JP2000174093A - ウエハ処理装置 - Google Patents

ウエハ処理装置

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JP2000174093A
JP2000174093A JP34732098A JP34732098A JP2000174093A JP 2000174093 A JP2000174093 A JP 2000174093A JP 34732098 A JP34732098 A JP 34732098A JP 34732098 A JP34732098 A JP 34732098A JP 2000174093 A JP2000174093 A JP 2000174093A
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Japan
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cassette
wafer
wafers
board
transfer
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JP34732098A
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English (en)
Inventor
Akira Ozeki
亮 大関
Makoto Wada
誠 和田
Teruo Kiyono
輝男 清野
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Kaijo Corp
Original Assignee
Kaijo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理速度を向上させたウエハ処理装置の提供
にある。 【解決手段】 搬送カセットを所定の位置まで搬送する
第1のカセット搬送機構10,30,50と、搬送され
たカセットC内のウエハを複数枚ずつ取り出してピッチ
半分の中間カセットTC内に移載する移載ロボット60
と、中間カセットの姿勢を換える第1のカセット姿勢変
換機構70と、ノッチを揃えるノッチ揃え機構80と、
ノッチが揃えられたウエハをボード上に移す第1のボー
ド上下機構90と、ボード上のウエハを一括クランプし
て処理部2に搬入出する処理槽間ボード搬送機構160
と、処理槽から搬出されたボード上のウエハを中間カセ
ット内に移し換える第2のボード上下機構90′と、中
間カセットの姿勢を換える第2のカセット姿勢変換機構
70′と、中間カセット内からウエハを取り出して、搬
送カセット内に再移載する第2のウエハ移載ロボット
と、該第2のウエハ移載ロボットによりウエハが水平に
収納された搬送カセットをカセット搬出口1bまで搬送
する第2のカセット搬送機構とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送カセット内部
に収納されたウエハの洗浄処理等をおこなうために、カ
セット搬入口に搬入された搬送カセット内のウエハを処
理槽に搬入するロード部と処理槽からカセット搬出口ま
でウエハを搬出するアンロード部とを備えたウエハ処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウエハの洗浄等をおこなうウエハ
処理装置においてウエハを搬送する方法として以下のよ
うな方法が用いられている。先ず、ウエハが水平(横置
き)に収納された搬送カセットA内から、ロボットによ
りウエハを1枚ずつ取り出して他のカセットBに水平移
載し、その後、該カセットBを縦置き(ウエハは垂直)
にして枚葉検知やOF揃えなどをおこない、カセット毎
あるいはカセットBからウエハを一括して取り出し洗浄
工程に送るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような方法で
は、ウエハを収納したカセットAから洗浄工程に送るカ
セットBにウエハを1枚ずつ移し換える必要があり、処
理時間の短縮が困難であった。
【0004】本発明の課題は、ウエハの処理時間を大幅
に短縮することのできるウエハ処理装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、本発明は、次のような手段を採用した。請求項1に
記載のウエハ処理装置は、カセット搬入口から搬入さ
れ、複数枚のウエハが水平に収納された搬送カセット
を、所定の位置まで搬送する第1のカセット搬送機構
と、前記第1のカセット搬送機構よって搬送された搬送
カセット内からウエハを一度に複数枚ずつ取出し、該カ
セットの半分のウエハ収納ピッチを有しウエハが水平に
収納される姿勢で待機する中間カセット内に移載する第
1のウエハ移載ロボットと、該中間カセットを支持し、
該中間カセット内にウエハの収納が完了するとウエハ取
出し口が上方を向くようにその姿勢を換える第1のカセ
ット姿勢変換機構と、該第1のカセット姿勢変換機構に
よってほぼ垂直になった中間カセット内のウエハのノッ
チを揃えるノッチ揃え機構と、前記中間カセットのウエ
ハ収納ピッチと同一ピッチを有するボードを、カセット
の下側からカセット内を通って上昇させカセット内のウ
エハをボード上に移し換える第1のボード上下機構と、
該第1のボード上下機構にボードを供給するボード供給
機構とを備える。さらに、ウエハを載置した前記ボード
をクランプして処理槽に搬入しウエハの処理をおこなわ
せるとともに、処理が終了したボードを処理槽から搬出
する処理槽間ボード搬送機構と、処理槽から搬出された
ボードを、ウエハ取出し口が上方を向く姿勢で待機する
中間カセットの上方で受けて該中間カセット内を通って
下降し、ボード上のウエハを中間カセット内に移し換え
る第2のボード上下機構と、ウエハが抜き取られたボー
ドを前記ボード供給機構に返送するボード返送機構と、
