JP2000165708A - 光学装置およびこれを用いた撮像装置 - Google Patents

光学装置およびこれを用いた撮像装置

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JP2000165708A
JP2000165708A JP10332893A JP33289398A JP2000165708A JP 2000165708 A JP2000165708 A JP 2000165708A JP 10332893 A JP10332893 A JP 10332893A JP 33289398 A JP33289398 A JP 33289398A JP 2000165708 A JP2000165708 A JP 2000165708A
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optical system
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English (en)
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Toshihiro Sunaga
須永  敏弘
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学系の前面に導光部材を設ける場合、従来
の屈折光学素子のみの光学系を用いると、入射面の光線
有効径の大きさに伴い導光部材が大型化する。 【解決手段】 絞りSを含む光学系1と、この光学系1
よりも物体側に設けられ、物体側の像を光学系に導く可
動な導光部材2とを有する光学装置において、絞りを光
学系のうち最も物体側に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視野を変更する必
要性のある光学装置に関し、内視鏡、車載カメラ、テレ
ビ電話および監視カメラ等に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に監視装置システムは、例えば撮像
装置、いわゆる監視カメラ装置を用いて監視場所を撮影
し、この撮影されている映像をモニタで監視したり、あ
るいは監視システム用長時間VTRを用いて記録したり
する。つまり、無人の状態で撮影され、且つ映像を他の
場所で監視することができるとともに記録することがで
きる。
【0003】このため、このような監視装置システム
は、例えば主に防犯用に用いられているが、その他医学
分野での患者監視用や産業分野における機械制御の監視
等と様々な用途に関して用いられている。
【0004】このような多様な用途の中で、例えば上記
監視システムを防犯用に用いた場合、特に監視場所全
体、つまり監視カメラによる撮影視野が360°(全周
囲)の撮影が可能であり、且つ撮影する方向の位置決め
動作(回転動作)が高速に行えることが望ましい。
【0005】しかしながら、従来における一般的な撮像
装置は、監視カメラ全体を動かす構造であるために撮影
する方向の位置決め動作を高速に行うことは困難であ
り、また、この撮像装置に備えられているカメラケーブ
ルの存在のため、監視カメラによる撮影視野が0°〜3
30°程度に制限されてしまい、監視場所の全周囲を撮
影することができないという不都合がある。
【0006】この問題を解決する一つの方法として、特
開平6−326900号公報において、カメラレンズの
前面に被写体の映像光を導く導光手段を設け、この導光
手段を回転することにより視野を変更する技術が提案さ
れている。
【0007】図22には、特開平6−326900号公
報にて提案されている撮像装置の実施例の略図である。
この発明においては、1台のビデオカメラを固定し、こ
のビデオカメラのカメラレンズの前面に導光手段を設け
ることにより、被写体の映像光を導いてカメラレンズに
入射させることができる。また、導光手段を接続部材に
よって回転部材に取り付けることによって、導光手段が
360°の回転動作することができる。さらに、映像処
理回路を用いることにより、導光手段の回転に応じて撮
影された画像を正立な画像として画面表示することがで
きる。
【0008】一方、ビデオカメラやデジタルカメラにお
いても、撮影者本人を容易に撮影するために、レンズを
回転させカメラ本体の前後の画像を撮影することができ
る撮像装置がいくつか提案されている。
【0009】図23は特開平9−331473号公報に
て提案されている撮像装置の実施例である。この発明で
は、レンズユニットと撮像素子の間に反射面を設け、レ
ンズユニットと反射面を水平方向に回転させることによ
り視野を変更している。
【0010】視野を変更する手段としては、前述した例
のみならず、テレビ電話に使われる撮影装置、また車載
カメラ等、観察者が撮影装置を直接動かせない装置には
必須となる手段である。テレビ電話や、車載カメラ等に
使われる場合、撮影装置がコンパクトで、且つ消費電力
が少ないことが望ましい。
【0011】一方、非共軸光学系においては、特開平9
−5650号公報にその設計法が、特開平8−2923
71号公報、特開平8−292372号公報、特開平0
9−222561号公報にその設計例が示されるよう
に、基準軸という概念を導入し構成面を非対称非球面に
することで、十分収差が補正された光学系が構築可能で
ある。
【0012】こうした非共軸光学系はオフアキシャル光
学系(像中心と瞳中心を通る光線に沿った基準軸を考え
た時、構成面の基準軸との交点における面法線が基準軸
上にない曲面(オフアキシャル曲面)を含む光学系とし
て定義される光学系で、この時、基準軸は折れ曲がった
形状となる)と呼ばれる。このオフアキシャル光学系
は、構成面が一般には非共軸となり、反射面でもケラレ
が生じることがないため、反射面を使った光学系の構築
がしやすい。また、構成面を一体成形する手法で一体型
の光学系を作りやすいという特徴をも持っている。
【0013】一方、従来の屈折光学素子のみの光学系
は、入射瞳が光学系の奥深くにある場合が多く、絞りか
ら見て最も物体側に位置する入射面までの間隔が大きほ
ど、入射面の光線有効径は画角の拡大に伴って大きくな
ってしまうという問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−326900号公報にて提案されている撮像装置で
は、カメラレンズの前面に導光手段を設けているため
に、従来の屈折光学素子のみの光学系を用いた場合には
入射面の光線有効径の大きさに伴い導光手段の大きさが
増大し、撮影装置をコンパクトにできないという問題が
あった。しかも、カメラ本体に導光手段が設けられてい
るわけではなく、導光手段がカメラレンズから離れる構
