JP2000165462A - 受信装置および受信方法 - Google Patents

受信装置および受信方法

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JP2000165462A JP10332203A JP33220398A JP2000165462A JP 2000165462 A JP2000165462 A JP 2000165462A JP 10332203 A JP10332203 A JP 10332203A JP 33220398 A JP33220398 A JP 33220398A JP 2000165462 A JP2000165462 A JP 2000165462A
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tmcc
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ小規模な構成により効率的かつ迅速
にデータ構成制御信号(TMCC信号)を取得するこ
と。 【解決手段】 ディジタル信号の同期のとれた状態を示
す同期検出信号の入力によりパルスを出力する立ち上が
り検出回路20と、このパルスの入力により“H”レベ
ルのフラグ信号を出力するRS−FF22と、論理ゲー
ト24、26〜28とによって、TMCC信号の復号の
完了を示すTMCC復号完了信号が発生した場合に、新
たにバッファ11に入力されたTMCC信号をレジスタ
15に書き込んで、このTMCC信号をデータ・ストリ
ームの復号のために用いる。これ以降、ディジタル信号
の同期のとれた状態においては、比較回路18による新
たな更新指示情報とすでに記憶されている更新指示情報
との不一致信号の出力によりTMCC信号の更新がおこ
なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル変調さ
れたディジタル信号を受信する受信装置および受信方法
に関し、特に、実データとその伝送方式を示す情報が多
重化されたディジタル信号を受信し、その伝送方式を解
読しつつ実データを復号する受信装置および受信方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル・データの高速処理を
可能とする集積回路および符号化技術の発展経緯から、
アナログ方式により培われてきた技術がディジタル方式
に取って代わろうとしている。特に、通信分野において
の成長は著しく、テレビジョン放送や衛星放送等のサー
ビスがディジタル放送に移行しつつある段階にある。
【0003】ディジタル放送は、映像、音声等のサービ
ス情報を示す信号に対してディジタル処理を施し、その
結果作成されるディジタル・データを伝送する放送であ
る。そのうち、ディジタル衛星放送は、伝送する情報の
内容を示すディジタル・データを用いて搬送波を変調
(ディジタル変調)し、その結果得られた信号を、衛星
を介して送信し、各家庭等に設置された受信装置によっ
て直接に受信するという形態をとる。
【0004】ディジタル変調された信号を有線通信によ
って伝送する場合には、その伝送路の品質、伝送距離お
よび伝送路周囲の雑音環境によって正確な受信が困難と
なる場合を生じることがあるが、テレビジョン放送のよ
うに、変調された信号を無線通信によって伝送する場合
には、搬送波として電波(搬送波)を利用しているため
に、特に、気象その他の影響により伝送空間の伝送路と
しての品質が低下し、受信状態が悪化する場合がある。
【0005】したがって、無線通信においては、アナロ
グ方式/ディジタル方式を問わずに、複数の通信路を構
成するために無線周波数帯を狭い周波数帯域に分割し
て、それぞれの帯域を一つの通信路として利用するとと
もに、信号の送受信において再現性の高い変調/復調処
理をおこなう必要がある。
【0006】上述したディジタル衛星放送のように、デ
ィジタル変調された信号の無線通信においては、さら
に、ディジタル・データを構成するビット単位での高い
再現性が望まれるため、通常、ディジタル変調されるデ
ィジタル・データは、送信される際冗長性を持たせるた
め、実データに冗長性を付加した符号化がおこなわれ
る。ここでは、符号化のおこなわれた実データを符号化
して得られるディジタル・データを、特にデータ・スト
リームと定義して説明する。
【0007】また、ディジタル・データは、冗長度を高
くすると誤り訂正能力が向上する。すなわち、冗長度の
高いデータ・ストリームは、受信時において誤りビット
を多く含んでいても、その訂正を可能とし、送信時のデ
ータ・ストリームを正しく再現することができる。一
方、このような冗長度の高いデータ・ストリームは、実
データ以外に冗長性を付加しているので、データ量が増
加するため、伝送効率が低下するといった問題を含んで
いる。
【0008】例えば、映像や音声等の情報が、多少の誤
りを含んだデータ・ストリームとして伝送された場合
は、受信時においてデータ・ストリームが若干乱れてい
ても情報を容認できるので、冗長度を比較的低くし、伝
送効率を上げて多くの情報を伝送することができる。ま
た、一般に1ビットの誤りも許されないコンピュータプ
ログラム等を表したデータ・ストリームは、冗長度を比
較的高くし、受信時における情報の確実な復元が要求さ
れる。
【0009】このように実データに冗長性を付加したデ
ィジタル・データであっても、受信時においては単なる
ビットの羅列としてしか認識されず、データ・ストリー
ムに含まれる冗長度を抽出することができない。そこ
で、送信時において、多重化されたデータ・ストリーム
のどの部分がどういった冗長度を有するのかを示した情
報(データ構成制御信号)を、データ・ストリームにさ
らに多重化して送信する。
【0010】このデータ構成制御信号は、一般に、TM
CC(Transmission&Multiplex
ing Configuration Contro
l)信号と呼ばれ、以下の説明においても、このTMC
C信号を用いる。
【0011】このようなデータ・ストリームとTMCC
信号とが多重化されたディジタル信号を受信する受信装
置においては、TMCC信号の示す情報に基づいて、デ
ータ・ストリームの冗長度を認識し、このデータ・スト
リームからの実データの抽出と訂正をおこなう復号処理
を実行するため、TMCC信号の確実な受信が必須とな
る。このTMCC信号に与えられる冗長度は、比較的高
く設定され、かつ受信装置においてあらかじめ取得され
ることで、TMCC信号の認識が確実なものとなる。
【0012】図6は、従来の送信装置の概略構成を示す
ブロック図である。図6は、特にディジタル衛星放送の
送信装置の一例を示している。図6において、送信装置
は、入力信号TS1、TS2...(以下、入力信号T
Sと称する)を符号化するための、外符号誤り制御信号
付加回路101、フレーム構成回路102、エネルギー
拡散回路103、インタリーバ104、内符号誤り制御
信号付加回路105と、TMCC信号を符号化するため
の、TMCC信号生成回路106、外符号誤り制御信号
付加回路107、エネルギー拡散回路108、内符号誤
り制御信号付加回路109と、さらに、変調回路110
と、を含む構成である。
【0013】なお、図6において、入力信号TSは、デ
ィジタル・データの例として、動画像圧縮方式の一つで
あるMPEG2(Motion Picture Ex
pert Group 2)により圧縮されたディジタ
ル・データ列(トランスポート・ストリーム)を示して
いる。この場合、送信装置における多重化とは、例え
ば、入力信号TS1〜TS8の8つの異なる情報内容
(放送局が提供する番組等)を示す入力信号を伝送する
のに、これら入力信号TS1〜TS8が連なって構成さ
れるデータ・ストリームを、1つの搬送波を用いて伝送
することを意味する。
【0014】まず、TMCC信号生成回路106におい
て、入力信号TSの伝送情報となるTMCC信号が生成
される。入力信号TSの伝送情報とは、1つの搬送波上
に多重化される入力信号TSの各々の位置(タイミン
グ)および伝送方式(冗長度等を含む)を示す。
【0015】入力信号TSは、まず、外符号誤り制御信
号付加回路101に入力される。外符号誤り制御信号付
加回路101は、TMCC信号生成回路106から出力
されるTMCC信号の示す伝送情報に基づいて、受信装
置でのバイト単位の誤り訂正を可能にする冗長信号(外
符号誤り制御信号)を各入力信号TSに付加し、この付
加された信号(入力信号TS’と称する)を出力する回
路である。すなわち、外符号誤り制御信号付加回路10
1は、入力信号TSに冗長性の付加をおこなう回路であ
り、その符号化の際には、例えばリード・ソロモン符号
が用いられる。
【0016】外符号誤り制御信号付加回路101から出
力された入力信号TS’は、フレーム構成回路102に
入力される。フレーム構成回路102は、TMCC信号
生成回路106から出力されるTMCC信号の示す伝送
情報に基づいて、各入力信号TS’を多重化し、多重化
されたひとまとまりのデータ単位となるフレームを構成
する回路である。
【0017】フレーム構成回路102からフレーム単位
に出力される信号は、エネルギー拡散回路103に入力
される。エネルギー拡散回路103は、入力されたフレ
ームにおいて、このフレームを構成するディジタル・デ
ータ、すなわちビット列が長期間の連続したビット
「0」またはビット「1」の羅列として伝送されないよ
うに、このディジタル・データに対して擬似ランダム信
号(エネルギー拡散信号)を付加する(スクランブルす
る)回路である。
【0018】これは、受信側において、長期間の連続し
た同一ビットの受信により、ディジタル信号の異常検出
またはディジタル信号の未検出といった受信の誤認を防
止することを目的としている。なお、受信側において、
上述した擬似ランダム信号を除去する必要があるため、
エネルギー拡散回路103においても、ランダム初期値
等の擬似ランダム信号の発生条件を示す情報が、ディジ
タル・データのどの位置に示されるのかを、TMCC信
号生成回路106から出力されるTMCC信号の示す伝
送情報を参照して決定する。
【0019】エネルギー拡散回路103においてスクラ
ンブルされた信号は、インタリーバ104に入力され
る。インタリーバ104は、時間的に集中して現れるバ
ースト誤り(長時間連続誤り)の耐性を向上させるため
に、入力された信号の示すディジタル・データをバイト
単位で並べ替える回路である。
【0020】これにより、並べ替えられたディジタル信
号に対してバースト誤りが生じた場合であっても、受信
側において、ディジタル信号の並べ替えを復元する処理
(後述するデインタリーバによる処理)が施されるた
め、集中して現れた誤りを分散させることができ、誤り
訂正の向上や伝送された情報の認識率を高めることが可
