JP2000164791A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000164791A
JP2000164791A JP10336728A JP33672898A JP2000164791A JP 2000164791 A JP2000164791 A JP 2000164791A JP 10336728 A JP10336728 A JP 10336728A JP 33672898 A JP33672898 A JP 33672898A JP 2000164791 A JP2000164791 A JP 2000164791A
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semiconductor device
wiring
semiconductor
chips
semiconductor chip
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Kensuke Tokida
健祐 常田
Koji Nagaoka
講二 長岡
Seiichiro Tsukui
誠一郎 津久井
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1チップに占めるアウターリードの割合を低
減し、実装基板への高密度実装を実現する。 【解決手段】 テープ状の基板1に、0.1〜0.2m
mの微小な隙間を設けて4個のKGDな半導体チップ2
を配置する。基板1の一面には配線3が形成され、両端
にはガルウイング状に切断加工されたアウターリード3
aが形成されている。半導体チップ2の表面にはボンデ
ィングパッド4とバンプ5が形成され、バンプ5には配
線3のインナーリード3bが電気的に接続される。半導
体チップ2の各端子のうち、チップ間で共通にできる端
子には共通の配線3が接続され、チップ毎に異なる入出
力を設ける必要がある端子には独立の配線3が接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術に関し、特に、複数の半導体チップを1つのパッケ
ージに組み込んだ半導体装置およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば、昭和59年11月30日、株
式会社オーム社発行、「LSIハンドブック」、p41
0に記載されているように、TCP(テープキャリアパ
ッケージ)といわれるパッケージ技術が知られている。
また、たとえば、1998年、5月28日、日刊工業新
聞社発行、「超小型パッケージCSP/BGA技術」、
p25〜p33に記載されているように、CSP(チッ
プサイズパッケージ)といわれるパッケージ技術が知ら
れている。
【0003】CSPあるいはTCPの技術は高密度実装
の要求を満足すべく開発されつつある技術であり、近年
の携帯電話等の代表される電子製品の小型化あるいは高
性能化の要求を満足するべくその開発が進められてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記したT
CP技術あるいはCSP技術を用いたパッケージでは、
1つのパッケージに1つの半導体チップが組み込まれて
いる。すなわち、1つのチップを回路基板に実装するに
は、パッケージのアウターリードを含めた実装面積が必
要であり、1チップすなわち1パッケージについての各
アウターリードの占める面積が必要である。このような
面積の必要性は高密度実装の要求に反する。
【0005】また、パッケージを実装するにはアウター
リードを接続する実装パッドが必要であり、実装基板
(回路基板)に実装パッドを設けるための前記したよう
な面積の増加に加えて、回路基板上の配線の引き回しが
複雑になる問題がある。このような配線の複雑化は、設
計の困難性を高めるだけでなく、配線を形成するための
面積が増加し、高密度実装の要求に反することとなる。
【0006】また、回路ブロック等が変更される度に、
複雑な回路基板(実装基板)の配線設計をし直す必要が
ある。
【0007】本発明の目的は、1チップに占めるアウタ
ーリードの割合を低減し、実装基板への高密度実装を実
現することにある。
【0008】また、本発明の目的は、チップ間の配線距
離を短くして回路性能を向上することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明の半導体装置は、複数個
のチップを1つのパッケージに内蔵することにより、チ
ップ1個あたりのアウターリードの数を減少し、同一性
能を実現するチップセットに対してアウターリードの占
める面積を低減し、高密度実装を実現するものである。
また、チップ1個あたりのアウターリード数の減少は、
実装基板の配線を簡略化することも可能となり、さら
に、チップ間の配線距離を実装基板を介することなくパ
