JP2000170461A - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置

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JP2000170461A
JP2000170461A JP10344556A JP34455698A JP2000170461A JP 2000170461 A JP2000170461 A JP 2000170461A JP 10344556 A JP10344556 A JP 10344556A JP 34455698 A JP34455698 A JP 34455698A JP 2000170461 A JP2000170461 A JP 2000170461A
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opening
shield
closing
guide groove
shutter
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Toru Uetake
徹 植竹
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Bunka Shutter Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮蔽体の形状を問わず被遮蔽部の開口部を隙
間なく閉塞できる開閉装置を提供する。 【解決手段】 ガレージ2の開口部3の両側縁に上下方
向に長手状で上下方向に案内溝6を有したガイドレール
4を一対設ける。開口部3の上縁近傍に細長板状のスラ
ット11を複数連接した略平面状で案内溝6に両側縁が係
合するシャッタ10を巻取および巻戻す巻回装置本体を配
設する。案内溝6内に上下方向に細長状の気密部材33を
収容する。気密部材33にシャッタ10が開口部3を閉塞す
る際に当接する作動腕部24とにてリンク機構を構成する
リンク腕部30を設ける。シャッタ10が下降すると作動腕
部24の遮蔽検出部25に当接し、コイルスプリング28の付
勢に抗して作動腕部24が回動し、気密部材33がシャッタ
10に密着する。閉塞したときに気密部材33が密着するた
め、各部位を損傷せずに容易にシャッタ10を移動でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮蔽体がガイドレ
ールにて案内されつつ摺動移動して被遮蔽部の開口部を
遮蔽する開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の開閉装置として、例えば
図7ないし図9に記載のシャッタ装置が知られている。
【0003】この図7ないし図9に示すシャッタ装置41
は、ガレージ42などの被遮蔽部の車両が通行する開口部
43の上縁近傍に配設され、左右方向に細長板状で上下の
縁に円弧状に屈曲されて互いに回動可能に係合する連結
部44を設けたスラット45が上下方向に複数連接された略
平面状の遮蔽体46を巻取および巻戻す巻回装置を備えて
いる。そして、遮蔽体46は、開口部43の上下方向の両側
縁に設けた上下方向に沿って長手状の一対のガイドレー
ル47,47の長手方向に沿って凹溝状に設けられた案内溝
48に、巻取および巻戻方向の両側縁が摺動可能に係合さ
れて案内され、巻回装置本体7の巻取および巻戻により
開口部3を開閉可能に閉塞して被遮蔽部を遮蔽する。
【0004】また、ガイドレール47の案内溝48内には、
案内溝48に係合する遮蔽体46の両側縁近傍の一面側に当
接する例えば軟質塩化ビニルやクロロプレンゴムなどの
弾性部材にて形成された気密部材49が案内溝48の一縁に
沿って全域に取り付けられている。そして、遮蔽体46に
て開口部43を閉塞した際に、ガイドレール47の案内溝48
と遮蔽体46との間に生じる隙間を気密部材49が閉塞して
被遮蔽部を略気密に遮蔽することにより、遮音性や防煙
性などを付与している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
ャッタ装置41では、遮蔽体46の巻取および巻戻の際に、
気密部材49が常時遮蔽体46に摺動接触する状態となるの
で、気密部材49と遮蔽体46とに摩擦抵抗が生じ、巻取お
よび巻戻の際に大きな負荷となり、遮蔽体46による開口
部43の開閉に支障をきたすおそれがあるとともに、気密
部材49が摩耗してガイドレール47の案内溝48と遮蔽体46
との間に隙間が生じ、良好な遮音性や防煙性が得られな
くなる。さらに、遮蔽体46は、気密部材49が隙間なく密
着するように、少なくとも気密部材49が密着する一面側
が平面となる形状の特殊なスラット45を連接したものに
限られ、汎用性および装飾性の向上が図れない。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みて、遮蔽体の
形状を問わず被遮蔽部の開口部を隙間なく閉塞できる開
閉装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の開閉装置
は、被遮蔽部に開口する開口部の縁に設けられ長手方向
に沿って案内溝を有したガイドレールと、このガイドレ
