JP2000174120A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000174120A
JP2000174120A JP10345175A JP34517598A JP2000174120A JP 2000174120 A JP2000174120 A JP 2000174120A JP 10345175 A JP10345175 A JP 10345175A JP 34517598 A JP34517598 A JP 34517598A JP 2000174120 A JP2000174120 A JP 2000174120A
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film
interlayer insulating
contact hole
forming
resist film
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JP10345175A
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Shoji Okuda
章二 奥田
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低誘電率の絶縁材料を用いても、コンタクト
ホール内を再現性良く導電性プラグで埋め込むことが可
能な半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板の表面上に層間絶縁膜を形成
する。層間絶縁膜の表面上に、開口を有するレジスト膜
を形成する。レジスト膜をマスクとし、該レジスト膜の
開口下の層間絶縁膜をエッチングし、コンタクトホール
を形成する。コンタクトホールの内面上及びレジスト膜
の表面上に、接着層を形成する。接着層の表面上に導電
膜を形成するとともに、開口及びコンタクトホール内を
該導電膜で埋め込む。コンタクトホール内に接着層と導
電膜との一部からなる導電性プラグが残るように、層間
絶縁膜上のレジスト膜、接着層、及び導電膜を除去す
る。層間絶縁膜の表面上に、コンタクトホール内に残っ
た導電性プラグに接続された配線を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特にコンタクトホール内を埋め込む導電性
プラグを有する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の導電性プラグの形成は、通常、下
記の方法で行われていた。
【0003】まず、層間絶縁膜上に、開口を有するレジ
スト膜を形成する。このレジスト膜をマスクとして層間
絶縁膜をエッチングし、コンタクトホールを形成する。
その後、レジスト膜を除去する。レジスト膜の除去は、
酸素プラズマ中でアッシングすることにより行う。
【0004】コンタクトホールの内面及びレジスト膜の
表面上に、TiN等からなる接着層を形成する。接着層
の表面上にタングステン膜を堆積するとともに、コンタ
クトホール内をタングステンで埋め込む。タングステン
膜と接着層とを化学機械研磨(CMP)により除去し、
コンタクトホール内にのみ接着層とタングステン膜を残
す。このようにして、接着層とタングステン部分からな
る導電性プラグが形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体集積回路
装置の高速化を図るために、層間絶縁膜の材料として誘
電率の小さな絶縁材料が注目されている。例えば、フッ
素ドープの酸化シリコン(SiOF)、水素シルセスキ
オキサン(HSQ)等が注目されている。本願発明者
は、このような低誘電率の絶縁材料を用い、従来の方法
により導電性プラグを形成すると、再現性良くコンタク
トホール内を埋め込むことが困難であることを見出し
た。
【0006】本発明の目的は、低誘電率の絶縁材料を用
いても、コンタクトホール内を再現性良く導電性プラグ
で埋め込むことが可能な半導体装置の製造方法を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点による
と、半導体基板の表面上に層間絶縁膜を形成する工程
と、前記層間絶縁膜の表面上に、開口を有するレジスト
