JP2000162307A - 原子炉容器点検ロボットの位置標定用レーザ追尾装置 - Google Patents

原子炉容器点検ロボットの位置標定用レーザ追尾装置

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JP2000162307A
JP2000162307A JP10339703A JP33970398A JP2000162307A JP 2000162307 A JP2000162307 A JP 2000162307A JP 10339703 A JP10339703 A JP 10339703A JP 33970398 A JP33970398 A JP 33970398A JP 2000162307 A JP2000162307 A JP 2000162307A
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light
mirror
laser
sensor head
optical system
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JP10339703A
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Tomio Aoyama
富夫 青山
Masaru Taniguchi
優 谷口
Yoshikatsu Takeda
義勝 武田
Kunio Shibaike
国雄 芝池
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ロボット1の位置すなわち反射鏡2
とセンサヘッド5の方向角度を正確にかつ短時間でする
ことが出来る装置を提供することを目的とする。 【解決手段】(A)センサヘッド51へレーザ光を出力
するレーザ光発生装置50と、(B)センサヘッド51
から出射されたレーザ光9を反射するとともに、原子炉
容器点検ロボット1の端部に取付けられた反射鏡2と、
(C)反射鏡2を目標にして追従動作する前記センサヘ
ッド51の下に取付けられた垂直軸4および旋回軸3
と、(D)反射鏡2からのレーザ反射戻り光10を前記
センサヘッド51から入力する計測装置6と、(E)計
測装置6からの信号に基づき、垂直軸4および旋回軸3
の制御を行う制御装置7と、(F)センサヘッド51に
より得られた距離データと、垂直軸4と旋回軸3から得
られたそれぞれの角度値から、ロボット1の3次元位置
を求める計算機8とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉容器点検ロ
ボットの位置標定用レーザ追尾装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図4〜図8に示す。
【0003】図4は、従来の装置の構成を示す図、図5
は、図4の装置のセンサヘッド内の光学部品の構成を示
す図、図6は、図4の装置の反射鏡の構成を示す図、図
7は、図5のCCDカメラで撮像された画像例を示す
図、図8は、従来の装置により正確にレーザ反射戻り光
を受光素子に入射させる方法の説明図である。
【0004】図4に示すように、従来の装置では、原子
炉容器の内壁面を点検するために、壁面を移動しながら
検査を行うロボット1と、ロボット1の端部に取付けら
れた反射鏡2と、反射鏡2を目標に追従動作する垂直軸
4と旋回軸3上に取付けられたセンサヘッド5とにより
計測を行い、得られたデータを計測装置6で種々の演算
を行うと共に、垂直軸4と旋回軸3の制御を制御装置7
により行い、計算機8によりセンサヘッド5により得ら
れた距離データと、垂直軸4と旋回軸3から得られたそ
れぞれの角度値から、三角測量法に基づき演算し、ロボ
ット1の3次元位置を求めている。
【0005】図5は、従来の装置のセンサヘッド5内の
光学部品の構成を示す図で、光ファイバー13で導かれ
た出射レーザ光9は、投光レンズ12により任意の平行
ビーム径にされ、ミラー11を透過して反射鏡2(図4
に図示)に出射される。
【0006】前記反射鏡2に入射した出射レーザ光9
は、反射鏡2により反射され、レーザ反射戻り光10と
して再びセンサヘッド5へ戻る。
【0007】このレーザ反射戻り光10は、センサヘッ
ド5のミラー11を透過して集光レンズ15により集光
され、受光素子16へ入射され、受光素子16から計測
装置6へ出力される。
【0008】一方、センサヘッド5からの出射レーザ光
9を反射鏡2に正確に入射させるために、レーザ反射戻
り光10をミラー11で反射させ、出射レーザ光9と同
軸上の反射鏡2をCCDカメラ14により撮像し、CC
Dカメラ14から計測装置6へ出力されるように構成さ
れている。
【0009】図6は、図4の反射鏡2の構成を示す。
【0010】図6に示すように、反射鏡2は反射鏡ケー