ッケージ内での接続を実現して短くすることができる。
この配線間距離の短縮によりチップ間の信号伝達時間を
短縮して回路応答等その性能を向上できる。
【0012】なお、1つのパッケージに内蔵される複数
個のチップのうち、1つのチップが不良品で有る場合に
は、パッケージ全体が不良品になる恐れがあるが、KG
D(Known Good Die)技術を用いてチップ毎の良不良を
判定し、良品チップのみをパッケージ化することにより
製品歩留まりを向上することができる。KGD技術は、
ウェハもしくはチップ状態でのバーンイン等の電気的特
性試験を行うプロセス技術であり、ウェハもしくはチッ
プレベルでの良否の判定が可能となる技術である。
【0013】以下、本発明の代表的なものの概要を列記
して示す。
【0014】(1)本発明の半導体装置は、インナーリ
ード部を有する配線が形成された絶縁基体と、接続端子
をその主面に有する半導体チップとを備え、接続端子と
配線とがインナーリード部を介して電気的に接続された
半導体装置であって、単一の絶縁基体に面して、複数の
半導体チップが配置されているものである。
【0015】(2)本発明の半導体装置は、前記(1)
記載の半導体装置であって、絶縁基体は、テープ状の弾
性部材である。
【0016】(3)本発明の半導体装置は、前記(1)
または(2)記載の半導体装置であって、さらに、配線
に電気的に接続されたアウターリードを有し、アウター
リードは、配線の一部を整形加工して形成され絶縁基体
の周辺から露出したリード、または、半導体チップが配
置された面とは逆の絶縁基体面に形成されたバンプであ
る。
【0017】(4)本発明の半導体装置は、前記(1)
〜(3)記載の半導体装置であって、複数の半導体チッ
プのうち、一の半導体チップの何れかの接続端子と他の
半導体チップの何れかの接続端子とは共通配線で接続さ
れ、共通配線に接続されない他の接続端子は、各接続端
子毎に独立配線に接続されているものである。
【0018】(5)本発明の半導体装置は、前記(4)
記載の半導体装置であって、共通配線で接続される接続
端子は、複数の半導体チップに共通の入力または出力端
子である第1の構成、複数の半導体チップに共通の電源
供給端子である第2の構成、複数の半導体チップのうち
一の半導体チップの入力端子と他の半導体チップの出力
端子とである第3の構成、の何れかの構成を有するもの
である。
【0019】(6)本発明の半導体装置は、前記(1)
〜(5)の何れか一項に記載の半導体装置であって、複
数の半導体チップの全部または一部の裏面、または半導
体チップが配置された面とは逆の絶縁基体面に、絶縁基
体の湾曲または半導体装置の蓄熱を防止する板状部材が
配置されているものである。
【0020】(7)本発明の半導体装置は、前記(1)
記載の半導体装置であって、半導体チップをメモリ半導
体チップで構成し、そのワード・ビット構成を、メモリ
半導体チップのビット数にそのチップ個数を乗じた数の
ビットとワードとで構成するものである。
【0021】(8)本発明の半導体装置は、前記(1)
〜(7)の何れか一項に記載の半導体装置であって、半
導体装置を単層または積層して実装基板上に実装するも
のである。
【0022】(9)本発明の半導体装置の製造方法は、
(a)弾性部材からなる絶縁基体上に配線を形成し、絶
縁基体に複数の開口を形成し、複数の開口に配線の一部
であるインナーリードを露出する工程、(b)インナー
リードが形成された複数の開口のうち、一の開口のイン
ナーリードに、半導体チップの主面に形成された接続部
材をアライメントし、接続部材とインナーリードとを接
続する工程、(c)前記(b)の工程を、他の開口につ
いて繰り返す工程、(d)複数の開口および絶縁基体と
半導体チップとの空隙を樹脂で封止する工程、を有する
ものである。
【0023】(10)本発明の半導体装置の製造方法
は、前記(9)記載の半導体装置の製造方法であって、
(a)工程において、開口の形成の際に、半導体装置の
辺となる領域に配線の一部であるアウターリードを露出
する工程を有する第1の構成、(d)工程の後、半導体
チップが配置された面とは逆の絶縁基体面にボールを供
給し、ボールと配線とを接続してバンプを形成する工程
を有する第2の構成、の何れかの構成を有するものであ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態である半導体装置を示したものであり、図1
(a)は全体平面図、図1(b)は図1(a)における
b−b線断面図、図1(c)は図1(b)におけるc部
の拡大断面図である。
【0026】本実施の形態の半導体装置は、テープ状の
基板1に4個の半導体チップ2が配置されている。半導
体チップ2間には微小な隙間(クリアランス)が設けら
れており、半導体チップ2を個別にパッケージし、これ
を実装基板に4個搭載する場合と比較して実装面積を小
さくすることができる。隙間は、たとえば0.1〜0.