膜を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとし、該
レジスト膜の開口下の前記層間絶縁膜をエッチングし、
コンタクトホールを形成する工程と、前記コンタクトホ
ールの内面上及び前記レジスト膜の表面上に、接着層を
形成する工程と、前記接着層の表面上に導電膜を形成す
るとともに、前記開口及びコンタクトホール内を該導電
膜で埋め込む工程と、前記コンタクトホール内に前記接
着層と導電膜との一部からなる導電性プラグが残るよう
に、前記層間絶縁膜上の前記レジスト膜、前記接着層、
及び前記導電膜を除去する工程と、前記層間絶縁膜の表
面上に、前記コンタクトホール内に残った導電性プラグ
に接続された配線を形成する工程とを有する半導体装置
の製造方法が提供される。
【0008】コンタクトホールを形成した後、酸素プラ
ズマを用いたアッシングによりレジスト膜を除去するこ
となく、コンタクトホールの内面を接着層で覆う。この
ため、層間絶縁膜がコンタクトホールの内周面において
酸素プラズマに晒されることがない。層間絶縁膜の変質
を防止することができ、コンタクトホール内を導電性プ
ラグで再現性良く埋め込むことができる。
【0009】本発明の他の観点によると、半導体基板の
表面上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜
の表面上に、該層間絶縁膜とはエッチング耐性の異なる
材料からなるエッチング停止層を形成する工程と、前記
エッチング停止層の表面上に、開口を有するレジスト膜
を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとし、該レ
ジスト膜の開口下の前記エッチング停止層をエッチング
する工程と、前記エッチング停止層のエッチング速度よ
りも前記レジスト膜及び前記層間絶縁膜のエッチング速
度の方が速い条件で、前記レジスト膜及び該レジスト膜
の前記開口下の前記層間絶縁膜をエッチングし、該層間
絶縁膜を貫通するコンタクトホールを形成するとともに
前記レジスト膜を除去する工程と、前記コンタクトホー
ル内を導電性プラグで埋め込む工程と、前記層間絶縁膜
の上に、前記導電性プラグに接続された配線を形成する
工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
【0010】コンタクトホールの形成とレジスト膜の除
去とを同時に行う。レジスト膜を酸素プラズマでアッシ
ングしないため、コンタクトホールの内周面に露出した
層間絶縁膜の変質を防止できる。このため、コンタクト
ホール内を導電性プラグで再現性良く埋め込むことがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を説明する前に、
低誘電率の絶縁材料を用いた場合に、再現性良く導電性
プラグを形成することができない原因について説明す
る。本願発明者の行った実験によると、層間絶縁膜とし
てSiOFやHSQを用いると、コンタクトホール内面
にTiNからなる接着層を形成する時やコンタクトホー
ル内をタングステンで埋め込む時に、これらの膜が異常
成長することがわかった。本願発明者は、レジスト膜の
アッシング時に層間絶縁膜が酸素プラズマに晒されるこ
とにより、変質しまたは吸湿し易くなっているためと考
えられる。以下に説明する実施例においては、層間絶縁
膜が酸素プラズマに晒されることを防止することができ
る。
【0012】図1及び図2を参照して、本発明の第1の
実施例による半導体装置の製造方法について説明する。
図1及び図2の各図は、コンタクトホール部分の断面図
である。
【0013】図1(A)に示すように、シリコン基板1
の表面上にフィールド酸化膜2が形成され、フィールド
酸化膜2によって活性領域が画定されている。この活性
領域内の基板表面層に、不純物拡散領域3が形成されて
いる。不純物拡散領域3は、例えばMISFETのソー
ス領域またはドレイン領域である。
【0014】フィールド酸化膜2及び不純物拡散領域3
の表面上に、SiO2 膜4A、SiOF膜4B、及びS
iO2 膜4Cがこの順番に積層され、これら3層からな
る層間絶縁膜4が形成されている。SiO2 膜4A及び
4Cは、例えば原料ガスとしてSiH4 とO2 を用い、