造になっているために、さらに導光手段が大きくなる。
【0015】また、特開平9−331473号公報にて
提案されている撮像装置のように、レンズと撮像素子の
間や光学系の途中に反射面を設置する構造にすれば撮影
装置はコンパクトにはなるが、光学系と鏡筒等とをとも
に動かさなければならず、高速に動作させることは困難
である。また、反射面を設置するための間隔を十分確保
しなければならなかった。さらに、光学系の反射面を設
置する場合には、光学系の途中で回転動作させるために
精度を十分保証しなければならない。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、コンパクトで大きな視野変更が可能な光学装
置及びこれを用いた撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明では、絞りを含む光学系と、この
光学系よりも物体側に設けられ、物体からの光を前記光
学系に導く可動な導光部材とを有する光学装置におい
て、上記絞りを上記光学系のうち最も物体側に設けてい
る。
【0018】また、本願第2の発明では、絞りを含む光
学系と、この光学系よりも物体側に設けられ、物体から
の光を前記光学系に導く移動可能な導光部材とを有する
光学装置において、上記絞りを上記光学系を構成する光
学素子と光学素子との間に設けるとともに、絞りよりも
物体側の光学系部分を、絞りが導光部材の物体側近傍か
ら上記絞りまでの間に負の倍率の結像をするように構成
している。
【0019】さらに、本願第3の発明では、絞りを含む
光学系と、この光学系よりも物体側に設けられ、物体か
らの光を前記光学系に導く移動可能な導光部材とを有す
る光学装置において、上記絞りを上記光学系を構成する
光学素子と光学素子との間に設けるとともに、絞りより
も物体側の光学系部分を、絞りが導光部材の物体側近傍
から上記光学系部分の最も物体側の面の間に負の倍率の
結像をするように構成している。
【0020】これら第1から第3の発明により、物体側
前面に設けた導光部材のコンパクト化を図るとともに、
導光部材を駆動するためのスペースを小さくすることが
可能となる。
【0021】なお、上記第1から第3の発明において、
上記光学系を、透明体の表面に少なくとも2つの屈折面
と複数の反射面とが形成されたものであって、光束が1
つの屈折面から透明体内部に入射して前記複数の反射面
で反射を繰り返し、他の屈折面から射出するように構成
された光学素子を少なくとも1つ含むように構成するの
が望ましい。また、上記光学系を、反射鏡により形成さ
れる複数の反射面を有し、入射した光束が前記複数の反
射面で反射を繰り返して射出するように構成された光学
素子を少なくとも1つ含むように構成してもよい。
【0022】また、導光部材としては、平面ミラーや、
複数の屈折面と少なくとも1つの反射面とを有するもの
を用いるのが好ましい。そして、複数の屈折面と少なく
とも1つの反射面とを有するものを用いる場合には、複
数の屈折面又は複数の反射面のうち少なくとも1つに曲
率を設けるようにしてもよい。
【0023】また、導光部材としては、平行移動可能な
ものや、所定軸(光軸および光軸直交軸であって導光部
材の反射面と平行な軸の少なくとも一方)に対して回転
可能なものを用いるのが望ましい。
【0024】そして、以上のような光学装置において上
記光学系が複数の上記光学素子を含む場合には、これら
光学素子のうち少なくとも2つの光学素子の相対的位置
を変化させることにより変倍を行ったり、少なくとも1
つの光学素子を移動させてフォーカシングを行ったりす
るようにしてもよい。
【0025】さらに、本願第4の発明では、上記光学装
置と、この光学装置を通して撮像媒体の撮像面に結像し
た物体からの光を撮像する撮像系とを設けて撮像装置を
構成することにより、上述した光学装置のコンパクト化
等の効果と相まって小型で撮像視野範囲を大きく変更で
きる撮像素子を実現している。
【0026】なお、この撮像装置においては、撮像媒体
を移動させることによりフォーカシングを行うようにし
てもよい。
【0027】また、使用者操作や被写体の位置情報や撮
像系により得られる映像信号の解析結果に応じて導光部
材を駆動するようにしてもよい。
【0028】さらに、光学系の構成によっては、導光部
材を駆動して視野を変更することにより映像信号が正立
画像とならない場合があるので、これが正立画像となる
ように、映像信号を処理したり視野変更に応じて撮像媒
体を回転させたりするようにしてもよい。
【0029】また、撮像系を複数設け、これら撮像系に
視差を設けて三次元画像を撮像できるようにしたり、撮
像系により得られる映像信号から導光部材の位置変更に
応じて複数の静止画像を抽出し、これら静止画像を1つ
の静止画像として合成又は記録したりこれら静止画像を
順次表示したりするようにしてもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】具体的な実施形態の説明に入る前
に、下記実施形態の構成諸元の表し方及び実施形態全体
の共通事項について説明する。図21は下記各実施形態
における光学系の構成データを定義する座標系の説明図
である。各実施形態では物体側から像面に進む1つの光
線(図21中の一点鎖線で示すもので基準軸光線と呼
ぶ)に沿ってi番目の面を第i面とする。
【0031】図23において、第1面R1は屈折面、第
2面R2は第1面R1に対してチルトされた反射面、第
3面R3、第4面R4は各々の前面に対してシフト、チ
ルトされた反射面、第5面R5は第4面R4に対してシ
フト、チルトされた屈折面である。
【0032】第1面R1から第5面R5までの各々の面
はガラス、プラスチック等の透明媒質で構成される1つ
の光学素子上に構成されており、図21中では第1の光
学素子B1としている。
【0033】従って、図21の構成では、不図示の物体
面から第1面R1までの媒質は空気、第1面R1から第
5面R5まではある共通の媒質、第5面R5から不図示
の第6面R6までの媒質は空気で構成される。
【0034】上記光学系は、Off−Axial光学系
であるため光学系を構成する各面は共通の光軸を持って
いない。そこで、ここでは、まず第1面R1の中心を原
点とする絶対座標系を設定する。
【0035】そして、第1面R1の中心点を原点とする
と共に、原点と最終結像面の中心とを通る光線(基準軸
光線)の経路を光学系の基準軸と定義する。さらに、基
準軸は方向(向き)を持っている。その方向は基準軸光
線が結像に際して進行する方向である。
【0036】なおここでは、光学系の基準となる基準軸
を上記の様に設定したが、光学系の基準となる軸の決め
方は光学設計上、収差の取り纏め上、若しくは光学系を
