JP2000171199A - パッシブ弾着標定装置 - Google Patents

パッシブ弾着標定装置

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JP2000171199A
JP2000171199A JP10343789A JP34378998A JP2000171199A JP 2000171199 A JP2000171199 A JP 2000171199A JP 10343789 A JP10343789 A JP 10343789A JP 34378998 A JP34378998 A JP 34378998A JP 2000171199 A JP2000171199 A JP 2000171199A
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Yoshiyuki Tomioka
義幸 富岡
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  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性に優れ、低コストで簡易な構成にて弾
着の発光検出と爆音検出を行い弾着観測距離を自動的に
計測するパッシブ弾着標定装置。 【解決手段】 砲弾の弾着時に発生する弾着発光と爆音
をパッシブセンサにより検出する手段と、発光検出から
爆音到達までの計測時間と音速度とから弾着観測距離を
算出する手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、砲弾の弾着観測
が必要であるシステムにおいて用いられる観測地点から
の距離又は弾着位置を標定するためのパッシブ弾着標定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8はパッシブ弾着標定装置が適用され
るシステムの一例を示す。このシステムは、火砲75か
ら発射された砲弾76が弾着点54に到達した時、観測
地点に設置されたパッシブ標定装置74によって弾着観
測距離23を観測するために用いられる。
【0003】図9は従来の弾着標定装置を示す構成図で
ある。図において4は砲弾の弾着点54方向からの入射
光2を撮像する撮像カメラ、58は撮像カメラ4からの
ビデオ信号9を入力とし、観測状況59を表示出力する
観測状況表示器、56は観測指令61の入力を受け弾着
点54までの距離を測距レーザ光55を発射し計測レー
ザ弾着距離60を出力するレーザ測遠器、8は撮像カメ
ラ4とレーザ測遠器56を各々カメラ位置調整機構5及
びレーザ位置調整機構57を介して搭載し、方向制御指
令62により可動する搭載架台である。
【0004】従来の弾着標定装置は上記のように構成さ
れ、次のように動作する。撮像カメラ4の入射光2方向
である視軸方向と、レーザ測遠器56の測距レーザ光5
5方向であるレーザ光軸は、搭載架台8上にて同一方向
を指向するようにカメラ位置調整機構5及びレーザ位置
調整機構57を介して取り付けられる。従って、弾着点
54を含む入射光2を撮像カメラ4にて撮像し、観測状
況表示器58出力の観測状況59から弾着点54を観測
し、観測された弾着点54方向となるように方向制御指
令62を入力し搭載架台8を可動させ、その後、測距指
令61を入力することによりレーザ測遠器56からレー
ザ弾着観測距離60が計測できる。
【0005】図10は、従来の弾着標定装置の操作方法
を示す図である。図10において77は撮像カメラ4の
視軸方向と一致するように方向調整されたレーザ光軸方
向である。図10(a)は弾着時の観測状況59を示す
ものであり、観測された弾着点54は、レーザ光軸方向
77とずれた位置にあることを示す。図10(b)は、
レーザ測遠器56の計測を可能とするため、方向制御指
令62により搭載架台8を可動させ、観測された弾着点
54とレーザ光軸方向77を一致させた状況を示すもの
である。このように、従来の弾着標定装置では、弾着時
に弾着点54を観測状況59から検出し、レーザ光軸方
向77を弾着点54方向と一致させるよう搭載架台8を
可動させた後、レーザ測遠器56によりレーザ弾着観測
距離60の計測を行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の弾
着標定装置では、撮像カメラ4により観測した弾着点方
向に対して、長距離計測が可能なアクティブな観測手段
であるレーザ測遠器56を利用するものである。長距離
計測が可能なレーザ測遠器56は出力が大きく誤検知、
誤動作時の人身に対する安全性の面から、撮像カメラ4
の観測した弾着点方向の検出から距離測定までの自動化
が困難であるため、操作員が操作を行う必要があるとい
った問題があった。又、距離測定のためにはレーザ光軸
方向77を精密に弾着点方向に合わせるための操作及び
