JP2000166298A - モータ駆動制御方法および装置 - Google Patents

モータ駆動制御方法および装置

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JP2000166298A
JP2000166298A JP10330841A JP33084198A JP2000166298A JP 2000166298 A JP2000166298 A JP 2000166298A JP 10330841 A JP10330841 A JP 10330841A JP 33084198 A JP33084198 A JP 33084198A JP 2000166298 A JP2000166298 A JP 2000166298A
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Japan
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stepping motor
control means
excitation state
motor
phase excitation
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JP10330841A
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English (en)
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Hiroyuki Ogino
宏幸 荻野
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステッピングモータによる最大消費電流を有
効に減少し得るモータ駆動制御方法および装置を提供す
る。 【解決手段】 光軸方向に移動可能な第1の光学部材1
08と、第1の光学部材108を駆動する第1のステッ
ピングモータ110と、第1のステッピングモータ11
0に制御信号を与える第1のステッピングモータ制御手
段111と、光軸方向に移動可能な第2の光学部材11
2と、第2の光学部材112を駆動する第2のステッピ
ングモータ114と、第2のステッピングモータ114
に制御信号を与える第2のステッピングモータ制御手段
115と、を有する。制御手段124は、ステッピング
モータ110を1相または2相励磁状態とするときは、
ステッピングモータステッピングモータ114を2相ま
たは1相励磁状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子スチルカメラ
やビデオカメラなどに用いられる光学系駆動装置に係
り、特にレンズや光学ファインダ駆動用のモータにステ
ッピングモータを用いたレンズ駆動装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ズームレンズおよび光学ズームファイン
ダ(以下「ファインダ」という)を搭載したカメラにお
いて、ズームレンズを駆動して繰出し位置を変化させ
る。これにより撮影光学系の画角を変化させた際、同時
にファインダも駆動してその画角を変化させ、撮影光学
系とファインダの画角を相互に一致させる必要がある。
【0003】これらのズームレンズやファインダの駆動
装置において、ステッピングモータが用いられている。
ステッピングモータはフィードバック制御を必要としな
い、いわゆるオープンループ制御が可能である。また、
駆動用のパルス数をカウントすることにより高精度のレ
ンズ位置情報が得られるので、ズーム駆動やファインダ
駆動に適したモータである。
【0004】このステッピングモータの駆動方法の1つ
に「1−2相励磁方式」があり、つぎにその動作原理を
説明する。図5のように電磁石が4つ設置されていて、
それらの中心にロータ(磁石)が取り付けられている。
このときコイルL1とコイルL3に矢印の方向に電流を
流すと、それぞれの電磁石は図のようにロータ側がN
極,S極に励磁される。このときロータはコイルL1側
にS極が、またコイルL3側にN極がそれぞれ引き付け
られ、図のような位置で静止する。この状態が1相励磁
状態である。
【0005】つぎに図6のようにコイルL2およびコイ
ルL4にもそれぞれ矢印の方向に電流を流すと、電磁石
のロータ側がN極,S極に励磁される。このときコイル
L1とコイルL2の両方がN極に、コイルL3とコイル
L4の両方がS極に励磁されている。したがってロータ
はコイルL1とコイルL2の両方から引き付けられるこ
とによって、それらの中間にS極が移動する。またコイ