ス22内に収納され、反射鏡2の中央部にはCCDカメ
ラ14で撮像する際のターゲットとなる照明23が取り
つけられている。
【0011】ここでセンサヘッド5により、正確に出射
レーザ光9を反射鏡2に入射させるための方向角を求め
るための手順は、次のようにする。
【0012】まず図5のCCDカメラ14で撮像された
画像例(図7)にについて検討する。 図7(a)で
は、撮像画面24上に反射鏡2が映し出されているが、
撮像画面24の端部に位置している。それは、反射鏡2
との方向角度がずれた状態にあるためである。
【0013】そのため、図7(b)に示すように、受光
素子16でのレーザ光検知可能エリア25内に反射鏡の
中央部照明23がくるように、垂直軸4と旋回軸3を駆
動制御し、レーザ光検知可能エリア25内に撮像される
ようにする。
【0014】この操作(粗精度追尾)により、概ね、レ
ーザ反射戻り光10は受光素子16に入射する位置とな
る。
【0015】更に正確にレーザ反射戻り光10を反射鏡
2へ入射(精密追尾)させるために、図8に示すよう
に、受光素子16の出力をモニタし、旋回軸3を微小に
駆動させると、レーザビームスポットは、スポット軌跡
18のように水平方向に移動する。
【0016】また、垂直軸4を微小に駆動させると、レ
ーザビームスポットはスポット軌跡17のように垂直方
向に、それぞれ受光素子16の受光検知面19上を通過
することになる。
【0017】その時の受光素子16の出力は、図8
(b)に示すように、受光検知面19上にレーザビーム
スポットが照射した時に最も出力値が増加し、受光ピー
ク点21となる。
【0018】その受光素子16の出力をモニタしなが
ら、垂直軸4と旋回軸3を駆動し、受光ピーク点21を
検知し、この位置でそれぞれの駆動軸を停止する。
【0019】このように精密追尾することにより、セン
サヘッド5と反射鏡2との方向と角度が正確に合ったこ
とになる。
【0020】このようにして、ロボット1の位置すなわ
ち反射鏡2とセンサヘッド5の方向と角度を正確に求め
たのち、センサヘッド5から出射されるレーザ光により
距離を求めて、方向と角度と距離からロボット1の3次
元位置を標定していた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
は、次のような問題がある。 (1)従来の技術では、CCDカメラ14による粗精度
追尾の後、受光素子16による精密追尾時に、垂直軸4
と旋回軸3をそれぞれ駆動させて求めていた。 (2)そのために、走査に時間を要していた。
【0022】本発明は、これらの問題を解決することが
できる装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】(第1の手段)本発明に
係る原子炉容器点検ロボットの位置標定用レーザ追尾装
置は、(A)センサヘッド51へレーザ光を出力するレ
ーザ光発生装置50と、(B)前記センサヘッド51か
ら出射されたレーザ光9を反射するとともに、原子炉容
器点検ロボット1の端部に取付けられた反射鏡2と、
(C)前記反射鏡2を目標にして追従動作する前記セン
サヘッド51の下に取付けられた垂直軸4および旋回軸
3と、(D)前記反射鏡2からのレーザ反射戻り光10
を前記センサヘッド51から入力する計測装置6と、
(E)前記計測装置6からの信号に基づき、前記垂直軸
4および旋回軸3の制御を行う制御装置7と、(F)前
記センサヘッド51により得られた距離データと、前記
垂直軸4と旋回軸3から得られたそれぞれの角度値か
ら、前記ロボット1の3次元位置を求める計算機8とか
らなることを特徴とする。 (第2の手段)(A)本発明に係る原子炉容器点検ロボ
ットの位置標定用レーザ追尾装置の第1の手段における
センサヘッド51は、第1光学系と、第2光学系と、第
3光学系とからなり、(B)前記第1光学系は、前記レ
ーザ光発生装置50からのレーザ光をセンサヘッド51
に導く光ファイバー13と、前記レーザ光を平行光で出
射するための投光レンズ12と、前記投光レンズ12か
らの光を透過させて出射レーザ光9を反射鏡2に導くと
ともに、前記反射鏡2からのレーザ反射戻り光10の1
部を透過させて第1集光レンズ45に導く第1ミラー4
1と、前記反射鏡2からのレーザ反射戻り光10のうち
第1ミラー41を透過した光を受光素子16に入射させ
る第1集光レンズ45と、前記第1集光レンズ45から
のレーザ反射戻り光10を受光し、距離を算出するため
の情報を検出して計測装置6に出力する受光素子16と
から成り、(C)前記第2光学系は、前記反射鏡2から
のレーザ反射戻り光10のうち第1ミラー41により9
0度方向に分岐された光を透過させて第2集光レンズ4
6に導く第2ミラー42と、第2集光レンズ46と、前
記第2集光レンズ46からの光を入射し、計測装置6に
出力する位置検出素子28から成り、(D)前記第3光
学系は、前記反射鏡2からのレーザ反射戻り光10のう
