JP2000170313A - 気泡コンクリート塗装板とその製造方法 - Google Patents
気泡コンクリート塗装板とその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐透水性などの塗装性能の信頼性が高い気泡
コンクリート塗装板と、その気泡コンクリート塗装板を
VOC規制などの作業環境上の問題が無く、しかも低コ
ストで簡易に製造する方法を提供することである。 【解決手段】 未硬化状気泡コンクリート材の表面に高
温融着性樹脂を含む塗料を塗布した後、オートクレーブ
水蒸気養生により気泡コンクリート硬化と塗料の塗膜形
成を同時に行って得られる気泡コンクリート塗装板。
コンクリート塗装板と、その気泡コンクリート塗装板を
VOC規制などの作業環境上の問題が無く、しかも低コ
ストで簡易に製造する方法を提供することである。 【解決手段】 未硬化状気泡コンクリート材の表面に高
温融着性樹脂を含む塗料を塗布した後、オートクレーブ
水蒸気養生により気泡コンクリート硬化と塗料の塗膜形
成を同時に行って得られる気泡コンクリート塗装板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面を塗装した気
泡コンクリートとその製造方法に関するものである。
泡コンクリートとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】気泡コンクリートは、耐火性能、断熱性
性能が良く、重厚感があるため、一般住宅用およびビル
用外壁材として良く用いられている。該気泡コンクリー
トを外壁材として用いる場合、施工現場で塗装するのが
一般的であるが、施工現場での塗装は、塗料の塗着量に
ばらつきが起こることから耐透水性能にもばらつきが生
じることや、また、それ以外にも、雨天には作業が行え
ないことから工期がかかること、塗料の汚れなど現場周
辺に悪影響を及ぼし、作業環境も悪くなることから工場
塗装外壁材に比べ、問題が多い。
性能が良く、重厚感があるため、一般住宅用およびビル
用外壁材として良く用いられている。該気泡コンクリー
トを外壁材として用いる場合、施工現場で塗装するのが
一般的であるが、施工現場での塗装は、塗料の塗着量に
ばらつきが起こることから耐透水性能にもばらつきが生
じることや、また、それ以外にも、雨天には作業が行え
ないことから工期がかかること、塗料の汚れなど現場周
辺に悪影響を及ぼし、作業環境も悪くなることから工場
塗装外壁材に比べ、問題が多い。
【0003】また、気泡コンクリート外壁に塗装処理を
行うのは、単に外観の意匠性を良くするだけではなく、
防水処理のためでもある。気泡コンクリートに塗装など
の防水処理をしないで直接外壁材として使用した場合に
は、水がコンクリート内部に浸透して、炭酸化収縮など
の収縮速度を速め、亀裂が起こり易くなる。炭酸化収縮
とは、コンクリート中のカルシウムイオンと気中に存在
する炭酸とが反応して炭酸カルシウムになる時の収縮で
あり、イオン同士の反応であるため水を介して速度が速
くなるため、水の存在で急激に体積が収縮して亀裂の原
因となる。
行うのは、単に外観の意匠性を良くするだけではなく、
防水処理のためでもある。気泡コンクリートに塗装など
の防水処理をしないで直接外壁材として使用した場合に
は、水がコンクリート内部に浸透して、炭酸化収縮など
の収縮速度を速め、亀裂が起こり易くなる。炭酸化収縮
とは、コンクリート中のカルシウムイオンと気中に存在
する炭酸とが反応して炭酸カルシウムになる時の収縮で
あり、イオン同士の反応であるため水を介して速度が速
くなるため、水の存在で急激に体積が収縮して亀裂の原
因となる。
【0004】このように、気泡コンクリートを外壁材に
用いる場合には、塗装などの防水処理が必要であり、塗
装などの防水処理は、塗膜の膜厚などを制御して耐透水
性能などの防水性能を確保した信頼性の高い工場塗装が
好ましい。気泡コンクリートの塗装は、工場で行う場合
でも、硬化後の気泡コンクリート製品に塗装し、乾燥後
に気泡コンクリートの塗装製品を得るのが一般的であ
る。ところが、気泡コンクリートには表面に気泡による
凹凸があり、その上、水分を吸収し易いため、塗装で防
水性を得るには、通常のコンクリートの5〜10倍程度
の塗料塗着量が必要となり、乾燥に時間がかかる。ま
た、乾燥に時間がかかることから乾燥温度を100℃以上
にすると、気泡コンクリートでは、内部に鉄筋を埋め込
み補強して使用するのが一般的であるため、鉄筋の熱膨
張が気泡コンクリート材料より大きく、亀裂の原因とな
る。このことから、工場で塗装する場合、塗料塗布量が
多い上に100℃以下で乾燥せざるをえないため、乾燥
に時間がかかり、コスト高になるという問題があった。
用いる場合には、塗装などの防水処理が必要であり、塗
装などの防水処理は、塗膜の膜厚などを制御して耐透水
性能などの防水性能を確保した信頼性の高い工場塗装が
好ましい。気泡コンクリートの塗装は、工場で行う場合
でも、硬化後の気泡コンクリート製品に塗装し、乾燥後
に気泡コンクリートの塗装製品を得るのが一般的であ
る。ところが、気泡コンクリートには表面に気泡による
凹凸があり、その上、水分を吸収し易いため、塗装で防
水性を得るには、通常のコンクリートの5〜10倍程度
の塗料塗着量が必要となり、乾燥に時間がかかる。ま
た、乾燥に時間がかかることから乾燥温度を100℃以上
にすると、気泡コンクリートでは、内部に鉄筋を埋め込
み補強して使用するのが一般的であるため、鉄筋の熱膨
張が気泡コンクリート材料より大きく、亀裂の原因とな
る。このことから、工場で塗装する場合、塗料塗布量が
多い上に100℃以下で乾燥せざるをえないため、乾燥
に時間がかかり、コスト高になるという問題があった。
【0005】一方、コンクリート工場塗装製品を効率良
く得るために、コンクリート半製品に塗装を施した後に
オートクレーブ養生を行い、コンクリートの硬化と塗料
の乾燥を同時に行う方法が提案されている。特公平5−
1231号公報では、養生する前のコンクリート半製品
に湿気硬化塗料を塗布したのち、そのコンクリート半製
品をオートクレーブ内で水蒸気養生させると共に塗布し
た膜を水蒸気硬化させて、塗装コンクリート製品を得て
