第1のマイクロストリップ
線路8の長さは、第1のマイクロストリップ線路8の、
トランジスタ4側の端部における、第2のマイクロスト
リップ線路12を見込んだインピーダンスの虚数部と、
トランジスタ4を見込んだトランジスタ4側のインピー
ダンスの虚数部との和がほぼ零となるように設定されて
いる。
【0009】トランジスタ4は、本実施の形態例では一
例としてヘテロバイポーラトランジスタであり、第2の
マイクロストリップ線路12の前記一端はコンデンサ6
および第1のマイクロストリップ線路8を介してトラン
ジスタ4のベース26に接続され、トランジスタ4のベ
ース26とコレクタ28との間の接合部容量が上述のよ
うに制御されて発振周波数が設定される。
【0010】なお、トランジスタ4としては、2次元電
子ガストランジスタやMES(METAL SEMIC
ONDUCTOR)型電界効果トランジスタを用いるこ
とも可能であり、電界効果トランジスタを用いた場合
は、第2のマイクロストリップ線路12はコンデンサ6
および第1のマイクロストリップ線路8を介してそのゲ
ートに接続され、上記接合部容量はトランジスタ4のゲ
ートとドレインとの間の容量となる。
【0011】トランジスタ4のコレクタ28は半導体基
板14上に形成した、帰還回路としてのショートスタブ
30を介して接地導体であるバイアホール32に接続さ
れ、エミッタ34はオープンスタブ36の一端に接続さ
れている。このオープンスタブ36の他端近傍はコンデ
ンサ38を介して高周波出力端子40に接続されてい
る。このようなショートスタブ30とオープンスタブ3
6によりトランジスタ4は直列素子帰還型の発振回路4
2を形成している(文献1参照)。また、トランジスタ
4のベース26およびエミッタ34にはそれぞれ半導体
基板14上に形成された高インピーダンス線路44、4
6を通じて電極48、50から負のバイアス電圧が印加
され、電極48、50はともにコンデンサ51、52を
介して接地導体であるバイアホール54に接続されてい
る。
【0012】一方、バラクタダイオード10はPN接合
を用いて形成され、バラクタダイオード10を成すP型
半導体は第2のマイクロストリップ線路12に接続さ
れ、バラクタダイオード10を成すN型半導体には電極
56より高インピーダンス線路58を通じて正の電圧
が、第2のマイクロストリップ線路12には電極60よ
り高インピーダンス線路62を通じて負の電圧がそれぞ
れ印加されている。そして、電極56、60はそれぞれ
コンデンサ64、66を通じてバイアホール65に接続
され、高周波的に接地されている。また、バラクタダイ
オード10の、第2のマイクロストリップ線路12と反
対側の端子はオープンスタブ68により高周波的に接地
されている。なお、コンデンサ6、38、51、52、
64、66は、本実施の形態例では、メタル・インシュ
レータ・メタル構造により形成されている。
【0013】このような構成において、コンデンサ6か
ら第2のマイクロストリップ線路12を見込むインピー
ダンスは、第1のマイクロストリップ線路8により位相
回転(遅延)され、トランジスタ4のベース26におけ
る、位相回転後のインピーダンスの虚数部と、トランジ
スタ4のベース26を見込むインピーダンスの虚数部と
の和が目的とする発振周波数においてほぼ零になること
が発振条件となる。
【0014】すなわち、第1のマイクロストリップ線路
8により位相回転された共振器インピーダンスをZ’r
esonator、トランジスタ4を見込むインピーダ
ンスをZtransistorとすると、
【0015】
【数1】Im(Ztransistor)+Im(Z’
resonator)=0 が成立することが発振条件となる。なお、式中、Im
(*)は*の虚数部を表す。上述のように、第1のマイ
クロストリップ線路8の長さは、この条件が成立するよ
うに設定されている。そして、トランジスタ4による上
記直列帰還型の発振回路42は、ベース端に負性抵抗を
生じ、発振回路42は、第2のマイクロストリップ線路
12の共振周波数、すなわち目的とする発振周波数で発
振する。ここで、共振器を成す上記第2のマイクロスト
リップ線路12は、目的とする発振周波数においてはほ
ぼ1/2波長の電気長をもち、第2のマイクロストリッ
プ線路12の両端はほぼ解放端となり、一方、長手方向
の中央部は基準電位点に対してほぼ短絡インピーダンス
