JP2000164398A - タンデム加速装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】低エネルギ加速管内のビームのプロファイルを
モニタし得るようにして加速管内にビームを通す際の調
整作業を容易にする。 【解決手段】低エネルギ側加速管5により加速した負イ
オンビームを荷電変換器4により正イオンビームに変換
して高エネルギ側加速管6により再加速することにより
高エネルギのイオンビームを得るタンデム加速装置にお
いて、荷電変換器4の入口側にビームプロファイルモニ
タ20を配置した。
モニタし得るようにして加速管内にビームを通す際の調
整作業を容易にする。 【解決手段】低エネルギ側加速管5により加速した負イ
オンビームを荷電変換器4により正イオンビームに変換
して高エネルギ側加速管6により再加速することにより
高エネルギのイオンビームを得るタンデム加速装置にお
いて、荷電変換器4の入口側にビームプロファイルモニ
タ20を配置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負イオンを加速し
た後正イオンに変換して再加速することにより高エネル
ギのイオンビームを得るタンデム加速装置に関するもの
である。
た後正イオンに変換して再加速することにより高エネル
ギのイオンビームを得るタンデム加速装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】タンデム加速装置は、例えば図4に示し
たように構成されている。図4において1は圧力タン
ク、2は圧力タンク内に配置された高電圧ターミナル、
3は高電圧ターミナルと接地電位部との間に高電圧を印
加するシェンケル電源などの高電圧電源部、4は高電圧
ターミナル2の内側に配置された荷電変換器である。5
及び6は高電圧ターミナル2の両側にそれぞれ位置させ
た状態で圧力タンク1内に配置された低エネルギ側加速
管及び高エネルギ側加速管で、低エネルギ側加速管5の
入口5aは圧力タンク1の一端1aから外部に導出さ
れ、出口5bは荷電変換器4の入口に接続されている。
荷電変換器4の出口には高エネルギ側加速管6の入口6
aが接続され、該高エネルギ側加速管6の出口6bは圧
力タンク1の他端1bから外部に導出されている。
たように構成されている。図4において1は圧力タン
ク、2は圧力タンク内に配置された高電圧ターミナル、
3は高電圧ターミナルと接地電位部との間に高電圧を印
加するシェンケル電源などの高電圧電源部、4は高電圧
ターミナル2の内側に配置された荷電変換器である。5
及び6は高電圧ターミナル2の両側にそれぞれ位置させ
た状態で圧力タンク1内に配置された低エネルギ側加速
管及び高エネルギ側加速管で、低エネルギ側加速管5の
入口5aは圧力タンク1の一端1aから外部に導出さ
れ、出口5bは荷電変換器4の入口に接続されている。
荷電変換器4の出口には高エネルギ側加速管6の入口6
aが接続され、該高エネルギ側加速管6の出口6bは圧
力タンク1の他端1bから外部に導出されている。
【0003】7は負イオンビームを発生する負イオン
源、8は負イオン源から流出する負イオンビームに磁界
を作用させて負イオンその質量に応じた湾曲軌道に沿っ
て走行させることにより、特定の質量を有する負イオン
を抽出する質量分析電磁石である。また9は質量分析電
磁石8の出口に接続されて特定の質量の負イオンの走行
方向を調節するステアラーで、ステアラー9を通過した
負イオンビームはレンズ系10により収束されて低エネ
ルギ側加速管5の入口に供給される。
源、8は負イオン源から流出する負イオンビームに磁界
を作用させて負イオンその質量に応じた湾曲軌道に沿っ
て走行させることにより、特定の質量を有する負イオン
を抽出する質量分析電磁石である。また9は質量分析電
磁石8の出口に接続されて特定の質量の負イオンの走行
方向を調節するステアラーで、ステアラー9を通過した
負イオンビームはレンズ系10により収束されて低エネ
ルギ側加速管5の入口に供給される。
【0004】荷電変換器4の入口には、水平方向(X方
向)に相対する固定の電極の間に形成されたXスリット
と垂直方向(Y方向)に相対する固定の電極間に形成さ
れたYスリットとを有するX−Yスリット11が配置さ
れ、低エネルギ加速管5により加速された負イオンビー
ムがこのX−Yスリット11を通して荷電変換器4に入
射させられるようになっている。
向)に相対する固定の電極の間に形成されたXスリット
と垂直方向(Y方向)に相対する固定の電極間に形成さ
れたYスリットとを有するX−Yスリット11が配置さ
れ、低エネルギ加速管5により加速された負イオンビー
ムがこのX−Yスリット11を通して荷電変換器4に入
射させられるようになっている。
【0005】高エネルギ側加速管6の出口6bには偏向
電磁石12を介して、複数のターゲットチャンバに至る
ビームダクト13a,13b,…が接続されている。
電磁石12を介して、複数のターゲットチャンバに至る
ビームダクト13a,13b,…が接続されている。
【0006】図4に示したタンデム加速装置では、負イ
オン源7から発生させた負イオンが質量分析電磁石8と
ステアラー9とレンズ系10とを通して低エネルギ側加
速管5に導入され、該加速管により接地電位部から高電
位部に向けて加速される。低エネルギ側加速管5により
加速された負イオンは、X−Yスリット11を通して荷
電変換器2に導入され、該荷電変換器を通過する間に電
荷がはぎ取られて正イオンに変換される。荷電変換器2
から得られる正イオンは、高エネルギ側加速管6により
高電位部から接地電位部に向けて加速されて、偏向電磁
石12に導入され、該偏向電磁石12により偏向されて
ビームダクト13a,13b,…に送出される。
オン源7から発生させた負イオンが質量分析電磁石8と
ステアラー9とレンズ系10とを通して低エネルギ側加
速管5に導入され、該加速管により接地電位部から高電
位部に向けて加速される。低エネルギ側加速管5により
加速された負イオンは、X−Yスリット11を通して荷
電変換器2に導入され、該荷電変換器を通過する間に電
荷がはぎ取られて正イオンに変換される。荷電変換器2
から得られる正イオンは、高エネルギ側加速管6により
高電位部から接地電位部に向けて加速されて、偏向電磁
石12に導入され、該偏向電磁石12により偏向されて
ビームダクト13a,13b,…に送出される。
【0007】このタンデム加速装置においては、イオン
ビームを低エネルギ側加速管5の中心部に正しく導入す
る必要があり、また低エネルギ側加速管5により加速さ
れた負イオンのビームを荷電変換器4の狭い入口の中心
部に正しく導入する必要がある。
ビームを低エネルギ側加速管5の中心部に正しく導入す
る必要があり、また低エネルギ側加速管5により加速さ
れた負イオンのビームを荷電変換器4の狭い入口の中心
部に正しく導入する必要がある。
【0008】そのため、従来のこの種の加速装置では、
加速装置を稼働するに際して、まずステアラー9を操作
