JP2000167508A - 廃棄物の乾留熱分解装置 - Google Patents

廃棄物の乾留熱分解装置

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JP2000167508A
JP2000167508A JP10340484A JP34048498A JP2000167508A JP 2000167508 A JP2000167508 A JP 2000167508A JP 10340484 A JP10340484 A JP 10340484A JP 34048498 A JP34048498 A JP 34048498A JP 2000167508 A JP2000167508 A JP 2000167508A
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reaction chamber
heating
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upstream
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Daisuke Ayukawa
大祐 鮎川
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Takuma Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物の乾留熱分解装置に於いて、ランニン
グコスト等の低減を図れると共に、塩化水素に起因する
高温腐食等の問題を生ずることがなく、然も、制御性に
優れたものとする。 【解決手段】 廃棄物Cを乾留熱分解する乾留熱分解反
応器2と、乾留熱分解反応器2へ廃棄物Cを加熱する加
熱空気K1 を供給する蒸気式加熱器30と、乾留熱分解
反応器2へ廃棄物Cを加熱する加熱ガスK2 を供給する
熱風発生炉12とを具備して居り、乾留熱分解反応器2
の反応室を上流側反応室S1 と下流側反応室S2 に二分
割し、上流側反応室S1 内に供給された廃棄物Cを蒸気
式加熱器30からの加熱空気K1 により上流側加熱管3
5を介して間接的に加熱すると共に、上流側反応室S1
から下流側反応室S2 内へ供給された廃棄物Cを熱風発
生炉12からの加熱ガスK2 により下流側加熱管36を
介して間接的に加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみ等の廃棄
物の乾留熱分解溶融燃焼装置に用いられる乾留熱分解装
置の改良に係り、廃棄物を乾留熱分解する乾留熱分解反
応器の反応室を上流側反応室と下流側反応室に分割し、
上流側反応室の加熱源を乾留熱分解溶融燃焼装置の廃熱
ボイラから発生する高温蒸気により加熱された加熱空気
とすると共に、下流側反応室の加熱源を化石燃料の燃焼
により発生した加熱ガスとするようにした廃棄物の乾留
熱分解装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従前の廃棄物の乾留熱分解溶融燃
焼装置の一例を示すものであり、供給装置1により乾留
熱分解反応器2内へ供給された廃棄物Cは、ここで空気
の遮断下に於いて300℃〜600℃の温度に加熱さ
れ、熱分解ガスGと熱分解残渣Dに分解される。
【0003】前記乾留熱分解反応器2内の熱分解生成物
は、搬出装置3に於いて熱分解ガスGと熱分解残渣Dに
分離され、前者の熱分解ガスGは溶融燃焼装置4へ送ら
れて燃焼される。又、後者の熱分解残渣Dは分離装置5
へ送られ、この中から比較的粗い不燃性固形物が除去さ
れると共に、残った可燃性の固形物Iは粉砕装置6に於
いて微粉砕された後、前記溶融燃焼装置4へ供給され、
前記熱分解ガスGや廃熱ボイラ7及び集塵器8からのダ
ストEと一緒に1200℃以上の温度下で溶融燃焼され
る。更に、前記溶融燃焼装置4内に形成された溶融スラ
グFは水砕スラグとして順次取り出されて行くと共に、
溶融燃焼装置4からの燃焼排ガスG0 は廃熱ボイラ7、
集塵器8、ガス浄化装置9、煙突10を通して大気中へ
排出されて行く。
【0004】前記乾留熱分解反応器2は、回転式の円筒
状のドラム本体内にその軸線方向に沿って複数本の加熱
管11を配設することにより構成されて居り、各加熱管
11内へは、廃棄物Cを加熱する為の加熱ガスKが循環
流通されている。
【0005】ところで、乾留熱分解反応器2内の廃棄物