能となる。なお、上述した並べ替えの情報も、TMCC
信号生成回路106から出力されるTMCC信号の示す
伝送情報により得ることができる。
【0021】インタリーバ104において並べ替えられ
た信号は、内符号誤り制御信号付加回路105に入力さ
れる。内符号誤り制御信号付加回路105は、TMCC
信号生成回路106から出力されるTMCC信号の示す
伝送情報に基づいて、伝送路や受信装置内部で発生する
熱雑音等の不規則なビット単位の誤りであるランダム誤
りの訂正を可能にする冗長信号(内符号誤り制御信号)
を入力された信号に付加する回路である。すなわち、内
符号誤り制御信号付加回路105は、入力された信号に
冗長性の付加をおこなう回路であり、例えば畳み込み符
号が用いられる。
【0022】図7は、内符号誤り制御信号付加回路10
5において、畳み込み符号の付加をおこなう内部回路の
概略構成を示すブロック図である。図7に示す内部回路
は、6つのDラッチ121〜126からなるシフトレジ
スタと、2つのEXOR回路127および128と、1
つのパンクチャ回路129と、から構成され、1ビット
の入力データに対して2ビットのデータを出力する符号
化をおこなう。(元の情報量)/(符号化された後の情
報量)を符号化率と呼び、この内部回路では符号化率1
/2と表される。
【0023】図7に示す内部回路においては、最初の6
ビットのシリアルな入力データを、入力された順にそれ
ぞれDラッチ121〜126に保持する。すなわち、D
ラッチ121〜126に保持された6つの入力データ
と、さらに入力される1ビットの入力データとにより、
7ビット分連続して入力されるシリアルデータを7ビッ
トのパラレルデータに変換する。そして、新たに入力さ
れた入力データと、Dラッチ122、Dラッチ123、
Dラッチ125およびDラッチ126に保持されたデー
タとは、EXOR回路127に入力され、排他的論理和
の演算がおこなわれる。また、新たに入力された入力デ
ータと、Dラッチ121、Dラッチ122、Dラッチ1
23およびDラッチ126に保持されたデータとは、E
XOR回路128に入力され、排他的論理和の演算がお
こなわれる。
【0024】例えば、上述したシフトレジスタに、「1
10110」の順に入力された入力信号につづいて
「1」の入力データが入力された場合、EXOR回路1
27においては「1」を示すデータが出力され、EXO
R回路128においては「0」を示すデータが出力さ
れ、これら出力されたデータは、パンクチャ回路129
を介して、2ビットのデータ「10」を出力する。
【0025】ここで、この内部回路に、3ビットの連続
して入力された入力データに対して、結果的に6ビット
の出力データを得ることができるが、伝送効率を向上さ
せるために、この6ビットの出力データのうち2ビット
を間引いた4ビットのみを送信データとして出力する場
合がある。この場合、符号化率は3/4と表すことがで
き、符号化率が1/2の場合と比較して、冗長度が小さ
くなるとともに伝送効率を高めることができるが、同時
に誤り訂正能力も小さくなる。よって、データを間引く
度合いを変えることにより冗長度を制御することが可能
となり、このようなデータの間引き処理はパンクチャリ
ングと呼ばれ、パンクチャ回路129は、このパンクチ
ャリングをおこなう回路である。
【0026】TMCC信号生成回路106から出力され
たTMCC信号もまた、入力信号TSのようなデータ・
ストリームと多重化されて伝送される必要があるため、
上述したような誤り訂正を可能とする処理が施される。
図6において、TMCC信号生成回路106から出力さ
れたTMCC信号は、外符号誤り制御信号付加回路10
1、フレーム構成回路102、エネルギー拡散回路10
3、インタリーバ104および内符号誤り制御信号付加
回路105に入力されるとともに、外符号誤り制御信号
付加回路107に入力される。
【0027】外符号誤り制御信号付加回路107は、外
符号誤り制御信号付加回路101と同じく、入力された
TMCC信号に対して、バイト単位の誤り訂正のための
冗長信号を付加した信号を出力する回路である。外符号
誤り制御信号付加回路107から出力された信号は、エ
ネルギー拡散回路108に入力されて、エネルギー拡散
回路103と同様にスクランブル処理が施される。
【0028】エネルギー拡散回路108においてスクラ
ンブルされた信号は、内符号誤り制御信号付加回路10
9に入力される。内符号誤り制御信号付加回路109
は、内符号誤り制御信号付加回路105と同じく、入力
された信号に対して、ビット単位の誤り訂正のための冗
長信号を付加した信号を出力する回路である。
【0029】内符号誤り制御信号付加回路105から出
力される信号、すなわち多重化されかつ冗長性を付加し
たデータ・ストリームと、内符号誤り制御信号付加回路
109から出力される信号、すなわち冗長性を付加した
TMCC信号とは、変調回路110に入力され、上述し
たフレームにさらにTMCC信号を多重化した信号を新
たなフレームとして構成されるとともに、ディジタル変
調が施される。
【0030】変調回路110において施されるディジタ
ル変調として、振幅変調(ASK)、周波数変調(FS
K)および位相変調(PSK)等が可能であるが、ここ
ではディジタル位相変調を例に挙げて説明する。
【0031】ディジタル位相変調とは、ディジタル・デ
ータの「0」または「1」からなるビット構成を位相に
対応させ、搬送波に対してこの位相を切り換えることで
情報を伝送する方式である。ディジタル位相変調方式
は、さらに、位相の対応のさせ方により、BPSK、Q
PSK(または4PSK)、8PSK等の3方式に分類
される。
【0032】図8は、ディジタル位相変調方式の説明図
である。BPSKは、図8に示すように、1ビットのデ
ィジタル・データに対して、例えば「0」を位相差0度
に対応させ、「1」を位相差180度に対応させた方式
である。QPSKは、2ビットのディジタル・データに
対して、例えば「00」、「01」、「11」、「1
0」を、それぞれ位相差45度、位相差135度、位相
差225度、位相差315度に対応させた方式である。
【0033】また、8PSKは、3ビットのディジタル
・データに対して、例えば「000」、「001」、
「011」、「010」、「100」、「101」、
「111」、「110」を、それぞれ位相差0度、位相
差45度、位相差90度、位相135度、位相差180
度、位相差225度、位相差270度、位相差315度
に対応させた方式である。
【0034】すなわち、搬送波の1つの位相状態(伝送
シンボル)を調べることにより、BPSKでは1ビッ
ト、QPSKでは2ビット、8PSKでは3ビットの情
報を伝送することができる。しかし、伝送効率が大きく
なるほど隣り合う伝送シンボルが接近するので、位相間
の明確な区別が困難となり、情報の誤りを生じやすくな
るという欠点を有するので、これら3方式による位相変
調は、伝送する情報の性質によって適宜選択される。
【0035】このように、ディジタル位相変調において
は、これら異なる方式が混在して多重化される場合があ
り、変調回路110は、上述した3方式のいずれかによ
る位相変調を個々のデータ・ストリームに対しておこな
う。
【0036】図9は、以上に説明した送信装置から伝送
されるディジタル信号の構成の一例を示す説明図であ
る。特に、図9は、ディジタル衛星放送におけるディジ
タル信号の例を示す。この例では、データ・ストリーム
として、符号化率3/4のQPSK変調ストリーム、符
号化率1/2のQPSK変調ストリームおよび符号化率
1/2のBPSK変調ストリームが多重化されている。
上述した入力信号TSにおいては、TS1、TS2、T
S3がそれぞれのデータ・ストリームに相当する。
【0037】図9において、各行は、フレームと呼ば
れ、特に8フレームで1まとまりの情報として処理され
る。この8フレームを特にスーパー・フレームと呼び、
これらフレームおよびスーパー・フレームが、上述した
フレーム構成回路102において構成される。また、各
フレームの先頭には、同期語1が配置され、これにつづ
いて、最初6フレームまではTMCC信号(TMCC1
〜TMCC6)が配置され、残り2フレームにおいて
は、それぞれパリティ信号(Parity1、Pari
ty2)が配置されている。
【0038】そして、先頭のフレームのTMCC信号
(TMCC1)につづいては、同期語2が配置され、多
重化されたデータ・ストリームがこれに後続している。
先頭のフレームを除くフレームにおいては、TMCC信
号またはパリティ信号につづいて同期語3が配置され、
多重化されたデータ・ストリームがこれに後続してい
る。
【0039】同期語1は、各フレームの先頭を定義する
信号であり、フレームの先頭を示す特殊なビット・パタ
ーンが与えられる。これにつづくTMCC信号は、多重
化されたデータ・ストリームの各々の伝送方式(冗長度
情報を含む)および多重化された位置(構成配置)の情
報を含んでいる。また、パリティ信号は、スーパー・フ
レームに対して付加される冗長性を示し、上述した外符
号誤り制御信号回路101において付加されるリード・
ソロモン符号の冗長信号である。
【0040】同期語2は、スーパー・フレームにおいて
先頭のフレームを示し、かつTMCC信号とデータ・ス
トリームとの境界を定義する信号であり、特に同期語3
と区別される特殊なビット・パターンが与えられる。ま
た、同期語3は、TMCC信号またはパリティ信号とデ
ータ・ストリームとの境界を定義する信号であり、特に
同期語2と区別される特殊なビット・パターンが与えら
れる。
【0041】実際には、図6に示すTMCC信号生成回
路106によって、1つのスーパーフレームに対して生
成されるTMCC1〜6という一連のTMCC信号が生
成される。そして、このTMCC信号が、図6に示す外
符号誤り制御信号付加回路107により、TMCC1〜
6+parity1〜2というデータ列として出力され
る。
【0042】一方、各入力信号TS(TS1、TS2、
TS3)に対しては、図6の外符号誤り制御信号付加回
路101によって、TS+パリティとして出力され、こ
れが、図9に示すQPSK(3/4)、QPSK(1/
2)、BPSK(1/2)にそれぞれ相当する。すなわ
ち、QPSK(3/4)、QPSK(1/2)、BPS
K(1/2)にはTSの外符号パリティが含まれてい
る。
【0043】図10は、従来の受信装置の概略構成を示
すブロック図である。図6は、特に図6の送信装置に対
応したディジタル衛星放送の受信装置の一例を示してい
る。図10において、受信装置は、位相復調回路からな
る位相復調装置130と、伝送符号復号装置140とか
ら構成される。
【0044】伝送符号復号装置140は、ビタビ復号回
路131および同期検出回路132と、TMCC信号を
復号するための、エネルギー拡散信号除去回路133、
外符号誤り訂正回路134、TMCCレジスタと、デー