ールの案内溝に一縁が摺動自在に係合されこの案内溝に
沿って案内されつつ摺動移動することにより前記開口部
を開閉可能に閉塞する略平面状の遮蔽体と、前記ガイド
レールに設けられ前記遮蔽体が前記開口部を閉塞したと
きに前記ガイドレールの案内溝および前記遮蔽体の間隙
を閉塞する閉塞手段とを具備したものである。
【0008】そして、被遮蔽部の開口部の縁に設けた長
手方向に沿って案内溝を有したガイドレールに、案内溝
に一縁が摺動自在に係合されこの案内溝に沿って案内さ
れつつ摺動移動する略平面状の遮蔽体が開口部を開閉可
能に閉塞したときに、ガイドレールの案内溝および遮蔽
体の間隙を閉塞する閉塞手段を設けたため、遮蔽体が摺
動移動する際に閉塞手段と接触することがなく、遮蔽体
に負荷が掛からないで移動可能で、遮蔽体と閉塞手段と
の摺接による閉塞手段の損傷を防止し、長期間安定して
開口部が隙間なく閉塞される。
【0009】請求項2記載の開閉装置は、請求項1記載
の開閉装置において、ガイドレールは、開口部の対向す
る縁に一対設けられ、閉塞手段は、前記各ガイドレール
に設けられたものである。
【0010】そして、開口部の対向する縁に一対設けた
ガイドレールに、閉塞手段をそれぞれ設けるため、被遮
蔽部が隙間なく確実に遮蔽される。
【0011】請求項3記載の開閉装置は、請求項1また
は2記載の開閉装置において、閉塞手段は、ガイドレー
ルの案内溝内にこの案内溝の縁に遮蔽体の移動方向に対
して交差する方向に移動可能に設けられ、前記遮蔽体が
被遮蔽部の開口部を閉塞することにより前記遮蔽体の平
面に当接して前記ガイドレールの案内溝および前記遮蔽
体の間隙を閉塞する気密部材を備えたものである。
【0012】そして、遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉塞
した際に、ガイドレールの案内溝内に遮蔽体の移動方向
に対して交差する方向に移動して遮蔽体の平面に当接す
る気密部材を設けたため、簡単な構造で遮蔽体が被遮蔽
部の開口部を閉塞したときにガイドレールの案内溝およ
び遮蔽体の間隙を閉塞する構成が容易に得られる。
【0013】請求項4記載の開閉装置は、請求項3記載
の開閉装置において、閉塞手段は、ガイドレールの案内
溝内に回動可能に配設され、遮蔽体が被遮蔽部の開口部
を閉塞することにより回動して気密部材を遮蔽体の平面
に当接させるものである。
【0014】そして、閉塞手段を遮蔽体が被遮蔽部の開
口部を閉塞することにより回動可能に案内溝内に設け、
この回動により気密部材を遮蔽体の平面に当接させて案
内溝および遮蔽体の間隙を閉塞するため、簡単な構造で
遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉塞したときにガイドレー
ルの案内溝および遮蔽体の間隙を閉塞する構成が容易に
得られる。
【0015】請求項5記載の開閉装置は、請求項4記載
の開閉装置において、閉塞手段は、回動中心に対して気
密部材と反対側で、遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉塞す
る際に前記開口部を閉塞する方向に移動する遮蔽体の移
動方向の先端が当接する遮蔽検出部を備え、前記遮蔽検
出部に前記遮蔽体の移動方向の先端が当接することによ
り回動して気密部材を遮蔽体の平面に当接させるもので
ある。
【0016】そして、遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉塞
する際に、回動中心に対して気密部材と反対側に位置し
て設けた遮蔽検出部に、被遮蔽部の開口部を閉塞する方
向に移動する遮蔽体の移動方向の先端が当接することに
より回動して気密部材を遮蔽体の平面に当接させ、ガイ
ドレールの案内溝および遮蔽体の間隙を閉塞するため、
遮蔽体の遮蔽に連動して機械的に遮蔽体が被遮蔽部の開
口部を閉塞したときにガイドレールの案内溝および遮蔽
体の間隙を閉塞する構成が容易に得られ、容易に構成の
簡略化が図れる。
【0017】請求項6記載の開閉装置は、請求項5記載
の開閉装置において、閉塞手段は、遮蔽体が被遮蔽部の
開口部を閉塞する方向に移動する移動方向に対して反対
方向に付勢され、遮蔽検出部に前記遮蔽体の移動方向の
先端が当接することにより付勢に抗して回動して気密部
材を遮蔽体の平面に当接させるものである。
【0018】そして、遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉塞
する方向に移動する移動方向に対して反対方向に付勢し
た閉塞手段の遮蔽検出部に遮蔽体の移動方向の先端が当
接することにより、付勢に抗して閉塞手段が回動して気
密部材を遮蔽体の平面に当接させ、ガイドレールの案内
溝および遮蔽体の間隙を閉塞するため、簡単な構成で遮
蔽体の遮蔽に連動して機械的に遮蔽体が被遮蔽部の開口
部を閉塞したときにガイドレールの案内溝および遮蔽体
の間隙を閉塞する構成が容易に得られる。
【0019】請求項7記載の開閉装置は、請求項1ない
し4いずれか一記載の開閉装置において、閉塞手段は、
被遮蔽部の開口部の縁近傍に配設され、前記開口部を閉
塞する方向に移動する遮蔽体の移動方向の先端が当接す
ることにより前記開口部の閉塞を検出する遮蔽検出部を