前記中間カセットを支持し、中間カセット内にウエハが
収納されるとウエハ取出し口が水平方向を向くようにそ
の姿勢を換える第2のカセット姿勢変換機構と、該第2
のカセット姿勢変換機構により姿勢が換えられた中間カ
セット内からウエハを一度に複数枚ずつ取出して、前記
第1のウエハ移載ロボットによりウエハが抜き取られた
状態で搬送されてきた搬送カセット内に移載する第2の
ウエハ移載ロボットと、該第2のウエハ移載ロボットに
よりウエハが水平に収納された搬送カセットをカセット
搬出口まで搬送する第2のカセット搬送機構とを備えた
ことを特徴としている。
【0006】このように構成したので、複数枚のウエハ
が水平に収納された搬送カセットをウエハ処理装置のカ
セット搬入口から搬入すると、第1のカセット搬送機構
によって搬送カセットは所定の位置まで搬送される。第
1のカセット搬送機構よって所定の位置まで搬送された
搬送カセット内から第1のウエハ移載ロボットにより一
度の複数枚ずつウエハが抜き取られて、該カセットの半
分のウエハ収納ピッチを有する中間カセット内に移載さ
れる。中間カセットはウエハ収納ピッチが半分になって
いるので、搬送カセットと同一寸法に構成すれば、2倍
のウエハを収納することができることになるため、続い
て搬送されてきた次の搬送カセット内のウエハも収納で
き、以後の処理効率を高めることができる。
【0007】次に、第1のカセット姿勢変換機構により
ウエハ取出し口が上方を向くように中間カセットの姿勢
を換えられ、ほぼ垂直になった中間カセット内のウエハ
はノッチ揃え機構によりノッチ揃えがおこなわれる。ノ
ッチ揃えが終わると、第1のボード上下機構がその上端
に載置されたボードを中間カセットの下側から該中間カ
セット内を通って上昇させ中間カセット内のウエハをボ
ード上に移し換える。なお、ボードはボード供給機構に
よりボード上下機構に供給される。
【0008】ウエハを収納したボードは、処理槽間ボー
ド搬送機構によりクランプされてウエハごと処理槽に搬
入され処理がおこなわれる。処理がおこなわれたウエハ
はボードごと処理槽間ボード搬送機構により処理槽から
搬出され、ウエハ取出し口が上方を向く姿勢で待機する
中間カセットの上方で第2のボード上下機構に受け取ら
れる。第2のボード上下機構が受け取ったボードは中間
カセット内を通って下降し、ボード上のウエハは中間カ
セット内に移し換えられる。なお、ウエハが抜き取られ
たボードはボード返送機構によってボード供給機構に返
送供給される。
【0009】ウエハが収納された中間カセットは、第2
のカセット姿勢変換機構によってウエハ取出し口が水平
方向を向くようにその姿勢を換えられる。続いて、中間
カセット内のウエハは、第2のウエハ移載ロボットによ
って一度に複数枚ずつ取出され、第1のウエハ移載ロボ
ットによりウエハが抜き取られた状態で搬送されてきた
搬送カセット内に移載される。中間カセットはウエハ収
納ピッチが半分になっていて、ウエハの収納数が倍にな
っているので、続いて搬送されてきた次の搬送カセット
内にもウエハは移し換えられる。ウエハが収納されたカ
セットは第2のカセット搬送機構によってカセット搬出
口まで搬送され、搬送処理が終了する。
【0010】このように、ウエハ処理装置のカセット搬
入口から搬入された搬送カセットは自動的にウエハ処理
槽へ向かって搬送され、搬送カセットからウエハが取り
出されてボードに載せて処理槽へ送られる。処理が終了
したウエハは再度搬送カセット内に収納されてウエハ処
理装置のカセット搬出口へ自動的に搬送される。
【0011】請求項2に記載のウエハ処理装置は、カセ
ット搬入口から搬入され、複数枚のウエハが水平に収納
された搬送カセットを、所定の位置まで搬送する第1の
カセット搬送機構と、前記第1のカセット搬送機構よっ
て搬送された搬送カセット内からウエハを一度に複数枚
ずつ取出し、該カセットの半分のウエハ収納ピッチを有
しウエハが水平に収納される姿勢で待機する中間カセッ
ト内に移載する第1のウエハ移載ロボットと、該中間カ
セットを支持し、該中間カセット内にウエハの収納が完
了するとウエハ取出し口が上方を向くようにその姿勢を
換える第1のカセット姿勢変換機構と、該第1のカセッ
ト姿勢変換機構によってほぼ垂直になった中間カセット
内のウエハのノッチを揃えるノッチ揃え機構と、前記中
間カセットのウエハ収納ピッチと同一ピッチを有するボ
ードを、カセットの下側からカセット内を通って上昇さ
せカセット内のウエハをボード上に移し換える第1のボ
ード上下機構とを備える。さらに、前記ボード上のウエ
ハをクランプして処理槽に搬入しウエハの処理をおこな
わせるとともに、処理が終了したウエハを処理槽から搬
出する処理槽間ウエハ搬送機構と、ウエハ取出し口が上
方を向く姿勢で待機する中間カセットの上方位置で処理
槽から搬出されたウエハをボード上に受け、該中間カセ
ット内を通って下降し、ボード上のウエハを中間カセッ
ト内に移し換える第2のボード上下機構と、前記中間カ
セットを支持し、中間カセット内にウエハが収納される
とウエハ取出し口が水平方向を向くようにその姿勢を換
える第2のカセット姿勢変換機構と、該第2のカセット
姿勢変換機構により姿勢が換えられた中間カセット内か
らウエハを一度に複数枚ずつ取出して、前記第1のウエ
ハ移載ロボットによりウエハが抜き取られた状態で搬送
されてきた搬送カセット内に移載する第2のウエハ移載
ロボットと、該第2のウエハ移載ロボットによりウエハ
が水平に収納された搬送カセットをカセット搬出口まで
搬送する第2のカセット搬送機構とを備えたことを特徴
としている。
【0012】このように構成したので、複数枚のウエハ
が水平に収納された搬送カセットをウエハ処理装置のカ
セット搬入口から搬入すると、第1のカセット搬送機構
によって搬送カセットは所定の位置まで搬送される。第
1のカセット搬送機構よって所定の位置まで搬送された
搬送カセット内から第1のウエハ移載ロボットにより一
度の複数枚ずつウエハが抜き取られて、該カセットの半
