JP2000171029A - 液化ガス蒸発装置およびその運転方法 - Google Patents

液化ガス蒸発装置およびその運転方法

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JP2000171029A
JP2000171029A JP11281198A JP28119899A JP2000171029A JP 2000171029 A JP2000171029 A JP 2000171029A JP 11281198 A JP11281198 A JP 11281198A JP 28119899 A JP28119899 A JP 28119899A JP 2000171029 A JP2000171029 A JP 2000171029A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ないスペースとエネルギーで液化ガス液を
蒸発させる。 【解決手段】 燃焼用ガスGfと燃焼用空気Gaを供給
して燃焼させるバーナー12と、このバーナー12に燃
焼用空気Gaを供給する送風機6および吸い込み管7
と、バーナー12に供給する燃焼用ガスGfと燃焼用空
気Gaが燃焼する燃焼室52を有し、燃焼室52で発生
する燃焼熱で加熱する熱媒水wを保持する温水槽51
と、温水槽51内に設けられ熱媒水wの熱で液化ガス液
を蒸発させる熱交換器53とを備え、送風機6および吸
い込み管7は、空気を非危険場所57から導入する空気
を燃焼室52に流入させ、燃焼室52の空気圧力が大気
圧を超えたことを確認して、バーナー12に燃焼を行わ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化ガスの液を熱
媒液で加熱し蒸発させる液化ガス蒸発装置およびその運
転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来技術に係る液化ガス蒸発装
置の概略構造図である。従来の液化ガス蒸発装置60
は、熱媒水wを加熱する熱源機61と、液化ガス、たと
えば液化石油ガスの液である液化石油液(「LP液」ま
たは「LPG液」ともいう)Lを熱媒水wで加熱し蒸発
させて液化石油ガス(「LPガス」または「LPG」と
もいう)GpにするLPG蒸発器74とを備えている。
【0003】熱源機61は、燃焼用ガスGfを燃料とし
て空気とともに燃焼させ熱媒水wを加熱するものであ
る。燃焼用ガスGfは、電磁弁62と調整器63を介し
てバーナー65に供給される。バーナー65は、送風機
66によって燃焼用空気が空気室67を介して供給され
る。温水温度センサー69は、熱源機の本体61a内の
熱媒水wの温度を検知し、その信号を熱源機制御盤68
に入力する。熱源機制御盤68は、熱媒水wの温度信号
を受けて電磁弁62、バーナー65および送風機66を
制御する。また、熱源機の本体61aには、空焚きを防
止する空焚き防止器71が設けられ、その信号も熱源機
制御盤68に入力される。
【0004】LPG蒸発器74は、その蒸発器本体74
a内に熱交換器75を有し、熱交換器75の一方の端の
LP液入口76から流入するLP液Lは、温水循環ポン
プ72によって送られる熱媒水wの熱を受けて蒸発し、
熱交換器75の他方の端のLPガス出口77からLPガ
スGpとして流出する。熱交換器75で熱交換し温度の
低下した熱媒水wは、循環用温水配管73を通って熱源
機61側に戻される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】LPG蒸発器74の周
囲は、異常時にLPガスが滞留する恐れがあるので(破
線で示す危険場所58)、火気・電気の使用は制限を受
ける。このため熱源機61は、LPG蒸発器74から一
定の距離をとる必要がある(2点鎖線で示す非危険場所
57)。このため、熱媒水wの循環用温水配管73を熱
源機61と蒸発器74との間に設け、熱媒水wを常時温
水循環ポンプ72によって循環する。このため、温水循
環ポンプ72の電気代がかかり、省スペース・省エネル
