JP2000164039A - ケーブルコード - Google Patents
ケーブルコードInfo
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- JP2000164039A JP2000164039A JP10332756A JP33275698A JP2000164039A JP 2000164039 A JP2000164039 A JP 2000164039A JP 10332756 A JP10332756 A JP 10332756A JP 33275698 A JP33275698 A JP 33275698A JP 2000164039 A JP2000164039 A JP 2000164039A
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Abstract
に当たっても、摩耗に対しても切断しにくい、耐久性に
優れたケーブルコードを提供せんとするものである。 【解決手段】本発明のケーブルコードは、伝導性素線を
合成樹脂および繊維構造体で被覆してなるケーブルコー
ドにおいて、該繊維構造体が、JIS L−1013に
基づいて測定されるヤング率が500g/d以上である
抗切創性合成繊維で構成されていることを特徴とするも
のである。
Description
かも耐久性に優れたケーブルコードに関する。すなわ
ち、電動工具、ポリッシャー、各種配線用コードなどに
使用する電気コードや電線ケーブルコード、光通信用の
光ファイバーケーブルコードなどのケーブルコードに関
するものである。
ーブルコードや電気コードは、金属銅線の外周を塩化ビ
ニルなどの樹脂で被覆したものを数本集合し、その外周
に再度塩化ビニル、または合成ゴムなどを被覆したもの
か、または、銅線の外周を塩化ビニルなどの樹脂で被覆
したものを数本集合した後、木綿布などを用いてこれら
の集合コードの上を覆い、この上から再度塩化ビニル、
または合成ゴムなどで被覆したもの、またはまれに直径
の大きい電線ケーブルコードや電気コードにおいてはス
テンレスなどの金属線を被覆樹脂層の中に挿入している
ものなどが知られている。また、光ファイバーケーブル
コードも、かかる電線ケーブルコードや電気コードと同
じ構造のケーブルコードが使用されていたものである。
ケーブルコードは、たとえば電気コードを、電動工具や
ポリッシャーなどに使用した場合、工具自身の刃先、研
磨部などによつて電気コードを削ったり切断することが
あるし、また、該電気コードは、その先端のプラグをコ
ンセントに差し込んで使用するが、コードの長さが短い
と目的の場所まで届かない場合には、作業性が悪くうま
く作業できないし、また、コンセントの位置も限られて
いる等の理由から、かかる電気コードは長いものを使用
するものであるが、その場合、例えば電気剪定機等のよ
うに刃先のバリカン部分で長くてたるんだ電気コードを
切断したり、ポリッシャーの研磨部で、床に這っている
電気コードを削ずって切断したり、切断しないまでも傷
つけ、感電、漏電などの危険な状態になることがしばし
ばあった。また、従来の木綿が樹脂のなかに被覆されて
いるものでは、木綿の耐切創性が低いため、切断や摩耗
に対する抵抗力がほとんどなく、また、ステンレス線入
りの電気コードでは、コード重量が大きく硬い上に、柔
軟性がなく、取り扱いにくいという問題があった。
して長距離コードで使用される場合が多く、もちろん送
信機や受信機付近では、短いコードのものが使用される
が、いずれにしても、距離が長くても短くても、摩耗や
刃物によって切れ易いとか、重いものは、作業性が悪く