Cを加熱する為のエネルギ源としては、溶融燃焼装置4
からの高温の燃焼排ガスG0 を用い、これを直接に乾留
熱分解反応器2へ供給するのが熱経済上最も好ましい方
策である。
【0006】しかし、溶融燃焼装置4からの高温の燃焼
排ガスG0 内には、廃棄物Cに含まれている塩化ビニー
ル等の主として有機塩素化合物の燃焼によって生成する
塩化水素(HCl)ガスが多量に含有されて居り、その
高温に於ける激しい腐食性の為、この高温の燃焼排ガス
0 を直接に乾留熱分解反応器2の加熱用熱源として用
いることは、一般に忌避されている。
【0007】その為、従前の乾留熱分解溶融燃焼装置に
於ける乾留熱分解装置にあっては、図4に示す如く、乾
留熱分解反応器2のガス入口側とガス出口側との間にオ
イル又はガス焚きの熱風発生炉12を接続し、当該熱風
発生炉12からの加熱ガスKを乾留熱分解反応器2の加
熱管11内へ供給して廃棄物Cを加熱したり、或いは図
5に示す如く、溶融燃焼装置4の出口側に高温空気加熱
器13を設け、定常運転中はこの空気加熱器13で加熱
した高温空気(加熱ガスK)を乾留熱分解反応器2内へ
供給して廃棄物Cを加熱するようにしている。
【0008】尚、図4及び図5に於いて、14は蒸気タ
ービン発電装置、15は送風機、16は誘引通風機、1
7は冷却コンベア、18は可燃性の微粉固形物貯留槽、
19は加熱ガス配管、20は送風機、21は熱交換器、
22はオイルバーナ又はガスバーナ、23は廃棄物ピッ
ト、24は廃棄物供給用クレーンである。
【0009】ところで、前者の乾留熱分解装置(図4に
示すもの)は、化石燃料を燃料とする熱風発生炉12内
で生成された燃焼ガス(加熱ガスK)が通常所謂クリー
ンなガスであり、腐食性物質を殆んど含有していない
為、腐食によるトラブルを防止することができる。又、
後者の乾留熱分解装置(図5に示すもの)は、空気加熱
器13からの高温空気(加熱ガスK)を熱源としている
為、乾留熱分解反応器2の加熱管11等の高温腐食を有
効に防止することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、熱風発生炉1
2を利用した乾留熱分解装置は、装置の運転中にオイル
やガス等の外部燃料(化石燃料)を常時必要とする為、
外部燃料の消費量が莫大な量になり、ランニングコスト
が必然的に上昇して廃棄物Cの処理費の大幅な引き下げ
を図り難いと云う問題がある。
【0011】一方、空気加熱器13を利用した乾留熱分
解装置は、空気加熱器13が溶融燃焼装置4の下流側の
燃焼排ガスG0 中に設置されている為、空気加熱器13
が塩化水素を含有する燃焼排ガスG0 と直接接触するこ
とになり、空気加熱器13自体に高温腐食が生じて空気
加熱器13を短期間で取り替える必要が生じる。又、こ
の空気加熱器13の取り替え時にはその設置個所によっ
てプラント全体を長期に亘って停止しなければならず、
然も、空気加熱器13が内部に設置されている為、取替
えが著しく困難となり、メンテナンス費が大幅に高騰す
ると云う問題がある。更に、空気加熱器13が燃焼排ガ
スG0 中に設置されている為、空気加熱器13に燃焼排
ガスG0 中のダストが付着して熱の回収効率が低下する
等の問題もある。加えて、廃棄物Cの性質や量が変化し
た場合には、空気加熱器13による加熱空気の温度制御
等が困難になる等の問題も発生する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従前の廃棄
物の乾留熱分解装置に於ける上述の如き問題、即ち、
廃棄物の加熱用にオイル等の外部燃料(化石燃料)を大
量に必要とする為、省エネルギー化が困難で廃棄物の処
理費の大幅な引き下げを図れないこと、溶融燃焼装置
の燃焼排ガスを加熱源に利用した場合には、塩化水素に
よる高温腐食が発生し、空気加熱器の取り替え時や補修
時にはプラント全体の運転を長期に亘って停止しなけれ
ばならないこと、溶融燃焼装置の下流側に空気加熱器
を設置した場合には、空気加熱器の取り替え時や補修時
に費用が嵩むこと、廃棄物の性質や量が変化した場合
に制御が困難になること、等の問題を解決せんとするも
のであり、ランニングコストやメンテナンス費の大幅な
低減を図れると共に、塩化水素に起因する高温腐食等の
問題を生ずることがなく、然も、制御性に優れた廃棄物
の乾留熱分解装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1に記載の発明は、回転自在なドラ