分のウエハ収納ピッチを有する中間カセット内に移載さ
れる。中間カセットはウエハ収納ピッチが半分になって
いるので、搬送カセットと同一寸法に構成すれば、2倍
のウエハを収納することができることになるため、続い
て搬送されてきた次の搬送カセット内のウエハも収納で
き、以後の処理効率を高めることができる。
【0013】次に、第1のカセット姿勢変換機構により
ウエハ取出し口が上方を向くように中間カセットの姿勢
を換えられ、ほぼ垂直になった中間カセット内のウエハ
はノッチ揃え機構によりノッチ揃えがおこなわれる。ノ
ッチ揃えが終わると、第1のボード上下機構がその上端
に載置されたボードを中間カセットの下側から該中間カ
セット内を通って上昇させ中間カセット内のウエハをボ
ード上に移し換える。
【0014】ボード上のウエハは、処理槽間ウエハ搬送
機構によりクランプされて処理槽に搬入され処理がおこ
なわれる。処理がおこなわれたウエハは処理槽間ウエハ
搬送機構により処理槽から搬出され、ウエハ取出し口が
上方を向く姿勢で待機する中間カセットの上方で第2の
ボード上下機構に受け取られる。第2のボード上下機構
が受け取ったボードは中間カセット内を通って下降し、
ボード上のウエハは中間カセット内に移し換えられる。
【0015】ウエハが収納された中間カセットは、第2
のカセット姿勢変換機構によってウエハ取出し口が水平
方向を向くようにその姿勢を換えられる。続いて、中間
カセット内のウエハは、第2のウエハ移載ロボットによ
って一度に複数枚ずつ取出され、第1のウエハ移載ロボ
ットによりウエハが抜き取られた状態で搬送されてきた
搬送カセット内に移載される。中間カセットはウエハ収
納ピッチが半分になっていて、ウエハの収納数が倍にな
っているので、続いて搬送されてきた次の搬送カセット
内にもウエハは移し換えられる。ウエハが収納された搬
送カセットは第2のカセット搬送機構によってカセット
搬出口まで搬送され、搬送処理が終了する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、カセット
搬入搬出機構を備えた本発明に係るウエハ処理装置の実
施形態について説明する。
【0017】図1は、本実施形態に係るウエハ処理装置
1を平面図で示したものである。このウエハ処理装置1
は、図に示すように、3区分されており、中央はウエハ
の洗浄処理等がおこなわれる種々の処理槽が配置された
処理部2として構成されており、処理部2の左側には、
搬送カセットのロード部3が設けられているとともに、
右側には搬送カセットのアンロード部4が設けられてい
る。
【0018】ロード部3は、ウエハ処理装置1のカセッ
ト搬入口1aに搬入された搬送カセットCを搬送して、
中に収納されたウエハWを処理部2へと送り込む部分で
ある。また、アンロード部4は、処理部2で処理がおこ
なわれたウエハWを再び搬送カセットC内に収納してウ
エハ処理装置1のカセット搬出口1bまで搬送する部分
である。
【0019】搬送カセットCの内部には、複数枚(25
枚又は26枚)のウエハが一定の間隔(10mm)で水
平(横置き)に収納されており、ウエハ処理装置1のカ
セット搬入口1aに搬入するときは、図2に示すよう
に、ウエハの取出し口Caをカセット搬入口1aに向け
た状態でおこなわれる。この搬送カセットCの表面の周
縁近傍には、3個の位置決めプレートCbが設けられて
いて、搬送カセットCの方向転換時に利用される。な
お、図中の矢印は搬送カセットCの送り出し方向を示し
たものである。
【0020】ロード部3は、上記のようにカセット搬入
口1aに搬入された搬送カセットC内を処理部2方向へ
と搬送し、搬送カセットC内に収納されているウエハW
の洗浄処理等をおこなわせるところで、種々の機器によ
って構成されている。このロード部3の構成と、その動
作について以下に説明する。
【0021】ウエハ(ここでは12吋)が収納された搬
送カセットCは、カセット移載ロボット等によってウエ
ハ処理装置1のカセット搬入口1aに搬入される。この
とき、ウエハ取出し口Caがウエハ処理装置1の奥側に
向くようにして搬入される。搬入された搬送カセットC
は、搬入された状態で、図3(a)に示すように、第1
カセット方向変換機10の回転台11の上に載置され
る。回転台11の上には3個のガイドプレート11bが
設けられており、搬送カセットCの位置決めプレートC
bの中心側の一部がそれぞれのガイドプレート11b上
に載せられる。
【0022】POS.1に設置されている第1カセット
方向変換機10は、図4(a)に示すように、回転台1
1を回転させる回転機構12及び上下させる上下機構1
3を備えており、搬送カセットCを載せた回転台11を
回転機構12によって、図3(a)矢印に示す方向、す
なわち右回りに90度回転させる。次に、上下機構13
により回転台11を下降させ、回転台11上に載置され
た搬送カセットCを、第1カセット方向変換機10を両
側から挟んだ状態の作業台20上に移す。そのとき、図
3(b)に示すように、搬送カセットCの位置決めプレ
ートCbは作業台20上に設けられたガイドプレート2
0b上に載った状態となる。なお、回転台11は作業台
20の下降端まで下降して停止する。
【0023】次に、図4(a)、(b)に示すように、
ウエハ処理装置1の奥側に待機していたカセット送り装
置30が処理装置1の前面側に図示を省略した送り機構
によって距離Xだけ移動し、該カセット送り装置30に
搭載された4個のガイドプレート31a,31b,31
c,31dがPOS.2、POS.3、POS.4、P
OS.5からPOS.1、POS.2、POS.3、P
OS.4の位置に移動する。POS.1の搬送カセット
Cの真下に移動したガイドプレート31aは、距離Yだ
け上昇して、搬送カセットCを作業台20から持ち上げ
る。
【0024】カセット送り装置30は、そのガイドプレ
ート31aに搬送カセットCを載せたままウエハ処理装
置1の奥側に向かって再び距離Xだけ移動し、搬送カセ