することにより、レンズ10に入射する負イオンの方向
を定めた後、加速管5内の中心部を正しくビームが通る
ようにレンズ10を調整し、低エネルギ側加速管5から
出るビームのX−Yスリット11との当たり具合から、
負イオンビームが正しく荷電変換器4の中心部に導入さ
れているか否かを判定するようにしていた。
加速装置を稼働するに際して、まずステアラー9を操作
することにより、レンズ10に入射する負イオンの方向
を定めた後、加速管5内の中心部を正しくビームが通る
ようにレンズ10を調整し、低エネルギ側加速管5から
出るビームのX−Yスリット11との当たり具合から、
負イオンビームが正しく荷電変換器4の中心部に導入さ
れているか否かを判定するようにしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
タンデム加速装置では、荷電変換器の入口にX−Yスリ
ットを配置して、低エネルギ側加速管5から出るビーム
のX−Yスリット11との当たり具合から負イオンビー
ムが正しく荷電変換器4の中心部に導入されているか否
かを判定するようにしていたが、固定のX−Yスリット
では、イオンビームの断面の形状が分からないため、ビ
ームをいずれの方向に振ればよいのか判断することが難
しく、レンズ10の調整を適確に行うことが容易でなか
った。
タンデム加速装置では、荷電変換器の入口にX−Yスリ
ットを配置して、低エネルギ側加速管5から出るビーム
のX−Yスリット11との当たり具合から負イオンビー
ムが正しく荷電変換器4の中心部に導入されているか否
かを判定するようにしていたが、固定のX−Yスリット
では、イオンビームの断面の形状が分からないため、ビ
ームをいずれの方向に振ればよいのか判断することが難
しく、レンズ10の調整を適確に行うことが容易でなか
った。
【0010】また高エネルギ側加速管6の出口側にファ
ラデーカップを配置して、マイクロマイクロアンメータ
(微小電流計)によりビーム電流を計測しながら低エネ
ルギ側に配置されたレンズ10の調整を行うことも行わ
れているが、この方法でも、加速管内でのビームの断面
形状が分からないため、レンズ10の調整を適確に行う
ことが難しかった。
ラデーカップを配置して、マイクロマイクロアンメータ
(微小電流計)によりビーム電流を計測しながら低エネ
ルギ側に配置されたレンズ10の調整を行うことも行わ
れているが、この方法でも、加速管内でのビームの断面
形状が分からないため、レンズ10の調整を適確に行う
ことが難しかった。
【0011】本発明の目的は、イオンビームを加速管の
中心軸線に正しく沿わせて荷電変換器の中心部に導入す
るための調整を容易に行うことができるようにしたタン
デム加速装置を提供することにある。
中心軸線に正しく沿わせて荷電変換器の中心部に導入す
るための調整を容易に行うことができるようにしたタン
デム加速装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、高電圧ターミ
ナルと、該高電圧ターミナルと接地電位部との間に高電
圧を印加する高電圧電源部と、負イオン源と、該負イオ
ン源が発生する負イオンのビームの走行方向を調節する
ステアラーと、該ステアラーを通過した負イオンのビー
ムを収束させるレンズ系と、該レンズ系を通過した負イ
オンのビームを高電圧ターミナル側に向けて加速する低
エネルギ側加速管と、高電圧ターミナルの内側に配置さ
れて低エネルギ側加速管により加速された負イオンを正
イオンに変換する荷電変換器と、該荷電変換器から得ら
れる正イオンを接地電位部に向けて再度加速する高エネ
ルギ側加速管とを備えたタンデム加速装置に係わるもの
である。
ナルと、該高電圧ターミナルと接地電位部との間に高電
圧を印加する高電圧電源部と、負イオン源と、該負イオ
ン源が発生する負イオンのビームの走行方向を調節する
ステアラーと、該ステアラーを通過した負イオンのビー
ムを収束させるレンズ系と、該レンズ系を通過した負イ
オンのビームを高電圧ターミナル側に向けて加速する低
エネルギ側加速管と、高電圧ターミナルの内側に配置さ
れて低エネルギ側加速管により加速された負イオンを正
イオンに変換する荷電変換器と、該荷電変換器から得ら
れる正イオンを接地電位部に向けて再度加速する高エネ
ルギ側加速管とを備えたタンデム加速装置に係わるもの
である。
【0013】本発明においては、イオンビームに触れて
該イオンビームの2次元的な強度分布を検出する検出電
極と、該検出電極をイオンビームに触れる検出位置とイ
オンビームの通路から退避した状態になる退避位置とに
変位させる駆動装置とを備えたビームプロファイルモニ
タを、低エネルギ側加速管の中間部に配置した。
該イオンビームの2次元的な強度分布を検出する検出電
極と、該検出電極をイオンビームに触れる検出位置とイ
オンビームの通路から退避した状態になる退避位置とに
変位させる駆動装置とを備えたビームプロファイルモニ
タを、低エネルギ側加速管の中間部に配置した。
【0014】上記のように、ビームプロファイルモニタ
を低エネルギ側加速管の中間部に配置すると、低エネル
ギ側加速管内における水平方向及び垂直方向のビーム密
度(ビームの大きさ)を観測しながらレンズ系の調整を
行うことができるため、イオンビームを正しく加速管の
中心軸線に沿わせて荷電変換器の中心部に導入するため
の調整を容易に行うことができる。
を低エネルギ側加速管の中間部に配置すると、低エネル
ギ側加速管内における水平方向及び垂直方向のビーム密
度(ビームの大きさ)を観測しながらレンズ系の調整を
行うことができるため、イオンビームを正しく加速管の
中心軸線に沿わせて荷電変換器の中心部に導入するため
の調整を容易に行うことができる。
【0015】上記ビームプロファイルモニタの駆動装置
を動作させるためには電源を必要とする。加速管には高
電圧が印加されているため、接地電位部に配置された電
源装置から配線を通してビームプロファイルモニタに電
源を与えることは困難である。そこで、上記のようにビ
ームプロファイルモニタを低エネルギ側加速管の中間部
に配置する場合には、ビームプロファイルモニタの近傍
に該ビームプロファイルモニタの駆動装置の電源となる
発電機を配置し、低エネルギ側加速管の外側の接地電位
部に該発電機を絶縁駆動軸を介して駆動する電動機を配
置するようにするのが好ましい。このように構成すれ
ば、ビームプロファイルモニタの駆動装置に安全に電源
を供給することができる。
を動作させるためには電源を必要とする。加速管には高
電圧が印加されているため、接地電位部に配置された電
源装置から配線を通してビームプロファイルモニタに電
源を与えることは困難である。そこで、上記のようにビ
ームプロファイルモニタを低エネルギ側加速管の中間部
に配置する場合には、ビームプロファイルモニタの近傍
に該ビームプロファイルモニタの駆動装置の電源となる
発電機を配置し、低エネルギ側加速管の外側の接地電位
部に該発電機を絶縁駆動軸を介して駆動する電動機を配
置するようにするのが好ましい。このように構成すれ