ム本体内をその中間部に形成した熱媒体の流入用空間及
び流出用空間により前後に二分割してドラム本体内に廃
棄物が供給される上流側反応室及び下流側反応室を形成
すると共に、両反応室を連絡パイプで連通し、又、上流
側反応室内に複数本の上流側加熱管を配設してその両端
部を流入用空間及びドラム本体の上流側端部に形成した
熱媒体の出口に連通接続すると共に、下流側反応室内に
複数本の下流側加熱管を配設してその両端部を流出用空
間及びドラム本体の下流側端部に形成した熱媒体の入口
に連通接続して成る廃棄物の乾留熱分解反応器と、廃熱
ボイラからの蒸気により加熱された加熱空気を熱媒体と
して乾留熱分解反応器の上流側加熱管へ供給する蒸気式
加熱器と、化石燃料の燃焼により発生した加熱ガスを熱
媒体として乾留熱分解反応器の下流側加熱管へ供給する
熱風発生炉とを具備したことに特徴がある。
【0014】又、本発明の請求項2に記載の発明は、ド
ラム本体の上流側反応室内に上流側反応室内の廃棄物を
連絡パイプ内へ掻き上げる掻き上げ板を設ける共に、連
絡パイプ内に連絡パイプ内の廃棄物を下流側反応室内へ
搬送するスクリュー羽根を設けたことに特徴がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態
に係る乾留熱分解装置を用いた廃棄物の乾留熱分解溶融
燃焼装置の全体系統図を示すものであり、図4及び図5
に示す廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置と同一の部材・
部位には同じ参照番号を使用している。
【0016】尚、図1に於いて、1は廃棄物Cの供給装
置、2は乾留熱分解反応器、3は搬出装置、4は溶融燃
焼装置、5は分離装置、6は粉砕装置、7は廃熱ボイ
ラ、8は集塵器、9はガス浄化装置、10は煙突、12
は熱風発生炉、14は蒸気式タービン発電装置、15は
送風機、16は誘引通風機、17は冷却コンベヤ、18
は可燃性の微粉固形物貯留槽、19は加熱ガス配管、2
0は送風機、22はバーナ、23は廃棄物ピット、24
は廃棄物供給用クレーン、25はドラム本体、26は加
熱空気入口ケーシング、27は加熱空気出口ケーシン
グ、28は加熱ガス入口ケーシング、29は加熱ガス出
口ケーシング、30は蒸気式加熱器、31は加熱空気配
管、32は蒸気配管、33は空気予熱器、34は送風機
である。
【0017】本発明の実施の形態に係る廃棄物の乾留熱
分解装置は、図2に示す如く、廃棄物Cを乾留熱分解す
る乾留熱分解反応器2と、乾留熱分解反応器2へ廃棄物
Cを加熱する熱媒体として加熱空気K1 を供給する蒸気
式加熱器30と、同じく乾留熱分解反応器2へ廃棄物C
を加熱する熱媒体として加熱ガスK2 を供給する熱風発
生炉12とを具備して居り、乾留熱分解反応器2の反応
室を上流側反応室S1と下流側反応室S2 に二分割し、
上流側反応室S1 内に供給された廃棄物Cを蒸気式加熱
器30からの加熱空気K1 により間接的に加熱すると共
に、上流側反応室S1 から下流側反応室S2 内へ供給さ
れた廃棄物Cを熱風発生炉12からの加熱ガスK2 によ
り間接的に加熱するようにしたものである。
【0018】即ち、前記乾留熱分解反応器2は、図2に
示す如く、ドラム本体25、加熱空気入口ケーシング2
6、加熱空気出口ケーシング27、加熱ガス入口ケーシ
ング28、加熱ガス出口ケーシング29、上流側加熱管
35、下流側加熱管36、連絡パイプ37、スクリュー
羽根38、廃棄物供給パイプ39、排出パイプ40及び
スクリュー羽根41等から構成されている。
【0019】具体的には、ドラム本体25は、その中間
部に形成した加熱空気K1 の流入用空間S3 及び加熱ガ
スK2 の流出用空間S4 により内部空間を前後に二分割
して上流側反応室S1 及び下流側反応室S2 としたもの
であり、外壁の中間部に加熱空気K1 及び加熱ガスK2
が夫々通過する複数の貫通穴25a,25bを形成した
円筒状の胴部25cと、胴部25cの上流側端部に連設
され、加熱空気K1 の出口25dを形成した上流側鏡板
25eと、胴部25cの下流側端部に連設され、加熱ガ
スK2 の入口25fを形成した下流側鏡板25gと、胴
部25c内の中間部位置に気密状に配設され、加熱空気
1 が通過する貫通穴25aと加熱ガスK2 が通過する
貫通穴25bとを不連通状態にする仕切板25hと、上
流側鏡板25eと仕切板25hとの間の胴部25c内に
対向状で且つ気密状に配設した一対の上流側管板25i