構成する各面形状を表現する上で都合の良い軸を採用す
ればよい。しかし、一般的には像面の中心と、絞り又は
入射瞳又は射出瞳又は光学系の第1面の中心若しくは最
終面の中心のいずれかを通る光線の経路を光学系の基準
となる基準軸に設定する。
【0037】つまり、ここでは基準軸は第1面R1の中
心点を通り、最終結像面の中心へ至る光線(基準軸光
線)が各屈折面及び反射面によって屈折・反射する経路
を基準軸に設定している。各面の順番は基準軸光線が屈
折・反射を受ける順番に設定している。従って、基準軸
は設定された各面の順番に沿って屈折若しくは反射の法
則に従ってその方向を変化させつつ、最終的に像面の中
心に到達する。
【0038】また、上記光学系を構成するチルト面は基
本的にすべてが同一面内でチルトしている。そこで、絶
対座標系の各軸を以下のように定める。
【0039】Z軸:原点と物体面中心を通る直線。物体
面から第1面R1に向かう方向を正とする。
【0040】Y軸:原点を通りチルト面内(図21の紙
面内)でZ 軸に対して反時計回りに90゜をなす直
線。
【0041】X軸:原点を通りZ、Y各軸に垂直な直線
(図21の紙面に垂直な直線)。
【0042】また、光学系を構成する第i面の面形状を
表すには、絶対座標系にてその面の形状を表記するよ
り、基準軸と第i面が交差する点を原点とするローカル
座標系を設定して、ローカル座標系でその面の面形状を
表した方が形状を認識する上で理解し易いため、第i面
の面形状をローカル座標系で表わす。
【0043】また、第i面のYZ面内でのチルト角は、
絶対座標系のZ軸に対して反時計回り方向を正とした角
度θi(単位°)で表す。よって、各面のローカル座標
の原点は、図21中のYZ平面上にある。また、XZお
よびXY面内での面の偏心はない。さらに、第i面のロ
ーカル座標(x,y,z)のy,z軸は絶対座標系
(X,Y,Z)に対してYZ面内で角度θi傾いてお
り、具体的には以下のように設定する。
【0044】z軸:ローカル座標の原点を通り、絶対座
標系のZ 方向に対しYZ面内において反時計方向に角
度θi をなす直線。
【0045】y軸:ローカル座標の原点を通り、z方向
に対しYZ面内において反時計方向に90゜をなす直
線。
【0046】x軸:ローカル座標の原点を通り、YZ面
に対し垂直な直線。
【0047】また、Diは第i面と第(i+1)面のロ
ーカル座標の原点間の間隔を表すスカラー量、Ndi、
νdiは第i面と第(i+1)面間の媒質の屈折率とア
ッベ数である。
【0048】さらに、上記光学系は複数の光学素子の移
動により全体の焦点距離を変化させる(変倍をする)。
下記実施形態について光学系断面図、数値データを示す
場合、広角端(W)、望遠端(T)とこれらの中間位置
(M)の3つの位置での断面図および数値データを示
す。
【0049】図21の光学素子において、YZ面内で光
学素子が移動すると、各変倍位置で値が変わるのは各面
の位置を表すローカル座標の原点(Yi、Zi)である
が、ここでは変倍のために光学素子はZ方向に移動する
のみとして、座標値Ziを光学系が広角端、中間、望遠
端の状態の順にZi(W)、Zi(M)、Zi(T)で
表すこととする。
【0050】なお、各面の座標値は広角端での値を示
し、中間、望遠端では広角端との差で記述する。具体的
には広角端(W)に対する中間位置(M)、望遠端
(T)での移動量を各々a,bとして、以下の式で表
す。
【0051】Zi(M)=Zi(W)+a Zi(T)=Zi(W)+b なお、a,b の符号は各面がZプラス方向に移動する
場合を正、Zマイナス方向に移動する場合を負とする。
また、この移動に伴い変化する面間隔Diは変数であ
り、各変倍位置での値を一部実施形態にて別表にまとめ
て示す。
【0052】また、上記光学系は、球面及び回転非対称
の非球面を有している。図21には、そのうちの球面部
分を球面形状としてその曲率半径Riを記している。曲
率半径Riの符号は第1面R1から像面に進む基準軸
(図21中に一点鎖線で示す軸)に沿って曲率中心が第
1面側にある場合をマイナス、結像面側にある場合をプ
ラスとする。
【0053】ここで、球面は以下の式で表される形状で
ある。
【0054】
【数1】
【0055】また、上記光学系は少なくとも回転非対称
な非球面を1面以上有し、その形状は以下の式により表
す。
【0056】 z=C02y2 +C20x2 +C03y3 +C21x2 y +C04y4 +C22x22 +C40x4 +C05y5 +C23x23 +C41x4 y+C06y6 +C24x24 +C42x42 + C60x6 上記曲面式は、xに関して偶数次の項のみであるため、
上記曲面式により規定される曲面はyz面を対称面とす
る面対称な形状である。
【0057】さらに、以下の条件が満たされる場合は、
xz面に対して対称な形状を表す。 C03=C21=0 さらに、以下の条件が満たされる場合は、回転対称な形
状を表す。
【0058】 C02=C20,C04=C40=C22/2, C06=C60=C24/3 =C42/3 以上の条件を満たさない場合は非回転対称な形状であ
る。
【0059】なお、各実施形態において、水平半画角u
Yとは図21のYZ面内において第1面R1に入射する
光束の最大画角を、垂直半画角uXとはXZ面内におい
て第1面R1に入射する光束の最大画角である。また、
絞りの直径を絞り径として示す。これは光学系の明るさ
に関係する。
【0060】また、像面上での有効像範囲を像サイズと
して示す。像サイズはローカル座標のy方向のサイズを
水平、x方向のサイズを垂直とした矩形領域で表す。
【0061】また、実施形態において横収差図を示す場
合、この横収差図は広角端(W)、中間位置(M)、望
遠端(T)の状態について、第1面R1への垂直入射
角、水平入射角が夫々(0,−uY),(0,0),
(0,uY),(uX,−uY),(uX,0),(u
X,uY),となる入射角の光束の横収差を示す。横収
差図においては、横軸は瞳への入射高さを表し、縦軸は
収差量を表す。
【0062】下記各実施形態とも基本的に各面がyz面
を対称面とする面対称の形状となっているため、横収差
図においても垂直画角のプラス、マイナス方向は同一と
なるので、図の簡略化のために、マイナス方向の横収差
図は省略する。
【0063】(第1実施形態)図1には、本発明の第1
実施形態である光学装置を示す。図1において、2は平
面ミラーからなる導光部材であり、視野を変更できるよ
うに可動に設けられている。具体的には、光軸の回りに
導光部材2を回転させることにより視野を変更すること
ができる。
【0064】1は最も物体側に絞りSを設けた光学系で
ある。このような前絞りの光学系を用いた場合の導光部
材2の大きさは内部の光学系に依存せず、光学系の仕様