ルL3とコイルL4の両方から引き付けられることによ
って、それらの中間にN極が移動する。この状態が2相
励磁状態である。
【0006】さらに図7のようにコイルL1およびコイ
ルL3の電流を止め、コイルL2およびコイルL4だけ
に電流を流す。ロータはコイルL2およびコイルL4だ
けに引き付けられるので、図の位置に移動する。ここで
再び1相励磁状態に戻る。
【0007】以下同様に電磁石のコイルL1,L2,L
3,L4に流す電流を切り替えていくと、つまり1相励
磁状態と2相励磁状態を交互に発生させることによって
ロータが回転していく。この場合1相励磁状態のときは
コイルL1およびコイルL3だけに電流が流れており、
2相励磁状態の状態のときはコイルL1,L2,L3お
よびL4すべてに電流が流れている。つまり2相励磁状
態のときは1相励磁状態の2倍の電流が流れていること
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ズーム
レンズおよびファインダを同時に駆動したとき、それぞ
れのステッピングモータおいて前述した2相励磁状態が
同時に発生することがある。この場合消費電流は合計4
相分になり最大消費電流が著しく増加する。この種のカ
メラのように電池を電源とする機器において、最大消費
電流が増えるとカメラの動作時間や撮影枚数の減少につ
ながるので極めて重要な問題である。
【0009】また、電池から流せる最大電流には限りが
あるため、カメラの最大消費電流が増えると電池から流
せる最大電流を超えてしまうおそれがある。この場合動
作時間や撮影枚数の減少だけでなく、電池の劣化を招く
おそれがある。さらに、このように増大した消費電流に
対応すべく電池の容量を増やすと、カメラの大型化やコ
ストアップにつながってしまう。
【0010】本発明はかかる実情に鑑み、ステッピング
モータによる最大消費電流を有効に減少し得るモータ駆
動制御方法および装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のモータ駆動制御
装置は、少なくとも2つの被駆動部材をそれぞれ駆動す
る複数の駆動ユニットを有し、各駆動ユニットのモータ
をそれぞれの制御手段によって駆動制御するようにした
モータ駆動制御装置であって、各駆動ユニットのモータ
は、被駆動部材を駆動する際の消費電流が同時に最大に
ならないように励磁状態が制御されるようにしたことを
特徴とする。
【0012】また、本発明のモータ駆動制御装置におい
て被駆動部材として2つの光学部材を含み、第1の駆動
ユニットは、光軸方向に移動可能な第1の光学部材と、
第1の光学部材を駆動する第1のステッピングモータ
と、第1のステッピングモータに制御信号を与える第1
のステッピングモータ制御手段と、を有し、第2の駆動
ユニットは、光軸方向に移動可能な第2の光学部材と、
第2の光学部材を駆動する第2のステッピングモータ
と、第2のステッピングモータに制御信号を与える第2
のステッピングモータ制御手段と、を有することを特徴
とする。
【0013】また、本発明のモータ駆動制御装置におい
て装置全体の動作を制御する制御手段を有し、前記制御
手段は、第1のステッピングモータ制御手段を制御して
第1のステッピングモータを1相励磁状態とするとき
は、第2のステッピングモータ制御手段を制御して第2
のステッピングモータを2相励磁状態とし、第1のステ
ッピングモータ制御手段を制御して第1のステッピング
モータを2相励磁状態とするときは、第2のステッピン
グモータ制御手段を制御して第2のステッピングモータ
を1相励磁状態とすることを特徴とする。
【0014】また、本発明のモータ駆動制御装置におい
て前記制御手段は、第1のステッピングモータが2相励
磁状態のとき、第1のステッピングモータ制御手段を制
御して第1のステッピングモータを1相励磁状態とした
後、第2のステッピングモータ制御手段を制御して第2
のステッピングモータを2相励磁状態とし、第2のステ
ッピングモータが2相励磁状態のとき、第2のステッピ
ングモータ制御手段を制御して第2のステッピングモー
タを1相励磁状態とした後、第1のステッピングモータ
制御手段を制御して第1のステッピングモータを2相励
磁状態とすることを特徴とする。
【0015】また、本発明のモータ駆動制御装置におい
て第1の駆動ユニットはさらに第1の光学部材の初期位
置を検出する第1の初期位置検出手段を有し、第2の駆
動ユニットはさらに第2の光学部材の初期位置を検出す
る第2の初期位置検出手段を有することを特徴とする。
【0016】また、本発明のモータ駆動制御装置におい
て前記制御手段は、第1の初期位置検出手段の出力に応