と、下流側鏡板25gと仕切板25hとの間の胴部25
c内に対向状で且つ気密状に配設した一対の下流側管板
25jとから構成されている。
【0020】而して、前記ドラム本体25に於いては、
胴部25cと仕切板25hと一方の上流側管板25iと
で囲まれた空間が加熱空気K1 の流入用空間S3 となっ
ていると共に、胴部25cと仕切板25hと一方の下流
側管板25jとで囲まれた空間が加熱ガスK2 の流出用
空間S4 となっている。又、胴部25cと両上流側管板
25iとで囲まれた空間が上流側反応室S1 となってい
ると共に、胴部25cと両下流側管板25jとで囲まれ
た空間が下流側反応室S2 となっている。
【0021】前記ドラム本体25は、複数の支持ローラ
42上に上流側端部が下流側端部よりも上方に位置する
傾斜姿勢(水平に対して約1.5度の傾斜角度)でもっ
て回転自在に支持されて居り、モータ43a及び歯車式
伝動機構43bから成る駆動装置43によって、約1〜
3rpmの回転速度で回転駆動されるようになってい
る。尚、ドラム本体25の外周面には、回転用のリング
44が設けられて居り、このリング44が支持ローラ4
2に支持されている。
【0022】前記加熱空気入口ケーシング26は、ドラ
ム本体25の胴部25cの中間部分(流入用空間S3
形成した部分)を囲繞する状態で且つドラム本体25が
加熱空気入口ケーシング26に対して回転できるように
ドラム本体25の周囲に配設されて居り、その内部空間
は胴部25cに形成した加熱空気K1 の貫通穴25aを
介して流入用空間S3 に連通されている。又、加熱空気
出口ケーシング27は、ドラム本体25の加熱空気K1
の出口25dにドラム本体25が加熱空気出口ケーシン
グ27に対して回転できるように接続されて居り、その
内部空間はドラム本体25の加熱空気K1 の出口25d
に連通されている。
【0023】前記加熱ガス入口ケーシング28は、ドラ
ム本体25の加熱ガスK2 の入口25fにドラム本体2
5が加熱ガス入口ケーシング28に対して回転できるよ
うに接続されて居り、その内部空間はドラム本体25の
加熱ガスK2 の入口25fに連通されている。又、加熱
ガス出口ケーシング29は、ドラム本体25の胴部25
cの中間部分(流出用空間S4 を形成した部分)を囲繞
する状態で且つドラム本体25が加熱ガス出口ケーシン
グ29に対して回転できるようにドラム本体25の周囲
に配設されて居り、その内部空間は胴部25cに形成し
た加熱ガスK2 の貫通穴25bを介して流出用空間S4
に連通されている。
【0024】尚、ドラム本体25と加熱空気入口ケーシ
ング26との間、ドラム本体25と加熱空気出口ケーシ
ング27との間、ドラム本体25と加熱ガス入口ケーシ
ング28との間、ドラム本体25と加熱ガス出口ケーシ
ング29との間には、加熱空気K1 及び加熱ガスK2
外部への漏洩を防止するシール機構45が夫々設けられ
ている。これらのシール機構45は、図3に示す如く、
シールプレート45a、シールリング45b、スプリン
グ45c及び伸縮部材45dから成る。
【0025】前記上流側加熱管35は、上流側反応室S
1 内にドラム本体25の軸線方向に沿う姿勢で配置され
て居り、その両端部が上流側管板25iに気密状に挿通
支持されている。従って、加熱空気入口ケーシング26
に供給された加熱空気K1 は、貫通穴25a、流入用空
間S3 、上流側加熱管35及びドラム本体25の出口2
5dを通って加熱空気出口ケーシング27から排出され
ることになる。又、下流側加熱管36は、下流側反応室
2 内にドラム本体25の軸線方向に沿う姿勢で配置さ
れて居り、その両端部が下流側管板25jに気密状に挿
通支持されている。従って、加熱ガス入口ケーシング2
8に供給された加熱ガスK2 は、ドラム本体25の入口
25f、下流側加熱管36、流出用空間S4 及び貫通穴
25bを通って加熱ガス出口ケーシング29から排出さ
れることになる。
【0026】前記連絡パイプ37は、流入用空間S3
び流出用空間S4 を貫通する状態で且つドラム本体25
の軸線位置に配置されて居り、上流側反応室S1 と下流
側反応室S2 とを連通して上流側反応室S1 内の熱分解
ガスGや廃棄物Cを下流側反応室S2 内へ送り込むもの
である。又、連絡パイプ37内には、上流側反応室S1
から連絡パイプ37内へ送り込まれた廃棄物Cを下流側
反応室S2 内へ搬送するスクリュー羽根38(リボンス
クリュー)が設けられている。
