JP2000167725A - ピストンピン心出し装置及びコンロッド組付装置 - Google Patents

ピストンピン心出し装置及びコンロッド組付装置

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JP2000167725A
JP2000167725A JP10347621A JP34762198A JP2000167725A JP 2000167725 A JP2000167725 A JP 2000167725A JP 10347621 A JP10347621 A JP 10347621A JP 34762198 A JP34762198 A JP 34762198A JP 2000167725 A JP2000167725 A JP 2000167725A
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pin
piston
piston pin
guide rod
connecting rod
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Takayuki Kosugi
孝幸 小杉
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンピンでピストンにコンロッドを組付
けるときの、ピストンピンの心出しを確実に行うこと。 【解決手段】 ピストンピン心出し装置39は、一対の
ピン挿入孔2a,2bの一方からパイプ状ピストンピン
7を挿入し、このピストンピンでピストン2にコンロッ
ド5を組付けるときに、一対のピン挿入孔の中心にピス
トンピンの心を合せる装置であり、一方のピン挿入孔2
aの入口に向けた状態のピストンピンの基部を保持する
ピン保持部41と、ピン保持部をピストンピンの径方向
に自由度をもたせて支持する筒状の第1ホルダ58と、
他方のピン挿入孔2bの入口から進入しピストンピンの
先端部の孔に嵌合する挿入ガイドロッド81と、挿入ガ
イドロッドをピストンピンの径方向に自由度をもたせて
支持する筒状の第2ホルダ98とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンピンでピ
ストンにコンロッドを組付けるときのピストンピン心出
し装置及びコンロッド組付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの組立に際し、一般には、予め
ピストンにコンロッドをピストンピンで組付けておき、
この組付け品をシリンダブロックに組付ける。コンロッ
ドの一般的な組付け手順を次の図15で説明する。
【0003】図15(a)〜(c)は一般的なコンロッ
ド、ピストンピン、ピストンクリップの取付け手順説明
図である。 (a)において、ピストン100の凹部101にコンロ
ッド102の先端部を矢印の通りに挿入し、互いのピ
ン孔103,104の位置合せをする。次に、ピン孔1
03,104に矢印の通りピストンピン105を挿入
して、ピストン100にコンロッド102を組付ける。 (b)において、クリップガイド106の通孔107に
ピストンクリップ108を矢印の通りにセットする。
ピストンクリップ108は、細い線材からなる略C形状
の止め輪である。次に、クリップガイド106を、ピス
トン100のピン孔103に位置合せし、矢印の通り
に端面をピストン100の外周面に当てる。 (c)において、通孔107から矢印の通りにピスト
ンクリップ108を押出しロッド109で押出して、ピ
ン孔103に組付ける。
【0004】このようにピストンピンでピストンにコン
ロッドを組付ける装置としては、例えば特公平4−50
143号公報「ピストンとコンロッドの組付方法」に示
されるものがある。上記従来の技術は、その公報の第3
図(e)によれば、ピストンピン係合孔3(番号は公報
に記載されたものを引用した。以下同じ。)を鉛直方向
に向け、ピストンピン係合孔3の心とコンロッド10の
貫通孔13aの心を合せ、ピストンピン係合孔3にピス
トンピン17を上方から挿入することによって、ピスト
ンピン17でピストン1にコンロッド10を組付けると
いうものである。また、上記従来の技術は、その公報の
第1図及び第4図によれば、ピストン1の凹部2にコン
ロッド小端部13を差込み、振動フィーダー91又は9
2から供給されたピストンピン17で、ピストン1にコ
ンロッド小端部13を組付ける、コンロッド及びピスト
ンピン挿入装置90が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術のよう
に、ピストンピン17でピストン1にコンロッド小端部
13を自動組付けする場合には、ピストンピン係合孔3
の中心にピストンピン17の心を確実に合せることが必
要である。心ずれがあると、ピストンピン係合孔3にピ
ストンピン17を自動的に挿入することが困難になる。
このため、ピストンピン17の心出しを確実に行うこと
ができる技術が求められる。
【0006】そこで本発明の目的は、ピストンピンでピ
