JP2000170191A - 地下構造物用蓋 - Google Patents

地下構造物用蓋

Info

Publication number
JP2000170191A
JP2000170191A JP10350422A JP35042298A JP2000170191A JP 2000170191 A JP2000170191 A JP 2000170191A JP 10350422 A JP10350422 A JP 10350422A JP 35042298 A JP35042298 A JP 35042298A JP 2000170191 A JP2000170191 A JP 2000170191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inclined surface
underground structure
guide
receiving frame
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10350422A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000170191A5 (ja
Inventor
Hiroki Hori
弘樹 堀
Hironobu Tobinaga
浩伸 飛永
Eiji Yoshimura
英二 吉村
Hideo Hamaguchi
秀夫 浜口
Kazunori Togo
和典 東郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hinode Ltd
Original Assignee
Hinode Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hinode Ltd filed Critical Hinode Ltd
Priority to JP10350422A priority Critical patent/JP2000170191A/ja
Publication of JP2000170191A publication Critical patent/JP2000170191A/ja
Publication of JP2000170191A5 publication Critical patent/JP2000170191A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アスファルトが剥離しても除雪車の除雪板を
受枠の上面部まで確実に案内できるようにする。 【解決手段】 本発明の地下構造物用蓋1は、蓋本体
と、蓋本体を支持する受枠2とからなる地下構造物用蓋
であって、受枠2の筒状部20の上部外周に、最大25
度の角度で外方向に下降する傾斜面41を持つガイド部
を備え、この傾斜面41の上縁部41aと下縁部41b
との高低差を少なくとも15mm以上とするとともに、
筒状部20の上面部21と傾斜面41の上縁部41aと
をほぼ同一高さとした、ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下構造物として
の側塊の上部に設置される地下構造物用蓋に関するもの
であり、特に積雪地域において実施されている道路の除
雪作業の支障とならないように構成した地下構造物用蓋
に関するものである。
【0002】なお、本願明細書でいう「地下構造物用
蓋」とは、下水道における地下埋設物,地下構造施設等
と地上とを通じる開口部を閉塞するマンホール蓋,大型
鉄蓋,汚水桝蓋、電力・通信における地下施設機器や地
下ケーブル等を保護する開閉可能な共同溝用鉄蓋,送電
用鉄蓋,配電用鉄蓋、上水道やガス配管における路面下
の埋設導管およびその付属機器と地上とを結ぶ開閉扉と
しての機能を有する消火栓蓋,制水弁蓋,仕切弁蓋,空
気弁蓋,ガス配管用蓋,量水器蓋等を総称する。
【0003】
【従来の技術】除雪車対応の地下構造物用蓋として、例
えば、特許第2632629号の特許公報に記載されて
いるような、外周上部全周に上方に湾曲する傾斜案内面
を形成した受枠を採用したものが知られている。この受
枠は、傾斜案内面の上端が路面とほぼ同一の高さとなる
ように高さ調整されて設置され、受枠周りには舗装材を
転圧するとともに、傾斜案内面を舗装材で覆うようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この傾
斜案内面は、上方に湾曲する曲面となっているため、路
面に対する傾斜案内面上の各点における接線の角度は、
その位置によって変化し、受枠内周に近い位置では、路
面と同じくほぼ水平に近いものの、外周に近づくにつれ
て、その角度が大きくなる。したがって、舗装材の剥離
が少ない状態では、傾斜案内面に接触した除雪車の除雪