ットCがPOS.2の上に来たところで停止する。PO
S.2のところには枚葉検知機構40が配置されてお
り、搬送カセットC内のウエハの枚数を検知して、所定
枚数(ここでは25又は26枚)無い場合には搬送カセ
ットCをPOS.1に戻すように信号を発生し、この信
号に基づきカセット送り装置30が逆動作をして搬送カ
セットCをPOS.1に戻す。
【0025】カセット送り装置30の作動により、PO
S.5の位置まで搬送され作業台20上に載置された搬
送カセットCを、この位置に設置された第2カセット方
向変換機50の回転台が上昇して、ウエハ移載ロボット
60によるウエハW取り出し可能な位置にセットさせ
る。ウエハ移載ロボット60は、図5(a)、(b)に
示すように、本体61の上部に水平方向に回転自在かつ
伸縮自在なアーム62が取り付けられていて、そのアー
ム62にはセラミック等の剛性素材からなる5枚のフィ
ンガー63が、上下方向に同一の間隔A(=10mm)
をもって水平に取り付けられている。なお、この間隔A
は、搬送カセットC内に収納された隣り合うウエハW同
士の間隔と同じものである。
【0026】このウエハ移載ロボット60は、搬送カセ
ットC内のウエハWを取り出して、90度方向変換し中
間カセットTC内に移載する。なお、中間カセットTC
は、搬送カセットCの半分のウエハ収納ピッチ(5m
m)を有し、ウエハが水平に収納される姿勢で待機して
いる。
【0027】次に、搬送カセットCから中間カセットT
CへのウエハWの移載方法について説明する。なお、搬
送カセットCには、10mmピッチでウエハWを25枚
収納するタイプと26枚収納するタイプとがあるので、
これに合わせて中間カセットTCも5mmピッチでウエ
ハWを50枚収納するタイプ(1)と52枚収納するタイ
プ(2)が用意されている。
【0028】先ず、ウエハWを25枚収納した搬送カセ
ットCからの移載方法について説明する。今、第2カセ
ット方向変換機50の回転台に搬送カセットC(1) が載
置されているとする。第1のウエハ移載ロボット60の
5本のフィンガー63は、図6に示すように、該カセッ
トC(1) 内下部より21〜25枚目のウエハu、v、
w、x、yの5枚のウエハを取り出して90度回転し、
ウエハが水平に収納される姿勢で待機している中間カセ
ットTC(1)の上部のウエハ収納溝1、3、5、7、9
番目に収納する(ステップ(以下、単にSとする)
1)。
【0029】続いて、第1のウエハ移載ロボット60の
5本のフィンガー63は、搬送カセットC(1) 内の下部
より16〜20枚目のウエハp、q、r、s、tを取り
出して90度回転し、中間カセットTC(1)のウエハ収
納溝11、13、15、17、19番目に収納する(S
2)。以下、同様に搬送カセットC(1) 内の25枚のウ
エハWは下部から上部に向かって取り出される動作が繰
り返され、中間カセットTC(1)の上部から下部に向か
って奇数番目のウエハ収納溝に25枚のウエハWが収納
される(S3、S4、S5)。
【0030】ウエハWが全て取り出されて搬送カセット
C(1)内が空になると、第2カセット方向変換機50の
回転機構により搬送カセットC(1)を180度回転さ
せ、エレベータ機構140(図1参照)によって天井部
のカセットストッカ150(図1参照)へと運ぶ。第1
カセット方向変換機10と第2カセット方向変換機50
との相違は、カセット受け渡し動作で、第1カセット方
向変換機10が右回り90度であるのに対し、第2カセ
ット方向変換機50は右回り180度となっている点で
ある。
【0031】第2カセット方向変換機50の回転台上の
搬送カセットC(1) が取り去られると、カセット送り装
置30によって次の搬送カセットC(2) が回転台の上に
載置される。ウエハ移載ロボット60の5本のフィンガ
ー63は、該カセットC(2)内下部より21〜25枚目
のウエハu′、v′、w′、x′、y′の5枚のウエハ
を取り出して90度回転し、ウエハが水平に収納される
姿勢で待機している中間カセットTC(1) の上部のウエ
ハ収納溝2、4、6、8、10番目に収納する(S
6)。
【0032】次に、ウエハ移載ロボット60の5本のフ
ィンガー63は、搬送カセットC(2) 内の下部より16
〜20枚目のウエハp′、q′、r′、s′、t′を取
り出し90度回転し、中間カセットTC(1)のウエハ収
納溝12、14、16、18、20番目に収納する(S
7)。以下、搬送カセットC(2) 内の25枚のウエハW
は下部から上部に向かって取り出され、中間カセットT
C(1)の偶数番目のウエハ収納溝に25枚のウエハWが
収納される(S8、S9、S10)。以上、S1〜S1
0の工程により、搬送カセットC(1)及びC(2)内の合計
50枚のウエハWが中間カセットTC(1)内に移載され
る。
【0033】次に、ウエハWを26枚収納した搬送カセ
ットCからの移載方法について説明する。今、第2カセ
ット方向変換機50の回転台に搬送カセットC(3) が載
置されているとする。第1のウエハ移載ロボット60の
5本のフィンガー63は、図7に示すように、該カセッ
トC(3) 内下部より21〜25枚目のウエハv、w、
x、y、zの5枚のウエハを取り出して90度回転し、
中間カセットTC(2) の上部のウエハ収納溝1、3、
5、7、9番目に収納する(ステップ(S)1)。
【0034】続いて、ウエハ移載ロボット60の5本の
フィンガー63は、搬送カセットC(1) 内の下部より1
6〜20枚目のウエハq、r、s、t、uを取り出して
90度回転し、中間カセットTC(2)のウエハ収納溝1
1、13、15、17、19番目に収納する(S2)。
以下、搬送カセットC(3) 内の25枚のウエハWは下部
から上部に向かって取り出される動作が繰り返され、中
間カセットTC(2)の上部から下部に向かって奇数番目
のウエハ収納溝に25枚のウエハWが収納される(S
3、S4、S5)。
【0035】そして、最後に残った搬送カセットC(3)