て扱いにくく、特に長距離ものでは自重による切断の心
配もあったものであった。
軽くて柔軟であるにも拘らず、刃物に当たっても、摩耗
に対しても切断しにくい、耐久性に優れたケーブルコー
ドを提供せんとするものである。
術の課題を解決するために、次のような手段を採用す
る。すなわち、本発明のケーブルコードは、伝導性素線
を合成樹脂および繊維構造体で被覆してなるケーブルコ
ードにおいて、該繊維構造体が、JIS L−1013
に基づいて測定されるヤング率が500g/d以上であ
る抗切創性合成繊維で構成されていることを特徴とする
ものである。
くて柔軟であるにも拘らず、刃物に当たっても、摩耗に
対しても切断しにくい、耐久性に優れたケーブルコード
について、鋭意検討し、特定な抗切創性合成繊維からな
る繊維構造体を合成樹脂と共に用いて伝導性素線を被覆
してみたところ、意外にも、かかる課題を一挙に解決す
ることを究明したものである。
記したごとく電動工具、ポリッシャー、各種配線用コー
ドなどに使用する電気コードや電線ケーブルコード、さ
らに光通信用の光ファイバーケーブルコードなど、要す
るに電気や光などを伝導することができる機能性素線を
一本または複数本を束ねて樹脂被覆して得られた束線
を、さらに複数本束ねて樹脂被覆して構成されたものを
意味するものである。かかる素線や束線は、引揃えて構
成されたものでも、また、撚りをかけて構成されたもの
であっても、いずれでもよいし、これらの組合わせで構
成されたものであってもよい。
および光伝導性素線から選ばれた少なくとも1種を意味
するものであって、前者のものでは、導電性素材からな
る素線、たとえば金、銀、銅ならびに鉄などの導電性金
属や、たとえば炭素やヨウ化銅などの導電性化合物から
なる線条体などを使用することができる。また、後者の
ものでは、光伝導性化合物、たとえばガラスやアクリル
系重合体からなる線条体などを使用することができる。
用いた場合に代表させて説明をするが、ケーブルコード
の構造そのものは、そのまま光伝導性素線からなるもの
に転用することができるものである。すなわち、本発明
では、伝導性素線を合成樹脂および繊維構造体で被覆し
た構造に特徴を有するものであるが、特に該繊維構造体
として、JIS L−1013に基づいて測定されるヤ
ング率が500g/d以上である抗切創性合成繊維を用
いて構成するところに特徴を有するものである。伝導性
素線は、最終製品としては複数本の集合体でケーブルコ
ードを構成するが、さらにかかるケーブルコードを複数
本引揃えたり、撚ったりして、さらに太いケーブルコー
ドを形成することができるものである。
うに、導電性素材からなる素線、たとえば金、銀、銅な
らびに鉄などの導電性金属や、たとえば炭素やヨウ化銅
などの導電性化合物からなる線条体などを使用して素線
が形成されるが、かかる素線は、たとえば金属線を合成
樹脂などで被覆して形成されるが、この場合の素線は、
一本または多数本を集束したり、または、集束後に撚り
をかけた状態の金属銅線を芯に、塩化ビニル、ポリエチ
レンなどの合成樹脂を鞘部分に被覆した束線(コード)
であってもよい。かかる素線、つまり、芯の銅線は、電
気容量によって銅線の直径や集束本数が異なり、鞘部の
合成樹脂は漏電性、摩耗性、柔軟性などを考慮して選ば
れる。本発明はこれらのコードを数本集束し、さらにこ
れらの集束コードの外周に再度ゴムや合成樹脂などで被
覆して一体化する際に、合成樹脂などで被覆したコード
を数本集束したあと、抗切創性繊維から成る繊維構造
体、たとえば布帛状物を巻き付けて固定したあと、さら
にその上からゴムや合成樹脂などで被覆して把持する