じて第1のステッピングモータ制御手段を制御して第1
の光学部材を初期位置に移動し、第2の初期位置検出手
段の出力に応じて第2のステッピンダモータ制御手段を
制御して第2の光学部材を初期位置に移動し、第1のス
テッピングモータと第2のステッピングモータの励磁状
態が同一である場合、第1のステッピングモータまたは
第2のステッピングモータのどちらか一方を1ステップ
駆動することを特徴とする。
【0017】また、本発明のモータ駆動制御装置におい
て第1の光学部材が撮影レンズの焦点距離を変更するズ
ームレンズであり、第2の光学部材が光学ファインダで
あることを特徴とする。
【0018】また、本発明の撮像装置は、上記いずれか
のモータ駆動制御装置を備えたことを特徴とする。
【0019】また、本発明のモータ駆動制御方法は、少
なくとも2つの被駆動部材をそれぞれ駆動する複数の駆
動ユニットを有し、各駆動ユニットのモータをそれぞれ
の制御手段によって駆動制御するようにしたモータ駆動
制御方法であって、各駆動ユニットのモータは、被駆動
部材を駆動する際の消費電流が同時に最大にならないよ
うに励磁状態が制御されるようにしたことを特徴とす
る。
【0020】また、本発明のモータ駆動制御方法は、第
1および第2の光学部材をそれぞれ駆動する第1および
第2のステッピングモータを、それぞれのステッピング
モータ制御手段によって駆動制御するようにしたモータ
駆動制御方法であって、第1のステッピングモータ制御
手段を制御して第1のステッピングモータを1相励磁状
態とするときは、第2のステッピングモータ制御手段を
制御して第2のステッピングモータを2相励磁状態と
し、第1のステッピングモータ制御手段を制御して第1
のステッピングモータを2相励磁状態とするときは、第
2のステッピングモータ制御手段を制御して第2のステ
ッピングモータを1相励磁状態とすることを特徴とす
る。
【0021】また、本発明のモータ駆動制御方法におい
て第1のステッピングモータが2相励磁状態のとき、第
1のステッピングモータ制御手段を制御して第1のステ
ッピングモータを1相励磁状態とした後、第2のステッ
ピングモータ制御手段を制御して第2のステッピングモ
ータを2相励磁状態とし、第2のステッピングモータが
2相励磁状態のとき、第2のステッピングモータ制御手
段を制御して第2のステッピングモータを1相励磁状態
とした後、第1のステッピングモータ制御手段を制御し
て第1のステッピングモータを2相励磁状態とすること
を特徴とする。
【0022】また、本発明のモータ駆動制御方法におい
て第1の光学部材の初期位置を検出する第1の初期位置
検出手段の出力に応じて第1のステッピングモータ制御
手段を制御して第1の光学部材を初期位置に移動し、第
2の光学部材の初期位置を検出する第2の初期位置検出
手段の出力に応じて第2のステッピンダモータ制御手段
を制御して第2の光学部材を初期位置に移動し、第1の
ステッピングモータと第2のステッピングモータの励磁
状態が同一である場合、第1のステッピングモータまた
は第2のステッピングモータのどちらか一方を1ステッ
プ駆動することを特徴とする。
【0023】また、本発明の記憶媒体は、上記いずれか
の装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させ
るためのプログラムを格納したものである。
【0024】また、本発明の記憶媒体は、上記いずれか
の方法を構成する工程がコンピュータから読み出し可能
に格納されているものである。
【0025】本発明によれば、特に2つの光学部材を有
する撮像装置において第1および第2の光学部材を駆動
する際、それらの駆動手段である第1のステッピングモ
ータと第2のステッピングモータの消費電流が同時に最
大にならないように制御される。これにより2つのステ
ッピングモータによる最大消費電流を減少させることが
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の好適な実施の形態を説明する。図1は、本発明を適用
した電子カメラの構成を示すブロック図である。図1に
おいて、101は後述する撮像素子上に焦点を合わせる
ためのフォーカスレンズ、102はフォーカスレンズ1
01の初期位置を検出するフォトインタラプタ、103
はフォーカスレンズ101を駆動するモータ、104は
モータ103に駆動信号を入力してフォーカスレンズ1
01を動かすフォーカスレンズ駆動回路、105は絞り
およびシャッタなどの光量制御部材、106は光量制御
部材105を駆動するモータ、107はモータ106に
駆動信号を入力して絞りおよびシャッタを動かす絞り・