いるが、この方法においては湿気硬化塗料を用いている
ために価格が高い上に、湿気硬化であるため塗料の溶剤
が必然的に有機溶剤でVOC(揮発性有機化合物)規制
の対象になり、作業環境上問題があった。
く得るために、コンクリート半製品に塗装を施した後に
オートクレーブ養生を行い、コンクリートの硬化と塗料
の乾燥を同時に行う方法が提案されている。特公平5−
1231号公報では、養生する前のコンクリート半製品
に湿気硬化塗料を塗布したのち、そのコンクリート半製
品をオートクレーブ内で水蒸気養生させると共に塗布し
た膜を水蒸気硬化させて、塗装コンクリート製品を得て
いるが、この方法においては湿気硬化塗料を用いている
ために価格が高い上に、湿気硬化であるため塗料の溶剤
が必然的に有機溶剤でVOC(揮発性有機化合物)規制
の対象になり、作業環境上問題があった。
【0006】また、特開平5−17265号公報には、
オートクレーブ養生する前にオートクレーブの温度で熱
硬化する塗料を塗布し、その後オートクレーブ養生を行
い、塗装したALC(軽量気泡コンクリート)パネルを
得る方法が開示されている。該方法では、オートクレー
ブの温度で熱硬化する塗料を用いるが、この熱硬化する
塗料は、具体的にはエポキシ系樹脂塗料であり、外壁材
塗料としては高価であり、熱硬化する性質上1液では室
温で重合することもあり2液性の塗料である。そのた
め、2液を混合して一定の時間以内に塗装しなければな
らないことから、操作が煩雑であるという問題があっ
た。
オートクレーブ養生する前にオートクレーブの温度で熱
硬化する塗料を塗布し、その後オートクレーブ養生を行
い、塗装したALC(軽量気泡コンクリート)パネルを
得る方法が開示されている。該方法では、オートクレー
ブの温度で熱硬化する塗料を用いるが、この熱硬化する
塗料は、具体的にはエポキシ系樹脂塗料であり、外壁材
塗料としては高価であり、熱硬化する性質上1液では室
温で重合することもあり2液性の塗料である。そのた
め、2液を混合して一定の時間以内に塗装しなければな
らないことから、操作が煩雑であるという問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、耐透
水性などの塗装性能の信頼性が高い気泡コンクリート塗
装板と、その気泡コンクリート塗装板をVOC規制など
の作業環境上の問題が無く、しかも低コストで簡易に製
造する方法を提供することである。本発明の具体的課題
は、未硬化状気泡コンクリートの段階で表面に塗料を
塗布し、その後に、オートクレーブ水蒸気養生により気
泡コンクリート硬化と塗料の塗膜形成を同時に行い、気
泡コンクリートの工場塗装を低コストで行うこと、そ
の未硬化状気泡コンクリートに塗布する塗料が、VOC
規制などの作業環境上の問題が無く、しかも1液による
簡易な方法で塗布できること、その製造方法で製造し
た安価な気泡コンクリート塗装板を提供することであ
る。
水性などの塗装性能の信頼性が高い気泡コンクリート塗
装板と、その気泡コンクリート塗装板をVOC規制など
の作業環境上の問題が無く、しかも低コストで簡易に製
造する方法を提供することである。本発明の具体的課題
は、未硬化状気泡コンクリートの段階で表面に塗料を
塗布し、その後に、オートクレーブ水蒸気養生により気
泡コンクリート硬化と塗料の塗膜形成を同時に行い、気
泡コンクリートの工場塗装を低コストで行うこと、そ
の未硬化状気泡コンクリートに塗布する塗料が、VOC
規制などの作業環境上の問題が無く、しかも1液による
簡易な方法で塗布できること、その製造方法で製造し
た安価な気泡コンクリート塗装板を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、未硬化状
気泡コンクリートの段階で表面に塗料を塗布し、その後
に、オートクレーブ水蒸気養生により気泡コンクリート
硬化と塗料の塗膜形成を同時に行い、気泡コンクリート
塗装板を作る製造工程において、高温融着性塗料を用い
ることにより、低コストで作業環境の良い気泡コンクリ
ート塗装板製造方法を提供できることを見出し、本発明
に至った。
気泡コンクリートの段階で表面に塗料を塗布し、その後
に、オートクレーブ水蒸気養生により気泡コンクリート
硬化と塗料の塗膜形成を同時に行い、気泡コンクリート
塗装板を作る製造工程において、高温融着性塗料を用い
ることにより、低コストで作業環境の良い気泡コンクリ
ート塗装板製造方法を提供できることを見出し、本発明
に至った。
【0009】即ち、本発明は、(1) 未硬化状気泡コ
ンクリート材の表面に高温融着性樹脂を含む塗料を塗布
した後、オートクレーブ水蒸気養生を行って得られる気
泡コンクリート塗装板、(2) 未硬化状気泡コンクリ
ート材の表面に高温融着性樹脂を含む塗料を塗布した
後、オートクレーブ水蒸気養生を行う気泡コンクリート
塗装板の製造方法、(3) 凹凸模様を有する未硬化状
気泡コンクリート材の表面に高温融着性樹脂を含む塗料
を塗布した後、オートクレーブ水蒸気養生を行って得ら
れる凹凸模様付気泡コンクリート塗装板、(4) 凹凸
模様を有する未硬化状気泡コンクリート材の表面に高温
融着性樹脂を含む塗料を塗布した後、オートクレーブ水
蒸気養生を行う凹凸模様付気泡コンクリート塗装板の製
造方法、である。
ンクリート材の表面に高温融着性樹脂を含む塗料を塗布
した後、オートクレーブ水蒸気養生を行って得られる気
泡コンクリート塗装板、(2) 未硬化状気泡コンクリ
ート材の表面に高温融着性樹脂を含む塗料を塗布した
後、オートクレーブ水蒸気養生を行う気泡コンクリート
塗装板の製造方法、(3) 凹凸模様を有する未硬化状
気泡コンクリート材の表面に高温融着性樹脂を含む塗料
を塗布した後、オートクレーブ水蒸気養生を行って得ら
れる凹凸模様付気泡コンクリート塗装板、(4) 凹凸
模様を有する未硬化状気泡コンクリート材の表面に高温
融着性樹脂を含む塗料を塗布した後、オートクレーブ水
蒸気養生を行う凹凸模様付気泡コンクリート塗装板の製
造方法、である。
【0010】前述したように、気泡コンクリート塗装板
は、硬化後の気泡コンクリート製品に塗装し、乾燥後し
て得るのが一般的である。ところが、気泡コンクリート
の表面凹凸や高い吸水性を有する性質のため、防水性を