ギー性に欠けていた。
【0006】本発明は、少ないスペースとエネルギーで
液化ガス液を蒸発させることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の液化ガス蒸発装置は、燃料と空気を供給して燃
焼させる加熱手段と、該加熱手段に前記空気を供給する
空気供給手段と、前記加熱手段を配置する燃焼室を有し
該燃焼室で発生する燃焼熱で加熱する熱媒液を保持する
熱媒液槽と、該熱媒液槽内に設けられ前記熱媒液の熱で
液化ガス液を蒸発させる熱交換手段とを備え、前記空気
供給手段は、前記空気を非危険場所から導入してなるこ
とである。
【0008】空気供給手段は、加熱手段に空気を供給す
る。加熱手段は、供給される燃料と空気を燃焼室で燃焼
させる。熱媒液槽内に保持される熱媒液は、燃焼室で発
生する燃焼熱で加熱される。熱媒液槽内に設けられる熱
交換手段は、この加熱される熱媒液の熱で液化ガス液を
蒸発させる。空気供給手段は、空気を非危険場所から導
入するので、燃焼室で燃料を燃焼する前に、予め上記燃
焼用空気を燃焼室に供給して、内部に残留する未燃焼燃
料や未燃焼ガスを外に追い払うことにより、安全に燃焼
開始を行うことができる。
【0009】ここで、上記非危険場所とは、次のような
場所である。すなわち、 異常時に液化ガスが漏れて滞留する恐れのある本装
置(液化ガス蒸発装置)の周りから離れた清浄な空気の
ある場所、 本装置が一つの室や仕切り壁で囲まれて設けられる
場合には、その室や仕切り壁の外側の清浄な空気のある
場所、 異常時に漏れる液化ガスが空気より重く、床面近く
に滞留する場合には、床面から離れた高い位置の清浄な
空気のある場所、 その他清浄な空気の得られる場所、 である。要するに、異常時に漏れる液化ガスを含む空気
を吸引しない場所である。
【0010】さらに、前記燃料を制御する制御機器が内
部に設けられ前記空気を供給して大気圧を超える圧力に
加圧可能な内圧容器と、該内圧容器に連通し前記空気を
溜めて前記加熱手段に供給する空気室とを備えてなるこ
とである。
【0011】内圧容器は、大気圧を超える圧力に加圧可
能な耐圧性を有し、空気を供給して大気圧を超える圧力
に加圧することができる。この内圧容器の内部に上記制
御機器を設け、これら制御機器を防爆型の機器としなく
ても、空気を送り大気圧を超える圧に加圧することによ
り、内圧容器の外側の液化ガスを含む空気が内部に侵入
して点火時に爆発する危険を防ぐ。また、加熱手段に通
じ空気を供給する空気室は内圧容器に連通するので、内
圧容器に供給する空気は空気室に流れ溜まることにより
加熱手段の燃焼用空気として利用することができ、液化
ガス蒸発装置を小型のものとし、省スペース化を図るこ
とができる。
【0012】そして、前記内圧容器の圧力が大気圧を超
えたことを確認して、前記制御機器および前記加熱手段
に通電を開始し、該加熱手段に燃焼を行わせる制御装置
を備えてなることである。
【0013】制御装置により、内圧容器の圧力が大気圧
を超えたことを確認し、さらに好ましくは内圧容器の内
部に滞留していたガスを全て追い払うに必要な一定時間
を予め決めておき、この一定時間が経過したことを確認
してから、内圧容器に設ける制御機器および燃焼部に通
電を開始し、加熱手段に燃焼を行わせることにより、燃
焼を安全に開始させることができる。
【0014】また、本発明は、燃料と空気を燃焼させる
燃焼室で発生する燃焼熱により熱媒液を加熱し、該熱媒
液の熱で前記燃焼室に接近して設けられる熱交換手段に
供給する液化ガス液を蒸発させる液化ガス蒸発装置の運
転方法において、非危険場所から導入する空気を前記燃
焼室に流入させ、該燃焼室の空気圧力が大気圧を超えた
ことを確認して、前記燃焼を開始させてなることであ
る。
【0015】燃料と空気を燃焼室で燃焼させて、その発
生する燃焼熱により熱媒液を加熱し、加熱された熱媒液
の熱で燃焼室に接近して設けられる熱交換手段に供給す
る液化ガス液を蒸発させる。この際、非危険場所から空
気を導入し燃焼室に流入させる。流入させる空気は、燃