ば、ビームプロファイルモニタの駆動装置に安全に電源
を供給することができる。
【0016】上記ビームプロファイルモニタは、荷電変
換器の入口側に配置することもできる。
換器の入口側に配置することもできる。
【0017】荷電変換器としては、負イオンがストリッ
パガス中を通過する際に、負イオンとストリッパガスの
分子とを衝突させて負イオンの核外電子をはぎ取ること
により負イオンを正イオンに変換する形式のものが多く
用いられている。この種の荷電変換器は、高電圧ターミ
ナルの内側に配置されてビームの入口が低エネルギ側加
速管に臨むように配置されたチャージストリッパ管と、
電動ターボポンプによりチャージストリッパ管内にスト
リッパガスの流れを生じさせるストリッパガス循環装置
とを有していて、低エネルギ側加速管により加速された
負イオンビームをチャージストリッパ管内に導入して、
ガス中を通過させることにより、正イオンビームに変換
する。このような荷電変換器を用いる場合には、電動タ
ーボポンプに電源を供給するために高電圧ターミナルの
近傍に発電機を配置して、接地電位部側に配置された電
動機により絶縁駆動軸を介して該発電機を駆動するよう
にしている。
パガス中を通過する際に、負イオンとストリッパガスの
分子とを衝突させて負イオンの核外電子をはぎ取ること
により負イオンを正イオンに変換する形式のものが多く
用いられている。この種の荷電変換器は、高電圧ターミ
ナルの内側に配置されてビームの入口が低エネルギ側加
速管に臨むように配置されたチャージストリッパ管と、
電動ターボポンプによりチャージストリッパ管内にスト
リッパガスの流れを生じさせるストリッパガス循環装置
とを有していて、低エネルギ側加速管により加速された
負イオンビームをチャージストリッパ管内に導入して、
ガス中を通過させることにより、正イオンビームに変換
する。このような荷電変換器を用いる場合には、電動タ
ーボポンプに電源を供給するために高電圧ターミナルの
近傍に発電機を配置して、接地電位部側に配置された電
動機により絶縁駆動軸を介して該発電機を駆動するよう
にしている。
【0018】上記のような荷電変換器が用いられる場合
には、ビームプロファイルモニタをチャージストリッパ
管の入口と低エネルギ側加速管との間に位置させた状態
で配置し、ビームプロファイルモニタの駆動装置を駆動
する電源を、電動ターボポンプを駆動するために設けら
れている発電機から得るようにするのが好ましい。
には、ビームプロファイルモニタをチャージストリッパ
管の入口と低エネルギ側加速管との間に位置させた状態
で配置し、ビームプロファイルモニタの駆動装置を駆動
する電源を、電動ターボポンプを駆動するために設けら
れている発電機から得るようにするのが好ましい。
【0019】上記のようなタンデム加速装置において
は、通常接地電位部に制御盤を配置して、該制御盤にス
テアラー及びレンズ系を調整するために用いる操作機器
類を設けている。上記のようにビームプロファイルモニ
タを設けてビームの調整を容易にするためには、CRT
や液晶ディスプレイなどの表示手段と該表示手段を駆動
する回路とを備えた表示装置を制御盤に設けて、ビーム
プロファイルモニタにより検出されたビームの2次元的
な分布を該表示装置により表示するようにするのが好ま
しい。その場合、ビームプロファイルモニタの検出電極
を通して流れるビーム電流を光信号に変換する光電変換
器をビームプロファイルモニタに設けて、該光電変換器
から得られる光信号を光ファイバを通して制御盤の表示
装置に与えるようにするのが望ましい。
は、通常接地電位部に制御盤を配置して、該制御盤にス
テアラー及びレンズ系を調整するために用いる操作機器
類を設けている。上記のようにビームプロファイルモニ
タを設けてビームの調整を容易にするためには、CRT
や液晶ディスプレイなどの表示手段と該表示手段を駆動
する回路とを備えた表示装置を制御盤に設けて、ビーム
プロファイルモニタにより検出されたビームの2次元的
な分布を該表示装置により表示するようにするのが好ま
しい。その場合、ビームプロファイルモニタの検出電極
を通して流れるビーム電流を光信号に変換する光電変換
器をビームプロファイルモニタに設けて、該光電変換器
から得られる光信号を光ファイバを通して制御盤の表示
装置に与えるようにするのが望ましい。
【0020】このように、ビームプロファイルモニタの
出力信号を光ケーブルを通して制御盤に与えるようにす
れば、加速管または高電圧ターミナルに印加されている
高電圧を制御盤に誘導させることなく、安全にビームプ
ロファイルモニタからの信号を表示装置に与えて、ビー
ムの2次元的な分布を表示させることができる。
出力信号を光ケーブルを通して制御盤に与えるようにす
れば、加速管または高電圧ターミナルに印加されている
高電圧を制御盤に誘導させることなく、安全にビームプ
ロファイルモニタからの信号を表示装置に与えて、ビー
ムの2次元的な分布を表示させることができる。
【0021】なお本発明に係わるタンデム加速装置にお
いて用いる荷電変換器は、上記の形式のものに限られる
ものではなく、他の形式のもの、例えば負イオンビーム
を遮るようにフォイルを配置して、負イオンが該フォイ
ルを透過する際に、負イオンの核外電子を剥ぎ取って負
イオンを正イオンに変換する形式の荷電変換器を用いる
こともできる。
いて用いる荷電変換器は、上記の形式のものに限られる
ものではなく、他の形式のもの、例えば負イオンビーム
を遮るようにフォイルを配置して、負イオンが該フォイ
ルを透過する際に、負イオンの核外電子を剥ぎ取って負
イオンを正イオンに変換する形式の荷電変換器を用いる
こともできる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わるタンデム加
速装置の要部の構成例を示したもので、同図において2
は高電圧ターミナル、3は高電圧ターミナル2と接地電
位部との間に直流高電圧を印加する高電圧電源部、4は
高電圧ターミナル2の内側に配置された荷電変換器、5
は低エネルギ側加速管、6は高エネルギ側加速管、20
は本発明において新たに設けられたビームプロファイル
モニタであり、この例では、ビームプロファイルモニタ
20が低エネルギ側加速管5と荷電変換器4の入口との
間に挿入されている。
速装置の要部の構成例を示したもので、同図において2
は高電圧ターミナル、3は高電圧ターミナル2と接地電
位部との間に直流高電圧を印加する高電圧電源部、4は
高電圧ターミナル2の内側に配置された荷電変換器、5
は低エネルギ側加速管、6は高エネルギ側加速管、20
は本発明において新たに設けられたビームプロファイル
モニタであり、この例では、ビームプロファイルモニタ
20が低エネルギ側加速管5と荷電変換器4の入口との
間に挿入されている。
【0023】本発明で新たに設けられるビームプロファ
イルモニタ20は、イオンビームに触れて該イオンビー
ムの2次元的な強度分布を検出する検出電極20Aと、
該検出電極20Aを図示のようにイオンビームの通路を