プラズマ励起型化学気相成長(CVD)により形成され
る。SiOF膜4Bは、例えば誘導結合型プラズマCV
D装置による高密度プラズマを用い、原料ガスとしてS
iF4 とSiH4 とO2 を用いて形成される。
【0015】図1(B)に示すように、層間絶縁膜4の
上に、フォトレジスト膜5を形成する。レジスト膜5
の、不純物拡散領域3に対応する位置に、開口6を形成
する。レジスト膜5をマスクとし、層間絶縁膜4をエッ
チングする。層間絶縁膜4のエッチングは、例えばCH
3 、CF4 、Ar及びN2 の混合ガスを用いた反応性
イオンエッチング(RIE)により行う。エッチング条
件は、圧力500mTorr、印加RF電力800W、
CHF3 ガス流量13sccm、CF4 ガス流量20s
ccm、Arガス流量426sccm、N2 ガス流量1
0sccmである。開口6に対応する位置にコンタクト
ホール7が形成され、その底面に不純物拡散領域3が露
出する。
【0016】コンタクトホール7を形成した後、温度1
80〜250℃で熱処理を行うことにより、レジスト膜
5を焼結する。
【0017】図1(B)は、レジスト膜5を焼結した後
の状態を示す。焼結されることによりレジスト膜5が変
形するが、既にコンタクトホール7を形成した後である
ため、コンタクトホール7の形状に影響を及ぼすことは
ない。
【0018】図1(C)に示すように、コンタクトホー
ル7及び開口6の内面、及びレジスト膜5の表面を覆う
ように、TiNからなる接着層10を形成する。接着層
10の形成は、例えばTiターゲット及びArとN2
の混合ガスを用いた反応性スパッタリングにより行う。
接着層10の表面上に、タングステン(W)膜11を形
成する。W膜11は、コンタクトホール7及び開口6内
を埋め込む。W膜11の形成は、WF6 を用い、基板温
度400〜460℃の条件で、CVDにより行う。接着
層10は、W膜11の剥離を防止する。
【0019】図2(A)までの工程について説明する。
コンタクトホール7内にのみ接着層10とW膜11が残
るように、層間絶縁膜4の上のW膜11、接着層10、
及びレジスト膜5をCMPにより除去する。レジスト膜
5が焼結されて固くなっているため、研磨布の目詰まり
を起こすことなく研磨を行うことができる。コンタクト
ホール7の内部に、接着層10とW膜11からなる導電
性プラグ15が残る。
【0020】層間絶縁膜4の上に、導電性プラグ15に
接続された配線16を形成する。配線16は、下層から
順番にTiN層、Cu含有Al層、Ti層、及びTiN
層を積層した後、この積層構造をパターニングすること
により形成される。最も下のTiN層はバリアメタル層
であり、最も上のTiN層は反射防止膜である。Ti層
は、Cu含有Al層とTiN層との接触抵抗を低減す
る。
【0021】図2(B)に示すように、層間絶縁膜4の
上に、配線16と同時に他の配線17を形成する。配線
16及び17を覆うように、層間絶縁膜4の上に層間絶
縁膜20を形成する。層間絶縁膜20は、層間絶縁膜4
と同様に、SiO2 膜20A、SiOF膜20B、及び
SiO2 膜20Cの3層構造を有する。
【0022】層間絶縁膜20に、配線17の上面の一部
を露出させるコンタクトホール21を形成する。コンタ
クトホール21内を導電性プラグ22で埋め込む。層間
絶縁膜20の上に、導電性プラグ22に接続された配線
23を形成する。コンタクトホール21、導電性プラグ
22、及び配線23の形成は、それぞれコンタクトホー
ル7、導電性プラグ15、及び配線16の形成と同様の
方法で行われる。
【0023】上記第1の実施例では、図1(B)におい
てコンタクトホール7が形成された後、レジスト膜5を
アッシング除去することなく、接着層10を形成する。
このため、コンタクトホール7の内面が、レジスト膜の
アッシング雰囲気に晒されない。これにより、コンタク
トホール7の内面を画定するSiOF膜4Bの変質を防
止することができる。SiOF膜4Bの変質防止によ
り、接着層10及びW膜11の異常成長を防止すること
ができ、再現性良くコンタクトホール7内を導電性プラ
グ15で埋め込むことができる。同様に、コンタクトホ
ール21内を、再現性良く導電性プラグ22で埋め込む
ことができる。
【0024】上記第1の実施例では、図1(B)の工程
においてコンタクトホール7を形成した後、レジスト膜