板を受枠の頂まで比較的スムーズに案内できるものの、
舗装材の剥離が大きくなり、傾斜案内面が露出してくる
につれて、路面に対する接線角度が大きくなり、除雪板
が接触した際の衝撃が大きくなるため、場合によっては
受枠が変形し、または破損したり、その衝撃によって除
雪車の運転者が負傷してしまうこともある。
【0005】そこで、本発明の目的とするところは、ガ
イド部の傾斜面を覆う舗装材が剥離しても除雪車の除雪
板を受枠の頂まで円滑に案内することができる地下構造
物用蓋を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の地下構造物用蓋は、蓋本体と、蓋本体を支
持する受枠とからなる地下構造物用蓋において、前記受
枠の筒状部の上部外周に、最大25度の角度で外方向に
下降する傾斜面を持つガイド部を備え、前記傾斜面の上
縁部と下縁部との高低差を少なくとも15mm以上とす
るとともに、前記筒状部の上面部と前記傾斜面の上縁部
とをほぼ同一高さとした、ことを特徴としている。
【0007】このような構成としたことにより、路面を
構成する舗装材が剥離した場合に、その維持修繕が必要
と判断される深さ15mmまでの間は、ガイド部の傾斜
面が存在するので、常時除雪車の除雪板を受枠の頂まで
円滑に案内する。また、ガイド部の傾斜面の傾斜角度が
最大25度と緩傾斜であるので、除雪板がガイド部に衝
突した際の衝撃が少ない。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の地下構造物用蓋では、ガ
イド部の傾斜面に下縁部側に向けて複数の表示部を形成
したので、どの程度舗装材が剥離したかを知ることがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。先ず第1実施例を図1乃至図3を用いて説明す
る。
【0010】この実施例に示した本発明に係る地下構造
物用蓋1は、地下構造物としての側塊(図示せず)の上
部に固定する受枠2と、受枠2に支持される蓋本体(図
示せず)と、ガイド部としての保護枠4とから構成され
ている。
【0011】受枠2は、下方に向かって縮径する内周面
で蓋本体(図示せず)を支持する筒状部20と、その筒
状部20の下端外周に周設したフランジ30とを有して
いる。
【0012】フランジ30には、図2および図3に示す
ように、その上面周方向に沿って、フランジ30を筒状
部20の中腹程度の高さまで隆起させた台座31を、3
0°毎に合計12個隆設し、その上面を座面31aとし
ている。また、フランジ30には、隣り合う台座31,
31どうしの間に各1個の、合計で12個のアンカー孔
32…を穿設している。
【0013】12個の台座31のうち、フランジ30の
上面周方向に沿って90°毎の4個の台座31Mは、図
2に示すように、その座面31aの中央に、後述する高
ナット33の外形と略同形状に凹設した凹陥部31bを
備え、凹陥部31bの底部には、ボルト孔31cを穿設
している。そして、4個の台座31M…の各凹陥部31
bには、予め高ナット33が入れてあり、その高ナット
33には下方からボルト孔31cを挿通させた固定ボル
ト34を螺合しており、高ナット33はこの固定ボルト
34で固定されている。
【0014】一方、12個の台座31のうち、上記4個
の台座31Mを除いた他の8個の台座31Nは、座面3
1aがフラットのままで、台座31Nには凹陥部31b
とボルト孔31cとは形成されていない。
【0015】保護枠4は、図3に示すように、下面を開
口させた円環状枠体であり、その上面は最大25度の角
度で外方向に下降する傾斜面41となっており、除雪車
の除雪板をガイドする。この傾斜面41の上縁部41a
と下縁部41bとの高低差は、少なくとも15mm以上
となっている。
【0016】そして、保護枠4には、傾斜面41の周方
向に沿って、上記の4個の台座31Mと対応するよう
に、90°毎に合計4個のボルト受け部42…(図2)
を凹設し、その底部中央にはボルト孔42aを穿設して
いる。また、保護枠4の内周壁面49には、その上部側
に環状のパッキン溝49aを凹設している。
【0017】上記した受枠2と保護枠4とを組み立てて
設置するには、図3に示すように、先ず実用新案登録第
2502400号の実用新案登録公報に示されているよ
うに、嵩調整具92を螺合したアンカーボルト91を、
受枠2のフランジ30に形成したアンカー孔32に挿通
し、受枠2の嵩調整(路面に対する筒状部20の上面部
21の高さ調整)を行った後、固定具9で受枠2を側塊
に固定する。次に、アンカー孔32周りに台座31(3
1M,31N)の高さまで舖装材を転圧する。続いて、
保護枠4を台座31(31M,31N)に被せ、保護枠
4の4個のボルト受け部42…を、フランジ30の4個
の台座31Mに対応させる。保護枠4を台座31(31