横切る状態になる検出位置と、イオンビームの通路から
退避した状態になる退避位置とに変位させる駆動装置2
0Bとを円筒状の容器20C内に収容したものからなっ
ている。
イルモニタ20は、イオンビームに触れて該イオンビー
ムの2次元的な強度分布を検出する検出電極20Aと、
該検出電極20Aを図示のようにイオンビームの通路を
横切る状態になる検出位置と、イオンビームの通路から
退避した状態になる退避位置とに変位させる駆動装置2
0Bとを円筒状の容器20C内に収容したものからなっ
ている。
【0024】図示の例では、容器20Cの側壁部の一部
に外側に突出した中空の突出部20C1が形成されて、該
突出部20C1の内側に検出電極収納室20C2が形成さ
れ、検出電極20Aが退避位置に移動した際に検出電極
収納室20c2内に収納されるように、該収納室20C2の
大きさが設定されている。
に外側に突出した中空の突出部20C1が形成されて、該
突出部20C1の内側に検出電極収納室20C2が形成さ
れ、検出電極20Aが退避位置に移動した際に検出電極
収納室20c2内に収納されるように、該収納室20C2の
大きさが設定されている。
【0025】検出電極収納室20C2内には、駆動装置2
0Bが配置され、駆動装置20Bにより駆動されて容器
20Cの径方向に変位する支持棒20Dの先端に検出電
極20Aが支持されている。駆動装置20Bは、モータ
を駆動源として支持棒20Dを容器20Cの径方向に直
線変位させるように構成されていて、該駆動装置20B
により支持棒20Dを容器20Cの中心軸線側に変位さ
せた際に、検出電極20Aが図示のようにイオンビーム
の通路を横切ってビームに接触し得る状態になる検出位
置に配置され、駆動装置20Bにより支持棒20Dを容
器20Cの中心軸線から離れる側に移動させた際に、検
出電極20Aが検出電極収納室20C2内に退避するよう
になっている。
0Bが配置され、駆動装置20Bにより駆動されて容器
20Cの径方向に変位する支持棒20Dの先端に検出電
極20Aが支持されている。駆動装置20Bは、モータ
を駆動源として支持棒20Dを容器20Cの径方向に直
線変位させるように構成されていて、該駆動装置20B
により支持棒20Dを容器20Cの中心軸線側に変位さ
せた際に、検出電極20Aが図示のようにイオンビーム
の通路を横切ってビームに接触し得る状態になる検出位
置に配置され、駆動装置20Bにより支持棒20Dを容
器20Cの中心軸線から離れる側に移動させた際に、検
出電極20Aが検出電極収納室20C2内に退避するよう
になっている。
【0026】検出電極20Aとしては、例えば、図2
(A)に示したように、水平方向(X方向)に並ぶ多数
の単位電極20A1と、垂直方向(Y方向)に並ぶ多数の
単位電極20A2とを互いに絶縁した状態で格子状に設け
て、単位電極20A1及び20A2のそれぞれから端子20
a1及び20a2を導出したものを用いることができる。こ
のような検出電極20Aを、その中心部をイオンビーム
の通路と交差させた状態でビームの通路を横切るように
配置しておくと、イオンビームに触れている単位電極の
みを通してビーム電流が検出されるため、ビーム電流が
検出されている単位電極20A1,20A2の交点を結ぶこ
とにより、ビームの横断面のX方向及びY方向への広が
り(2次元的な強度分布)を検出することができ、その
検出出力をCRTなどの表示装置に画像化して表示させ
ることにより、ビームの断面形状(プロファイル)をモ
ニタすることができる。
(A)に示したように、水平方向(X方向)に並ぶ多数
の単位電極20A1と、垂直方向(Y方向)に並ぶ多数の
単位電極20A2とを互いに絶縁した状態で格子状に設け
て、単位電極20A1及び20A2のそれぞれから端子20
a1及び20a2を導出したものを用いることができる。こ
のような検出電極20Aを、その中心部をイオンビーム
の通路と交差させた状態でビームの通路を横切るように
配置しておくと、イオンビームに触れている単位電極の
みを通してビーム電流が検出されるため、ビーム電流が
検出されている単位電極20A1,20A2の交点を結ぶこ
とにより、ビームの横断面のX方向及びY方向への広が
り(2次元的な強度分布)を検出することができ、その
検出出力をCRTなどの表示装置に画像化して表示させ
ることにより、ビームの断面形状(プロファイル)をモ
ニタすることができる。
【0027】ビームプロファイルモニタ20の検出電極
20Aの各端子は図示しない配線を通して光電変換器2
0Eに与えられて光信号に変換され、光電変換器20E
から出力される光信号が光ファイバケーブル20Fを介
して接地電位部に配置された制御盤21に与えられるよ
うになっている。
20Aの各端子は図示しない配線を通して光電変換器2
0Eに与えられて光信号に変換され、光電変換器20E
から出力される光信号が光ファイバケーブル20Fを介
して接地電位部に配置された制御盤21に与えられるよ
うになっている。
【0028】荷電変換器4は、入口4A1及び出口4A2を
有して、入口4A1及び出口4A2をそれぞれ低エネルギ側
加速管5の出口及び高エネルギ側加速管6の入口に臨ま
せた状態で配置されたチャージスリトッパ管4Aと、チ
ャージストリッパ管4A内にストリッパガスの流れを生
じさせるストリッパガス循環装置4Bとを備えている。
ストリッパガス循環装置4Bは、ターボポンプ(分子ポ
ンプ)4aと、ターボポンプ4aの吸い込み口をチャー
ジストリッパ管4Aの入口側の端部付近に及び出口側の
端部付近に接続するガス回収用配管4b及び4cと、タ
ーボポンプ4aの吐出口をチャージストリッパ管4Aの
中間部に接続するガス供給用配管4dと、配管4dにバ
ルブ4eを介して接続されたストリッパガス供給用ボン
ベ4fとを有していて、チャージストリッパ管4Aの中
間部から該チャージストリッパ管内にガスを供給し、該
チャージストリッパ管の入口側及び出口側から該ストリ
ッパ管内のガスを回収して該チャージストリッパ管内に
ガス流を生じさせる。ストリッパガスとしては、アルゴ
ンや窒素などが用いられ、このストリッパガスはボンベ
4fから補給される。
有して、入口4A1及び出口4A2をそれぞれ低エネルギ側
加速管5の出口及び高エネルギ側加速管6の入口に臨ま
せた状態で配置されたチャージスリトッパ管4Aと、チ
ャージストリッパ管4A内にストリッパガスの流れを生
じさせるストリッパガス循環装置4Bとを備えている。
ストリッパガス循環装置4Bは、ターボポンプ(分子ポ
ンプ)4aと、ターボポンプ4aの吸い込み口をチャー
ジストリッパ管4Aの入口側の端部付近に及び出口側の
端部付近に接続するガス回収用配管4b及び4cと、タ
ーボポンプ4aの吐出口をチャージストリッパ管4Aの
中間部に接続するガス供給用配管4dと、配管4dにバ
ルブ4eを介して接続されたストリッパガス供給用ボン
ベ4fとを有していて、チャージストリッパ管4Aの中
間部から該チャージストリッパ管内にガスを供給し、該
チャージストリッパ管の入口側及び出口側から該ストリ
ッパ管内のガスを回収して該チャージストリッパ管内に