構成が必要であり、長距離計測が可能なレーザ測遠器5
6と合わせ、高価な装置となるといった問題があった。
【0007】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、砲弾が弾着する時に発生する弾着
発光と爆音を利用するためのセンサとして低コストな撮
像カメラ及びマイクを適用することで指向性制約の少な
い簡易な構成を可能とし、パッシブ型センサの適用によ
り安全性上の問題を解消することで、低コスト、取り扱
いが容易な簡易な構成及び自動計測を可能とすることを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるパッシ
ブ弾着標定装置は、撮像カメラから出力されるビデオ信
号から弾着発光の輝点を検出する手段と、弾着発光時に
発せられる爆発音を標定マイクを用いて観測する爆音観
測手段と、標定マイクから出力される音響信号から爆音
を検出する手段と、撮像カメラと標定マイクを位置調整
機構を介して搭載する搭載手段と、輝点検出時刻から爆
音検出時刻までの時間を計測する時間計測手段と、検出
時刻誤差を補正する計測時間補正手段と、計測時間と音
速度から弾着観測距離を算出する手段と、観測結果を表
示する表示手段とを設けたものである。
【0009】又、第2の発明によるパッシブ弾着標定装
置は、大気温度により変化する大気の音響伝搬速度を自
動的に得るための大気温検出手段と、大気温による音速
度を算出する音速度演算手段とを設けたものである。
【0010】又、第3の発明によるパッシブ弾着標定装
置は、撮像カメラから出力されるビデオ信号から弾着発
光の輝点を検出する手段と、弾着発光時に発せられる爆
発音を標定マイクを用いて観測する爆音観測手段と、標
定マイクから出力される音響信号から爆音を検出する手
段と、撮像カメラと標定マイクを位置調整機構を介して
搭載する搭載手段と、輝点検出時刻から爆音検出時刻ま
での時間を計測する時間計測手段と、検出時刻誤差を補
正する計測時間補正手段と、計測時間と音速度から弾着
観測距離を算出する手段と、搭載手段の位置及び方位を
検出する手段とを距離の離れた位置に2台有し、一方で
観測された観測距離、位置及び方位を他方へ伝送するた
めのデータ伝送手段と、両方の観測距離、位置及び方位
から弾着位置を標定する弾着位置標定手段と、観測結果
を表示する表示手段とを設けたものである。
【0011】又、第4の発明によるパッシブ弾着標定装
置は、距離の離れた位置に設置する2台のパッシブ弾着
標定装置の一方の輝点検出時刻を他方の時間計測開始信
号として用いるための検出タイミングを伝送するタイミ
ング信号伝送手段と、検出タイミングの伝送遅延を補正
するためのトリガ伝送遅延補正手段とを設けたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す構成図である。図において2,4,
9,5,8は、上記従来装置と同一のものである。1は
弾着発光、6は弾着発光時に発生する入射音響3を入力
し音響信号12を出力する標定マイクであり、概略の指
向方位を調整するためのマイク位置調整機構7を介して
搭載架台8に取り付けられる。10はビデオ信号9から
弾着発光1を検出し、弾着発光の検出タイミング時刻で
ある検出開始トリガ信号11を出力する輝点検出回路、
13は音響信号12から爆音を検出し、爆音の検出タイ
ミング時刻である検出停止トリガ信号14を出力する爆
音検出回路、15は検出開始トリガ信号11の入力から
検出停止トリガ14の入力があるまでの時間を計測し計
測時間16を出力するカウンター、17は検出遅延時間
の含まれる計測時間16を補正し爆音到達時間18を出
力する計測時間補正回路、21は設定入力20により設
定された音速度を記憶し音速度22を出力する音速度テ
ーブル、19は爆音到達時間18と音速度22を乗算し
弾着観測距離23を出力する乗算器、24は観測結果を
表示する表示器である。
【0013】上記のように構成されたパッシブ弾着標定
装置の動作を説明する。観測を行う場合、ほぼ同一方向
を指向するように取り付けられた撮像カメラ4と標定マ
イク6を搭載する搭載架台を弾着点方向に概略指向する
ように設定しておく。弾着が起こると入射光2の中に弾
着発光1が発生し、撮像カメラ4の任意の画像位置での
弾着発光1による輝点発生を輝点検出回路10で検出
し、弾着発光の検出タイミング時刻である検出開始トリ
ガ信号11をカウンター15に出力し、カウンター15
は弾着発光発生から爆音が到着するまでの計測時間の計
測を開始する。弾着発光時に発生する爆音は大気の音響
伝搬速度にて弾着発光1から遅れて入射音響3として標
定マイク6に入力され、爆音の到達を爆音検出回路13
で検出し、爆音の検出タイミング時刻である検出停止ト
リガ信号14をカウンター15に出力する。カウンター