シャッタ駆動回路、108は撮影レンズの焦点距離を変
更するズームレンズ、109はズームレンズ108の初
期位置を検出するフォトインタラプタ、110はズーム
レンズ108を駆動するモータ、111はモータ110
に駆動信号を入力してズームレンズ108を動かすズー
ムレンズ駆動回路である。
【0027】112は光学ズームファインダ、113は
ファインダ112の初期位置を検出するフォトインタラ
プタ、114はファインダ112を駆動するモータ、1
15はモータ114に駆動信号を入力してファインダ1
12を動かすファインダ駆動回路である。
【0028】ここで、本実施形態において用いる各モー
タは好適には、1−2相励磁方式により動作可能なステ
ッピングモータとする。また、第1および第2の光学部
材として、後述のようにズームレンズおよびファインダ
を動作させるものとする。
【0029】116は被写体からの反射光を電気信号に
変換する撮像素子、117は撮像素子116を動作させ
るために必要なタイミング信号を発生するタイミング信
号発生回路(以下「TG」と略す)、118は撮像素子
116の出力ノイズ除去のためのCDS回路やA/D変
換前に行う非線形増幅回路を備えた前置処理回路、11
9はA/D変換器、120はメモリの読み書きやDRA
Mのリフレッシュ動作を制御するためのメモリコントロ
ーラ、121はバッファメモリ、122は後述する記録
媒体との接続のためのインタフェース、123はメモリ
カードやハードディスクなどの記録媒体、124は撮影
シーケンスなどシステムを制御するためのマイクロコン
トローラ(以下「CPU」と略す)、125はズーム動
作の開始および停止を指示する信号をCPU124に入
力するズームSWである。
【0030】つぎに図2、図3および図4のフローチャ
ートを使って、本発明装置の動作について説明する。図
2は、ズームレンズ108の初期化動作を表したフロー
チャートである。まず、ステップS201では、フォト
インタラプタ109の出力を検出し、その出力が「LO
W」であればステップS202へ進み、「LOW」でな
ければステップS203へ進む。ステップS202で
は、ズームレンズ108をテレ側へ移動する。ステップ
S203では、フォトインタラプタ109の出力を検出
し、その出力が「HIGH」であればステップS204
へ進み、「HIGH」でなければステップS205へ進
む。ステップS204では、ズームレンズ108をワイ
ド側へ移動する。
【0031】ステップS205では、ズームレンズ10
8を停止する。ステップS206では、予めカメラに記
憶されている値をズームレンズ108の初期位置として
記憶する。ステップS207では、現在のズームレンズ
駆動モータ110の励磁状態を記憶する。以上でズーム
レンズ108の初期化が完了する。
【0032】図3は、ファインダ112の初期化動作を
表したフローチャートである。まず、ステップS301
では、フォトインタラプタ113の出力を検出し、その
出力が「LOW」であればステップS302へ進み、
「LOW」でなければステップS303へ進む。ステッ
プS302では、ファインダ112をテレ側へ移動す
る。ステップS303では、フォトインタラプタ113
の出力を検出し、その出力が「HIGH」であればステ
ップS304へ進み、「HIGH」でなければステップ
S305へ進む。ステップS304では、ファインダ1
12をワイド側へ移動する。
【0033】ステップS305では、ファインダ112
を停止する。ステップS306では、予めカメラに記憶
されている値をファインダ112の初期位置として記憶
する。ステップS307では、ズームレンズ108の現
在の位置までファインダ112を移動する。ステップS
308では、現在のファインダ駆動モータ114の励磁
状態を記憶する。ステップS309では、ステップS2
07で記憶したズームレンズ駆動モータ110の励磁状
態とステップS308で記憶したファインダ駆動モータ
114の励磁状態を比較する。
【0034】ステップS310では、ステップS309
で比較した励磁状態が同じかどうか判断し、同じならば
ステップS311へ進み、同じでなければこのシーケン
スから離脱する。ステップS311では、ファインダを
1パルス移動する。この際の移動方向はテレ側でもワイ
ド側でもよい。ステップS312では、ファインダ駆動
モータ114の励磁状態を記憶する。以上でファインダ
112の初期化が完了する。この時点でズームレンズ駆
動モータ110とファインダ駆動モータ114との励磁
状態は、一方が1相励磁状態であれば他方は2相励磁状
態になっている。
【0035】つぎに図4のフローチャートを使ってズー
ム動作を説明する。まず、ステップS401では、ズー