備えたものである。
【0020】そして、被遮蔽部の開口部の縁近傍に位置
し開口部を閉塞する方向に移動する遮蔽体の移動方向の
先端が当接することにより開口部の閉塞を検出する遮蔽
検出部を閉塞手段に設けたため、簡単な構造で遮蔽体の
遮蔽に連動して機械的に遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉
塞したときにガイドレールの案内溝および遮蔽体の間隙
を閉塞する構成が容易に得られる。
【0021】請求項8記載の開閉装置は、請求項1また
は2記載の開閉装置において、閉塞手段は、気密部材
と、遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉塞したことを検出す
る遮蔽検出部と、この遮蔽検出部にて前記開口部の閉塞
を検出することにより前記気密部材をガイドレールの案
内溝および遮蔽体の間隙に閉塞させる作動部とを具備し
たものである。
【0022】そして、遮蔽検出部にて遮蔽体が被遮蔽部
の開口部を閉塞したことを検出すると、作動部が気密部
材をガイドレールの案内溝および遮蔽体の間隙に閉塞さ
せるため、遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉塞したときに
ガイドレールの案内溝および遮蔽体の間隙を閉塞する構
成の簡略化が容易となる。
【0023】請求項9記載の開閉装置は、請求項8記載
の開閉装置において、気密部材は、ガイドレールの案内
溝内にこの案内溝の縁に遮蔽体の移動方向に対して交差
する方向に移動可能に設けられ、前記遮蔽体が被遮蔽部
の開口部を閉塞することにより前記遮蔽体の平面に当接
して前記ガイドレールの案内溝および前記遮蔽体の間隙
を閉塞するものである。
【0024】そして、遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉塞
した際に、ガイドレールの案内溝内に遮蔽体の移動方向
に対して交差する方向に移動して遮蔽体の平面に当接す
る気密部材を設けたため、簡単な構造で遮蔽体が被遮蔽
部の開口部を閉塞したときにガイドレールの案内溝およ
び遮蔽体の間隙を閉塞する構成が容易に得られる。
【0025】請求項10記載の開閉装置は、請求項8ま
たは9記載の開閉装置において、遮蔽検出部は、被遮蔽
部の開口部の縁近傍に位置して設けられ、前記被遮蔽部
の開口部を閉塞する方向に移動する遮蔽体の移動方向の
先端が当接することにより前記開口部の閉塞を検出する
ものである。
【0026】そして、被遮蔽部の開口部の縁近傍に位置
し開口部を閉塞する方向に移動する遮蔽体の移動方向の
先端が当接することにより開口部の閉塞を検出する遮蔽
検出部を閉塞手段に設けたため、簡単な構造で遮蔽体の
遮蔽に連動して機械的に遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉
塞したときにガイドレールの案内溝および遮蔽体の間隙
を閉塞する構成が容易に得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0028】図5ないし図6において、1は開閉装置と
してのシャッタ装置で、このシャッタ装置1は、被遮蔽
部としての例えばガレージ2の車両が通行する開口部3
に位置して、この開口部3を開閉可能に設けられてい
る。なお、被遮蔽部の開口部3としては、例えば建造物
の廊下や部屋のドア開口部や窓開口部、建造物の出入口
や非常口などの開口部、あるいは、防火・防煙上の防火
区画として区画する必要がある箇所の開口部など、遮蔽
可能ないずれの箇所でも対象となる。
【0029】そして、シャッタ装置1は、ガレージ2の
開口部3の縁に、左右方向に相対向して取り付けられた
一対のガイドレール4,4を備えている。これらガイド
レール4,4は、細長板状の背板部4aの長手方向の両側
に略垂直に互いに平行となる側板部4bがそれぞれ折曲形
成され、さらに各側板部4b,4bの縁には背板部4aに略平
行に互いに対向する方向に間隙を介して前板部4cがそれ
ぞれ折曲形成され、断面略コ字状に形成されている。ま
た、ガイドレール4は、前板部4c,4aの対向する縁に内
方に向けて略垂直に折曲形成された案内板部4d,4dを有
し、これら案内板部4d,4dの先端縁が側板部4b,4bの内
面に向けてそれぞれ略垂直に折曲形成されたフランジ部
4e,4eを有している。そして、ガイドレール4は、案内
板部4d,4d間にスリット5を開口するガイドレール4の
長手方向に沿った案内溝6を開口形成し、案内溝6,6
が対向して長手方向が上下方向に沿って略鉛直状に開口
部3の左右方向の両側縁に取り付け固定されている。
【0030】また、シャッタ装置1は、巻回手段である
巻回装置本体7を備えている。この巻回装置本体7は、
ガレージ2の内側面で開口部3の上縁近傍にガイドレー
ル4,4の上部に位置して配設されている。
【0031】そして、この巻回装置本体7は、ガイドレ
ール4,4の対向方向、すなわち開口部3の上縁に沿っ
て長手箱状の本体ケース8を有している。また、この本
体ケース8の下面には、長手方向に沿って細長スリット
状でガイドレール4,4の案内溝6に連通する図示しな
い挿通開口部が開口形成されている。そして、本体ケー