か、または現行の電気コードの外周に抗切創繊維から成
る布帛状物を接着剤などでコードに全面接着して把持す
る、またはコードの外周に袋状にかぶせたり、スパイラ
ル状に巻き付けたものである。以下、本発明を図面によ
り説明する。
(たとえば電気コード)の構成を示すものである。図1
は、抗切創性繊維から成る布帛状物を最外層の合成樹脂
で被覆した状態のケーブルコードを示し、図2は、外層
の合成樹脂層の上に抗切創性繊維から成る布帛状物を巻
き付けた状態を示す。図3は、抗切創性繊維から成る袋
状の布帛状物をケーブルコードの外周にかぶせた状態を
示し、図4は抗切創性繊維から成る布帛状物を成型した
細幅樹脂板に貼り付け、ケーブルコードの外周にスパイ
ラル状に巻き付けた状態を示す。図1〜4において、A
は導電性金属銅線を示し、Bは該Aの銅線の外周に合成
樹脂を被ぶせた被覆体を示す。Cは抗切創性繊維から成
る布帛状物を示し、Dはゴム、合成樹脂などの被覆体を
示す。
状物CをBの被覆体の外周に巻き付けて固定する際、B
の被覆体に予め接着剤を塗布したあと、該布帛状物Cを
巻き付けて固定してもよいし、またBの被覆体に両面テ
ープを巻き付けた上からCの布帛状物を巻き付けて固定
してもよい。接着剤を用いる場合はBの被覆体の表面に
埃などが付着しないように乾いた布などで拭いた後接着
剤を塗布するのがよく、接着剤はアクリル、ウレタン、
エポキシなどBの被覆体樹脂と、Cの抗切創性繊維から
成る布帛状物の両方との接着性の高いものを選ぶ必要が
ある。
導電性金属銅線Aを被覆した合成樹脂被覆体B、および
さらにその外周を被覆したゴム、合成樹脂などから成る
被覆体Dの通常のケーブルコードの上に、Cの抗切創性
繊維から成る布帛状物を巻き付けて接着したもので、被
覆体Dと布帛状物Cとの固着は図1のBの合成樹脂被覆
体とCの布帛状物との接着と同様に双方との接着性の優
れた接着剤を選ぶことが必要である。また被覆体Dと布
帛状物Cとの固着は両面テープを用いてもよい。図1お
よび図2の布帛状物Cは、細幅のテープ状であることが
好ましく、テープ幅は10から50mm程度の幅のもの
を巻き付ける電気コードの太さに応じて適宜選択するこ
とが作業性の点から好ましい。
樹脂被覆体Bの外周に袋状に抗切創性繊維から成る布帛
状物をかぶせたもので、布帛状物に予め取り付けられた
ホック、チャック等によって袋状にすることができる。
抗切創性繊維から成る布帛状物Cは、幅、長さを限定す
るものではなく、被覆体Bの本数、作業性などを考慮し
て自由に選べる。布帛状物Cはホック、チャックなどで
袋状にした後、一端を被覆体Bにビニルテープや紐、接
着剤などで固定するが、他の部分は被覆体Bと接着した
り固定する必要はない。布帛状物に取り付けるホックの
間隔はとくに限定しないが、間隔が長すぎると中の被覆
体Bがはみ出すことがあるので100mm程度以内が好
ましい。
維から成る織物、編み物、不織布などの布帛状物Cを市
販のスパイラル状樹脂板に接着剤や両面テープで接着さ
せ、導電性金属銅線Aを被覆した合成樹脂被覆体Bの外
周に把持させたものである。この場合もスパイラル状樹
脂板の一端を被覆体Bと接着またはビニルテープ、紐な
どで固定してもよいが、スパイラル状樹脂板の大部分は
被覆体Bと接着することなく用いる。
繊維から成る布帛状物Cを被覆体Dの外周に用いてもよ
い。また図1および図2に示すケーブルコードの外周に
図3および図4の布帛状物Cを用いると耐切創性は更に
向上し望ましい。
繊維構造体(布帛状物)について述べる。本発明の抗切
創性繊維とは、繊維の弾性率が500g/d以上の繊維
であり、この弾性率は、JIS L−1013の7.1