内の最上段のウエハaは、移載ロボット60の5本のフ
ィンガー63の最上段のフィンガーによって取り出さ
れ、中間カセットCT(2)内の51番目の収納溝に納め
られる(S6)。このとき、5本のフィンガー63のう
ち第2段目〜第5段目のフィンガーは中間カセットTC
(2) の51段目より下部に位置することになるので、図
7右下に示すように、中間カセットTC(2)の底部には
フィンガー63の逃げ部Aが設けられている。以上、S
1〜S6の工程により、搬送カセットC(3) 内の26枚
のウエハWは中間カセットTC(2) 内に収納される。
【0036】続いて、ウエハ移載ロボット60の5本の
フィンガー63は、次の搬送カセットC(4) 内下部より
21〜25枚目のウエハv′、w′、x′、y′、z′
の5枚のウエハを取り出して90度回転し、ウエハが水
平に収納される姿勢で待機している中間カセットTC
(2) の上部のウエハ収納溝2、4、6、8、10番目に
収納する(S7)。
【0037】次に、フィンガー63は、搬送カセットC
(4) 内の下部より16〜20枚目のウエハq′、r′、
s′、t′、u′を取り出し90度回転し、中間カセッ
トTC(2) のウエハ収納溝12、14、16、18、2
0番目に収納する(S8)。以下、搬送カセットC(4)
内の25枚のウエハWは下部から上部に向かって取り出
され、中間カセットTC(2) の偶数番目のウエハ収納溝
に25枚のウエハWが収納される(S9、S10、S1
1)。最後に残った搬送カセットC(4) 内の最上段のウ
エハa′は、移載ロボット60の5本のフィンガー63
の最上段のフィンガーによって取り出され、中間カセッ
トTC(2) 内の最下位の52番目の収納溝に納められる
(S12)。
【0038】以上、S1〜S12の工程により、搬送カ
セットC(3)及びC(4)内の合計52枚のウエハWが中間
カセットTC(2)内に移載される。
【0039】なお、この例では、ウエハ搬送時にウエハ
移載ロボット60のフィンガー63が中間カセットTC
(2) の底部と干渉する理由で、該中間カセットTC(2)
の底部に逃げ部Aを設けたが、移載ロボット60の動作
手順を以下のようにすることで逃げ部Aを不要とするこ
とが可能である。
【0040】以下、図8を参照して説明する。今、第2
カセット方向変換機50の回転台に搬送カセット(5) が
載置されているとする。ウエハ移載ロボット60の5本
のフィンガー63は、搬送カセット(5) 内下部より22
〜26段目の5枚のウエハv,w,x,y,zを取り出
して中間カセットTC(2) の上部のウエハ収納溝1,
3,5,7,9に収納する(S1)。次に、該移載ロボ
ット60のフィンガー63は搬送カセット(5) 内の17
〜21段目に収納されているウエハq,r,s,t,u
を取り出して中間カセットTC(2) のウエハ収納溝1
1,13,15,17,19に収納する(S2)。
【0041】同様にして、搬送カセット(5) 内の12〜
16段目に収納されているウエハl,m,n,o,pを
中間カセットTC(2) のウエハ収納溝21,23,2
5,27,29に(S3)、搬送カセット(5) 内の7〜
11段目に収納されているウエハg,h,i,j,kを
中間カセットTC(2) のウエハ収納溝31,33,3
5,37,39に収納する(S4)。次に、ウエハ移載
ロボット60のフィンガー63の最上段のフィンガー6
3によって、搬送カセット(5) 内の6段目に収納されて
いるウエハfのみを取り出し、中間カセットTC(2) の
41段目にあたるウエハ収納溝41に収納する(S
5)。その状態を図9(a)に詳示する。続いて、ウエ
ハ移載ロボット60の5本のフィンガー63は、搬送カ
セット(5) 内の1〜5段目の5枚のウエハa,b,c,
d,eを取り出して中間カセットTC(2)の下部のウエ
ハ収納溝43,45,47,49,51に収納する(S
6)。
【0042】以上の工程S1〜S6によって搬送カセッ
ト(5) 内の26枚のウエハWは中間カセットTC(2) 内
に移載される。
【0043】次に、ウエハ移載ロボット60のフィンガ
ー63は、続いて搬送されてきた搬送カセットC(6) 内
下部より22〜26段目の5枚のウエハv′,w′,
x′,y′,z′を取り出して中間カセットTC(2) の
上部のウエハ収納溝2,4,6,8,10に収納する
(S7)。次に、該移載ロボット60のフィンガー63
は搬送カセット(5) 内の17〜21段目に収納されてい
るウエハq′,r′,s′,t′,u′を取り出して中
間カセットTC(2) のウエハ収納溝12,14,16,
18,20に収納する(S8)。
【0044】同様にして、搬送カセット(5) 内の12〜
16段目に収納されているウエハl′,m′,n′,
o′,p′を中間カセットTC(2) のウエハ収納溝2
2,24,26,28,30に(S9)、搬送カセット
(5) 内の7〜11段目に収納されているウエハg′,
h′,i′,j′,k′を中間カセットTC(2) のウエ
ハ収納溝32,34,36,38,40に収納する(S
10)。次に、ウエハ移載ロボット60の最上段のフィ
ンガー63によって、搬送カセット(5) 内の6段目に収
納されているウエハf′のみを取り出し、中間カセット
TC(2) の42段目にあたるウエハ収納溝42に収納す
る(S11)。その状態を図9(b)に詳示する。最後
に、ウエハ移載ロボット60の5本のフィンガー63
は、搬送カセット(5) 内の1〜5段目の5枚のウエハ
a′,b′,c′,d′,e′を取り出して中間カセッ
トTC(2) の下部のウエハ収納溝44,46,48,5
0,52に収納する(S12)。
【0045】以上、S1〜S12の工程により、中間カ
セットTC(2) に移載ロボット60のフィンガー63に
対する逃げ部Aを設けることなく、搬送カセットC(5)
及びC(6)内の合計52枚のウエハWを中間カセットT
C(2)内に移載することができる。なお、上記の工程S
1〜S12は1例であって、他の工程を用いても可能で