15は、検出停止トリガ信号14の入力を受け時間計測
を停止し、開始から停止までの時間を計測時間16とし
て出力する。計測時間補正回路17にて計測時間16に
対して検出遅延時間の補正を行うことで爆音到達時間1
8を得ることができる。弾着観測距離23をR、爆音到
達時間18をT、音速度22をVとすると、弾着観測距
離23は次式により求められる。
【0014】
【数1】
【0015】従って、爆音到達時間18と予め設定され
た音速度22を乗算器19にて乗算することにより弾着
観測距離23が求められ、観測結果として弾着観測距離
23が表示器24に表示される。このようにして弾着の
発光及び爆音の検出により弾着の観測距離を自動的に計
測可能とするパッシブ弾着標定装置が構成される。
【0016】図5を用いて爆音到達時間の処理方法を説
明する。図において63は輝点計測時間軸、64は観測
輝度レベル軸、68は音響計測時間軸、69は観測音響
レベル軸である。輝点検出回路10では、撮像カメラ4
上のある画素の時間軸方向に変化するビデオ信号9の入
力を受け、ある輝度レベルに達すると輝点を検出するよ
うに動作し、輝点検出点65で検出を行う。爆音検出回
路13では、時間軸方向に変化する音響信号12の入力
を受け、ある音響レベルに達すると爆音を検出するよう
に動作し、爆音検出点70で検出を行う。輝点検出点6
5と爆音検出点70との検出時刻差がカウンター15に
より計測時間16として計測される。ところが、実際の
発光は発光開始点66であり、又、実際の爆音到達は爆
音到達開始点71であり、検出時刻には各々輝点検出遅
延時間67及び爆音検出遅延時間72が発生している。
従って、発光輝度特性、爆音音響特性及び回路の検出遅
延特性を考慮し計測時間補正回路17では得られた計測
時間16に対して遅延時間の補正を行い爆音到達時間1
8を出力するように動作する。このようにして爆音到達
時間18の観測精度の向上を図っている。
【0017】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示す構成図である。図において1,2,3,4,
5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,
15,16,17,18,19,23,24は図1と同
一のものである。26は大気25の大気温度27を計測
する大気温センサ、28は大気温度27から音速度22
を求める音速度演算回路である。
【0018】上記のように構成されたパッシブ弾着標定
装置の動作を説明する。大気での音響伝搬速度は大気温
度に依存して変化するものであり、一般的に音速度をV
(m/s)、大気温をθ(℃)とすると、音速度22は
次式により求められる。
【0019】
【数2】
【0020】従って、観測時刻での大気温を大気温セン
サ26で入手し、音速度演算回路28にて求める音速度
22と爆音到達時間18とを乗算器で乗算し弾着観測距
離23を求めることで、大気温による音速度の変動性に
対応可能なパッシブ弾着標定装置が構成される。
【0021】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示す構成図である。図において1,4,5,6,
7,8,10,13,15,17,19,20,21,
22,24は図1と同一のものである。又、29は入射
光A、30は入射音響A、31はビデオ信号A、32は
検出開始トリガA、33は音響信号A、34は検出停止
トリガ信号A、35は計測時間A、36は爆音到達時間
A、37は弾着観測距離A、38は入射光B、39は入
射音響B、40はビデオ信号B、41は検出開始トリガ
B、42は音響信号B、43は検出停止トリガ信号B、
44は計測時間B、45は爆音到達時間B、46は弾着
観測距離B、47は位置方位センサ、48は位置、方位
A、49は位置、方位B、50はデータ伝送装置、51
は弾着位置標定演算回路、52は弾着標定位置である。
又、方位センサ47、データ伝送装置50、弾着位置標
定演算回路51を除く構成は、実施の形態1の構成を2
台としたもので、各構成の入出力信号をA,Bを付けて
区別するが、物理的な意味、動作は同一のものである。
【0022】上記のように構成されたパッシブ弾着標定
装置の動作を説明する。2台の別々の位置において搭載
架台8上の撮像カメラ4及び標定マイク6へ入力される
各々の入射光A29、入射光B38、入射音響A30及
び入射音響B39から、実施の形態1と同様な動作によ
り各々の弾着観測距離A37及び弾着観測距離B46を
得ることができる。又、各々の観測位置と方位は位置セ
ンサ47で計測され、弾着観測距離A37と位置、方位
A48の入力とデータ伝送装置50を介して入力される
他方の弾着観測距離B46及び位置、方位B49とから
弾着位置標定演算回路51は弾着標定位置52を算出
し、観測結果として弾着標定位置52が表示器24に表
示される。