ガス流を生じさせる。ストリッパガスとしては、アルゴ
ンや窒素などが用いられ、このストリッパガスはボンベ
4fから補給される。
【0029】低エネルギ側加速管5は、中心部にビーム
を通過させる孔を有して等間隔で配置された多数の電極
5a,5a,…をガラスなどの絶縁物からなる短管5b
を介して積層した構造を有していて、各隣り合う電極5
a,5a間に分圧抵抗rが接続され、一連の分圧抵抗
r,r,…により分圧回路が構成されている。低エネル
ギ側加速管5の入口側の最端部の電極の電位は大地電位
に固定され、該加速管5の出口側の最端部の電極は高電
圧ターミナル2に電気的に接続されている。
を通過させる孔を有して等間隔で配置された多数の電極
5a,5a,…をガラスなどの絶縁物からなる短管5b
を介して積層した構造を有していて、各隣り合う電極5
a,5a間に分圧抵抗rが接続され、一連の分圧抵抗
r,r,…により分圧回路が構成されている。低エネル
ギ側加速管5の入口側の最端部の電極の電位は大地電位
に固定され、該加速管5の出口側の最端部の電極は高電
圧ターミナル2に電気的に接続されている。
【0030】低エネルギ側加速管5の出口側の端部は、
ビームプロファイルモニタ20の円筒状の容器20Cの
一端に接続され、該容器20Cの他端は、仕切り板22
を介して高電圧ターミナル2の一端に接続されている。
仕切り板22の中心部には低エネルギ側加速管5の出口
に整合する孔22aが設けられ、荷電変換器4のチャー
ジストリッパ管4Aの入口4A1は、仕切り板22の孔2
2aに整合するように配置されている。即ちこの例で
は、チャージストリッパ管4Aの入口が、孔22aと容
器20C内とを通して、低エネルギ側加速管5の出口に
臨むように構成されている。
ビームプロファイルモニタ20の円筒状の容器20Cの
一端に接続され、該容器20Cの他端は、仕切り板22
を介して高電圧ターミナル2の一端に接続されている。
仕切り板22の中心部には低エネルギ側加速管5の出口
に整合する孔22aが設けられ、荷電変換器4のチャー
ジストリッパ管4Aの入口4A1は、仕切り板22の孔2
2aに整合するように配置されている。即ちこの例で
は、チャージストリッパ管4Aの入口が、孔22aと容
器20C内とを通して、低エネルギ側加速管5の出口に
臨むように構成されている。
【0031】高エネルギ側加速管6は、等間隔で配置さ
れた多数の電極6a,6a,…を絶縁物からなる短管6
bを介して積層した構造を有し、各隣り合う電極6a,
6a間に分圧抵抗rが接続されている。第2の加速管6
の入口側の最端部の電極6aは高電圧ターミナル2に電
気的に接続され、該加速管6の出口側の最端部の電極の
電位は大地電位に固定されている。高エネルギ側加速間
6の入口側の端部は仕切り板23を介して高電圧ターミ
ナル2の他端に接続され、チャージストリッパ管4Aの
出口4A2が、端板23の中心部に設けられた孔23aを
通して高エネルギ側加速管6の入口に臨むように構成さ
れている。
れた多数の電極6a,6a,…を絶縁物からなる短管6
bを介して積層した構造を有し、各隣り合う電極6a,
6a間に分圧抵抗rが接続されている。第2の加速管6
の入口側の最端部の電極6aは高電圧ターミナル2に電
気的に接続され、該加速管6の出口側の最端部の電極の
電位は大地電位に固定されている。高エネルギ側加速間
6の入口側の端部は仕切り板23を介して高電圧ターミ
ナル2の他端に接続され、チャージストリッパ管4Aの
出口4A2が、端板23の中心部に設けられた孔23aを
通して高エネルギ側加速管6の入口に臨むように構成さ
れている。
【0032】高電圧ターミナル6には、高電圧電源部3
から大地電位に対して正の加速電圧Vが印加され、低エ
ネルギ側加速管5及び高エネルギ側加速管6のそれぞれ
の各隣り合う電極間には、加速電圧Vを抵抗r,r,…
からなる分圧回路により分圧して得た等しい電圧Vo が
印加されている。
から大地電位に対して正の加速電圧Vが印加され、低エ
ネルギ側加速管5及び高エネルギ側加速管6のそれぞれ
の各隣り合う電極間には、加速電圧Vを抵抗r,r,…
からなる分圧回路により分圧して得た等しい電圧Vo が
印加されている。
【0033】上記高電圧ターミナル2、高電圧電源部
3、荷電変換器4、低エネルギ側加速管5,高エネルギ
加速管6、及びビームプロファイルモニタ20は、図4
に示した従来例で用いられていた圧力タンク1と同様の
タンク内に収容され、低エネルギ側加速管5の入口及び
高エネルギ側加速管6の出口がそれぞれタンク1の一端
及び他端から外部に導出されている。そして、低エネル
ギ側加速管5の入口は、レンズ10とステアラー9と質
量分析電磁石8とを介して負イオン源7に接続され、高
エネルギ側加速管6の出口は、偏向電磁石12を介し
て、複数のターゲットチャンバに至るビームダクト13
a,13b,…に接続される。
3、荷電変換器4、低エネルギ側加速管5,高エネルギ
加速管6、及びビームプロファイルモニタ20は、図4
に示した従来例で用いられていた圧力タンク1と同様の
タンク内に収容され、低エネルギ側加速管5の入口及び
高エネルギ側加速管6の出口がそれぞれタンク1の一端
及び他端から外部に導出されている。そして、低エネル
ギ側加速管5の入口は、レンズ10とステアラー9と質
量分析電磁石8とを介して負イオン源7に接続され、高
エネルギ側加速管6の出口は、偏向電磁石12を介し
て、複数のターゲットチャンバに至るビームダクト13
a,13b,…に接続される。
【0034】荷電変換器4のターボポンプ4aのモータ
とプロファイルモニタ20の駆動装置20Bのモータと
に電源を与えるため、高電圧ターミナル2の近傍に発電
機24が配置され、該発電機24は、高電圧ターミナル
2から離れた接地電位部に配置された電動機25の出力
軸により絶縁駆動軸26を介して駆動されるようになっ
ている。発電機24の出力は、図示しない制御回路と高
電圧ターミナル2を貫通させた配線とを通してターボポ
ンプ4aのモータに供給されるとともに、プロファイル
モニタ20の駆動装置20Bのモータに供給されてい
る。
とプロファイルモニタ20の駆動装置20Bのモータと
に電源を与えるため、高電圧ターミナル2の近傍に発電
機24が配置され、該発電機24は、高電圧ターミナル
2から離れた接地電位部に配置された電動機25の出力
軸により絶縁駆動軸26を介して駆動されるようになっ
ている。発電機24の出力は、図示しない制御回路と高
電圧ターミナル2を貫通させた配線とを通してターボポ
ンプ4aのモータに供給されるとともに、プロファイル
モニタ20の駆動装置20Bのモータに供給されてい
る。
【0035】制御盤21には、CRTや液晶ディスプレ
イなどの表示手段と該表示手段を駆動する駆動回路とか
らなっていて光ファイバケーブル20Fを通して与えら
れたビームプロファイルモニタ20の出力を画像化して
表示する表示装置21Aと、レンズ10やステアラー9
を操作する操作ダイアルなどの操作器類21Bとが設け
られていて、表示装置21Aによりビームのプロファイ