ある。なお、また、上記第1カセット方向変換機10、
作業台20、カセット送り装置30、第2カセット方向
変換機50等により本発明の第1のカセット搬送機構を
構成する。
【0046】上記の搬送カセットからウエハWを移載す
る中間カセットTC(1)又は(2)は、常時、図10に示す
カセット姿勢変換機構70に設置されていて、ウエハW
が水平に収納される姿勢で待機している。第1のカセッ
ト姿勢変換機構70は、図10(a)平面図、(b)側
面図で示すように、立掛け機構71の作動により中間カ
セットTCを支持した状態で略85〜88度垂直方向に
立ち上がるように構成されている。立て掛ける前の中間
カセットTCの位置ををPOS.7とする。
【0047】中間カセットTCにウエハWの収納が完了
すると、立掛け機構71が作動して、中間カセットTC
はほぼ垂直に立てかけられて、カセット取出し口TCa
が天井の方を向く状態となり、ウエハWは縦置き状態に
なる。この位置をPOS.8とする。なお、立てかける
角度を略85〜88度としたのは、縦置きされたウエハ
が中間カセットTCのウエハ受けリブに案内され該カセ
ットTC内でのがたつきを抑えるためである。
【0048】POS.8の下には、図11に示す、ノッ
チ揃え機構80が設置されている。ノッチ揃え機構80
は、後述するボード上下機構90とともにスライドテー
ブル85上に設置されていて、スライドテーブル85の
作動によりウエハ処理装置1の前後方向に移動するよう
に構成されている。なお、POS.8の下にノッチ揃え
機構80が位置するときは、スライドテーブル85がウ
エハ処理装置1の手前方向に移動しているときである。
このノッチ揃え機構80は、駆動ローラ81とガイドロ
ーラ82とを備えるとともに、これらローラ81,82
を上下させる上下機構83とを有している。
【0049】中間カセットTCがこの位置に立て掛けら
れると、上下機構83が上昇して中間カセットTCの下
部から駆動ローラ81とガイドローラ82とをウエハW
に接触させて若干押し上げ、ウエハWをカセットC内で
回転させることによりノッチ揃えをおこなう。ノッチ揃
えが完了すると、上下機構83によりローラ81,82
が下端まで下降して停止する。
【0050】続いて、スライドテーブル85はウエハ処
理装置1の後方(奥側)に移動し、POS.9に位置し
ていた、図12に示すような、ボード上下機構90がP
OS.8の下、すなわち中間カセットTCの真下に来
る。ボード上下機構90の上端部には、後述するボード
100が載置されており、このボード100はボード上
下機構90の押し上げ装置91により押し上げられて中
間カセットTC内を通り、該カセットTC内に収納され
ていたウエハWをボード100上に移し換えた状態で該
カセットTCの上方まで達する。
【0051】なお、ここで使用されるボード100は、
ウエハWを50枚(又は52枚)を載せる5mmピッチ
の溝が設けられたものである。ボード100は、ウエハ
処理装置1の天井部にストックされていて、図13に示
す、エレベータ機構110(図1参照)によりPOS.
10の位置に運ばれてきた後に、ボード送り機構120
の上下機構121aにより下方から上方に距離Hだけ押
し上げられ、横移動機構122によって距離Jだけ横移
動して、POS.11に送られる。POS.10が空に
なると、エレベータ機構110により次のボード100
が送られてくる。同様にして、次のボード100をPO
S.11に送るときに、POS.11にあったボード1
00は上下機構121bによりPOS.12へと送られ
る。
【0052】このようにして、POS.13に到達した
ボード100は、図14に示すような、ボード搬送機構
130によってボード上下機構90の上に設置される。
その動作を説明すると、先ず、クランプアーム131が
上下機構132により距離L下降し、クランプ機構13
3によりクランプ動作Mを行いボード100の突起10
1のところをクランプする。次に、上下機構132によ
りボード100を距離N上昇させ、横送り機構134に
よりPOS.9に待機している前述のボード上下機構9
0の上に設置する。なお、エレベータ機構110、ボー
ド送り機構120、ボード搬送機構130等により本発
明のボード供給機構を構成する。
【0053】そして、中間カセットTCの上方に持ち上
げられたボード100は、処理槽間ボード搬送機構16
0によってクランプされて処理部2へ搬送され、各種の
処理がおこなわれる。処理槽間ボード搬送機構160
は、図15(a)、(b)に示すように、クランプアー
ム161を有しており、該クランプアーム161は上下
機構162によって上昇下降Gするとともに、クランプ
機構163の作動によりクランプ動作Fをおこなう。ク
ランプされたボード100は、処理槽間ボード搬送機構
160の横移動機構164の作動によって処理部2へ搬
送される。処理が完了すると、ウエハWを載せたボード
100は再度処理槽間ボード搬送機構160によりクラ
ンプされてアンロード部4へと搬送される。
【0054】アンロード部4は、ロード部3とほぼ同じ
構成になっていて、逆の動作がおこなわれるので同一符
号に「′」を付して簡単に説明する。但しノッチ揃え機
構80、枚葉検知機構40は設置されていない。
【0055】処理槽間ボード搬送機構160により搬送
されてきたボード100は、第2のボード上下機構9
0′の上に載せられる。該ボード上下機構90′の押し
上げ装置91′の先端部は、ウエハ取出し口TCa′が
上を向いた状態でカセット姿勢変換機構70′に設置さ
れた中間カセットTC′の中を通って延びており、その
上にボード100が載置されるようになっている。ボー
ド100が載せられると、押し上げ装置91′が作動し
て、ボード100は中間カセットTC′内を通って下降
し、ボード100上に載っていたウエハWは中間カセッ
トTC′内に移し換えられる。
【0056】次に、第2のカセット姿勢変換機構70′
が作動して、中間カセットTC′を水平に倒してウエハ