ムSW125の状態を検出する。ステップS402で
は、ズームSW125が「ON」であるかどうか判定す
る。「ON」であればステップS403へ進み、「O
N」でなければステップS401へ進む。ステップS4
03では、ズームレンズ108の現在の励磁状態を検出
する。これは前述の図2のフローチャートのステップS
S207において記憶したものである。ステップS40
4では、ステップS403で検出したズームレンズ10
8の励磁状態が2相励磁状態かどうか判定し、そうであ
ればステップS405へ進み、2相励磁状態でなければ
ステップS409へ進む。
【0036】ステップS405では、ズームレンズ10
8を1パルス駆動する。このときズームレンズ駆動モー
タ110の励磁状態は2相励磁から1相励磁に変わる。
ステップS406では、ステップS405で変化したズ
ームレンズ駆動モータ110の励磁状態を記憶する。ス
テップS407では、ファインダ112を1パルス駆動
する。このときファインダ駆動モータ114の励磁状態
は1相励磁から2相励磁に変わる。ステップS408で
は、ステップS407で変化したファインダ駆動モータ
114の励磁状態を記憶する。
【0037】ステップS409では、ファインダ112
を1パルス駆動する。このときファインダ駆動モータ1
14の励磁状態は2相励磁から1相励磁に変わる。ステ
ップS410では、ステップS409で変化したファイ
ンダ駆動モータ114の励磁状態を記憶する。ステップ
S411では、ズームレンズ108を1パルス駆動す
る。このときズームレンズ駆動モータの励磁状態は1相
励磁から2相励磁に変わる。ステップS412ではステ
ップS411で変化したズームレンズ駆動モータ110
の励磁状態を記憶する。
【0038】前述の説明のようにズームレンズ駆動モー
タ110およびファインダ駆動モータ114を制御する
ことにより、これらが消費する電流のピークを押さえる
ことができる。すなわち図3の説明において、ファイン
ダ112の初期化が完了した時点でズームレンズ駆動モ
ータ110の励磁状態が1相励磁であれば、ファインダ
駆動モータ114の励磁状態は2相励磁になっている。
またはズームレンズ駆動モータ110の励磁状態が2相
励磁ならば、ファインダ駆動モータ114の励磁状態は
1相励磁になっている。よって合計で3相分の電流が消
費されることになる。
【0039】つぎに、この状態からズームレンズ108
およびファインダ112を駆動した場合、図4で説明し
たようにまず2相励磁状態になっているモータを1パル
ス駆動して1相励磁状態にする。この後、他方を駆動し
て2相励磁状態にする。このように駆動すればつねに消
費電流のピークは3相分に押さえられる。つまり2つの
ステッピングモータを使用した場合、従来ではピーク電
流が最大で4相分になるのに対して、本発明によれば3
相分に押さえることができる。
【0040】なお、上述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように、上記各種デ
バイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュ
ータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフ
トウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に
格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
【0041】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0042】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0043】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種の撮像装置においてズームレンズと光学ファインダ
の駆動モータにステッピングモータを使用し、これらを
同時に動かす場合、一方が2相励磁状態のときに他方が
1相励磁状態になるように構成したので、これら2つの
ステッピングモータで消費する電流のピークを4相分か
ら3相分に減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子カメラのブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施形態におけるズームレンズの初期
化動作を表したフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態におけるファインダの初期化