0に基づいて測定されたものである。繊維構造体やコー
ドなどの刃物による切りにくさは、切創抵抗、切創回数
などで示すことができ、弾性率の大きい繊維であるもの
が、耐切創性は向上するものである。ヤング率が500
g/d未満の繊維、例えばポリアミド、ポリエステル等
の繊維は、刃物で簡単に切断することができるが、例え
ばパラ系芳香族ポリアミド繊維や炭素繊維などのよう
な、ヤング率が500g/d以上の繊維からなるもの
は、鋏やナイフでは切れにくいものである。したがっ
て、かかるヤング率の高い繊維を用いて構成された繊維
構造体からなるケーブルコードは切れにくくなり好まし
い。しかし、ガラス繊維や炭素繊維はヤング率は高くて
好ましいが、折り曲げ、捻れ性が悪いためこれらの繊維
をもちいて布帛状物に加工する際、加工性が悪いという
欠点がある。またこれらの他にもポリエチレン、アクリ
ルなどの高弾性繊維があるが、中でもポリフェニレンテ
レフタルアミド繊維が、耐切創性、加工性等の面から最
も好ましく使用される。このような抗切創性繊維を用い
た布帛状物とは、織物、編み物、不織布のことを意味す
るものである。かかる繊維構造体は、合成樹脂との複合
品であってもよいし、例えば不織布に織物を貼り合わせ
たようなものであってもよい。
等による不織布の場合は、織物や編み物と同目付でも、
耐切創性が高くなる傾向があるので好ましく使用され
る。また、編み物の場合は、表裏同組織の両面編みがコ
ードに巻き付ける際にカールしない特徴があるので好ま
しい。また、織物の場合は、例えば経糸か緯糸のどちら
か一方に抗切創性繊維を用いてもよく、もちろん経糸、
緯糸の両方に抗切創繊維を用いてもよい。また、作業性
の面からは、織物の幅が小さいテープ状のものが好まし
く、たとえば織物幅としては、50mm以下が好ましい
が、この範囲以外でもかまわない。
付は、大きい方が耐切創性は高く好ましいが、目付が大
きすぎると重量が大きくなり、取り扱い性も悪くなる傾
向があるので、ケーブルコードの取り扱い性、作業性の
点から、100g/m2 〜500g/m2 、さらに好ま
しくは100g/m2 〜300g/m2 の範囲の目付を
有するものが好ましく使用される。
構造体(布帛状物)は、切創抵抗が300g以上、さら
に好ましくは500g以上であることが望ましい。すな
わち、切創抵抗が300g以下の布帛状物を用いた場合
は、比較的刃物で切断しやすくなるのでこのましくな
い。ここで言う切創抵抗とは、実開平4−18346号
公報に示す切創抵抗測定装置に実用新案登録第3030
945号の切創試験用刃物を用い、定速型引張り試験機
で引張り速度50cm/分で試験し、サンプルが切創され
るときの最大抵抗を引っ張り試験機の記録計から読みと
ったものである。本発明でいう抗切創性繊維を用いた繊
維構造体は、図2に示すようにケーブルコードの最外層
に把持させる場合は、接着剤を介して接着させることが
できるが、図1に示すように、抗切創性繊維を用いた布
帛状物を、さらにゴムや合成樹脂などのゴム弾性を有す
る樹脂Bで被覆する場合は、該布帛状物CをBの樹脂被
覆体に巻き付けて固定した後、例えば通常の電線被覆機
などを用い、Dの樹脂などのポリマーを溶融しながら押
し出し、Cの布帛状物の上に被覆することができる。
BR等の合成ゴム、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリア
ミド、ポリエステル樹脂などのゴム弾性を有する樹脂
が、柔軟性、摩耗性、比重などから使用される。また、
かかる樹脂被膜は、厚さの薄いものが、柔軟性の点から
好ましい。
