JP2000168902A

JP2000168902A - 臭い漏れ防止生ゴミ容器

Info

Publication number: JP2000168902A
Application number: JP10377038A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Shiozawa; 正塩沢
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1998-12-07
Filing date: 1998-12-07
Publication date: 2000-06-20

Abstract

(57)【要約】【目的】生ゴミから発生する臭い漏れを防止するた
め、袋の開口部に、密閉性の高い袋開閉具を取り付け、
台所の流し場で、又、車内、事務所等でも安定した姿勢
で設置できる保持具を取り付けて、使用できることを目
的とする。【構成】変形しない湾曲部材（１）と、この部材と同
じ長さを有する可撓変形可能な可変部材（２）を、前記
湾曲部材（１）と両端で連結した袋開閉具（Ａ）に取り
付ける袋（Ｂ）と、前記袋開閉具（Ａ）に取り付ける自
立スタンド（Ｃ）、又はクリップよりなる生ゴミ容器。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ等から発生
する臭い漏れ防止のための開閉具を備えた生ゴミ容器に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、生ゴミ容器としては、一般的に使
用されている三角コーナーがある。又容器内の内容物を
容易に取り出せることを特徴とした開閉具を備えた容
器、例えば、一対の弾性帯状部材からなる開閉具を備え
た容器や、発散区域と集束区域を形成した一対の可撓性
帯状部材からなる開閉具を備えた容器等が有った。（特
開昭６２−２８３４８号公報参照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち、前者においては、開口部が開放状態である。
又、後者においては、容器の開口状態を維持しようとし
たとき、開閉具に開くための力を加え続けなければなら
ず、一方の手をふさいでしまう。力を除くと閉じてしま
う構造である。又、容器に保持具を備えていないため、
物を収容しようとする都度、容器を手で保持しなければ
ならない。又、容器を置いたときに、内容物が、特に液
状のものは、こぼれ出るおそれがある。

【０００４】そこで本発明は、開口状態、又は閉口状態
を維持でき、閉口状態においては密閉性の高い袋開閉具
の構造とし、袋開閉具に自立スタンド、又はクリップを
取りつけ、手で保持することなく、内容物がこぼれ出な
い姿勢で設置できるようにすることを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、変形しない湾曲部材に、これと
同じ長さを有し、かつ両端を前記湾曲部材と連結した可
撓変形可能な可変部材からなる袋開閉具と、この袋開閉
具に袋を取り付け、そして前記袋開閉具に、自立スタン
ド、又はクリップを取り付けたものである。

【０００６】

【作用】図１に示すように、袋開閉具（Ａ）に、自立ス
タンドを取り付けて、台所の流し場の任意の場所に設置
する。図２（ａ）のように袋開閉具（Ａ）を開口し、袋
（Ｂ）の開口周縁部で、袋開閉具（Ａ）の周縁部を内側
から包むように外側に折り返し、袋開閉具（Ａ）に設け
られている挟着部（３、４、５、６）に挟み取り付け
る。

【０００７】そして生ゴミを収容したら、図２（ｂ）の
ように袋開閉具（Ａ）を閉じておく。

【０００８】生ゴミを廃棄する場合は、袋開閉具（Ａ）
を開口し、袋開閉具（Ａ）に挟着されている袋（Ｂ）を
取り外して、袋（Ｂ）の口を結んで廃棄する。

【０００９】又、車内や、事務所など台所以外の場所で
使用する場合は、図３のように袋開閉具（Ａ）にクリッ
プを取り付けて、クリップで挟める場所に取り付けて使
用する。

【００１０】

【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１〜図３において、袋開閉具（Ａ）は、プラスチックの
成形品を用い、長さ２５０ｍｍ程度、幅２５ｍｍ程度、
厚み３〜５ｍｍ程度の変形しない湾曲部材（１）と、こ
の湾曲部材（１）と同じ長さで、幅２０ｍｍ程度、、厚
み１〜２ｍｍ程度の可撓変形可能な可変部材（２）とを
両端で連結したものである。そしてこの連結部は、着脱
可能な構造とし、袋開閉具（Ａ）の洗浄を容易にする。
又、袋開閉具（Ａ）には、袋（Ｂ）を取り付けるための
挟着部（３、４、５、６）と、自立スタンド（Ｃ）、又
はクリップ（Ｄ）を取り付けるための被係止部（７）を
設ける。又、袋開閉具（Ａ）を閉じた状態での密閉性を
高めるため、湾曲部材（１）の可変部材（２）を受ける
側を、可変部材（２）の幅より２ｍｍ程度広く、深さ２
ｍｍ程度の溝形とする。又、可変部材（２）の長手方向
に対して垂直方向に、補強のためのリブを設けるとよ
い。