取出し口TCa′がウエハ処理装置1の奥側を向くよう
にする。続いて、第2のウエハ移載ロボット60′によ
り、中間カセットTC′内のウエハWが取り出されて、
ロード部3でウエハWが抜き取られて空になって送られ
てきたカセットC内に次々と収納する。なお、空になっ
たボード100は、ボード搬送機構130′、ボード送
り機構120′、ベータ機構110′等(本発明のボー
ド返送機構に相当、図1参照)によりウエハ処理装置1
の天井部に再度ストックされる。
【0057】ウエハWが収納されたカセットCは、カセ
ット送り装置30′、作業台20′、第1カセット方向
変換機10′等からなる本発明にいう第2のカセット搬
送機構により、ウエハ処理装置1のカセット搬出口1b
まで搬送される。
【0058】このように、ウエハ処理装置1のカセット
搬入口1aから搬入された搬送カセットCは自動的にウ
エハ処理槽へ向かって搬送され、収納されていたウエハ
Wは半分のピッチを有する中間カセットTC移し換えら
れた後、ノッチ揃えが行われ、さらに中間カセットTC
内のウエハWはボード100上に移し換えられて処理部
2へ送られる。処理が終了したウエハは再度搬送カセッ
トC内に収納されてウエハ処理装置1のカセット搬出口
1bへ自動的に搬送される。
【0059】次に、他の実施形態について説明する。上
記の実施形態では、ボード100を用いてウエハWを処
理部2へ搬入するのに対し、この実施形態では、ウエハ
Wだけを直接処理槽2に送り込むように構成したもので
ある。このため、図16(a)に示すように、第1のボ
ード上下機構90の上部が5mmピッチのウエハW収納
用のV溝を有する櫛歯92になっていて、中間カセット
TC内のウエハWを櫛歯92上に移し換える。この櫛歯
92上に移し換えられたウエハWを、処理槽間ウエハ搬
送機構170にてクランプして処理部2に搬入しウエハ
Wの処理をおこなわせるとともに、処理が終了したウエ
ハWを処理部2から搬出する。
【0060】処理槽間ウエハ搬送機構170は、図16
に示すように、クランプアーム171(V溝のピッチ5
mm)、このクランプアーム171をクランプ動作させ
るクランプ機構172、クランプ機構172を上下動さ
せる上下機構173及びロード部3からアンロード部4
の間を横移動するための横移動機構174を有してい
る。そして、上記のように、第1のボード上下機構90
の櫛歯92上に移し換えられたウエハWをクランプアー
ム171でクランプし横移動して処理部2に搬入しウエ
ハWの処理をおこなわせるとともに、処理が終了したウ
エハWを処理部2から搬出してアンロード部4に移送す
る動作が行われる。
【0061】このように、この実施の形態が先に示した
実施の形態と異なるところは、先の実施の形態では中間
カセットTCから取り出したウエハWをボード100に
載せて処理部2に搬送して処理をおこなわせるようにし
たのに対し、この場合は中間カセットTCから取り出し
たウエハWを直接処理理部2に搬送してウエハの処理を
おこなわせるようにしたものである。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬入されたカセットの姿勢変更、ノッチ揃え等おこなっ
た後、一括してウエハを取り出して処理し、処理後のウ
エハは先に空になったカセット内に再収納するようにし
たので、従来の処理に比べ処理速度が格段に速くなる。
また、ウエハ間のピッチを半分に変更して従来の倍の枚
数を一度に処理するようにしたので、処理能力の著しい
向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のウエハ処理装置の平面図
である。
【図2】カセットの底面図である。
【図3】(a)はカセットと第1カセット方向変換機の
回転台との関係を示す図、(b)はカセットと作業台と
の関係を示す図である。
【図4】(a)は第1カセット方向変換機とカセット送
り装置との関係を示す側面図、(b)は平面図である。
【図5】第1のウエハ移載ロボットを示し、(a)は平
面図、(b)は側面図である。
【図6】ウエハを25枚収納の搬送カセットから50枚
収納の中間カセットへのウエハの移載順序を説明する図
である。
【図7】ウエハを26枚収納の搬送カセットから52枚
収納の中間カセットへのウエハの移載順序を説明する図
である。
【図8】同じく、ウエハを26枚収納の搬送カセットか
ら52枚収納の中間カセットへのウエハの移載順序を説
明する図である。
【図9】ウエハ移載方法の細部を示す図である。
【図10】第1のカセット姿勢変換機構を示し、(a)
は平面図、(b)は側面図である。
【図11】ノッチ揃え機構の側面図である。
【図12】ウエハ押上げ装置の側面図である。
【図13】ボード供給機構のボード送り機構を示し、
(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図14】ボード供給機構のボード搬送機構を示し、
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)の一
部の正面図である。第1のウエハ搬送機構を示し、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図15】処理槽間ボード搬送機構を示し、(a)は正
面図、(b)は側面図である。
【図16】処理槽間ウエハ搬送機構を示し、(a)は正
