JP2000167542A - 精製水の製造装置 - Google Patents

精製水の製造装置

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JP2000167542A
JP2000167542A JP10347177A JP34717798A JP2000167542A JP 2000167542 A JP2000167542 A JP 2000167542A JP 10347177 A JP10347177 A JP 10347177A JP 34717798 A JP34717798 A JP 34717798A JP 2000167542 A JP2000167542 A JP 2000167542A
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purified water
storage tank
tank
producing
liquid
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JP10347177A
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Yasushi Fujii
恭 藤井
Yukio Tanaka
幸雄 田中
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】精製水の貯留タンク内の汚染を抑制でき、内容
量を容易に確認できる精製水の製造装置を提供する。 【解決手段】殺菌灯を有する精製水貯留タンクを備えた
精製水の製造装置において、前記精製水貯留タンク内の
精製水に非接触の状態で液面位置または液量を測定する
手段を有することを特徴とする精製水の製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精製水の製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の精製水製造装置の一例を示
す構成図である。
【0003】例えば、図6に示す精製水製造装置51に
は、分離膜モジュール2が組み込まれ、原水ポンプ53
によって前処理工程56を通過した原水3を圧力ポンプ
58によって精製水4と濃縮水5に分離可能となってい
る。精製水4は精製水貯留タンク57に収集された後、
送液ポンプ59によって水処理装置60などの次工程に
送られる。
【0004】精製水製造装置51の精製水貯留タンク5
7の水位は精製水貯留タンク57内に備えられた液面計
55のフロート54がフロート軸52上を摺動し、上限
55Aに達したか、下限55Bに存在するかによって確
認できるようになっている。また、精製水貯留タンク5
7には殺菌灯(UV灯)15が備えられ、精製水貯留タ
ンク57内での細菌の増殖を抑制できる様になってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すような精製水製造装置51の場合、液面計55がタ
ンク内(精製水4内)にあるため、液面計55が汚染し
た場合、その汚染は精製水4に反映されてしまう。液面
計55の殺菌および精製水4の殺菌のために殺菌灯15
を精製水貯留タンク57内に設けたとしても、液面計5
5によって、殺菌灯15の照射域に非照射部分54Aを
形成してしまうので、非照射部分54Aでの細菌増殖な
どにより、精製水4の水質低下を引き起こす可能性があ
る。また、液面計測がフロート式の場合、液面計55に
おいて、フロート54がフロート軸52上を摺動運動を
繰り返すため、フロート54およびフロート軸52の材
質によっては擦過粉を精製水4内に排出してしまう恐れ
がある。
【0006】さらに、通常、精製水貯留タンク57は樹
脂や金属などで構成され、タンク内への遮光を考え不透
明につくられていることが多く、タンク水位の確認も上
限位置55Aおよび下限位置55Bなど限定位置のみの
表示であるために、実際に精製水タンク57に何リット
ル貯留されているかの確認ができない。また、後に水位
計測の位置を追加するためには、液面計55を精製水タ
ンク57から分解して工事しなければならないので作業
が困難であるし、メンテナンス等の分解作業時に精製水
タンク57内を汚染させてしまうかもしれないという問
題を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では以下の構成を採用する。すなわち、 (1)殺菌灯を有する精製水貯留タンクを備えた精製水
の製造装置において、前記精製水貯留タンク内の精製水
に非接触の状態で液面位置または液量を測定する手段を