焼室に残留している燃焼ガスや未燃燃料ガスなどを追い
出して燃焼室を満たす。この燃焼室の空気圧力が大気圧
を超えたことを確認し、好ましくは、燃焼室の空気圧力
が大気圧を超えて予め決められた一定時間経過したこと
を確認し、燃焼を開始させることにより、燃焼開始の安
全性を確保することができる。ここで、非危険場所は、
先に記した〜の場所である。
【0016】また、本発明は、熱媒液を保持し、この熱
媒液の熱で液化ガス液を蒸発させる熱交換手段を有する
熱媒液槽に燃焼室を設け、この燃焼室の開口を覆い加熱
手段に燃料と空気を供給する機器を内部に設けた密閉容
器および前記燃焼室を、液化ガス蒸発装置の配置された
場所の雰囲気に対して気密に設け、燃焼に用いる空気を
非危険場所から吸い込み、燃焼室で発生した燃焼ガスを
非危険場所に排気してなることである。ここで、非危険
場所は、先に挙げた〜の場所である。燃焼に用いる
空気を吸い込む非危険場所と、燃焼ガスを排気する非危
険場所とは、異なった場所の方が好ましい。同一の非危
険場所である場合は、排気した燃焼ガスが再び燃焼用空
気として吸い込まれないように、吸い込み口と排気口を
離したり、仕切りを介在させるなどの工夫を要する。ま
た、液化ガス蒸発装置の配置された場所の雰囲気は、可
燃性ガスが滞留する恐れのある場所であり、危険場所を
含む。
【0017】このようにすることにより、密閉容器およ
び燃焼室は液化ガス蒸発装置の配置された場所の雰囲気
から気密に保持される。燃焼に用いる空気は非危険場所
から吸い込み、燃焼室で発生した燃焼ガスは非危険場所
に排気する。このため、液化ガス蒸発装置の配置された
場所の雰囲気に可燃性ガスが滞留していても、この可燃
性ガスが密閉容器および燃焼室の内部に侵入する恐れは
ない。熱媒液の温度が低下して加熱の要求があった場合
には、直ちに燃焼を開始することが可能である。このた
め、液化ガス蒸発装置の応答性が良くなる。
【0018】この場合、機器は燃焼を制御する制御機器
および電気機器を含む。制御機器および電気機器は密閉
容器の内部に設けられるので、防爆を施した制御機器お
よび電気機器を使用する必要がなくなる。さらに、上記
密閉容器に気密に接続され、この密閉容器内部に空気を
供給する空気供給手段と、上記燃焼室に気密に接続さ
れ、この燃焼室で発生した燃焼ガスを排気する排気管と
を備え、空気供給手段の空気吸い込み口および排気管の
排気口を非危険場所に開口させると良い。こうすること
により、非危険場所から清浄な燃焼用空気を吸い込むこ
とができ、燃焼ガスを非危険場所に排気できるので、密
閉容器および燃焼室の周囲に未燃焼の可燃性ガスが滞留
しなくなる。
【0019】さらに、空気供給手段は空気を吸引する送
風機を有し、この送風機を密閉容器の内部に設けると良
い。このようにすると、送風機が可燃性ガスと接触する
ことがなくなり、防爆型の送風機を使用する必要がなく
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液化ガス蒸発
装置およびその運転方法の実施の形態を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明に係る液化ガス蒸発装置の
第1実施形態を示す概略構造図である。第1実施形態の
液化ガス蒸発装置1は、燃料である燃焼用ガスGfと燃
焼用空気Gaを供給して燃焼させる加熱手段としてのバ
ーナー12と、このバーナー12に燃焼用空気Gaを供
給する空気供給手段としての防爆型の送風機6、吸い込
み管7および空気室11とを備える。さらに、バーナー
12を配置する燃焼室52を有し、この燃焼室52で発
生する燃焼熱で加熱する熱媒水(熱媒液)wを保持する
温水槽(熱媒液槽)51と、この温水槽51内に設けら
れ熱媒水wの熱でLP液(液化ガス液)Lを蒸発させる
熱交換手段である熱交換器53とを備える。ここで、送
風機の吸い込み管の吸い込み口8は、非危険場所57に
開口し、ここから燃焼用空気Gaを導入する。
【0022】さらに、送風機6の出口に設けられた空気
室11に供給される空気Gaは、燃焼用空気としてバー