89885号公報に示す防護資材の耐切創性試験装置を
用いて測定される、0.3ポンド荷重時の切創回数がコ
ード断面積1mm2 当たり、30回以上であることが実用
性の点から必要である。
る。実施例中、布帛の切創抵抗はは実開平4−1834
6号公報に示す切創抵抗測定装置を用い、ホルダーに把
持された布帛状物のサンプルを切創する際、実用新案登
録第3030945号の切創試験用刃物を取り付け、定
速型引張り試験機で速度50cm/分で刃物をサンプルに
押しつけて試験し、サンプルが切創されるときの最大抵
抗を引っ張り試験機の記録計から読みとったものであ
る。
−189885号公報に示す防護資材の耐切創性試験装
置を用い、押圧荷重0.3ポンドの条件で片刃の剃刀を
押さえながら水平に往復運動させてケーブルコードの厚
さ方向に切っていき、切創刃物がケーブルコードの中の
銅線Aに接した時に自動的に装置が停止するのでその時
の回数を読みとり、ケーブルコードの直径から計算で求
めた断面積で回数を割った値である。
ラスチックの曲げ試験方法)の3点式曲げ試験装置を用
い、ケーブルコードを150mmに切断し、支店間距離1
00mmの中央部を定速型引っ張り試験機に取り付けた加
圧くさびで100mm/分の速度で押さえ込んだときの、
最も大きな抵抗値を読みとって表したものである。なお
実施例4、および実施例5はケーブルコードの外周に布
帛状物Dをケーブルコードとおなじ長さになるように切
り取り、布帛状物の一端をビニルテープでケーブルコー
ドに縛った状態で試験した。
を少数1位まで測定し、1m当たりの重量に換算したも
のである。また直径はノギスを用いて測定した。
引き揃えて両面テープを巻き付け、その外周に目付が3
10g/m2 のタテ、ヨコ糸ともポリパラフェニレンテ
レフタルアミド繊維を用いて厚さ0.44mm、幅25mm
に製織したスピンドルテープを巻き付けてよく押さえて
接着し、さらにその外周に再びポリ塩化ビニル樹脂を
0.5mm厚さに被覆したケーブルコードを得た。
た被覆体Bを3本引き揃えた外周にさらに厚さ0.5mm
になるようにポリ塩化ビニル樹脂で被覆し、その外周に
実施例1で使用した目付310g/m2 で厚さ0.44
mm、幅25mmのポリパラフェニレンテレフタルアミド繊
維からなるスピンドルテープを両面テープで接着させた
ケーブルコードを得た。
被覆体Bの外周にさらに厚さ0.5mmになるようにポリ
塩化ビニル樹脂で被覆し、その外周に目付400g/m
2 で厚さ0.55mm、幅25mmのタテ、ヨコ糸ともポリ
パラフェニレンテレフタルアミド繊維からなるスピンド
ルテープを両面テープで接着させたケーブルコードを得
た。
た被覆体Bを3本引き揃え、その外周に、目付400g
/m2 で厚さ0.55mm、幅30mmのスピンドルテープ
の幅方向の両端に30mm間隔にプラスチック製のホック
を取り付けた布帛状物を袋状にかぶせたケーブルコード
を得た。
た被覆体Bを3本引き揃え、興和化成(株)の厚さ0.
8mm、幅20mmのナイロンスバイラルチューブに目付が
310g/m2 のタテ、ヨコ糸ともポリパラフェニレン
テレフタルアミド繊維を用いて厚さ0.44mm、幅20
mmに製織したスピンドルテープを両面テープで接着した
ものを巻き付け、スパイラルチューブの一端を被覆体B
にビニルテープで固定したケーブルコードを得た。
覆した被覆体Bを3本引き揃えた外周に、さらに厚さ2
mmになるようにポリ塩化ビニル樹脂のみで被覆した従来
のケーブルコードを得た。
覆した被覆体Bを3本引き揃えた外周に、直径が120
ミクロンのステンレス金属線6本を引き揃え、製紐機で
16打ちで筒状に編成した金属線からなる目付が14.