【0027】前記廃棄物供給パイプ39は、加熱空気出
口ケーシング27を貫通する状態で且つドラム本体25
の軸線位置に配置されて居り、上流側管板25iに上流
側反応室S1 内に連通するように接続されている。この
廃棄物供給パイプ39内には、上流側反応室S1 へ廃棄
物Cを供給する供給装置1(スクリューフィーダー)が
配設されている。
【0028】前記排出パイプ40は、加熱ガス入口ケー
シング28を貫通する状態で且つドラム本体25の軸線
位置に配置されて居り、下流側管板25jに下流側反応
室S 2 内に連通するように接続されている。この排出パ
イプ40内には、下流側反応室S2 から排出パイプ40
内へ送り込まれた熱分解残渣Dを搬出装置3内へ搬送す
るスクリュー羽根41(リボンスクリュー)が設けられ
ている。
【0029】尚、図2に於いて、46は上流側反応室S
1 内に配設され、上流側反応室S1内の廃棄物Cを連絡
パイプ37内へ掻き上げる掻き上げ板、47は下流側反
応室S2 内に配設され、下流側反応室S2 内の熱分解残
渣Dを排出パイプ40内へ掻き上げる掻き上げ板であ
る。又、45は加熱空気出口ケーシング27と廃棄物供
給パイプ39との間、廃棄物供給パイプ39と供給装置
1との間、加熱ガス入口ケーシング28と排出パイプ4
0との間、排出パイプ40と搬出装置3との間に夫々介
設されたシール機構である。
【0030】前記蒸気式加熱器30は、廃熱ボイラ7か
らの高温(約400℃)の蒸気Bにより加熱された加熱
空気K1 を廃棄物加熱用の熱媒体として上流側加熱管3
5へ供給するものである。即ち、蒸気式加熱器30は、
従来公知のシェルアンドチューブ式熱交換器から成り、
内部に導入した低温の空気を廃熱ボイラ7から蒸気配管
32により導いた高温の蒸気Bで加熱することによっ
て、熱媒体として使用される加熱空気K1 を発生させる
ものであり、送風機48を介設した加熱空気配管31に
より加熱空気入口ケーシング26及び加熱空気出口ケー
シング27に夫々接続されている。従って、蒸気式加熱
器30により発生した高温(約350℃)の加熱空気K
1は、加熱空気配管31、加熱空気入口ケーシング2
6、貫通穴25a、流入用空間S3 、上流側加熱管3
5、ドラム本体25の出口25d、加熱空気出口ケーシ
ング27、加熱空気配管31、送風機48、加熱空気配
管31等から成るループ管路内を循環流通して居り、上
流側加熱管35を通過する間に廃棄物Cに熱エネルギー
を供給し、自らは低温(約300℃)の加熱空気K1
なって加熱空気出口ケーシング27から流出するように
なっている。
【0031】尚、乾留熱分解反応器2に入る加熱空気K
1 の温度は、蒸気式加熱器30の下流側の加熱空気配管
31に設けた温度制御器49により蒸気配管32に設け
た制御弁50を制御し、蒸気式加熱器30への蒸気量を
調整することにより制御されている。又、乾留熱分解反
応器2から出る加熱空気K1 の温度は、送風機48の上
流側の加熱空気配管31に設けた温度制御器51により
送風機48を制御し、送風機48の回転数を調整して加
熱空気K1 の吸引量を変えることにより制御されてい
る。
【0032】前記熱風発生炉12は、化石燃料Oの燃焼
により発生した加熱ガスK2 を廃棄物加熱用の熱媒体と
して下流側加熱管36へ供給するものである。即ち、熱
風発生炉12は、石油や天然ガス等の化石燃料Oを燃料
とするバーナ22(オイルバーナやガスバーナ)を備え
て居り、送風機34から空気予熱器33を経て予熱され
た新鮮な空気を燃焼用空気Aとして導入し、化石燃料O
を直接燃焼させることにより、熱媒体として使用される
加熱ガスK2 を発生させるものである。この加熱ガスK
2 は、石油や天然ガス等の化石燃料を燃料Oとしている
為、HCl等の腐食性物質を含有しないクリーンなガス
体である。又、前記熱風発生炉12は、送風機20を介
設した加熱ガス配管19により加熱ガス入口ケーシング
28及び加熱ガス出口ケーシング29に夫々接続されて
いる。従って、熱風発生炉12により発生した高温(約
520℃)の加熱ガスK2 は、加熱ガス配管19、加熱
ガス入口ケーシング28、ドラム本体25の入口25
f、下流側加熱管36、流出用空間S4 、貫通穴25
b、加熱ガス出口ケーシング29、加熱ガス配管19、
送風機20、加熱ガス配管19等から成るループ管路内
を循環流通して居り、下流側加熱管36を通過する間に
廃棄物Cに熱エネルギーを供給し、自らは低温(約35
