JP2000168574A - ステアリングユニット取付構造 - Google Patents

ステアリングユニット取付構造

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JP2000168574A
JP2000168574A JP10346132A JP34613298A JP2000168574A JP 2000168574 A JP2000168574 A JP 2000168574A JP 10346132 A JP10346132 A JP 10346132A JP 34613298 A JP34613298 A JP 34613298A JP 2000168574 A JP2000168574 A JP 2000168574A
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connector
steering
steering unit
post
mounting structure
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JP10346132A
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Hiroyuki Hayashi
弘幸 林
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のステアリングホイール部のスイッチ
箱であるステアリングユニットをステアリングポストに
取り付ける際、コネクタの結合とステアリングポストに
対するステアリングユニットの位置決めを同時に行い、
かつコネクタのピン数が多い場合でも、比較的小さい力
でコネクタの結合を可能にする。 【解決手段】 ステアリングポスト20上のステアリン
グシャフト10に対して対称となる2つの位置にそれぞ
れ第2コネクタ61xを微動可能に固定し、ステアリン
グユニット30をステアリングシャフト10の軸に平行
に移動させてステアリングユニット30側に固定された
2つの第1コネクタ62xを第2コネクタ61xに結合
する。第1コネクタ62x及び第2コネクタ61xとし
て結合時の負荷軽減機能を有するレバー式コネクタを用
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ングホイールの近傍に設けられたターンシグナルラン
プ、ワイパー、ヘッドライト等のコンビネーションスイ
ッチを有するステアリングユニット(スイッチ箱)をス
テアリングポストに取り付けるためのステアリングユニ
ット取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリングホイール取付部の
一般的な構成を図5に示す。ステアリングシャフト10
は、ステアリングポスト20に回転自在に支持されてい
る。ステアリングポスト20の車室側には、ステアリン
グユニット30及びロータリコネクタ(回転接続装置)
40が設けられている。ステアリングシャフト10のう
ち、ステアリングユニット30及びロータリコネクタ4
0を貫通して突出している部分の先端部11には、ステ
アリングシャフト10と一体となって回転するように、
ステアリングホイール50が取り付けられている。ま
た、ステアリングホイール50には、ホーンスイッチや
エアバッグ等の電装品55が必要に応じて装備されてい
る。ステアリングユニット30は、例えばターンシグナ
ルランプやワイパー等のコンビネーションスイッチを一
体に組み付けたものであり、その左右側面に上記スイッ
チをそれぞれ切替操作するための操作レバー31,32
が取り付けられている。ステアリングホイール50の電
装品51及びステアリングユニット30の各コンビネー
ションスイッチと自動車本体の制御回路とを接続するた
めのワイヤーハーネス60は、ステアリングポスト10
に沿って設けられており、その先端には例えば雌コネク
タ61が固着されている。
【0003】ステアリングユニット30をステアリング
ポスト10に取り付けるための従来の取付構造を図6に
示す。ワイヤーハーネス60の先端部は、ステアリング
ポスト20の先端部21よりも若干長く、かつ突出する
ように設定されている。また、ワイヤーハーネス60の
先端部は複数に分割されており、分割された各部分には
それぞれ雌コネクタ61a〜61cが固着されている。