ナー12に供給される。そして、バーナー12は、この
バーナー12に供給される燃焼用ガスGfと燃焼用空気
Gaとを燃焼室52に噴射し燃焼させ、発生する燃焼ガ
スGgは排気される。したがって、上記送風機6、空気
室11、バーナー12および温水槽51は、互いに接近
して設けられ、一体的にまたは一体化されて設けられ
る。また、第1実施形態の液化ガス蒸発装置1は、バー
ナー12の燃焼用ガスGfを制御する制御機器として、
燃焼用ガスGfの開閉を行う防爆型の電磁弁13および
流量調整を行う調整器14を備える。
【0023】さらに具体的には、たとえば、バーナー1
2は、温水槽51に設けられる燃焼室52の開口56に
取り付けられる。電磁弁13および調整器14は、バー
ナー12に燃焼用ガスGfを供給する供給管15に設け
られる。また、第1実施形態の液化ガス蒸発装置1は、
制御装置19を備え、制御装置19は、燃焼用空気の圧
力を検知する圧力スイッチ20と、熱媒水wの温度を検
知する温水温度センサー23と、温水槽51の空焚きを
防止する空焚き防止器24と、温水温度センサー23の
検知する熱媒水wの温度信号、空焚き防止器24の検知
信号および圧力スイッチ20の燃焼用空気圧力信号から
送風機6、電磁弁13およびバーナー12を制御する制
御盤21と、防爆のための防爆配線(各機器の黒印)2
6とを有する。
【0024】温水槽51内に設けられる熱交換器53
は、LP液入口54から流入LP液Lを熱交換器53の
中を流通させる間に熱媒水wから熱を受けて蒸発させ熱
交換器のLPガス出口55からLPガスGpとして流出
させる。
【0025】上記構造を有する第1実施形態の液化ガス
蒸発装置1は、次のように作用する。すなわち、送風機
吸い込み管7の吸い込み口8は非危険場所57に開口
し、空気室11に圧送される燃焼用空気Gaは、この非
危険場所57から導入される。制御装置の制御盤21
は、空気室11に設けられる圧力スイッチ20により、
空気室11および燃焼室52の圧力が大気圧+ΔP(大
気圧を超える圧力)以上で、予め決められた一定時間以
上保持されなければバーナー12に点火されない制御を
行う。ここで、ΔPの概略値は、たとえば50Pa程度
である。
【0026】さらに、熱媒水wの温度は、温水温度セン
サー23によって検出され設定温度以下であれば、制御
盤21がバーナー12を燃焼させるように制御する。こ
の際、先ず送風機6が作動し非危険場所57からの燃焼
用空気Gaが空気室11を介してバーナー12に供給さ
れ、燃焼室52に流入する。したがって、燃焼室52内
の残っている燃焼ガスや未燃の可燃性ガスは燃焼用空気
Gaにより置換され、空気圧力が大気圧+ΔP以上で一
定時間保持されたことが圧力スイッチ20により確認さ
れるとバーナー12に着火することを許可する。バーナ
ー12の燃焼により発生する燃焼ガスGgは熱媒水wと
熱交換し排気される。
【0027】また、何らかの原因により危険場所58に
LPガスが滞留しても送風機6は、非危険場所57から
燃焼用空気Gaを供給するので、空気室11、バーナー
12内部および燃焼室52にLPガスが流入することは
無く、また、これら各室内部の圧力も大気圧を超える圧
力であるためLPガスが侵入することはない。なお、制
御機器の電気部品は防爆配線(符号26の各黒印)され
る。また、送風機を非危険場所57に置いて送風すれば
送風機への配線を防爆配線にする必要がなくなる。
【0028】図2は、図1と同様の第2実施形態を示す
概略構造図である。第2実施形態の液化ガス蒸発装置1
は、燃焼用ガスGfを制御する制御機器である電磁弁1
6、17および調整器18が内部に設けられ燃焼用空気
Gaを供給して大気圧を超える圧力に加圧可能な内圧容
器9と、この内圧容器9に連通し燃焼用空気Gaを溜め
てバーナー12に供給する空気室11とを有する。さら
に、内圧容器9の圧力が大気圧を超えたことを確認し
て、電磁弁16、17およびバーナー12に通電を開始
し、バーナー12に燃焼を行わせる制御装置19を備え
る。したがって、防爆型電磁弁などを使用することなく
安全性が確保される。