M,31N)に被せたとき、台座31Mの高ナット33
は保護枠4のボルト孔42aを通して上から見える状態
となり、その高ナット33には、上方から保護枠固定ボ
ルト43を螺入し締め付ける。
【0018】このようにして、台座31(31M,31
N)に保護枠4を着脱可能に固定し、その後、保護枠4
周りに筒状部20の上面部21の高さまで舗装材を転圧
し、これにより受枠1の設置が完了する。
【0019】なお、保護枠固定ボルト43の頭部には、
キャップ44を被せているので、舗装材が保護枠固定ボ
ルト43に付着するのを防止でき、保護枠4の取り替え
が必要なときにはその取り替え作業を速やかに進めるこ
とができるようになっている。また、保護枠4のパッキ
ン溝49aには予め防水パッキン5を環装しておくの
で、保護枠4をフランジ30に固定すると、この防水パ
ッキン5は、受枠2の筒状部20の外周壁面22に当接
するようになり、保護枠4と受枠2との隙間から雨水が
浸入するのを防止できる。
【0020】この実施例において、保護枠4の傾斜面4
1を、最大25度の角度で外方向に下降させたのは、次
のような理由による。すなわち、一般に質量mの物体が
角度θの傾斜面に衝突した場合の衝撃エネルギ(消失エ
ネルギ)ΔEは、次式(1)に従って求めることができ
る。
【0021】 ΔE=1/2・m・V2{1−(e2sin2θ+cos2θ)}・・・・(1) ここで、ΔE:衝撃エネルギ(消失エネルギ) m :質量 V :速度 e :跳ね返り係数 除雪車の進行速度は通常、最高で時速30kmであり
(社団法人日本建設機械化協会発行の「道路除雪ハンド
ブック」の表5−1による)、その速度で除雪板が角度
θの保護枠4の傾斜面41に衝突したとすると、そのと
きの衝撃エネルギΔEは、上記式(1)において、mを
除雪車総重量20トン(後で時速10kmで衝突したと
きの衝突エネルギと、時速30kmで衝突したときの消
失エネルギとが同一となる角度θを求める際に相殺され
ることから仮置きしている。)、eを0.65(森北出
版株式会社発行の「工業力学」の表7.1による)、V
を30km/hrとし角度θの関数として求めることが
できる。この場合において、角度θを25度としたとき
の衝撃エネルギは71571Nとなり、これは、除雪車
(総重量20トン)が時速10kmで徐行していて正面
衝突した場合の衝撃エネルギ(上記式(1)においてθ
=90度として求められる。)に相当する値となる。こ
の時速10kmの徐行速度は、一般的には、ブレーキを
操作してから概ね1m以内で車両が停止できる速度であ
って、衝突を避けることができ、また万一衝突しても対
物・対人に対して危害を最小限に食い止めることができ
る速度といわれていることから、この程度まで衝撃エネ
ルギが緩和されれば、保護枠4の傾斜面41は、破損を
免れつつ除雪板を筒状部20の上面部21までガイドで
きるようになる。したがって、乗員に対しても危害を最
小限に食い止めることができる。そして、この傾斜角度
が25度以下であればより一層、衝撃エネルギを緩和し
除雪板をガイドできるようになる。このような理由から
保護枠4の傾斜面41を、最大25度の角度で外方向に
下降させている。
【0022】また、この実施例において、保護枠4の上
縁部41aと下縁部41bとの高低差を少なくとも15
mm以上としたのは、次のような理由による。すなわ
ち、一般に、舗装道路の破損に対して行う維持修繕は、
交通量の多い一般道路では、舗装道路に15mm以上の
段差が生じたかどうかが、実施の目安とされている(株
式会社山海堂発行の「道路実務全書 道路舗装の維持修
繕」の表2.15による)。この目安に従うと、舗装材
が剥がれて生じた段差が15mm以下の場合には、維持
修繕のための舗装が行われないことになる。このような
理由から上縁部41aと下縁部41bとの高低差を少な
くとも15mm以上とすることによって、維持修繕が行
われるまでの間は、除雪車の除雪板を筒状部20の上面
部21まで円滑に案内することができる。
【0023】以上説明したように、この第1実施例で
は、筒状部20の上部外周に、最大25度の角度で外方
向に下降する傾斜面41を持つ保護枠4を備え、この保
護枠4の上縁部41aと下縁部41bとの高低差を少な
くとも15mm以上としたので、路面を構成する舗装材
が剥離した場合に、その維持修繕が必要と判断される深
さ15mmまでの間は、保護枠4の傾斜面41が確実に
存在するので、常時、除雪車の除雪板を筒状部20の上
面部21まで円滑に案内することができる。また、保護
枠4の傾斜面41の傾斜角度が最大25度と緩傾斜であ
るので、除雪板が保護枠4に衝突した際の衝撃エネルギ
は緩和され、除雪車が徐行速度(例えば時速10km)
で衝突した場合の衝撃エネルギより小さくなる。したが
って、除雪車の運転者に重大な危害を及ぼすことなく、