また、ステアリングポスト20の先端部21の近傍に
は、コネクタ結合後にワイヤーハーネス60の突出部分
を収納するための凹部22が形成されている。一方、ス
テアリングユニット30には、ステアリングポスト20
から突出したステアリングシャフト10を嵌装するため
の貫通孔33及び雌コネクタ61a〜61cと結合され
る雄コネクタ62a〜62cが固定されている。
【0004】一般に、コネクタは雄端子を雌端子に圧入
嵌合することにより雄端子と雌端子の電気的接続を確保
している。そのため、手作業で結合可能なコネクタのピ
ン数はある程度限られている。従って、図6に示すよう
に、ワイヤーハーネスの先端を複数に分割して、複数の
コネクタ61a〜61c、62a〜62cを用いて結合
しなければならない。
【0005】ステアリングユニット30をステアリング
ポスト20に取り付ける際、最初に作業者は、ステアリ
ングユニット30を片手で保持した状態で、雌コネクタ
61a〜61cと雄コネクタ62a〜62cとをそれぞ
れ結合する。次に、ワイヤーハーネス60のうちステア
リングポスト20の先端部21から突出している部分及
び各雌コネクタ61a〜61cをステアリングポスト2
0の凹部22に押し込みながら、ステアリングシャフト
10をステアリングユニット30の貫通孔33に嵌装す
る。さらに、ステアリングユニット30とステアリング
ポスト20の相対的位置決めを行った後、ボルト等(図
示せず)によりステアリングユニット30をステアリン
グポスト20に固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のステアリングユニット取付構造によれば、ステアリ
ングポスト20側の雌コネクタ61a〜61cとステア
リングユニット30側の雄コネクタ62a〜62cとを
手作業で結合しなければならず、自動車のコクピットと
いう狭い場所での作業であるため、取り付け作業が非常
に困難となる。また、上記図6ではステアリングシャフ
ト10に対して片側にだけワイヤーハーネス60やコネ
クタ61a〜61c、61a〜62cを設けたが、回路
数が増えるとワイヤーハーネス60やコネクタ61a〜
61c、61a〜62cをステアリングシャフト10の
両側に配置しなければならず、コネクタ数が増加し、結
合間違い、結合忘れや結合不良等が生じる可能性が高く
なる。
【0007】また、片手でステアリングユニット30保
持した状態で多数のコネクタ61a〜61cと62a〜
62c等を結合しなければならず、作業性が悪い。さら
に、ワイヤーハーネス60のうちステアリングポスト2
0の先端部21から突出している部分をステアリングポ
スト20の凹部22に押し込む際、ワイヤーハーネス6
0の弾性が負荷となり、ステアリングユニット30をス
テアリングポスト20に押しつけなければならず、作業
性をさらに悪化させる原因となる。
【0008】さらに、ワイヤーハーネス60のうちステ
アリングポスト20の先端部21から突出している部分
を押し込むとその部分が撓んで変形するが、変形した部
分がステアリングユニット30とステアリングポスト2
0の間に挟まれると、ステアリングユニット30をステ
アリングポスト20に固定できず、作業をやり直さなけ
ればならない。あるいは、ステアリングユニット30を
無理にステアリングポスト20に固定すると、ステアリ
ングユニット30とステアリングポスト20の間に挟ま
れたワイヤーハーネス60の被覆が破壊され、絶縁不良
の原因となる。
【0009】本発明は上記従来例の問題点を解決するた
めになされたものであり、ステアリングユニット側のコ
ネクタとステアリングポスト側のコネクタを容易かつ確
実に結合すると共に、ステアリングユニットをきわめて
容易にステアリングポストの取り付け可能なステアリン
グユニット取付構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のステアリングユニット取付構造は、少なく
ともコンビネーションスイッチ及びコンビネーションス
イッチに接続された第1コネクタを含むステアリングユ
ニットを、第1コネクタをステアリングポストに固定さ
れた第2コネクタに結合しつつ同時にステアリングポス
トに取り付けるステアリングユニット取付構造あって、
ステアリングユニットをステアリングポストに取り付け
るときに、ステアリングユニット側の第1コネクタと対
向し、かつ第1コネクタと結合可能な位置にあらかじめ