で決まってしまうので、ここでは光学系の内部は省略し
た。
【0065】一方、図2には、絞りSが光学系1′を構
成する光学素子と光学素子の間に設けられた従来の光学
装置を示している。図1と図2の縮尺は合わせられてお
り、これらを比較すると導光部材2の大きさは大幅に違
う。
【0066】図2のような光学系を用いた場合は、入射
瞳が光学系の奥深くにあり、前玉の光学有効径が大き
く、それに伴い導光部材2は光学系よりも大きくなって
しまう。さらに、導光部材2は可動するために余分なス
ペースが必要になり、光軸の周りに360°回転すると
すれば、光軸を中心とした円柱形のスペースが必要とな
る。
【0067】これに対し、図1のように、最も物体側に
絞りSを設けた光学系を用いることにより、従来と比べ
て導光部材2が大幅に小さくなり、可動のための余分な
スペースも小さくなる。このため、光学系1と導光部材
2とを別々に構成する必要はなく、光学系1と導光部材
2を1つの光学装置として構成することができる。
【0068】なお、本実施形態では、光軸の回りに導光
部材2が回転することにより視野を変更する場合につい
て説明したが、導光部材の回転軸は光軸に限られるもの
ではなく、視野変更に最適な回転軸を選択すればよい。
また、導光部材を平行移動させて視野を変える構成とし
てもよい。
【0069】(第2実施形態)図3には、本発明の第2
実施形態である撮像装置を示している。図3において、
12は平面ミラーからなる導光部材であり、視野を変更
できるように可動に設けられている。光学系11は曲率
を有した複数の反射面が一体に形成された光学素子によ
り構成されている。この光学素子11は物体側より順
に、入射側の凹屈折面と、凹面鏡、凸面鏡、凹面鏡、凸
面鏡および凹面鏡の5つの反射面と、出射側の凹屈折面
を有している。
【0070】この光学素子11は、入射側屈折面で入射
光束を屈折させ、曲率を有する複数の反射鏡により繰り
返し反射させ、さらに出射側屈折面により屈折させて所
望の光学性能と全体として実結像をするレンズユニット
として機能する。また、光学素子11に入射する基準軸
の方向と光学素子11から出射する基準軸の方向とは略
平行でかつ逆方向である。なお、Pは光学素子11の出
射側に設けられたCCD等の撮像素子面であり、Sは光
学素子11の入射側(光学系の物体側)に設けられた絞
りである。
【0071】このように構成される光学系は前絞りの光
学系であるため、前面に設けられた導光部材2をコンパ
クトにすることができ、光学装置を全体的に小さくする
ことが可能になる。さらに、動かす導光部材2が小さく
なることにより、従来と比べて視野変更の高速化と省電
力化が図れる。
【0072】なお、本実施形態では、透明体の表面に少
なくとも2つの屈折面と複数の反射面を形成し、光束が
1つの屈折面から透明体内部に入射し、上記複数の反射
面で反射を繰り返して別の屈折面から射出するように構
成された光学素子11を用いた場合について説明した
が、表面反射鏡より成る複数の反射面を一体的に形成
し、入射光束が複数の反射面で反射を繰り返して射出す
るように構成された光学素子を用いても、前絞りの光学
系でありながらコンパクトな光学系が実現できるという
本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0073】また、本実施形態では、光学素子に入射す
る基準軸の方向と光学素子から出射する基準軸の方向と
が略平行でかつ逆方向である場合について説明したが、
特開平8−292371号公報、特開平8−29237
2号公報、特開平9−222561号公報に記載されて
いるような、入射基準軸の向きと射出基準軸の向きが異
なる様々な構成も可能である。このことから、導光部材
の可動方向を撮像素子に対し自由に選ぶことができ、装
置全体のコンパクト化が図れる。
【0074】また、本実施形態では、1つの結像光学素
子が、所望の光学性能と全体として実結像をするレンズ
ユニットとして機能しているが、このような結像光学素
子を少なくとも1つ有し、全体として複数の光学ブロッ
クで構成される光学系を有する構成としてもよい。ま
た、光学素子は、特開平8−292371号公報、特開
平8−292372号公報に示されているように、全て
反射面で構成される中空タイプのブロックであってもよ
い。
【0075】また、複数の光学ブロックのうち、少なく
とも2つの光学素子の相対的位置を変化させることによ
りズーミングを行うように構成してもよい。
【0076】(第3実施形態)図4には、本発明の第3
実施形態である撮像装置を示している。図4において、
22は平面ミラーからなる導光部材であり、視野を変更
できるように可動に設けられている。第1〜第3の光学
素子21a,21b,21cはそれぞれ、曲率を有した
複数の反射面が一体に形成された光学素子である。Pは
光学系全体としての出射側に設けられたCCD等の撮像
素子面であり、Sは第2の光学素子21bと第3の光学
素子21cとの間に設けられた絞りである。
【0077】ここで、第1〜第3の光学素子21a,2
1b,21cからなる光学系について説明する。図5
は、本実施形態の光学系のYZ面内での光学断面図であ
る。本光学系は変倍比約3倍の三群ズームレンズの撮像
光学系である。また、その構成データを図6〜図8に示
す。
【0078】図5において、第1面R1〜第7面R7、
第8面R8〜第13面R13、第15面R15〜第21
面R21はそれぞれ一体となった第1,第2,第3の光
学素子21a,21b,21cのものであり、これら第
1〜第3の光学素子21a,21b,21cについて、
図5ではB1,B2,B3という符号を付している。第
14面R14は絞りSに相当する。B4は平行平板から
なる光学補正板であり、水晶を材料とするローパスフィ
ルターや赤外カットフィルター等から構成される。
【0079】次に物体位置を無限遠としたときの結像作
用について述べる。まず、第1の光学素子B1に入射し
た光束は、第1の光学素子B1内の第1面R1で屈折
し、第2面R2、第3面R3、第4面R4、第5面R5
および第6面R6で反射する。そして、第7面R7で屈
折し、第1の光学素子B1から出射する。ここで、光束
は第1面R1と第2面R2との間で入射瞳を形成し、さ
らに、第7面R7の近傍で瞳を形成する。また、第3面
R3と第4面R4との間で中間結像している。
【0080】第1の光学素子B1から出射した光束は、
第2の光学素子B2に入射し、第8面R8で屈折し、第
9面R9、第10面R10、第11面R11および第1
2面R12で反射する。そして、第13面R13で屈折
し、第2の光学素子B2から出射する。ここで、光束は
第9面R9付近と第12面R12付近で中間結像面を有
する。また、第10面R10の付近で瞳を形成する。
【0081】第2の光学素子B2から出射した光束は、