有することを特徴とする精製水の製造装置。
【0008】(2)精製水の液面位置または液量の測定
手段が、前記精製水貯留タンクの外側に配備されること
を特徴とする前記(1)に記載の精製水の製造装置。
【0009】(3)精製水の液面位置または液量の測定
手段が、設置位置において移動可能に設けられているこ
とを特徴とする前記(2)に記載の精製水の製造装置。
【0010】(4)精製水の液面位置または液量の測定
手段が、精製水貯留タンクの外側側面に設けられている
ことを特徴とする前記(1)から(3)のいずれかに記
載の精製水の製造装置。
【0011】(5)精製水が分離膜によって製造される
ことを特徴とする前記(1)から(4)のいずれかに記
載の精製水の製造装置。
【0012】(6)前記(1)から(5)のいずれかに
記載の精製水の製造装置で製造されたことを特徴とする
精製水。
【0013】(7)人工透析用であることを特徴とする
前記(6)に記載の精製水。
【0014】(8)前記(1)から(5)に記載の精製
水の製造装置を組み込んだことを特徴とする人工透析シ
ステム。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、精製水の製造装置であ
れば用途を問わず使用できるが、本実施例では逆浸透膜
モジュールが組み込まれた人工透析用の精製水製造装置
を例にとって説明する。
【0016】人工透析に用いる場合の精製水4は、たと
えば図5のような構成で使用される。
【0017】図5に示した人工透析システム30は精製
水製造装置1と透析液調合装置22、透析用薬液貯留タ
ンク23および透析装置24から構成される。精製水製
造装置1によって原水3から分離された精製水4は透析
液調合装置22と透析用薬液貯留タンク23に送られ
る。透析用薬液貯留タンク23内の透析用薬液26は透
析液調合装置22内に供給されることによって透析液2
5として調合される。その後、調合された透析液25
は、透析装置24に送られ、図示していない透析器を介
して人工透析が行われる。
【0018】続いて、精製水製造装置1について説明す
る。
【0019】図1は、本発明に係る精製水製造装置の一
例を示す構成図である。図2から図4は、本発明におけ
る精製水の貯留タンクの一例を示す説明図である。
【0020】精製水製造装置1内における処理水の流れ
を説明する。図1に示す精製水製造装置1には、原水3
を精製水4と濃縮水5とに分離する逆浸透膜モジュール
2が組み込まれている。原水ポンプ13によって活性炭
濾過器や軟水化装置などからなる前処理装置6を通して
供給される原水3は、圧力ポンプ9によって逆浸透膜モ
ジュール2に送られる。次いで、逆浸透膜モジュール2
で原水3から分離された精製水4は、まず貯留タンク7
に収集される。貯留タンク7に貯留された精製水4はそ
れぞれ、送液ポンプ10によって、次工程の透析液調合
装置22などに送られる。
【0021】続いて、貯留タンク7の構成を図2を参照
しながら説明する。図2に示す貯留タンク7はタンク内
に殺菌灯15を所有し、タンク内の精製水4に細菌等が
混入した場合の細菌の増殖を抑制するようになってい
る。また、貯留タンク7の側壁16の外壁にはそれぞれ
液面の上限と下限を外面から検出可能な超音波センサな
どの液面センサ17A、17Bが取り付けられている。
貯留タンク7内に貯留された精製水4の液面位置が液面
センサ17Aの位置になると圧力ポンプ9を停止させる
ことにより、逆浸透膜モジュール2から精製水4の供給
が休止する。その後、送液ポンプ10によって精製水4
が装置外へ処理され、貯留タンク7内の精製水4が液面
センサ17Bの位置まで減少したときに圧力ポンプ9の
運転を再開させ、精製水4の供給を再び開始するように
制御される。
【0022】また、貯留タンク7において、液面位置を
確認する別の手法として図3に示すような手段を設けて
も良い。図3において、貯留タンク7の側壁16には上
下に移動可能なセンサ17X、17Yを備えたセンシン
グユニット40が備えられている。センサ17X、17
Yは駆動モータ41と摺動部42によって任意に移動可
能であり、上下に並べられたセンサ17X、17Yのう
ち、センサ17Xが「液なし」の信号を、センサ17Y
が「液あり」の信号をコントローラ43に送信した時点
で駆動モータ41を停止させる。この停止位置から液面
位置が確認できるが、貯留タンク7の形状から表示器4
5に実際の精製水4の貯留量を表示することもできる。
センサ17X、17Yに光電センサなどを用いる場合
は、センシング面19を透明化すれば良く、そのときは
センシング面19およびセンシングユニット40の全体
をカバー18で覆うことにより、貯留タンク7内の精製