2mmである。
【0027】基板1は1つのTCPパッケージの基板を
構成するものであり、その一面には配線3が形成され、
両端にはアウターリード3aが形成されている。基板1
はたとえばポリイミドテープであり、配線3はたとえば
銅である。また、アウターリード3aは実装に適した形
状たとえばガルウイング状に切断加工されている。
【0028】半導体チップ2にはKGDを用いる。これ
により良品チップのみを用いて半導体装置の不良を低減
することができる。
【0029】半導体チップ2の表面にはボンディングパ
ッド4が形成され、ボンディングパッド4上にはバンプ
5が形成されている。バンプ5はたとえば金である。バ
ンプ5には配線3のインナーリード3bが接続され、半
導体チップ2の接続端子であるボンディングパッド4と
配線3とが電気的に接続されている。
【0030】本実施の形態では、半導体チップ2の各端
子(ボンディングパッド4)のうち、チップ間で共通に
できる端子には共通の配線3が接続される。たとえば電
源端子、DRAM等のメモリチップにおけるデータ線等
である。一方、チップ毎に異なる入出力を設ける必要が
ある端子には独立の配線3が接続されている。たとえば
メモリチップにおけるチップセレクト信号等である。こ
のように、共通配線については複数チップに対して1つ
で済むため、アウターリード3aの数を減少できる。こ
れにより実装面積を縮小して高密度実装を実現できる。
【0031】なお、基板1にはスリット状の開口1aが
形成されている。この開口1aは、インナーリード3b
をバンプ5に接続する為に必要な部分と、接続には必要
ないが、テープの湾曲を緩和するために形成されている
部分とがある。また、本実施の形態では、アウターリー
ド3aがパッケージの短辺側に形成されているが、長辺
側に形成されてもよい。
【0032】本実施の形態の基板1と半導体チップ2と
は、樹脂6で封止されており、周辺部分には枠体7が配
置されている。本実施の形態の半導体装置の基板1はた
とえばポリイミドテープで形成されるため、たわみが生
じる。このたわみは用途によっては好適に利用できる
が、一般的に好ましくない。このため、枠体7により機
械的強度を保持し、たわみの発生を防止することができ
る。枠体7は、たとえばプラスチック等とする。
【0033】また、本実施の形態では、放熱板8を取り
付けている。この放熱板8により半導体チップ2からの
発熱による半導体装置の加熱を防止する。蓄熱は高密度
実装の場合ほど顕著になるから、本実施の形態のように
高密度に半導体チップ2を配置する場合には放熱板8を
取り付ける効果が大きい。放熱板8はたとえばアルミニ
ウム板とする。
【0034】なお、放熱板8は、熱伝導性のよい接着剤
で取り付けられる。また、本実施の形態では半導体装置
の両面に放熱板8を配置しているが、放熱板8は、半導
体装置の一方の面にのみ配置してもよい。さらに、放熱
板8が機械的強度を有する場合には、前記枠体7は特に
必要でなく、省略が可能である。
【0035】また、本実施の形態では、半導体チップ2
を4個配置した例を示しているが、半導体チップ2は複
数であればよく、2個、3個あるいは5個以上であって
もよい。
【0036】また、本実施の形態では、基板1としてテ
ープ状の基板を例示しているが、金属からなるフレー
ム、プラスチックからなる基板等を用いてもよい。
【0037】このように1つのパッケージに複数個の半
導体チップ2が配置されているため、半導体チップ2の
1個あたりのアウターリード3aの数が、半導体チップ
を個別にパッケージした場合と比較して少なくすること
ができる。このため、アウターリード3aの占める面積
が、同一の性能を実現した場合つまり個別にパッケージ
された半導体装置を4つ実装した場合と比較して実装面
積を縮小することができる。これにより高密度実装を実
現できる。また、個別パッケージした半導体装置を4つ
実装する場合と比較して実装基板の配線数を低減し、配
線設計を簡略化し、配線面積を低減して高密度実装を有
利に行うことができる。
【0038】次に、本実施の形態の半導体装置の製造方
法を図2〜図8を用いて工程順に説明する。図2〜図8
は、本実施の形態の半導体装置の製造方法を工程順に示
した平面図または断面図である。また、図2、図3、図
5、図6および図8において、(a)は図1(a)に相
当する平面図であり、(b)は図1(b)に相当する断
面図である。図4および図7は図1(c)に相当する断