得るには、かなりの厚塗りが必要となり、乾燥に時間が
かかる。また、100℃以下で乾燥せざるをえないた
め、乾燥に時間がかかり、コスト高になる。
は、硬化後の気泡コンクリート製品に塗装し、乾燥後し
て得るのが一般的である。ところが、気泡コンクリート
の表面凹凸や高い吸水性を有する性質のため、防水性を
得るには、かなりの厚塗りが必要となり、乾燥に時間が
かかる。また、100℃以下で乾燥せざるをえないた
め、乾燥に時間がかかり、コスト高になる。
【0011】そこで、本発明者らは、気泡コンクリート
半製品である未硬化状気泡コンクリートの段階で表面に
塗料を塗布し、その後にオートクレーブ水蒸気養生を行
い、オートクレーブ水蒸気養生により気泡コンクリート
硬化と塗料の塗膜形成を同時に行う方法を採ることで、
製造工程による低コスト化を行うことにしたが、このよ
うな製造工程でも、従来の特公平5−1231号公報で
示す湿気硬化塗料や、特開平5−17265号公報で示
す熱硬化するエポキシ系樹脂塗料を用いたのでは、原料
が高価であり、塗料溶剤がVOC規制の対象になり、作
業環境上問題があった。またエポキシ系樹脂塗料では、
2液を混合して使用するため、操作が煩雑であるという
問題があった。
半製品である未硬化状気泡コンクリートの段階で表面に
塗料を塗布し、その後にオートクレーブ水蒸気養生を行
い、オートクレーブ水蒸気養生により気泡コンクリート
硬化と塗料の塗膜形成を同時に行う方法を採ることで、
製造工程による低コスト化を行うことにしたが、このよ
うな製造工程でも、従来の特公平5−1231号公報で
示す湿気硬化塗料や、特開平5−17265号公報で示
す熱硬化するエポキシ系樹脂塗料を用いたのでは、原料
が高価であり、塗料溶剤がVOC規制の対象になり、作
業環境上問題があった。またエポキシ系樹脂塗料では、
2液を混合して使用するため、操作が煩雑であるという
問題があった。
【0012】本発明は、湿気硬化塗料や、熱硬化するエ
ポキシ系樹脂塗料を用いずに安価でなおかつ塗料溶剤が
VOC規制など作業環境上問題のない高温融着性塗料を
用いることにより、低コストで作業環境の良い気泡コン
クリート塗装板製造方法及び該方法で製造された気泡コ
ンクリート塗装板を提供することが可能となったもので
ある。
ポキシ系樹脂塗料を用いずに安価でなおかつ塗料溶剤が
VOC規制など作業環境上問題のない高温融着性塗料を
用いることにより、低コストで作業環境の良い気泡コン
クリート塗装板製造方法及び該方法で製造された気泡コ
ンクリート塗装板を提供することが可能となったもので
ある。
【0013】本発明で用いる高温融着性塗料は、例えば
水溶性のアクリル系樹脂塗料などが挙げられる。水溶性
であることから、VOC規制の対象になる有機溶剤を用
いる必要がない。従来のオートクレーブ水蒸気養生前に
塗装し、オートクレーブ水蒸気養生後に塗装製品を得る
方法では、アクリルシラン系樹脂などによる湿気硬化塗
料やエポキシ樹脂による熱硬化塗料を用い、オートクレ
ーブ水蒸気養生における水分や熱を利用して、オートク
レーブ中で塗料の樹脂成分を架橋させることにより、塗
料の塗膜を形成するのが特徴であった。そのため、VO
C規制の対象になる有機溶剤を用いなければならず、エ
ポキシ樹脂による熱硬化塗料では、煩雑な2液混合によ
る塗装を行わなければならない。
水溶性のアクリル系樹脂塗料などが挙げられる。水溶性
であることから、VOC規制の対象になる有機溶剤を用
いる必要がない。従来のオートクレーブ水蒸気養生前に
塗装し、オートクレーブ水蒸気養生後に塗装製品を得る
方法では、アクリルシラン系樹脂などによる湿気硬化塗
料やエポキシ樹脂による熱硬化塗料を用い、オートクレ
ーブ水蒸気養生における水分や熱を利用して、オートク
レーブ中で塗料の樹脂成分を架橋させることにより、塗
料の塗膜を形成するのが特徴であった。そのため、VO
C規制の対象になる有機溶剤を用いなければならず、エ
ポキシ樹脂による熱硬化塗料では、煩雑な2液混合によ
る塗装を行わなければならない。
【0014】本発明では、高温融着性塗料を用いるた
め、オートクレーブ水蒸気養生において湿気硬化塗料や
熱硬化塗料のように樹脂成分が架橋して硬化する働きは
無いが、オートクレーブ水蒸気養生の熱により、塗料の
樹脂成分が融着して、塗料が塗膜形成をすることが特徴
である。この高温融着性樹脂を含む塗料を用いることに
より、水溶性でVOC規制の対象になる有機溶剤を用い
る必要がなく、しかも1液性で、塗装作業が簡易である
特長を有する。
め、オートクレーブ水蒸気養生において湿気硬化塗料や
熱硬化塗料のように樹脂成分が架橋して硬化する働きは
無いが、オートクレーブ水蒸気養生の熱により、塗料の
樹脂成分が融着して、塗料が塗膜形成をすることが特徴
である。この高温融着性樹脂を含む塗料を用いることに
より、水溶性でVOC規制の対象になる有機溶剤を用い
る必要がなく、しかも1液性で、塗装作業が簡易である
特長を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の気泡コンクリートとは、
ALC(軽量気泡コンクリート)、軽量モルタル、軽量
コンクリートなどの軽量セメント系材料であり、原料と
しては一般に気泡コンクリートの製造に用いられるもの
であれば特に限定しない。たとえば、珪石、セメント、
生石灰、水を主原料とし、石膏、原料混合物の解砕屑等
を必要に応じて添加し、さらに気泡を混入させたコンク
リートスラリーを使用することができる。
ALC(軽量気泡コンクリート)、軽量モルタル、軽量
コンクリートなどの軽量セメント系材料であり、原料と
しては一般に気泡コンクリートの製造に用いられるもの
であれば特に限定しない。たとえば、珪石、セメント、
生石灰、水を主原料とし、石膏、原料混合物の解砕屑等
を必要に応じて添加し、さらに気泡を混入させたコンク
リートスラリーを使用することができる。
【0016】コンクリートに気泡を混入させる方法とし
ては、コンクリートスラリーにアルミニウム粉などの起
泡剤を混入させて発泡させる方法を用いてもよく、あら
かじめ発泡させた気泡をコンクリートスラリーに混入す
る方法を用いても良い。本発明において塗料を塗布する
未硬化状気泡コンクリート材は、圧縮強度が0.2〜1
0kg/cm2 になるように未硬化状気泡コンクリート