5を焼結させたが、焼結の代わりに、紫外線照射による
キュアまたは真空中でのキュア等を行ってもよい。紫外
線キュアまたは真空キュアによっても、レジスト膜5を
固くすることができ、CMP時の研磨布の目詰まりを防
止することができる。なお、接着層10及びW膜11の
成長温度が、レジスト膜5を焼結させるのに十分高い温
度である場合には、接着層10の成膜前にレジスト膜5
の焼結を行わなくてもよい。また、CMP時の研磨布及
びスラリ−等を適切に選択すれば、レジスト膜5の焼結
を行わない場合であっても、研磨布の目詰まりを生じさ
せることなくCMPを行うことができる。
【0025】上記第1の実施例では、層間絶縁膜4の中
層をSiOF膜4Bで形成する場合を説明した。SiO
F膜4Bの代わりに、他の低誘電率材料、例えばHSQ
を使用する場合にも、第1の実施例の場合と同様の効果
が得られるであろう。
【0026】また、上記第1の実施例では、層間絶縁膜
4を、SiO2 膜4A、SiOF膜4B及びSiO2
4Cの3層構造とした場合について説明したが、層間絶
縁膜4をSiOF膜のみで構成してもよい。この場合、
レジスト膜を除去した後の図2(A)に示す状態のと
き、SiOF膜の上面が露出する。しかし、既にコンタ
クトホール7内が導電性プラグ15で埋め込まれている
ため、SiOF膜の露出は、コンタクトホール7内の埋
め込みの再現性低下の要因にはならない。
【0027】次に、図3を参照して、第2の実施例によ
る半導体装置の製造方法について説明する。
【0028】図3(A)の状態までの工程について説明
する。第1の実施例の図1(B)に示す状態までと同様
の工程を経て、コンタクトホール7を形成する。開口6
とコンタクトホール7の内面、及びレジスト膜5の表面
を覆うように、SiO2 からなる被覆膜25を形成す
る。被覆膜25の形成は、例えば、SiH4 とO2 を用
いたプラズマ励起型CVDにより、基板温度が室温から
400℃の範囲となる条件で行う。
【0029】図3(B)に示すように、被覆膜25を異
方性エッチングし、コンタクトホール7及び開口6の内
周面上にのみ被覆膜25を残す。Arイオンを用いたミ
リングにより、コンタクトホール7の底面に露出してい
る不純物拡散領域3の表面を薄く削る。その後、第1の
実施例の図1(C)から図2(B)までの工程と同様の
工程を経て、導電性プラグ15及び配線16を形成す
る。
【0030】図3(C)は、配線16を形成した後の状
態を示す。コンタクトホール7の内周面と導電性プラグ
15との間に、被覆膜25の一部が残っている。その他
の構成は、図2(A)に示す第1の実施例の場合と同様
である。
【0031】第2の実施例では、図3(B)に示す工程
で、開口6の内周面を被覆膜25で覆い、レジスト膜5
からの脱ガスを抑制しつつ不純物拡散領域3の表面を削
っている。これにより、導電性プラグ15と不純物拡散
領域3との接触抵抗を低減することができる。
【0032】次に、図4を参照して、第3の実施例につ
いて説明する。第3の実施例では、下層配線と上層配線
との接続を行う導電性プラグの形成を例にとって説明す
るが、図2(B)に示す導電性プラグ15と同様に、シ
リコン基板表面の不純物拡散領域とその上の配線とを接
続する導電性プラグの形成にも適用可能である。
【0033】図4(A)に示すように、層間絶縁膜30
の上に下層配線31が形成されている。下層配線31
は、TiN膜、Cu含有Al膜、Ti膜、及びTiN膜
からなる4層構造を有する。下層配線31を覆うよう
に、層間絶縁膜30の上に層間絶縁膜32を形成する。
層間絶縁膜32は、例えばSiOF、HSQ等の低誘電
率絶縁材料により形成される。
【0034】層間絶縁膜32の上に、SiNからなるエ
ッチング停止層33を形成する。エッチング停止層33
は、例えばプラズマ励起型CVDにより形成される。エ
ッチング停止層33の上に、フォトレジスト膜34を形
成する。レジスト膜34に、開口35を形成する。開口
35は、下層は緯線31の上方に位置する。
【0035】レジスト膜34をマスクとしてエッチング
停止層33をエッチングし、開口36を形成する。
【0036】図4(B)に示すように、レジスト膜34
及び層間絶縁膜32を、CHF3 、CF4 、Ar、及び
2 を用いたRIEによりエッチングする。エッチング