ス8内には、長手方向に沿って細長棒状の図示しない巻
回部がモータなどの駆動手段により回転自在に軸支され
ている。
【0032】また、巻回部には略平面状の遮蔽体として
のシャッタ10の一端縁が取り付けられ、駆動手段の駆動
により回転する巻回部にてシャッタ10を上下方向の両側
がガイドレール4,4の案内溝6,6に係合した状態で
本体ケース8の挿通開口部を介して巻取および巻戻すな
わち昇降され、下降することにより開口部3を開閉可能
に閉塞してガレージ2を遮蔽する。そして、このシャッ
タ10は、例えばアルミニウム合金やステンレス、鋼板、
合成樹脂、木材などにて左右方向に細長平板状に形成さ
れたスラット11が上下方向に複数連結されて略平面状に
形成されている。このスラット11は、細長板状の平板部
11a の長手方向の両側が同じ側に拡開するように傾斜す
る斜板部11b ,11b が折曲形成されて断面略台形状に形
成され、長手方向の一側縁が内側に向けて略円筒状に屈
曲され他側縁が外側に向けて略円筒状に屈曲され、一方
が他方を回動自在に嵌挿可能な径寸法にそれぞれ屈曲形
成された第1の連結部12および第2の連結部13を有して
いる。そして、シャッタ10は、隣接する一方のスラット
11の第1の連結部12に他方のスラット11の第2の連結部
13が回動自在に嵌挿されて互いに回動可能に連結、すな
わちシャッタ10が巻取可能に連結する第1の連結部12お
よび第2の連結部13の部分で折れ曲がるように回動可能
に連結されて略平面状に構成されている。
【0033】なお、シャッタ10は、複数のスラット11,
11が連結されて断面略波形状に構成され、開口部3を閉
塞した略平板状となった状態の最大幅寸法がガイドレー
ル4のスリット5の幅寸法以下となるようにスラット11
が折曲形成されている。また、シャッタ10は、複数のス
ラット11,11を連結したものに限らず、例えばガラスク
ロスやシリカクロスなどの不燃性生地にて形成された不
燃性シート、塩化ビニール、ポリエステルなどの合成樹
脂製シート、織布や不織布、生地などにてスクリーン状
に形成されたシート状のもの、扉体のような板状のもの
などでもよい。
【0034】さらに、シャッタ10を構成するスラット1
1,11の巻回部に取り付けられる側と反対側のスラット1
1の縁には、断面略T字状に折曲形成され下面がガレー
ジ2の開口部3の下縁である床面に接地する水切り部14
が折曲形成されている。なお、この水切り部14は、ガイ
ドレール4の案内溝6内に位置する部分には設けられて
いない。
【0035】一方、ガイドレール4には、図1ないし図
4に示すように、案内溝6内となる一方の側板部4bの内
面側に向けて突出するフック部20が所定間隔で複数切り
起こし形成されている。そして、ガイドレール4の側板
部4bの内面には、これらフック部20,20の下側にそれぞ
れ位置して複数の台座部21,21が取り付けられている。
【0036】また、最下位に位置する台座部21には、略
棒状の第1の腕部22および第2の腕部23にて略く字状に
折れ曲がった形状の作動部としての作動腕部24が、第1
の腕部22および第2の腕部23の先端が台座部21の設けら
れていない他方の側板部4bに向けて折れ曲がった状態
で、第1の腕部22および第2の腕部23の境界部分である
折曲部分で、背板部4aと略平行な平面上で回動可能に軸
支されている。さらに、第1の腕部22の端部には、さら
に他方の側板部4bに向けて折曲された遮蔽検出部25が設
けられている。この遮蔽検出部25は、作動腕部24の第1
の腕部22の先端が下方に向けて回動することにより長手
方向の側面が床面上に接するように折曲形成されてい
る。
【0037】さらに、第2の腕部23の端部側には、ピン
27が突設されている。そして、作動腕部24は、一端がフ
ック部20に係合され他端がピン27に係合された付勢手段
としてのコイルスプリング28により、第2の腕部23側が
常時台座部21を設けた一方の側板部4bに向けて回動する
状態に付勢されている。
【0038】また、他の台座部21,21には、細長棒状で
作動腕部24の第2の腕部23と略同長さ寸法に形成された
リンク腕部30の一端が作動腕部24と同方向、すなわち背
板部4aと略平行な平面上で回動自在に軸支されている。
さらに、これらリンク腕部30,30は、作動腕部24の第2
の腕部23と同様に、第2の腕部23と同じ位置すなわち先
端部から同じ距離の位置にピン27が突設されている。そ
して、リンク腕部30は、一端がフック部20に係合され他
端がピン27に係合された付勢手段としてのコイルスプリ
ング28により、先端側が常時台座部21の設けられた一方
の側板部4bに向けて回動する状態に付勢されている。こ
れら作動腕部24および各リンク腕部30,30にて、作動部
31が構成されている。
【0039】さらに、作動腕部24の第2の腕部23および
各リンク腕部30,30の先端には、気密部材33が取り付け
られている。この気密部材33は、例えば合成樹脂やゴム
など、特に熱負荷の掛かるおそれがある場所に設置され
る場合には耐熱性の合成樹脂、特に独立発泡形成された
シール部材に適した合成樹脂にて、ガイドレール4の長
手方向に沿って細長状に形成されている。また、気密部
材33の一側面には、シャッタ10が開口部3を閉塞して平
面状の形態となる際に、このシャッタ10の平面に密着可