材の養生時間を調整することが好ましく、圧縮強度1〜
4kg/cm2 の未硬化状気泡コンクリート材を用いる
のがより好ましい。未硬化状気泡コンクリート材の圧縮
強度が0.2kg/cm2 より小さいと柔らかすぎて取
り扱いが難しく、亀裂など欠損になり易い。また、未硬
化状気泡コンクリート板の圧縮強度が10kg/cm2
より大きいと、コンクリートの硬化が進み過ぎて、オー
トクレーブ水蒸気養生を行っても、コンクリート中に耐
候性の良いトバモライト結晶ができにくくなり、適当で
ない。ここでいう圧縮強度とは、JIS A 5416
に準じて測定した圧縮強度である。
ては、コンクリートスラリーにアルミニウム粉などの起
泡剤を混入させて発泡させる方法を用いてもよく、あら
かじめ発泡させた気泡をコンクリートスラリーに混入す
る方法を用いても良い。本発明において塗料を塗布する
未硬化状気泡コンクリート材は、圧縮強度が0.2〜1
0kg/cm2 になるように未硬化状気泡コンクリート
材の養生時間を調整することが好ましく、圧縮強度1〜
4kg/cm2 の未硬化状気泡コンクリート材を用いる
のがより好ましい。未硬化状気泡コンクリート材の圧縮
強度が0.2kg/cm2 より小さいと柔らかすぎて取
り扱いが難しく、亀裂など欠損になり易い。また、未硬
化状気泡コンクリート板の圧縮強度が10kg/cm2
より大きいと、コンクリートの硬化が進み過ぎて、オー
トクレーブ水蒸気養生を行っても、コンクリート中に耐
候性の良いトバモライト結晶ができにくくなり、適当で
ない。ここでいう圧縮強度とは、JIS A 5416
に準じて測定した圧縮強度である。
【0017】本発明においては、この未硬化状気泡コン
クリート材の表面に、高温融着性樹脂を含む塗料を塗布
して、オートクレーブ水蒸気養生をして、気泡コンクリ
ート表面に塗装を施した製品を得る。本発明でいう高温
融着性樹脂含む塗料とは、オートクレーブ水蒸気養生の
温度において樹脂が融着して成膜する高温融着性樹脂を
含む塗料であり、樹脂として例えばアクリル系エマルジ
ョン樹脂、酢酸ビニル系エマルジョン樹脂、塩化ビニル
系エマルジョン樹脂、フッ素系エマルジョン樹脂などを
含む塗料がこれに相当する。塗料に含む高温融着性樹脂
は、通常の塗料用エマルジョン樹脂を合成する方法で作
ることができる。塗料に含まれる樹脂がオートクレーブ
水蒸気養生の高い温度において分解を起こさないのが好
ましいので、常温の塗装に用いるものより樹脂のガラス
転移温度がやや高めになるようにモノマーの配合を調整
した高温融着性樹脂を使用することが好ましい。高温融
着性樹脂は、例えば、アクリル系エマルジョン樹脂の場
合、アクリル酸やアクリル酸エステルを、さらにはスチ
レンなどを添加して乳化重合させて得ることができる。
アクリル酸やアクリル酸エステルの具体例としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルなどを挙
げることができる。
クリート材の表面に、高温融着性樹脂を含む塗料を塗布
して、オートクレーブ水蒸気養生をして、気泡コンクリ
ート表面に塗装を施した製品を得る。本発明でいう高温
融着性樹脂含む塗料とは、オートクレーブ水蒸気養生の
温度において樹脂が融着して成膜する高温融着性樹脂を
含む塗料であり、樹脂として例えばアクリル系エマルジ
ョン樹脂、酢酸ビニル系エマルジョン樹脂、塩化ビニル
系エマルジョン樹脂、フッ素系エマルジョン樹脂などを
含む塗料がこれに相当する。塗料に含む高温融着性樹脂
は、通常の塗料用エマルジョン樹脂を合成する方法で作
ることができる。塗料に含まれる樹脂がオートクレーブ
水蒸気養生の高い温度において分解を起こさないのが好
ましいので、常温の塗装に用いるものより樹脂のガラス
転移温度がやや高めになるようにモノマーの配合を調整
した高温融着性樹脂を使用することが好ましい。高温融
着性樹脂は、例えば、アクリル系エマルジョン樹脂の場
合、アクリル酸やアクリル酸エステルを、さらにはスチ
レンなどを添加して乳化重合させて得ることができる。
アクリル酸やアクリル酸エステルの具体例としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルなどを挙
げることができる。
【0018】乳化重合時の乳化剤としては例えばポリエ
チレングリコールオレイルエーテル等のノニオン界面活
性剤等を用いることができる。高温融着性樹脂を含む塗
料は、これらの高温融着性樹脂のエマルジョンに、チタ
ンなどの顔料、2−2−4トリメチル1−3ペンタジオ
ールモノイソブチレートなどの造膜助剤、エチレングリ
コールなどの凍結防止剤、その他の分散剤、消泡剤、増
粘剤などを混合させて得ることができる。
チレングリコールオレイルエーテル等のノニオン界面活
性剤等を用いることができる。高温融着性樹脂を含む塗
料は、これらの高温融着性樹脂のエマルジョンに、チタ
ンなどの顔料、2−2−4トリメチル1−3ペンタジオ
ールモノイソブチレートなどの造膜助剤、エチレングリ
コールなどの凍結防止剤、その他の分散剤、消泡剤、増
粘剤などを混合させて得ることができる。
【0019】本発明において、高温融着性樹脂が、オー
トクレーブ水蒸気養生の温度において融着するために
は、該樹脂のガラス転移温度がオートクレーブ水蒸気養
生の温度より低い必要があることから、高温融着性樹脂
としての樹脂のガラス転移温度が0〜160℃のものが
好ましく、ガラス転移温度が10〜100℃のものがよ
り好ましく、ガラス転移温度15〜70℃のものがさら
に好ましい。ガラス転移温度が0℃より低い柔らかい樹
脂の場合には、オートクレーブ水蒸気養生で分解して成
膜しにくく、また、ガラス転移温度が160℃より高い
樹脂の場合には、オートクレーブ蒸気養生で熱融着がし
にくく、成膜しにくい。ガラス転移温度が高い樹脂は、
耐候性が良い傾向にあるが、一方では衝撃により亀裂な
どが起こり易いため、用途に応じて樹脂のガラス転移温
を選択することが好ましい。
トクレーブ水蒸気養生の温度において融着するために
は、該樹脂のガラス転移温度がオートクレーブ水蒸気養
生の温度より低い必要があることから、高温融着性樹脂
としての樹脂のガラス転移温度が0〜160℃のものが
好ましく、ガラス転移温度が10〜100℃のものがよ