ルをモニタしながら、レンズ及びステアラーを調整し得
るようになっている。
イなどの表示手段と該表示手段を駆動する駆動回路とか
らなっていて光ファイバケーブル20Fを通して与えら
れたビームプロファイルモニタ20の出力を画像化して
表示する表示装置21Aと、レンズ10やステアラー9
を操作する操作ダイアルなどの操作器類21Bとが設け
られていて、表示装置21Aによりビームのプロファイ
ルをモニタしながら、レンズ及びステアラーを調整し得
るようになっている。
【0036】上記のタンデム加速装置においては、低エ
ネルギ側加速管5内、高電圧ターミナル2内、及び高エ
ネルギ側加速管6内が真空にされた状態で、負イオン源
により発生させられた負イオンビームが低エネルギ側加
速管5に入射される。低エネルギ側加速管5に入射され
た負イオンビームは、電極5a,5a,…間の電界によ
り加速されて高電圧ターミナル2内の荷電変換器4に供
給される。低エネルギ側加速管5により加速された負イ
オンは、チャージストリッパ管4A内でガスの分子と衝
突することにより、その核外電子がはぎ取られて正イオ
ンに変換される。荷電変換器4から得られる正イオンビ
ームは、高エネルギ側加速管6に入射される。高エネル
ギ側加速管6内に入射された正イオンビームは、高エネ
ルギ側加速管6の電極6a,6a,…間の電界により大
地電位に向って再度加速されて、該加速管6の出口から
放射される。
ネルギ側加速管5内、高電圧ターミナル2内、及び高エ
ネルギ側加速管6内が真空にされた状態で、負イオン源
により発生させられた負イオンビームが低エネルギ側加
速管5に入射される。低エネルギ側加速管5に入射され
た負イオンビームは、電極5a,5a,…間の電界によ
り加速されて高電圧ターミナル2内の荷電変換器4に供
給される。低エネルギ側加速管5により加速された負イ
オンは、チャージストリッパ管4A内でガスの分子と衝
突することにより、その核外電子がはぎ取られて正イオ
ンに変換される。荷電変換器4から得られる正イオンビ
ームは、高エネルギ側加速管6に入射される。高エネル
ギ側加速管6内に入射された正イオンビームは、高エネ
ルギ側加速管6の電極6a,6a,…間の電界により大
地電位に向って再度加速されて、該加速管6の出口から
放射される。
【0037】上記のタンデム加速装置において、加速装
置を稼働するに先立って加速管内におけるビームの位置
を調整する際には、検出電極20Aを図示の検出位置に
配置した状態で低エネルギ側加速管5内に負イオンビー
ムを入射させ、制御盤21に設けられた表示装置に表示
されたビームの断面形状を見ながら、低エネルギ側加速
管の入口側に配置されたステアラー及びレンズを調整す
ることにより、荷電変換器4に入射するイオンビームの
中心を荷電変換器4の入口の中心位置(加速管5の中心
位置)に合わせる。
置を稼働するに先立って加速管内におけるビームの位置
を調整する際には、検出電極20Aを図示の検出位置に
配置した状態で低エネルギ側加速管5内に負イオンビー
ムを入射させ、制御盤21に設けられた表示装置に表示
されたビームの断面形状を見ながら、低エネルギ側加速
管の入口側に配置されたステアラー及びレンズを調整す
ることにより、荷電変換器4に入射するイオンビームの
中心を荷電変換器4の入口の中心位置(加速管5の中心
位置)に合わせる。
【0038】このように、本発明によれば、荷電変換器
4の入口側におけるビームの断面形状をモニタしながら
荷電変換器4に入射するイオンビームの中心を荷電変換
器4の入口の中心位置に合わせるための調整作業を行う
ことができるため、該調整作業を容易に行うことができ
る。
4の入口側におけるビームの断面形状をモニタしながら
荷電変換器4に入射するイオンビームの中心を荷電変換
器4の入口の中心位置に合わせるための調整作業を行う
ことができるため、該調整作業を容易に行うことができ
る。
【0039】ビーム位置の調整作業が完了した後は、検
出電極20Aを退避位置に退避させて、該検出電極20
Aが低エネルギ側加速管5により加速されて荷電変換器
4に入射するビームに触れないようにしておく。
出電極20Aを退避位置に退避させて、該検出電極20
Aが低エネルギ側加速管5により加速されて荷電変換器
4に入射するビームに触れないようにしておく。
【0040】上記のように荷電変換器4の入口側にビー
ムプロファイルモニタ20を配置すると、荷電変換器4
に設けるターボポンプ4aに電源を供給する発電機24
からビームプロファイルモニタ20に設ける駆動装置2
0Bにも電源を供給できるため、ビームプロファイルモ
ニタへの給電を容易にすることができる。
ムプロファイルモニタ20を配置すると、荷電変換器4
に設けるターボポンプ4aに電源を供給する発電機24
からビームプロファイルモニタ20に設ける駆動装置2
0Bにも電源を供給できるため、ビームプロファイルモ
ニタへの給電を容易にすることができる。
【0041】また上記のように、ビームプロファイルモ
ニタ20の検出電極20Aから得られる検出出力を光電
変換器20Eにより光信号に変換して光ファイバケーブ
ル20Fを通して制御盤21に導くようにすると、高電
圧ターミナル2に印加されている高電圧が制御盤21に
誘導する恐れを生じさせることなく、ビームプロファイ
ルモニタの出力を制御盤21に与えることができるので
安全性を高めることができる。
ニタ20の検出電極20Aから得られる検出出力を光電
変換器20Eにより光信号に変換して光ファイバケーブ
ル20Fを通して制御盤21に導くようにすると、高電
圧ターミナル2に印加されている高電圧が制御盤21に
誘導する恐れを生じさせることなく、ビームプロファイ
ルモニタの出力を制御盤21に与えることができるので
安全性を高めることができる。
【0042】上記の例では、ビームプロファイルモニタ
20の検出電極20Aとして、図2(A)に示すよう
に、多数の電極を格子状に配置したものを用いたが、検
出電極20Aの構成はこの例に限られるものではない。
20の検出電極20Aとして、図2(A)に示すよう
に、多数の電極を格子状に配置したものを用いたが、検
出電極20Aの構成はこの例に限られるものではない。
【0043】例えば、図2(B)に示すように、V字形
ないしはL字形に形成されて頂点Pを回動中心として回
動させられる周知の検出電極20A´を用いることもで
きる。このような検出電極20A´を左右に回動させる
と、検出電極20A´がイオンビームBに触れたときに
該検出電極を通してビーム電流が検出されるため、検出
電極20A´の回動角度位置と、各回動角度位置で検出
されるビーム電流の大きさとから、イオンビームBの断
面形状を求めることができる。
ないしはL字形に形成されて頂点Pを回動中心として回
動させられる周知の検出電極20A´を用いることもで
きる。このような検出電極20A´を左右に回動させる
と、検出電極20A´がイオンビームBに触れたときに
該検出電極を通してビーム電流が検出されるため、検出
電極20A´の回動角度位置と、各回動角度位置で検出