面図である。
【0039】まず、基板1用のポリイミドからなるテー
プ9を用意し、配線3を形成する。配線3の形成は、テ
ープ9へのスパッタ法等による導電膜たとえば銅膜の堆
積とフォトリソグラフィを用いたエッチングにより形成
できる。次に、テープ9に開口1aを形成する。また、
テープ9には、テープ9を送るための歯車にかみ合う孔
9b等も形成する(図2)。開口1a、孔9b等の開口
はポリイミド等樹脂の選択エッチングを用いることがで
きる。
【0040】なお、配線3の端部には、検査用パッド3
cを形成できる。また、後にアウターリード3aまたは
インナーリード3bとなる部分には、はんだあるいは金
バンプとの接着性を向上する接着層たとえば金膜を形成
してもよい。
【0041】次に、表面にボンディングパッド4および
たとえば金からなるバンプ5を形成した半導体チップ2
を1個用意し、バンプ5がインナーリード3bと接合さ
れる平面位置にこの半導体チップ2をアライメントし、
ギャングボンディングを施してバンプ5とインナーリー
ド3bとを一度に接合する(図3および図4)。
【0042】次に、別の半導体チップ2を1つ用意し、
前記工程でギャングボンディングを施した半導体チップ
2の隣りに前記工程と同様にアライメントし、ギャング
ボンディングを施す。この工程をさらに同様に2回繰り
返して、結局4個の半導体チップ2にボンディングを施
す(図5)。
【0043】次に、半導体チップ2のボンディング領域
を含むテープ9の表面に封止用のレジンを塗布し、乾燥
または加熱により硬化して樹脂6を形成する。さらに、
接着剤等により枠体7を取り付ける(図6および図
7)。
【0044】次に、放熱板8を半導体チップ2の裏面側
およびその反対面側に熱伝導性に優れた接着剤を用いて
張り付ける(図8)。なお、枠体7を放熱板8の取り付
けの前に取り付ける例を上記で例示したが、放熱板8の
取り付け後に枠体7を取り付けてもよい。
【0045】次に、検査用パッド3cを用いて製品の電
気検査を行い、テープ9を放熱板8に沿って切断し、ま
た、アウターリード3aを整形加工して、図1に示す半
導体装置が完成する。
【0046】なお、本実施の形態では、半導体チップ2
の裏面側(バックグラインド側)にアウターリード3a
を折り曲げて整形加工し、裏面側を下方とする例を示し
たが、図9に示すように、アウターリード3aを樹脂6
の形成側に折り曲げて整形加工し、半導体チップ2の表
面側を下方とすることも可能である。
【0047】(実施の形態2)図10は、本発明の半導
体装置を用いて構成されたメモリモジュールの一例を示
し、(a)は断面図、(b)は平面図を示す。
【0048】本実施の形態のメモリモジュールは、実施
の形態1で説明したと同様な半導体装置11、12をプ
リント基板13に実装したものである。半導体装置11
は、下段用にアウターリード3aが短く整形加工された
半導体装置であり、半導体装置12は、上段用にアウタ
ーリード3aが長く整形加工された半導体装置である。
【0049】また、本実施の形態のメモリモジュール
は、たとえば16Mワード×16ビットのメモリチップ
を4個搭載した半導体装置11、12を合計8個搭載す
るものであり、半導体装置11上に、半導体装置12が
積層されて搭載されている。半導体装置11、12は、
16Mワード×16ビットのメモリチップが4個で構成
されるため、64Mワード×16ビット構成のメモリ素
子となる。このようなメモリ素子が8個搭載されている
ことから、本メモリモジュールは、128Mワード×6
4ビット構成となる。
【0050】なお、本発明は、上記例示の128Mワー
ド×64ビット構成に限られず、種々の容量、ワードお
よびビット構成のメモリ素子を構成することが可能であ
り、複数のメモリ素子を用いて、種々のワードおよびビ
ット構成のメモリモジュールを構成できることはいうま
でもない。
【0051】(実施の形態3)図11は、本発明の他の
実施の形態である半導体装置を示し、図11(a)は全
体平面図、図11(b)は図11(a)におけるb−b
線断面図、図11(c)は図11(b)におけるc部の
拡大断面図である。
【0052】本実施の形態の半導体装置は、実施の形態
1における半導体装置と、アウターリード3aについて
相違し、他の部材はほぼ実施の形態1と同様である。従
って、その相違する部分についてのみ以下に説明し、同
様の部分についての繰り返しての説明は省略する。