り好ましく、ガラス転移温度15〜70℃のものがさら
に好ましい。ガラス転移温度が0℃より低い柔らかい樹
脂の場合には、オートクレーブ水蒸気養生で分解して成
膜しにくく、また、ガラス転移温度が160℃より高い
樹脂の場合には、オートクレーブ蒸気養生で熱融着がし
にくく、成膜しにくい。ガラス転移温度が高い樹脂は、
耐候性が良い傾向にあるが、一方では衝撃により亀裂な
どが起こり易いため、用途に応じて樹脂のガラス転移温
を選択することが好ましい。
【0020】本発明では、高温融着性樹脂が塗料中に樹
脂固形分含有量として5〜100重量%含まれているこ
とが好ましく、樹脂固形分含有量として10〜100重
量%含まれていることがより好ましい。高温融着性樹脂
を含む塗料中の樹脂固形分含有量が5重量%より少ない
場合には、オートクレーブで融着する成分が少なすぎて
成膜しにくい。
脂固形分含有量として5〜100重量%含まれているこ
とが好ましく、樹脂固形分含有量として10〜100重
量%含まれていることがより好ましい。高温融着性樹脂
を含む塗料中の樹脂固形分含有量が5重量%より少ない
場合には、オートクレーブで融着する成分が少なすぎて
成膜しにくい。
【0021】本発明のオートクレーブ水蒸気養生では、
気泡コンクリート材を硬化させる効果、塗料の塗膜を形
成する効果、塗料を熱で軟化して気泡コンクリート材に
塗料がしみ込むことにより塗料と気泡コンクリート材が
強固に接着する効果などがある。本発明のオートクレー
ブ水蒸気養生は、温度160〜250℃の温度で行う水
蒸気養生が好ましく、170〜190℃の温度で行う水
蒸気養生がより好ましい。オートクレーブ水蒸気養生温
度が高ければ高いほど、気泡コンクリートの硬化時間は
短くて良いが、250℃より高い場合には、塗料の樹脂
成分が分解し易く、塗料が成膜しにくい。また、オート
クレーブでの水蒸気養生温度が160℃以下では、気泡
コンクリート中に安定なトバモライト結晶ができないた
め気泡コンクリートの耐候性が悪く、適当でない。
気泡コンクリート材を硬化させる効果、塗料の塗膜を形
成する効果、塗料を熱で軟化して気泡コンクリート材に
塗料がしみ込むことにより塗料と気泡コンクリート材が
強固に接着する効果などがある。本発明のオートクレー
ブ水蒸気養生は、温度160〜250℃の温度で行う水
蒸気養生が好ましく、170〜190℃の温度で行う水
蒸気養生がより好ましい。オートクレーブ水蒸気養生温
度が高ければ高いほど、気泡コンクリートの硬化時間は
短くて良いが、250℃より高い場合には、塗料の樹脂
成分が分解し易く、塗料が成膜しにくい。また、オート
クレーブでの水蒸気養生温度が160℃以下では、気泡
コンクリート中に安定なトバモライト結晶ができないた
め気泡コンクリートの耐候性が悪く、適当でない。
【0022】本発明で、未硬化状気泡コンクリート材と
は、未硬化状気泡コンクリートブロックまたは切断後の
未硬化状気泡コンクリート板を言う。本発明では、未硬
化状気泡コンクリート材として、例えば凹凸模様付き未
硬化状気泡コンクリート材などを用いることもできる。
凹凸模様付き未硬化状気泡コンクリート材は、未硬化状
気泡コンクリート材の上または下に凹凸模様の付いた押
し付け型を置き、側面を未硬化状気泡コンクリート材に
密着させ動かないように当て板で固定し、裏面または押
しつけ面を未硬化状気泡コンクリート材に押しつけるこ
とにより得ることができる。ここでいう押し付け面と
は、未硬化状気泡コンクリート材を構成する6面の中
で、凹凸模様の付いた押し付け型に接する面を指し、裏
面とは、押し付け面と反対側にある面を示す。さらに、
側面とは、押し付け面と裏面以外の側部の4面を示す。
は、未硬化状気泡コンクリートブロックまたは切断後の
未硬化状気泡コンクリート板を言う。本発明では、未硬
化状気泡コンクリート材として、例えば凹凸模様付き未
硬化状気泡コンクリート材などを用いることもできる。
凹凸模様付き未硬化状気泡コンクリート材は、未硬化状
気泡コンクリート材の上または下に凹凸模様の付いた押
し付け型を置き、側面を未硬化状気泡コンクリート材に
密着させ動かないように当て板で固定し、裏面または押
しつけ面を未硬化状気泡コンクリート材に押しつけるこ
とにより得ることができる。ここでいう押し付け面と
は、未硬化状気泡コンクリート材を構成する6面の中
で、凹凸模様の付いた押し付け型に接する面を指し、裏
面とは、押し付け面と反対側にある面を示す。さらに、
側面とは、押し付け面と裏面以外の側部の4面を示す。
【0023】また、未硬化状気泡コンクリート材の表面
に粉体を塗布してその上に塗料を塗布して、気泡コンク
リート塗装板を得ても良い。粉体と未硬化状気泡コンク
リート材の密着性を良くするために、未硬化状気泡コン
クリート材表面に粉体を塗布した後押圧しても良い。本
発明の気泡コンクリート塗装材は、外壁材、塀材、内装
壁材、または天井材などの建材に使用できる。
に粉体を塗布してその上に塗料を塗布して、気泡コンク
リート塗装板を得ても良い。粉体と未硬化状気泡コンク
リート材の密着性を良くするために、未硬化状気泡コン
クリート材表面に粉体を塗布した後押圧しても良い。本
発明の気泡コンクリート塗装材は、外壁材、塀材、内装
壁材、または天井材などの建材に使用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明の気泡コ
ンクリート塗装板とその製造方法を説明する。なお物性
の測定は、以下の通りである。 (1)圧縮強度 JIS A 5416に準じて測定した値。 (2)耐透水性能 JIS A 6909の透水試験B法に準じて測定した
値。 (3)塗膜の付着強さJIS A 5400の塗膜の抵
抗性に関する試験方法における付着強さに準じて測定し
た値。 (4)比表面積 JIS R 5201のブレーン法に準じて測定した
値。
ンクリート塗装板とその製造方法を説明する。なお物性
の測定は、以下の通りである。 (1)圧縮強度 JIS A 5416に準じて測定した値。 (2)耐透水性能 JIS A 6909の透水試験B法に準じて測定した
値。 (3)塗膜の付着強さJIS A 5400の塗膜の抵
抗性に関する試験方法における付着強さに準じて測定し
た値。 (4)比表面積 JIS R 5201のブレーン法に準じて測定した