ストンにコンロッドを組付けるときの、ピストンピンの
心出しを確実に行うことができる技術を、提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、一対のピン挿入孔の一方からパイプ状ピ
ストンピンを挿入し、このピストンピンでピストンにコ
ンロッドを組付けるときに、一対のピン挿入孔の中心に
ピストンピンの心を合せるピストンピン心出し装置にお
いて、このピストンピン心出し装置を、一方のピン挿入
孔の入口に向けた状態のピストンピンの基部を保持する
ピン保持部と、このピン保持部をピストンピンの径方向
に自由度をもたせて支持する筒状の第1ホルダと、他方
のピン挿入孔の入口から進入しピストンピンの先端部の
孔に嵌合する挿入ガイドロッドと、この挿入ガイドロッ
ドをピストンピンの径方向に自由度をもたせて支持する
筒状の第2ホルダとで構成したことを特徴とする。
【0008】第1ホルダに支持されるピン保持部は、ピ
ストンの一方のピン挿入孔の入口に向けた状態のピスト
ンピンの基部を保持するものであり、ピストンピンの径
方向に自由度がある。また、第2ホルダに支持される挿
入ガイドロッドは、他方のピン挿入孔の入口から進入し
ピストンピンの先端部の孔に嵌合するものであり、ピス
トンピンの径方向に自由度がある。移動不能にセットさ
れたピストンの、ピン挿入孔の中心に対し、若干心ずれ
した挿入ガイドロッドが、他方のピン挿入孔の入口から
進入するときに、この入口の縁によって、挿入ガイドロ
ッドの先端部がピン挿入孔の中心側へ案内される。この
結果、挿入ガイドロッドの心は径方向に移動し、ピン挿
入孔の中心に一致する。ピン挿入孔に挿入した挿入ガイ
ドロッドの心に対し、ピストンピンの心が若干ずれた状
態で、挿入ガイドロッドをピストンピンの先端部の孔に
嵌合するときに、この孔の縁が挿入ガイドロッドの先端
部によってロッド心側へ案内される。この結果、ピスト
ンピンの心並びにピン保持部の心は径方向に移動し、挿
入ガイドロッドの心に一致する。従って、ピストンピン
の心は、ピン挿入孔の中心に自動的に一致する。
【0009】請求項2は、一対のピン挿入孔の一方から
パイプ状ピストンピンを挿入することにより、このピス
トンピンでピストンにコンロッドを組付けるコンロッド
組付装置において、このコンロッド組付装置を、一方の
ピン挿入孔の入口に向けた状態のピストンピンの基部を
保持するピン保持部と、このピン保持部をピストンピン
の径方向に自由度をもたせて支持する筒状の第1ホルダ
と、他方のピン挿入孔の入口から進入しピストンピンの
先端部の孔に嵌合する挿入ガイドロッドと、この挿入ガ
イドロッドをピストンピンの径方向に自由度をもたせて
支持する筒状の第2ホルダと、挿入ガイドロッドとピン
保持部とで挟んだピストンピンを一対のピン挿入孔の途
中まで挿入すべく、挿入ガイドロッド並びにピン保持部
を移動させる移動手段と、途中まで挿入したピストンピ
ンを完全に押込む押込みロッドとで構成したことを特徴
とする。
【0010】移動不能にセットされたピストンのピン挿
入孔の中心に対し、若干心ずれした挿入ガイドロッド
が、他方のピン挿入孔の入口から進入するときに、挿入
ガイドロッドは径方向に移動して、ピン挿入孔の中心に
心合せする。ピン挿入孔に挿入した挿入ガイドロッドの
心に対し、ピストンピンの心が若干ずれた状態で、挿入
ガイドロッドをピストンピンの先端部の孔に嵌合すると
きに、ピストンピンは径方向に移動して、挿入ガイドロ
ッドの心に心合せする。この結果、ピストンピンの心
は、ピストンのピン挿入孔の中心に一致する。ピン挿入
孔の中心に心が一致したピストンピンを、挿入ガイドロ
ッドとピン保持部とで挟んでピストン側へ移動し、挿入
ガイドロッドが先導してピストンピンをピン挿入孔の途
中まで挿入する。その後、途中まで挿入したピストンピ
ンをピン挿入孔に押込みロッドで完全に押込む。この結
果、ピン挿入孔にピストンピンを確実に組付けることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るコンロッド組付装置の
正面図である。コンロッド組付装置1は、頭部を下向き
にしたピストン2を搬送パレット3にセットし、この搬
送パレット3を搬送コンベア4で図表裏方向に間欠搬送
し、所定の組付位置で一時停止し、この組付位置にある
ピストン2に図示せぬピストンピンでコンロッド5を組
付ける装置である。
【0012】具体的には、コンロッド組付装置1は、多
数のコンロッド5(この図では1個のみを示す。)を保
管するコンロッドストレージ6と、コンロッドストレー
ジ6からコンロッドを1個ずつ取出してピストン2に供
給するコンロッド供給機構10と、コンロッド供給機構
10から供給されたコンロッド5を載せて保持する保持
バー21と、多数のピストンピンを1個ずつ供給する振
動フィーダ22と、振動フィーダ22から供給中継部2
3を介して供給されたピストンピンの向きを転換するピ
ン方向転換機構24と、ピン方向転換機構24で方向転
換されたピストンピンを押出す押出し機構29と、押出