ち前記第1ミラー41により90度方向に分岐された光
の1部を、更に90度方向に分岐する第2ミラー42
と、 前記第2ミラー42により90度方向に分岐され
たレーザ反射戻り光10を入射し、計測装置6に出力す
るCCDカメラ14とから成ることを特徴とする。
【0024】すなわち、本発明装置は、第1光学系のセ
ンサヘッド51と反射鏡2の方位角を正確に、かつ必要
最小限の構成部品で行うために、第2光学系により、レ
ーザ距離計測に用いるレーザ光を利用して、このレーザ
ビームを90度偏向し、その方向に位置検出素子28を
配置する。そのため、レーザビーム位置が正確に測定す
ることが出来る。
【0025】また第3光学系を用いて、第2光学系のレ
ーザ光を更に90度偏向させた位置に、粗追尾用のCC
Dカメラ14を配置することにより、CCDカメラ14
で出射レーザ光9と同軸上の映像を撮像できるようにし
た。
【0026】このように配置することにより、センサヘ
ッド寸法を大型化することなく高性能を有するセンサヘ
ッドを構成することが出来る。
【0027】また位置検出素子28により、ビーム位置
を直接計測し、フィードバック制御により位置合せを可
能としたことにより、ビームとの位置合せの時間を短縮
することが出来る。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態を図1〜図3に示す。
【0029】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
装置の構成図。
【0030】図2は、図1の装置のセンサヘッド51内
の光学部品の配置図、図3は、図2のレーザ反射戻り光
10の入射位置を計測するセンサの原理の説明図であ
る。
【0031】図1〜図2に示すように本発明装置は、レ
ーザ光発生装置50と、センサヘッド51から出射され
たレーザ光を反射する原子炉容器点検ロボット1の端部
に取付けられた反射鏡2と、センサヘッド51の下に取
付けられ反射鏡2を目標に追従動作する垂直軸4および
旋回軸3と、センサヘッド51からのレーザ反射戻り光
10を入力する計測装置6と、垂直軸4および旋回軸3
の制御を行う制御装置7と、センサヘッド51により得
られた距離データと、垂直軸4と旋回軸3から得られた
それぞれの角度値から、ロボット1の3次元位置を求め
計算機8とからなる。
【0032】本発明装置(図1)では、従来装置(図
4)のセンサヘッド5(図5)の代わりに、図2に示す
センサヘッド51を採用している。
【0033】次に、図2に基づいて、本発明装置で採用
するセンサヘッド51につき説明する。
【0034】センサヘッド51内の光学部品は、下記の
第1光学系と、第2光学系と、第3光学系とからなり、
図2に示すように配置する。 (第1光学系)第1光学系は、レーザ光発生装置50に
より発生したレーザ光をセンサヘッド51に導く光ファ
イバー13と、このレーザ光を平行光で出射するための
投光レンズ12と、投光レンズ12からの光を透過させ
て出射レーザ光9を反射鏡2に導くとともに、反射鏡2
からのレーザ反射戻り光10の1部を透過させて第1集
光レンズ45に導く第1ミラー41と、反射鏡2からの
レーザ反射戻り光10のうち第1ミラー41を透過した
光を受光素子16に入射させる第1集光レンズ45と、
受光素子16とから成る。
【0035】受光素子16の役割は、ロボット1までの
距離を算出するためにレーザ反射戻り光10を受光し、
距離を算出するための情報(強度変調された信号)を検
出することにある。
【0036】受光素子16の出力は、計測装置6に入力
される。
【0037】計測装置6は、レーザ反射戻り光10の強
度変調と成分を検出し計算機8に出力する。
【0038】計算機8では、出射レーザ光9とレーザ反
射戻り光10の位相差から距離を算出する。この場合制
御装置7は介在しない。 (第2光学系)第2光学系は、反射鏡2からのレーザ反
射戻り光10のうち前記第1ミラー41により90度方
向に分岐された光の1部を透過させて第2集光レンズ4
6に導く第2ミラー42と、第2集光レンズ46と、第
2集光レンズ46からの光を入射する位置検出素子28
から成る。
【0039】位置検出素子28の出力は計測装置6に入
力され、位置検出素子28上のビームスポット29の照
射位置を検出し、計算機8へ入力される。
【0040】計算機8ではビームスポット29のずれ量
から垂直軸4と旋回軸3の駆動方向と量を算出し、制御
装置7に出力する。
【0041】制御装置7では、計算機8からの信号に基
づき各軸を駆動制御する。 (第3光学系)第3光学系は、反射鏡2からのレーザ反
射戻り光10のうち第1ミラー41により90度方向に
分岐された光の1部を更に90度方向に分岐する第2ミ
ラー42と、第2ミラー42により90度方向に分岐さ
れたレーザ反射戻り光10を入射するCCDカメラ14
とから成る。