【0023】図7に弾着標定位置の算出処理方法を示
す。弾着標定位置52は、一方の観測位置における位
置、方位A48からの弾着観測距離A37と他方の観測
位置における位置、方位Bからの弾着観測距離B46と
の交点として求めることができる。
【0024】このようにして弾着の発光及び爆音の検出
により弾着点の位置標定を自動的に計測可能とするパッ
シブ弾着標定装置が構成される。
【0025】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4を示す構成図である。図において52はトリガ伝送
遅延補正回路であり、実施の形態3の他方の計測時間補
正回路17と置き換えたものである。又、実施の形態3
の他方の撮像カメラ4及び輝点検出回路10を除いたも
のである。78は一方の輝点検出回路10からの検出開
始トリガ信号32を他方のカウンター15へ伝送するた
めのタイミング信号伝送装置であり、その他は実施の形
態3と同一のものである。
【0026】上記のように構成されたパッシブ弾着標定
装置の動作を説明する。弾着発光1は、別々の位置にお
いても同時に観測されるものであることから、各々の計
測時間A35、計測時間B44の計測開始信号として一
方の輝点検出回路10から出力される検出開始トリガ信
号A32を用いることで、実施の形態3に対して一方の
撮像カメラ4及び輝点検出回路10を削除することが可
能となる。この場合、検出開始トリガ信号A32が伝送
系であるタイミング信号伝送装置78を介して一方のカ
ウンター15の計測時間開始信号となるため、トリガ伝
送遅延補正回路52により計測時間B44に対して伝送
遅延時間を補正した爆音到達時間B45を求める。
【0027】図6は図5で説明した爆音到達時間の処理
に対して、伝送遅延を含めた場合の爆音到達時間の処理
の方法を示すものである。検出開始トリガ信号A32を
伝送される側の計測時間B44は伝送系の処理及び伝送
遅延時間である検出開始トリガ伝送遅延時間73で示す
時間分、本来の計測開始時刻から遅れている。又、図5
で説明した輝点検出遅延時間67及び爆音検出遅延時間
72が発生している。従って、トリガ伝送遅延補正回路
52は、計測時間B44に対して検出開始トリガ伝送遅
延時間73、輝点検出遅延時間67及び爆音検出遅延時
間72を補正し、爆音到達時間B45を出力するように
動作する。
【0028】実施の形態3と同様にして各々で得られた
弾着観測距離A37と位置、方位A48と弾着観測距離
B46及び位置、方位B49とから弾着位置標定演算回
路51は弾着標定位置52を算出し、観測結果として弾
着標定位置52が表示器24に表示される。このように
して弾着の発光及び爆音の検出により弾着点の位置標定
を自動的に計測可能とするパッシブ弾着標定装置が構成
される。
【0029】
【発明の効果】第1の発明によれば、砲弾が弾着する時
に発生する弾着発光と爆音を利用するためのセンサとし
て低コストな撮像カメラ及びマイクを適用することで指
向性制約の少ない簡易な構成を可能とし、パッシブ型セ
ンサの適用により安全性に優れ、低コストで取り扱い容
易な簡易な構成にて弾着観測距離の自動計測が可能とな
る。
【0030】又、第2の発明によれば、観測誤差の要因
となる大気温による音速度の変動性に対応することか
ら、観測精度の高い弾着観測距離の自動計測が可能とな
る。
【0031】又、第3の発明によれば、別々の観測位置
においてパッシブ型センサを用いて各々の弾着観測距
離、観測位置、観測方位を計測し、それらを統合するこ
とにより弾着標定位置の自動計測が可能となる。
【0032】又、第4の発明によれば、一つの撮像カメ
ラのみを使用し別々の観測位置における各々の弾着観測
距離、観測位置、観測方位の計測を可能とし、それらを
統合することにより低コストで簡易な構成にて弾着標定
位置の自動計測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるパッシブ弾着標定装置の実施
の形態1を示す図である。
【図2】 この発明によるパッシブ弾着標定装置の実施
の形態2を示す図である。
【図3】 この発明によるパッシブ弾着標定装置の実施
の形態3を示す図である。
【図4】 この発明によるパッシブ弾着標定装置の実施
の形態4を示す図である。
【図5】 この発明の爆音到達時間の処理方法を示す図
である。
【図6】 この発明の伝送遅延を含めた爆音到達時間の
処理方法を示す図である。
【図7】 この発明の弾着標定位置の処理方法を示す図
である。
【図8】 パッシブ弾着標定装置が適用されるシステム
例を示す図である。
【図9】 従来の弾着標定装置を示す図である。
【図10】 従来の弾着標定装置の操作方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 弾着発光、2 入射光、3 入射音響、4 撮像カ