し機構29から押出されたピストンピンでピストン2に
コンロッド5を組付ける組付ユニット30とからなる。
コンロッド供給機構10は、コンロッド5をチャック1
1で保持して上下左右に移動する機構である。
【0013】組付ユニット30は、正面視門型のスタン
ド31に昇降移動手段としての第1移動手段32と、水
平移動手段としての第2移動手段35を取付けたもので
ある。詳しくは、第1移動手段32はスタンド31に、
昇降可能な縦向き平板状の昇降盤33と、昇降盤33を
昇降駆動する昇降駆動機構34とを取付けたものであ
る。第2移動手段35は昇降盤33に、正面視左右方向
に水平移動可能な縦向き平板状の水平スライド盤36
と、水平スライド盤36を水平駆動する水平駆動機構3
7とを取付けたものである。昇降駆動機構34並びに水
平駆動機構37は、例えばエアシリンダである。図中、
9…(…は複数個を示す。以下同様。)は架台である。
【0014】図2は本発明に係るピストン並びに組付ユ
ニットの正面図であり、一部を断面して示す。この図
は、一対のピン挿入孔2a,2bの向きを正面視左右水
平向きにしたピストン2を、搬送パレット3に移動不能
にセットしたことを示す。ピストン2の頭部を下向きに
し、凹部2cを上開きにして、搬送パレット3にセット
したので、ピストン2を容易に安定して精度良くセット
することができる。
【0015】水平スライド盤36は、ピストン中心CL
(搬送コンベア4で搬送されるピストン2の中心)より
一方側のピン保持機構40と、ピストン中心CLより他
方側の挿入ガイド機構80とを取付けたものである。ピ
ン保持機構40と挿入ガイド機構80の組合せ構造は、
ピストンピン心出し装置39である。ピストンピン心出
し装置39の詳細については、後述する。
【0016】図3は本発明に係るピン方向転換機構、押
出し機構及びピン保持機構の正面図であり、一部を断面
して示す。ピン方向転換機構24は、実線にて示す水平
向きに供給されたパイプ状のピストンピン7を、想像線
にて示す鉛直向きに方向転換させる機構である。この機
構24は、ピストンピン7を一時的に保持する筒状のピ
ン転換保持部25と、ピン転換保持部25を旋回する旋
回アーム26と、旋回アーム26を90゜旋回する旋回
駆動部27とからなる。ピン転換保持部25は後端に、
ピストンピン7の端部を受けるストッパ25aを有す
る。旋回駆動部27は、例えば、駆動軸27aを90゜
だけ正逆回転するエア式トルクアクチュエータである。
駆動軸27aを回転することにより、旋回アーム26が
回転して、ピン転換保持部25を90゜旋回させること
ができる。
【0017】押出し機構29は、想像線にて示す鉛直向
きのピン転換保持部25に、下方から押出しロッド29
aを進入して、ピストンピン7を上方へ押出す機構であ
る。この機構29は、例えば押出しロッド29aを上向
きにしたエアシリンダである。
【0018】ピン保持機構40は、ピン方向転換機構2
4から押出されたピストンピン7の基部を保持するピン
保持部41と、ピン保持部41が水平向きのときにピン
保持部41に保持されたピストンピン7をピストン2の
ピン挿入孔2a,2b(図2参照)に押込む押込みロッ
ド45と、押込みロッド45を進退駆動する押込み駆動
機構46と、ピン保持部41を第1浮動支持機構51に
よってピストンピン7の径方向に自由度をもたせて支持
する筒状の第1ホルダ58と、第1ホルダ58を図に示
す下向き状態(鉛直状態)から水平状態まで90゜旋回
させる旋回機構61と、第1ホルダ58を下向き状態と
水平状態とに、正確に位置決めする位置決め機構71と
からなる。
【0019】ピン保持部41は、ピストンピン7を保持
可能な貫通した保持孔42aを有する保持筒部42と、
保持筒部42の長手途中に保持筒部42と同心で一体に
形成した円盤状の被支持盤43と、保持筒部42の後端
部に一体に形成した取付座43とからなる。このため、
ピン保持部41は、想像線にて示す水平状態において、
一方のピン挿入孔2aの入口に向けた状態のピストンピ
ン7の、基部7cを保持することになる。取付座43
は、押込み機構46を取付ける座である。保持筒部42
は、保持孔42aにピストンピン7を摩擦力にて保持さ
せるためのピン押し部47と、保持孔42aにピストン
ピン7を保持したことを検出するピン検出部48とを取
付けたものである。
【0020】ピン押し部47は、図示せぬスプリングで
保持孔42a側に弾発されたボールからなり、このボー
ルによってピストンピン7を保持孔42aの径方向に押
し付けるものであって、一般に「ボールプランジャ」と
称するものである。ピストンピン7をピン押し部47で
保持孔42aの壁面に押し付けるので、押し付けに伴う
摩擦力によって、図のように下向きの保持筒部42で、
ピストンピン7を確実に保持することができる。なお、
ピストンピン7を保持するための摩擦力は、上記押込み
ロッド45でピストンピン7を押したときに、ピストン
ピン7が保持孔42aから抜出る程度の力である。
【0021】第1浮動支持機構51は、ピン保持部41
をピストンピン7の径方向にのみ移動可能に、すなわ