能に平面の凹凸に対応して凹凸状の密着面34が設けられ
ている。この密着面34は、スラット11の平板部11a に当
接する平面部34a と、スラット11,11の斜板部11b ,11
b 間の凹部に挿入して斜板部11b に当接する斜面部34b
,34b を有した突起部34b とが所定間隔、すなわちス
ラット11,11が連結されたシャッタ10の表面の凹凸に対
応して設けられている。
【0040】そして、気密部材33は、密着面34がシャッ
タ10に対向するように、すなわち案内溝6のスリット5
に密着面34が臨むように、作動腕部24の第2の腕部23お
よび各リンク腕部30,30が略平行にそれぞれ先端部が回
動自在に軸支されている。このため、気密部材33は、作
動腕部24の第2の腕部23および各リンク腕部30,30が回
動することにより、密着面34が案内溝6のスリット5か
ら進退するようにフランジ部4eに摺接しつつ摺動移動可
能となってリンク機構を構成し、作動腕部24、各リンク
腕部30,30および気密部材33にて閉塞手段35が構成され
ている。
【0041】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
【0042】ガレージ2を遮蔽するために、図示しない
各種操作スイッチによる操作や火炎あるいは煙を検知す
るセンサの作動などにより、巻回装置本体7の駆動手段
が巻戻方向に駆動し、巻回部が巻戻方向に回転する。こ
の巻回部の巻戻方向への回転により、巻回部に巻回され
ているシャッタ10が巻き戻される。このシャッタ10は、
自重により、巻回装置本体7の本体ケース8に開口した
挿通開口部を介して、両側がガイドレール4,4の案内
溝6,6に係合して案内されつつ下降し、ガレージ2の
開口部3を次第に閉塞する。
【0043】そして、シャッタ10の最下位に位置する水
切り部14の下面が床面に接触する直前で、図1に示すよ
うに、ガイドレール4,4の案内溝6,6内に位置する
シャッタ10の下端部が作動腕部24の遮蔽検出部25に当接
する。さらに、シャッタ10が下降すると、遮蔽検出部25
が下方に押されるように、コイルスプリング28の付勢に
抗して作動腕部24が回動する。この作動腕部24の回動に
より、リンク腕部30,30に取り付けられた気密部材33が
フランジ部4eに摺接しつつ案内溝6のスリット5から密
着面34が進出するように摺動移動する。そして、シャッ
タ10の水切り部14の下面が床面に接触すると、遮蔽検出
部25の長手方向の側面が床面上に接する状態となり、気
密部材33の密着部34がシャッタ10の平面に密着、すなわ
ち気密部材33の平面部34a ,34a がシャッタ10のスラッ
ト11,11の各平板部11a ,11a に当接するとともに気密
部材33の斜面部34b ,34b がシャッタ10のスラット11,
11の各斜板部11b ,11b に当接し、シャッタ10と案内溝
6のスリット5との隙間を閉塞する。この状態で、巻回
装置本体7の駆動手段の駆動が停止して、シャッタ10の
巻戻が停止する。
【0044】一方、ガレージ2の遮蔽を解除、すなわち
ガレージ2の開口部3を開口する場合、図示しない各種
操作スイッチによる操作により、巻回装置本体7の駆動
手段を巻取方向に駆動し、巻回部を巻取方向に回転す
る。この巻回部の巻取方向への回転により、シャッタ10
の下端部が当接する遮蔽検出部25が床面から離間するよ
うにコイルスプリング28の付勢にて作動腕部24が回動す
る。この作動腕部24の回動により、リンク腕部30,30に
取り付けられた気密部材33がフランジ部4eに摺接しつつ
案内溝6のスリット5から案内溝6内に密着面34が後退
するように摺動移動し、シャッタ10に密着する密着面34
がシャッタ10から離間する。そして、水切り部14が巻回
装置本体7の本体ケース8の下端に当接することによ
り、駆動手段の駆動が停止して、シャッタ10の巻取が停
止する。
【0045】上述したように、ガレージ2の開口部3の
縁に上下方向に沿って設け長手方向に沿って案内溝6を
有したガイドレール4に、案内溝6に両側縁が摺動自在
に係合されこの案内溝6に沿って案内されつつ摺動移動
する略平面状のシャッタ10が開口部3を開閉可能に閉塞
したときに、ガイドレール4の案内溝6およびシャッタ
10の間隙を閉塞する閉塞手段35を設けたため、シャッタ
10が開口部3を開閉するために摺動移動する際には閉塞
手段35の気密部材と接触することがなく、シャッタ10の
移動に負荷が掛からず、シャッタ10と閉塞手段35の気密
部材33との摺接による気密部材33の摩耗、各構成部材の
折損などの閉塞手段35の損傷や、巻回装置本体7の駆動
手段などの損傷を防止でき、長期間安定して開口部3が
隙間なく閉塞される。
【0046】そして、ガイドレール4を開口部3の対向
する縁に一対設けたため、シャッタ10が一対のガイドレ
ール4,4にて案内されて摺動移動するので、シャッタ
10が安定して移動でき移動性を向上できるとともに、一
対のガイドレール4,4に閉塞手段35をそれぞれ設けた
ため、ガレージ2を隙間なく確実に遮蔽できる。
【0047】さらに、シャッタ10を上下方向に沿って移
動するように配設したため、シャッタ10の移動の際にシ
ャッタ10の自重を利用してシャッタ10にて開口部3を閉