【0053】本実施の形態の半導体装置のアウターリー
ド3aは、基板1の配線3の側に形成された半田ボール
で構成される。アウターリード3a(半田ボール)は、
半導体装置の両端部に形成されているが、中央部あるい
は周辺部の何れに形成されていてもよい。すなわち、実
装に適する位置であれば何れの位置に形成されていても
よい。また、配線3のアウターリード3aが形成される
位置には、配線3の金属面への半田付けに適した下地金
属層を設けてもよい。下地金属層としては、ニッケルお
よび半田またはニッケルおよび金の積層メッキ層とする
ことができる。さらに、アウターリード3aの部分以外
の領域には絶縁層14を設けて配線3を保護することが
できる。
【0054】なお、本実施の形態の半導体装置の製造方
法は実施の形態1の製造方法とほぼ同様である。ただ
し、アウターリードの整形加工は、本実施の形態の半田
ボールの形成がそれに代わる。半田ボールは、蒸着法あ
るいはメッキ法による半田膜の堆積後にパターニングよ
って形成する方法、あるいは、転写法を用いることがで
きる。なお、半田膜の堆積前に絶縁層14を塗布等によ
り形成し、半田ボール形成領域の絶縁層14をあらかじ
め除去しておくことが必要である。
【0055】本実施の形態の半導体装置によれば、アウ
ターリード3aは半導体装置と実装基板との間に形成さ
れることとなり、実装面積はほぼ複数のチップ面積の和
に等しくなる。このため、実装面積をさらに縮小し、高
密度実装を実現できる。また、アウターリード3aの配
置を工夫することにより、プリント基板の配線をさらに
簡素化することが可能となる。
【0056】(実施の形態4)図12は、本発明のさら
に他の実施の形態であるコンパクトフラッシュカードを
示した平面図である。
【0057】本実施の形態のコンパクトフラッシュカー
ドは、カード基板15上に本発明を適用したフラッシュ
メモリ素子16を実装したものである。フラッシュメモ
リ素子16は、実施の形態1とほぼ同様の構成を有する
が、フラッシュメモリである半導体チップ2が2個であ
る点で相違する。その他の構成は実施の形態1と同様で
ある。
【0058】このようなコンパクトフラッシュカードに
よれば、半導体チップ2間の間隔が極めて狭く配置でき
ることから、フラッシュメモリ素子16を小さく構成す
ることができ、カード基板15への実装が容易にでき
る。あるいはカード基板15をより小さくしてコンパク
トフラッシュカードを小型化できる。また、カード基板
15への他の素子の実装面積が容易に確保でき、カード
基板15の配線設計を簡略化することができる。
【0059】これに対し、本発明を適用しない場合を比
較例として図13に示す。この比較例の場合のフラッシ
ュメモリ素子17は半導体チップ2毎にアウターリード
18を有し、フラッシュメモリ素子17間のアウターリ
ード18の分だけ実装面積を多く必要とする。また、比
較例の場合は、実装面積に余裕が無いため、片側つまり
フラッシュメモリ素子17間のアウターリード18の側
をノンコネクト(NC)とし、且つ一本飛びに形成さ
せ、千鳥実装とすることで限られた面積内に実装する必
要がある。さらに、カード基板15上の配線の引き回し
においても電気的にNCである前記のようなアウターリ
ードを接続する為の実装パッドが必要であり、配線が複
雑になる不具合がある。しかしながら、本発明を適用し
た本実施の形態のコンパクトフラッシュカードでは、上
記のような不具合は生じない。
【0060】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言う
までもない。
【0061】たとえば、前記実施の形態では、同一品種
のメモリチップを複数搭載した半導体装置について説明
したが、品種の異なるチップを混在させて複数搭載する
ことが可能である。たとえばワンチップマイクロコンピ
ュータとメモリチップとを混在させることが可能であ
る。この場合、メモリチップをたとえばワンチップマイ
クロコンピュータのキャッシュメモリとして使用するこ
とが可能であり、実装面積を低減できるだけでなく、マ
イコンチップとメモリチップ間の配線距離が実装基板に
個別に実装した場合と比較して短くすることができ、チ
ップ間のデータ転送時間を短縮してシステム全体の速度
を向上できる。さらに、配線間距離の短縮は、配線容量
の低減を実現し、データ転送速度を向上できる利点もあ
る。