ち、保持筒部42の径方向にのみ移動可能に支持する、
一対のスラスト支持部52,53と、ピン保持部41を
ピストンピン7の径方向に支持するラジアル支持部54
と、ピン保持部41の回転を規制する回転規制部55と
からなる。
【0022】一対のスラスト支持部52,53は、被支
持盤43の両面を挟んで支持する転動部材であり、例え
ば、単列分離形単式平面座形スラストベアリング(例;
JIS・B1532「平面座スラスト玉軸受」)を使用
し、このスラストベアリングの外輪を内外反転させて、
第1ホルダ58に嵌合するようにしたものである。この
結果、スラストベアリングのボールは、保持筒部42の
径方向に自由に転がることができる。このようにして被
支持盤43の両面を支持すれば、ピン保持部41を極め
て微小の摩擦抵抗で、保持筒部42の径方向にのみ移動
可能に支持することができる。56はキャップである。
【0023】押込みロッド45は、保持孔42aの入口
から所定寸法X(ピストンピン7の略半分の長さ)だけ
入り込んだ位置まで、先端を延したロッドである。押込
み駆動機構46は、その駆動ロッド46aを押込みロッ
ド45の基端に連結したものであり、例えばエアシリン
ダである。
【0024】図4は図3の4−4線断面図であり、第1
ホルダ58の内径を被支持盤43の外径よりも大きく設
定し、第1ホルダ58の周囲に複数個、例えば4個のラ
ジアル支持部54…を等角度で取付けるとともに、1個
の回転規制部55を取付けたことを示す。複数個のラジ
アル支持部54…は、被支持盤43の外周面43aを径
方向に自由度をもたせて支持する(浮動状態で支持す
る)ことができる。回転規制部55は、先端部を被支持
盤43の外周面43aに形成した凹部43bに嵌合する
ことによって、ピン保持部41の回転を規制することが
できる。
【0025】図5は本発明に係るラジアル支持部の一例
を示す断面図である。ラジアル支持部54は、第1ホル
ダ58にねじ込む支持本体54aと、支持本体54aか
ら第1ホルダ58の孔58a内に先端が突出して被支持
盤43の外周面43aを支持する支持部材54bと、支
持部材54bを被支持盤43側に弾発するスプリング5
4cと、封止部材54dと、ロックナット54eとから
なる。支持部材54bは、図に示すピンや不図示のボー
ルからなる。複数個のラジアル支持部54…のねじ込み
深さを調整することによって、58aと被支持盤43と
の間の隙間Sの寸法δを適宜調整することができ、この
結果、通常状態でのピン保持部41の心を第1ホルダ5
8の心に合せることができる。
【0026】図6は本発明に係る組付ユニットの側面図
であり、一部を断面して示す。この図は、スタンド31
の上部に鉛直向きの昇降駆動機構34を取付け、スタン
ド31の昇降盤スライドレール31aに昇降盤33のス
ライダ33aをスライド可能に嵌合し、昇降盤33のス
ライド盤スライドレール33b,33bに水平スライド
盤36のスライダ36aをスライド可能に嵌合し、水平
スライド盤36の下部に旋回機構61を取付け、この旋
回機構61に第1ホルダ58を取付けたことを示す。3
4aは昇降駆動機構34のロッドである。
【0027】旋回機構61は、水平スライド盤36に取
付けた旋回駆動部62と、旋回駆動部62の駆動軸62
aにトルクリミッタ63を介して取付けた駆動ギヤ64
と、駆動ギヤ64に噛み合う被動ギヤ65と、被動ギヤ
65を位置出しブッシュ66を介して取付けた水平向き
の支軸67と、支軸67を軸受68,68を介して回転
自在に支持した支軸ホルダ69とからなる。支軸67
は、一端部に第1ホルダ58を取付けたものである。支
軸ホルダ69は水平スライド盤36に取付けたものであ
る。
【0028】旋回駆動部62は、例えば、駆動軸62a
を90゜だけ正逆回転するトルクアクチュエータであ
る。駆動軸62aを回転することにより、第1ホルダ5
8が回転して、ピン保持機構40を実線にて示す水平状
態と想像線にて示す鉛直状態とに、90゜旋回させるこ
とができる。
【0029】ここで一旦図3に戻って説明を続けると、
位置決め機構71は、支軸67に基端部を取付けたアー
ム72と、第1ホルダ58が下向き状態のときにアーム
72の先端部が当る第1ストッパ73と、第1ホルダ5
8が水平状態のときにアーム72の先端部が当る第2ス
トッパ74とからなる。第1・第2ストッパ73,74
は、水平スライド盤36に取付けたものである。この結
果、第1ホルダ58を水平状態から下向き状態へ旋回し
たときに、保持筒部42の保持孔42aの中心を、ピン
方向転換機構24に保持された鉛直向きのピストンピン
7の心に正確に位置決めすることができる。さらに、第
1ホルダ58を下向き状態から水平状態へ旋回したとき
に、保持筒部42の保持孔42aの中心を、ピストン2
のピン挿入孔2a,2b(図2参照)の中心に正確に位
置決めすることができる。従って、ピン方向転換機構2
4からピン保持部41へのピストンピン7の受け渡し
や、ピン保持部41からピン挿入孔2a,2bへのピス
トンピン7の受け渡しを、円滑に行うことができる。
【0030】図7は本発明に係るピストン及び挿入ガイ