値。
【0025】
【実施例1〜3】珪石53重量部、生石灰7.5重量
部、セメント37重量部、乾燥石膏2.5重量部、これ
ら固形分100重量部に対し水70重量部、アルミ粉末
0.060重量部を含有する気泡コンクリートスラリー
を、560×1780mmサイズの防錆材を塗布した鉄
製ラス網(目開き16×32mm、太さ0.8mm)を
50mmピッチで均等に配置した型枠に注入し、養生後
未硬化状の気泡コンクリートブロックを得た。この未硬
化状気泡コンクリートブロックをピアノ線で切断し、鉄
製ラス網が中央に配置した50×614×1830mm
サイズの未硬化状気泡コンクリート板を得た。
部、セメント37重量部、乾燥石膏2.5重量部、これ
ら固形分100重量部に対し水70重量部、アルミ粉末
0.060重量部を含有する気泡コンクリートスラリー
を、560×1780mmサイズの防錆材を塗布した鉄
製ラス網(目開き16×32mm、太さ0.8mm)を
50mmピッチで均等に配置した型枠に注入し、養生後
未硬化状の気泡コンクリートブロックを得た。この未硬
化状気泡コンクリートブロックをピアノ線で切断し、鉄
製ラス網が中央に配置した50×614×1830mm
サイズの未硬化状気泡コンクリート板を得た。
【0026】この未硬化状気泡コンクリート板を40℃
の恒温室に入れ、硬化時間を調整して、圧縮強度1.5
kgf/cm2 の未硬化状気泡コンクリート板を得た。
さらにこの未硬化状気泡コンクリート板の表面に高温融
着性樹脂を含む水性アクリル系塗料Aを、スプレーガン
で塗布し、3種類の異なる塗料塗着量(実施例1〜3)
の塗料付き未硬化状気泡コンクリート板を得た。使用し
た水性アクリル系塗料Aは、アクリル酸ブチル20重量
部、アクリル酸2−エチルヘキシル20重量部、および
メタクリル酸メチル60重量部を乳化共重合させて合成
した高温融着性樹脂であるアクリル系エマルジョン樹脂
I(樹脂のガラス転移温度30℃)、顔料、凍結防止
材、造膜助剤、および溶剤などを混合させて作ったもの
である。表1にこの水性アクリル系塗料Aの配合を示
す。なおこのとき使用した顔料の珪砂の比表面積は、7
600cm2 /gであった。表2に、未硬化状気泡コン
クリート板の表面に塗装した水性アクリル系塗料Aの塗
料塗着量(実施例1〜3)を示す。
の恒温室に入れ、硬化時間を調整して、圧縮強度1.5
kgf/cm2 の未硬化状気泡コンクリート板を得た。
さらにこの未硬化状気泡コンクリート板の表面に高温融
着性樹脂を含む水性アクリル系塗料Aを、スプレーガン
で塗布し、3種類の異なる塗料塗着量(実施例1〜3)
の塗料付き未硬化状気泡コンクリート板を得た。使用し
た水性アクリル系塗料Aは、アクリル酸ブチル20重量
部、アクリル酸2−エチルヘキシル20重量部、および
メタクリル酸メチル60重量部を乳化共重合させて合成
した高温融着性樹脂であるアクリル系エマルジョン樹脂
I(樹脂のガラス転移温度30℃)、顔料、凍結防止
材、造膜助剤、および溶剤などを混合させて作ったもの
である。表1にこの水性アクリル系塗料Aの配合を示
す。なおこのとき使用した顔料の珪砂の比表面積は、7
600cm2 /gであった。表2に、未硬化状気泡コン
クリート板の表面に塗装した水性アクリル系塗料Aの塗
料塗着量(実施例1〜3)を示す。
【0027】水性アクリル系塗料Aを塗布した未硬化状
気泡コンクリート板を、室温から180℃に昇温2時
間、180℃定温5時間、180℃から室温に降温3時
間かけて、オートクレーブ水蒸気養生を行い製品の気泡
コンクリート塗装板を得た。この気泡コンクリート塗装
板製品には、欠損、割れ、塗膜の膨れ、剥離、亀裂な
ど、外観上の問題は見られなかった。この気泡コンクリ
ート塗装板製品の耐透水性能と塗膜の付着強さの物性測
定結果を表2に示す。なお塗膜の付着強さにおける引っ
張り試験では、いずれの実施例(実施例1〜3)も、気
泡コンクリート基材が破壊していて、塗膜の剥離など塗
膜の異常は観察されなかった。
気泡コンクリート板を、室温から180℃に昇温2時
間、180℃定温5時間、180℃から室温に降温3時
間かけて、オートクレーブ水蒸気養生を行い製品の気泡
コンクリート塗装板を得た。この気泡コンクリート塗装
板製品には、欠損、割れ、塗膜の膨れ、剥離、亀裂な
ど、外観上の問題は見られなかった。この気泡コンクリ
ート塗装板製品の耐透水性能と塗膜の付着強さの物性測
定結果を表2に示す。なお塗膜の付着強さにおける引っ
張り試験では、いずれの実施例(実施例1〜3)も、気
泡コンクリート基材が破壊していて、塗膜の剥離など塗
膜の異常は観察されなかった。
【0028】
【実施例4〜6】実施例1〜3と同様の方法で作製した
未硬化状気泡コンクリートブロックをピアノ線で切断
し、鉄製ラス網が中央に配置した実施例1〜3と同様の
50×614×1830mmサイズの未硬化状気泡コン
クリート板を得た。この未硬化状気泡コンクリート板を
40℃の恒温室に入れ、硬化時間を調整して、圧縮強度
1.5kgf/cm2 の未硬化状気泡コンクリート板を
得た。次いで、得られた未硬化状気泡コンクリート板を
614×1830mmサイズの凹凸模様付き意匠型(彫
り深さ8mm)の上に置き、側面を鋼製の側面型枠で押
さえ隙間のないように固定し、さらに未硬化状気泡コン
クリート板の上に上面型枠を置き、プレス変位量10m
mでプレスし、凹凸模様付き未硬化状気泡コンクリート
板を得た。ここでいうプレス変位量とは、厚さ50mm
の未硬化状気泡コンクリート板に凹凸模様付き意匠型を
厚さ方向にプレスした距離をいう。
未硬化状気泡コンクリートブロックをピアノ線で切断
し、鉄製ラス網が中央に配置した実施例1〜3と同様の
50×614×1830mmサイズの未硬化状気泡コン
クリート板を得た。この未硬化状気泡コンクリート板を
40℃の恒温室に入れ、硬化時間を調整して、圧縮強度
1.5kgf/cm2 の未硬化状気泡コンクリート板を
得た。次いで、得られた未硬化状気泡コンクリート板を
614×1830mmサイズの凹凸模様付き意匠型(彫
り深さ8mm)の上に置き、側面を鋼製の側面型枠で押
さえ隙間のないように固定し、さらに未硬化状気泡コン
クリート板の上に上面型枠を置き、プレス変位量10m
mでプレスし、凹凸模様付き未硬化状気泡コンクリート