0℃)の加熱ガスK2 となって加熱ガス出口ケーシング
29から流出するようになっている。又、加熱ガスK2
の余剰分は、熱風発生炉12の上流側の加熱ガス配管1
9に分岐接続した余剰ガス排出管52を介して排出され
るようになっている。
【0033】尚、乾留熱分解反応器2に入る加熱ガスK
2 の温度は、熱風発生炉12の下流側の加熱ガス配管1
9に設けた温度制御器53により燃料配管54に設けた
制御弁55を制御し、熱風発生炉12への燃料量を調整
することにより制御されている。又、乾留熱分解反応器
2から出る加熱ガスK2 の温度は、送風機20の上流側
の加熱ガス配管19に設けた温度制御器56により送風
機20を制御し、送風機20の回転数を調整して加熱ガ
スK2 の吸引量を変えることにより制御されている。
【0034】次に、上述した廃棄物の乾留熱分解装置の
作用について説明する。供給装置1から乾留熱分解反応
器2の上流側反応室S1 内に供給された廃棄物Cは、ド
ラム本体25の回転に伴って攪拌・混合されつつ、ドラ
ム本体25の傾斜に従って連絡パイプ37側へ移動され
て行き、この間に於いて、上流側加熱管35内を流れる
加熱空気K1 により間接的に加熱される。即ち、廃棄物
Cは、上流側反応室S1 内に於いて酸素が遮断された状
態の下で加熱空気K1 により上流側加熱管35の管壁を
介して所定の温度に加熱される。これにより、上流側反
応室S1 内に於いては、廃棄物Cに含まれている水分が
蒸発すると共に、廃棄物Cがある程度熱分解反応し、水
分等を主成分とする熱分解ガスGが生成される。
【0035】このとき、加熱空気K1 は、蒸気式加熱器
30に於いて廃熱ボイラ7からの高温の蒸気Bにより約
350℃の温度に加熱されてから加熱空気配管31、加
熱空気入口ケーシング26、貫通穴5a及び流入用空間
3 を通って上流側加熱管35内に流入し、上流側加熱
管35を通過する間に廃棄物Cに熱エネルギーを供給し
て自らは約300℃の加熱空気K1 となった後、送風機
48により吸引されてドラム本体25の出口25d及び
加熱空気出口ケーシング27を通って蒸気式加熱器30
に流入し、ここで廃熱ボイラ7からの高温の蒸気Bによ
り約350℃に再加熱されて循環するようにようになっ
ている。
【0036】上流側反応室S1 内の熱分解ガスGは、連
絡パイプ37内を通って下流側反応室S2 内へ送り込ま
れ、又、上流側反応室S1 内のある程度熱分解反応した
廃棄物Cは、ドラム本体25の回転及び掻き上げ板46
の掻き上げ作用によって連絡パイプ37内に送り込ま
れ、連絡パイプ37内のスクリュー羽根38により下流
側反応室S2 内へ送り込まれる。
【0037】下流側反応室S2 内に送り込まれた廃棄物
Cは、ドラム本体25の回転に伴って攪拌・混合されつ
つ、ドラム本体25の傾斜に従って排出パイプ40側へ
移動されて行き、この間に於いて、下流側加熱管36内
を流れる加熱ガスK2 により間接的に加熱される。即
ち、廃棄物Cは、下流側反応室S2 内に於いて酸素が遮
断された状態の下で加熱ガスK2 により下流側加熱管3
6の管壁を介して所定の温度に加熱される。これによ
り、下流側反応室S2 内に於いては、廃棄物Cが完全に
熱分解され、熱分解ガスGと熱分解残渣Dが生成され
る。
【0038】このとき、加熱ガスK2 は、熱風発生炉1
2に於いて燃料Oの燃焼により約520℃に加熱されて
から加熱ガス配管19、加熱ガス入口ケーシング28及
びドラム本体25の入口25fを通って下流側加熱管3
6内に流入し、下流側加熱管36を通過する間に廃棄物
Cに熱エネルギーを供給して自らは約350℃の加熱ガ
スK2 となった後、送風機20により吸引されて流出用
空間S4 、貫通穴25b及び加熱空気出口ケーシング2
7を通って熱風発生炉12に流入し、ここで燃料Oの燃
焼により約520℃に再加熱されて循環するようによう
になっている。
【0039】尚、乾留熱分解反応器2内に発生した熱分
解ガスGは、水分、CO、CO2 、H2 及び炭化水素を
主成分とするものであり、ダスト及びタールが若干含ま
れている。その低位発熱量は約1500〜2000kc
al/kgである。又、乾留熱分解反応器2内に発生し
た熱分解残渣Dは、乾留熱分解反応器2内で攪拌・混合
されることにより均一化され、一様な大きさの粒子とな
り、主成分が炭素と灰分で構成されるチャーと、鉄やア
ルミニウム、ガラス等の不燃物との混合物である。
【0040】そして、下流側反応室S2 内の熱分解ガス
Gは、排出パイプ40内を通って搬出装置3内へ送り込