ド機構の正面断面図である。挿入ガイド機構80は、ピ
ストンピン7を一対のピン挿入孔2a,2bに案内する
ための挿入ガイドロッド81と、挿入ガイドロッド81
を進退駆動するガイドロッド駆動機構82と、挿入ガイ
ドロッド81を進退移動自在に支持するロッド支持部8
3と、ロッド支持部83を第2浮動支持機構91によっ
てピストンピン7の径方向に自由度をもたせて支持する
筒状の第2ホルダ98とからなる。
【0031】挿入ガイドロッド81は、他方のピン挿入
孔2bの入口から進入し、水平状態のピン保持機構40
に保持されたピストンピン7の先端部7aの孔7bに嵌
合するものである。この挿入ガイドロッド81は先端
に、想像線にて示すピストンピン7の先端部7aの孔7
bに嵌合する小径テーパ部81aと、先端テーパ部81
aに続いて孔7bに嵌合する小径ストレート部81b
と、一対のピン挿入孔2a,2b並びにコンロッド5の
ピン挿入孔5aに嵌合する大径テーパ部81cと、大径
テーパ部81cに続いてピン挿入孔2a,2b,5aに
嵌合する大径ストレート部81dとを、この順に形成し
たものである。ガイドロッド駆動機構82は、その駆動
ロッド82aを挿入ガイドロッド81の基端に連結した
ものであり、例えばエアシリンダである。
【0032】ロッド支持部83は、挿入ガイドロッド8
1を支持可能な孔84aを有する保持筒部84と、保持
筒部84の長手途中に保持筒部84と同心で一体に形成
した円盤状の被支持盤85と、保持筒部84の後端部に
一体に形成した取付座86とからなる。取付座86は、
ガイドロッド駆動機構82を取付ける座である。
【0033】第2浮動支持機構91は、挿入ガイドロッ
ド81をピストンピン7の径方向にのみ移動可能に、す
なわち、保持筒部84の径方向にのみ移動可能に支持す
る、一対のスラスト支持部92,93と、保持筒部84
の径方向に支持する複数のラジアル支持部94(この図
では1個のみ示す。)と、保持筒部84の回転を規制す
る回転規制部95とからなる。87はブッシュ、96は
キャップである。第2浮動支持機構91の具体的構成
は、上記図3〜図5に示す第1浮動支持機構51と同一
の構成、作用、効果であり、その説明を省略する。スラ
スト支持部92,93はスラスト支持部52,53、ラ
ジアル支持部94はラジアル支持部54、また、回転規
制部95は回転規制部と、それぞれ同一の構成、作用、
効果を有する。
【0034】ここで一旦図2に戻って説明を続けると、
ピストンピン心出し装置39は、上記説明からも明らか
なように、一対のピン挿入孔2a,2bの一方からピス
トンピン7を挿入し、ピストンピン7でピストン2にコ
ンロッド5を組付けるときに、一対のピン挿入孔2a,
2bの中心にピストンピン7の心を合せる装置であり、
特に、ピン保持部41、第1浮動支持機構51、第1ホ
ルダ58、挿入ガイドロッド81、第2浮動支持機構9
1及び第2ホルダ98の組合せによる構造を有したこと
を、特徴とする。
【0035】次に、上記構成のコンロッド組付装置1に
よるコンロッド組付方法を、図8〜図13に基づき説明
する。図8(a),(b)は本発明に係るコンロッド組
付方法の説明図(その1)である。(a)は、所定の組
付位置で一時停止したピストン2に、コンロッド5を搬
入した状態を正面から見た図であり、(b)は、その状
態を側面から見た図である。コンロッド組付方法は、先
ず(a)で、コンロッド供給機構10がチャック11で
コンロッド5を保持して矢印のように移動し、その一端
部をピストン2の凹部2cに差込んで、コンロッド5の
ピン挿入孔5aの中心をピストン2のピン挿入孔2a,
2bの中心に合せる(第1工程)。(b)は、頭部を下
向きにしたピストン2をこの図の左から右へ搬送し、中
央の組付位置でピストン2に位置合せしたコンロッド5
を左右一対の保持バー21,21に載せた状態を示す。
保持バー21,21に載せた状態のコンロッド5は、ピ
ン挿入孔2a,2bの径方向(ピストンピンの径方向)
に変位可能である。その後、コンロッド供給機構10は
元の位置に復帰する。
【0036】図9(a),(b)は本発明に係るコンロ
ッド組付方法の説明図(その2)である。次に(a)
で、ピストン2にコンロッド5を位置合せした後に、昇
降駆動機構34を駆動して、昇降盤33を下降させる
(第2工程)。(b)は、昇降盤33を所定の下降レベ
ルまで下降した状態を示す。昇降盤33とともに水平ス
ライド盤36、ピン保持機構40及び挿入ガイド機構8
0も下降する。ピストン2を搬送コンベア4で搬送する
ときに、昇降盤33を上げておく理由は、コンロッド5
を組付けたピストン2が昇降盤33に当ることを防止す
るためである。
【0037】図10(a)〜(c)は本発明に係るコン
ロッド組付方法の説明図(その3)である。次に(a)
で、図示せぬ振動フィーダからピン転換保持部25へピ
ストンピン7を水平向きに供給し(第3工程)、その後
に、ピン方向転換機構24を旋回させる(第4工程)。
(b)は、旋回したピン転換保持部25の入口が上向き
となり、上記第2工程で下降したピン保持機構40の保