メラ、5 カメラ位置調整機構、6 標定マイク、7
マイク位置調整機構、8 搭載架台、9 ビデオ信号、
10 輝点検出回路、11 検出開始トリガ信号、12
音響信号、13 爆音検出回路、14 検出停止トリ
ガ信号、15 カウンター、16 計測時間、17 計
測時間補正回路、18 爆音到達時間、19 乗算器、
20 設定入力、21 音速度テーブル、22 音速
度、23 弾着観測距離、24 表示器、25 大気、
26 大気温センサ、27 大気温度、28 音速度演
算回路、29 入射光A、30 入射音響A、31 ビ
デオ信号A、32 検出開始トリガ信号A、33 音響
信号A、34 検出停止トリガ信号A、35 計測時間
A、36 爆音到達時間A、37 弾着観測距離A、3
8 入射光B、39入射音響B、40 ビデオ信号B、
41 検出開始トリガ信号B、42 音響信号B、43
検出停止トリガ信号B、44 計測時間B、45 爆
音到達時間B、46 弾着観測距離B、47 位置方位
センサ、48 位置、方位A、49位置、方位B、50
データ伝送装置、51 弾着位置標定演算回路、52
弾着標定位置、53 トリガ伝送遅延補正回路、54
弾着点、55 測距レーザ光、56 レーザ測遠器、
57 レーザ位置調整機構、58 観測状況表示器、5
9 観測状況、60 レーザ弾着観測距離、61 測距
指令、62 方向制御指令、63 輝点計測時間軸、6
4 観測輝度レベル軸、65 輝点検出点、66 発光
開始点、67 輝点検出遅延時間、68 音響計測時間
軸、69 観測音響レベル軸、70 爆音検出点、71
爆音到達開始点、72 爆音検出遅延時間、73 検
出開始トリガ伝送遅延時間、74 パッシブ弾着標定装
置、75火砲、76 砲弾、77 レーザ光軸方向、7
8 タイミング信号伝送装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砲弾の弾着発光をパッシブに検出する撮
    像カメラと、弾着発光時に発生する爆音をパッシブに検
    出する標定マイクと、上記撮像カメラの撮像方向位置を
    調整するカメラ位置調整機構と、上記標定マイクのマイ
    ク指向方向を調整するマイク位置調整機構と、上記撮像
    カメラ及び標定マイクを搭載する搭載架台と、上記撮像
    カメラから出力されるビデオ信号から輝点を検出し検出
    タイミングを出力する輝点検出回路と、上記標定マイク
    から出力される音響信号から爆音を検出し検出タイミン
    グを出力する爆音検出回路と、上記輝点検出回路出力タ
    イミングから上記爆音検出回路出力タイミングまでの時
    間を計測するカウンターと、上記カウンター出力時間を
    補正する計測時間補正回路と、大気の音響伝搬速度を記
    録した音速度テーブルと、上記計測時間補正回路出力と
    上記音速度テーブル出力とを乗算する乗算器と、観測結
    果を表示する表示器とを備えたことを特徴とするパッシ
    ブ弾着標定装置。
  2. 【請求項2】 大気温度を計測する大気温センサと、上
    記大気温センサ出力の大気温度から音速度を算出する音
    速度演算回路とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    のパッシブ弾着標定装置。
  3. 【請求項3】 上記撮像カメラと、上記標定マイクと、
    上記カメラ位置調整機構と、上記マイク位置調整機構
    と、上記搭載架台と、上記輝点検出回路と、上記爆音検
    出回路と、上記カウンターと、上記計測時間補正回路
    と、上記音速度テーブルと、上記乗算器と、上記搭載架
    台の位置と方位を検出する位置方位センサとを距離の離
    れた位置に2台有し、一方の観測距離及び位置方位を他
    方へ伝送するためのデータ伝送装置と、両方の観測距離
    及び位置方位から弾着位置を標定する弾着位置標定演算
    回路と、観測結果を表示する表示器とを備えたことを特
    徴とする請求項1記載のパッシブ弾着標定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のパッシブ弾着標定装置の
    一方の上記輝点検出回路からの検出タイミングを他方の
    上記カウンターの時間計測開始信号として用いるための
    検出タイミングを伝送するタイミング信号伝送装置と、
    検出タイミングの伝送遅延を補正するためのトリガ伝送
    遅延補正回路とを備えたことを特徴とする請求項3記載
    のパッシブ弾着標定装置。
JP10343789A 1998-12-03 1998-12-03 パッシブ弾着標定装置 Pending JP2000171199A (ja)

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