【0042】CCDカメラ14の出力は計測装置6に入
力され、反射鏡2の中央部照明23が撮像画面のどの位
置にあるかを計測し、レーザ光検知可能エリア25内に
撮像されるように垂直軸4と旋回軸3を駆動制御させる
信号を制御装置7に出力する。
【0043】このとき計算機8は計測装置6により得ら
れた画像位置から各軸を駆動させる方向および移動量な
どを計算する。
【0044】本発明装置の第1ミラー41と第2ミラー
42は次のような特性をもつ。 (A)第1ミラー41は、 使用するレーザ光の波長に対して、例えば、1/2を
透過し、1/2を反射させる特性を持ち、 かつ、CCDカメラ14でレーザ光の出射方向を撮像
するために、可視域の波長は全反射させる特性のフィル
タ性能を有するミラーであり、一般にはダイクロイック
ミラーといわれている。 (B)第2ミラー42は、 使用するレーザ光の波長はすべて透過し、 かつ可視域の波長は全反射させる特性のフィルタ性能
を有するミラーである。
【0045】従って、 レーザ反射戻り光10の1部は第1ミラー41を透過
し、 レーザ反射戻り光10の1部は第1ミラー41により
90度方向に分岐されるとともに、 第1ミラー41により分岐された光の1部は第2ミラ
ー42を透過して第2集光レンズ46により位置検出素
子28へ入射され、 第1ミラー41により分岐された光の1部は第1ミラ
ー41により90度方向に分岐され、CCDカメラ14
へ入射されることになる。 (C)そして、CCDカメラ14により、出射レーザ光
9と同じ方位を撮像するために、第2ミラー42および
第1ミラー41により撮像方位をそれぞれ90度偏向さ
れた後、撮像される。
【0046】したがって、つぎのように作用する。 (1)図2のように光学部品を配置することにより、レ
ーザ反射戻り光10は、第1ミラー41により1部のレ
ーザ光は90度偏向され、このレーザ光は第2ミラー4
2を透過し、位置検出素子28に入射する。そのため、
この位置検出素子28により、入射したレーザビーム位
置を直接検出することが出来る。 (2)さらに、第2ミラー42と第1ミラー41によ
り、2回90度視野を偏向させて撮像できる構成とした
ために、CCDカメラ14による出射レーザ光9の出射
方向の撮像をも可能になる。 (3)図3に、レーザ光の入射ビーム位置を直接検出す
る位置検出素子28の代表例を示す。
【0047】図3(a)は、レーザビーム位置を直接検
出する位置検出素子の例を示す。
【0048】位置検出素子30上にビームスポット29
が入射されると、素子上に流れる電流の水平方向電流あ
るいは垂直方向電流値が入射位置により変化し、その電
流比率から位置検出素子30上でのビームスポット位置
に応じた電流(電圧)、すなわち、X座標値とY座標値
の出力が得られる仕組みとなっている。
【0049】図3(b)は、フォトセンサが十字型に4
分割されたセンサの例を示す。
【0050】4分割されたそれぞれのフォトセンサから
受光光量に応じた出力電圧が得られる構造になってい
る。
【0051】ここで、4分割フォトセンサ33上にビー
ムスポット29が入射されると、出力a〜dの4出力に
それぞれ受光光量に応じた出力が得られる。その出力値
【0052】
【数1】
【0053】のように演算処理することにより、4分割
フォトセンサ33上でのX座標値とY座標値が得られ
る。
【0054】このような本発明装置の光学構成および配
置により、反射鏡2との方向角の位置合せを行うには、
(1)粗精度追尾には、従来同様にCCDカメラ14に
より粗精度追尾を行い、(2)精密追尾時には、位置検
出素子28により得られたX座標値とY座標値に基づ
き、垂直軸4と旋回軸3を駆動、制御することにより、
容易に位置合せが可能となる。
【0055】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)粗精度追尾にはCCDカメラ14により粗精度追
尾を行い、精密追尾時には位置検出素子28により得ら
れたX座標値とY座標値に基づき、垂直軸4と旋回軸3
を駆動、制御することにより、容易に位置合せが可能と
なる。
【0056】そのため、垂直軸4と旋回軸3の無駄な動
作も無くなり、高精度の位置合せを実現することが出来
る。 (2)本発明装置の第1光学系と、第2光学系と、第3
光学系からなるセンサヘッド51の採用により、センサ
ヘッド寸法を大型化することなく高性能を有するセンサ
ヘッドを構成することが出来る。 (3)位置検出素子28によりビーム位置を直接計測
し、フィードバック制御により、正確に出射レーザ光9
を反射鏡2に入射させるための方向角を求めるための位
置合せを可能としたことにより、ビームとの位置合せの
時間を短縮することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る装置の構成
図。
【図2】本発明装置のセンサヘッド内の光学部品の配置
図。