タ・ストリームを復号するための、デインタリーバ13
6、エネルギー拡散信号除去回路137、外符号誤り訂
正回路138、TS選択回路139とを含む構成であ
る。
【0045】送信装置から送信されたディジタル信号
は、受信装置において受信され、まず、位相復調装置1
30によって復調処理が施される。位相復調装置130
は、受信したディジタル信号から、送信装置の変調回路
110において変調処理の施される前の状態のディジタ
ル・データを抽出する回路であり、この例においては、
ディジタル位相変調された搬送波に対してディジタル位
相復調がおこなわれる。
【0046】位相復調装置130によって復調された信
号は、伝送符号復号装置140のビタビ復号回路131
に入力される。ビタビ復号回路131は、送信装置の内
符号誤り制御信号付加回路105および内符号誤り制御
信号付加回路109において冗長信号の付加により符号
化された信号を復号する回路であり、特に畳み込み符号
に対する復号をおこなう。
【0047】ビタビ復号回路131による復号処理は、
受信されたディジタル信号に含まれるTMCC信号およ
びデータ・ストリームにともに共通する処理であるが、
これ以降の処理の流れは、TMCC信号とデータ・スト
リームとにおいて異なるため、ディジタル信号からTM
CC信号とデータ・ストリームを認識して抽出する処理
が必要となる。特にデータ・ストリームにおいては、複
数のデータ・ストリームが多重化された結果として伝送
されるため、この多重化されたデータ・ストリームから
個々のデータ・ストリームを抽出するには、TMCC信
号に含まれる情報を必要とする。
【0048】同期検出回路132は、ビタビ復号回路1
31において復号された信号を入力し、上述したTMC
C信号とデータ・ストリームとの識別をおこなう回路で
ある。同期検出回路132において識別され、抽出され
たTMCC信号とデータ・ストリームは、それぞれ固有
の処理の流れに向かうが、上述した理由により、データ
・ストリームの完全な復号に先だって、TMCC信号の
完全な復号をおこなう必要がある。同期検出回路132
によるTMCC信号の抽出は、図9に示すスーパー・フ
レームにおいて、同期語1と同期語2または同期語3の
検出によっておこなわれる。
【0049】同期検出回路132から出力されるTMC
C信号は、エネルギー拡散信号除去回路133に入力さ
れる。エネルギー拡散信号除去回路133は、データ送
信回路のエネルギー拡散回路108において、TMCC
信号に対して付加された擬似ランダム信号を除去する回
路である。
【0050】エネルギー拡散信号除去回路133におい
て擬似ランダム信号が除去されたTMCC信号は、つづ
いて、外符号誤り訂正回路134に入力される。外符号
誤り訂正回路134は、データ送信回路の外符号誤り制
御信号付加回路107において符号化されたTMCC信
号を、付加された冗長性に基づいて誤り訂正をおこな
い、データ・ストリームの伝送情報を示す本来のTMC
C信号のみを取り出す回路である。なお、送信装置にお
いてリード・ソロモン符号が用いられていれば、外符号
誤り訂正回路134は、リード・ソロモン復号回路が用
いられる。
【0051】外符号誤り訂正回路134によって取り出
されたTMCC信号は、TMCCレジスタ135に記憶
され、このTMCCレジスタ135に記憶されたTMC
C信号が、同期検出回路132において抽出されたデー
タ・ストリームの復号に用いられる。なお、TMCC信
号の復号において必要となる冗長度や擬似ランダム初期
値等の伝送情報は、受信装置においてあらかじめ取得さ
れている。
【0052】同期検出回路132において抽出されたデ
ータ・ストリームは、デインタリーバ136に入力され
る。デインタリーバ136は、TMCCレジスタ135
に記憶されたTMCC信号に基づいて、送信装置のイン
タリーバ104によりおこなわれた並べ替えを復元し、
データ・ストリームを元の順序に戻す回路である。
【0053】デインタリーバ136において復元された
データ・ストリームは、つづいて、エネルギー拡散信号
除去回路137に入力される。エネルギー拡散信号除去
回路137は、エネルギー拡散信号除去回路133と同
様に、データ送信回路のエネルギー拡散回路103にお
いて、データ・ストリームに対して付加された擬似ラン
ダム信号を除去する回路である。
【0054】エネルギー拡散信号除去回路137におい
て擬似ランダム信号が除去されたデータ・ストリーム
は、つづいて、外符号誤り訂正回路138に入力され
る。外符号誤り訂正回路138は、外符号誤り訂正回路
134と同様に、TMCCレジスタ135に記憶された
TMCC信号に基づいて、データ送信回路の外符号誤り
制御信号付加回路101において符号化されたデータ・
ストリームの誤り訂正をおこなう回路である。
【0055】外符号誤り訂正回路138において誤り訂
正を施されたデータ・ストリームは、TS選択回路13
9に入力される。TS選択回路139は、TMCCレジ
スタ135に記憶されたTMCC信号に基づいて、多重
化されているデータ・ストリームから個々のデータ・ス
トリームを抽出し、所望のデータ・ストリーム、すなわ
ち送信装置において入力された入力信号TSのいずれか
を選択する回路である。
【0056】TS選択回路139において選択されて出
力されるTS信号は、後段のMPEG復号回路(図示せ
ず)に入力され、表示装置への動画像表示を可能にす
る。
【0057】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した受信処
理において、多重化されたデータ・ストリームの復号に
TMCC信号の存在が必須となるが、受信したディジタ
ル信号に含まれるTMCC信号が、TMCCレジスタ1
35にすでに記憶されたTMCC信号と何ら変わらない
にもかかわらず、すなわちTMCC信号が更新されてい
ないにもかかわらず、TMCCレジスタ135へのTM
CC信号の書き込みをおこなっていては消費電力の増大
を招くという問題点があった。
【0058】そこで、このような無駄な書き込み処理を
回避すべく、新たに受信したTMCC信号と、TMCC
レジスタ135にすでに記憶されたTMCC信号とを、
すべてのビットにわたって比較し、TMCC信号の更新
状態を判断する方法が考えられる。図11は、すべての
TMCC信号を比較する従来のTMCC取得回路の概略
構成を示すブロック図である。なお、このTMCC取得
回路は、上述した受信装置のTMCCレジスタ135に
置換される回路である。
【0059】図11において、例えば、データ・ストリ
ームの伝送情報を示すTMCC信号が379ビットで構
成されているとすると、新たに受信され、TMCC取得
回路に入力された379ビットのTMCC信号は、一旦
バッファ141に入力される。そして、このバッファ1
41から出力されるTMCC信号と、すでにレジスタ1
42に記憶されているTMCC信号と、が比較回路14
3に入力される。
【0060】比較回路143は、入力された2つのTM
CC信号を379ビットすべてにわたって比較し、これ
ら2つのTMCC信号が不一致を示す場合は、書き込み
指示となる信号を出力する。レジスタ142は、比較回
路143から書き込み指示を示す信号を受信することに
より、バッファ141に保持されたTMCC信号をレジ
スタ142に書き込む。これにより、TMCC信号の更
新処理が達成され、このTMCC信号に基づいて、デー
タ・ストリームの復号がおこなわれる。
【0061】しかしながら、通常、379ビットの多数
ビットにより構成されるTMCC信号をすべて比較する
には、膨大な規模の比較回路143を必要とし、受信装
置全体の小型化が図れないとともに、このような比較回
路143を動作させるためには消費電力が増大してしま
うという問題があった。
【0062】この問題を解決するために、TMCC信号
の更新指示情報を、TMCC信号に付加し、この更新指
示情報のみを比較することによって、上述した比較回路
143の負荷を低減させる方法が考えられる。図12
は、更新指示情報を比較する従来のTMCC取得回路の
概略構成を示すブロック図である。ここで、例えば、更
新指示情報を5ビットで表される数値情報とし、この更
新指示情報を379ビットのTMCC信号の先頭位置に
付加して送信装置から伝送されるものとする。
【0063】図12において、TMCC信号379ビッ
トに更新指示情報5ビットを付加した379+5ビット
のTMCC信号のうち、更新指示情報に相当する先頭5
ビットが更新指示情報保持領域153に保持され、TM
CC信号である379ビットがバッファ151に保持さ
れる。そして、この更新指示情報保持領域153から出
力される更新指示情報と、すでに更新指示情報記憶領域
154に記憶されている更新指示情報とが比較回路15
5に入力される。
【0064】比較回路155は、入力された2つの更新
指示情報を比較し、これら2つの更新指示情報が不一致
を示す場合は、書き込み指示となる信号を出力する。特
に、送信側においてTMCC信号が更新された場合に
は、5ビットで表される更新指示情報の数値を例えば1
増加させると決めておくことにより、更新の有無を判断
することができる。レジスタ152は、比較回路155
から書き込み指示を示す信号を受信することにより、バ
ッファ151に保持されたTMCC信号をレジスタ15
2に書き込む。これにより、TMCC信号の更新処理が
達成され、このTMCC信号に基づいて、データ・スト
リームの復号がおこなわれる。
【0065】比較回路155において5ビットのみの比
較をおこなうことで、TMCC信号の更新の必要性が判
断でき、比較回路155を構成するのに必要な回路規模
も大きな負荷とはならない。
【0066】しかしながら、一般に、受信装置の電源投
入等の起動時においては、更新指示情報を記憶するレジ
スタは、すべて「0」等の固定値に設定される。その
際、新たに受信した更新指示情報もまた、この固定値
「0」と偶然一致した場合には、比較回路155におい
て一致状態であると判断され、レジスタへの書き込み信
号は出力されないという問題があった。
【0067】また、この更新指示情報を示す数値は、同
一の搬送波においては連続して更新の有無を検出するこ
とができるが、例えば受信搬送波を切り換えた場合に、
実際には、更新されたTMCC信号が送信されているに
もかかわらず、新たに受信した更新指示情報と切り換え
前の搬送波の受信において記憶された更新指示情報とが
偶然一致した場合にも、比較回路155から書き込み信
号は出力されない。すなわち、これらの状態において
は、TMCC信号が更新されているにもかかわらず、新
たなTMCC信号を用いたデータ・ストリームの復号が
おこなわれないという問題があった。
【0068】この問題を解決するために、さらに、後段
のMPEG復号回路等において長時間画像信号が検出さ
れない場合に異常検出信号を入力して、レジスタに記憶