水4への遮光性を維持できる。
【0023】さらに別の方法としては、図4のように貯
留タンク下面に荷重センサ17Zを取り付けることによ
り貯留タンク7内の液体重量から精製水4の容量を計測
しても良い。内容量ではなく、液面位置の確認が必要な
場合は、液体の比重やタンク形状などから、コントロー
ラ44を使って体積から液面位置を算出し、制御・表示
しても良い。荷重センサ17Zを用いて、内容量を測定
することにより、貯留タンク7内の精製水4の液面が不
安定な状態であっても、影響を受けずに液量を計測でき
る。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は次のような効果を発揮することができる。
【0025】本発明によれば、精製水の製造装置におい
て、精製水と液面計が接触することがないので、液面計
の汚染を要因とする精製水の水質低下を回避できる。一
方、精製水タンクに殺菌灯を持つ場合であっても、タン
ク外に液面計をもてば、殺菌灯の非照射部分をなくすこ
とができ、また、液面計による精製水の汚染を防止でき
る。さらに、精製水タンク外に移動可能な液面計もしく
はタンク内の液体重量の測定器を持つので、密閉された
タンク内の現在の液面位置を確認できる。
【0026】さらに、以上のような装置で製造された精
製水を人工透析用に用いれば、水質の安定した人工透析
システムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる精製水製造装置1の一例を示す
構成図である。
【図2】本発明における精製水貯留タンク7の実施例の
説明図である。
【図3】本発明における精製水貯留タンク7の別の実施
例の説明図である。
【図4】本発明における精製水貯留タンク7の別の実施
例の説明図である。
【図5】本発明における精製水製造装置の人工透析シス
テム30での使用例を示した図である。
【図6】従来の精製水製造装置51の構成図である。
【符号の説明】
1・・・精製水製造装置 2・・・逆浸透膜モジュール 3・・・原水 4・・・精製水 5・・・濃縮水 6・・・前処理装置 9・・・圧力ポンプ 7・・・貯留タンク 15・・・殺菌灯 17A、17B、17X、17Y・・・液面センサ 17Z・・・荷重センサ 30・・・人工透析システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C077 AA05 BB01 DD12 DD14 HH10 HH16 HH20 HH21 KK09 LL01 4D006 GA03 KA01 KA72 KB04 KB11 KB14 PB05 PB06 PC44 4D037 AA02 AB03 BA18 BB01 BB02 CA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】殺菌灯を有する精製水貯留タンクを備えた
    精製水の製造装置において、前記精製水貯留タンク内の
    精製水に非接触の状態で液面位置または液量を測定する
    手段を有することを特徴とする精製水の製造装置。
  2. 【請求項2】精製水の液面位置または液量の測定手段
    が、前記精製水貯留タンクの外側に配備されることを特
    徴とする請求項1に記載の精製水の製造装置。
  3. 【請求項3】精製水の液面位置または液量の測定手段
    が、設置位置において移動可能に設けられていることを
    特徴とする請求項2に記載の精製水の製造装置。
  4. 【請求項4】精製水の液面位置または液量の測定手段
    が、精製水貯留タンクの外側側面に設けられていること
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の精製水
    の製造装置。
  5. 【請求項5】精製水が分離膜によって製造されることを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の精製水の
    製造装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれかに記載の精製水
    の製造装置で製造されたことを特徴とする精製水。
  7. 【請求項7】人工透析用であることを特徴とする請求項
    6に記載の精製水。
  8. 【請求項8】請求項1から5に記載の精製水の製造装置
    を組み込んだことを特徴とする人工透析システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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