されるビーム電流の大きさとから、イオンビームBの断
面形状を求めることができる。
【0044】上記の例では、荷電変換器4の入口側にビ
ームプロファイルモニタ20を配置したが、図3に示す
ように、低エネルギ側加速管5の中間部(必ずしも加速
管5の長手方向の中央部である必要はない。)にビーム
プロファイルモニタ20を挿入することもできる。図3
に示したビームプロファイルモニタ20の構成は図1に
示したものと同様である。
ームプロファイルモニタ20を配置したが、図3に示す
ように、低エネルギ側加速管5の中間部(必ずしも加速
管5の長手方向の中央部である必要はない。)にビーム
プロファイルモニタ20を挿入することもできる。図3
に示したビームプロファイルモニタ20の構成は図1に
示したものと同様である。
【0045】このように、低エネルギ側加速管5の中間
部にビームプロファイルモニタ20を配置する場合に
は、荷電変換器4に給電するための発電機をビームプロ
ファイルモニタの駆動装置に電源を供給するための発電
機として利用することができないため、低エネルギ側加
速管5の近傍に発電機30を配置するとともに、接地電
位部に該発電機を駆動するための電動機31を配置し
て、該電動機31の出力軸を絶縁駆動軸32を介して発
電機30の入力軸に連結し、発電機30からビームプロ
ファイルモニタ20の駆動装置20Bに給電するように
する。
部にビームプロファイルモニタ20を配置する場合に
は、荷電変換器4に給電するための発電機をビームプロ
ファイルモニタの駆動装置に電源を供給するための発電
機として利用することができないため、低エネルギ側加
速管5の近傍に発電機30を配置するとともに、接地電
位部に該発電機を駆動するための電動機31を配置し
て、該電動機31の出力軸を絶縁駆動軸32を介して発
電機30の入力軸に連結し、発電機30からビームプロ
ファイルモニタ20の駆動装置20Bに給電するように
する。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ビーム
プロファイルモニタを荷電変換器の入口側または低エネ
ルギ側加速管の中間部に配置して、低エネルギ側加速管
内における水平方向及び垂直方向のビーム密度(ビーム
の大きさ)を観測しながらレンズ系の調整を行うことが
できるようにしたため、イオンビームを正しく加速管の
中心軸線に沿わせて荷電変換器の中心部に導入するため
の調整を容易に行うことができる。
プロファイルモニタを荷電変換器の入口側または低エネ
ルギ側加速管の中間部に配置して、低エネルギ側加速管
内における水平方向及び垂直方向のビーム密度(ビーム
の大きさ)を観測しながらレンズ系の調整を行うことが
できるようにしたため、イオンビームを正しく加速管の
中心軸線に沿わせて荷電変換器の中心部に導入するため
の調整を容易に行うことができる。
【0047】特にビームプロフアィルモニタを荷電変換
器の入口側に配置した場合には、荷電変換器に給電する
ために設けられる発電機を利用してビームプロファイル
モニタに給電できるため、ビームプロファイルモニタへ
の給電を容易にすることができる。
器の入口側に配置した場合には、荷電変換器に給電する
ために設けられる発電機を利用してビームプロファイル
モニタに給電できるため、ビームプロファイルモニタへ
の給電を容易にすることができる。
【0048】また本発明において、ビームプロファイル
モニタの出力信号を光ケーブルを通して制御盤に導くよ
うにした場合には、加速管または高電圧ターミナルに印
加されている高電圧を制御盤に誘導させることなく、安
全にビームプロファイルモニタからの信号を表示装置に
与えて、ビームの2次元的な分布を表示させることがで
きる利点がある。
モニタの出力信号を光ケーブルを通して制御盤に導くよ
うにした場合には、加速管または高電圧ターミナルに印
加されている高電圧を制御盤に誘導させることなく、安
全にビームプロファイルモニタからの信号を表示装置に
与えて、ビームの2次元的な分布を表示させることがで
きる利点がある。
【図1】本発明に係わるタンデム加速装置の要部の構成
を示した構成図である。
を示した構成図である。
【図2】(A)及び(B)はそれぞれ本発明で用いるビ
ームプロファイルモニタの検出電極の異なる構成例を示
した構成図である。
ームプロファイルモニタの検出電極の異なる構成例を示
した構成図である。
【図3】本発明に係わるタンデム加速装置の要部の他の
構成例を示した構成図である。
構成例を示した構成図である。
【図4】従来のタンデム加速装置の全体的な構成を示し
た構成図である。
た構成図である。
2 高電圧ターミナル 4 荷電変換器 5 低エネルギ側加速管 6 高エネルギ側加速管 20 ビームプロファイルモニタ 20A 検出電極 20B 駆動装置 21 制御盤
Claims (5)
- 【請求項1】 高電圧ターミナルと、前記高電圧ターミ
ナルと接地電位部との間に高電圧を印加する高電圧電源
部と、負イオン源と、前記負イオン源が発生する負イオ
ンのビームの走行方向を調節するステアラーと、前記ス
テアラーを通過した負イオンのビームを収束させるレン
ズ系と、前記レンズ系を通過した負イオンのビームを前
記高電圧ターミナル側に向けて加速する低エネルギ側加
速管と、前記高電圧ターミナルの内側に配置されて前記
低エネルギ側加速管により加速された負イオンを正イオ
ンに変換する荷電変換器と、前記荷電変換器から得られ
る正イオンを接地電位部に向けて再度加速する高エネル
ギ側加速管とを備えたタンデム加速装置において、 イオンビームに触れて該イオンビームの2次元的な強度
分布を検出する検出電極と、該検出電極をイオンビーム
に触れる検出位置とイオンビームの通路から退避した状
態になる退避位置とに変位させる駆動装置とを備えたビ
ームプロファイルモニタを、前記低エネルギ側加速管の
中間部に配置したことを特徴とするタンデム加速装置。 - 【請求項2】 高電圧ターミナルと、前記高電圧ターミ
ナルと接地電位部との間に高電圧を印加する高電圧電源
部と、負イオン源と、前記負イオン源が発生する負イオ
ンのビームの走行方向を調節するステアラーと、前記ス
テアラーを通過した負イオンのビームを収束させるレン
ズ系と、前記レンズ系を通過した負イオンのビームを前
記高電圧ターミナル側に向けて加速する低エネルギ側加
速管と、前記高電圧ターミナルの内側に配置されて前記
低エネルギ側加速管により加速された負イオンビームを
正イオンビームに変換する荷電変換器と、前記荷電変換
器から得られる正イオンビームを接地電位部に向けて再
加速する高エネルギ側加速管とを備えたタンデム加速装
置において、 イオンビームに触れて該イオンビームの2次元的な強度
分布を検出する検出電極と、該検出電極をイオンビーム
に触れる検出位置とイオンビームの通路から退避した状
態になる退避位置とに変位させる駆動装置とを備えたビ
ームプロファイルモニタを、前記低エネルギ側加速管の
中間部に配置するとともに、該ビームプロファイルモニ
タの近傍に前記駆動装置の電源となる発電機を配置し、 前記低エネルギ側加速管の外側の接地電位部に前記発電