されているTMCC信号を強制的に書き換える方法が考
えられる。図13は、異常検出信号を導入した従来のT
MCC取得回路の概略構成を示すブロック図である。な
お、図12と共通する部分には同一符号を付し、説明は
省略する。
【0069】図13において、比較回路155からの不
一致信号か、または上述したMPEG復号回路等の異常
検出信号のいずれかが発生した場合に、レジスタ152
への書き込み信号を出力するOR回路160が備えられ
ている。
【0070】しかしながら、この従来の方法にあって
は、MPEG復号回路等における画像信号の異常検出に
はある程度の時間を要し、したがってTMCC信号の更
新判断とともに正常な画像が表示されるまでに長時間要
することになり、その間、正常な画像が表示されないの
で、放送事故等と誤認される可能性があるといった問題
点があった。このように、以上に説明した従来のいずれ
のTMCC取得回路(方法)においては、効率的かつ迅
速なTMCC信号の取得を達成することはできなかっ
た。
【0071】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであって、簡単かつ小規模な構成により効率的かつ
迅速にデータ構成制御信号としてのTMCC信号を取得
することを目的とする。
【0072】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、請求項1の発明にかかる受信装
置にあっては、伝送方式が異なる複数のデータ・ストリ
ームと、このデータ・ストリームの伝送方式および構成
配置を示すデータ構成制御信号(TMCC信号)と、こ
のTMCC信号の更新を指示する更新指示情報と、が多
重化されたディジタル信号を受信し、受信した更新指示
情報に基づいてTMCC信号を更新し、更新されたTM
CC信号を用いて、データ・ストリームの復号をおこな
う受信装置において、同期検出手段(同期検出回路3
3)と、復号完了信号出力手段(TMCC復号回路3
5)と、データ構成制御信号更新手段(TMCC取得回
路40)と、を備えることを特徴とする。
【0073】ここで、同期検出手段は、受信したディジ
タル信号の同期を検出し、同期状態を示す同期検出信号
を出力する手段であり、復号完了信号出力手段は、TM
CC信号の復号が完了したことを示す復号完了信号を出
力する手段である。また、データ構成制御信号更新手段
は、同期検出手段から出力された同期検出信号を入力
し、この同期検出信号が入力されてから、最初に復号完
了信号出力手段から出力された復号完了信号が入力され
たとき、データ・ストリームの復号に用いるTMCC信
号を、新たに受信したTMCC信号に更新する手段であ
る。
【0074】この請求項1の発明によれば、同期検出手
段により出力された、ディジタル信号の同期の検出を示
す同期検出信号の入力があってから、最初に復号完了信
号出力手段により出力された復号完了信号が入力された
ときに、データ構成制御信号更新手段によってTMCC
信号が更新されるので、例えば、受信装置の電源投入等
の起動時または搬送波変更等による再同期時において、
最初にTMCC信号の復号が完了した際に、同時にTM
CC信号の更新をおこなうことができ、常に最新のTM
CC信号の取得が迅速にかつ小規模な回路構成によって
可能となる。
【0075】また、請求項2の発明にかかる受信装置に
あっては、請求項1の発明において、データ構成制御信
号更新手段(TMCC取得回路40)が、パルス出力手
段(立ち上がり検出回路20)と、同期状態保持手段
(RS−FF22)と、を備え、同期検出手段(同期検
出回路33)から出力された同期検出信号を入力した状
態で、同期状態保持手段により同期状態が保持されかつ
復号完了信号出力手段から出力された復号完了信号が入
力されたときに、TMCC信号の更新をおこなうことを
特徴とする。
【0076】ここで、パルス出力手段は、同期検出手段
から出力された同期検出信号が入力されることで同期検
出パルスを出力する手段であり、同期状態保持手段は、
パルス出力手段から出力された同期検出パルスが入力さ
れることで同期状態を保持し、復号完了信号出力手段か
ら出力された復号完了信号が入力されることで同期状態
を解除する手段である。
【0077】この請求項2の発明によれば、パルス出力
手段と同期状態保持手段とを備え、同期検出信号が入力
されている状態において、同期状態が保持され、かつ、
復号完了信号が入力されたときに、データ・ストリーム
の復号に用いるTMCC信号を、新たに受信したTMC
C信号に更新するので、例えば、受信装置の電源投入等
の起動時または搬送波変更等による再同期時において、
最初にTMCC信号の復号が完了した際に、TMCC信
号の更新をおこなうことができ、常に最新のTMCC信
号の取得が迅速にかつより小規模な回路構成によって可
能となる。
【0078】また、請求項3の発明にかかる受信装置に
あっては、伝送方式が異なる複数のデータ・ストリーム
と、このデータ・ストリームの伝送方式および構成配置
を示すデータ構成制御信号(TMCC信号)と、このT
MCC信号の更新を指示する更新指示情報と、が多重化
されたディジタル信号を受信し、受信した更新指示情報
に基づいてTMCC信号を更新し、更新されたTMCC
信号を用いて、データ・ストリームの復号をおこなう受
信装置において、同期検出手段(同期検出回路33)
と、復号完了信号出力手段(TMCC復号回路35)
と、更新指示情報記憶手段(図1の更新指示情報記憶領
域16)と、不一致検出手段(比較回路18)と、デー
タ構成制御信号更新手段(TMCC取得回路40)と、
を備えることを特徴とする。
【0079】ここで、同期検出手段は、受信したディジ
タル信号の同期を検出し、同期状態を示す同期検出信号
を出力する手段であり、更新指示情報記憶手段は、更新
指示情報を記憶する手段である。また、復号完了信号出
力手段は、TMCC信号を復号して復号完了信号を出力
する手段であり、不一致検出手段は、更新指示情報記憶
手段に記憶されている更新指示情報と新たに受信された
更新指示情報との不一致を検出し、不一致状態を示す不
一致検出信号を出力する手段である。そして、データ構
成制御信号更新手段は、同期検出手段から出力された同
期検出信号が入力されている状態において、不一致検出
手段から出力された不一致検出信号が入力され、かつ、
復号完了信号出力手段から出力された復号完了信号が入
力されたときに、データ・ストリームの復号に用いるT
MCC信号を、新たに受信したTMCC信号に更新する
手段である。
【0080】この請求項3の発明によれば、同期検出信
号が同期状態を示している状態において、すでに記憶さ
れている更新指示情報と新たに受信して復号された更新
指示情報とを比較して出力される比較信号が不一致状態
を示し、かつ、復号完了信号がTMCC信号の復号の完
了を示した際に、データ・ストリームの復号に用いられ
るTMCC信号を新たなTMCC信号に変更するデータ
構成制御信号更新手段を備えているので、ディジタル信
号の同期が検出されてからTMCC信号の更新が一度だ
けおこなわれた後は、新たに受信した更新指示情報とす
でに記憶されている更新指示情報とが異なる場合のみ
に、TMCC信号の更新がおこなわれ、常に最新のTM
CC信号の取得が効率的でかつ迅速に可能となる。
【0081】また、請求項4の発明にかかる受信装置に
あっては、請求項1〜3の発明において、同期検出手段
(同期検出回路33)が、受信したデータ・ストリーム
とTMCC信号とを識別した状態を示す識別状態信号
を、同期検出信号として出力することを特徴とする。
【0082】この請求項4の発明によれば、データ構成
制御信号更新手段(TMCC取得回路40)に入力され
る同期検出信号として、データ・ストリームとTMCC
信号との識別が完了した状態を示す識別状態信号を用い
るので、新たに同期検出信号を出力する回路を付加せず
に、受信装置に従来備わっている回路を利用することが
でき、装置構成の複雑化を回避し、より小規模な構成に
より、常に最新のTMCC信号の取得が可能となる。
【0083】また、請求項5の発明にかかる受信装置に
あっては、請求項1〜3の発明において、同期検出手段
(同期検出回路33)が、ディジタル変調されたディジ
タル信号の復調が完了した状態を示す復調状態信号を、
同期検出信号として出力することを特徴とする。
【0084】この請求項5の発明によれば、データ構成
制御信号更新手段(TMCC取得回路40)に入力され
る同期検出信号として、ディジタル復調回路(ディジタ
ル復調回路50)から出力された、ディジタル信号の復
調が完了した状態を示す信号を用いるので、新たに同期
検出信号を出力する回路を付加せずに、受信装置に従来
備わっている回路を利用することができ、装置構成の複
雑化を回避し、より小規模な構成により、常に最新のT
MCC信号の取得が可能となる。
【0085】また、請求項6の発明にかかる受信装置に
あっては、請求項1〜3の発明において、同期検出手段
(同期検出回路33)が、ディジタル位相変調された前
記ディジタル信号が位相復調された状態を示す位相復調
状態信号を、同期検出信号として出力することを特徴と
する。
【0086】この請求項6の発明によれば、データ構成
制御信号更新手段(TMCC取得回路40)に入力され
る同期検出信号として、ディジタル位相復調回路(位相
復調回路31)から出力された、ディジタル信号の位相
復調された状態を示す信号を用いるので、新たに同期検
出信号を出力する回路を付加せずに、受信装置に従来備
わっている回路を利用することができ、装置構成の複雑
化を回避し、より小規模な構成により、常に最新のTM
CC信号の取得が可能となる。
【0087】また、請求項7の発明にかかる受信装置に
あっては、請求項1〜3の発明において、同期検出手段
(同期検出回路33)が、さらに、データ・ストリーム
とTMCC信号との識別が完了した状態を示す識別状態
信号と、ディジタル変調されたディジタル信号の復調が
完了した状態を示す復調状態信号とのいずれか一方の信
号を選択可能とし、選択された信号を同期検出信号とし
て出力する選択手段(選択回路34)を備えたことを特
徴とする。
【0088】この請求項7の発明によれば、同期検出手
段から出力される識別状態信号と、ディジタル復調手段
(ディジタル復調回路50)から出力される復調状態信
号とを選択し、一方を、データ構成制御信号更新手段
(TMCC取得回路40)に入力される同期検出信号と
して出力する選択手段を備えているので、受信装置に備
わる種々の同期検出を示す信号を状況に応じて使い分け
ることができ、TMCC信号の更新判断をより柔軟にお
こなうことができる。
【0089】また、請求項8の発明にかかる受信装置に
あっては、請求項1〜3の発明において、同期検出手段
(同期検出回路33)が、さらに、データ・ストリーム