塞する状況を簡単な構造で容易に検出できるとともに、
簡単な構造でシャッタ10を摺動移動でき、簡単な構造で
ガレージ2を隙間なく遮蔽でき、容易に軽量小型化が図
れる。
【0048】また、閉塞手段35として、シャッタ10がガ
レージ2の開口部3を閉塞した際に、ガイドレール4の
案内溝6内にシャッタ10の移動方向に対して交差する方
向に移動してシャッタ10の平面に隙間なく当接する気密
部材33を備えたため、簡単な構造で容易にシャッタ10が
ガレージ2の開口部3を閉塞したときにガイドレール4
の案内溝6およびシャッタ10の間隙を閉塞できる。
【0049】そして、シャッタ10の移動方向に対して交
差する方向に閉塞手段35を移動、すなわち、シャッタ10
に閉塞手段35を押し付けるように密着し、シャッタ10を
ガイドレール4の案内溝6の縁と閉塞部材35とにて挟持
する状態に間隙を閉塞するため、気圧の変動や例えば車
が通った時に加わる風圧などにより、シャッタ10が厚さ
方向に移動して案内溝6の縁と接触することにより生じ
る金属音などの騒音である風振音を防止できる。
【0050】さらに、閉塞手段35として、シャッタ10が
ガレージ2の開口部3を閉塞することにより回動可能に
案内溝6内に設け、この回動により気密部材33をシャッ
タ10の平面に当接させて案内溝6およびシャッタ10の間
隙を閉塞する作動腕部24を備えたため、簡単な構造でシ
ャッタ10がガレージ2の開口部3を閉塞したときにガイ
ドレール4の案内溝6およびシャッタ10の間隙を閉塞す
る構成が容易に得られる。
【0051】また、閉塞手段35として、シャッタ10がガ
レージ2の開口部3を閉塞する際に、回動中心に対して
気密部材35と反対側に位置し、ガレージ2の開口部3を
閉塞する方向に移動するシャッタ10の移動方向の先端が
当接することによりシャッタ10による開口部3の閉塞を
検出する遮蔽検出部25を備えたため、シャッタ10の遮蔽
に連動して機械的にシャッタ10がガレージ2の開口部3
を閉塞したときにガイドレール4の案内溝6およびシャ
ッタ10の間隙を閉塞する構成が容易に得られ、容易に構
成の簡略化が図れる。
【0052】さらに、シャッタ10が下降してガレージ2
の開口部3を閉塞する際にコイルスプリング28の付勢に
抗して閉塞手段35を回動して気密部材33をシャッタ10の
平面に当接させてガイドレール4の案内溝6およびシャ
ッタ10の間隙を閉塞し、シャッタ10を上昇させることに
よりコイルスプリング28の付勢により元の位置に復帰し
て気密部材33をシャッタ10から離間させるため、簡単な
構成でシャッタ10の遮蔽に連動して機械的にシャッタ10
がガレージ2の開口部3を閉塞したときにガイドレール
4の案内溝6およびシャッタ10の間隙を閉塞する構成が
容易に得られる。
【0053】そして、閉塞手段35を構成する遮蔽検出部
25をガレージ2の開口部3の縁近傍に位置して設けたた
め、簡単な構造でシャッタ10の遮蔽に連動して機械的に
シャッタ10がガレージ2の開口部3を閉塞したときにガ
イドレール4の案内溝6およびシャッタ10の間隙を閉塞
する構成が容易に得られる。
【0054】また、作動腕部24およびリンク腕部30,30
にてリンク機構を構成して、作動腕部24の回動により、
気密部材33の密着面34がシャッタ10の平面に密着および
離間可能に摺動移動させる作動部31を設けたため、シャ
ッタ10がガレージ2の開口部3を閉塞したときにガイド
レール4の案内溝6およびシャッタ10の間隙を閉塞する
構成を容易に簡略化できる。
【0055】さらに、気密部材33のシャッタ10に密着す
る密着面34に、シャッタ10の表面の凹凸に対応して平面
部34a と斜面部34b とを設けたため、確実にシャッタ10
の全域に密着できる。
【0056】なお、上記実施の形態において、ガレージ
2を遮蔽する構成について説明したが、上述したよう
に、ガレージ2に限らず、建造物の廊下や部屋のドア開
口部や窓開口部、建造物の出入口や非常口などの開口
部、あるいは、防火・防煙上の防火区画として区画する
必要がある箇所の開口部など、建造物に限らず遮蔽可能
ないずれの箇所でも対象となる。
【0057】そして、回動可能に設けた作動腕部24に遮
蔽検出部25を一体に設けて、シャッタ10が当接すること
により作動腕部24が回動して気密部材33をシャッタ10に
密着させる構成について説明したが、例えばガイドレー
ル4の案内溝6内にスイッチなどを設け、このスイッチ
の開閉によりシャッタ10にてガレージ2が遮蔽したこと
を検出し、別途設けたソレノイドなどの駆動手段を駆動
させて気密部材33をシャッタ10に密着させたり、巻回装
置本体7の巻戻負荷の増大によりガレージ2が閉塞され
たと判断して気密部材33を密着させるなどの電気的な制
御でもできる。
【0058】また、リンク機構を構成する作動部31を設
け、気密部材33を摺動移動して説明したが、上述したソ
レノイドによる移動など気密部材33による気密方法は、
気密部材33の形状や性状などに対応していずれの構成で
もできる。
【0059】一方、遮蔽体としては、上述したように、
シャッタ10に限らず、シート状部材などでもでき、上下
方向に移動して開口部3を開閉する構成の他、例えば引
き戸やカーテンなど、左右方向への移動や水平方向への
