JP2000174522A - アンテナ支持装置 - Google Patents

アンテナ支持装置

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JP2000174522A
JP2000174522A JP10342768A JP34276898A JP2000174522A JP 2000174522 A JP2000174522 A JP 2000174522A JP 10342768 A JP10342768 A JP 10342768A JP 34276898 A JP34276898 A JP 34276898A JP 2000174522 A JP2000174522 A JP 2000174522A
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JP
Japan
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antenna
holder
stopper
sliding spring
cylindrical body
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JP10342768A
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English (en)
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Masataka Shimabara
正隆 嶋原
Yoshitaka Izumi
由隆 泉
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Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Nippon Antenna Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダーの下端に激しくストッパーが衝突し
てもホルダーの下端が曲がったり破損したりすることを
防止する。 【解決手段】 アンテナホルダー4の軸心に沿って形成
された貫通孔内に摺動スプリング7が収納され、その下
方から摺動スプリングストッパー8が貫通孔内に嵌挿さ
れる。これにより、アンテナエレメント21が伸長され
て、その下端に固着されたアンテナストッパー25の係
止部25aがアンテナホルダー4の下端に激しく衝突し
ても、アンテナホルダー4は摺動スプリングストッパー
8により補強されているためアンテナホルダー4が曲が
ったり破損することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線機等に備
えられる携帯機器用アンテナを筐体に対して摺動自在に
保持するためのアンテナ支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯機器用アンテナは、一般にホイップ
アンテナの先端部にアンテナトップが備えられており、
携帯機器の筐体に固着されたホルダーに対して、ホイッ
プアンテナが摺動自在とされている。また、このような
携帯機器用アンテナにおいては、アンテナトップ内にヘ
リカルアンテナが収納されているものもある。このよう
な携帯機器用アンテナでは、ホイップアンテナが収納さ
れた時はヘリカルアンテナのみが携帯機器の無線器回路
に接続され、ホイップアンテナが伸長された時はホイッ
プアンテナのみが携帯機器の無線器回路に接続されるよ
うになされている。
【0003】このような携帯機器用アンテナを筐体に保
持するために、従来は図13に示すような金属製のホル
ダー104が用いられている。このホルダー104は、
携帯無線機器等の筐体に取り付けられており、このホル
ダー104の中心軸に沿って形成された貫通孔内をホイ
ップ状のアンテナエレメント121が摺動自在とされて
いる。図13(a)には、ホルダー104内をアンテナ
エレメント121が伸長されつつある状態の半断面図が
示されており、図13(b)には、ホルダー104内に
アンテナエレメント121の下端に固着されたストッパ
ー125が嵌入された状態の半断面図が示されている。
これらの図に示されているように、ホルダー104内に
は摺動スプリング107が嵌挿されており、この摺動ス
プリング107によりストッパー125がホルダー10
4に確実に保持されるようになる。この摺動スプリング
107は、ホルダー104の下端を絞ることによりホル
ダー104の貫通孔内に固着されている。これにより、
筐体が起立された状態で使用されてもアンテナエレメン
ト121は、筐体から伸長された状態で確実に保持され
るようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯無線機
器が小型化・軽量化されるにつれてアンテナ装置の軽量
化およびコストダウン化が要望されている。しかしなが