板を得た。ここでいうプレス変位量とは、厚さ50mm
の未硬化状気泡コンクリート板に凹凸模様付き意匠型を
厚さ方向にプレスした距離をいう。
【0029】プレス後得られた凹凸模様付き未硬化状気
泡コンクリート板に、実施例1〜3と同様の高温融着性
樹脂を含む水性アクリル系塗料Aを、スプレーガンで塗
布し、3種類の異なる塗料塗着量(実施例4〜6)の凹
凸模様付の付いた塗料付き未硬化状気泡コンクリート板
を得た。表2に、凹凸模様付き未硬化状気泡コンクリー
ト板の表面に付いた水性アクリル系塗料Aの塗料塗着量
(実施例4〜6)を示す。水性アクリル系塗料Aを塗布
した凹凸模様付き未硬化状気泡コンクリート板を、実施
例1〜3と同様のオートクレーブ水蒸気養生を行い、製
品の凹凸模様付き気泡コンクリート塗装板を得た。
泡コンクリート板に、実施例1〜3と同様の高温融着性
樹脂を含む水性アクリル系塗料Aを、スプレーガンで塗
布し、3種類の異なる塗料塗着量(実施例4〜6)の凹
凸模様付の付いた塗料付き未硬化状気泡コンクリート板
を得た。表2に、凹凸模様付き未硬化状気泡コンクリー
ト板の表面に付いた水性アクリル系塗料Aの塗料塗着量
(実施例4〜6)を示す。水性アクリル系塗料Aを塗布
した凹凸模様付き未硬化状気泡コンクリート板を、実施
例1〜3と同様のオートクレーブ水蒸気養生を行い、製
品の凹凸模様付き気泡コンクリート塗装板を得た。
【0030】この凹凸模様付き気泡コンクリート塗装板
製品には、欠損、割れ、塗膜の膨れ、剥離、亀裂など、
外観上の問題は見られなかった。この凹凸模様付き気泡
コンクリート塗装板製品の耐透水性能と塗膜の付着強さ
の物性測定結果を表2に示す。なお塗膜の付着強さにお
ける引っ張り試験では、いずれの実施例(実施例4〜
6)も、気泡コンクリート基材が破壊していて、塗膜の
剥離など塗膜の異常は観察されなかった。
製品には、欠損、割れ、塗膜の膨れ、剥離、亀裂など、
外観上の問題は見られなかった。この凹凸模様付き気泡
コンクリート塗装板製品の耐透水性能と塗膜の付着強さ
の物性測定結果を表2に示す。なお塗膜の付着強さにお
ける引っ張り試験では、いずれの実施例(実施例4〜
6)も、気泡コンクリート基材が破壊していて、塗膜の
剥離など塗膜の異常は観察されなかった。
【0031】
【実施例7〜9】実施例1〜3と同様の方法で作製した
未硬化状気泡コンクリートブロックをピアノ線で切断
し、鉄製ラス網が中央に配置した実施例1〜3と同様の
50×614×1830mmサイズの未硬化状気泡コン
クリート板を得た。この未硬化状気泡コンクリート板を
40℃の恒温室に入れ、硬化時間を調整して、圧縮強度
1.5kgf/cm2 の未硬化状気泡コンクリート板を
得た。さらにこの未硬化状気泡コンクリート板の表面に
高温融着性樹脂を含む水性アクリルスチレン系塗料B
を、スプレーガンで塗布し、3種類の異なる塗料塗着量
(実施例7〜9)の塗料付き未硬化状気泡コンクリート
板を得た。使用した水性アクリルスチレン系塗料Bは、
スチレン20重量部、アクリル酸ブチル15重量部、ア
クリル酸2−エチルヘキシル15重量部、およびメタク
リル酸メチル50重量部を乳化共重合させて合成した高
温融着性樹脂であるアクリルスチレン系エマルジョン樹
脂II(樹脂のガラス転移温度17℃)、顔料、凍結防
止材、造膜助剤、および溶剤などを混合させて作ったも
のである。表1にこの水性アクリルスチレン系塗料Bの
配合を示す。なおこのとき使用した顔料の珪砂は、実施
例1〜3で使用した水性アクリル系塗料Aの珪砂と同様
のものである。表2に、未硬化状気泡コンクリート板の
表面に塗装した水性アクリルスチレン系塗料Bの塗料塗
着量(実施例7〜9)を示す。
未硬化状気泡コンクリートブロックをピアノ線で切断
し、鉄製ラス網が中央に配置した実施例1〜3と同様の
50×614×1830mmサイズの未硬化状気泡コン
クリート板を得た。この未硬化状気泡コンクリート板を
40℃の恒温室に入れ、硬化時間を調整して、圧縮強度
1.5kgf/cm2 の未硬化状気泡コンクリート板を
得た。さらにこの未硬化状気泡コンクリート板の表面に
高温融着性樹脂を含む水性アクリルスチレン系塗料B
を、スプレーガンで塗布し、3種類の異なる塗料塗着量
(実施例7〜9)の塗料付き未硬化状気泡コンクリート
板を得た。使用した水性アクリルスチレン系塗料Bは、
スチレン20重量部、アクリル酸ブチル15重量部、ア
クリル酸2−エチルヘキシル15重量部、およびメタク
リル酸メチル50重量部を乳化共重合させて合成した高
温融着性樹脂であるアクリルスチレン系エマルジョン樹
脂II(樹脂のガラス転移温度17℃)、顔料、凍結防
止材、造膜助剤、および溶剤などを混合させて作ったも
のである。表1にこの水性アクリルスチレン系塗料Bの
配合を示す。なおこのとき使用した顔料の珪砂は、実施
例1〜3で使用した水性アクリル系塗料Aの珪砂と同様
のものである。表2に、未硬化状気泡コンクリート板の
表面に塗装した水性アクリルスチレン系塗料Bの塗料塗
着量(実施例7〜9)を示す。
【0032】水性アクリルスチレン系塗料Bを塗布した
未硬化状気泡コンクリート板を、実施例1〜3と同様の
オートクレーブ水蒸気養生を行い、製品の気泡コンクリ
ート塗装板を得た。この気泡コンクリート塗装板製品に
は、欠損、割れ、塗膜の膨れ、剥離、亀裂など、外観上
の問題は見られなかった。この気泡コンクリート塗装板
製品の耐透水性能と塗膜の付着強さの物性測定結果を表
2に示す。なお塗膜の付着強さにおける引っ張り試験で
は、いずれの実施例(実施例7〜9)も、気泡コンクリ
ート基材が破壊していて、塗膜の剥離など塗膜の異常は
観察されなかった。
未硬化状気泡コンクリート板を、実施例1〜3と同様の
オートクレーブ水蒸気養生を行い、製品の気泡コンクリ
ート塗装板を得た。この気泡コンクリート塗装板製品に
は、欠損、割れ、塗膜の膨れ、剥離、亀裂など、外観上
の問題は見られなかった。この気泡コンクリート塗装板
製品の耐透水性能と塗膜の付着強さの物性測定結果を表
2に示す。なお塗膜の付着強さにおける引っ張り試験で
は、いずれの実施例(実施例7〜9)も、気泡コンクリ
ート基材が破壊していて、塗膜の剥離など塗膜の異常は
観察されなかった。
【0033】
【実施例10〜12】実施例1〜3と同様の方法で作製