除雪板を筒状部20の上面部21まで円滑に案内するこ
とができる。
【0024】次に、第2実施例を図4および図5を用い
て説明する。図4は本発明の地下構造物用蓋を示す第2
実施例の平面図、図5は図4のC−C断面図である。こ
の実施例では、ガイド部としての保護枠4の傾斜面41
に表示体45を設けた点が、第1実施例と相違してい
る。この表示体45は、傾斜面41にさらに急な勾配で
形成した凹溝状で幅狭の表示部45aを、上縁部41a
から下縁部41b側に向けて段状に3段設けることで構
成されており、傾斜面41の周方向に沿って所定間隔で
形成されている。なお、各表示部45aの底面450a
も、最大傾斜角度が25度以下となっている。このよう
に、保護枠4の傾斜面41に表示部45aを設けること
により、舗装した後、保護枠4上の舗装材が剥離してき
た場合、舗装材がどの程度剥離したかが確認でき、補修
の要否を容易に知ることができる。例えば上縁部41a
側の表示部45aが現れたときは、まだ補修する必要が
ないと判断できるし、下縁部41b側の表示部45aが
現れたときは、維持修繕の目安である15mmの段差が
生じつつあり、補修する必要があると判断できる。ま
た、表示部45a…は、傾斜面41に連続する底面45
0aを有する凹溝状になっているので、除雪板を筒状部
20の上面部21まで円滑に案内するとともに、車両の
スリップ防止としての効果も発揮することができる。さ
らに、凹溝状の表示部45a…によって、傾斜面41上
に転圧した舗装材と傾斜面41との接合強度が増し、こ
れにより舗装材の剥離を防止する効果も発揮する。
【0025】次に、第3実施例を図6および図7を用い
て説明する。図6は本発明の地下構造物用蓋を示す第3
実施例の要部斜視図、図7は図6のD−D断面図であ
る。この実施例における受枠101は、内周面で蓋本体
(図示せず)を支持する筒状部120と、この筒状部1
20の下端外周に周設したフランジ130と、筒状部1
20の外側面上部に放射状に等間隔に形成した突起状の
ガイド部140とにより構成されている。それぞれのガ
イド部140は、中心部が筒状部120の外側に向かっ
て山形状に突出するとともに、その両側は曲線状の裾部
142を形成し、全体的な平面形状としては、いわゆる
先細りの放射形状となっている。そして、ガイド部14
0の傾斜面141は、上記第1実施例の場合と同様に、
最大25度の角度で外方向に下降しており、またガイド
部140の山形状に突出した部分では、上縁部141a
と下縁部141bとの高低差が少なくとも15mm以上
となっている。なお、好ましくは、裾部142が形成さ
れたガイド部140の傾斜面141についても、上縁部
141aと下縁部141bとの高低差が少なくとも15
mm以上あればよい。
【0026】図8は本発明の地下構造物用蓋を示す第4
実施例の要部縦断面図である。この実施例における受枠
201には、その筒状部220の下端外周にフランジ部
230を周設し、また上部外周にガイド部240を突き
出すように全周に設けている。このガイド部240の傾
斜面241は、上記各実施例と同様に、最大25度の角
度で外方向に下降させており、また上縁部241aと下
縁部241bとの高低差が少なくとも15mm以上とな
っている。
【0027】図9は本発明の地下構造物用蓋を示す第5
実施例の要部縦断面図である。この実施例における受枠
301は、蓋本体(図示せず)によって塞がれる開口を
形成する筒状部としての内壁部320が形成され、この
内壁部320の下端外周にフランジ部330を周設し、
内壁部320の上部外周にガイド部340を全周に設け
るとともに、このガイド部340と前記フランジ部33
0とを外壁部321で連続させた断面ほぼ箱状に形成し
ている。そして、ガイド部340の傾斜面341は、上
記各実施例と同様に、最大25度の角度で外方向に下降
させており、また上縁部341aと下縁部341bとの
高低差が少なくとも15mm以上となっている。
【0028】このように、第3実施例、第4実施例およ
び第5実施例のいずれにおいても、上記第1実施例と同
様に、路面を構成する舗装材が剥離した場合に、その維
持修繕が必要と判断される深さ15mmまでの間は、ガ
イド部の傾斜面が存在するので、常時除雪車の除雪板を
受枠の上面まで円滑に案内することができる。また、ガ
イド部の傾斜面の傾斜角度が最大25度と緩傾斜である
ので、除雪板がガイド部に衝突した際の衝撃エネルギ
は、除雪車が徐行速度で衝突した場合の衝撃エネルギよ
り小さくなる。したがって、除雪車の運転者に重大な危
害を及ぼすことなく、除雪板を筒状部の上面部まで円滑
に案内することができる。
【0029】上記の各実施例では、ガイド部の傾斜面を
直線的な傾斜面に構成したが、この傾斜面は、最大25
度の角度で外方向に下降する面であればよく、例えば曲
面に構成してもよい。曲面の場合は、接線角度が最大で
