JP2000170712A - 多段伸縮エヤ―シリンダ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小縮小時の高さに対して最大伸張時の高さ
が４倍以上になる事のできる多段伸縮エヤーシリンダ
ー。 【解決手段】複数の筒（１）をテレスコープ状にして内
側に密封したゴムベローズ（２）を装着し、ゴムベロー
ズ（２）の一端にエヤーをいれる為のエヤー注入口
（３）を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】伸縮自在のテレスコープ状の
筒の中にゴムベローズを装着したエヤーシリンダー。

【０００２】

【従来の技術】従来、ピストン型エヤーシリンダーと２
段テレスコシリンダーがあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これらは次のような欠
点があった。 （イ） ピストン型シリンダーは最大伸張時の高さが最
小縮小時の高さの２倍であった。 （ロ）２段テレスコープシリンダーは構造が複雑な上、
最大伸張時のが最 小縮小時の高さの３倍であった。本
発明は、これらの欠点を除くためになされたものであ
る。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】複数の筒（１）をテレスコ
ープ状にして内側に密封したゴムベローズ（２）を装着
して、その一端にエヤー注入口（３）を設けた。本発明
は以上の様な構成よりなる多段伸縮エヤーシリンダーで
ある。

【０００５】

【発明の実施の形態】注入口（３）よりエヤーを注入す
ることにより、ゴムベローズ（２）が膨張しして筒
（１）は順次上にのびて最大伸張時の高さに至る、つぎ
に注入口（３）よりエヤーを排出することにより筒
（１）の自重によりゴムベローズ（２）は最小縮小時の
高さまで縮み、筒（１）も最小縮小時の高さまで下が
る。

【０００６】

【実施例】以下発明の実施例について説明する。 （イ）ゴムベローズ（２）は最大伸張時の長さが最小縮
小時の長さの４倍になるようにゴムベローズ（２）の厚
さとヒダの数を設定する。 （ロ）筒（１）は一個の長さをゴムベローズ（２）の最
小縮小時の長さと同じ長さの物を４個設ける。 （ハ）４個の筒（１）はテレスコープ状に組み立て、筒
（１）の両端には抜けないように段差を設ける。 （ニ）ゴムペローズ（２）はエヤー漏れの無いようにし
て一方を筒（１）の上面に取り付け、他方を台座（４）
に取り付け、台座（４）にエヤーの注入口（３）を設け
る。 本発明は以上の様な構造で、これを使用する時は注入口
（３）よりエヤーを注入、排出することにより伸縮を繰
り返し、最大伸張時の高さが最小縮小時の高さの４倍伸
びる。

【０００７】

【発明の効果】（イ）作業台等の下などの低い所への取
り付けが楽になった。 （ロ）より高い所まで物を持ち上げる事が出来るように
なった。 （ハ）従来のテレスコープシリンダーに比べて構造が簡
単である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の最小縮小時の断面図である。

【図２】本発明の最大伸張時の断面図である。

【符号の説明】

１ 筒 ２ ゴムベローズ ３ エヤー注入口 ４ 台座

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の筒（１）をテレスコープ状に組み
   立てて、その内側に密封したゴムベローズ（２）を装着
   して、そのゴムベローズ（２）の一端にエヤー注入口
   （３）を設けた多段伸縮エヤーシリンダー。