【0029】さらに、第2実施形態の液化ガス蒸発装置
1は、制御装置19として、送風機制御盤28および温
水制御盤29と、温水温度センサー23および過熱防止
装置31と、圧力スイッチ20とを有する。そして、制
御装置19は、上記のように、内圧容器9の圧力が大気
圧を超えたことを確認し、さらに好ましくは予め決めら
れた一定時間経過後に前記制御機器およびバーナー12
に通電を開始し、バーナー12に燃焼を行わせる。ただ
し、送風機6、温水温度センサー23、過熱防止装置3
1、圧力スイッチ20、送風機制御盤28および温水制
御盤29などは防爆型とする必要がある。
【0030】熱媒水wの温度が低くバーナー12の燃焼
が要求されると、送風機6は非危険場所57から燃焼用
空気Gaを内圧容器9に圧送する。内圧容器9は空気室
11と連通されるので、送風機6から圧送される燃焼用
空気Gaはバーナーの燃焼室52に流入する。この時、
内圧容器の内部10の圧力が大気圧+ΔP(大気圧を超
える圧力)以上で、先に記した一定時間保持されたこと
が確認されれば、バーナー12に点火され、燃焼が開始
される。内圧容器9内は大気圧を超える圧力であるの
で、万一LPガスが内圧容器9や蒸発器温水槽51の周
囲に滞留していても内圧容器9内にLPガスが流入する
ことはない。
【0031】また、何らかの原因によって、内圧容器9
内にLPガスが侵入しても、非危険場所57から導入さ
れる清浄な燃焼用空気Gaによって掃気されてから、内
圧容器9内の制御機器の電気機器に通電が開始されバー
ナー12への着火が行われるため危険性はない。また、
何らかの原因で内圧容器9内の圧力が降下すると温水制
御盤29への通電は停止しバーナー12は消える。送風
機6を非危険場所57に置いて送風すれば送風機6への
配線を防爆配線にする必要がなくなる。図2における第
2実施形態の液化ガス蒸発装置のその他の部分は、図1
における第1実施形態の液化ガス蒸発装置と同様の構
造、作用を有するので、同じ符号を付けてその説明を省
略する。
【0032】図3は、図2と同様の第3実施形態を示す
概略構造図である。第3実施形態の液化ガス蒸発装置1
は、図2の第2実施形態の液化ガス蒸発装置に比べ異な
る点は、内圧容器9の内側に入れる制御装置として、図
2に示した制御機器の他に、温水制御盤33と空焚き防
止器35を納めることである。温水制御盤33と空焚き
防止器35などの安全上の制御装置を内圧容器9内に設
置することにより、温水制御盤33からの配線を防爆配
線にする必要がなくなる。しかし、内圧容器の内部10
は、送風機6が停止している間は通電されないため、温
水温度センサー23は内圧容器9内には入れられない。
これは、温水温度センサー23に通電しない時は熱媒水
wの温度降下を検知できないからである。温水温度セン
サー23を内圧容器9内に設置するためには送風機6を
稼働し続ける必要があるので、省エネルギーとならな
い。
【0033】第3実施形態の液化ガス蒸発装置1におい
て、熱媒水温度が低くバーナー12の燃焼が要求される
と、送風機6は非危険場所57からの燃焼用空気Gaを
内圧容器9に導入する。内圧容器9は空気室11と連通
されるので、送風機6から送られる燃焼用空気Gaはバ
ーナー燃焼室52に流入する。この時、内圧容器9内の
圧力が大気圧+ΔP以上で一定時間保持されたことを確
認した後、温水制御盤33に通電が開始され、バーナー
12の燃焼が開始される。図3において、その他の部分
は図2と同様の構造、作用を有するので、同じ符号を付
けてその説明を省略する。
【0034】次に、上記第1〜第3実施形態の液化ガス
蒸発装置1の特徴について説明する。本実施形態の液化
ガス蒸発装置1は、 従来の液化ガス蒸発装置(図4)における熱源機61
とLPG蒸発器74を接近させて一体化するので省スペ
ースであり、熱源機61とLPG蒸発器74の一体化に
より温水循環ポンプ72と循環用温水配管73が不要と
なる。
【0035】 従来の液化ガス蒸発装置(図4)におけ
る温水循環ポンプ72の電力が不要になり、かつ循環用