とTMCC信号との識別が完了した状態を示す識別状態
信号と、ディジタル位相変調されたディジタル信号が位
相復調された状態を示す位相復調状態信号との一方の信
号を選択可能とし、選択された信号を同期検出信号とし
て出力する選択手段(選択回路34)を備えたことを特
徴とする。
【0090】この請求項8の発明によれば、同期検出手
段から出力される識別状態信号と、ディジタル位相復調
手段(位相復調回路31)から出力される復調状態信号
とを選択し、一方を、データ構成制御信号更新手段(T
MCC取得回路40)に入力される同期検出信号として
出力する選択手段を備えているので、受信装置に備わる
種々の同期検出を示す信号を状況に応じて使い分けるこ
とができ、TMCC信号の更新判断をより柔軟におこな
うことができる。
【0091】また、請求項9の発明にかかる受信方法に
あっては、伝送方式が異なる複数のデータ・ストリーム
と、このデータ・ストリームの伝送方式および構成配置
を示すデータ構成制御信号(TMCC信号)と、このT
MCC信号の更新を指示する更新指示情報と、が多重化
されたディジタル信号を受信し、受信した更新指示情報
に基づいてTMCC信号を更新し、更新されたTMCC
信号を用いて、データ・ストリームの復号をおこなう受
信方法において、受信したディジタル信号の同期が検出
されてから、最初にTMCC信号の復号が完了したとき
に、データ・ストリームの復号に用いるTMCC信号
を、新たに受信したTMCC信号に更新することを特徴
とする。
【0092】この請求項9の発明によれば、ディジタル
信号の同期が検出されてから、最初にTMCC信号の復
号が完了したときに、TMCC信号を更新するので、例
えば、受信装置の電源投入等の起動時または搬送波変更
等による再同期時において、最初にTMCC信号の復号
が完了した際に、TMCC信号の更新がおこなわれ、迅
速にかつ効率的に最新のTMCC信号の取得が可能とな
る。
【0093】また、請求項10の発明にかかる受信方法
にあっては、伝送方式が異なる複数のデータ・ストリー
ムと、このデータ・ストリームの伝送方式および構成配
置を示すデータ構成制御信号(TMCC信号)と、この
TMCC信号の更新を指示する更新指示情報と、が多重
化されたディジタル信号を受信し、受信した更新指示情
報に基づいてTMCC信号を更新し、更新されたTMC
C信号を用いて、データ・ストリームの復号をおこなう
受信方法において、更新指示情報を記憶し、ディジタル
信号の同期が検出され、かつ、記憶された更新指示情報
と新たに受信された更新指示情報との不一致が検出され
た状態において、TMCC信号の復号が完了したとき
に、データ・ストリームの復号に用いるTMCC信号
を、新たに受信したTMCC信号に更新することを特徴
とする。
【0094】この請求項10の発明によれば、受信した
ディジタル信号の同期が検出され、かつ、すでに記憶さ
れている更新指示情報と新たに受信して復号された更新
指示情報とが不一致状態を示す状態において、受信した
ディジタル信号に含まれるTMCC信号の復号が完了し
た際に、データ・ストリームの復号に用いられるTMC
C信号を新たなTMCC信号に変更するので、ディジタ
ル信号の同期が検出されてから最初のTMCC信号の更
新がおこなわれた後は、新たに受信した更新指示情報と
すでに記憶されている更新指示情報とが異なる場合のみ
に、TMCC信号の更新をおこなうことができ、TMC
C信号の取得が効率的でかつ迅速に可能となる。
【0095】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる受信装置および受信方法の好適な実施の形
態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの
発明が限定されるものではない。
【0096】(実施の形態1)実施の形態1にかかる受
信装置は、従来の受信装置のTMCC取得回路(図10
のTMCCレジスタ135に相当)において特徴を有
し、その他の回路構成は図10に示したものと同様の構
成であるので、ここではそれらの構成の説明は省略す
る。以下において、実施の形態1にかかる受信装置のT
MCC取得回路の構成および動作について説明する。
【0097】図1は、実施の形態1にかかる受信装置の
TMCC取得回路の概略構成を示すブロック図である。
図1において、TMCC取得回路は、バッファ11と、
レジスタ15と、比較回路18と、立ち上がり検出回路
20と、フリップフロップ(RS−FF)22と、3つ
のANDゲート24、26、28と、1つのORゲート
27から構成される。
【0098】ここで、送信されるディジタル信号に多重
化されたTMCC信号(379ビット)は、データ・ス
トリームの伝送情報を示すものであり、さらに、このT
MCC信号が更新されたものであるかを示す更新指示情
報(5ビット)が付加されている。
【0099】バッファ11は、新たに受信したTMCC
信号を一時的に保持し、レジスタ15は、データ・スト
リームの復号に用いるTMCC信号を記憶する。バッフ
ァ11には、バッファ11に保持されるTMCC信号と
ともにTMCC信号を構成する更新指示情報を一時的に
保持する更新指示情報保持領域12が含まれている。レ
ジスタ15にもまた、レジスタ15に記憶されているT
MCC信号とともにそのTMCC信号の受信した際の更
新指示情報を記憶する更新指示情報記憶領域16が含ま
れている。
【0100】比較回路18は、更新指示情報保持領域1
2に保持された更新指示情報と更新指示情報記憶領域1
6に記憶された更新指示情報とを入力し、双方の更新指
示情報を比較して、比較の結果、双方の更新指示情報の
内容が不一致を示す場合に、例えば“H”レベルの信号
を出力する回路である。これにより新たに受信したTM
CC信号が更新されたものであると認識される。
【0101】更新指示情報は、例えば5ビットからなる
数値として表され、送信側においてこの数値を1増加さ
せることによりTMCC信号の更新を示す情報である。
すなわち、5ビットの更新指示情報は、通常、「000
00」から始まり、1ずつ増加して「00001」、
「00010」、...となり、「11111」となっ
た時点で、つぎに、「00000」に戻る。
【0102】この場合、比較回路18は、更新指示情報
保持領域12に保持された更新指示情報を示す5ビット
の数値と更新指示情報記憶領域16に記憶された更新指
示情報を示す5ビットの数値とを比較し、更新指示情報
保持領域12に保持された更新指示情報を示す5ビット
の数値が、更新指示情報記憶領域16に記憶された更新
指示情報を示す5ビットの数値よりも1だけあるいはそ
れ以上増加していることを確認することで、双方の更新
指示情報が不一致であるか否かを判断する。そして、比
較回路18から出力される信号は、ANDゲート26の
一方の入力端子に入力される。
【0103】立ち上がり検出回路20は、同期検出信号
を入力し、例えばこの同期検出信号のパルスの立ち上が
り時に一定期間のパルスを出力する回路であり、ワンシ
ョット・マルチバイブレータ等により実現する。同期検
出信号は、従来の受信装置に備わる位相復調装置130
等の復調回路や、受信したディジタル信号からTMCC
信号とデータ・ストリームとを識別する同期検出回路1
32から出力される同期のとれた状態を示す信号であ
る。同期検出信号の立ち上がり状態(“H”レベル状
態)は、位相復調回路においては、特に位相同期がとれ
た状態を示し、同期検出回路においては、特にフレーム
同期がとれた状態を示すものとする。
【0104】この同期検出信号は、立ち上がり検出回路
20に入力されるとともに、ANDゲート28の一方の
入力端子に入力する。立ち上がり検出回路20から出力
されたパルスは、RS−FF22のセット(S)端子に
入力される。一方、RS−FF22のリセット(R)端
子には、TMCC復号完了信号が入力される。そして、
RS−FF22において保持された信号(Q)は、フラ
グ信号としてANDゲート24の一方の入力端子に入力
される。
【0105】TMCC復号完了信号は、従来の受信装置
に備わるTMCC復号回路(図10のエネルギー拡散信
号除去回路133、外符号誤り訂正回路134等からな
る回路を統括した回路)において、TMCC信号の復号
の完了状態を示す信号であり、例えば、この立ち上がり
状態(“H”レベル状態)において復号完了を示す。
【0106】また、TMCC復号完了信号は、RS−F
F22のリセット(R)端子に入力するとともに、AN
Dゲート24の他方の入力端子と、ANDゲート26の
他方の入力端子との双方に入力される。
【0107】ANDゲート24の出力とANDゲート2
6の出力はともにORゲート27に入力される。そし
て、ORゲート27の出力は、ANDゲート28の他方
の入力端子に入力される。ANDゲート28から出力さ
れる信号は、レジスタ15に書き込み指示信号として入
力される。レジスタ15は、この書き込み指示信号が例
えば“H”レベルを示す場合に、バッファ11に保持さ
れたTMCC信号を自身のレジスタ15に書き込む。
【0108】このように構成することにより、ANDゲ
ート28から出力される書き込み指示信号の信号レベル
は、受信したディジタル信号の同期状態と、TMCC信
号の復号の完了状態と、新たに受信した更新指示情報と
すでに記憶されている更新指示情報との比較結果とによ
り決定される。
【0109】実施の形態1にかかる受信装置において
も、上述したように、379ビットで構成されるTMC
C信号と、このTMCC信号の先頭に付加される5ビッ
トの更新指示情報とを受信することを前提として説明す
る。
【0110】つぎに、この受信装置の動作について説明
する。図2は、実施の形態1にかかる受信装置の動作を
説明するタイムチャートである。図2において、まず、
受信装置の電源投入等の起動時または搬送波変更等によ
る再同期時において、図10の位相復調装置130や同
期検出回路132等により同期の検出がおこなわれ、立
ち上がり検出回路20に、“L”レベルから“H”レベ
ルに立ち上がった状態の同期検出信号が入力される(t
1)。
【0111】立ち上がり検出回路20は、同期検出信号
の立ち上がりをトリガにして一定期間の同期立ち上がり
パルスを出力する。このパルスは、RS−FF22のセ
ット端子に入力される。この際、受信装置において受信
されたディジタル信号の同期が確立されたばかりなの
で、TMCC信号の復号は完了せず、したがってTMC
C復号完了信号は“L”レベルを示した状態でRS−F
F22のリセット端子に入力されている。これらRS−
FF22のセット端子の“H”レベルとリセット端子の
“L”レベルにより、RS−FF22は、セットされて
“H”レベルの信号を入力する。つづいて、同期立ち上
がりパルスの立ち下がりと同時に、RS−FF22に
“H”レベルの状態が保持される(t2)。RS−FF
22に保持された信号は、“H”レベルのフラグ信号と