【0062】また、マイコンチップとASIC等他のロ
ジック回路との混在、さらにこれにメモリチップを加え
ることも可能である。このような品種の異なるチップを
混在させることは、各チップ毎にその回路性能に応じた
独自の製造プロセスの採用を許容し、各チップの製造コ
ストを低減してシステム全体のコストを低減することも
可能となる。すなわち、製造プロセスの相違するメモリ
素子とロジック素子とをワンチップ内つまり同一ウェハ
上に形成する必要はなく、製造コストの低減に寄与でき
る。
【0063】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0064】すなわち、1チップに占めるアウターリー
ドの割合を低減し、実装基板への高密度実装を実現する
ことができる。
【0065】また、チップ間の配線距離を短くして回路
性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置を示し
たものであり、(a)は全体平面図、(b)は(a)に
おけるb−b線断面図、(c)は(b)におけるc部の
拡大断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示したものであり(a)は平面図、
(b)は断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示したものであり(a)は平面図、
(b)は断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示した一部拡大断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示したものであり(a)は平面図、
(b)は断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示したものであり(a)は平面図、
(b)は断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示した一部拡大断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示したものであり(a)は平面図、
(b)は断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体装置の他の
例を示したものであり、(a)は断面図、(b)は一部
拡大断面図である。
【図10】本発明の半導体装置を用いて構成されたメモ
リモジュールの一例を示し、(a)は断面図、(b)は
平面図を示す。
【図11】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
示し、(a)は全体平面図、(b)は(a)におけるb
−b線断面図、(c)は(b)におけるc部の拡大断面
図である。
【図12】本発明のさらに他の実施の形態であるコンパ
クトフラッシュカードを示した平面図である。
【図13】コンパクトフラッシュカードの比較例を示し
た平面図である。
【符号の説明】
1 基板 1a 開口 2 半導体チップ 3 配線 3a アウターリード 3b インナーリード 3c 検査用パッド 4 ボンディングパッド 5 バンプ 6 樹脂 7 枠体 8 放熱板 9 テープ 9b 孔 11 半導体装置 12 半導体装置 13 プリント基板 14 絶縁層 15 カード基板 16、17 フラッシュメモリ素子 18 アウターリード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長岡 講二 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内 (72)発明者 津久井 誠一郎 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内 Fターム(参考) 5F044 MM03 MM07 MM16 MM39 MM40 NN09 NN13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナーリード部を有する配線が形成さ
    れた絶縁基体と、接続端子をその主面に有する半導体チ
    ップとを備え、前記接続端子と前記配線とが前記インナ
    ーリード部を介して電気的に接続された半導体装置であ
    って、 単一の前記絶縁基体に面して、複数の前記半導体チップ