絞りSに相当する第14面R14を通過し、第3の光学
素子B3に入射し、第15面R15で屈折し、第16面
R16、第17面R17、第18面R18、第19面R
19および第20面R20で反射する。そして、第21
面R21で屈折し、第3の光学素子B3を出射する。こ
こで、光束は第19面R19近傍で瞳を形成し、さらに
第18面R18の近傍で中間結像している。最後に、第
3の光学素子B3を出射した光束は、光学補正板B4を
通り、最終結像面であるP上に結像する。
【0082】次に、変倍動作に伴う各光学素子の移動に
ついて説明する。変倍に際して第1の光学素子B1は固
定であり、動かない。第2の光学素子B2をZマイナス
方向に移動させて広角端から望遠端への変倍を行い、変
倍に伴う像面変動を第3の光学素子B3を移動させて補
正すると共に、フォーカスを行う。像面であるPは変倍
に際して移動しない。第1の光学素子B1は所謂撮影光
学系の前玉に相当し、第2の光学素子B2は所謂バリエ
ーター、第3の光学素子B3はコンペンセーターに相当
する。なお、図9〜図11には、本実施形態の横収差図
を示している。本実施形態では、光学素子と光学素子の
間に絞りを設けているが、絞りの像が絞り位置の前方の
光学系により負の倍率の結像をし、入射瞳が入射面近く
に形成される構成になっているため、入射面の有効径を
小さくすることができる。よって、前面に設けられた導
光部材2をコンパクトにすることができ、光学系を全体
的に小さくすることが可能になる。さらに、動かす導光
部材2が小さくなることにより、従来と比べて視野変更
の高速化と省電力化が図れる。
【0083】本実施形態では、光学素子に入射する基準
軸の方向と光学素子から出射する基準軸の方向とが略平
行でかつ逆方向である場合について説明したが、特開平
8−292371号公報、特開平8−292372号公
報、特開平9−222561号公報に記載されているよ
うに、入射基準軸の向きと射出基準軸の向きが異なる様
々な構成も可能である。このことから、導光部材の可動
方向を撮像素子に対し自由に選ぶことができ、装置全体
のコンパクト化が図れる。
【0084】また、ズーム光学系をあるズーム状態で固
定すれば、単焦点の光学系が達成できる。すなわち、本
実施形態はズーム光学系であるが、この例に限らず単焦
点の光学系を用いてもよい。さらに、光学素子は特開平
8−292371号公報、特開平8−292372号公
報に示されているような全て反射面で構成される中空タ
イプのブロックであってもよい。
【0085】また、本実施形態では、第1の光学素子2
1aが固定の場合について説明したが、従来のズーム光
学系のように第1の光学素子を動かしてフォーカシング
することも可能である。
【0086】(第4実施形態)図12には、本発明の第
4実施形態である光学装置を示している。図12におい
て、32は反射面を有したプリズムからなる導光部材で
あり、視野を変更できるように可動に設けられている。
31は最も物体側に絞りSを設けた光学系である。な
お、このような前絞りの光学系を用いた場合の導光部材
2の大きさは内部の光学系に依存せず、光学系の仕様で
決まってしまうので、ここでは光学系の内部は省略して
いる。
【0087】本実施形態のように、導光部材32として
プリズムを用いれば、入射出面の屈折により、平面ミラ
ーを用いる場合に比べてさらに導光部材を小さくするこ
とができる。また、プリズムの屈折面に曲率を持たせれ
ば、より導光部材を小さくできる。また、プリズムの反
射面に曲率を持たせても同様の効果が得られる。
【0088】なお、本実施形態では、最も物体側に絞り
を設けた光学系を用いた場合について説明したが、光学
素子と光学素子の間に絞りを設け、この絞りの像が絞り
位置の前方の光学系により負の倍率の結像をする光学系
を用いても、導光部材を小さくすることが可能である。
この場合、導光部材と光学素子の間に絞りを設ける必要
が無いので、導光部材を光軸に対して回転操作ができる
ように光学素子に取り付けてもよい。
【0089】また、本実施形態の導光部材2は屈折面が
2つ、反射面が1つのものであるが、これ以外のもので
あってもよい。
【0090】(第5実施形態)図13には、本発明の第
5実施形態である光学装置を示している。図13におい
て、41は最も物体側に絞りSを設けた光学系であり、
42は平面ミラーからなる導光部材である。この導光部
材2は光軸に直交し、かつ導光部材の反射面と平行な回
転軸に対して回転可能に設けられている。
【0091】本実施形態では、視野1では光線Aが導光
部材42の大きさを決めるため、導光部材42が大きく
ならないように、この導光部材42を絞り側に回転させ
て視野決定をする。また、視野2では、視野を大きくと
るために、光線Bが光学系1よってけられないように、
導光部材42を絞りから離す方向に回転させて視野決定
をする。
【0092】本実施形態のように、光軸に直交し、かつ
導光部材の反射面と平行な軸に対して導光部材が回転す
ることにより、視野を大きく変更できるとともに、導光
部材を小さくすることができる。
【0093】なお、導光部材の可動方法は本実施形態の
方法に限定されるわけではない。また、この可動方法と
光軸を軸として回転させる可動方法を組み合わせれば、
2次元的に視野を変更することができる。
【0094】また、本実施形態では、最も物体側に絞り
を設けた光学系を用いた場合について説明したが、光学
素子と光学素子の間に絞りを設け、この絞りの像が絞り
位置の前方の光学系により負の倍率の結像をする光学系
を用いても導光部材を小さくすることができる。
【0095】(第6実施形態)図14には、本発明の第
6実施形態である撮像装置を示している。図14におい
て、53は最も物体側に絞り(図示せず)を設けた光学
系と撮影媒体等を含むユニットであり、52は平面ミラ
ーからなる可動の導光部材である。また、55は導光部
材52を駆動する駆動手段であり、55は被写体の位置
情報を得るためのセンサーである。また、56は駆動手
段55およびセンサー55に接続され、た制御部であ
る。なお、駆動手段55および制御部56により、請求
の範囲にいう視野変更手段を構成する。
【0096】次に、この撮像装置の動作を説明する。図
示はしていないが被写体には発信機が取り付けられてお
り、この発信機から位置情報が発信されている。この位
置情報はセンサー55により感知され、その出力結果は
制御部56に送られる。制御部56は、この出力結果を
元に駆動手段54を制御し、被写体が撮影されるように
導光部材52を動かす。また、被写体が移動した場合、
被写体が視野から外れないように導光部材52を動かす
ことも可能である。
【0097】本実施形態では、被写体に発信機を取り付
けた場合について説明したが、撮像装置に赤外線センサ