25度となる。
【0030】また、上記の第3実施例、第4実施例およ
び第5実施例における各ガイド部の傾斜面には、表示部
を形成することで、上記第2実施例の場合と同様の効果
を発揮させることができる。なお、表示部は凹溝状とし
たが、ガイド部の傾斜面に年輪状に線を引いたり、着色
してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の地下構造
物用蓋の受枠構造では、蓋本体と、蓋本体を支持する受
枠とからなる地下構造物用蓋において、受枠筒状部の上
部外周に、最大25度の角度で外方向に下降する傾斜面
を持つガイド部を備え、前記傾斜面の上縁部と下縁部と
の高低差を少なくとも15mm以上とするとともに、前
記筒状部の上面部と前記ガイド部の上縁部とをほぼ同一
高さとしたので、路面を構成する舗装材が剥離した場合
に、その維持修繕が必要と判断される深さ15mmまで
の間は、ガイド部の傾斜面が存在するので、常時除雪車
の除雪板を受枠の頂まで円滑に案内することができる。
また、ガイド部の傾斜面の傾斜角度が最大25度と緩傾
斜であるので、除雪板がガイド部に衝突した際の衝撃エ
ネルギは、除雪車が徐行速度で衝突した場合の衝撃エネ
ルギより小さくなる。したがって、除雪車の運転者に重
大な危害を及ぼすことなく、除雪板を受枠の頂まで円滑
に案内することができる。
【0032】また、ガイド部の傾斜面に表示部を設けた
ので、舗装した後、ガイド部の傾斜面を覆う舗装材が剥
離してきた場合、舗装材がどの程度剥離したかが確認で
き、補修の要否を容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における受枠の平面図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】本発明の地下構造物用蓋を示す第2実施例の平
面図である。
【図5】図4のC−C断面図である。
【図6】本発明の地下構造物用蓋を示す第3実施例の要
部斜視図である。
【図7】図6のD−D断面図である。
【図8】本発明の地下構造物用蓋を示す第4実施例の要
部縦断面図である。
【図9】本発明の地下構造物用蓋を示す第5実施例の要
部縦断面図である。
【符号の説明】
1 地下構造物用蓋 2 受枠 20 筒状部 21 上面部 22 外周壁面 30 フランジ 31 台座 31M 台座 31N 台座 31a 座面 31b 凹陥部 31c ボルト孔 32 アンカー孔 33 高ナット 34 固定ボルト 4 保護枠 41 傾斜面 41a 上縁部 41b 下縁部 42 ボルト受け部 42a ボルト孔 43 保護枠固定ボルト 44 キャップ 45 表示体 45a 表示部 450a 底面 49 内周壁面 49a パッキン溝 5 防水パッキン 9 固定具 91 アンカーボルト 92 嵩調整具 101 受枠 120 筒状部 121 傾斜面 130 フランジ 140 ガイド部 141 傾斜面 142 裾部 201 受枠 220 筒状部 240 ガイド部 241 傾斜面 241a 上縁部 241b 下縁部 301 受枠 320 内壁部 321 外壁部 340 ガイド部 341 傾斜面 341a 上縁部 341b 下縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 英二 福岡県福岡市博多区堅粕5丁目8番18号 日之出水道機器株式会社内 (72)発明者 浜口 秀夫 福岡県福岡市博多区堅粕5丁目8番18号 日之出水道機器株式会社内 (72)発明者 東郷 和典 福岡県福岡市博多区堅粕5丁目8番18号 日之出水道機器株式会社内 Fターム(参考) 2D047 BB26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋本体と、蓋本体を支持する受枠とから
    なる地下構造物用蓋において、 前記受枠の筒状部の上部外周に、最大25度の角度で外
    方向に下降する傾斜面を持つガイド部を備え、前記傾斜
    面の上縁部と下縁部との高低差を少なくとも15mm以
    上とするとともに、前記筒状部の上面部と前記傾斜面の
    上縁部とをほぼ同一高さとした、 ことを特徴とする地下構造物用蓋。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部の傾斜面に下縁部側に向け
    て複数の表示部を形成した請求項1に記載の地下構造物
    用蓋。