まれ、又、下流側反応室S2 内の熱分解残渣Dは、ドラ
ム本体25の回転及び掻き上げ板47の掻き上げ作用に
よって排出パイプ40内に送り込まれた後、排出パイプ
40内のスクリュー羽根41により搬出装置3内へ送り
込まれる。
【0041】搬出装置3内へ排出された熱分解ガスG及
び熱分解残渣Dは、ここで重力により熱分解ガスGと熱
分解残渣Dとに分離される。分離された熱分解ガスGは
熱分解ガス導管57により溶融燃焼装置4へ送られてこ
こで燃焼される。又、熱分解残渣Dは、冷却コンベア1
7で冷却されてから分離装置5へ送られ、ここで可燃物
の固形物Iと砂、ガラス、金属等の不燃性の固形物とに
分離される。
【0042】前記可燃性の固形物Iは、粉砕装置6で微
粒化されて微粉固形物貯留槽18に貯留された後、送風
機15により空気輸送されて溶融燃焼装置4へ供給さ
れ、前記熱分解ガスGや廃熱ボイラ及び集塵器8からの
ダストEと一緒に1200℃以上の温度下で溶融燃焼さ
れる。又、前記溶融燃焼装置4内に形成された溶融スラ
グFは水砕スラグとして順次取り出されて行くと共に、
溶融燃焼装置4からの燃焼排ガスG0 は廃熱ボイラ7、
集塵器8、ガス浄化装置9、煙突10を通して大気中へ
排出されて行く。
【0043】尚、溶融燃焼装置4から排出される高温の
燃焼排ガスG0 中の熱エネルギーは、廃熱ボイラ7で熱
回収される。これによって、廃熱ボイラ7では高温の蒸
気Bが発生し、この蒸気Bは蒸気配管32を通って蒸気
式加熱器30へ供給され、加熱空気K1 の加熱に利用さ
れる。
【0044】ところで、上述した乾留熱分解装置を用い
て、乾留熱分解反応器2に於ける加熱空気K1 の入口側
温度:350℃、加熱空気K1 の出口側温度:300
℃、加熱ガスK2 の入口側温度:520℃、加熱ガスK
2 の出口側温度:350℃、蒸気Bの温度:400℃の
条件下で水分含有量が40%の1000kgの標準的な
都市ごみ(廃棄物)を乾留熱分解する場合、乾留熱分解
反応器2に於いて必要とする総熱量は計算上37280
0kcalである。又、乾留熱分解反応器2の上流側反
応室S1 に於いては319200kcalの熱量を、下
流側反応室S2 に於いては53600kcalの熱量を
夫々必要とする。従って、オイル燃料(例えば発熱量が
10000kcal/kgのオイル燃料)を使用する熱
風発生炉12のみを利用した従来の乾留熱分解装置に於
いては、乾留熱分解反応器2に於いて必要とする総発熱
量(372800kcal)を得るに、372800k
cal÷10000kcal/kg=37.28kgの
オイル燃料を必要とすることになる。これに対して、本
発明の乾留熱分解装置を用いた場合には、熱風発生炉1
2のオイル燃料量は53600kcal÷10000k
cal/kg=5.36kgで済むことになり、オイル
燃料の消費量が従来の乾留熱分解装置に比較して約1/
7となる。即ち、オイル等の外部燃料の消費量が大幅に
減少し、ランニングコストが大幅に低下して極めて経済
的である。
【0045】
【発明の効果】上述の通り、本発明の請求項1の乾留熱
分解装置は、乾留熱分解反応器の反応室を上流側反応室
と下流側反応室に二分割し、上流側反応室内に供給され
た廃棄物を蒸気式加熱器からの加熱空気により間接加熱
すると共に、上流側反応室から下流側反応室内へ供給さ
れた廃棄物を熱風発生炉からの加熱ガスにより間接加熱
するようにしている。その結果、従前の熱風発生炉のみ
を使用する乾留熱分解装置に比較して、加熱ガスを発生
させる為に用いる外部燃料の消費量が大幅に減少し、ラ
ンニングコストの大幅な低減を図れる。又、廃棄物を乾
留熱分解するのに必要な加熱ガスは、化石燃料を熱風発
生炉で燃焼させたクリーンな燃焼ガスである為、乾留熱
分解反応器等の各部材がHClに起因する高温腐蝕を生
ずることも少なくなり、メンテナンス費の大幅な低減を
図ることができる。更に、蒸気式加熱器を乾留熱分解反
応器の外方位置に単独で設置している為、蒸気式加熱器
の取替えや補修工事等も簡単且つ容易に行うことができ
ると共に、高温腐食を生じることもない。そのうえ、蒸
気式加熱器及び熱風発生炉から加熱空気及び加熱ガスを
乾留熱分解反応器へ供給するようにしている為、ごみ質
が変化した場合でも、乾留熱分解反応器へ供給する加熱
空気及び加熱ガスの温度制御等を正確且つ簡単に行え、
安定した廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼を行なうことがで