ー等を設けて、装置単独で被写体の位置を検出するよう
にしてもよい。また、外部装置から被写体の位置を受信
して、この受信結果に応じて導光部材52を駆動し視野
変更制御するようにしてもよい。
【0098】また、センサーを用いず、観察者自らの操
作によって導光部材の駆動を制御して視野変更をできる
ようにしてもよい。
【0099】さらに、センサーの代わりに撮影された映
像信号を解析する解析手段を設け、この解析結果に基づ
いて視野変更制御を行うようにして、例えば移動する被
写体が視野から外れないように視野変更を制御してもよ
い。さらに、制御部56を、視野変更制御のみならず、
変倍制御や合焦点制御を行うように構成してもよい。な
お、本実施形態では、最も物体側に絞りを設けた光学系
を用いた場合について説明したが、光学素子と光学素子
の間に絞りを設け、この絞りの像が絞り位置の前方の光
学系により負の倍率の結像をする光学系を用いてもよ
い。また、導光部材としてプリズムを用いてもよい。
【0100】(第7実施形態)図15には、本発明の第
7実施形態である撮像装置を示している。63は最も物
体側に絞りを設けた光学系と撮影媒体等とを含むユニッ
トであり、62は平面ミラーからなる導光部材である。
導光部材62は、光学系の光軸を中心として回転可能に
設けられている。また、67は撮像系に接続された映像
処理回路であり、この映像処理回路67から不図示のビ
デオ等の記録手段やCRT等の表示手段に映像信号が供
給される。
【0101】次に、本実施形態の撮像装置の動作を説明
する。撮像面に結像する像は光学系に使われている光学
素子の反射面の数に依存するので、仮に、被写体1を撮
影したときに撮像面での像が左右反転像であると仮定す
る。
【0102】図12(b)に示すように、被写体1を撮
影したときと比べて導光部材62が光軸に対して−90
°回転したときに被写体2を撮影したとすると、この時
にできる像は、図16の左側に示すように、被写体1の
像に対して−90°回転した像となる。
【0103】導光部材62が光軸に対して更に−90°
回転したときに被写体2を撮影したとすると、この時に
できる像は被写体1の像と比べて上下反転した像とな
る。
【0104】更に、導光部材が−90°回転した時にで
きる被写体2の像は、被写体1の像と比べて90°回転
した像となる。このように、導光部材62の回転に伴
い、図17に示すように撮像面にできる像が回転するこ
とになる。
【0105】そこで、映像処理回路67では、この導光
部材62の回転、すなわち視野変更に伴いそれぞれの方
向に対応した左右反転、90°反転、もしくは上下反転
等の映像処理を行い、図16の右側に示すように、視野
変更にかかわらず正立した映像(画像)を得るように出
力する。
【0106】このような構成により、360°の視野変
更を行った場合においても常に正立した被写体像の画像
を得ることができるとともに、この撮影された画像を記
録手段及び表示手段に供給することができる。
【0107】また、図17に示すように、像の回転に伴
って撮像面から像がはみ出してしまい、得られる画像に
ケラレが生じる場合があるので、より好ましくは、これ
を防ぐために、実際の仕様より大きい撮影面を持った撮
像素子を用い、必要な画像を抽出する構成にするとよ
い。
【0108】なお、本実施形態では、正立した被写体像
の画像を得るために映像処理を行う映像処理回路を設け
たが、視野変更に伴って撮像素子を回転させる回転手段
を設けてもよい。
【0109】また、本実施形態では、最も物体側に絞り
を設けた光学系を用いた場合について説明したが、光学
素子と光学素子の間に絞りを設け、この絞りの像が絞り
位置の前方の光学系により負の倍率の結像をする光学系
を用いてもよい。
【0110】また、本実施形態では、光軸の回りに導光
部材62を回転させることにより視野を変更する場合に
ついて説明したが、回転軸を光軸以外の軸としてもよい
し、導光部材を平行移動させて視野を変更する構成とし
てもよい。また、導光部材としてプリズムを用いてもよ
い。
【0111】(第8実施形態)図18には、本発明の第
8実施形態である撮像装置を示している。本実施形態
は、複数の撮像系、すなわち右撮影系と左撮影系とを有
し、左右の撮像系が視差を持つ3次元画像撮影をするよ
うに構成されている。左右の撮影系はともに同じ構成で
あり、73は最も物体側に絞りを設けた光学系と撮影媒
体等を含むユニットであり、72は平面ミラーからなる
導光部材である。この導光部材72は、紙面と垂直な軸
に対して回転可能に設けられている。また、各撮像系に
は映像処理回路(不図示)が接続されており、この映像
処理回路からビデオ等の記録手段又はCRT等の表示手
段に映像信号が供給される。
【0112】次に、本実施形態の撮像装置の動作を説明
する。まず、不図示の測距装置等により被写体までの距
離を測定し、その距離に応じて輻輳角を持つように左右
の撮影系の導光部材72を紙面と垂直な軸に対して回転
させる。そして、左右の撮影系により撮影された画像
は、不図示の映像処理回路に送られ、3次元画像処理さ
れる。処理された画像が記録手段又は表示手段に供給さ
れる。
【0113】従来の3次元撮像装置では、2つの光学系
を有し、これら光学系の前玉から撮像面までを同時に動
かす構成を採用している。これに対し、本実施形態で
は、導光部材72のみを回転させる構成であるため、従
来の3次元撮像装置に比べ大幅にコンパクトになる。
【0114】なお、本実施形態では、導光部材を図15
の紙面と垂直な軸に対して回転させる場合について説明
したが、回転軸をこの軸以外の軸としてもよい。さら
に、導光部材を平行移動させる構成でもよいし、導光部
材としてプリズムを用いてもよい。
【0115】また、本実施形態では、最も物体側に絞り
を設けた光学系を用いた場合について説明したが、光学
素子と光学素子の間に絞りを設け、この絞りの像が絞り
位置の前方の光学系により負の倍率の結像をする光学系
を用いてもよい。
【0116】(第9実施形態)図19には、本発明の第
9実施形態である撮像装置を示している。図19におい
て、83は最も物体側に絞りを設けた光学系と撮影媒体
等を含むユニットであり、82は平面ミラーからなる導
光部材である。この導光部材82は視野を変更できるよ
うに光軸方向に平行移動でき、また光軸と垂直で、且つ
導光部材82の反射面と平行な軸に対して回転可能に設
けられている。88はビデオ等の記録手段89に接続さ
れた合成処理手段である。
【0117】次に本実施形態の撮像装置の動作を説明す
る。まず、導光部材82が視野1を撮影できるよう紙面
内で回転し、視野1の被写体を撮影する。撮影された画
像1は一旦、記録手段89によって記録される。次に、
導光部材2が視野2を撮影できるように紙面内を回転