して出力される。
【0112】この状態において、ANDゲート24は、
“H”レベルのフラグ信号と“L”レベルのTMCC復
号完了信号を入力するので、“L”レベルの信号を出力
する。また、ANDゲート26の他方の入力端子にも
“L”レベルのTMCC復号完了信号が入力されている
ため、ANDゲート26は、“L”レベルの信号を出力
する。よって、ORゲート27は、ともに“L”レベル
の信号を入力することになり、“L”レベルの信号を出
力する。ORゲート27の出力は、ANDゲート28の
他方の入力端子に接続されているため、ANDゲート2
8もまた“L”レベルの信号を出力し、この信号は、
“L”レベルの書き込み指示信号としてレジスタ15に
入力される。
【0113】この期間に、TMCC信号は、上述したT
MCC復号回路によってTMCC信号と更新指示情報と
からなる379+5ビットのデータに復号されていき、
復号の終了した部分から徐々にバッファ11に入力され
て保持される。最終的に、379ビットのTMCC信号
は、バッファ11に保持され、更新指示情報は、更新指
示情報保持領域12に保持される(TMCC入力におけ
る「T1」)。
【0114】つづいて、TMCC復号回路からTMCC
復号完了信号としてパルス「A」が出力される。パルス
「A」の立ち上がり状態、すなわち“H”レベルの状態
によって、ANDゲート24の出力が“H”レベルとな
り、これに伴ってORゲート27の出力もまた“H”レ
ベルとなる。同期検出信号は“H”レベルを示したまま
であるから、ANDゲート28の出力は“H”レベルを
示し、“H”レベルの書き込み指示信号(書き込み指示
におけるパルス「a」)がレジスタ15に入力される。
【0115】レジスタ15は、“H”レベルの書き込み
指示信号を入力すると、バッファ11に保持されている
TMCC信号を自身のレジスタ15に書き込む。これに
より、TMCC信号の更新が達成される。レジスタ15
に書き込まれたTMCC信号は、有効なTMCC信号と
してデータ・ストリームの復号に用いられる。
【0116】一方、同期立ち上がりパルスの立ち下が
り、すなわち“L”レベルの状態と、TMCC復号完了
信号におけるパルス「A」の立ち上がり、すなわち
“H”レベルの状態とによって、RS−FF22はリセ
ットされて“L”レベルの信号を入力する。そして、T
MCC復号完了信号におけるパルス「A」の立ち下が
り、すなわち“L”レベルの状態への遷移により、RS
−FF22は、“L”レベルの状態を保持し、“L”レ
ベルのフラグ信号を出力する(t3)。
【0117】よって、ANDゲート24の出力は“L”
レベルとなり、また、“L”レベルのTMCC復号完了
信号により、ANDゲート26の出力も“L”レベルと
なる。これらに伴ってORゲート27の出力もまた
“L”レベルを示し、ANDゲート28の出力、すなわ
ち書き込み指示信号は“L”レベルに遷移する。これに
より、TMCC復号完了信号におけるパルス「A」に同
期した書き込み指示信号「a」の発生を可能にしてい
る。
【0118】以上の動作により、受信装置の電源投入等
の起動時または搬送波変更等による再同期時において、
ディジタル信号の同期が検出されてから最初のTMCC
信号の復号が完了した際に、TMCC信号の更新が高速
に達成される。
【0119】つづいて、同期検出信号が“H”レベルを
保持した状態、すなわち図10の位相復調装置130や
同期検出回路132等によってディジタル信号の同期が
とられている状態において、新たなTMCC信号(TM
CC入力における「T2」)が入力された場合を考え
る。
【0120】新たなTMCC信号は、TMCC復号回路
によって復号されてTMCC信号として出力され、TM
CC復号回路は、復号の完了を示すTMCC復号完了信
号をパルス「B」として出力する。この際、立ち上がり
検出回路20は、同期検出信号の立ち上がりにおいてワ
ンショットのみのパルスを出力するので、RS−FF2
2のセット端子には“L”レベルの信号が入力されたま
まであり、パルス「B」の立ち上がり状態、すなわちR
S−FF22のリセット端子に“H”レベルの信号が入
力されても、RS−FF22の出力となるフラグ信号は
“L”レベルを示したままである。よって、ANDゲー
ト24の出力は“L”レベルを示し、ORゲート27の
出力は、ANDゲート26の出力レベルに委ねられる。
【0121】ANDゲート26は、他方の入力端子とし
て“H”レベルのTMCC復号完了信号を入力するが、
その出力レベルは、一方の入力端子に入力される信号レ
ベル、すなわち比較回路18の出力レベルに委ねられ
る。
【0122】ここで、更新指示情報保持領域12に新た
に入力された更新指示情報を示す数値が、更新指示情報
記憶領域16にすでに記憶されている更新指示情報を示
す数値と同一であれば、比較回路18は、双方の更新指
示情報の一致状態を示す“L”レベルの比較結果信号を
出力する。この“L”レベルの比較結果信号により、A
NDゲート26の出力は、“L”レベルを示し、これに
伴ってORゲート27の出力もまた“L”レベルを示
す。そして、ANDゲート28の出力もまた“L”レベ
ルとなり、レジスタ15によるTMCC信号の書き込み
はおこなわれない(書き込み指示における点線「b」の
位置に相当し、書き込み指示におけるパルスが発生しな
かったことを示す)。
【0123】この状態において、さらに新たなTMCC
信号(TMCC入力の「T3」)が入力された場合、T
MCC復号回路は、復号の完了を示すTMCC復号完了
信号をパルス「C」として出力する。この際、RS−F
F22、ANDゲート24およびANDゲート26の出
力レベルは、上述したパルス「B」の場合と同じである
ので説明を省略する。
【0124】ここで、更新指示情報保持領域12に新た
に入力された更新指示情報を示す数値が、更新指示情報
記憶領域16にすでに記憶されている更新指示情報を示
す数値と不一致の場合、比較回路18は、双方の更新指
示情報の不一致状態を示す“H”レベルの比較結果信号
を出力する(t4)。この“H”レベルの比較結果信号
により、ANDゲート26の出力は、“H”レベルを示
し、これに伴ってORゲート27の出力もまた“H”レ
ベルを示す。そして、ANDゲート28の出力もまた
“H”レベルとなり、書き込み指示信号(パルス
「c」)がレジスタ15に入力されることにより、レジ
スタ15によるTMCC信号の書き込みがおこなわれ
る。
【0125】比較結果信号の“H”レベルの状態は、つ
ぎの新たなTMCC信号(TMCC入力における「T
4」)が入力された際に、比較回路18による更新指示
情報の比較結果が一致する場合、すなわち、更新指示情
報記憶領域16に記憶された更新指示情報の数値と更新
指示情報保持領域12に保持された更新情報の数値とが
同一であり、両者が一致する場合に、再び“L”レベル
へと遷移する(t5)。なお、TMCC復号完了信号に
おけるパルス「D」は、パルス「B」の状態と同一であ
るため、説明を省略する。
【0126】以上の動作により、受信装置において、デ
ィジタル信号の同期が検出されてからTMCC信号の更
新が一度だけおこなわれた後は、新たに入力された更新
指示情報とすでに記憶された更新指示情報とが異なる場
合のみ、TMCC信号の高速な更新処理がおこなわれ
る。
【0127】図3は、実施の形態1にかかる受信装置の
別の動作を説明するタイムチャートであり、特にディジ
タル信号の同期がとれていない場合の動作を示してい
る。図3において、図10の位相復調装置130や同期
検出回路132等によって同期をとることができずに、
同期検出信号が“H”レベルから“L”レベルに遷移す
ると、ANDゲート28の出力は、“L”レベルを示す
(t6)。
【0128】これにより、その後、比較結果が“L”レ
ベルから“H”レベルへ推移し(t7)、復号の完了を
示すTMCC復号完了信号におけるパルス「G」が出力
されたとしても、レジスタ15に対して書き込み指示信
号となるパルスの出力はされず(書き込み指示における
点線「g」の位置に相当し、書き込み指示パルスが発生
しなかったことを示す)、レジスタ15によるTMCC
信号の書き込みはおこなわれない。
【0129】なお、復号の完了を示すTMCC復号完了
信号におけるパルス「E」、書き込み指示におけるパル
ス「e」に関しては、TMCC復号完了信号におけるパ
ルス「C」、書き込み指示におけるパルス「c」と、T
MCC復号完了信号におけるパルス「F」、書き込み指
示における相当する点線部分「f」に関しては、「B」
または「D」、「b」または「d」とそれぞれ同様であ
るので、それらの説明は省略する。
【0130】このように、ディジタル信号の同期がとれ
ていないにもかかわらず、雑音の混入等により、偶然に
復号の完了を示すTMCC復号完了信号がパルスGとし
て出力され、更新指示情報保持領域12に保持される更
新指示情報が、更新指示情報記憶領域16に記憶された
数値と一致しないような数値を示した場合であっても、
書き込み指示信号となるパルスが出力されることはな
く、TMCC信号の誤った更新を防ぐことができる。
【0131】以上に説明したように実施の形態1にかか
る受信装置および受信方法によれば、ディジタル信号の
同期状態、特に同期を示す同期検出信号の立ち上がり状
態を検出して、その際、更新指示情報の内容にかかわら
ず必ずTMCC信号の書き込み指示をおこなうので、電
源投入時や再同期時におけるTMCC信号の取得を確実
なものにするとともに、同期のとれた状態においては、
新たに受信した更新指示情報がすでに記憶された更新指
示情報と異なる場合のみ、データ・ストリームの復号に
用いるTMCC信号を更新するので、適宜変更されるデ
ィジタル信号のTMCC信号の更新を効率的にかつ確実
におこなうことができる。
【0132】また、TMCC信号の更新判断を、立ち上
がり検出回路20、RS−FF22、論理回路および比
較回路18による小規模な回路構成により実現でき、消
費電力の大幅な増大を回避することができる。
【0133】(実施の形態2)つぎに、実施の形態2に
かかる受信装置および受信方法について説明する。実施
の形態2にかかる受信装置および受信方法は、実施の形
態1にかかるTMCC取得回路に入力する同期検出信号
を選択する選択回路を備えた点が、実施の形態1にかか
る受信装置および受信方法と異なる点である。
【0134】図4は、実施の形態2にかかる受信装置の
概略構成を示すブロック図である。図4において、受信
装置は、位相復調回路31と、ビタビ復号回路32と、
同期検出回路33と、選択回路34と、TMCC復号回
路35と、データ・ストリーム復号回路36と、TS選
択回路37と、TMCC取得回路40と、から構成され
る。
【0135】位相復調回路31は、位相復調装置130
と同様に、送信装置においてディジタル位相変調された
ディジタル信号を受信して、ディジタル位相復調をおこ