した未硬化状気泡コンクリートブロックをピアノ線で切
断し、鉄製ラス網が中央に配置した実施例1〜3と同様
の50×614×1830mmサイズの未硬化状気泡コ
ンクリート板を得た。この未硬化状気泡コンクリート板
を40℃の恒温室に入れ、硬化時間を調整して、圧縮強
度1.5kgf/cm2 の未硬化状気泡コンクリート板
を得た。次いで、得られた未硬化状気泡コンクリート板
を実施例4〜6と同様の方法でプレスし、凹凸模様付き
未硬化状気泡コンクリート板を得た。
した未硬化状気泡コンクリートブロックをピアノ線で切
断し、鉄製ラス網が中央に配置した実施例1〜3と同様
の50×614×1830mmサイズの未硬化状気泡コ
ンクリート板を得た。この未硬化状気泡コンクリート板
を40℃の恒温室に入れ、硬化時間を調整して、圧縮強
度1.5kgf/cm2 の未硬化状気泡コンクリート板
を得た。次いで、得られた未硬化状気泡コンクリート板
を実施例4〜6と同様の方法でプレスし、凹凸模様付き
未硬化状気泡コンクリート板を得た。
【0034】プレス後得られた凹凸模様付き未硬化状気
泡コンクリート板に、実施例7〜9と同様の高温融着性
樹脂を含む水性アクリルスチレン系塗料Bを、スプレー
ガンで塗布し、3種類の異なる塗料塗着量(実施例10
〜12)の凹凸模様の付いた塗料付き未硬化状気泡コン
クリート板を得た。表2に、凹凸模様付き未硬化状気泡
コンクリート板の表面に塗装した水性アクリルスチレン
系塗料Bの塗料塗着量(実施例10〜12)を示す。
泡コンクリート板に、実施例7〜9と同様の高温融着性
樹脂を含む水性アクリルスチレン系塗料Bを、スプレー
ガンで塗布し、3種類の異なる塗料塗着量(実施例10
〜12)の凹凸模様の付いた塗料付き未硬化状気泡コン
クリート板を得た。表2に、凹凸模様付き未硬化状気泡
コンクリート板の表面に塗装した水性アクリルスチレン
系塗料Bの塗料塗着量(実施例10〜12)を示す。
【0035】水性アクリルスチレン系塗料Bを塗布した
凹凸模様付き未硬化状気泡コンクリート板を、実施例1
〜3と同様のオートクレーブ水蒸気養生を行い、製品の
凹凸模様付き気泡コンクリート塗装板を得た。この凹凸
模様付き気泡コンクリート塗装板製品には、欠損、割
れ、塗膜の膨れ、剥離、亀裂など、外観上の問題は見ら
れなかった。この凹凸模様付き気泡コンクリート塗装板
製品の耐透水性能と塗膜の付着強さの物性測定結果を表
2に示す。なお塗膜の付着強さにおける引っ張り試験で
は、いずれの実施例(実施例10〜12)も、気泡コン
クリート基材が破壊していて、塗膜の剥離など塗膜の異
常は観察されなかった。
凹凸模様付き未硬化状気泡コンクリート板を、実施例1
〜3と同様のオートクレーブ水蒸気養生を行い、製品の
凹凸模様付き気泡コンクリート塗装板を得た。この凹凸
模様付き気泡コンクリート塗装板製品には、欠損、割
れ、塗膜の膨れ、剥離、亀裂など、外観上の問題は見ら
れなかった。この凹凸模様付き気泡コンクリート塗装板
製品の耐透水性能と塗膜の付着強さの物性測定結果を表
2に示す。なお塗膜の付着強さにおける引っ張り試験で
は、いずれの実施例(実施例10〜12)も、気泡コン
クリート基材が破壊していて、塗膜の剥離など塗膜の異
常は観察されなかった。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明により、低コストで、かつ作業環
境の良い気泡コンクリート塗装板の製造方法及び該方法
で得られた気泡コンクリート塗装板を提供することが可
能となった。
境の良い気泡コンクリート塗装板の製造方法及び該方法
で得られた気泡コンクリート塗装板を提供することが可
能となった。
Claims (4)
- 【請求項1】 未硬化状気泡コンクリート材の表面に高
温融着性樹脂を含む塗料を塗布した後、オートクレーブ
水蒸気養生を行って得られる気泡コンクリート塗装板。 - 【請求項2】 未硬化状気泡コンクリート材の表面に高
温融着性樹脂を含む塗料を塗布した後、オートクレーブ
水蒸気養生を行う気泡コンクリート塗装板の製造方法。 - 【請求項3】 凹凸模様を有する未硬化状気泡コンクリ
ート材の表面に高温融着性樹脂を含む塗料を塗布した
後、オートクレーブ水蒸気養生を行って得られる凹凸模
様付気泡コンクリート塗装板。 - 【請求項4】 凹凸模様を有する未硬化状気泡コンクリ
ート材の表面に高温融着性樹脂を含む塗料を塗布した
後、オートクレーブ水蒸気養生を行う凹凸模様付気泡コ
ンクリート塗装板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10344592A JP2000170313A (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | 気泡コンクリート塗装板とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10344592A JP2000170313A (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | 気泡コンクリート塗装板とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000170313A true JP2000170313A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=18370470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10344592A Pending JP2000170313A (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | 気泡コンクリート塗装板とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000170313A (ja) |
-
1998
- 1998-12-03 JP JP10344592A patent/JP2000170313A/ja active Pending
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