ら、図13に示すような従来のアンテナ支持装置におい
ては、ホルダーが金属製とされているため、軽量化する
ことが困難であった。また、アンテナエレメントを伸長
する際には、アンテナエレメントの下端に固着されてい
るストッパーの拡径部が、ホルダーの下端に衝突するま
で伸長されるようになる。この際に、ユーザはアンテナ
トップを摘んでアンテナエレメントを伸長するように操
作するため、ホルダーの下端に激しくストッパーが衝突
するようになる。この結果、ホルダーの下端が曲がった
り破損したりするおそれがあった。ホルダーの下端が曲
がったり破損したりすると、下端を絞ることにより摺動
スプリングが固着されていることから、摺動スプリング
を変形させる応力が印加されるようになり、アンテナエ
レメントをスムースに摺動できなくなったり、アンテナ
エレメントを保持することができなくなる。
【0005】そこで、本発明は軽量化することができる
と共に、ホルダーの下端に激しくストッパーが衝突して
もホルダーの下端が曲がったり破損したりすることを防
止することのできるアンテナ支持装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアンテナ支持装置は、先端にアンテナトッ
プを備えるホイップ状のエレメントを摺動自在に支持す
るアンテナ支持装置において、鍔部と、該鍔部から延伸
するように一体に形成された筒体部とを備え、該鍔部と
該筒体部に連通するよう貫通孔が形成されている樹脂製
のホルダー部と、前記貫通孔内に嵌挿される摺動スプリ
ングと、前記貫通孔内に下端から挿入されて前記筒体部
に固着され、前記摺動スプリングを前記貫通孔内に保持
する摺動スプリングストッパーとを備え、前記貫通孔内
を摺動自在とされたホイップ状のエレメントの下端に固
着されたアンテナストッパーの拡径された係止部が、前
記摺動スプリングストッパーの下面に衝突することによ
り、前記エレメントの伸長が規制され、この際に前記摺
動スプリング内に前記アンテナストッパーが嵌挿される
ことにより前記エレメントが伸長状態で保持されるよう
にしている。
【0007】また、前記アンテナ支持装置において、前
記樹脂製のホルダーの表面に導電体層を形成するように
してもよく、さらに、前記摺動スプリングストッパー
に、その周側面から突出する複数の係合片が形成されて
おり、この複数の係合片が前記ホルダー部の筒体部に形
成されている複数の係合孔に係合することにより、前記
摺動スプリングストッパーが前記筒体部に固着されるよ
うにしてもよい。さらにまた、前記摺動スプリングスト
ッパーが前記筒体部に固着された際に、前記摺動スプリ
ングストッパーの長さが前記筒体部の下端から下方へ突
出する長さとされていてもよい。さらにまた、前記摺動
スプリングストッパーが前記筒体部に固着された際に、
前記摺動スプリングストッパーの長さが前記筒体部の下
端から下方へ突出する長さとされていると共に、突出す
る部分の厚さが厚くされていてもよい。
【0008】このような本発明のアンテナ支持装置によ
れば、ホルダーを樹脂製としたのでこのホルダーを備え
るアンテナ支持装置を軽量化することができると共に、
コストダウン化することができる。また、ホルダーの下
端にホルダーを補強する摺動スプリングストッパーを固
着したので、アンテナエレメントが伸長された際に、そ
の下端に固着されたアンテナストッパーが摺動スプリン
グストッパーに衝突するようになり、ホルダーが曲がっ
たり破損したりすることを防止することができる。さら
に、摺動スプリングストッパーの下端をホルダーより下
方に突出させたり、その厚さを厚くすることにより、よ
りホルダーを補強することができ衝突力に耐えることが
できるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のアンテナ支持装置の実施
の形態の説明の前に、本発明のアンテナ支持装置が使用
される携帯無線機の説明を図1および図2を参照しなが
ら行う。図1は、携帯電話機等の携帯無線機の外観を示
す図であり、無線機筐体1に備えられたアンテナ装置2
が伸長されている状態が示されている。なお、アンテナ
装置2は図示されていないアンテナ支持装置により無線
機筐体1に摺動自在に支持されている。この図に示すよ
うに、無線機筐体1には各種情報が表示される表示部1
aと、数値情報や文字情報を入力するための操作ボタン
1bが複数設けられている。また、携帯無線機に電源を
供給するバッテリー3が無線機筐体1の背面に固着され
ている。
【0010】図2には図1に示す携帯無線機の内部構成
を示す図であり、無線機筐体1を半截して示している。
図2に示すように、アンテナ装置2にはホイップ状のア
ンテナエレメント21と、その先端に設けられたアンテ
ナトップ22が備えられており、アンテナエレメント2
1の下端には金属製のアンテナストッパー25が固着さ
れている。このアンテナストッパー25はアンテナ支持
装置を構成している樹脂製のアンテナホルダー4内に嵌
挿されて弾性的に支持されている。このアンテナホルダ