を呈する(文献2参照)。したがって、目的とする発振
周波数においては、第2のマイクロストリップ線路12
の中央部が上述のように抵抗18を介して接地されてい
てもその影響はほとんど生じない。
【0016】しかし、目的とする発振周波数以外の周波
数では、第2のマイクロストリップ線路12の中央部は
基準電位点に対してある値のインピーダンスを呈するた
め、中央部が抵抗18を介して接地されていることで、
トランジスタ4から第2のマイクロストリップ線路12
を見た場合の第2のマイクロストリップ線路12の反射
係数が小さくなり、第2のマイクロストリップ線路12
における信号の吸収が大きくなる。
【0017】以上のことを確認するため、第2のマイク
ロストリップ線路12を見込む反射係数を周波数を変え
て測定した結果、目的とする発振周波数付近では反射係
数は1に近い大きな値を示す一方、目的とする発振周波
数以外の周波数では零に近い値を示した。図2は実施の
形態例の電圧制御型発振器2を構成する第2のマイクロ
ストリップ線路12を見込む反射係数の測定結果を示す
スミスチャートである。図中、中心72からの距離が電
圧反射係数(正確には電圧/(インピーダンス)1/2
ディメンジョン)の大きさを表し、円73が反射係数1
を表している。また、中心72を頂点とし横軸74に対
して成す角度が反射位相を表している。図2に示した曲
線76が測定結果であり、曲線上の各点が異なる周波数
に対応している。このグラフから分かるように、反射係
数は、本実施の形態例の発振周波数である38GHz付
近では1に近い大きな値であり、それ以外の周波数で
は、より零に近い小さな値となっている。
【0018】比較のため、図1に示した電圧制御型発振
器2で、ボンディングワイヤ24により抵抗18と第2
のマイクロストリップ線路12とを接続しなかった場合
の第2のマイクロストリップ線路12を見込む反射係数
を測定した。図3はその測定結果(曲線78)を示すス
ミスチャートである。図3から分かるように、この場合
には38GHz以外の広い周波数範囲において、反射係
数は1に近い大きな値を呈しており、不要発振が起こり
やすい状態となっている。
【0019】なお、抵抗18を接続しなかった場合の第
2のマイクロストリップ線路12を見込む反射係数Γr
esonatorは、数式では次式のように表される。
【0020】
【数2】Γresonator=(Zresonato
r−Zo)/(Zresonator+Zo) ただし、Zoは第1のマイクロストリップ線路8の特性
インピーダンスである。
【0021】このように、本実施の形態例の電圧制御型
発振器2では、目的とする発振周波数以外では発振が抑
えられ、不要発振を起こし難くなっている。したがっ
て、高周波数信号を周波数逓倍器を用いることなく安定
に生成でき、装置の小型化および低コスト化を実現でき
る。
【0022】なお、本実施の形態例では、第2のマイク
ロストリップ線路12と抵抗18とをボンディングワイ
ヤ24により接続したが、ボンディングワイヤ24を用
いる代わりに、半導体基板14上に導体パターンを形成
して抵抗18と第2のマイクロストリップ線路12とを
接続する構成とすることも無論可能である。 (文献1)「通信用マイクロ波回路」、宮内一洋、山本
平一共著、電子情報通信学会、P.249。 (文献2)「マイクロ波工学」、中島将光著、森北出版
株式会社、P.85。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、発振素子
としてのトランジスタと、一端がコンデンサおよび第1
のマイクロストリップ線路を介して前記トランジスタに
接続され他端がバラクタダイオードに接続されて共振器
を成す第2のマイクロストリップ線路とが半導体基板上
に形成され、前記トランジスタを構成する半導体の接合
部容量を印加電圧により制御して発振周波数を設定する
電圧制御型発振器であって、前記第2のマイクロストリ
ップ線路の長手方向におけるほぼ中央の箇所が、半導体
基板上に形成された抵抗を介して接地されていることを
特徴とする。
【0024】共振器を成す上記第2のマイクロストリッ
プ線路は、目的とする発振周波数においてはほぼ1/2
波長の電気長をもち、第2のマイクロストリップ線路の
両端はほぼ解放端となり、一方、長手方向の中央部は基
準電位点に対してほぼ短絡インピーダンスを呈する。し
たがって、目的とする発振周波数においては、第2のマ