温水配管73もないので放熱もなく省エネルギーであ
る。
【0036】 熱源機61とLPG蒸発器74の一体
化により設置工事が簡単となり、温水循環ポンプ72、
循環用温水配管73に伴う工事が不要となり設置工事性
が向上する。
【0037】 危険場所58にバーナー12、電磁弁
16、17、温水制御盤33および空焚き防止器35を
設置しても確実な安全性を図ることができる。
【0038】次に、液化ガス蒸発装置の運転方法の実施
形態について、図1を利用して説明する。本発明の液化
ガス蒸発装置の運転方法は、燃焼用燃料Gfと燃焼用空
気Gaを燃焼させる燃焼室52で発生する燃焼熱により
熱媒水(熱媒液)wを加熱し、この熱媒水wの熱で燃焼
室52に接近して設けられる熱交換器(熱交換手段)5
3に供給する液化ガス液を蒸発させる液化ガス蒸発装置
の運転方法において、非危険場所57から導入する燃焼
用空気Gaを燃焼室52に流入させ、燃焼室52の空気
圧力が大気圧を超えたことを確認して、燃焼を開始させ
ることである。ここで、非危険場所57は、先に手段の
ところで記した〜の場所である。
【0039】燃焼用燃料Gfと燃焼用空気Gaを燃焼室
52で燃焼させて、その発生する燃焼熱により熱媒液w
を加熱し、加熱された熱媒液wの熱で熱交換器53に供
給される液化ガス液Lを蒸発させる。この際、非危険場
所57から燃焼用空気Gaを導入し燃焼室52に流す。
供給される燃焼用空気Gaは、燃焼室52に残留してい
る燃焼ガスや未燃燃料ガスなどを追い出し燃焼室52を
満たす。この燃焼室52の空気圧力が大気圧を超えたこ
とを確認し、好ましくは、燃焼室52の空気圧力が大気
圧を超えて予め決められた一定時間経過したことを確認
し、燃焼を開始させることにより、燃焼開始時の安全性
を確保することができる。
【0040】上記液化ガス蒸発装置の運転方法は、図1
の液化ガス蒸発装置1だけでなく、図2、3に示した内
圧容器9を有する液化ガス蒸発装置1においても適用で
き、非危険場所57から導入する空気Gaは、内圧容器
9、空気室11および燃焼室52を大気圧を超えた圧で
満たすことになり、好ましくは予め決められた一定時間
経過したことを確認してから燃焼が開始されることにな
り、上記と同様の燃焼開始時の安全性を確保することが
できる。
【0041】図4は、本発明に係る第4実施形態を示す
概略構造図である。第4実施形態の液化ガス蒸発装置1
は、熱媒液槽としての温水槽51と、この温水槽51に
隣接させて密閉容器36とを備える。温水槽51は、熱
媒液としての熱媒水wを内部に保持し、加熱手段として
のバーナー12を配置した燃焼室52と、燃焼室52で
発生した燃焼熱によって熱媒水wが加熱され、この熱媒
水wによって液化ガス液であるLP液Lを加熱する熱交
換器53とを有する。
【0042】熱交換器53は、LP液入口54から流入
させたLP液Lを加熱し、LPガスGpとしてLPガス
出口から流出させる。燃焼用ガスGfと空気Gaを供給
して燃焼させるバーナー(加熱手段)12は、燃焼室5
2の開口56に設けられる。
【0043】さらに、密閉容器36は、燃焼室52に隣
接させてバーナー12の基端側を含んで覆い、内部に燃
焼を行わせる制御機器(機器)および電気機器(機器)
を設ける。ここで、制御機器は、供給管42によって導
入された燃焼用ガスGfを制御する電磁弁40および調
整器41である。電気機器は、熱媒水wの温度を検知す
る温水温度センサー44と、温水槽51の空焚きを防止
する空焚き防止器45と、温水温度センサー44の検知
する熱媒水wの温度信号、空焚き防止器45の検知信号
から送風機6、電磁弁40およびバーナー12を制御す
る制御盤43と、これらをつなぐ配線(破線で表示)と
を含むものである。
【0044】さらに、空気供給手段として吐き出し側が
密閉容器36に接続される上記送風機6と、この送風機
6の吸い込み側に接続され空気Gaを吸い込む吸い込み
管37とを設ける。また、燃焼室52に接続され、燃焼
室52で発生した燃焼ガスGgを排出する排気管46を
設け、吸い込み管37の吸い込み口38および排気管4
6の排気口47を非危険場所57に開口させる。そし