持孔42aの入口に臨んだ状態を示す。次に、押出し機
構29の押出しロッド29aが伸びてピン転換保持部2
5に進入し、ピストンピン7を上方へ押出し、ピストン
ピン7の一部(基部)を保持孔42aに保持させる(第
5工程)。(c)は、押出しロッド29aでピストンピ
ン7を押出し、押込みロッド45の先端に当るまで保持
孔42aに差込むことによって、ピストンピン7の基部
7cを保持した状態を示す。次に、押出しロッド29a
を元の位置まで下降させるとともに、昇降駆動機構によ
って昇降盤33を元の位置まで上昇させる(第6工
程)。
【0038】図11(a),(b)は本発明に係るコン
ロッド組付方法の説明図(その4)である。(a)は、
昇降盤33及び水平スライド盤36が元の高さにあるこ
とを示す。次に、ピン方向転換機構24を90゜旋回し
て、ピン転換保持部25を元の水平位置へ復帰させる
(第7工程)。その後、昇降駆動機構によって昇降盤3
3及び水平スライド盤36を下降させる(第8工程)。
(b)は、昇降盤33及び水平スライド盤36を所定の
下降レベルまで下降した状態を示す。次に、旋回駆動部
62でピン保持部41を旋回することによって、ピスト
ンピン7の先端部7cをピストンの一方のピン挿入孔の
入口に向ける(第9工程)。
【0039】図12(a)〜(e)は本発明に係るコン
ロッド組付方法の説明図(その5)である。(a)は、
ピストンピン7の先端部7aを、ピストン2の一方のピ
ン挿入孔2aの入口に向けた状態を示す。次に、ガイド
ロッド駆動機構82で挿入ガイドロッド81を進出させ
る(第10工程)。次に(b)で、挿入ガイドロッド8
1をピストン2の一対のピン挿入孔2a,2bの中心に
心合せしつつ、他方のピン挿入孔2bの入口から進入す
る(第11工程)。次に(c)で、挿入ガイドロッド8
1の心にコンロッド5のピン挿入孔5aの中心を心合せ
しつつ、挿入ガイドロッド81をピン挿入孔5aに進入
する(第12工程)。コンロッド5はピストンピン7の
径方向に変位可能であり、ピン挿入孔5aの心合せは容
易である。
【0040】次に(d)で、挿入ガイドロッド81を一
方のピン挿入孔2aに嵌合した後、挿入ガイドロッド8
1の心にピストンピン7の心を合せつつ、ピストンピン
7の先端部7aの孔7bに挿入ガイドロッド81の先端
部である小径テーパ部81aを嵌合する(第13工
程)。(e)は、挿入ガイドロッド81の小径ストレー
ト部81bを、ピストンピン7の先端部7aの孔7bに
嵌合した状態を示す。この状態で、ピストン2の一対の
ピン挿入孔2a,2bの中心と、コンロッド5のピン挿
入孔5aの中心と、ピストンピン7の心と、挿入ガイド
ロッド81の心とは一致する。
【0041】図13(a)〜(d)は本発明に係るコン
ロッド組付方法の説明図(その6)である。次に(a)
で、水平駆動機構37によって、水平スライド盤36を
挿入ガイド機構80側、すなわち、この図の左側へピス
トンピン7の長さの半分に相当する距離だけ、水平移動
させる(第14工程)。水平スライド盤36が移動する
ことにより、ピン保持機構40と挿入ガイド機構80で
挟んだ状態のピストンピン7は、水平スライド盤36と
ともに、一対のピン挿入孔2a,2bの途中まで移動す
る(第15工程)。
【0042】この結果、(b)に示すように、挿入ガイ
ドロッド81が先導してピストンピン7を案内すること
により、一対のピン挿入孔2a,2bの途中まで(ピス
トン2の一方のピン挿入孔2aとコンロッド5のピン挿
入孔5aとに)、ピストンピン7を容易に且つ確実に挿
入することができる。換言すれば、移動手段(水平スラ
イド盤36並びに水平駆動機構37)は、挿入ガイドロ
ッド81とピン保持部41並びに押込みロッド45の先
端とで挟んだピストンピン7を、一対のピン挿入孔2
a,2bの途中まで挿入すべく、ピン保持部41並びに
挿入ガイドロッド81を移動させることができる。
【0043】次に、挿入ガイドロッド81を後退すると
ともに、押込みロッド45を前進する(第16工程)。
挿入ガイドロッド81の移動速度は、押込みロッド45
の移動速度と、ほぼ同一に設定してある。このため、ピ
ストンピン7を挿入ガイドロッド81とピン保持部41
とで挟んだ状態で、挿入ガイドロッド81が先導して、
ピン挿入孔2a,2b,5aにピストンピン7を案内
し、容易に且つ確実に挿入することができる。すなわ
ち、ピン保持部41並びに押込みロッド45は、途中ま
で挿入したピストンピン7を、ピン挿入孔2a,2bに
完全に押込むことができる。
【0044】(c)は、途中まで挿入したピストンピン
7を、ピン挿入孔2a,2bにさらに完全に押込んだ状
態を示す。次に、挿入ガイドロッド81をさらに後退す
るとともに押込みロッド45を後退する(第17工
程)。(d)は、押込みロッド45と挿入ガイドロッド
81を元の位置まで後退したことを示す。これで、ピス
トンピン7によってピストン2にコンロッド5を組付け
る工程が完了し、図9に示す昇降盤33を元の位置まで
上昇する。次に、ピストン2を図示せぬ搬送コンベアで
次工程に搬送して、クリップ嵌合溝2d,2eにピスト