第2コネクタを固定しておき、第1コネクタを第2コネ
クタに結合させることによりステアリングポストに対す
るステアリングユニットの位置決め及び仮固定を行うこ
とを特徴とする。
【0011】上記構成において、第2コネクタを上下左
右各方向に微動可能としても良い。
【0012】また、第1コネクタと第2コネクタを、そ
れぞれステアリングポストを貫通して設けられたステア
リングシャフトに対する対称位置にそれぞれ設けても良
い。
【0013】また、第1コネクタ及び第2コネクタとし
て、いずれか一方に係合部を有する旋回レバーを設け、
他方に旋回レバーの係合部と係合するボスを設けたレバ
ー式コネクタを用いても良い。
【0014】または、第1コネクタに雄ねじを設け、第
2コネクタに雄ねじと螺合する雌ねじを設けても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明のステ
アリングユニット取付構造の第1の実施形態について説
明する。まず、第1の実施形態によるステアリングユニ
ット取付構造を図1に示す。ワイヤーハーネス60の先
端部には、ステアリングポスト20側の第2コネクタ6
1xが固着されている。また、ステアリングポスト20
の先端部21の近傍には、第2コネクタ61xを収納
し、かつ固定するための凹部23がステアリングシャフ
ト10に対する対称位置に2箇所形成されている。ワイ
ヤーハーネス60及び第2コネクタ61xもそれぞれス
テアリングシャフト10に対して対称となるように2組
用意されている。一方、ステアリングユニット30に
は、ステアリングポスト20から突出したステアリング
シャフト10を嵌装するための貫通孔33及び第2コネ
クタ61xと結合される第1コネクタ62xが貫通孔3
3に対する対称位置にそれぞれ固定されている。
【0016】次に、第1の実施形態で用いる第1コネク
タ62x及び第2コネクタ61xの構成及び結合動作を
図2示す。図2において、(a)は第1コネクタ62x
と第2コネクタ61xとを結合していない状態を示し、
(b)は第1コネクタ62xと第2コネクタ61xとを
結合した状態を示す。また、第2コネクタ62xの外観
形状を図3に示す。
【0017】例えば、第1コネクタ62xを雄コネクタ
とし、第2コネクタ61xを雌コネクタとする。第1コ
ネクタ62xの内部には、ステアリングユニット30の
各コンビネーションスイッチからの電線に接続された雄
端子が配列されている。第1コネクタ62xには可動部
分はないものとする。
【0018】一方、第2コネクタ61xは、ステアリン
グポスト20の凹部23に固定される固定部611と、
固定部611に対して矢印A方向に摺動可能な可動部6
12等で構成されている。可動部612には、軸613
を中心として旋回可能な旋回レバー614が設けられて
いる。旋回レバー614には、第1コネクタ62xに設
けられたボス621と係合するための係合溝615及び
固定部611に形成されたガイド溝617と嵌合するボ
ス616が設けられている。
【0019】前述のように、コネクタは雄端子を雌端子
に圧入嵌合することにより雄端子と雌端子の電気的接続
を確保している。そのため、コネクタのピン数が多い場
合、第1コネクタ62xと第2コネクタ61xを結合さ
せるために非常に大きな力が必要となる。一方、第1コ
ネクタ62xを第2コネクタ61xに対して平行に移動
させることは困難である。そのため、大きな力を加えて
無理にコネクタを結合しようとすると、第1コネクタ6
2xが第2コネクタ61xに対して斜めになり、雄端子
又は雌端子を破損してしまうおそれがある。しかしなが
ら、後述するように、旋回レバー614及びボス621
はコネクタ結合時の負荷を低減する機構として機能し、
比較的小さな力で第1コネクタ62xを第2コネクタ6
1xに結合することが可能であると共に、第1コネクタ
62xを第2コネクタ61xに対して平行に移動させる
ことができるため、雄端子又は雌端子が破損することも
ない。その理由を以下に説明する。
【0020】第1コネクタ62xを第2コネクタ61x
に対して結合しようとすると、第1コネクタ62xの雄
端子が第2コネクタ61xの雌端子に接触し、雄端子が
雌端子に少し挿入された半嵌合状態で止まる。このと
き、第1コネクタ62xのボス621が第2コネクタ6
1xの可動部612に設けられた旋回レバー614の係
合溝615に係合している。さらに、第1コネクタ62
xを第2コネクタ61x側に押すと、第2コネクタ61