イクロストリップ線路の中央部が上述のように抵抗を介
して接地されていてもその影響はほとんど生じない。し
かし、目的とする発振周波数以外の周波数では、第2の
マイクロストリップ線路の中央部は基準電位点に対して
ある値のインピーダンスを呈するため、中央部を抵抗を
介して接地することで、トランジスタから第2のマイク
ロストリップ線路を見た場合の第2のマイクロストリッ
プ線路の反射係数が小さくなり、第2のマイクロストリ
ップ線路における信号の吸収が大きくなる。したがっ
て、本発明の発振器では、目的とする発振周波数以外で
は発振が抑えられ、不要発振を起こし難くなる。その結
果、高周波数信号を周波数逓倍器を用いることなく安定
に生成でき、装置の小型化および低コスト化を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電圧制御型発振器の一例を示す平
面図である。
【図2】実施の形態例の電圧制御型発振器を構成する第
2のマイクロストリップ線路を見込む反射係数の測定結
果を示すスミスチャートである。
【図3】第2のマイクロストリップ線路の中央部を抵抗
を介して接地しなかった場合の、図2に相当するスミス
チャートである。
【符号の説明】
2……モノリシック集積回路発振器、4……トランジス
タ、6……コンデンサ、8……第1のマイクロストリッ
プ線路、10……バラクタダイオード、12……第2の
マイクロストリップ線路、14……半導体基板、16…
…中央の箇所、18……抵抗、20……電極、22……
バイアホール、24……ボンディングワイヤ、26……
ベース、28……コレクタ、30……ショートスタブ、
32……バイアホール、34……エミッタ、36……オ
ープンスタブ、38……コンデンサ、40……高周波出
力端子、42……発振回路、44……高インピーダンス
線路、46……高インピーダンス線路、48……電極、
50……電極、52……コンデンサ、54……バイアホ
ール、56……電極、58……高インピーダンス線路、
60……電極、62……高インピーダンス線路、64…
…コンデンサ、66……コンデンサ、68……オープン
スタブ、70……コンデンサ、72……中心、74……
横軸、76……曲線、78……曲線。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振素子としてのトランジスタと、一端
    がコンデンサおよび第1のマイクロストリップ線路を介
    して前記トランジスタに接続され他端がバラクタダイオ
    ードに接続されて共振器を成す第2のマイクロストリッ
    プ線路とが半導体基板上に形成され、前記トランジスタ
    を構成する半導体の接合部容量を印加電圧により制御し
    て発振周波数を設定する電圧制御型発振器であって、 前記第2のマイクロストリップ線路の長手方向における
    ほぼ中央の箇所が、前記半導体基板上に形成された抵抗
    を介して接地されていることを特徴とする電圧制御型発
    振器。
  2. 【請求項2】 前記第2のマイクロストリップ線路と前
    記抵抗とはボンディングワイヤにより接続されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の電圧制御型発振器。
  3. 【請求項3】 前記抵抗の値は前記第2のマイクロスト
    リップ線路の特性インピーダンスの値にほぼ等しいこと
    を特徴とする請求項1記載の電圧制御型発振器。
  4. 【請求項4】 前記第2のマイクロストリップ線路は目
    的とする発振周波数においてほぼ1/2波長の電気長を
    有することを特徴とする請求項1記載の電圧制御型発振
    器。
  5. 【請求項5】 前記第1のマイクロストリップ線路の、
    前記トランジスタ側の端部における、前記第2のマイク
    ロストリップ線路を見込んだインピーダンスの虚数部
    と、前記トランジスタを見込んだ前記トランジスタ側の
    インピーダンスの虚数部との和が目的とする発振周波数
    においてほぼ零となるように、前記第1のマイクロスト
    リップ線路の長さが設定されていることを特徴とする請
    求項1記載の電圧制御型発振器。
  6. 【請求項6】 前記第2のマイクロストリップ線路の前
    記一端は前記コンデンサおよび前記第1のマイクロスト