ンクリップを組み付けてピストンピン7の抜け止めをす
る。
【0045】次に、上記構成のピストンピン心出し装置
39の作用を図14にて説明する。図14(a),
(b)は本発明に係るピストンピン心出し装置の作用説
明図である。(a)は、搬送パレット3に移動不能にセ
ットされたピストン2における、一対のピン挿入孔2
a,2bの中心P1に、挿入ガイドロッド81を心合せ
しつつ他方のピン挿入孔2bの入口から進入するときの
作用を示す。第2浮動支持機構91は複数のラジアル支
持部94…によって、保持筒部84を介して挿入ガイド
ロッド81を浮動状態で支持している。従って、挿入ガ
イドロッド81の心P2に直角方向の荷重(ラジアル荷
重)が作用すると、挿入ガイドロッド81は径方向に移
動する。
【0046】ピン挿入孔2a,2bの中心P1に対し、
挿入ガイドロッド81の心P2が寸法L1だけ偏心して
いるとき、挿入ガイドロッド81を前進させると、他方
のピン挿入孔2bの入口の縁に大径テーパ部81cが当
る。挿入ガイドロッド81をさらに前進させると、前進
する力に応じて、大径テーパ部81cにラジアル荷重が
作用する。この結果、大径テーパ部81cはピン挿入孔
2bの入口に案内されてピン挿入孔2a,2bの中心P
1方向に移動する。従って、挿入ガイドロッド81は、
ピン挿入孔2a,2bの中心P1に心合せしつつ、他方
のピン挿入孔2bの入口から進入することができる。
【0047】(b)は、ピン挿入孔2a,2bに挿入し
た挿入ガイドロッド81の心に、ピストンピン7の心を
合せつつ、ピストンピン7の先端部7aの孔7bに挿入
ガイドロッド81の小径テーパ部81aを嵌合する作用
を示す。第1浮動支持機構51は複数のラジアル支持部
54…によって、ピン保持部41を浮動状態で支持して
いる。従って、ピン保持部41の心P3に直角方向の荷
重(ラジアル荷重)が作用すると、ピン保持部41は径
方向に移動する。
【0048】挿入ガイドロッド81の心P2に対し、ピ
ン保持部41の中心並びにピン保持部41に保持された
ピストンピン7の心P3が寸法L2だけ偏心していると
き、挿入ガイドロッド81を前進させると、挿入ガイド
ロッド81の小径テーパ部81aが当る。挿入ガイドロ
ッド81をさらに前進させると、前進する力に応じて、
ピストンピン7並びにピン保持部41にラジアル荷重が
作用する。この結果、ピン保持部41は小径テーパ部8
1aに案内されて挿入ガイドロッド81の心P2方向に
移動する。従って、挿入ガイドロッド81は、その心P
2にピストンピン7の心P3を心合せしつつ、ピストン
ピン7の先端7cの孔7aに嵌合することができる。以
上の結果、ピストンピン7の心P3は、ピン挿入孔2
a,2bの中心P1に自動的に一致する。
【0049】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、他方のピン挿入孔の入口から進入す
る挿入ガイドロッドを、一方のピン挿入孔の入口に向け
た状態の、ピストンピンの径方向に自由度をもたせて、
第2ホルダで支持したので、移動不能にセットされたピ
ストンの、ピン挿入孔の中心に対して挿入ガイドロッド
の心が若干ずれていても、挿入ガイドロッドを径方向に
自動的に移動させて心合せをすることができる。また、
一方のピン挿入孔の入口に向けた状態の、ピストンピン
の基部を保持するピン保持部を、ピストンピンの径方向
に自由度をもたせて、第1ホルダで支持したので、挿入
ガイドロッドの心に対してピストンピンの心が若干ずれ
ていても、挿入ガイドロッドをピストンピンの先端部の
孔に嵌合したときに、ピストンピン並びにピン保持部を
径方向に自動的に移動させて心合せをすることができ
る。この結果、ピストンのピン挿入孔の一方からパイプ
状ピストンピンを挿入するときに、ピン挿入孔の中心に
対して、ピストンピンの心が若干ずれていても、ピスト
ンピンを径方向に自動的に移動させて心合せをすること
ができる。従って、心合せが簡単である。
【0050】請求項2は、他方のピン挿入孔の入口から
進入する挿入ガイドロッドを、一方のピン挿入孔の入口
に向けた状態の、ピストンピンの径方向に自由度をもた
せて、第2ホルダで支持したので、移動不能にセットさ
れたピストンの、ピン挿入孔の中心に対して挿入ガイド
ロッドの心が若干ずれていても、挿入ガイドロッドを径
方向に自動的に移動させて心合せをすることができる。
また、一方のピン挿入孔の入口に向けた状態の、ピスト
ンピンの基部を保持するピン保持部を、ピストンピンの
径方向に自由度をもたせて、第1ホルダで支持したの
で、挿入ガイドロッドの心に対してピストンピンの心が
若干ずれていても、挿入ガイドロッドをピストンピンの
先端部の孔に嵌合したときに、ピストンピン並びにピン
保持部を径方向に自動的に移動させて心合せをすること
ができる。従って、ピン挿入孔の中心に対して、ピスト
ンピンは自動的に心が合う。さらに、挿入ガイドロッド
とピン保持部とで挟んだピストンピンを一対のピン挿入
孔の途中まで挿入すべく、挿入ガイドロッド並びにピン
保持部を移動させる移動手段と、途中まで挿入したピス