て、吸い込み管37、送風機6、密閉容器36、燃焼室
52および排気管46は、この装置の配置された場所の
雰囲気、この第4実施形態においては危険場所58に対
して気密に接続される。
【0045】ここで、非危険場所57は、先に挙げた
〜の場所である。さらに、燃焼に用いる空気を吸い込
む吸い込み口38の開口する非危険場所と、燃焼ガスを
排気する排気口47の開口する非危険場所とは、この第
4実施形態の場合、異なった場所としている。また、危
険場所は、非危険場所以外の場所であり、可燃性ガスが
滞留する恐れのある場所である。
【0046】以上の構造を有する第4実施形態の液化ガ
ス蒸発装置1は、次のように作用する。すなわち、熱媒
水wの温度が設定温度未満であると、制御盤43が送風
機6を稼動させ、非危険場所57から空気Gaを密閉容
器36内に供給し、さらに密閉容器36に連通した空気
室11を介して燃焼室52に送り込む。燃焼室52内で
燃焼した燃焼ガスGgは、熱媒水wと熱交換し、排気管
46から別の非危険場所57に排気される。熱媒水wの
温度が設定温度以上となると密閉容器36内部の電気機
器への通電を停止し、燃焼が止まる。その後、送風機6
も停止する。
【0047】吸い込み管37、防爆型送風機6、制御機
器や電気機器を内蔵した密閉容器36、燃焼室52およ
び排気管46を気密構造とし、これらを全て気密に接続
し、かつ吸い込み管の吸い込み口38および排気管の排
気口47を非危険場所に開口させることにより、LPG
蒸発器の周囲に可燃性ガスが滞留しても、これらの装置
の内部に侵入する恐れがない。
【0048】このように、制御機器および電気機器を収
納する容器を密閉構造とすることによって、常時、この
密閉容器内に通電できるため、温水制御、送風機制御を
行うことができる。また、密閉容器内の制御機器、電気
機器に通電する前に、容器内を掃気する必要が無くなる
ため、熱媒水wの温度が降下し燃焼の要求があった場
合、直ちに燃焼を開始することが可能であり、応答性が
良い。さらに、送風機以外は、可燃性ガスに接触する可
能性がないため、防爆を施した制御機器、電気機器を使
用する必要性がなく経済的である。
【0049】図5は、図4と同様の第5実施形態の液化
ガス蒸発装置を示す概略構造図である。第5実施形態の
液化ガス蒸発装置1は、空気供給手段の送風機39を密
閉容器36の内部に設けたことである。このようにする
と、送風機39を防爆型の密閉構造とする必要がなく、
また送風機39が可燃性ガスと接触することがない。ま
た、全ての制御機器、電気機器に関し、防爆型にする必
要がなくなる。図5における第5実施形態の液化ガス蒸
発装置のその他の部分の構造と作用は、図4における第
4実施形態の液化ガス蒸発装置と同じであるので、その
説明を省略する。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、少ないスペースとエネ
ルギーで液化ガス液を蒸発させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液化ガス蒸発装置の第1実施形態
を示す概略構造図である。
【図2】図1と同様の第2実施形態を示す概略構造図で
ある。
【図3】図2と同様の第3実施形態を示す概略構造図で
ある。
【図4】本発明に係る第4実施形態を示す概略構造図で
ある。
【図5】図4と同様の第5実施形態を示す概略構造図で
ある。
【図6】従来技術に係る液化ガス蒸発装置の概略構造図
である。
【符号の説明】