xの可動部612が第1コネクタ62xと共に移動し、
それに伴って旋回レバー614がその軸613を中心と
して旋回する。旋回レバー614の旋回により、第1コ
ネクタ62xのボス621は旋回レバー614の係合溝
615を摺動し、旋回レバー614のボス616もガイ
ド溝617を摺動する。この間、第1コネクタ62xの
雄端子と第2コネクタ61xとは、まだ完全には嵌合さ
れていない。また、第1コネクタ62xのボス621と
旋回レバー614の係合部615とは互いに第1コネク
タ62xと第2コネクタ61xの可動部611の動きに
従動しているか又はボス621が係合部615の端面を
押している状態である。
【0021】さらに第1コネクタ62xを第2コネクタ
61x側に押すと、旋回レバー614のボス616が固
定部611のガイド溝617の終端部に到達し、それ以
上移動できなくなる。この状態からさらに第1コネクタ
62xを第2コネクタ61x側に押すと、旋回レバー6
14の係合部615の端面が第1コネクタ62xのボス
621を第2コネクタ61x側に押し、旋回レバー61
4が第1コネクタ62xを第2コネクタ61x側に引き
込むように作用する。すなわち、実際に第1コネクタ6
2xに加えている力よりも大きな力が第1コネクタ62
xと第2コネクタ61xに作用し、第1コネクタ62x
の雄端子が第2コネクタ61xの雌端子に圧入嵌合され
る。その結果、比較的小さな力で、第1コネクタ62x
と第2コネクタ61xとを結合することが可能となる。
【0022】以上のように、第1コネクタ62x及び第
2コネクタ61xとしてレバー式コネクタを用いること
により、コネクタのピン数が多く、結合時の負荷が大き
い場合であっても、旋回レバー614の作用により、比
較的小さい力で第1コネクタ62xと第2コネクタ61
xを結合することが可能となる。また、第1コネクタ6
2xと第2コネクタ61xと結合すると同時に、ステア
リングユニット30もステアリングポスト20に対して
所定の位置に位置決めされる。位置決め後、ステアリン
グユニット30をステアリングポスト20にボルト等で
固定することにより、ステアリングユニット30の取り
付けが完了する。
【0023】なお、第1コネクタ62xと第2コネクタ
61xとの相対的位置誤差、及びこれらとステアリング
シャフト10等との相対的位置誤差を零にすることはで
きないので、ステアリングポスト20側に設けられる第
2コネクタ61xを上下左右各方向にそれぞれ微動可能
とし、上記位置誤差を吸収するように構成することが好
ましい。具体的には、図3に示すように、取り付けねじ
が貫通する穴620を矩形、小判状等にする。
【0024】(第2の実施形態)次に、本発明のステア
リングユニット取付構造の第2の実施形態について説明
する。第2の実施形態によるステアリングユニット取付
構造を図4に示す。第2の実施形態も上記第1の実施形
態と同様に、ワイヤーハーネス60の先端部には、ステ
アリングポスト20側の第2コネクタ61yが固着され
ている。また、ステアリングポスト20の先端部21の
近傍には、第2コネクタ61yを収納し、かつ固定する
ための凹部23がステアリングシャフト10に対する対
称位置に2箇所形成されている。ワイヤーハーネス60
及び第2コネクタ61yもそれぞれステアリングシャフ
ト10に対して対称となるように2組用意されている。
一方、ステアリングユニット30には、ステアリングポ
スト20から突出したステアリングシャフト10を嵌装
するための貫通孔33及び第2コネクタ61yと結合さ
れる第1コネクタ62yが貫通孔33に対する対称位置
にそれぞれ固定されている。
【0025】ステアリングポスト20の各凹部23に
は、片持ち梁状に突出した2つの舌状片24が設けられ
ている。また、第2コネクタ61yの上下には、舌状片
24と係合するための溝を有する取り付け座630が設
けられている。従って、第2コネクタ61yは矢印Bで
示すように、ステアリングポスト20に対して横方向か
ら取り付け座630を舌状片24に係合させることによ
り、ステアリングポスト20に装着することができる。
なお、取り付け座630の溝の幅を舌状片24の厚さよ
りも大きくし、かつ溝中に板ばね等を設け、溝中で舌状
片24が上下左右方向に微動できるように構成しても良
い。
【0026】第1コネクタ62yのほぼ中央部には、雄
ねじ631が脱落不能で、かつ回転自在に設けられてい