トンピンを完全に押込む押込みロッドを備えたので、ピ
ン挿入孔の中心に心が合った状態で、挿入ガイドロッド
が先導してピストンピンをピン挿入孔に案内することが
できる。この結果、ピストンピンを、挿入ガイドロッド
で案内しつつピン挿入孔に確実に組付けることができ
る。従って、ピストンピンの組付け性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンロッド組付装置の正面図
【図2】本発明に係るピストン並びに組付ユニットの正
面図
【図3】本発明に係るピン方向転換機構、押出し機構及
びピン保持機構の正面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】本発明に係るラジアル支持部の一例を示す断面
【図6】本発明に係る組付ユニットの側面図
【図7】本発明に係るピストン及び挿入ガイド機構の正
面断面図
【図8】本発明に係るコンロッド組付方法の説明図(そ
の1)
【図9】本発明に係るコンロッド組付方法の説明図(そ
の2)
【図10】本発明に係るコンロッド組付方法の説明図
(その3)
【図11】本発明に係るコンロッド組付方法の説明図
(その4)
【図12】本発明に係るコンロッド組付方法の説明図
(その5)
【図13】本発明に係るコンロッド組付方法の説明図
(その6)
【図14】本発明に係るピストンピン心出し装置の作用
説明図
【図15】一般的なコンロッド、ピストンピン、ピスト
ンクリップの取付け手順説明図
【符号の説明】
1…コンロッド組付装置、2…ピストン、2a…一方の
ピン挿入孔、2b…他方のピン挿入孔、2c…凹部、5
…コンロッド、5a…ピン挿入孔、7…ピストンピン、
7a…先端部、7b…孔、7c…基部、30…組付ユニ
ット、32…第1移動手段、35…移動手段(第2移動
手段)、36…水平スライド盤、37…水平駆動機構、
39…ピストンピン心出し装置、40…ピン保持機構、
41…ピン保持部、45…押込みロッド、51…第1浮
動支持機構、58…第1ホルダ、61…旋回機構、71
…位置決め機構、80…挿入ガイド機構、81…挿入ガ
イドロッド、91…第2浮動支持機構、98…第2ホル
ダ、P1…ピストンのピン挿入孔の中心、P2…挿入ガ
イドロッドの心、P3…ピストンピンの心。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のピン挿入孔の一方からパイプ状ピ
    ストンピンを挿入し、このピストンピンでピストンにコ
    ンロッドを組付けるときに、一対のピン挿入孔の中心に
    ピストンピンの心を合せるピストンピン心出し装置にお
    いて、このピストンピン心出し装置は、前記一方のピン
    挿入孔の入口に向けた状態のピストンピンの基部を保持
    するピン保持部と、このピン保持部をピストンピンの径
    方向に自由度をもたせて支持する筒状の第1ホルダと、
    前記他方のピン挿入孔の入口から進入し前記ピストンピ
    ンの先端部の孔に嵌合する挿入ガイドロッドと、この挿
    入ガイドロッドをピストンピンの径方向に自由度をもた
    せて支持する筒状の第2ホルダとからなることを特徴と
    するピストンピン心出し装置。
  2. 【請求項2】 一対のピン挿入孔の一方からパイプ状ピ
    ストンピンを挿入することにより、このピストンピンで
    ピストンにコンロッドを組付けるコンロッド組付装置に
    おいて、このコンロッド組付装置は、 前記一方のピン挿入孔の入口に向けた状態のピストンピ
    ンの基部を保持するピン保持部と、 このピン保持部をピストンピンの径方向に自由度をもた
    せて支持する筒状の第1ホルダと、 他方のピン挿入孔の入口から進入し前記ピストンピンの
    先端部の孔に嵌合する挿入ガイドロッドと、 この挿入ガイドロッドをピストンピンの径方向に自由度
    をもたせて支持する筒状の第2ホルダと、 挿入ガイドロッドとピン保持部とで挟んだピストンピン
    を一対のピン挿入孔の途中まで挿入すべく、挿入ガイド
    ロッド並びにピン保持部を移動させる移動手段と、 途中まで挿入したピストンピンを完全に押込む押込みロ
    ッドとからなることを特徴とするコンロッド組付装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108214393A (zh) * 2018-01-23 2018-06-29 南京理工大学 一种高速经编机连杆组件的装配工装
CN108527245A (zh) * 2018-06-19 2018-09-14 泰州市铧颐特种装备有限公司 一种活塞销顶出器
CN109909740A (zh) * 2019-03-28 2019-06-21 青岛博世通工业设备有限公司 一种发动机活塞销全自动装配设备
KR20190100674A (ko) * 2018-02-21 2019-08-29 동양피스톤 주식회사 조립로봇

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