ー4は樹脂製の無線機筐体1の上面から突出するよう一
体に形成されているリング状鍔部1c内に固着されてい
る金属製のアンテナホルダーナット5に螺着されてい
る。これにより、アンテナホルダー4が無線機筐体1に
固着される。
【0011】また、アンテナホルダーナット5には弾性
を有する金属製のU字状接触端子6の一端が接触されて
おり、その他端は回路基板11の一面に形成されている
給電ランド14にハンダ付け等により固定されている。
この回路基板11は無線機筐体1内に収納されており、
給電ランド14には分布定数回路からなる整合回路を伴
っている伝送線路12が接続されている。この伝送線路
12の他端は無線機回路13に接続されており、これに
よりアンテナエレメント21がアンテナストッパー2
5,アンテナホルダー4,アンテナホルダーナット5,
U字状接触端子6,給電ランド14,伝送線路12を介
して無線機回路13に接続される。なお、アンテナホル
ダー4の全表面には導電体層が形成されている。この導
電体層を設ける手法としては、電解メッキ、スパッタリ
ング、イオンプレーティング、真空蒸着、印刷等があ
る。
【0012】また、アンテナホルダー4の表面に導電体
層を設けない場合には、アンテナストッパー25をアン
テナホルダー4内に弾性的に保持する図示しない金属製
の摺動スプリングと、アンテナホルダーナット5とが容
量結合することにより、アンテナエレメント21がアン
テナホルダーナット5に電気的に接続される。ここで、
アンテナホルダー4を無線機筐体1に固着する取付構成
の詳細を図3(a)に示す。無線機筐体1には円筒状の
リング状鍔部1cが形成されており、このリング状鍔部
1c内にアンテナホルダーナット5が固着されており、
このアンテナホルダーナット5にアンテナホルダー4が
螺着されている。このアンテナホルダー4内にはアンテ
ナエレメント21の下端に固着されたアンテナストッパ
ー25が弾性的に支持されている。
【0013】さらに、アンテナエレメント21の先端に
はアンテナトップ22が形成されているが、このアンテ
ナトップ22内にはヘリカルアンテナエレメントを収納
してもよい。この際のアンテナトップの構成を図3
(b)に示す。この図に示すようにアンテナトップ22
は比較的長く形成されており、この中にヘリカルアンテ
ナエレメントが収納されている。このヘリカルアンテナ
エレメントは、アンテナトップ22から下方へ導出され
ている金属製のトッププラグ23に電気的に接続されて
いる。また、ジョイント部24はアンテナエレメント2
1の先端とアンテナトップ22とを電気的に絶縁して機
械的に一体になるよう固着している。これにより、ホイ
ップ状のアンテナエレメント21とヘリカルアンテナエ
レメントとが一軸上に配置された単一のアンテナ装置2
とされる。なお、ヘリカルアンテナエレメントは、アン
テナ装置2を収納した際にトッププラグ23がアンテナ
ホルダー4内に挿入されることにより、無線機回路13
に接続されるようになる。また、アンテナトップ22は
図3(a)に示すようにヘリカルアンテナエレメントを
備えていなくともよく、この場合には図3(b)に示す
ように樹脂のみから形成されるアンテナトップ22とさ
れてもよい。
【0014】次に、アンテナ装置2と本発明のアンテナ
支持装置との取付関係を示す構成を図4に示す。アンテ
ナ装置2は組み立てられる際にアンテナエレメント21
に、アンテナ支持装置を構成するアンテナホルダー4,
摺動スプリング7,摺動スプリングストッパー8が挿通
された後、アンテナエレメント21の下端にアンテナス
トッパー25が固着される。ただし、アンテナホルダー
4には予め摺動スプリング7が嵌挿された後、下端にア
ンテナホルダー4を補強する摺動スプリングストッパー
8が固着されてアンテナ支持装置は組み立てられてい
る。また、アンテナストッパー25の下部には拡径され
た係止部25aが形成されている。この係止部25a
は、アンテナ装置2が上端まで伸長された際に、摺動ス
プリングストッパー8の下面に衝突して、それ以上アン
テナエレメント21が伸長されることを規制している。
この状態の詳細が図5に示されている。図5に示すよう
に、アンテナストッパー25の係止部25aが衝突する
摺動スプリングストッパー8は、アンテナホルダー4の
下端から嵌入されている。この際に、摺動スプリングス
トッパー8の周側面から突出されている係合片が、アン
テナホルダー4の下部に形成された係合孔に係合されて
固着されるようになる。この摺動スプリングストッパー
8に係止部25aが直接衝突するようになるため、アン
テナホルダー4の下端が破損されないように保護するこ
とができる。すなわち、アンテナホルダー4の下端は摺
動スプリングストッパー8により補強されることにな
る。
【0015】次に、本発明のアンテナ支持装置の実施の
形態の構成を図6および図7に示す。図6は、本発明の
アンテナ支持装置の平面図であり、樹脂製の一体成形品
とされているアンテナホルダー4は上部に幅広の鍔部4