1 液化ガス蒸発装置 6 送風機(空気供給手段) 7 吸い込み管(空気供給手段) 8 吸い込み口(空気供給手段) 9 内圧容器 11 空気室(空気供給手段) 12 バーナー(加熱手段) 16 電磁弁(制御機器) 17 電磁弁(制御機器) 18 調整器(制御機器) 19 制御装置 20 圧力スイッチ(制御装置) 23 温水温度センサー(制御装置) 26 防爆配線(制御装置) 28 送風機制御盤(制御装置) 29 温水制御盤(制御装置) 31 過熱防止装置(制御装置) 33 温水器制御盤(制御装置) 35 空焚き防止器(制御装置) 36 密閉容器 37 吸い込み管(空気供給手段) 38 吸い込み口 39 送風機(空気供給手段) 40 電磁弁(制御機器) 41 調整器(制御機器) 43 制御盤(電気機器) 44 温水温度センサー(電気機器) 45 空焚き防止器(電気機器) 46 排気管 47 排気口 51 温水槽(熱媒液槽) 52 燃焼室 53 熱交換器(熱交換手段) 56 開口 57 非危険場所 w 熱媒水(熱媒液) L LP液(液化ガス液) Ga 燃焼用空気(空気) Gf 燃焼用ガス(燃料)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料と空気を供給して燃焼させる加熱手
    段と、該加熱手段に前記空気を供給する空気供給手段
    と、前記加熱手段を配置する燃焼室を有し該燃焼室で発
    生する燃焼熱で加熱する熱媒液を保持する熱媒液槽と、
    該熱媒液槽内に設けられ前記熱媒液の熱で液化ガス液を
    蒸発させる熱交換手段とを備え、前記空気供給手段は、
    前記空気を非危険場所から導入してなる液化ガス蒸発装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記燃料を制御する
    制御機器が内部に設けられ前記空気を供給して大気圧を
    超える圧力に加圧可能な内圧容器と、該内圧容器に連通
    し前記空気を溜めて前記加熱手段に供給する空気室とを
    備えてなる液化ガス蒸発装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記内圧容器の圧力
    が大気圧を超えたことを確認して、前記制御機器および
    前記加熱手段に通電を開始し、該加熱手段に燃焼を行わ
    せる制御装置を備えてなる液化ガス蒸発装置。
  4. 【請求項4】 燃料と空気を燃焼させる燃焼室で発生す
    る燃焼熱により熱媒液を加熱し、該熱媒液の熱で前記燃
    焼室に接近して設けられる熱交換手段に供給する液化ガ
    ス液を蒸発させる液化ガス蒸発装置の運転方法におい
    て、非危険場所から導入する空気を前記燃焼室に流入さ
    せ、該燃焼室の空気圧力が大気圧を超えたことを確認し
    て、前記燃焼を開始させてなる液化ガス蒸発装置の運転
    方法。
  5. 【請求項5】 燃焼室の開口に設けられた加熱手段によ
    って燃料と空気を燃焼させて発生した燃焼熱により熱媒
    液を加熱し、該熱媒液の熱で液化ガス液を蒸発させる液
    化ガス蒸発装置において、前記燃焼室は前記熱媒液を保
    持し該熱媒液の熱で液化ガス液を蒸発させる熱交換手段
    を有する熱媒液槽に設けられ、前記燃焼室の開口を覆い
    前記加熱手段に前記燃料と空気を供給する機器を内部に
    設けた密閉容器および前記燃焼室を、前記液化ガス蒸発
    装置の配置された場所の雰囲気に対して気密に設け、前
    記燃焼に用いる空気を非危険場所から吸い込み、前記燃
    焼室で発生した燃焼ガスを非危険場所に排気してなる液
    化ガス蒸発装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記機器は前記燃焼
    を制御する制御機器および電気機器を含み、前記密閉容
    器に気密に接続され該密閉容器内部に前記空気を供給す
    る空気供給手段と、前記燃焼室に気密に接続され該燃焼
    室で発生した燃焼ガスを排気する排気管とを備え、前記
    空気供給手段の空気吸い込み口および前記排気管の排気
    口を非危険場所に開口させてなる液化ガス蒸発装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記空気供給手段は
    前記空気を吸引する送風機を有し、該送風機を前記密閉
    容器の内部に設けてなる液化ガス蒸発装置。
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