【図3】図2のレーザ反射戻り光の入射位置を計測する
センサの原理の説明図。
【図4】従来の装置の構成を示す図。
【図5】図4の装置のセンサヘッド5内の光学部品の成
を示す図。
【図6】図4の装置の反射鏡の構成を示す図。
【図7】図5のCCDカメラで撮像された画像例を示す
図。
【図8】従来の装置により正確にレーザ反射戻り光を受
光素子に入射させる方法の説明図。
【符号の説明】
1 …ロボット 2 …反射鏡 3 …旋回軸 4 …垂直軸 5 …センサヘッド 6 …計測装置 7 …制御装置 8 …計算機 9 …出射レーザ光 10…レーザ反射戻り光 11…ミラー 12…投光レンズ 13…光ファイバー 14…CCDカメラ 15…集光レンズ 16…受光素子 17…スポット軌跡 18…スポット軌跡 19…受光検知面 21…受光ピーク点 22…反射鏡ケース 23…反射鏡の中央部照明 24…撮像画面 25…レーザ光検知可能エリア 28…位置検出素子 29…ビームスポット 30…位置検出素子 31…X座標出力 32…Y座標出力 33…4分割フォトセンサ 41…第1ミラー 42…第2ミラー 45…第1集光レンズ 46…第2集光レンズ 50…レーザ光発生装置 51…センサヘッド 60…容器点検装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 義勝 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 芝池 国雄 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 2F065 AA04 BB15 CC11 DD03 FF31 GG04 HH04 JJ03 LL02 LL04 MM15 PP03 5J084 AA02 AA05 AB01 AD01 BA03 BA11 BA32 BA33 BB02 BB21 BB31 CA67 DA01 EA04 EA23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)センサヘッドへレーザ光を出力する
    レーザ光発生装置と、(B)前記センサヘッドから出射
    されたレーザ光を反射するとともに、原子炉容器点検ロ
    ボットの端部に取付けられた反射鏡と、(C)前記反射
    鏡を目標にして追従動作する前記センサヘッドの下に取
    付けられた垂直軸および旋回軸と、(D)前記反射鏡か
    らのレーザ反射戻り光を前記センサヘッドから入力する
    計測装置と、(E)前記計測装置からの信号に基づき、
    前記垂直軸および旋回軸の制御を行う制御装置と、
    (F)前記センサヘッドにより得られた距離データと、
    前記垂直軸と旋回軸から得られたそれぞれの角度値か
    ら、前記ロボットの3次元位置を求める計算機とからな
    ることを特徴とする原子炉容器点検ロボットの位置標定
    用レーザ追尾装置。
  2. 【請求項2】(A)前記センサヘッドは、第1光学系
    と、第2光学系と、第3光学系とからなり、(B)前記
    第1光学系は、前記レーザ光発生装置からのレーザ光を
    前記センサヘッドに導く光ファイバーと、前記レーザ光
    を平行光で出射するための投光レンズと、 前記投光レンズからの光を透過させて出射レーザ光を反
    射鏡に導くとともに、前記反射鏡からのレーザ反射戻り
    光の1部を透過させて第1集光レンズに導く第1ミラー
    と、 前記反射鏡からのレーザ反射戻り光のうち第1ミラーを
    透過した光を受光素子に入射させる第1集光レンズと、 前記第1集光レンズからのレーザ反射戻り光を受光し、
    距離を算出するための情報を検出して計測装置に出力す
    る受光素子とから成り、 (C)前記第2光学系は、前記反射鏡からのレーザ反射
    戻り光のうち前記第1ミラーにより90度方向に分岐さ
    れた光を透過させて第2集光レンズに導く第2ミラー
    と、 第2集光レンズと、 前記第2集光レンズからの光を入射し、前記計測装置に
    出力する位置検出素子から成り、(D)前記第3光学系
    は、 前記反射鏡からのレーザ反射戻り光のうち前記第1ミラ
    ーにより90度方向に分岐された光の1部を、更に90
    度方向に分岐する第2ミラーと、 前記第2ミラーにより90度方向に分岐されたレーザ反
    射戻り光を入射し、前記計測装置に出力するCCDカメ
    ラとから成ることを特徴とする請求項1に記載の原子炉
    容器点検ロボットの位置標定用レーザ追尾装置。
JP10339703A 1998-11-30 1998-11-30 原子炉容器点検ロボットの位置標定用レーザ追尾装置 Withdrawn JP2000162307A (ja)

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