aが形成され、この鍔部4aの下面から下方へ筒体部が
延伸されている。この筒体部の上半部の周側面にネジ部
4bが形成され、下半部は延伸部4cとされその下部に
係合孔4dが2つ形成されている。鍔部4aと筒体部に
は、その軸心に沿って貫通孔が形成されている。このア
ンテナ支持装置の上面図を図7(a)に、図7(a)に
示すアンテナ支持装置のB−B線で切断した断面図を図
7(b)に、図6に示すアンテナ支持装置のA−A線で
切断した断面図を図7(c)に示す。これらの図に示す
ように鍔部4aと、アンテナホルダー4の軸心に沿って
形成された貫通孔内に嵌挿されている摺動スプリング7
が、貫通孔内に臨んでいるのがわかる。
【0016】さらに、これらの図に示すように、アンテ
ナホルダー4の軸心に沿って形成されている貫通孔内に
摺動スプリング7が嵌挿される。この際に、貫通孔内の
上部に形成されている段部に摺動スプリング7の上端が
当接するように、摺動スプリング7は嵌挿される。そし
て、この摺動スプリング7の下からアンテナホルダー4
を補強する摺動スプリングストッパー8が貫通孔内の下
部の段部に、その上端が当接するように嵌挿される。こ
の際に、摺動スプリングストッパー8の周側面に形成さ
れている2つの係合片8aが、延伸部4cの下部に形成
されている係合孔4dに係合される。これにより、摺動
スプリングストッパー8の上面が摺動スプリング7の下
端を押圧するよう当接されて、摺動スプリング7が確実
に貫通孔内に固着される。
【0017】次に、本発明のアンテナ支持装置を構成す
る各部の詳細を図8ないし図10に示す。ただし、図8
にはアンテナホルダー4の構成を示し、図9には摺動ス
プリング7の構成を示し、図10には摺動スプリングス
トッパー8の構成を示している。図8(a)はアンテナ
ホルダー4の正面図、同図(b)はその上面図、同図
(c)はそのB−B線で切断した断面図、同図(d)は
そのA−A線で切断した断面図である。これらの図に示
すように、上部に幅広の鍔部4aが形成され、この鍔部
4aの下面から下方へ筒体部が延伸されている。この筒
体部の上半部の周側面にネジ部4bが形成され、下半部
は延伸部4cとされその下部に係合孔4dが2つ形成さ
れている。鍔部4aから延伸部4cまでに、その軸心に
沿った貫通孔が形成され、貫通孔の上部と下部にそれぞ
れ段部が形成されている。
【0018】このアンテナホルダー4は、樹脂を一体成
形することにより作成されているため、軽量であると共
に着色を自由に行えるようになる。したがって、無線機
筐体1の色とほぼ同色、あるいは任意に選択できる色の
アンテナホルダー4とすることができ、デザイン的にも
好適となる。また、アンテナホルダー4の全表面に導電
体層を形成すると、アンテナストッパー25およびアン
テナホルダーナット5と直接電気的に接続することがで
きる。これにより、アンテナエレメント21がアンテナ
ホルダーナット5に電気的に接続される。この導電体層
を設ける手法としては、前記したように電解メッキ、ス
パッタリング、イオンプレーティング、真空蒸着、印刷
等のいずれを採用してもよい。また、アンテナホルダー
4の表面に導電体層を設けない場合には、アンテナスト
ッパー25をアンテナホルダー4内に弾性的に保持する
金属製の摺動スプリング7と、アンテナホルダーナット
5とが容量結合することにより、アンテナエレメント2
1がアンテナホルダーナット5に電気的に接続される。
この容量結合による接続は、直接接続に比して電気的特
性の差はない。
【0019】図9(a)は摺動スプリング7の正面図、
同図(b)はその上面図、同図(c)はそのB−B線で
切断した断面図、同図(d)はそのA−A線で切断した
断面図である。これらの図に示すように、摺動スプリン
グ7はリン青銅等の弾性を有する金属製とされ、内方に
湾曲された複数のスプリング片7bと、この複数のスプ
リング片7bの上端と下端とをそれぞれ連結するリング
状の連結部7aとから構成される。図示する例では、ス
プリング片7bは4片とされているが、この数に限られ
るものではない。
【0020】図10(a)はアンテナホルダー4を補強
する摺動スプリングストッパー8の正面図、同図(b)
はその上面図、同図(c)はそのA−A線で切断した断
面図である。これらの図に示すように、摺動スプリング
ストッパー8は円筒状とされ、円筒部8bとその周側面
から突出するよう形成された2つの係合片8aから構成
されている。係合片8aは円弧状に突出されており、図
示する例では2つとされているが、その数は2つに限ら
れるものではない。この摺動スプリングストッパー8
は、樹脂製としても、金属製としてもよいが、樹脂製と
すれば本発明のアンテナ支持装置をより軽量化すること
ができる。
【0021】次に、本発明のアンテナ支持装置の他の例
を図11(a)に、さらに他の例を図11(b)に示
す。前記した図6ないし図7に示すアンテナ支持装置
は、摺動スプリングストッパー8をアンテナホルダー4
に嵌挿して固着した際に、摺動スプリングストッパー8
の下端面はアンテナホルダー4の下端面と略同一とされ