移動により開口部3を開閉するものでもよい。なお、気
密部材33は、遮蔽体の表面に対応した密着面34を設けた
り、表面に対応して変形可能な密着面を設ける。
【0060】そして、シャッタ10の一面側に気密部材10
を密着させたが、両面側からシャッタ10を挟持するよう
に密着させてもよい。
【0061】また、ガイドレール4を一対設けて説明し
たが、片方のみでもよく、例えばカーテンなどの左右方
向に移動するものでは、開口部の下縁や上縁の少なくと
もいずれか一方に設けてもよい。
【0062】さらに、一対設けたガイドレール4,4の
それぞれに閉塞手段35を設けたが、一方のみでもよい。
【0063】そして、作動部31を常時気密部材33がシャ
ッタ10から離間する方向に付勢し、シャッタ10が開口部
3を閉塞した際に付勢に抗して気密部材33を密着させる
構成として、コイルスプリング28を用いたが、板ばね、
ゴム、トーションばねなど、弾性を利用したいずれの構
成でもでき、常時付勢する構成に限らず、単に開口部3
の開閉状態に対応して気密部材33を密着および離間させ
るいずれの構成でもできる。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載の開閉装置によれば、被遮
蔽部の開口部の縁に設けたガイドレールに、案内溝に係
合して案内されつつ摺動移動する遮蔽体が開口部を開閉
可能に閉塞したときに、案内溝および遮蔽体の間隙を閉
塞する閉塞手段を設けたため、遮蔽体が摺動移動する際
に閉塞手段と接触しないので、遮蔽体が負荷を受けるこ
となく移動でき、遮蔽体と閉塞手段との摺接による閉塞
手段の損傷を防止でき、長期間安定して開口部を隙間な
く閉塞できる。
【0065】請求項2記載の開閉装置によれば、請求項
1記載の開閉装置の効果に加え、閉塞手段を設けたガイ
ドレールを開口部の対向する縁に一対設けたため、遮蔽
体が一対のガイドレールにて案内されて摺動するので、
遮蔽体の移動性を向上できるとともに、一対のガイドレ
ールに閉塞手段をそれぞれ設けていることにより、被遮
蔽部を隙間なく確実に遮蔽できる。
【0066】請求項3記載の開閉装置によれば、請求項
1または2記載の開閉装置の効果に加え、ガイドレール
の案内溝内に、遮蔽体の移動方向に対して交差する方向
に移動して遮蔽体の平面に当接する気密部材を設けたた
め、簡単な構造で遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉塞した
ときに案内溝および遮蔽体の間隙を閉塞する構成が容易
に得られる。
【0067】請求項4記載の開閉装置によれば、請求項
3記載の開閉装置の効果に加え、閉塞手段を回動可能に
設け、遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉塞することにより
回動して気密部材を遮蔽体の平面に当接させて案内溝お
よび遮蔽体の間隙を閉塞させるため、簡単な構造で遮蔽
体が被遮蔽部の開口部を閉塞したときに案内溝および遮
蔽体の間隙を閉塞する構成が容易に得られる。
【0068】請求項5記載の開閉装置によれば、請求項
4記載の開閉装置の効果に加え、回動中心に対して気密
部材と反対側に位置して遮蔽検出部を設け、遮蔽体の移
動方向の先端が当接することにより回動して気密部材を
遮蔽体の平面に当接させて案内溝および遮蔽体の間隙を
閉塞させるため、遮蔽体の遮蔽に連動して機械的に遮蔽
体が被遮蔽部の開口部を閉塞したときに案内溝および遮
蔽体の間隙を閉塞する構成が容易に得られ、容易に構成
を簡略化できる。
【0069】請求項6記載の開閉装置によれば、請求項
5記載の開閉装置の効果に加え、遮蔽体が開口部を閉塞
する移動方向に対して反対方向に閉塞手段を付勢し、遮
蔽検出部に遮蔽体の移動方向の先端が当接することによ
り付勢に抗して回動して気密部材を遮蔽体の平面に当接
させて案内溝および遮蔽体の間隙を閉塞するため、簡単
な構成で遮蔽体の遮蔽に連動して機械的に遮蔽体が開口
部を閉塞したときに案内溝および遮蔽体の間隙を閉塞す
る構成が容易に得られる。
【0070】請求項7記載の開閉装置によれば、請求項
1ないし4いずれか一記載の開閉装置の効果に加え、閉
塞手段の遮蔽検出部を被遮蔽部の開口部の縁近傍に位置
して設けたため、簡単な構造で遮蔽体の遮蔽に連動して
機械的に遮蔽体が開口部を閉塞したときに案内溝および
遮蔽体の間隙を閉塞する構成が容易に得られる。
【0071】請求項8記載の開閉装置によれば、請求項
1または2記載の開閉装置の効果に加え、遮蔽検出部に
て遮蔽体が開口部を閉塞したことを検出すると気密部材
を案内溝および遮蔽体の間隙に閉塞させる作動部を設け
たため、遮蔽体が開口部を閉塞したときに案内溝および
遮蔽体の間隙を閉塞する構成の簡略化を容易にできる。
【0072】請求項9記載の開閉装置によれば、請求項
8記載の開閉装置の効果に加え、遮蔽体が被遮蔽部の開
口部を閉塞した際に、ガイドレールの案内溝内に遮蔽体
の移動方向に対して交差する方向に移動して遮蔽体の平
面に当接する気密部材を設けたため、簡単な構造で遮蔽
体が被遮蔽部の開口部を閉塞したときにガイドレールの
案内溝および遮蔽体の間隙を閉塞する構成が容易に得ら
れる。
【0073】請求項10記載の開閉装置によれば、請求
項8または9記載の開閉装置の効果に加え、開口部の縁