面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 ウエハ処理装置 1a カセット搬入口 1b カセット搬出口 2 処理部 3 ロード部 4 アンロード部 10 第1カセット方向変換機 20 作業台 30 カセット送り装置 40 枚葉検知機構 50 第2カセット方向変換機 60 第1のウエハ移載ロボット 70 第1のカセット姿勢変換機構 80 ノッチ揃え機構 90 ボード上下機構 100 ボード 110 エレベータ機構 120 ボード送り機構 130 ボード搬送機構 140 エレベータ機構 150 カセットストッカ 160 処理槽間ボード搬送機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清野 輝男 東京都羽村市栄町3丁目1番地の5 株式 会社カイジョー内 Fターム(参考) 5F031 FA01 FA03 FA09 FA11 FA19 FA22 GA03 GA47 GA48 HA72 KA04 MA17 MA23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット搬入口から搬入され、複数枚の
    ウエハが水平に収納された搬送カセットを、所定の位置
    まで搬送する第1のカセット搬送機構と、 前記第1のカセット搬送機構よって搬送された搬送カセ
    ット内からウエハを一度に複数枚ずつ取出し、搬送カセ
    ットの半分のウエハ収納ピッチを有しウエハが水平に収
    納される姿勢で待機する中間カセット内に移載する第1
    のウエハ移載ロボットと、 該中間カセットを支持し、該中間カセット内にウエハの
    収納が完了するとウエハ取出し口が上方を向くようにそ
    の姿勢を換える第1のカセット姿勢変換機構と、 該第1のカセット姿勢変換機構によってほぼ垂直になっ
    た中間カセット内のウエハのノッチを揃えるノッチ揃え
    機構と、 前記中間カセットのウエハ収納ピッチと同一ピッチを有
    するボードを、該カセットの下側から該カセット内を通
    って上昇させカセット内のウエハをボード上に移し換え
    る第1のボード上下機構と、 該第1のボード上下機構にボードを供給するボード供給
    機構と、 ウエハを載置した前記ボードをクランプして処理槽に搬
    入しウエハの処理をおこなわせるとともに、処理が終了
    したボードを処理槽から搬出する処理槽間ボード搬送機
    構と、 処理槽から搬出されたボードを、ウエハ取出し口が上方
    を向く姿勢で待機する中間カセットの上方で受けて該中
    間カセット内を通って下降し、ボード上のウエハを中間
    カセット内に移し換える第2のボード上下機構と、 ウエハが抜き取られたボードを前記ボード供給機構に返
    送するボード返送機構と、 前記中間カセットを支持し、中間カセット内にウエハが
    収納されるとウエハ取出し口が水平方向を向くようにそ
    の姿勢を換える第2のカセット姿勢変換機構と、 該第2のカセット姿勢変換機構により姿勢が換えられた
    中間カセット内からウエハを一度に複数枚ずつ取出し
    て、前記第1のウエハ移載ロボットによりウエハが抜き
    取られた状態で搬送されてきた搬送カセット内に移載す
    る第2のウエハ移載ロボットと、 該第2のウエハ移載ロボットによりウエハが水平に収納
    された搬送カセットをカセット搬出口まで搬送する第2
    のカセット搬送機構とを備えたことを特徴とするウエハ
    処理装置。
  2. 【請求項2】 カセット搬入口から搬入され、複数枚の
    ウエハが水平に収納された搬送カセットを、所定の位置
    まで搬送する第1のカセット搬送機構と、 前記第1のカセット搬送機構よって搬送された搬送カセ
    ット内からウエハを一度に複数枚ずつ取出し、該搬送カ
    セットの半分のウエハ収納ピッチを有しウエハが水平に
    収納される姿勢で待機する中間カセット内に移載する第
    1のウエハ移載ロボットと、 該中間カセットを支持し、該中間カセット内にウエハの
    収納が完了するとウエハ取出し口が上方を向くようにそ
    の姿勢を換える第1のカセット姿勢変換機構と、 該第1のカセット姿勢変換機構によってほぼ垂直になっ
    た中間カセット内のウエハのノッチを揃えるノッチ揃え
    機構と、 前記中間カセットのウエハ収納ピッチと同一ピッチを有
    するボードを、カセットの下側からカセット内を通って
    上昇させカセット内のウエハをボード上に移し換える第
    1のボード上下機構と、 前記ボード上のウエハをクランプして処理槽に搬入しウ
    エハの処理をおこなわせるとともに、処理が終了したウ
    エハを処理槽から搬出する処理槽間ウエハ搬送機構と、 ウエハ取出し口が上方を向く姿勢で待機する中間カセッ
    トの上方位置で処理槽から搬出されたウエハをボード上
    に受け、該中間カセット内を通って下降し、ボード上の
    ウエハを中間カセット内に移し換える第2のボード上下
    機構と、 前記中間カセットを支持し、中間カセット内にウエハが
    収納されるとウエハ取出し口が水平方向を向くようにそ
    の姿勢を換える第2のカセット姿勢変換機構と、 該第2のカセット姿勢変換機構により姿勢が換えられた
    中間カセット内からウエハを一度に複数枚ずつ取出し
    て、前記第1のウエハ移載ロボットによりウエハが抜き
    取られた状態で搬送されてきた搬送カセット内に移載す
    る第2のウエハ移載ロボットと、 該第2のウエハ移載ロボットによりウエハが水平に収納
    された搬送カセットをカセット搬出口まで搬送する第2
    のカセット搬送機構とを備えたことを特徴とするウエハ
    処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002043395A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Sumitomo Eaton Noba Kk ウエハ搬送システム及びその搬送方法
CN114433496A (zh) * 2022-04-02 2022-05-06 山东泓瑞光电科技有限公司 Led和半导体激光器芯片硅片输送装置控制方法及装置

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