ているが、図11(a)に示す本発明の他のアンテナ支
持装置においては、摺動スプリングストッパー8の長さ
が長くされており、摺動スプリングストッパー8をアン
テナホルダー4に嵌挿して固着した際に、摺動スプリン
グストッパー8の下部8cはアンテナホルダー4の下端
より下方に突出する。これにより、アンテナエレメント
21を伸長した際に、アンテナストッパー25の係止部
25aは摺動スプリングストッパー8の下面にのみ衝突
するようになるため、アンテナホルダー4にその衝撃力
が直接伝達されずアンテナホルダー4に無理な力が印加
されることをより防止することができる。これにより、
アンテナエレメント21の引っ張り強度を向上すること
ができる。
【0022】また、図11(b)に示す本発明のさらに
他のアンテナ支持装置においては、摺動スプリングスト
ッパー8の長さが長くされていると共に、下部の厚さが
厚くされており、摺動スプリングストッパー8をアンテ
ナホルダー4に嵌挿して固着した際に、摺動スプリング
ストッパー8の下部8cはアンテナホルダー4の下端よ
り下方に突出する。この突出した下部8cの厚さが厚く
されており、これにより、アンテナエレメント21を伸
長して、アンテナストッパー25の係止部25aが摺動
スプリングストッパー8の下面に衝突した際の衝撃力が
大きくても、その衝撃力に十分耐えることができるよう
になる。すなわち、アンテナエレメント21の引っ張り
強度をより向上することができる。
【0023】次に、本発明のアンテナ支持装置における
アンテナホルダー4をアンテナホルダーナット5に固着
する構成の他の例を図12に示す。図12(a)に示す
アンテナホルダー4は、その周側部から2本の棒状の突
出部4eが突出されている。そして、アンテナホルダー
4をアンテナホルダーナット5に取り付ける際には、こ
の2本の突出部4eをアンテナホルダーナット5の周側
部に形成されているスリット5a内にそれぞれ嵌入して
スリット5aに沿って下方に移動させていく。これによ
り、図12(b)に示すようにアンテナホルダー4をア
ンテナホルダーナット5に固着することができる。な
お、図示する例では突出部4eの先端がアンテナホルダ
ーナット5の周側面から突出しているが、アンテナホル
ダーナット5が無線機筐体1のリング状鍔部1c内に埋
め込まれるよう固着される場合には、突出部4eの長さ
を短くするかあるいはアンテナホルダーナット5の厚さ
を厚くして突出部4eの先端がアンテナホルダーナット
5の周側面から突出しないようにする。
【0024】以上説明した本発明のアンテナ支持装置
は、携帯無線機に好適なアンテナ支持装置であり、携帯
無線機には携帯電話機も含まれる。そして、携帯電話機
に適用された場合には、前記図3(b)に示すヘリカル
アンテナエレメントが収納されているアンテナトップ2
2がホイップ状のアンテナエレメント21の先端に設け
られる。これにより、待ち受け時にはアンテナ装置2が
無線機筐体1内に収納されるが、アンテナトップ22が
無線機筐体1から突出するので、収納されているヘリカ
ルアンテナエレメントが動作状態となる。このように、
ヘリカルアンテナエレメントはアンテナ装置2が収納状
態とされたときに能動状態となるので、待ち受け時に使
用されると共に、近距離通話の場合に使用できる。ま
た、遠距離通話する場合にはアンテナ装置2を伸長させ
てアンテナエレメント21を使用する。
【0025】
【発明の効果】本発明のアンテナ支持装置は以上のよう
に構成されているので、アンテナホルダーを樹脂製とし
たのでこのアンテナホルダーを備えるアンテナ支持装置
を軽量化することができると共に、コストダウン化する
ことができる。また、色の付いた樹脂とすることによ
り、アンテナホルダーを自由に着色することができる。
また、アンテナホルダーの下端にアンテナホルダーを補
強する摺動スプリングストッパーを固着したので、アン
テナエレメントが伸長された際に、その下端に固着され
たアンテナストッパーが摺動スプリングストッパーに衝
突するようになり、ホルダーが曲がったり破損したりす
ることを防止することができる。さらに、摺動スプリン
グストッパーの下端をホルダーより下方に突出させた
り、その厚さを厚くすることにより、より衝突力に耐え
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ支持装置が使用される携帯無
線機の外観を示す図である。
【図2】本発明のアンテナ支持装置が使用される携帯無
線機の内部構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のアンテナ支持装置におけ
るアンテナホルダーの無線機筐体への取付構成、およ
び、アンテナトップの外観を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態のアンテナ支持装置とアン
テナ装置との取付関係を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態のアンテナ支持装置におい