る。また、第2コネクタ61yのほぼ中央部には、第1
コネクタ62yの雄ねじ631と螺合する雌ねじ632
が設けられている。第1コネクタ62yの雄ねじ631
の頭部分はステアリングユニット30の外部に露出して
おり、電動ねじ回し70等により回転させることができ
る。
【0027】第2の実施形態では、第1コネクタ62y
及び第2コネクタ61yとしてねじ結合式コネクタを用
いているので、一度に大きな力を加えるのではなく、比
較的小さい力で雄ねじ631を連続して回転させ、ねじ
の回転に応じて第1コネクタ61yを第2コネクタ61
yに徐々に近付け、最終的に第1コネクタ62yと第2
コネクタ61yとを結合する。そのため、コネクタのピ
ン数が多く、結合時の負荷が大きい場合であっても、比
較的小さい力でコネクタを結合することができる。ま
た、電動式ねじ回し70等を用いることができるので、
作業者の負担が小さくなる。さらに、第1コネクタ62
yと第2コネクタ61yとが結合されると同時に両者は
ねじで固定されるので、同時にステアリングユニット3
0もステアリングポスト20に対して所定の位置に位置
決め固定される。もっとも、第1コネクタ62yと第2
コネクタ61yのねじはステアリングユニット30の大
きさに比べて小さいので、ステアリングユニット20を
別途大きなボルト等でステアリングポスト20に固定し
てもよいことは言うまでもない。
【0028】(その他の実施形態)上記各実施形態で
は、ステアリングシャフト10に対して対称となるよう
に、両側にワイヤーハーネス60、第1コネクタ62
x,62y及び第2コネクタ61x,61yを配置した
が、これに限定されるものではなく、いずれか片側だけ
に設けても良い。また、コネクタはレバー式コネクタ及
びねじ結合式コネクタに限定されず、その他結合時の負
荷軽減機能を有するコネクタを用いても良い。さらに、
コネクタのピン数が少なく、結合時の負荷が小さい場合
には、従来例で用いたような通常のコネクタを用いても
良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のステアリ
ングユニット取付構造は、少なくともコンビネーション
スイッチ及びコンビネーションスイッチに接続された第
1コネクタを含むステアリングユニットを、第1コネク
タをステアリングポストに固定された第2コネクタに結
合しつつ同時にステアリングポストに取り付けるステア
リングユニット取付構造あって、ステアリングユニット
をステアリングポストに取り付けるときに、ステアリン
グユニット側の第1コネクタと対向し、かつ第1コネク
タと結合可能な位置にあらかじめ第2コネクタを固定し
ておき、第1コネクタを第2コネクタに結合させること
によりステアリングポストに対するステアリングユニッ
トの位置決め及び仮固定を行うことを特徴とするので、
第1コネクタと第2コネクタがそれぞれ位置決め治具及
び仮固定用治具として機能し、コネクタの結合と同時に
ステアリングポストに対するステアリングユニットの仮
固定がなされ、ステアリングユニットの取り付け作業が
簡略化される。また、ステアリングポスト側の第2コネ
クタはあらかじめ固定されているので、ワイヤーハーネ
スを押し込む必要がなく、ステアリングユニット取り付
け時の負荷が軽減されると共に、ワイヤーハーネスを挟
み込む可能性がなくなり、絶縁不良等のトラブルを防止
することができる。
【0030】また、第2コネクタを上下左右各方向に微
動可能とすることにより、ステアリングユニット側の第
1コネクタとステアリングポスト側の第2コネクタの相
対的な位置誤差を吸収することが可能となる。
【0031】また、第1コネクタと第2コネクタを、そ
れぞれステアリングポストを貫通して設けられたステア
リングシャフトに対する対称位置にそれぞれ設けること
により、ステアリングユニット取り付け時の左右のバラ
ンスが良くすることができる。
【0032】また、第1コネクタ及び第2コネクタとし
て、いずれか一方に係合部を有する旋回レバーを設け、
他方に旋回レバーの係合部と係合するボスを設けたレバ
ー式コネクタを用いることにより、コネクタのピン数が
多く、結合時の負荷が大きい場合であっても、旋回レバ
ーの作用により、比較的小さい力で第1コネクタと第2
コネクタを結合することが可能となる。
【0033】または、第1コネクタに雄ねじを設け、第
2コネクタに雄ねじと螺合する雌ねじを設けることによ
り、コネクタのピン数が多く、結合時の負荷が大きい場