近傍に位置して閉塞手段の遮蔽検出部を設けたため、簡
単な構造で遮蔽体の遮蔽に連動して機械的に遮蔽体が開
口部を閉塞したときに案内溝および遮蔽体の間隙を閉塞
する構成が容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す開閉装置の閉塞手段
近傍のシャッタが開口部を閉塞する直前の断面図であ
る。
【図2】同上シャッタが開口部を閉塞した状態を示す断
面図である。
【図3】同上シャッタが開口部を閉塞した状態を示す平
面断面図である
【図4】同上シャッタが開口部を閉塞した状態を示す正
面断面図である。
【図5】同上シャッタ装置を示す正面図である。
【図6】同上シャッタが開口部を閉塞した状態を示す。
【図7】従来例の開閉装置を示す断面図である。
【図8】同上平面断面図である。
【図9】同上一部を切り欠いた正面図である。
【符号の説明】
1 開閉装置としてのシャッタ装置 2 被遮蔽部としてのガレージ 3 開口部 4 ガイドレール 6 案内溝 10 遮蔽体としてのシャッタ 25 遮蔽検出部 31 作動部 33 気密部材 35 閉塞手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被遮蔽部に開口する開口部の縁に設けら
    れ長手方向に沿って案内溝を有したガイドレールと、 このガイドレールの案内溝に一縁が摺動自在に係合され
    この案内溝に沿って案内されつつ摺動移動することによ
    り前記開口部を開閉可能に閉塞する略平面状の遮蔽体
    と、 前記ガイドレールに設けられ前記遮蔽体が前記開口部を
    閉塞したときに前記ガイドレールの案内溝および前記遮
    蔽体の間隙を閉塞する閉塞手段とを具備したことを特徴
    とする開閉装置。
  2. 【請求項2】 ガイドレールは、開口部の対向する縁に
    一対設けられ、 閉塞手段は、前記各ガイドレールに設けられたことを特
    徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 【請求項3】 閉塞手段は、ガイドレールの案内溝内に
    この案内溝の縁に遮蔽体の移動方向に対して交差する方
    向に移動可能に設けられ、前記遮蔽体が被遮蔽部の開口
    部を閉塞することにより前記遮蔽体の平面に当接して前
    記ガイドレールの案内溝および前記遮蔽体の間隙を閉塞
    する気密部材を備えたことを特徴とする請求項1または
    2記載の開閉装置。
  4. 【請求項4】 閉塞手段は、ガイドレールの案内溝内に
    回動可能に配設され、遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉塞
    することにより回動して気密部材を遮蔽体の平面に当接
    させることを特徴とする請求項3記載の開閉装置。
  5. 【請求項5】 閉塞手段は、回動中心に対して気密部材
    と反対側で、遮蔽体が被遮蔽部の開口部を閉塞する際に
    前記開口部を閉塞する方向に移動する遮蔽体の移動方向
    の先端が当接する遮蔽検出部を備え、前記遮蔽検出部に
    前記遮蔽体の移動方向の先端が当接することにより回動
    して気密部材を遮蔽体の平面に当接させることを特徴と
    する請求項4記載の開閉装置。
  6. 【請求項6】 閉塞手段は、遮蔽体が被遮蔽部の開口部
    を閉塞する方向に移動する移動方向に対して反対方向に
    付勢され、遮蔽検出部に前記遮蔽体の移動方向の先端が
    当接することにより付勢に抗して回動して気密部材を遮
    蔽体の平面に当接させることを特徴とする請求項5記載
    の開閉装置。
  7. 【請求項7】 閉塞手段は、被遮蔽部の開口部の縁近傍
    に配設され、前記開口部を閉塞する方向に移動する遮蔽
    体の移動方向の先端が当接することにより前記開口部の
    閉塞を検出する遮蔽検出部を備えたことを特徴とする請
    求項1ないし4いずれか一記載の開閉装置。
  8. 【請求項8】 閉塞手段は、気密部材と、遮蔽体が被遮
    蔽部の開口部を閉塞したことを検出する遮蔽検出部と、
    この遮蔽検出部にて前記開口部の閉塞を検出することに
    より前記気密部材をガイドレールの案内溝および遮蔽体
    の間隙に閉塞させる作動部とを具備したことを特徴とす
    る請求項1または2記載の開閉装置。
  9. 【請求項9】 気密部材は、ガイドレールの案内溝内に
    この案内溝の縁に遮蔽体の移動方向に対して交差する方
    向に移動可能に設けられ、前記遮蔽体が被遮蔽部の開口
    部を閉塞することにより前記遮蔽体の平面に当接して前
    記ガイドレールの案内溝および前記遮蔽体の間隙を閉塞
    することを特徴とする請求項8記載の開閉装置。
  10. 【請求項10】 遮蔽検出部は、被遮蔽部の開口部の縁
    近傍に位置して設けられ、前記被遮蔽部の開口部を閉塞
    する方向に移動する遮蔽体の移動方向の先端が当接する
    ことにより前記開口部の閉塞を検出することを特徴とす
    る請求項8または9記載の開閉装置。
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