て、アンテナエレメントが伸長された状態の構成を示す
図である。
【図6】本発明の実施の形態のアンテナ支持装置の構成
を示す平面図である。
【図7】本発明の実施の形態のアンテナ支持装置の構成
を示す上面図、断面図である。
【図8】本発明の実施の形態のアンテナ支持装置におけ
るアンテナホルダーの構成を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態のアンテナ支持装置におけ
る摺動スプリングの構成を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態のアンテナ支持装置にお
ける摺動スプリングストッパーの構成を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態のアンテナ支持装置にお
ける他の例の構成、および、さらに他の例の構成を示す
図である。
【図12】本発明の実施の形態のアンテナ支持装置にお
けるアンテナホルダーをアンテナホルダーナットに固着
する他の例の構成を示す図である。
【図13】従来のアンテナ支持装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 無線機筐体 1a 表示部 1b 操作ボタン 1c リング状鍔部 2 アンテナ装置 3 バッテリー 4,104 アンテナホルダー 4a 鍔部 4b ネジ部 4c 延伸部 4d 係合孔 4e 突出部 5 アンテナホルダーナット 5a スリット 6 U字状接触端子 7,107 摺動スプリング 7a 連結部 7b スプリング片 8 摺動スプリングストッパー 8a 係合片 8b 円筒部 8c 下部 11 回路基板 12 伝送線路 13 無線機回路 14 給電ランド 21,121 アンテナエレメント 22 アンテナトップ 23 トッププラグ 24 ジョイント部 25,125 アンテナストッパー 25a 係止部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にアンテナトップを備えるホイップ
    状のエレメントを摺動自在に支持するアンテナ支持装置
    において、 鍔部と、該鍔部から延伸するように一体に形成された筒
    体部とを備え、該鍔部と該筒体部に連通するよう貫通孔
    が形成されている樹脂製のホルダー部と、 前記貫通孔内に嵌挿される摺動スプリングと、 前記貫通孔内に下端から挿入されて前記筒体部に固着さ
    れ、前記摺動スプリングを前記貫通孔内に保持する摺動
    スプリングストッパーとを備え、 前記貫通孔内を摺動自在とされたホイップ状のエレメン
    トの下端に固着されたアンテナストッパーの拡径された
    係止部が、前記摺動スプリングストッパーの下面に衝突
    することにより、前記エレメントの伸長が規制され、こ
    の際に前記摺動スプリング内に前記アンテナストッパー
    が嵌挿されることにより前記エレメントが伸長状態で保
    持されるようにしたことを特徴とするアンテナ支持装
    置。
  2. 【請求項2】 前記樹脂製のホルダーの表面に導電体層
    が形成されていることを特徴とする請求項1記載のアン
    テナ支持装置。
  3. 【請求項3】 前記摺動スプリングストッパーに、その
    周側面から突出する複数の係合片が形成されており、こ
    の複数の係合片が前記ホルダー部の筒体部に形成されて
    いる複数の係合孔に係合することにより、前記摺動スプ
    リングストッパーが前記筒体部に固着されることを特徴
    とする請求項1記載のアンテナ支持装置。
  4. 【請求項4】 前記摺動スプリングストッパーが前記筒
    体部に固着された際に、前記摺動スプリングストッパー
    の長さが前記筒体部の下端から下方へ突出する長さとさ
    れていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ支持
    装置。
  5. 【請求項5】 前記摺動スプリングストッパーが前記筒
    体部に固着された際に、前記摺動スプリングストッパー
    の長さが前記筒体部の下端から下方へ突出する長さとさ
    れていると共に、突出する部分の厚さが厚くされている
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ支持装置。
JP10342768A 1998-12-02 1998-12-02 アンテナ支持装置 Withdrawn JP2000174522A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101311734B1 (ko) 2012-04-04 2013-09-26 주식회사 와이에스테크 안테나용 스프링 및 이를 포함하는 안테나

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