合であっても、雄ねじと雌ねじを徐々に螺合させること
により、比較的小さい力で第1コネクタと第2コネクタ
を結合することが可能となる。また、電動ねじ回し等を
用いることができ、作業者の負担を軽減することも可能
である。さらに、ねじの螺合により第1コネクタと第2
コネクタの結合状態がロックされ、両者は容易には外れ
なくなるので、第1コネクタと第2コネクタを結合する
と同時に、ステアリングユニットとステアリングポスト
の仮固定状態をロックすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のステアリングユニット取付構造の第
1の実施形態の構成を示す斜視図である。
【図2】 第1の実施形態で用いる第1コネクタ及び第
2コネクタの構成及び結合動作を示す図である。
【図3】 第1の実施形態で用いる第2コネクタの外観
形状を示す斜視図である。
【図4】 本発明のステアリングユニット取付構造の第
2の実施形態の構成を示す斜視図である。
【図5】 自動車のステアリングホイール取付部の分解
側面図である。
【図6】 従来のステアリングユニット取付構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 :ステアリングシャフト 20 :ステアリングポスト 30 :ステアリングユニット 60 :ワイヤーハーネス 61x,61y:第2コネクタ 62x,62x:第1コネクタ 611 :固定部 612 :可動部 613 :(旋回レバーの)軸 614 :旋回レバー 615 :係合溝(係合部) 616 :ボス 617 :ガイド溝 621 :(第1コネクタの)ボス 631 :(第1コネクタの)雄ねじ 632 :(第2コネクタの)雌ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 弘幸 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3D030 DB01 DB13 DB22 5E021 FA05 FA09 FB09 FB20 FC05 FC25 FC31 FC36 HA05 HB05 HB07 HC20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともコンビネーションスイッチ及
    びコンビネーションスイッチに接続された第1コネクタ
    を含むステアリングユニットを、第1コネクタをステア
    リングポストに固定された第2コネクタに結合しつつ同
    時にステアリングポストに取り付けるステアリングユニ
    ット取付構造あって、ステアリングユニットをステアリ
    ングポストに取り付けるとき、ステアリングユニット側
    の第1コネクタと対向し、かつ第1コネクタと結合可能
    な位置にあらかじめ第2コネクタを固定しておき、第1
    コネクタを第2コネクタに結合させることによりステア
    リングポストに対するステアリングユニットの位置決め
    及び仮固定を行うことを特徴とするステアリングユニッ
    ト取付構造。
  2. 【請求項2】 第2コネクタを上下左右各方向に微動可
    能としたことを特徴とする請求項1記載のステアリング
    ユニット取付構造。
  3. 【請求項3】 第1コネクタと第2コネクタを、それぞ
    れステアリングポストを貫通して設けられたステアリン
    グシャフトに対する対称位置にそれぞれ設けたことを特
    徴とする請求項1又は2記載のステアリングユニット取
    付構造。
  4. 【請求項4】 第1コネクタ及び第2コネクタとして、
    いずれか一方に係合部を有する旋回レバーを設け、他方
    に旋回レバーの係合部と係合するボスを設けたレバー式
    コネクタを用いたことを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載のステアリングユニット取付構造。
  5. 【請求項5】 第1コネクタに雄ねじを設け、第2コネ
    クタに雄ねじと螺合する雌ねじを設けたことを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載のステアリングユニ
    ット取付構造。
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