機を絶縁駆動軸を介して駆動する電動機を配置したこと
を特徴とするタンデム加速装置。 - 【請求項3】 高電圧ターミナルと、前記高電圧ターミ
ナルと接地電位部との間に高電圧を印加する高電圧電源
部と、負イオン源と、前記負イオン源が発生する負イオ
ンのビームの走行方向を調節するステアラーと、前記ス
テアラーを通過した負イオンのビームを収束させるレン
ズ系と、前記レンズ系を通過した負イオンのビームを前
記高電圧ターミナル側に向けて加速する低エネルギ側加
速管と、前記高電圧ターミナルの内側に配置されて前記
低エネルギ側加速管により加速された負イオンを正イオ
ンに変換する荷電変換器と、前記荷電変換器から得られ
る正イオンを接地電位部に向けて再度加速する高エネル
ギ側加速管とを備えたタンデム加速装置において、 イオンビームに触れて該イオンビームの2次元的な強度
分布を検出する検出電極と、該検出電極をイオンビーム
に触れる検出位置とイオンビームの通路から退避した状
態になる退避位置とに変位させる駆動装置とを備えたビ
ームプロファイルモニタを、前記荷電変換器の入口側に
配置したことを特徴とするタンデム加速装置。 - 【請求項4】 高電圧ターミナルと、前記高電圧ターミ
ナルと接地電位部との間に高電圧を印加する高電圧電源
部と、負イオン源と、前記負イオン源が発生する負イオ
ンのビームの走行方向を調節するステアラーと、前記ス
テアラーを通過した負イオンのビームを収束させるレン
ズ系と、前記レンズ系を通過した負イオンのビームを前
記高電圧ターミナル側に向けて加速する低エネルギ側加
速管と、前記高電圧ターミナルの内側に配置されてビー
ムの入口が前記低エネルギ側加速管の出口に臨むように
配置されたチャージストリッパ管と電動ターボポンプに
より前記チャージストリッパ管内にストリッパガスの流
れを生じさせるストリッパガス循環装置とを有して前記
低エネルギ側加速管により加速された負イオンビームを
正イオンビームに変換する荷電変換器と、前記荷電変換
器から得られる正イオンビームを接地電位部に向けて再
加速する高エネルギ側加速管と、前記高電圧ターミナル
の近傍に配置されて前記電動ターボポンプに電源電圧を
供給する発電機と、接地電位部側に配置されて絶縁駆動
軸を介して前記発電機を駆動する電動機とを備えたタン
デム加速装置において、 イオンビームに触れて該イオンビームの2次元的な強度
分布を検出する検出電極と、該検出電極をイオンビーム
に触れる検出位置とイオンビームの通路から退避した状
態になる退避位置とに変位させる駆動装置とを備えたビ
ームプロファイルモニタを、前記チャージストリッパ管
の入口と前記低エネルギ側加速管との間に位置させた状
態で配置し、 前記ビームプロファイルモニタの駆動装置を駆動する電
源を前記発電機から得るようにしたことを特徴とするタ
ンデム加速装置。 - 【請求項5】 前記ステアラー及びレンズ系を調整する
ために用いる操作機器類を備えた制御盤が接地電位部に
配置されていて、前記ビームプロファイルモニタにより
検出されたビームの2次元的な分布を表示する表示装置
が前記制御盤に設けられ、 前記ビームプロファイルモニタは、前記検出電極を通し
て流れるビーム電流を光信号に変換する光電変換器を備
えていて、前記光電変換器から得られる光信号が光ファ
イバを通して前記表示装置に与えられていることを特徴
とする請求項1,2,3または4のいずれかに記載のタ
ンデム加速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33721598A JP2000164398A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | タンデム加速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33721598A JP2000164398A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | タンデム加速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000164398A true JP2000164398A (ja) | 2000-06-16 |
Family
ID=18306531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33721598A Withdrawn JP2000164398A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | タンデム加速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000164398A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006526268A (ja) * | 2003-04-25 | 2006-11-16 | ヴァリアン メディカル システムズ テクノロジーズ インコーポレイテッド | 放射強度の均等性を改善した放射線源および放射線走査システム |
JP2007123000A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Japan Atomic Energy Agency | 折り返しタンデム型静電加速器を用いたコンパクト高エネルギー集束イオンビーム形成装置 |
JP2010198942A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Honda Electronic Co Ltd | 粒子衝突位置検出装置及び方法、粒子加速器のビーム軌道調整システム |
CN113905500A (zh) * | 2021-10-12 | 2022-01-07 | 中国原子能科学研究院 | 串列加速器 |
-
1998
- 1998-11-27 JP JP33721598A patent/JP2000164398A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006526268A (ja) * | 2003-04-25 | 2006-11-16 | ヴァリアン メディカル システムズ テクノロジーズ インコーポレイテッド | 放射強度の均等性を改善した放射線源および放射線走査システム |
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JP2010198942A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Honda Electronic Co Ltd | 粒子衝突位置検出装置及び方法、粒子加速器のビーム軌道調整システム |
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