5g/m2 の組み紐をかぶせ、さらにその外周に厚さ1
mmになるようにポリ塩化ビニル樹脂のみで被覆したケー
ブルコードを得た。実施例1〜5および比較例1、2の
特性を、表1に示す。
た実施例のケーブルコードは比較例1の従来のコードに
比べて耐切創性が高く優れており、また柔軟である。ま
た実施例1〜5のケーブルコードは比較例2のケーブル
コードに比べ、耐切創性はほぼステンレン線を混入した
もの並かそれ以上で、しかも、曲げ硬さが小さく柔軟で
あることがわかる。
ても擦られても、摩耗しにくく切れにくいケーブルコー
ドを提供することができ、したがってケーブル工具やポ
リッシヤーなどに使用しても、該コードが切断して感電
したりせず安全である。またコードそのものが柔軟で軽
く取り扱いやすく、ケーブルコードを丸めたりコードリ
ールに巻いても型くずれしにくい特徴を有する。
示す概略図である。
例を示す概略図である。
他の一例を示す概略図である。
さらに他の一例を示す概略図である。
Claims (10)
- 【請求項1】伝導性素線を合成樹脂および繊維構造体で
被覆してなるケーブルコードにおいて、該繊維構造体
が、JIS L−1013に基づいて測定されるヤング
率が500g/d以上である抗切創性合成繊維で構成さ
れていることを特徴とするケーブルコード。 - 【請求項2】該合成樹脂が、ゴム弾性を有する樹脂であ
る請求項1記載のケーブルコード。 - 【請求項3】該繊維構造体が、該合成樹脂と複合された
ものである請求項1または2記載のケーブルコード。 - 【請求項4】該複合体の形態が、該繊維構造体を該コー
ドの内層側または外周側に配置させたものである請求項
3記載のケーブルコード。 - 【請求項5】該繊維構造体が、接着剤を介して複合され
ているものである請求項3または4記載のケーブルコー
ド。 - 【請求項6】該抗切創性繊維が、ポリパラフェニレンテ
レフタルアミド繊維である請求項1〜5のいずれかに記
載のケーブルコード。 - 【請求項7】該繊維構造体が、織物、不織布および編み
物から選ばれた少なくとも1種の布帛状物である請求項
1〜6のいずれかに記載のケーブルコード。 - 【請求項8】該繊維構造体が、複数層配置されたもので
ある請求項1〜7のいずれかに記載のケーブルコード。 - 【請求項9】該繊維構造体が、テープ状物である請求項
1〜8のいずれかに記載のケーブルコード。 - 【請求項10】該繊維構造体が、100g/m2 〜50
0g/m2 の範囲の目付を有するものである請求項1〜
9のいずれかに記載のケーブルコード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10332756A JP2000164039A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | ケーブルコード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10332756A JP2000164039A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | ケーブルコード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000164039A true JP2000164039A (ja) | 2000-06-16 |
Family
ID=18258505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10332756A Pending JP2000164039A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | ケーブルコード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000164039A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017525863A (ja) * | 2014-08-22 | 2017-09-07 | レオニ ボルトネッツ−ジステーメ ゲーエムベーハー | ケーブルセットおよびこのケーブルセットの製造方法 |
JP2018113200A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 住友電気工業株式会社 | 通信用集合ケーブル |
CN108376593A (zh) * | 2018-01-23 | 2018-08-07 | 安徽天康创新科技有限公司 | 一种线缆护套阻燃耐磨处理工艺 |
-
1998
- 1998-11-24 JP JP10332756A patent/JP2000164039A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017525863A (ja) * | 2014-08-22 | 2017-09-07 | レオニ ボルトネッツ−ジステーメ ゲーエムベーハー | ケーブルセットおよびこのケーブルセットの製造方法 |
JP2018113200A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 住友電気工業株式会社 | 通信用集合ケーブル |
CN108376593A (zh) * | 2018-01-23 | 2018-08-07 | 安徽天康创新科技有限公司 | 一种线缆护套阻燃耐磨处理工艺 |
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