し、視野2の被写体を撮影する。撮影された画像2は、
合成処理手段88によって記録手段89から読み出され
た画像1と合成される。合成処理手段88は視野1の画
像と視野2の画像の重なり部分と、導光部材82の撮影
時の位置に基づいて2つの画像を合成する。こうして合
成された画像は記録手段89によって記録されるか、若
しくは不図示の表示手段に供給される。
【0118】ここで、図20に、視野1の画像と視野2
の画像とを合成処理手段88によって合成して得られた
画像の例を示す。
【0119】本実施形態によれば、撮影者が上記ユニッ
ト83および導光部材82を備えたカメラ本体を動かさ
ずにパノラマ撮影などの合成画像を得られる。また、導
光部材82のみを動かすので、高速で撮影すること可能
である。
【0120】なお、導光部材2の可動方法は本実施形態
の可動方法に限定されるわけではなく、回転軸を光軸か
ら離せば同様の効果が得られる。また、この可動方法と
光軸を軸として回転させる可動方法を組み合わせれば、
立体的に視野を変更することができる。つまり、2次元
的に視野を変更した画像を合成することできる。
【0121】また、合成処理手段の代わりに、画像分割
処理手段を設け、視野を変えて得た(抽出した)複数の
画像(映像信号)を静止画像として順次表示手段に画面
表示したり、複数に分割した表示手段の画面にこれら複
数の画像を1つの静止画像として同時表示したり記録手
段に記録したりする構成にしてよい。
【0122】また、本実施形態では、最も物体側に絞り
を設けた光学系を用いた場合について説明したが、光学
素子と光学素子の間に絞りを設け、この絞りの像が絞り
位置の前方の光学系により負の倍率の結像をする光学系
を用いてもよい。また、導光部材としてプリズムを用い
てもよい。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1から第3
の発明によれば、絞りを光学系のうち最も物体側に設け
る構成としたり、絞りを光学系を構成する光学素子と光
学素子との間に設けるとともに、絞りよりも物体側の光
学系部分を、絞りが導光部材の物体側近傍から上記絞り
までの間又は導光部材の物体側近傍から上記光学系部分
の最も物体側の面の間に負の倍率の結像をするように構
成したりしているので、物体側前面に設けた導光部材の
コンパクト化を図るとともに、導光部材を大きく駆動す
るために必要なスペースを小さくすることができる。こ
のため、光学系と導光部材とを別々に構成する必要はな
く、光学系と導光部材を1つの光学装置として構成する
こともできる。さらに、動かす導光部材が小さくなるた
め、視野変更の高速化と省電力化が図れる。
【0124】また、本願第4の発明によれば、上記発明
の効果と相まって撮像装置全体を小型化できるととも
に、例えば撮影者本人を容易に撮影するために、導光部
材を回転させてカメラ等の前後の画像を撮影することが
できる撮像装置を比較的容易に提供することができる。
さらに、3次元画像撮像装置やパノラマ撮像装置などの
撮像装置を比較的容易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である光学装置の構成を
示す図。
【図2】従来の視野変更可能な光学系の光路図。
【図3】本発明の第2実施形態である光学装置の構成を
示す図。
【図4】本発明の第3実施形態である光学装置の構成を
示す図。
【図5】上記第3実施形態のYZ面内での光学断面図。
【図6】上記第3実施形態の光学系の数値データ図。
【図7】上記第3実施形態の光学系の数値データ図。
【図8】上記第3実施形態の光学系の数値データ図。
【図9】上記第3実施形態の広角端での横収差図。
【図10】上記第3実施形態の中間位置での横収差図。
【図11】上記第3実施形態の望遠端での横収差図。
【図12】本発明の第4実施形態である光学装置の構成
を示す図。
【図13】本発明の第5実施形態である光学装置の構成
を示す図。
【図14】本発明の第6実施形態である撮像装置の構成
を示す図。
【図15】本発明の第7実施形態である撮像装置の構成
を示す図。
【図16】上記第7実施形態における映像処理手段の動
作を示す図。
【図17】上記第7実施形態において、導光部材の回転
に伴って画像が回転することを示す図。
【図18】本発明の第8実施形態である撮像装置の構成
を示す図。
【図19】本発明の第9実施形態である撮像装置の構成
を示す図。
【図20】上記第9実施形態における合成処理手段の機
能を示す図。
【図21】本発明の実施形態における座標系の説明図。
【図22】従来の視野変更可能な撮像装置の略図。
【図23】従来の視野変更可能なカメラの図。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,61,71,81
光学系 2,12,22,32,42,52,62,72,82
導光部材 53,63,73,83 光学系及び撮像系を含むユニ
ット P 撮像媒体の最終像面 S 絞り

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絞りを含む光学系と、この光学系よりも
    物体側に設けられ、物体からの光を前記光学系に導く可
    動な導光部材とを有する光学装置において、 前記絞りを前記光学系のうち最も物体側に設けたことを
    特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記光学系は、透明体の表面に少なくと
    も2つの屈折面と複数の反射面とが形成されたものであ
    って、光束が1つの屈折面から透明体内部に入射して前
    記複数の反射面で反射を繰り返し、他の屈折面から射出
    するように構成された光学素子を少なくとも1つ含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 前記光学系は、 反射鏡により形成される複数の反射面を有し、入射した
    光束が前記複数の反射面で反射を繰り返して射出するよ
    うに構成された光学素子を少なくとも1つ含むことを特
    徴とする請求項1に記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 絞りを含む光学系と、この光学系よりも
    物体側に設けられ、物体からの光を前記光学系に導く可
    動な導光部材とを有する光学装置において、 前記絞りを前記光学系を構成する光学素子と光学素子と
    の間に設けるとともに、前記絞りよりも物体側の光学系
    部分を、前記絞りが前記導光部材の物体側近傍から前記
    絞りまでの間に負の倍率の結像をするように構成したこ
    とを特徴とする光学装置。
  5. 【請求項5】 絞りを含む光学系と、この光学系よりも