きる。加えて、回転自在なドラム本体内に上流側反応室
及び下流側反応室を形成し、両反応室を連絡パイプで連
通するようにしている為、一つの駆動装置でドラム本体
を回転させることができると共に、完全分離型に比較し
て全長も短くなり、設置スペースも少なくて済む。
【0046】本発明の請求項2の乾留熱分解装置は、上
記効果に加えて更に次のような効果を奏することができ
る。即ち、上流側反応室内に廃棄物の掻き上げ板を設け
ると共に、連絡パイプ内にスクリュー羽根を設けている
為、廃棄物の搬送を良好且つ確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る乾留熱分解装置を用
いた廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置の概略系統図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る廃棄物の乾留熱分解
装置の概略断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る廃棄物の乾留熱分解
装置の要部の拡大概略断面図である。
【図4】従前の廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置の一例
を示す全体系統図である。
【図5】従前の廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置の他の
例を示す全体系統図である。
【符号の説明】
2は乾留熱分解反応器、7は廃熱ボイラ、12は熱風発
生炉、25はドラム本体、25dは加熱空気の出口、2
5fは加熱ガスの入口、30は蒸気式加熱器、35は上
流側加熱管、36は下流側加熱管、37は連絡パイプ、
38はスクリュー羽根、S1 は上流側反応室、S2 は下
流側反応室、S3 は流入用空間、S4 は流出用空間、C
は廃棄物、K1 は加熱空気、K2 は加熱ガス、Oは燃
料、Bは蒸気。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在なドラム本体内をその中間部に
    形成した熱媒体の流入用空間及び流出用空間により前後
    に二分割してドラム本体内に廃棄物が供給される上流側
    反応室及び下流側反応室を形成すると共に、両反応室を
    連絡パイプで連通し、又、上流側反応室内に複数本の上
    流側加熱管を配設してその両端部を流入用空間及びドラ
    ム本体の上流側端部に形成した熱媒体の出口に連通接続
    すると共に、下流側反応室内に複数本の下流側加熱管を
    配設してその両端部を流出用空間及びドラム本体の下流
    側端部に形成した熱媒体の入口に連通接続して成る廃棄
    物の乾留熱分解反応器と、廃熱ボイラからの蒸気により
    加熱された加熱空気を熱媒体として乾留熱分解反応器の
    上流側加熱管へ供給する蒸気式加熱器と、化石燃料の燃
    焼により発生した加熱ガスを熱媒体として乾留熱分解反
    応器の下流側加熱管へ供給する熱風発生炉とを具備した
    ことを特徴とする廃棄物の乾留熱分解装置。
  2. 【請求項2】 ドラム本体の上流側反応室内に上流側反
    応室内の廃棄物を連絡パイプ内へ掻き上げる掻き上げ板
    を設ける共に、連絡パイプ内に連絡パイプ内の廃棄物を
    下流側反応室内へ搬送するスクリュー羽根を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の廃棄物の乾留熱分解装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002046863A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Tsukishima Kikai Co Ltd 粉体供給装置及び方法
WO2014200123A1 (ko) * 2013-06-10 2014-12-18 Ku Jae-Wan 고체 상태 가연성 물질의 열분해장치
CN114891522A (zh) * 2022-04-01 2022-08-12 浙江长三角聚农科技开发有限公司 一种可同步和或异步生产相同和或不同指标生物质炭的炭化一体装置

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