    リップ線路を介して前記トランジスタのベースまたはゲ
    ートに接続されていることを特徴とする請求項1記載の
    電圧制御型発振器。
  7. 【請求項7】 前記トランジスタはMES型電界効果ト
    ランジスタであり、前記第2のマイクロストリップ線路
    の前記一端は前記コンデンサおよび前記第1のマイクロ
    ストリップ線路を介して前記MES型電界効果トランジ
    スタのゲートに接続され、前記半導体の接合部容量は前
    記MES型電界効果トランジスタのゲートとドレインと
    の間の容量であることを特徴とする請求項6記載の電圧
    制御型発振器。
  8. 【請求項8】 前記トランジスタはヘテロバイポーラト
    ランジスタまたは2次元電子ガストランジスタであり、
    前記第2のマイクロストリップ線路の前記一端は前記コ
    ンデンサおよび前記第1のマイクロストリップ線路を介
    して前記トランジスタのベースに接続され、前記半導体
    の接合部容量は前記トランジスタのベースとコレクタと
    の間の容量であることを特徴とする請求項6記載の電圧
    制御型発振器。
  9. 【請求項9】 前記トランジスタのコレクタは前記半導
    体基板上に形成された、帰還回路としてのショートスタ
    ブを介して接地され、エミッタは前記半導体基板上に形
    成されたオープンスタブの一端に接続されていることを
    特徴とする請求項8記載の電圧制御型発振器。
  10. 【請求項10】 前記オープンスタブの他端近傍はコン
    デンサを介して高周波出力端子に接続されていることを
    特徴とする請求項9記載の電圧制御型発振器。
  11. 【請求項11】 前記トランジスタのベースおよびエミ
    ッタにはそれぞれ前記半導体基板上に形成された高イン
    ピーダンス線路を通じてバイアス電圧が印加され、前記
    高インピーダンス線路の、ベースおよびエミッタと反対
    側の端部はともにコンデンサを介して接地されているこ
    とを特徴とする請求項9記載の電圧制御型発振器。
  12. 【請求項12】 前記バラクタダイオードの、前記第2
    のマイクロストリップ線路と反対側の端子はオープンス
    タブにより高周波的に接地されていることを特徴とする
    請求項1記載の電圧制御型発振器。
  13. 【請求項13】 前記バラクタダイオードはPN接合を
    用いて形成され、前記バラクタダイオードを成すP型半
    導体は前記第2のマイクロストリップ線路に接続され、
    前記バラクタダイオードを成すN型半導体には高インピ
    ーダンス線路を通じて正の電圧が、前記第2のマイクロ
    ストリップ線路には高インピーダンス線路を通じて負の
    電圧がそれぞれ印加されていることを特徴とする請求項
    12記載の電圧制御型発振器。
  14. 【請求項14】 前記高インピーダンス線路の、前記バ
    ラクタダイオードまたは前記第2のマイクロストリップ
    線路と反対側の端部はコンデンサにより高周波的に接地
    されていることを特徴とする請求項13記載の電圧制御
    型発振器。
  15. 【請求項15】 前記コンデンサはメタル・インシュレ
    ータ・メタル構造を有することを特徴とする請求項1、
    10、11、14のいずれかに記載の電圧制御型発振
    器。
  16. 【請求項16】 前記半導体基板は絶縁性化合物半導体
    基板であることを特徴とする請求項1記載の電圧制御型
    発振器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1296406A1 (en) * 2001-09-21 2003-03-26 Alcatel Second harmonic spurious mode suppression in half-wave resonators, with application to microwave filtering structures
JPWO2006095502A1 (ja) * 2005-03-08 2008-08-14 日本電気株式会社 電圧制御発振器および電圧制御発振器の周波数制御方法

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