    が配置されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置であって、 前記絶縁基体は、テープ状の弾性部材であることを特徴
    とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体装置であ
    って、 前記配線に電気的に接続されたアウターリードを有し、
    前記アウターリードは、前記配線の一部を整形加工して
    形成され前記絶縁基体の周辺から露出したリード、また
    は、前記半導体チップが配置された面とは逆の前記絶縁
    基体面に形成されたバンプであることを特徴とする半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体装置
    であって、 前記複数の半導体チップのうち、一の半導体チップの何
    れかの接続端子と他の半導体チップの何れかの接続端子
    とは共通配線で接続され、前記共通配線に接続されない
    他の接続端子は、各接続端子毎に独立配線に接続されて
    いることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置であって、 前記共通配線で接続される接続端子は、前記複数の半導
    体チップに共通の入力または出力端子である第1の構
    成、前記複数の半導体チップに共通の電源供給端子であ
    る第2の構成、前記複数の半導体チップのうち一の半導
    体チップの入力端子と他の半導体チップの出力端子とで
    ある第3の構成、の何れかの構成を有することを特徴と
    する半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一項に記載の半導
    体装置であって、 前記複数の半導体チップの全部または一部の裏面、また
    は前記半導体チップが配置された面とは逆の前記絶縁基
    体面に、前記絶縁基体の湾曲または半導体装置の蓄熱を
    防止する板状部材が配置されていることを特徴とする半
    導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の半導体装置であって、 前記半導体チップをメモリ半導体チップで構成し、その
    ワード・ビット構成を、前記メモリ半導体チップのビッ
    ト数にそのチップ個数を乗じた数のビットとワードとで
    構成することを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れか一項に記載の半導
    体装置であって、 前記半導体装置を単層または積層して実装基板上に実装
    することを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 (a)弾性部材からなる絶縁基体上に配
    線を形成し、前記絶縁基体に複数の開口を形成し、前記
    複数の開口に前記配線の一部であるインナーリードを露
    出する工程、(b)前記インナーリードが形成された複
    数の開口のうち、一の開口の前記インナーリードに、半
    導体チップの主面に形成された接続部材をアライメント
    し、前記接続部材と前記インナーリードとを接続する工
    程、(c)前記(b)の工程を、他の開口について繰り
    返す工程、(d)前記複数の開口および前記絶縁基体と
    前記半導体チップとの空隙を樹脂で封止する工程、を有
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の半導体装置の製造方法
    であって、前記(a)工程において、前記開口の形成の
    際に、半導体装置の辺となる領域に前記配線の一部であ
    るアウターリードを露出する工程を有する第1の構成、
    前記(d)工程の後、前記半導体チップが配置された面
    とは逆の前記絶縁基体面にボールを供給し、前記ボール
    と前記配線とを接続してバンプを形成する工程を有する
    第2の構成、の何れかの構成を有することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
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