JP10350422A 1998-12-09 1998-12-09 地下構造物用蓋 Pending JP2000170191A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350422A JP2000170191A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 地下構造物用蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350422A JP2000170191A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 地下構造物用蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000170191A true JP2000170191A (ja) 2000-06-20
JP2000170191A5 JP2000170191A5 (ja) 2006-01-26

Family

ID=18410396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10350422A Pending JP2000170191A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 地下構造物用蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000170191A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009013784A (ja) * 2008-09-08 2009-01-22 License & Property Control:Kk 地下構造物用蓋の受枠

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009013784A (ja) * 2008-09-08 2009-01-22 License & Property Control:Kk 地下構造物用蓋の受枠

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8118517B2 (en) Manhole cover device
US6851225B1 (en) Device for equalizing changes in level between a ground area surface and a frame for a manhole cover, and a method for mounting the device
US6682258B2 (en) Nondestructive system for adjusting manhole and catch-basin elevations
EP0678626A1 (en) Barrier construction for removably closing road barrier passages
US8858116B2 (en) Road restoration block
US20160168817A1 (en) Safety device for use in well
JP2000170191A (ja) 地下構造物用蓋
KR101358754B1 (ko) 도로시설물용 지주
KR20090102355A (ko) 지주형 시설물의 하부보호구조
US8905673B1 (en) Manhole cover
KR101231559B1 (ko) 녹지보호를 위한 다목적 보호 펜스
JP3720206B2 (ja) 地下構造物用蓋
KR200298746Y1 (ko) 맨홀 보호 덮개
KR200175290Y1 (ko) 맨홀용 인상링의 고정장치
JPS5835731Y2 (ja) 地下構造物用蓋の嵩調整リング
CN215518543U (zh) 一种桥梁机非车道隔离护栏
JP2634387B2 (ja) 誘導標識取付構造
AU1074300A (en) Improved removable barrier construction
JP2710738B2 (ja) マンホールの施工方法
KR200259247Y1 (ko) 교차로 충돌방지용 도로경계석
JPH04127817A (ja) 支柱の固定方法
JPS62296018A (ja) 鉄蓋受枠装置
KR200251665Y1 (ko) 도로의 맨홀 뚜껑 높이 조정틀 구조
JPH09302633A (ja) 車止め
RU7430U1 (ru) Горловина колодца подземных инженерных коммуникаций

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080609

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080613

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080711