動作を表したフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態におけるズーム動作を表した
フローチャートである。
【図5】ステッピングモータの動作原理を示す図であ
る。
【図6】ステッピングモータの動作原理を示す図であ
る。
【図7】ステッピングモータの動作原理を示す図であ
る。
【符号の説明】
101 フォーカスレンズ 102 フォトインタラプタ 103 モータ 104 フォーカスレンズ駆動回路 105 光量制御部材 106 モータ 107 絞り・シャッタ駆動回路 108 ズームレンズ 109 フォトインタラプタ 110 モータ 111 ズームレンズ駆動回路 112 光学ズームファインダ 113 フォトインタラプタ 114 モータ 115 ファインダ駆動回路 116 撮像素子 117 タイミング信号発生回路(TG) 118 前置処理回路 119 A/D変換器 120 メモリコントローラ 121 バッファメモリ 122 インタフェース 123 記録媒体 124 マイクロコントローラ(CPU) 125 ズームSW
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 5/232 H02P 8/00 303A Fターム(参考) 2H018 BA00 2H044 BE03 DA02 DA04 DB03 DC10 5C022 AA13 AB12 AB66 AB67 AC02 AC54 AC74 5H580 AA04 BB01 CA12 CB02 CB03 CB04 CB08 FA04 FA10 FA14 FB05 GG04 HH08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの被駆動部材をそれぞれ
    駆動する複数の駆動ユニットを有し、各駆動ユニットの
    モータをそれぞれの制御手段によって駆動制御するよう
    にしたモータ駆動制御装置であって、 各駆動ユニットのモータは、被駆動部材を駆動する際の
    消費電流が同時に最大にならないように励磁状態が制御
    されるようにしたことを特徴とするモータ駆動制御装
    置。
  2. 【請求項2】 被駆動部材として2つの光学部材を含
    み、 第1の駆動ユニットは、光軸方向に移動可能な第1の光
    学部材と、第1の光学部材を駆動する第1のステッピン
    グモータと、第1のステッピングモータに制御信号を与
    える第1のステッピングモータ制御手段と、を有し、 第2の駆動ユニットは、光軸方向に移動可能な第2の光
    学部材と、第2の光学部材を駆動する第2のステッピン
    グモータと、第2のステッピングモータに制御信号を与
    える第2のステッピングモータ制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 装置全体の動作を制御する制御手段を有
    し、 前記制御手段は、第1のステッピングモータ制御手段を
    制御して第1のステッピングモータを1相励磁状態とす
    るときは、第2のステッピングモータ制御手段を制御し
    て第2のステッピングモータを2相励磁状態とし、 第1のステッピングモータ制御手段を制御して第1のス
    テッピングモータを2相励磁状態とするときは、第2の
    ステッピングモータ制御手段を制御して第2のステッピ
    ングモータを1相励磁状態とすることを特徴とする請求
    項2に記載のモータ駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、第1のステッピングモ
    ータが2相励磁状態のとき、第1のステッピングモータ
    制御手段を制御して第1のステッピングモータを1相励
    磁状態とした後、第2のステッピングモータ制御手段を
    制御して第2のステッピングモータを2相励磁状態と
    し、 第2のステッピングモータが2相励磁状態のとき、第2
    のステッピングモータ制御手段を制御して第2のステッ
    ピングモータを1相励磁状態とした後、第1のステッピ
    ングモータ制御手段を制御して第1のステッピングモー
    タを2相励磁状態とすることを特徴とする請求項3に記
    載のモータ駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 第1の駆動ユニットはさらに第1の光学
    部材の初期位置を検出する第1の初期位置検出手段を有
    し、 第2の駆動ユニットはさらに第2の光学部材の初期位置