条件は、例えば圧力1000mTorr、印加RF電力
900W、CHF3 ガス流量13sccm、CF4 ガス
流量20sccm、Arガス流量426sccm、及び
2 ガス流量10sccmである。この条件では、レジ
スト膜に対するSiOF膜のエッチング速度の比が約2
〜3である。
【0037】このようにエッチング選択比が小さいた
め、レジスト膜34と層間絶縁膜32とを、同時にエッ
チングすることができる。なお、このエッチング条件で
は、SiN膜はほとんどエッチングされないため、エッ
チング停止層33が層間絶縁膜32のエッチングマスク
として働く。従って、開口36に対応してコンタクトホ
ール37が形成される。
【0038】図4(C)に示すように、コンタクトホー
ル37内に導電性プラグ38を埋め込む。導電性プラグ
38の形成は、第1の実施例の図1(C)及び図2
(A)の工程で行った導電性プラグ15の形成と同様の
方法で行う。
【0039】エッチング停止層33の上に、導電性プラ
グ38に接続された上層配線39を形成する。上層配線
39の形成は、第1の実施例の図2(A)に示す配線1
6の形成と同様の方法で行う。
【0040】第3の実施例では、図4(A)の状態の
後、レジスト膜34をアッシングにより除去するのでは
なく、層間絶縁膜32のエッチングと同時に除去してい
る。このため、層間絶縁膜32が、アッシング時の酸素
プラズマに晒されることがない。コンタクトホール37
の内周面に露出した層間絶縁膜32の変質が防止され、
コンタクトホール37内を再現性良く導電性プラグ38
で埋め込むことができる。また、コンタクトホール37
の形成とレジスト膜34の除去を同時に行うため、工程
数を削減することができ、生産コストの低減を図ること
が可能になる。
【0041】上記第3の実施例では、エッチング停止層
33をSiNで形成した場合を説明したが、層間絶縁膜
32とエッチング耐性の異なる他の材料で形成してもよ
い。例えばSiON等で形成してもよい。図4(B)に
示すコンタクトホール37を形成した後、導電性プラグ
38の形成前に、Arイオンを用いたミリングを行って
もよい。このミリングにより、コンタクトホール37の
底面に露出した下層配線31の表面が薄く削られ、下層
配線31と導電性プラグ38との接触抵抗を低減するこ
とができる。さらに、このミリングによりエッチング停
止層33を除去してもよい。エッチング停止層33を除
去することにより、配線間の寄生容量を低減することが
できる。
【0042】上記実施例では、層間絶縁膜としてSiO
F、またはHSQを用いた場合を説明したが、その他の
有機系、無機系のスピンオングラス(SOG)材料を用
いる場合にも、同様の効果が期待できる。また、フルオ
ロカーボン、フッ素アモルファスカーボン、フッ素樹脂
を用いる場合にも効果が期待できる。
【0043】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
層間絶縁膜が、レジスト膜のアッシング時の酸素プラズ
マに晒されない。このため、層間絶縁膜の変質を防止す
ることができ、この層間絶縁膜に形成したコンタクトホ
ール内を導電性プラグで再現性良く埋め込むことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による半導体装置の製造方法を説
明するための導電性プラグ部分の断面図(その1)であ
る。
【図2】第1の実施例による半導体装置の製造方法を説
明するための導電性プラグ部分の断面図(その2)であ
る。
【図3】第2の実施例による半導体装置の製造方法を説
明するための導電性プラグ部分の断面図である。
【図4】第3の実施例による半導体装置の製造方法を説