なう回路であり、変調に使用されている搬送波およびデ
ィジタル・データのクロックを再生して、搬送波の位相
を変調しているディジタル信号を検出する。また、位相
復調回路31は、受信したディジタル信号の位相同期が
とれた場合、すなわち、搬送波およびクロックの再生が
できている状態において、例えば“H”レベルに遷移す
る位相復調同期信号を出力する。この位相復調同期信号
は選択回路34に入力される。
【0136】位相復調回路31において復調された信号
は、ビタビ復号回路32に入力される。ビタビ復号回路
32は、ビタビ復号回路131と同様に、送信装置にお
いて、冗長信号の付加により符号化された信号を復号す
る回路であり、特に畳み込み符号に対する復号をおこな
う回路である。
【0137】ビタビ復号回路32において復号された信
号は、同期検出回路33に入力される。同期検出回路3
3は、同期検出回路132と同様に、ビタビ復号回路3
2において復号された信号からTMCC信号とデータ・
ストリームとの識別をおこなう回路であり、フレームの
境界等に挿入されている同期語を検出してTMCC信号
やその他の情報の位置を特定する。また、同期検出回路
33は、入力された信号のフレーム同期がとれた場合、
すなわち、上記位置が特定できている場合に、例えば
“H”レベルに遷移するフレーム同期信号を出力する。
このフレーム同期信号もまた選択回路34に入力され
る。
【0138】同期検出回路33において識別されて抽出
されたTMCC信号は、データ・ストリームの完全な復
号に先だって、TMCC復号回路35に入力され、復号
処理が施される。TMCC復号回路35は、図10に示
すエネルギー拡散信号除去回路133および外符号誤り
訂正回路134からなるTMCC信号を復号するための
回路であり、ここではこれらの説明を省略する。また、
TMCC復号回路35は、復号されたTMCC信号を出
力するとともに、TMCC信号の復号が完了した場合に
例えば“H”レベルを示すTMCC復号完了信号を出力
する。
【0139】これらTMCC信号およびTMCC復号完
了信号はともに、実施の形態1にかかるTMCC取得回
路40に入力される。ここで、選択回路34は、位相復
調同期信号とフレーム同期信号の一方を選択して、選択
した信号を同期検出信号として出力する回路である。T
MCC取得装置40は、この選択回路34から同期検出
信号を入力する。TMCC取得装置40の動作は、実施
の形態1の説明したとおりである。なお、このTMCC
信号には、上述した更新指示情報も含まれているものと
する。
【0140】つづいて、同期検出回路33において識別
されたデータ・ストリームがデータ・ストリーム復号回
路36に入力され、TMCC取得回路40において取得
されたTMCC信号に基づく復号処理が施される。デー
タ・ストリーム復号回路36は、図10に示すデインタ
リーバ136、エネルギー拡散信号除去回路137およ
び外符号誤り訂正回路138からなるデータ・ストリー
ムを復号するための回路であり、ここではこれらの説明
を省略する。
【0141】データ・ストリーム復号回路36において
復号されたデータ・ストリームは、TS選択回路37に
入力される。TS選択回路37は、TS選択回路139
と同様に、TMCC取得回路40に記憶されたTMCC
信号に基づいて、多重化されているデータ・ストリーム
から個々のデータ・ストリームを抽出し、所望のデータ
・ストリーム、すなわち実施の形態2にかかる受信装置
では、送信装置において入力された入力信号TSのいず
れかを選択する回路である。TS選択回路37において
選択されて出力されるTS信号は、後段のMPEG復号
回路(図示せず)に入力され、表示装置への動画像表示
を可能にする。
【0142】実施の形態2にかかる受信装置の実現方法
としては、例えば、位相復調回路31とそれ以外の回路
は、それぞれ別個のLSIで構成されてもよく、また、
全回路が1つのLSIで構成されていてもよい。
【0143】図5は、実施の形態2にかかる受信装置の
別の概略構成を示すブロック図である。図4において
は、選択回路34に対し、位相復調回路31から出力さ
れる位相復調同期信号と、同期検出回路33から出力さ
れるフレーム同期信号と、を入力して選択できることと
したが、図5における受信装置は、位相復調回路31か
ら出力される位相復調同期信号の代わりに、ディジタル
復調回路50から出力される復調状態信号、すなわち、
ディジタル信号の復調がおこなわれたことを示す復調状
態信号を同期信号として、選択回路34へ入力する点が
異なる。
【0144】その他の構成は図4における受信装置の構
成と同一であるので、その説明は省略する。ディジタル
復調回路50としては、伝送されるディジタル信号のデ
ィジタル変調方式に合わせて振幅復調や周波数復調等、
変調されたディジタル信号を復調し、復調により復調状
態信号が出力されるすべてのディジタル復調回路を含む
ものであり、受信装置や受信装置がおこなう復調の方法
により任意に定めることができる。すなわち、ディジタ
ル復調回路50は、位相復調回路31による位相復調以
外のディジタル復調をおこなう復調回路である。
【0145】また、図5において、図示しない外部回路
からの信号をビタビ復号回路32に入力するように示し
ているが、図4に示す位相復調回路31のように、ディ
ジタル復調回路50によって復調された信号をビタビ復
号回路32へ入力することができる。
【0146】また、図4に示す位相復調回路31や図5
に示すディジタル復調回路50のほか、ディジタル処理
において出力される同期検出に相当する信号を用いて、
その信号をTMCC取得回路40に入力する同期検出信
号としてもよい。
【0147】以上に説明したように実施の形態2にかか
る受信装置および受信方法によれば、実施の形態1にか
かる受信装置および受信方法のTMCC取得回路40に
入力する同期検出信号の選択をおこなう選択回路34を
備えているので、受信装置に備わる種々の同期検出を示
す信号を利用でき、TMCC信号の更新判断をより柔軟
におこなうことができる。
【0148】なお、実施の形態1および2にかかる受信
装置は、衛星を介した無線通信だけでなく、地上波のみ
による無線通信やケーブル敷設による有線通信等、種々
の通信インフラストラクチャに対応できる。
【0149】
【発明の効果】以上、説明したとおり、請求項1の発明
によれば、同期検出手段により出力された、ディジタル
信号の同期の検出を示す同期検出信号の入力があってか
ら、最初に復号完了信号出力手段により出力された復号
完了信号が入力されたときに、データ構成制御信号を更
新するデータ構成制御信号更新手段を備えているので、
例えば、受信装置の電源投入等の起動時または搬送波変
更等による再同期時において、最初にデータ構成制御信
号の復号が完了した際に、データ構成制御信号の更新が
おこなわれ、迅速にかつ小規模な回路構成によってデー
タ構成制御信号の取得が可能な受信装置を提供すること
ができるという効果を奏する。
【0150】また、請求項2の発明によれば、パルス出
力手段と同期状態保持手段とを備え、同期検出信号が入
力されている状態において、同期状態が保持され、か
つ、復号完了信号が入力されたとき、前記データ構成制
御信号を更新するので、例えば、受信装置の電源投入等
の起動時または搬送波変更等による再同期時において、
最初にデータ構成制御信号の復号が完了した際に、デー
タ構成制御信号の更新がおこなわれ、より小規模な回路
構成によってデータ構成制御信号の取得が可能な受信装
置を提供することができるという効果を奏する。
【0151】また、請求項3の発明によれば、同期検出
信号が同期状態を示している状態において、すでに記憶
されている更新指示情報と新たに受信して復号された更
新指示情報とを比較して出力される比較信号が不一致状
態を示し、かつ、復号完了信号がデータ構成制御信号の
復号の完了を示した際に、データ・ストリームの復号に
用いられるデータ構成制御信号を新たなデータ構成制御
信号に変更するデータ構成制御信号更新手段を備えてい
るので、ディジタル信号の同期が検出されてからデータ
構成制御信号の更新が一度だけおこなわれた後は、新た
に受信した更新指示情報とすでに記憶されている更新指
示情報とが異なる場合のみに、データ構成制御信号の更
新がおこなわれ、効率的でかつ迅速なデータ構成制御信
号の取得が可能となる受信装置を提供することができる
という効果を奏する。
【0152】また、請求項4の発明によれば、同期検出
信号として、データ・ストリームとデータ構成制御信号
とが識別された状態を示す信号を用いるので、新たに同
期検出信号を出力する回路を付加せずに、受信装置に従
来備わっている回路を利用することができ、装置構成の
複雑化を回避し、より小規模な構成によってデータ構成
制御信号の取得が可能な受信装置を提供することができ
るという効果を奏する。
【0153】また、請求項5の発明によれば、同期検出
信号として、ディジタル復調回路から出力され、ディジ
タル信号の復調された状態を示す信号を用いるので、新
たに同期検出信号を出力する回路を付加せずに、受信装
置に従来備わっている回路を利用することができ、装置
構成の複雑化を回避し、より小規模な構成によってデー
タ構成制御信号の取得が可能な受信装置を提供すること
ができるという効果を奏する。
【0154】また、請求項6の発明によれば、同期検出
信号として、ディジタル位相復調回路から出力され、デ
ィジタル信号の位相復調された状態を示す信号を用いる
ので、新たに同期検出信号を出力する回路を付加せず
に、受信装置に従来備わっている回路を利用することが
でき、装置構成の複雑化を回避し、より小規模な構成に
よってデータ構成制御信号の取得が可能な受信装置を提
供することができるという効果を奏する。
【0155】また、請求項7の発明によれば、同期検出
手段から出力される識別状態信号と、ディジタル復調手
段から出力される復調状態信号とを選択して一方を同期
検出信号として出力する選択手段を備えているので、受
信装置に備わる種々の同期検出を示す信号を状況に応じ
て使い分けることができ、データ構成制御信号の更新判
断をより柔軟におこなうことが可能な受信装置を提供す
ることができるという効果を奏する。
【0156】また、請求項8の発明によれば、同期検出
手段から出力される識別状態信号と、ディジタル位相復
調手段から出力される復調状態信号とを選択して一方を
同期検出信号として出力する選択手段を備えているの
で、受信装置に備わる種々の同期検出を示す信号を状況
に応じて使い分けることができ、データ構成制御信号の
更新判断をより柔軟におこなうことが可能な受信装置を
提供することができるという効果を奏する。
【0157】また、請求項9の発明によれば、ディジタ
ル信号の同期の検出を示す同期検出信号の入力があって
から、最初に出力された復号完了信号が入力されたとき
に、データ構成制御信号を更新するので、例えば、受信