    を検出する第2の初期位置検出手段を有することを特徴
    とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のモータ駆動
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、第1の初期位置検出手
    段の出力に応じて第1のステッピングモータ制御手段を
    制御して第1の光学部材を初期位置に移動し、第2の初
    期位置検出手段の出力に応じて第2のステッピンダモー
    タ制御手段を制御して第2の光学部材を初期位置に移動
    し、第1のステッピングモータと第2のステッピングモ
    ータの励磁状態が同一である場合、第1のステッピング
    モータまたは第2のステッピングモータのどちらか一方
    を1ステップ駆動することを特徴とする請求項5に記載
    のモータ駆動制御装置。
  7. 【請求項7】 第1の光学部材が撮影レンズの焦点距離
    を変更するズームレンズであり、第2の光学部材が光学
    ファインダであることを特徴とする請求項2〜6のいず
    れか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のモ
    ータ駆動制御装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも2つの被駆動部材をそれぞれ
    駆動する複数の駆動ユニットを有し、各駆動ユニットの
    モータをそれぞれの制御手段によって駆動制御するよう
    にしたモータ駆動制御方法であって、 各駆動ユニットのモータは、被駆動部材を駆動する際の
    消費電流が同時に最大にならないように励磁状態が制御
    されるようにしたことを特徴とするモータ駆動制御方
    法。
  10. 【請求項10】 第1および第2の光学部材をそれぞれ
    駆動する第1および第2のステッピングモータを、それ
    ぞれのステッピングモータ制御手段によって駆動制御す
    るようにしたモータ駆動制御方法であって、 第1のステッピングモータ制御手段を制御して第1のス
    テッピングモータを1相励磁状態とするときは、第2の
    ステッピングモータ制御手段を制御して第2のステッピ
    ングモータを2相励磁状態とし、 第1のステッピングモータ制御手段を制御して第1のス
    テッピングモータを2相励磁状態とするときは、第2の
    ステッピングモータ制御手段を制御して第2のステッピ
    ングモータを1相励磁状態とすることを特徴とするモー
    タ駆動制御方法。
  11. 【請求項11】 第1のステッピングモータが2相励磁
    状態のとき、第1のステッピングモータ制御手段を制御
    して第1のステッピングモータを1相励磁状態とした
    後、第2のステッピングモータ制御手段を制御して第2
    のステッピングモータを2相励磁状態とし、 第2のステッピングモータが2相励磁状態のとき、第2
    のステッピングモータ制御手段を制御して第2のステッ
    ピングモータを1相励磁状態とした後、第1のステッピ
    ングモータ制御手段を制御して第1のステッピングモー
    タを2相励磁状態とすることを特徴とする請求項10に
    記載のモータ駆動制御方法。
  12. 【請求項12】 第1の光学部材の初期位置を検出する
    第1の初期位置検出手段の出力に応じて第1のステッピ
    ングモータ制御手段を制御して第1の光学部材を初期位
    置に移動し、 第2の光学部材の初期位置を検出する第2の初期位置検
    出手段の出力に応じて第2のステッピンダモータ制御手
    段を制御して第2の光学部材を初期位置に移動し、 第1のステッピングモータと第2のステッピングモータ
    の励磁状態が同一である場合、第1のステッピングモー
    タまたは第2のステッピングモータのどちらか一方を1
    ステップ駆動することを特徴とする請求項11に記載の
    モータ駆動制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜7のいずれかに記載の装置
    を構成する各手段としてコンピュータを機能させるため
    のプログラムを格納した記憶媒体。
  14. 【請求項14】 請求項9〜12のいずれかに記載の方
    法を構成する工程がコンピュータから読み出し可能に格
    納されている記憶媒体。
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