明するための導電性プラグ部分の断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 フィールド酸化膜 3 不純物拡散領域 4、20、30、32 層間絶縁膜 5、34 レジスト膜 6、35、36 開口 7、21、37 コンタクトホール 10 接着層 11 W膜 15、22、38 導電性プラグ 16、23 配線 25 被覆膜 31 下層配線 33 エッチング停止層 39 上層配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB30 CC01 DD08 DD15 DD16 DD19 DD20 DD42 DD43 DD75 EE09 EE14 EE17 FF18 FF22 FF23 GG09 GG14 HH20 5F004 AA03 AA11 BA04 DA01 DA16 DA23 DA25 DB07 DB12 EA22 EA23 EB01 EB02 EB03 FA01 FA08 5F033 JJ19 JJ33 MM01 NN07 PP06 PP16 QQ37 QQ48 TT07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面上に層間絶縁膜を形成
    する工程と、 前記層間絶縁膜の表面上に、開口を有するレジスト膜を
    形成する工程と、 前記レジスト膜をマスクとし、該レジスト膜の開口下の
    前記層間絶縁膜をエッチングし、コンタクトホールを形
    成する工程と、 前記コンタクトホールの内面上及び前記レジスト膜の表
    面上に、接着層を形成する工程と、 前記接着層の表面上に導電膜を形成するとともに、前記
    開口及びコンタクトホール内を該導電膜で埋め込む工程
    と、 前記コンタクトホール内に前記接着層と導電膜との一部
    からなる導電性プラグが残るように、前記層間絶縁膜上
    の前記レジスト膜、前記接着層、及び前記導電膜を除去
    する工程と、 前記層間絶縁膜の表面上に、前記コンタクトホール内に
    残った導電性プラグに接続された配線を形成する工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記導電膜を形成する工程において、化
    学気相成長によりタングステンからなる前記導電膜を形
    成する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記コンタクトホールを形成した後、前
    記接着層を形成する前に、さらに、 前記コンタクトホールの内面上、前記レジスト膜の開口
    の内面上及び該レジスト膜の表面上に、SiO2 、Si
    N、及びSiONからなる群より選択された一つの材料
    で形成された被覆膜を形成する工程と、 前記コンタクトホールの底面上の前記被覆膜を堆積する
    工程とを含み、 前記導電性プラグを残す工程において、前記層間絶縁膜
    の上面よりも上に配置された前記被覆膜をも除去する請
    求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記コンタクトホールを形成した後、前
    記接着層を形成する前に、さらに、前記レジスト膜を加
    熱し焼結する工程を含む請求項1または2に記載の半導
    体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板の表面上に層間絶縁膜を形成
    する工程と、 前記層間絶縁膜の表面上に、該層間絶縁膜とはエッチン
    グ耐性の異なる材料からなるエッチング停止層を形成す
    る工程と、 前記エッチング停止層の表面上に、開口を有するレジス
    ト膜を形成する工程と、 前記レジスト膜をマスクとし、該レジスト膜の開口下の
    前記エッチング停止層をエッチングする工程と、 前記エッチング停止層のエッチング速度よりも前記レジ
    スト膜及び前記層間絶縁膜のエッチング速度の方が速い
    条件で、前記レジスト膜及び該レジスト膜の前記開口下
    の前記層間絶縁膜をエッチングし、該層間絶縁膜を貫通
    するコンタクトホールを形成するとともに前記レジスト
    膜を除去する工程と、 前記コンタクトホール内を導電性プラグで埋め込む工程
    と、 前記層間絶縁膜の上に、前記導電性プラグに接続された
    配線を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記レジスト膜を除去した後、前記コン
    タクトホール内を前記導電性プラグで埋め込む前に、前
    記エッチング停止層を除去する工程を含む請求項5に記
    載の半導体装置の製造方法。
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