    物体側に設けられ、物体からの光を前記光学系に導く可
    動な導光部材とを有する光学装置において、 前記絞りを前記光学系を構成する光学素子と光学素子と
    の間に設けるとともに、前記絞りよりも物体側の光学系
    部分を、前記絞りが前記導光部材の物体側近傍から前記
    光学系部分の最も物体側の面の間に負の倍率の結像をす
    るように構成したことを特徴とする光学装置。
  6. 【請求項6】 前記光学系は、 透明体の表面に少なくとも2つの屈折面と複数の反射面
    とが形成されたものであって、光束が1つの屈折面から
    透明体内部に入射して前記複数の反射面で反射を繰り返
    し、他の屈折面から射出するように構成された光学素子
    を少なくとも1つ含むことを特徴とする請求項4又は5
    に記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 前記光学系は、 反射鏡により形成される複数の反射面を有し、入射した
    光束が前記複数の反射面で反射を繰り返して射出するよ
    うに構成された光学素子を少なくとも1つ含むことを特
    徴とする請求項4又は5に記載の光学装置。
  8. 【請求項8】 前記導光部材が、平面ミラーであること
    を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の光学装
    置。
  9. 【請求項9】 前記導光部材が、複数の屈折面と少なく
    とも1つの反射面とを有することを特徴とする請求項1
    から7のいずれかに記載の光学装置。
  10. 【請求項10】 前記導光部材の複数の屈折面のうち少
    なくとも1つは曲率を有することを特徴とする請求項9
    に記載の光学装置。
  11. 【請求項11】 前記導光部材の反射面のうち少なくと
    も1つは曲率を有することを特徴とする請求項9に記載
    の光学装置。
  12. 【請求項12】 前記導光部材が、平行移動可能に設け
    られていることを特徴とする請求項1から11のいずれ
    かに記載の光学装置。
  13. 【請求項13】 前記導光部材が、所定軸に対して回転
    可能に設けられていることを特徴とする請求項1から1
    1のいずれかに記載の光学装置。
  14. 【請求項14】 前記所定軸が光軸であることを特徴と
    する請求項13に記載の光学装置。
  15. 【請求項15】 前記導光部材が反射面を有しており、 前記所定軸が、光軸に直交し、かつ前記導光部材の反射
    面と平行な軸であることを特徴とする請求項13に記載
    の光学装置。
  16. 【請求項16】 前記導光部材が反射面を有しており、 前記導光部材が、光軸に対して回転可能に設けられてい
    るとともに、光軸に直交し、かつ前記導光部材の反射面
    と平行な軸に対して回転可能に設けられていることを特
    徴とする請求項13に記載の光学装置。
  17. 【請求項17】 前記光学系が複数の前記光学素子を含
    み、これら複数の光学素子のうち少なくとも2つの光学
    素子の相対的位置を変化させることにより変倍を行うこ
    とを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の光
    学装置。
  18. 【請求項18】 前記光学系が複数の前記光学素子を含
    み、これら複数の光学素子のうち少なくとも1つの光学
    素子を移動させてフォーカシングを行うことを特徴とす
    る請求項1から17のいずれかに記載の光学装置。
  19. 【請求項19】 請求項1から18のいずれかに記載の
    光学装置と、この光学装置を通して撮像媒体の撮像面に
    結像した物体からの光を撮像する撮像系とを有すること
    を特徴とする撮像装置。
  20. 【請求項20】 前記撮像系は、前記撮像媒体を移動さ
    せることによりフォーカシングを行うことを特徴とする
    請求項19に記載の撮像装置。
  21. 【請求項21】 使用者操作に応じて前記導光部材を駆
    動することにより撮像視野を変更する視野変更手段を有
    することを特徴とする請求項19又は20のいずれかに
    記載の撮像装置。
  22. 【請求項22】 被写体の位置情報を得るための位置情
    報取得手段と、この位置情報取得手段により得られた位
    置情報に基づいて前記導光部材を駆動することにより撮
    像視野を変更する視野変更手段とを有することを特徴と
    する請求項19又は20に記載の撮像装置。
  23. 【請求項23】 前記撮像系により得られる映像信号を
    解析し、この解析結果に基づいて前記導光部材を駆動す
    ることにより撮像視野を変更する視野変更手段を有する
    ことを特徴とする請求項19又は20に記載の撮像装
    置。
  24. 【請求項24】 前記撮像系により得られた映像信号
    を、前記視野変更手段の動作にかかわらず正立画像とな
    るように処理する映像処理手段を有することを特徴とす
    る請求項21から23のいずれかに記載の撮像装置。
  25. 【請求項25】 前記撮像媒体を、前記視野変更手段の
    動作に応じて回転させる媒体回転手段を有することを特
    徴とする請求項21から23のいずれかに記載の撮像装
    置。
  26. 【請求項26】 前記撮像系を複数有しており、これら
    撮像系に視差を設けて三次元画像を撮像することを特徴
    とする請求項19から25のいずれかに記載の撮像装
    置。
  27. 【請求項27】 前記撮像系により得られる映像信号か
    ら前記導光部材の位置変更に応じて複数の静止画像を抽
    出し、これら静止画像を1つの静止画像として合成する
    合成処理手段を有することを特徴とする請求項19から
    25のいずれかに記載の撮像装置。
  28. 【請求項28】 前記撮像系により得られる映像信号か
    ら前記導光部材の位置変更に応じた複数の静止画像を抽
    出し、これら静止画像を順次表示する表示手段を有する
    ことを特徴とする請求項19から25のいずれかに記載
    の撮像装置。
  29. 【請求項29】 前記撮像系により得られる映像信号か
    ら前記導光部材の位置変更に応じた複数の静止画像を抽
    出し、これら静止画像を1つの静止画像として記録する
    記録手段を有することを特徴とする請求項19から25
    のいずれかに記載の撮像装置。
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