装置の電源投入等の起動時または搬送波変更等による再
同期時において、最初にデータ構成制御信号の復号が完
了した際に、データ構成制御信号の更新がおこなわれ、
迅速にかつ効率的にデータ構成制御信号の取得が可能な
受信方法を提供することができるという効果を奏する。
【0158】また、請求項10の発明によれば、同期検
出信号が同期状態を示し、かつ、すでに記憶されている
更新指示情報と新たに受信して復号された更新指示情報
とが不一致状態を示す状態において、復号完了信号がデ
ータ構成制御信号の復号の完了を示した際に、データ・
ストリームの復号に用いられるデータ構成制御信号を新
たなデータ構成制御信号に変更するので、ディジタル信
号の同期が検出されてからデータ構成制御信号の更新が
一度だけおこなわれた後は、新たに受信した更新指示情
報とすでに記憶されている更新指示情報とが異なる場合
のみに、データ構成制御信号の更新がおこなわれ、効率
的でかつ迅速なデータ構成制御信号の取得が可能な受信
方法を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる受信装置のT
MCC取得回路の概略構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1にかかる受信装置の動作を説明す
るタイムチャートである。
【図3】実施の形態1にかかる受信装置の別の動作を説
明するタイムチャートである。
【図4】この発明の実施の形態2にかかる受信装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図5】実施の形態2にかかる受信装置の別の概略構成
を示すブロック図である。
【図6】従来の送信装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図7】内符号誤り制御信号付加回路において畳み込み
符号の付加をおこなう内部回路の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】ディジタル位相変調方式の説明図である。
【図9】送信装置から伝送されるディジタル信号の構成
の一例を示す説明図である。
【図10】従来の受信装置の概略構成を示すブロック図
である。
【図11】従来のTMCC取得回路の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図12】従来のTMCC取得回路の別の概略構成を示
すブロック図である。
【図13】従来のTMCC取得回路のさらに別の概略構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 バッファ 12 更新指示情報保持領域 15 レジスタ 16 更新指示情報記憶領域 18 比較回路 20 立ち上がり検出回路 22 RS−FF 24,26,28 ANDゲート 27 ORゲート 31 位相復調回路 32 ビタビ復号回路 33 同期検出回路 34 選択回路 35 TMCC復号回路 36 データ・ストリーム復号回路 37 TS選択回路 40 TMCC取得回路 50 ディジタル復調回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送方式が異なる複数のデータ・ストリ
    ームと、前記データ・ストリームの伝送方式および構成
    配置を示すデータ構成制御信号と、前記データ構成制御
    信号の更新を指示する更新指示情報と、が多重化された
    ディジタル信号を受信し、前記更新指示情報に基づいて
    前記データ構成制御信号を更新し、前記更新されたデー
    タ構成制御信号を用いて、前記データ・ストリームの復
    号をおこなう受信装置において、 前記ディジタル信号の同期を検出し、同期状態を示す同
    期検出信号を出力する同期検出手段と、 前記データ構成制御信号の復号の完了状態を示す復号完
    了信号を出力する復号完了信号出力手段と、 前記同期検出手段により出力された同期検出信号が入力
    されている状態において、前記同期検出信号が入力され
    た後、最初に前記復号完了信号出力手段により出力され
    た復号完了信号が入力されたとき、前記データ構成制御
    信号を更新するデータ構成制御信号更新手段と、 を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記データ構成制御信号更新手段は、 前記同期検出手段により出力された同期検出信号が入力
    されることにより同期検出パルスを出力するパルス出力
    手段と、 前記パルス出力手段により出力された同期検出パルスが
    入力されることにより同期状態を保持し、前記復号完了
    信号出力手段により出力された復号完了信号が入力され
    ることにより前記同期状態を解除する同期状態保持手段
    と、を備え、 前記同期検出手段により出力された同期検出信号が入力
    されている状態において、前記同期状態保持手段により
    前記同期状態が保持され、かつ、前記復号完了信号出力
    手段により出力された復号完了信号が入力されたとき、
    前記データ構成制御信号を更新することを特徴とする請
    求項1に記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 伝送方式が異なる複数のデータ・ストリ
    ームと、前記データ・ストリームの伝送方式および構成
    配置を示すデータ構成制御信号と、前記データ構成制御
    信号の更新を指示する更新指示情報と、が多重化された
    ディジタル信号を受信し、前記更新指示情報に基づいて
    前記データ構成制御信号を更新し、前記更新されたデー
    タ構成制御信号を用いて、前記データ・ストリームの復
    号をおこなう受信装置において、 前記ディジタル信号の同期を検出し、同期状態を示す同
    期検出信号を出力する同期検出手段と、 前記データ構成制御信号を復号して復号完了信号を出力
    する復号完了信号出力手段と、 前記更新指示情報を記憶する更新指示情報記憶手段と、 前記更新指示情報記憶手段に記憶されている更新指示情
    報と新たに受信された更新指示情報との不一致を検出
    し、不一致状態を示す不一致検出信号を出力する不一致
    検出手段と、 前記同期検出手段により出力された同期検出信号が入力
    されている状態において、前記不一致検出手段により出
    力された不一致検出信号が入力され、かつ、前記復号完
    了信号出力手段により出力された復号完了信号が入力さ
    れたとき、前記データ構成制御信号を更新するデータ構
    成制御信号更新手段と、 を備えることを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 前記同期検出手段は、 前記データ・ストリームと前記データ構成制御信号とが
    識別された状態を示す識別状態信号を前記同期検出信号
    として出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か一つに記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 前記同期検出手段は、 ディジタル変調された前記ディジタル信号が復調された
    状態を示す復調状態信号を前記同期検出信号として出力
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記
    載の受信装置。
  6. 【請求項6】 前記同期検出手段は、 ディジタル位相変調された前記ディジタル信号が位相復
    調された状態を示す位相復調状態信号を前記同期検出信
    号として出力することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか一つに記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 前記同期検出手段は、 さらに、前記データ・ストリームと前記データ構成制御
    信号とが識別された状態を示す識別状態信号と、ディジ
    タル変調された前記ディジタル信号が復調された状態を
    示す復調状態信号との一方の信号を選択可能とし、選択
    された信号を同期検出信号として出力する選択手段を備
    えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記
    載の受信装置。
  8. 【請求項8】 前記同期検出手段は、 さらに、前記データ・ストリームと前記データ構成制御
    信号とが識別された状態を示す識別状態信号と、ディジ
    タル位相変調された前記ディジタル信号が位相復調され
    た状態を示す位相復調状態信号との一方の信号を選択可
    能とし、選択された信号を同期検出信号として出力する
    選択手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか一つに記載の受信装置。
  9. 【請求項9】 伝送方式が異なる複数のデータ・ストリ
    ームと、前記データ・ストリームの伝送方式および構成
    配置を示すデータ構成制御信号と、前記データ構成制御
    信号の更新を指示する更新指示情報と、が多重化された
    ディジタル信号を受信し、前記更新指示情報に基づいて
    前記データ構成制御信号を更新し、前記更新されたデー
    タ構成制御信号を用いて、前記データ・ストリームの復
    号をおこなう受信方法において、 前記ディジタル信号の同期が検出された後、最初に前記
    データ構成制御信号の復号が完了したとき、前記データ
    構成制御信号を更新することを特徴とする受信方法。
  10. 【請求項10】 伝送方式が異なる複数のデータ・スト
    リームと、前記データ・ストリームの伝送方式および構
    成配置を示すデータ構成制御信号と、前記データ構成制
    御信号の更新を指示する更新指示情報と、が多重化され
    たディジタル信号を受信し、前記更新指示情報に基づい
    て前記データ構成制御信号を更新し、前記更新されたデ
    ータ構成制御信号を用いて、前記データ・ストリームの
    復号をおこなう受信方法において、 前記更新指示情報を記憶し、 前記ディジタル信号の同期が検出され、かつ、記憶され
    た前記更新指示情報と新たに受信された更新指示情報と
    の不一致が検出された状態において、前記データ構成制
    御信号の復号が完了したとき、前記データ構成制御信号
    を更新することを特徴とする受信方法。
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