【００１１】袋開閉具（Ａ）の湾曲部材（１）に設けら
れている被係止部（７）に、直径６ｍｍ程度の金属の
棒、又はパイプの自立スタンド、又はプラスチックのク
リップを取り付ける。

【００１２】袋（Ｂ）は、縦３００ｍｍ程度、横２５０
〜３００ｍｍ程度のスーパーマーケット等で使用してい
るポリエチレンの薄い袋を使用する。

【００１３】以下、使用方法について説明する。先ず、
袋開閉具（Ａ）の開閉操作について説明する。袋開閉具
（Ａ）を開く場合は、図２（ｂ）において、相対する挟
着部３と５、又は４と６のどちらかを矢印の方向に力を
加えると、可変部材（２）は可撓変形しながら開口し、
図２（ａ）の状態を維持する。袋開閉具（Ａ）を閉じる
場合は、図２（ａ）において、相対する挟着部３と５、
又は４と６のどちらかの付近を矢印の方向に力を加える
と、可変部材（２）は、可撓変形しながら閉口し、図２
（ｂ）の状態を維持する。

【００１４】袋開閉具（Ａ）への袋（Ｂ）の取り付け
は、袋開閉具（Ａ）を開口状態にし、袋（Ｂ）の開口周
縁で、袋開閉具（Ａ）の周縁を内側から包むように外側
に折り返し、袋開閉具（Ａ）に設けられている挟着部
（３、４、５、６）に挟み込む。

【００１５】収容した生ゴミを廃棄する場合は、袋開閉
具（Ａ）を開口状態にし、袋（Ｂ）を袋開閉具（Ａ）の
挟着部（３、４、５、６）より取り外し、袋（Ｂ）の口
を結んで廃棄する。

【００１６】袋開閉具（Ａ）に、自立スタンドの替わり
に、クリップを取り付けることにより、クリップで挟め
る場所があれば車内や、事務所などでも使用できる。

【００１７】

【発明の効果】本発明は、以上説明のとおり構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１８】袋開閉具は、変形しない湾曲部材と可撓変
形可能な可変部材とが両端で連結されているから、開口
状態、及び閉口状態を維持でき、閉口状態での密閉性は
高い。そして開閉操作も図２に示すように、袋開閉具に
矢印の方向に小さな力を加えるだけで容易である。

【００１９】袋開閉具に、自立スタンドを取り付けたこ
とにより、台所の流し場の任意の場所に安定した姿勢で
設置できる。

【００２０】又、袋開閉具に、クリップを取り付ける
ことによって、台所以外の場所でも例えば、車内や事務
所等でクリップで挟める場所で使用できる。

【００２１】収容した生ゴミを廃棄する場合は、袋を袋
開閉具より取り外し、袋の口を結び廃棄すれば清潔に処
理できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の生ゴミ容器の斜視図である。

【図２】本発明の生ゴミ容器の袋開閉具の平面図であ
る。（ａ）は、開口状態、（ｂ）は、閉口状態である。

【図３】本発明の生ゴミ容器の袋開閉具に、クリップを
取り付ける斜視図である。

【符号の説明】

Ａ袋開閉具Ｂ袋Ｃ自立スタンドＤクリップ１湾曲部材２可変部材３、４、５、６挟着部７被係止部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】変形しない湾曲部材（１）と、この部材
と同じ長さを有し、かつ両端部を、前記湾曲部材（１）
と連結した可撓変形可能な可変部材（２）からなる袋開
閉具（Ａ）と、この袋開閉具（Ａ）の挟着部（３、４、
５、６）に取り付ける袋（Ｂ）と、前記袋開閉具（Ａ）
の被係止部（７）に、取り付ける自立スタンド（Ｃ）か
らなる生ゴミ容器。
【請求項２】袋開閉具（Ａ）の被係止部（７）に、ク
リップ（Ｄ）を取り付けてなる請求項１記載の生ゴミ容
器。